JPWO2006051829A1 - 養豚方法 - Google Patents

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Abstract

豚の発育を向上させてその肉質を向上させるために、豚の糞尿による悪臭を少なくし、且つ、飼育効率が良く良質な肉質が得られるようにした養豚方法を提供する。本発明の養豚方法は、水を活水化する第1のセラミックス層を通過させて水を給水する活水設備が敷設された養豚舎で、植物性材料から得られたシリカを主成分とした第2のセラミックスを0.1重量%〜3重量%飼料に混ぜて豚に給餌する。さらに、1重量%〜10重量%の第2のセラミックスをおが屑に混合し、これを敷き詰めて豚の床敷とする。

Description

本発明は、豚を飼育する際の養豚方法に関する。
豚の飼育に関し、近年、豚を大量に生産することにより、低コストが図られているが、周囲に及ぼす環境の悪影響や、飼育環境の悪化に伴う肉質の低下など様々な問題を有している。また、大量に発生する糞尿は、その処理をする為に、莫大な設備投資を迫られることにもなる。
動物の健康増進や臭いを低減させるものとして、特許第2975562号公報には、動物の飼料中に遠赤外線放射物質である石質隕石の粉末を含ませる動物用飼料が開示されている。この動物用飼料は、飼料の原材料1kgあたり5〜15gを添加することが良いとするものである。そして、粉末の粒径は40〜50μmであること、及び、石質隕石の成分は二酸化珪素が65%であることが記載され、犬の健康状態を良好に保ち、糞尿の臭いや体臭が消えることが示されている。このような効果については、4〜14μmの遠赤外線が、水の構造に影響を与え、水のクラスターを小さくして細胞内に浸透しやすくさせるとし、これにより、石質隕石の粉末を食べた動物は、体内において細胞が活性化され、動物の健康状態が改善されるとしている。遠赤外線放射物質としては、花崗岩の石、セラミックス、トルマリン石が利用できると記載されている。この公報は、遠赤外線放射物質をドッグフードに混ぜて肥満を防止することができる等の効果を奏するものであるとしている。
特開平9−169586号公報は、畜産施設における汚濁物の処理方法であり、家畜を飼育する畜産施設の床面に踏み床(敷材)を敷設して構成されている。敷材は発酵させた堆肥にモミガラ又は木屑等を混合したものである。そして、踏み床には、充填材の溶出液が散布されることが記載されている。敷材には、溶出性シリカ成分を含有する軽石を添加混合することが記載され、さらに、充填材の溶出液は溶出性シリカ成分を含み、水の活性化と有用微生物の増殖を補助し、敷材の堆肥化を促進すると記載されている。この公報は、敷材に家畜の排泄した糞尿を受け入れ、敷材と共に糞尿を発酵させて堆肥化するものである。尚、この公報に記載の溶出性シリカは、鉱石由来のシリカを軽石に含ませたものである。
特許第2975562号公報 特開平9−169586号公報
本発明は、豚の発育を向上させてその肉質を向上させるために、豚の糞尿による悪臭を少なくし、且つ、飼育効率が良く良質な肉質が得られるようにした養豚方法を提供するものである。
請求項1の発明は、水を活水化する第1のセラミックス層を通過させて水を給水する活水設備が敷設された養豚舎で、活水化させた水を豚の飲料水とするとともに、植物性材料から得られたシリカを主成分とした第2のセラミックスを飼料に混ぜて豚に給餌することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記第2のセラミックスをおが屑に混合し、これを敷き詰めて豚の床敷としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記植物性材料が、籾殻及び/又は大豆の皮であることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記床敷における前記第2のセラミックス含量が、1重量%〜10重量%であることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記混合飼料における前記第2のセラミックス含量が、0.1重量%〜3重量%であることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記第2のセラミックスが、五酸化リンを含むことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記第2のセラミックスが、8000メッシュを通過する微細な粉末であることを特徴とする。
請求項8の発明は、前記第1のセラミックスが、水が通過するカラム内に充填され、前記カラム内で、前記第1のセラミックスが水の通過に伴って振動するように構成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、前記第1のセラミックスが、1500℃から2000℃の温度で焼成されたものであることを特徴とする。
請求項10の発明は、前記給水設備から供給される水を前記養豚舎内に散布することを特徴とする。
水を活水化する活水設備が敷設された養豚舎は、活水化した水を豚の飲料水や、養豚舎の洗浄にいつでも利用できるので、養豚のための環境を好適なものとする。また、活水化させた水を豚の飲料水とすることにより、豚の代謝を向上させ発育を促し肉質の良い豚とする。そして、植物性材料から得られたシリカを主成分とした第2のセラミックスを飼料に混ぜた混合飼料を豚に給餌することにより、飼育される豚の発育が促され肉質が向上する。
おが屑の床敷が敷き詰められた養豚舎では、おが屑および第2のセラミックスにより、豚の糞尿による臭気が吸収されるので、臭いが基になる豚のストレスを減少させ、且つ、周囲の環境問題を減少させる。
植物性材料としての籾殻や大豆の皮には、シリカが多く含まれており、これを主成分として第2のセラミックスが好適に形成される。
おが屑に混合させる第2のセラミックスは1重量%〜10重量%程度が良く、糞尿から発生する悪臭が消され、おが屑の床敷が好適に敷設される。
飼料に混合される第2のセラミックスは、0.1重量%〜3重量%が良く豚の生育は良好なものとなる。
その成分として五酸化リンを含んだ第2のセラミックスは、消臭作用を有すると共に、豚の発育を促進する。
第2のセラミックスは8000メッシュを通過する微細な粉末として形成することにより、飼料に混ぜて混合飼料とすることや、おが屑に混ぜて好適なおが屑床敷とすることができる。
活水設備は、水を活水化する第1のセラミックスが充填される活水器を含み、水の通過によって第1のセラミックスを互いに衝突させることにより、衝突エネルギーで水を活水化させることができる。
第1のセラミックスは1500℃から2000℃で焼成することにより、水を活水化する球状のセラミックスとすることができる。
さらに、活水化した水を養豚舎内に散布することにより、養豚舎内を清潔に保つことができるので、豚の糞尿による悪臭を少なくすることができる。
豚の飼育方法を説明する説明図である。 (a)は、第一の活水器の内部構造であり、(b)は、第二の活水器の内部構造を説明する説明図である。
符号の説明
1 授乳期間
2 子豚飼育期間
3 成豚飼育期間
10 活水器
11 カラム
12 セラミックス
13 水流
14 配水管
15 仕切り板
本実施の形態における養豚方法は、養豚舎が、子豚を飼育する子豚舎および成豚を飼育する成豚舎を備えている。そして、豚の飲料水を供給する給水設備の配管部に、第1のセラミックスを収納した活水部(活水器)を設け、給水設備から豚の成育を向上させる活性化水が供給されるようになっている。さらに、子豚舎とは別室として設けられている成豚舎には、おが屑床敷が備えられており、おが屑と粉末状に形成した第2のセラミックスとが混合されて敷き詰められている。この第2のセラミックスは、植物性材料から得られたシリカを主成分とするものであり、飼料に混ぜて混合飼料として豚に供給される。
豚は、通常、体重1.4kg程度の体重で生まれ、生後6ヶ月目には、体重が110kgにもなって食肉用に出荷される。しかし、豚の発育スピードや肉質は、飼料の中身や養豚舎の住み心地によって大きく変わる。以下、生育条件を変えることにより、豚の成育状態を観察した。
図1は、本発明の豚の飼育方法であって、生育条件を変えて豚を飼育することを説明する説明図である。この図1に示すように、生まれた豚の授乳期間1は生後30日間であり、その後40日間が子豚飼育期間2であり、その後90日間が成豚飼育期間3である。そして、子豚飼育期間2および成豚飼育期間3中には、餌に粉末状セラミックスが1%混合2aされ、成豚飼育期間3中には、粉末状セラミックスが5%混合されたおが屑床敷を敷設3aする。因みに、豚の飼育期間中、豚の飲料水は活水器で処理した水を飲料水として供給する。
これにより、生育条件の変更は、条件1、生後30日で子豚の餌に粉末状セラミックスを1%混ぜて供給すること、条件2、活水器で処理した水を飲料水として供給すること、条件3、生後70日後、おが屑に粉末状セラミックスを5%混合して床敷を提供することになる。
上記条件1、2、3を備えたものを設置後とし、これら条件を備えていない状態を設置前として比較した豚の成育状態の比較表を表1に示す。
Figure 2006051829
上記表1から明らかなように、条件1、2、3を備えて豚を飼育した場合には、生後185〜200日で出荷していた豚が、生後160〜170日で出荷できるようになった(飼育期間の短縮)等、有効な効果が認められた。しかも、出荷時の平均体重は、110kg〜115kgから115kg〜120kgとなり5kg程度向上した。飼育人件費は、設置前に比べ節約され、養豚舎の悪臭もなくなった。
上記粉末状セラミックス(第2のセラミックス)は、植物性材料から得られたシリカを主成分として含むものであり、これを飼料に混ぜた場合には、豚の発育を促進させることができる。以下に、その成分分析の結果を示す。シリカ(SiO)63.48%、 酸化アルミ(Al)9.46%、 酸化鉄(Fe)1.51%、 酸化カルシウム(CaO)1.80、% 酸化マグネシウム(MgO)15.66%、 酸化カリウム(KO)0.02%、 酸化ナトリウム(NaO)0.04%、 酸化マンガン(MnO)0.02%、五酸化リン(P)0.16%、 酸化チタン(TiO)0.35%。
上述した粉末状セラミックスにおけるシリカは、稲、麦などの籾殻または藁、笹の葉、トウモロコシ、とくさの葉や茎、大豆の皮など、シリカ成分を含有する植物から、その成分を抽出する。特に、籾殻には多量のシリカが含まれており、その燃焼灰に含まれるシリカの量は約60重量%である。因みに、籾殻に含まれる他の無機酸化物は、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム等である。このような籾殻からシリカを抽出するには、加圧して籾殻を10%の塩酸で約2時間煮沸した後600℃でか焼すること等の処理をする。これにより、白色の非晶質で炭素を含まないシリカを得ることができる。本発明の粉末状セラミックスは、籾殻を基に成分調整し、粒径が8000メッシュ程度の多孔質な粉末として製造される。
次に、図2の(a)および(b)で示す活水器10で処理した水を豚の飲料水とする条件2について説明する。この活水器10は給水設備の配水管14の一部に、水を活性化するセラミックス(第1のセラミックス)12を充填して、活水部を設けたものである。この活水部は、充填されたセラミックス12が流出しないように、セラミックス12をカラム11内に収納し、その前後にゴミ等をろ過するフィルターを設けて形成される。また、カラム11内に充填されるセラミックス12は、互いに衝突できる程度の隙間が設けられて充填されている。即ち、セラミックスは、水の通過に伴って揺れ動くことで絶えず水と接触し、且つ、互いに衝突することによるエネルギーによって、そのエネルギーを得て水を活水化するように構成されている。このような構成は、図2(a)に示すように、配水管14をカラム11の底部に取付けて、水流13の勢いで、セラミックス12を浮き上がるようにして達成される。この場合、カラム11の内側壁には、適宜高さで仕切り板15を設けてもよい。このように仕切り板15を設けた場合は、上方向へ向う水流13が、途中で戻されて、上下方向に渦を巻くので、水がセラミックス12に接触する頻度が向上する。
図2(b)は、主たる配水管14から分岐させて、別途、配水管14aをカラム11の側壁に設けたものである。この配水管14aは、カラムの接線方向から水が流入するように、円筒形に形成されたカラムの側壁に取付けられている。これにより、水流は、カラム11の内周壁に沿って上方に螺旋を描き流れる。このような水流13とすることにより、セラミックス12は、互いに複雑な動きをすることから、頻繁に衝突し、また、水との接触頻度が向上する。因みに、セラミックス12の衝突を頻繁に行わせる手段として、カラムの下方よりポンプ等を利用して水を脈動させてもよい。
水を活性化するセラミックス(第1のセラミックス)は、以下に示すような成分を含み、1550℃以上2000℃未満の温度で焼成し、粒径3mm〜2cm程度の球状に形成される。セラミックス(第1のセラミックス)に含まれる成分は、シリカ(SiO)、酸化アルミ(Al)、酸化鉄(Fe)、酸化チタン(TiO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化カリウム(KO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化マンガン(MnO)である。因みに、水を活性化するセラミックス(第1のセラミックス)で、活水化した水は、これを豚の飲料水とすることにより豚の発育を促進させ、且つ、活水化した水は抗菌性を有するので、これを洗浄水とし、養豚舎内に散布することにより養豚舎内が清潔に保たれる。本実施例においては、活水化した水を洗浄水として使用した。
この洗浄水は、以下の表2、3に示すように、大腸菌および黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用を示す。
Figure 2006051829
Figure 2006051829
表2及び表3は、大腸菌及び黄色ブドウ球菌の培養試験を示したものである。この表2、3に示すように、大腸菌及び黄色ブドウ球菌は、24時間後に消滅した。なお、この表2,3に示した試験液は、試験菌液250mlに第1のセラミックスを163.5gを入れ、30秒間攪拌後35℃において静置したものである。また、試験菌液は、大腸菌もしくは黄色ブドウ球菌を、普通寒天倍地に移植し、35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨンに接種し、35℃で18時間振とう培養し、この菌液をリン酸緩衝液で10倍希釈を繰り返し、最終希釈段階で1/500濃度普通ブイヨンを用いて調整したものである。大腸菌(Escherichia coli IFO 3972) 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus IFO 12732)
次に、おが屑に粉末状セラミックスを5%混合して床敷を提供する条件3について説明する。本実施例において、粉末状セラミックスを5%混合して床敷を敷設したのは、生後70日目で成豚になった段階である。そして、おが屑の床敷に混合する粉末状セラミックスは、豚の餌に混ぜたセラミックスと同一の粉末状セラミックスである。この粉末状セラミックスは、おが屑と混合された状態で、糞尿から発生する臭いを分解する。また、おが屑と混合した粉末状セラミックスは糞尿により汚染されるが、これをよく混合して発酵させることにより、良質の肥料とすることができる。
飼育に係る人件費が大幅に削減できるのは、主に、おが屑に粉末状セラミックスを5%混合して床敷としたことによる。この床敷は、40〜50cmの厚さで、粉末状セラミックスを混合したおが屑を敷くものであるが、通常、成豚になった段階で出荷されるまでの間、おが屑の入れ替え作業が基本的に必要のないものとなる。ただし、豚は一箇所だけ糞尿を垂らす習性があり、その箇所だけはじめじめするので、月に1から2回程度の裏返しを行う。この際、100m当たり10〜20kgの粉末状セラミックスを振り掛ければ、悪臭が消え、好適な環境になる。以上、養豚舎内に蓄積される糞尿を随時清掃する手間が省け、さらに、糞尿の処理にかかる費用が節約でき、豚の世話をする人件費が節約される。
表4は、試験的に行った比較例であり、試験例2が実施例1の条件(条件1、2、3を備える。)で飼育したものである。
Figure 2006051829
この表4より、試験例1と比較して試験例2の結果は、1日当たり増加する体重(日当増体重)が0.056Kg増加し、105Kg到達日数が、13.28日早まり、出荷平均体重が、9.40Kg増加した。このような飼育効率の向上は、実施例1のように生育条件を変更することにより、達成されたものである。
生育条件を変更することにより、飼育効率を向上させることは、上述したとおりである。さらに、本発明の豚の飼育方法は、悪臭を発生させないこと等、近隣地域に対し悪影響を及ぼさないよう環境に配慮したものとなっている。
さらに、表5は、豚舎別に各6頭を選び、解体してその組成を調べた結果である。図5中、豚舎1は、実施例1の条件1、2、3を備えて飼育したものである。他方、豚舎2は、従来の飼育方法によるものであり、条件1、2、3を備えていない。因みに、対象とした豚の品種は、オーストラリア産ランドレース種である。
Figure 2006051829
この表5に示すように、条件1、2、3を備えて飼育した豚は、脂肪の率が平均で2.68%から1.82%と低くなり、肉質の良い豚とすることができた。
第1、第2のセラミックスは、養豚の他、牛などの家畜一般の飼育に利用することができる。このような第1、第2のセラミックスを、例えば、牛の飼育に利用した場合には、牛の成長が早くなるとともに、良質の牛肉が得られることが期待される。

Claims (10)

  1. 水を活水化する第1のセラミックス層を通過させて水を給水する活水設備が敷設された養豚舎で、活水化させた水を豚の飲料水とするとともに、植物性材料から得られたシリカを主成分とした第2のセラミックスを飼料に混ぜて豚に給餌することを特徴とする養豚方法。
  2. 前記第2のセラミックスをおが屑に混合し、これを敷き詰めて豚の床敷とすることを特徴とする請求項1に記載の養豚方法。
  3. 前記植物性材料は、籾殻及び/又は大豆の皮であることを特徴とする請求項1または2に記載の養豚方法。
  4. 前記床敷における前記第2のセラミックス含量は、1重量%〜10重量%であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の養豚方法。
  5. 前記混合飼料における前記第2のセラミックス含量は、0.1重量%〜3重量%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の養豚方法。
  6. 前記第2のセラミックスは、五酸化リンを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の養豚方法。
  7. 前記第2のセラミックスは、8000メッシュを通過する微細な粉末であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の養豚方法。
  8. 前記第1のセラミックスは、水が通過するカラム内に充填され、前記カラム内で、前記第1のセラミックスが水の通過に伴って振動するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の養豚方法。
  9. 前記第1のセラミックスは、1500℃から2000℃の温度で焼成されたものであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の養豚方法。
  10. 前記給水設備から供給される水を前記養豚舎内に散布することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の豚の養豚方法。
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