JPWO2006049313A1 - 複合三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体 - Google Patents
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Abstract
Description
詳しくは、本発明は、道路標識(一般的な交通標識やデリニエーター)、路面標識(ペーブメントマーカー)、工事標識等の標識類、自動車やオートバイ等の車両のナンバープレート類、トラックやトレーラーのボディーに貼付される反射テープ、衣料、救命具等の安全資材類、看板等のマーキング、可視光、レーザー光あるいは赤外光反射型センサー類の反射板等において有用な三角錐型キューブコーナー再帰反射素子(以下単に、三角錐型反射素子ともいう)によって構成されるキューブコーナー型再帰反射シートおよび再帰反射物体に関する。
詳しくは、断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する側面によって区切られた少なくとも2個以上の副反射素子の群が、共通する副平面(SH−SH)上の一方の側に突出するように最密充填状に配置されており、該副反射素子群が、主平面(S−S)上に配置された断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する側面によって区切られた1個の主反射素子の上に配置されてなる複合キューブコーナー再帰反射素子を含んでいることを特徴とする三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体に関する。
しかしながら、再帰反射素子を構成する透明媒体の屈折率と空気の屈折率との比によって定まる内部全反射条件を満足する臨界角度より小さな角度で反射側面に入射した光は、該反射側面の界面で全反射することなく該反射側面の背面に透過するために、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子を用いる再帰反射シートおよび再帰反射物体は、一般に入射角特性が劣るという欠点がある。即ち、再帰反射シートの表面と入射光線とがなす入射角が小さい角度の範囲では良好な再帰反射効率を示すが入射角が大きくなるに連れて再帰反射効率は急激に低下するという問題を有していた。
一方、三角錐型再帰反射素子は、該素子のほぼ全面にわたって光の入射した方向に光を反射させることができるために、マイクロ硝子球型反射素子のように球面収差などの原因によって反射光が過度に発散することはないために優れた再帰反射性能を有している。
しかしながら、過度に狭い発散角度の再帰反射光は、実用面においては自動車のヘッドランプから発せられた光が交通標識で再帰反射したとき、その光軸から離れた位置にいる運転者の目には達しにくいという不都合が生じ易い。このような不都合は、特に自動車と交通標識との距離が近接したときに、光線の入射軸と運転者と反射点とを結ぶ観察軸とがなす角度で規定される観測角が増大するために特に顕著である。すなわち一般に従来公知の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は観測角特性が劣るという問題点を有していた。
さらに、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は三つの反射側面により形成されており、入射する光が反射側面のどの方向(方位角と言う)で入射するかにより再帰反射性能が変化するために、再帰反射シートを設置する際に素子の方向を一定にする必要がある。このように三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は再帰反射性能の方位角の依存性、即ち、方位角特性に問題点を有していた。
また、従来公知の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は光学軸を有しており、該光学軸は三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の頂点を通り該再帰反射素子を構成する互いに略直角に交叉する3つの反射側面から等しい距離にある軸として定義されている。
このようなキューブコーナー型再帰反射シートおよび再帰反射物体、特に三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体の入射角特性または観測角特性の改良に関しては、古くから多くの提案が知られており、種々の改良検討がなされている。
例えば、ユンゲルセン(Jungersen)の米国特許第2,481,757号においては薄いシートの上に様々な形の再帰反射素子を設置することが述べられている。上記米国特許に例示されている三角錐型反射素子は頂点を底面三角形の中心に位置した光学軸の傾斜のない三角錐型反射素子や頂点の位置が底面三角形の中心に位置していない光学軸が傾斜している三角錐型反射素子が例示されており、接近してくる自動車に対して効率的に光を反射させる(入射角特性の改善)ことが記載されている。
また、三角錐型反射素子の大きさとしては素子の深さとして1/10インチ(2,540μm)以内であることが記載されている。さらに、この米国特許のFig.15には、光学軸が、後述するようにプラス(+)となる方向に傾斜している三角錐型反射素子対が図示されており、その光学軸の傾斜角(θ)は、図示されている三角錐型反射素子の底面三角形の長辺と短辺の長さの比率から求めると、約6.5°であると推定される。
しかしながら、上記Jungersenの米国特許には、後述するような極めて小さい三角錐型反射素子についての具体的な開示は存在せず、また、優れた観測角特性や入射角特性を与えるために、三角錐型反射素子がどのような大きさおよび光学軸傾斜を有することが望ましいかなどについては何らの記載も示唆もされていない。
また、スタム(Stamm)の米国特許第3,712,706号においては薄いシート上に底面の三角形の形状が正三角形である、所謂、正三角錐型キューブコーナー再帰反射素子をその底面が共通面上に最密充填状となるように配置された再帰反射シートおよび再帰反射物体について述べられている。このStammの米国特許では、反射素子の反射面を例えばアルミニウムなどの金属で蒸着処理を行って入射光を鏡面反射させて、入射角を増大させることにより、再帰反射効率の低下という問題や内部全反射条件未満の角度で入射した光が素子の界面を透過してしまい再帰反射しないと言う上記の不具合の改善を行っている。
しかしながら上記Stammの提案では、広角性の改善手段として反射側面に鏡面反射層を設置しているために、得られる再帰反射シートおよび再帰反射物体の外観が暗くなる、鏡面反射層に採用されているアルミニウム、銀などの金属が使用中に水や空気の浸入により酸化されてしまい、反射輝度の低下を起しがちであるなどの不具合を起しやすい。さらに、光学軸の傾斜により広角性を改善する手段に関してはまったく記載されていない。
さらに、ホープマン(Hoopman)のヨーロッパ特許第137,736B1においては、薄いシート上に底面の三角形の形状が二等辺三角形である一対の傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子がお互いに180°回転した形でその底面が共通面上に最密充填状に並べられた再帰反射シートおよび再帰反射物体について述べられている。この特許に記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の光学軸の傾斜は、本明細書に記載するマイナス(−)方向に傾斜しており、その傾斜角は約7°〜13°であることが示されている。
さらにまた、スチェッチ(Szczech)の米国特許第5,138,488号においても、同様に薄いシート上に底面の三角形の形状が二等辺三角形である傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子をその底面が共通面上に最密充填状となるように並べられた再帰反射シートおよび再帰反射物体が開示されている。この米国特許においては、該三角錐型反射素子の光学軸は、お互いに向き合って対を成す二つの三角錐型反射素子が互いに共有する辺の方向、すなわち後述するプラス(+)方向に傾斜しており、その傾斜角は約2°〜5°であり、素子の大きさが25μm〜100μmであることが規定されている。
また、上記特許に対応するヨーロッパ特許第548,280B1においては、光学軸の傾きの方向が、対をなす二つの素子の共通の辺を含みかつ共通平面に垂直な面と素子の頂点との距離が、素子の光学軸が共通平面と交差する点と前記垂直な面との距離に等しくなく、その傾斜角は約2°〜5°であり素子の大きさが25μmから100μmであることが記載されている。
上記の様に、Szczechのヨーロッパ特許第548,280B1おいては、光学軸の傾きがプラス(+)およびマイナス(−)の両方を含む約2〜5°の範囲となっている。しかし、Szczechの上記米国特許およびヨーロッパ特許の実施例には、光学軸の傾斜角度が(−)8.2°、(−)9.2°および(−)4.3°で、素子の高さ(h)が87.5μmの三角錐型反射素子しか開示されていない。
一方,観測角特性を改善する提案としては,例えば,アッペルドーン(Appeldorn)の米国特許第4,775,219号には,素子を形成するV字状溝が本発明を説明する図7(b)に示されるような非対称形を呈し,キューブコーナーを形成する理論的なV字状溝の角度に対してわずかな偏差を有している。さらに,隣り合うV字状溝との非対称性を与える偏差を周期的に変化させることにより,観測角特性の改善を試みている。
しかしながら,隣り合うV字状溝の角度を周期的に変化させることは金型加工の困難性を増大させるものであった。たとえ、この困難性を克服できたとしても与えうる偏差の組み合わせは有限であり均一な反射光の広がりを与えることはできなかった。また,V字状溝を形成するダイアモンドバイトなどの加工工具を一つのV字状の溝方向に対しても数種類準備する必要があった。さらに,V字状溝を非対称に形成するさいも高精度の加工技術を要した。
さらに、ウオルター(Walter)の米国特許第5,171,624号においては、本発明を説明する図7(c)に示されるような曲面状の断面形状を有した加工工具を用いて,一定の2次曲面の断面形状を有した反射側面を形成した三角詩型再帰反射素子が開示されている。このような,2次曲面を有した反射側面を形成した三角錘型再帰反射素子においては適度の再帰反射光の発散が可能であり観測角特性の改善が得られるが,このような曲面状の断面形状を有した加工工具を作成することは非常に困難である。従って、工具の加工の困難性から意図した設計に基づく2次曲面を得ることは非常に困難であった。
ニルセン(Nilsen)の米国特許第5,565,151号においては、本発明を説明する図8に示されるような,反射側面(A−B−H)の一部を切り取り,それにより形成した三角柱形状(A−A1−A2−B2−B1−B)の部分と新しい反射側面(A2−H1−B2)とにより再帰反射光の発散を促進して観測角特性の改善を試みている。
しかしながら,ニルセンの発明においてはどの様な形状の三角柱形状の設置が好ましいのか,あるいは,新しい反射側面はどのような角度で形成されるのが好ましいかの具体的な記載は少ない。また,反射側面の一部を切り取り三角柱形状の部分を形成するための特殊な工具を必要とする。さらに,新しく形成された三角柱形状の素子は再帰反射機能を有しておらず単に光をさまざまな方向に分散することにより再帰反射光の広がりを得ようとするものである。
また、ブルーク(Bruke)らによる米国特許第4,202,600号およびネステガード(Nestegard)らによる米国特許第5,706,132号においては、異なる方向の方位角(azimuthal orientation)をもった素子群が配置された領域を組み合わせることにより異なる方位角で入射した光の再帰反射性を均一にする試みが開示されている。
以上述べたように,従来公知のJungersenの米国特許第2,481,757号;Stammの米国特許第3,712,706号;Hoopmanのヨーロッパ特許第137,736B1;Szczechの米国特許第5,138,488号、ヨーロッパ特許第548,280B1等の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は、図6に示されるように、いずれも、光の入射および反射の中核をなす多数の三角錐型反射素子の底面が同一平面上にある点、および、相対峙した一対の素子が相似形の形状をなして、かつ素子の高さが等しいという点で共通しており、かように底面が同一平面にある三角錐型反射素子で構成された再帰反射シートおよび再帰反射物品はいずれも入射角特性が劣り、すなわち光線の該三角錐型反射素子に対する入射角が増大すると、再帰反射輝度が急激に減少するという欠点を有している。
また,同じく以上に述べた従来公知のAppeldornの米国特許第4,775,219号;Walterの米国特許第5,171,624号;Nilsenの米国特許第5,565,151号にはさまざまな手法による観測角特性の改善が提案されているが,いずれの発明も工具の作成や金型加工が困難であることなどの欠点を有している。
本発明の他の課題は、三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物品を用いた道路標識(一般的な交通標識やデリニエーター)、路面標識(ペーブメントマーカー)、工事標識等の標識類、自動車やオートバイ等の車両のナンバープレート類、トラックやトレーラーのボディーに貼付される反射テープ、衣料、救命具等の安全資材類、看板等のマーキング、可視光、レーザー光あるいは赤外光反射型センサー類の反射板などの再帰反射性能を改善することにある。
本発明は、上記の従来公知の再帰反射素子がもつ入射角特性、観測角特性および方位角特性の改善をするにあたり、断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られた少なくとも2個以上の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の群が、共通する副平面(SH−SH)上の一方の側に突出するように最密充填状に配置されており、該副反射素子群が、主平面(S−S)上に配置された断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られた1個の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の上に配置されてなる複合キューブコーナー再帰反射素子を用いることにより達成される。このような複合素子の採用は特に観測角特性の改善を促す。
さらに、該副平面(SH−SH)と該主平面(S−S)が平行であるような上記の複合キューブコーナー再帰反射素子を用いることにより達成され、このような複合素子も採用は特に観測角特性の改善を促す。
さらに、該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が傾斜しているような上記の複合キューブコーナー再帰反射素子を用いることにより達成され、このような複合素子の採用は特に入射角特性の改善を促す。
さらに、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺の少なくとも一つの組の方向の底辺がいずれも平行でなく、好ましくは、一組の方向の底辺が直角であるような上記の複合キューブコーナー再帰反射素子を用いることにより達成され、このような複合素子の採用は特に方位角特性の改善を促す。
また、前記従来公知の改善技術と組み合わせることにより、入射角特性、観察角特性および方位角特性のいずれの改善も効果的に達成することができる。
本発明における複合キューブコーナー再帰反射素子を含んでなる三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体は、従来公知の再帰反射素子では得られない優れた入射角特性、観察角特性および方位角特性を得ることができる。
図2は、従来公知の再帰反射素子を示す図である。
図3は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図4は、本発明による再帰反射素子の集合図を示す図である。
図5は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図6は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図7は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図8は、本発明による再帰反射素子の集合図を示す図である。
図9は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図10は、本発明による再帰反射素子の集合図を示す図である。
図11は、本発明による再帰反射素子を示す図である。
図1は、従来公知の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子を説明する図であり、底辺(A−B)を共有して向い合う一対の再帰反射素子(A−B−C1−H1,A−B−C2−H2)が示されている。図1に示される反射素子は、断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群(x,y,およびz方向)が互いに60°の角度で交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する同一形状の直角二等辺三角形の反射側面(a1,b1,c1およびa2,b2,c2)によって区切られた底面形状(A−B−C1,A−B−C2)が正三角形である、所謂正規三角錐型キューブコーナー再帰反射素子対であり、これらの反射素子対は共通平面(S−S)上に配置されている。
図1における再帰反射素子の光学軸は、共通平面(S−S)に垂直に交わっており光学軸は傾斜していない。
また、一般に素子の形状が三角形であるために光がどの方向(方位角とも言う)で入射するかにより再帰反射性能は変化する。図1において、底辺(A−B)に平行な方向で入射した際の再帰反射性能と、直角に入射した際の再帰反射性能は同じではない。このように再帰反射性能の方位角依存性は三角錐型キューブコーナー反射素子の問題点である。
また、図1において素子の大きさは頂点から共通平面(S−S)までの高さ(h;以下、素子高さとも言う)によって代表することができる。反射素子に入射した光は再帰反射する際に、素子の大きさに応じて定まる回折効果による発散により広がりをもって再帰反射する。即ち、素子高さ(h)が小さくなると回折効果が大きくなり再帰反射光の広がりを持ち、観察効果の改善を得ることができるが、過度に小さな素子高さ(h)を持つ反射素子においては発散効果が過大になり再帰反射性能が低下する。
また、反射素子の反射側面(a1,b1,c1およびa2,b2,c2)には鏡面反射層を設置することができる。鏡面反射層には様々な金属製反射物質、例えば、アルミニウム、銀、ニッケル、銅などを採用することができる。このような鏡面反射層が設置された反射素子においては、反射側面に臨界角度以上の角度で入射した光も反射することができるので入射角特性を改善することができるが、再帰反射シートおよび再帰反射物品の外観が暗くなると言う欠点を生じる。
図2は同じく従来公知の光学軸が傾斜した三角錐型キューブコーナー再帰反射素子(以下、傾斜反射素子とも言う)を説明する図である。
図2に示される傾斜再帰反射素子においては、頂点から共通平面(S−S)に下ろした垂線の交点(P)と底辺(A−B)との距離(p)と、光学軸が共通平面(S−S)に交わる点(Q)と底辺(A−B)との距離(q)との差(q−p)がゼロでない素子が示されている。
特に、図2においては(q−p)がプラスであるような所謂プラス傾斜素子が示されており、このような傾斜反射素子は傾斜した光学軸に向かった方向の再帰反射性能が改善されるために、入射角特性に優れている。このような光学軸の傾斜原理による入射角特性の改善は(q‐p)がプラス(プラス傾斜反射素子)であってもマイナス(マイナス傾斜反射素子)であっても達成することができる。
図3は本発明による底面形状が正三角形で光学軸が傾斜していないような複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の一態様を示している。
図3において断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られた4個の副反射素子の群が、共通する副平面(SH−SH)上の一方の側に突出するように最密充填状に配置されている。これらの副反射素子の頂点から共通する副平面(SH−SH)までの距離で規定される素子の高さはhsで示されている。
該副反射素子群は、主平面(S−S)上に配置された断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られ、正三角形(A−B−C1,A−B−C2)を底面に持つ1個の主反射素子の上に配置されている。
該主反射素子は、該素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離がhmである。また、副反射素子群の共通する副平面(SH−SH)は仮想頂点(Hm)から距離がhpの位置にある。
図3において、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と,該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺はいずれも平行であり、底辺を形成する三角形は相似形であり、いずれの素子においても光学軸の傾斜角度は0°である。
図3に示されるような複合反射素子においては、主反射素子によって効率的な再帰反射性能を示すとともに、副反射素子によって回折効果にもとづく反射光の発散が生じて観測角特性の改善が達成される。
図4は図3に示された複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が主反射素子の底辺を共有しつつ最密充填状に配置されている。主反射素子は断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群(x,y,z)によって形成されており、副反射素子を形成する3方向のV字状平行溝群も主反射素子を形成するV字状平行溝群(x,y,z)と平行で、それらのV字状の溝の底辺は共通する副平面(SH−SH’)上にある。
図5は光学軸が(q‐p)がプラス方向に傾斜しているプラス傾斜の主反射素子の上に、同じ光学軸の傾斜をもち素子の高さが小さい4個の副反射素子が設置されている複合再帰反射素子が示されている。このような複合再帰反射素子においては光学軸の傾斜により入射角特性の改善が、副反射素子により観測角特性の改善が図られる。
図5の複合再帰反射素子において光学軸の傾斜方向は(q‐p)がプラスであってもマイナスであっても入射角特性の改善が達成しうるが、その傾き角度は該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が1〜13°傾斜しているような複合再帰反射素子、好ましくは、光学軸が1.5〜7°傾斜していることが好ましい。
光学軸の傾斜角度が1°未満の場合は入射角特性の改善が顕著でなく、13°を越えるような大きな傾きを持つ反射素子においては正面方向の再帰反射性が低下する不具合が生じやすい。
図6には図3と同じく本発明による底面形状が正三角形で光学軸が傾斜していないような複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の一態様を示しているが、副反射素子の数は16個であり、図3に示される副反射素子よりも小さな高さの素子が示されている。
図6の複合反射素子は図3に示される複合反射素子と同様に、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と,該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺はいずれも平行であり、底辺を形成する三角形は相似形であり、いずれの素子においても光学軸の傾斜角度は0°である。
一方、図7に示される本発明による底面形状が正三角形で光学軸が傾斜していないような複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の一態様を示しているが、完全な形の副反射素子の数は6個であり、他の副反射素子は主反射素子の反射側面により切取られている。
また、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺の、一組の方向の底辺が直角であり、主反射素子の向い合う底辺の配位方向と副反射素子の向い合う底辺の配位方向は互いに直角である。
図8は図7に示された複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が主反射素子の底辺を共有しつつ最密充填状に配置されている。主反射素子は断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群(x,y,z)によって形成されている。副反射素子を形成するいずれの3方向のV字状平行溝群も主反射素子を形成するV字状平行溝群(x,y,z)と平行でなく、それらのV字状の溝の底辺は共通する副平面(SH−SH)上にある。また、副反射素子を形成する一つのV字状の溝の底辺は、主反射素子を形成するV字状平行溝群(x)と垂直である。
図7および図8に示されるような素子の配位方向が直角であるような主反射素子と副反射素子の生み合わせにより形成される複合反射素子は再帰反射性能の方位角特性と観測角特性が改善されている。さらに、光学軸が傾斜しているような反射素子を主反射素子や副反射素子に採用すれば入射角の改善も達成されて好ましい。また、主反射素子を形成する3つの方向の底辺と副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺のいずれの方向の組の底辺も平行でなくてもよい。
図7および図8に示されるような複合再帰反射素子の光学軸の傾斜方向は(q‐p)がプラスであってもマイナスであっても入射角特性の改善を達成しうるが、その傾き角度は該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が1〜13°傾斜しているような複合再帰反射素子、好ましくは、光学軸が1.5〜7°傾斜していることが好ましい。
図9においては本発明における複合再帰反射素子対の他の態様が示されている。図9には図3および図6と同じく本発明による底面形状が正三角形で光学軸が傾斜していないような複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の一態様を示しているが、主反射素子(A−C1−BおよびA−C2−B)の上に形成された副反射素子の数は4個である。
図9における主反射素子(A−C1−BおよびA−C2−B)は多数のV字状の溝(x,y,z)により確定される共通の平面(S−S)上に形成されている。一方、多数の副反射素子は多数のV字状の溝(xh,yh,zh)によって形成されており、該多数のV字状の溝(xh,yh,zh)によって確定される共通の他の平面(SH−SH)上に存在している。また共通の平面(S−S)は他の共通の平面(SH−SH)より低い位置に存在している。該多数のV字状の溝(x,y,z)と他の多数のV字状の溝(xh,yh,zh)との間隔は等しくなるように形成されており、溝の深さのみが異なっている。
図9の複合反射素子は図3および図6に示される複合反射素子と同様に、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と,該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺はいずれも平行であり、底辺を形成する三角形は相似形であり、いずれの素子においても光学軸の傾斜角度は0°である。
図10においては図9に示される複合再帰反射素子対の集合図が示されている。図10は図9に示された複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が主反射素子の底辺を共有しつつ最密充填状に配置されている。図10に示される多数の副反射素子を形成する多数のV字状の溝(xh,yh,zh)は連続した直線や曲線の軌跡をなしていない。該軌跡は隣接する主反射素子上に形成されている他の副反射素子とはことなる軌跡を取ることが可能である。このように様々な軌跡を採用できることは観測角特性を改善する上で有効である。
図11においては本発明における複合再帰反射素子対の他の態様が示されている。図11には図9と同じく本発明による底面形状が正三角形で光学軸が傾斜していないような複合三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の一態様を示しているが、主反射素子(A−C1−BおよびA−C2−B)の上に形成された副反射素子の数は9個である。
図11における主反射素子(A−C1−BおよびA−C2−B)は多数のV字状の溝(x,y,z)により確定される共通の平面(S−S)上に形成されている。一方、多数の副反射素子は多数のV字状の溝(xh,yh,zh)によって形成されており、該多数のV字状の溝(xh,yh,zh)によって確定される共通の他の平面(SH−SH)上に存在している。また共通の平面(S−S)は他の共通の平面(SH−SH)より低い位置に存在している。また、該多数のV字状の溝(x,y,z)と他の多数のV字状の溝(xh,yh,zh)との間隔は等しくなるように形成されており、溝の深さのみが異なっている。
図11の複合反射素子は図9に示される複合反射素子と同様に、該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と,該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺はいずれも平行であり、底辺を形成する三角形は相似形であり、いずれの素子においても光学軸の傾斜角度は0°である。
図9〜図11に示される複合反射素子および該複合反射素子を形成する主素子および副反射素子の光学軸の傾斜角度は0°である態様が示されている。しかしながら、図9〜図11に示される複合反射素子および該複合反射素子を形成する主素子および副反射素子の光学軸はプラスまたはマイナスの方向に傾斜していてもよい。光学軸の傾斜角度が1〜13°傾斜しているような複合再帰反射素子、好ましくは、光学軸が1.5〜7°傾斜していることが好ましい。光学軸の傾斜角度が0°の副素子を形成するV字状の溝(xh,yh,zh)の深さは等しいことが好ましい。
一方、光学軸が傾斜している副素子を形成するV字状の溝(xh,yh,zh)の深さは等しくなくてもよい。光学軸がマイナス方向に傾斜している副素子においてはxh方向のV字状の溝の深さをyh、zh方向のV字状の溝の深さよりも浅く形成することが好ましく、光学軸がプラス方向に傾斜している副素子においてはxh方向のV字状の溝の深さをyh、zh方向のV字状の溝の深さよりも深く形成することが好ましい。
本発明における複合反射素子の副平面(SH−SH)と主平面(S−S)は特に平行である必要はなく大型の複合反射素子を形成する場合には平行でない形状を作成することも可能であるが、再帰反射シートに用いるような小型の複合反射素子を形成する場合には副平面(SH−SH)と主平面(S−S)は平行であることが素子形成が容易であるために好ましい。
本発明における複合反射素子の主反射素子の大きさは、該主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してする仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が50μm以上であることが好ましい。主反射素子の距離(hm)が50μm未満の場合には主反射素子上に形成しうる副反射素子の大きさが過小となり反射光の発散が過大になったり再帰反射性能が低下するために好ましくない。
さらに、再帰反射シートの用いる複合反射素子の場合には距離(hm)が50μm以上、好ましくは80〜300μmであることがより好ましい。主反射素子の距離(hm)が300μmを越える場合には再帰反射シートの厚みが大きくなり柔軟なシートを得られない。
本発明における副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)が0.1〜0.5であることが好ましく、0.1〜0.3であることがより好ましい。
比(hs/hm)が0.1未満では副反射素子の大きさが過小となり、0.5を越える場合には副反射素子の大きさが過大となるとともに、主反射素子の有効な反射側面の面積の割合が過小となるために再帰反射性の低下を生じる。
主反射素子の仮想頂点(Hm)から主平面(S−S)までの距離(hm)と、主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH)までの距離(hp)との比(hp/hm)が0.1〜0.8 0.9がこのましく、0.3〜0.5がより好ましい。
比(hp/hm)が0.1未満では副素子の形状が過小となり、副反射素子により生じる観測角特性の改善が得られにくく、0.9を越える場合には主反射素子の反射側面の面積比率が過小となるために再帰反射性能の低下を生じる。
本発明における複合反射素子に用いることの三角錐型キューブコーナー再帰反射素子は技術背景において詳細に説明を行った様々な再帰反射素子や、それ以外の公知の再帰反射素子を採用することにより、一層の再帰反射性能の改善を得ることができる。
さらに、本発明における複合反射素子を形成する方法は従来公知のフライカッティング法、ルーリング法やシェーパー法などを採用して作成することができる。反射素子を作成する方法は上記の機械加工法を用いて3方向からのV字状の溝を形成することで作成可能である。作成の順序は副反射素子を形成した後に、さらに深い溝を形成して主素子を形成する方法や、主反射素子を形成した後に、さらに主反射素子上に浅い溝を形成して副素子を形成する方法のいずれの方法も可能である。
本発明における複合反射素子を形成する各キューブコーナー反射素子の3つの反射側面は実質的に垂直であることが好ましいが、反射光をわずかに発散させることにより観測角特性を改善する目的で互いに垂直である角度に対して偏差(プリズム頂角偏差)を加えることもできる。その為には、各方向のV字状の溝の溝角に偏差を与える、V字状の溝の断面の形状をわずかに湾曲させた曲線状の断面を用いる、V字状の溝の底部の軌跡を屈曲線状に移動させて反射側面を多面体とする、あるいは、V字状の溝の底部の軌跡を曲線状に移動させて反射側面を曲面とするなどの方法を採用することができる。
本発明に示された多数の副反射素子を形成する多数のV字状の溝(xh,yh,zh)は、連続した直線や曲線の軌跡をなしていない。該軌跡は隣接する主反射素子上に形成されている他の副反射素子とはことなる軌跡を取ることが可能である。このように様々な軌跡を採用できることは観測角特性を改善する上で有効である。主反射素子上に形成される副反射素子を形成する多数のV字状の溝(xh,yh,zh)は、それぞれ異なった方法で各方向のV字状の溝の溝角に偏差を与えることが可能であり、各種反射素子ごとに各方向のV字状の溝の溝角に偏差を与える、V字状の溝の断面の形状をわずかに湾曲させた曲線状の断面を用いる、V字状の溝の底部の軌跡を屈曲線状に移動させて反射側面を多面体とする、あるいは、V字状の溝の底部の軌跡を曲線状に移動させて反射側面を曲面とするなどの方法を独立して採用することが可能である。
特に、副反射面を形成するV字状の溝の底部の軌跡を屈曲線状に移動させて反射側面を多面体とすることが特に好ましい。あるいは、副反射面を形成するV字状の溝の底部の軌跡を曲線状に移動させて反射側面を曲面とするなどの方法を採用することが特に好ましい。
また、該副反射素子を形成する3つの方向のV字状の溝の底部の軌跡の少なくとも1つの方向の軌跡が、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の軌跡と異なっていることが好ましい。例えば、一つの主反射素子に含まれる副反射素子のV字状の溝の底部の軌跡を屈曲線状に移動させて反射側面を多面体として、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の底部の軌跡を曲線状に移動させて反射側面を曲面とするなどの方法があげられる。この様な形状を持つ再帰反射素子の観測角特性は優れている。溝底部の軌跡の屈曲線あるいは曲線とする場合は、反射素子の底辺の長さの0.05〜1%程度の直線に対する偏差を加えることが好ましい。
さらに、該副反射素子を形成する3つの方向のV字状の溝の少なくとも1つの方向の溝の断面形状が、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の断面形状と異なっていることが好ましい。ここに言う断面形状とはV字状の断面形状の溝角度にわずかな偏差を加える、あるいは、V字状の断面にわずかな湾曲を与えた局面にする方法などう意味している。例えば、一つの主反射素子に含まれる副反射素子のV字状の断面形状と、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の断面形状を異なる形状とするなどの方法があげられる。この様な形状を持つ再帰反射素子の観測角特性は優れている。
また、本発明における複合反射素子に用いることのできる樹脂、着色剤を適宜用いることができ特に制限されるものではない。また、再帰反射シートおよび再帰反射物品として用いる際の再帰反射シートや再帰反射物品の構成も従来公知の製品構成を適宜採用することができる。
<再帰反射係数>
実施例をはじめ本明細書に記載の再帰反射係数は以下で述べる方法で測定されたものである。再帰反射係数測定器として、ガンマーサイエンティフィック社製「モデル920」を用い100mm×100mmの再帰反射シートの再帰反射係数をASTM E810−91に準じて、観測角0.2°および0.5°、入射角5°、10°、20°および30°の角度条件で、適宜の5個所について測定し、その平均値をもって再帰反射シートの再帰反射係数とした。
<比較例1>
図2に示されるような形状をもつ光学軸が+7°傾斜した傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子であって素子の高さ(h)が130μmで、x方向の平行V字状の溝の内角が56.5°で繰り返しピッチが311.7μm、y、z方向の平行V字状の溝の内角が77.0°で繰り返しピッチが266.8μm、x方向とy、z方向の交差角度が64.7°となるような加工条件でフライカット法を用いて多数の傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が配置された真鍮製の金型を形成した。
この真鍮製母型を用いて、濃度が55%のスルファミン酸ニッケル液を用いて電鋳法により、材質がニッケルであって、形状が反転された凹形状のキューブコーナー成形用金型を作成した。この成形用金型を用いて、厚さ200μmのポリカーボネート樹脂シート(三菱エンジニアリングプラスティックス株式会社製「ユーピロンH3000」)を成形温度200℃、成形圧力50kg/cm2の条件で圧縮成形した後に、加圧下で30℃まで冷却してから樹脂シートを取り出して、表面に多数の複合キューブコーナー再帰反射素子を最密充填状に配置したポリカーボネート樹脂製の複合キューブコーナー再帰反射素子が最密充填状に多数配置されている再帰反射シート(比較品1)を作成した。
<実施例1>
図3に示されるような形状であって、光学軸の傾斜角度が+7°、主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が130μmである主反射素子の上に、素子の光学軸の傾斜角度が+7°で高さ(hs)が30μmであるような副素子群を4個設置した複合再帰反射素子を比較例1と同じ方法で得た。
該複合反射素子における副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)は0.23であり、該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH)までの距離(hp)は50μmであり、比(hp/hm)が0.385であった。
比較例1と同じ圧縮成形法でポリカーボネート製の複合キューブコーナー再帰反射素子が最密充填状に多数配置されている再帰反射シート(発明品1)を作成した。
<実施例2>
図6に示されるような形状であって、光学軸の傾斜角度が+7°、主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が130μmである主反射素子の上に、素子の光学軸の傾斜角度が+7°で高さ(hs)が30μmであるような副素子群を16個設置した複合再帰反射素子を比較例1と同じ方法で得た。
該複合反射素子における副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)は0.23であり、該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH’)までの距離(hp)は65μmであり、比(hp/hm)が0.5であった。
比較例1と同じ圧縮成形法でポリカーボネート製の複合キューブコーナー再帰反射素子が最密充填状に多数配置されている再帰反射シート(発明品2)を作成した。
<実施例3>
図9に示されるような形状であって、光学軸の傾斜角度が−6°、主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が180μmである主反射素子の上に、素子の光学軸の傾斜角度が−6°で高さ(hs)が70μmであるような副素子群を4個設置した複合再帰反射素子を比較例1と同じ方法で得た。なお、形成される4つの副反射素子の高さはわずかに異なっているため、中央に位置する最も高い副反射素子の頂点と副平面(SH−SH)との高さをhsとした。
該複合反射素子における副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)は0.39であり、該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH’)までの距離(hp)は160μmであり、比(hp/hm)が0.89であった。
比較例1と同じ圧縮成形法でポリカーボネート製の複合キューブコーナー再帰反射素子が最密充填状に多数配置されている再帰反射シート(発明品3)を作成した。
上記の実施例1〜3で作成した複合キューブコーナー再帰反射素子が最密充填状に多数配置されている再帰反射シート(発明品1,2、および3)および比較例1で作成した三角錐型キューブコーナー型再帰反射シー(比較品1)との再帰反射係数の値を表1に示した。本発明に基づく実施例1から実施例2による再帰反射装置の再帰反射係数は、従来技術に基づく比較例1の三角錐型キューブコーナー型再帰反射シートの再帰反射係数にくらべ、特に大きな観測角において入射角の大きな方向への再帰反射特性が優れたものであった。
Claims (17)
- 断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られた少なくとも2個以上の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子(以下、副反射素子とも言う)の群が共通する副平面(SH−SH)上の一方の側に突出するように最密充填状に配置されており、該副反射素子群が主平面(S−S)上に配置された断面が実質的に対称形の3方向のV字状平行溝群が互いに交叉することにより3つの互いに略直角に交叉する反射側面によって区切られた1個の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子(以下、主反射素子とも言う)の上に配置されてなる複合キューブコーナー再帰反射素子を含んでいることを特徴とする三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副平面(SH−SH)と該主平面(S−S)が平行であることを特徴とする請求項1に記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が1〜13°傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子および/または該主反射素子のもつ光学軸が1.5〜7°傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が50μm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの反射側面の延長面が交差してなる仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)が80〜300μmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)が0.1〜0.5であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子の頂点(Hs)から該副平面(SH−SH)までの距離(hs)と該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)との比(hs/hm)が0.1〜0.3であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)と、該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH)までの距離(hp)との比(hp/hm)が0.1〜0.8 0.9であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該仮想頂点(Hm)から該主平面(S−S)までの距離(hm)と、該主反射素子の仮想頂点(Hm)から該副平面(SH−SH)までの距離(hp)との比(hp/hm)が0.3〜0.5であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺の少なくとも一つの組の方向の底辺が平行であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺のいずれの方向の組の底辺も平行でないことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺の、一組の方向の底辺のなす角が30°〜60°であることを特徴とする請求項1〜11および13のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該主反射素子を形成する3つの方向の底辺と該副反射素子を形成する他の3つの方向の底辺の、一組の方向の底辺が直角であることを特徴とする請求項1〜11および13のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子を形成する3つの方向のV字状の溝の底部の軌跡の少なくとも1つの方向の軌跡が、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の軌跡と異なっていることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
- 該副反射素子を形成する3つの方向のV字状の溝の少なくとも1つの方向の溝の断面形状が、隣接する主反射素子に含まれる副反射素子を形成する同じ方向のV字状の溝の断面形状と異なっていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートおよび再帰反射物体。
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