JPWO2006033337A1 - 小型トラック用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

小型トラック用空気入りラジアルタイヤ Download PDF

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Abstract

接地形状を改善すると共に、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するようにした小型トラック用空気入りラジアルタイヤを提供する。本発明の空気入りラジアルタイヤは、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に2層以上のベルト層7を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置したものである。

Description

本発明は、小型トラック用として好適な空気入りラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、接地形状を改善すると共に、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するようにした小型トラック用空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤは、高荷重の条件で使用されるため、トレッド部のセンター領域での接地圧に比べてショルダー領域での接地圧が相対的に高くなる傾向がある。そのため、センター領域での接地長よりもショルダー領域での接地長の方が長くなり、ショルダー摩耗が発生し易いという問題がある。
その対策として、トレッド部のプロファイルにおいて、センター領域の曲率半径よりもショルダー領域の曲率半径を小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくすることで、ショルダー領域での接地長を抑える手法が一般的に採られている。しかしながら、特に偏平率70%以下のタイヤにおいては、ショルダー領域の曲率半径を小さくし、トレッド部に相対的な径差を設けるだけでは、接地形状の改善効果が十分に得られていないのが現状である。
また、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤにおいては、製造上の簡便さや軽量化等の理由から、カーカス材に有機繊維コードを使用することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。ところが、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤは、使用空気圧が高く、高荷重の条件で使用されるため、走行に伴ってカーカス層にクリープ変形が生じ、カーカスペリフェリーが伸長してしまうことがある。そして、カーカス層にクリープ変形が生じると、ベルトエッジ部に生じる歪みが増大し、摩耗終期にかけてベルトエッジ部に剥離故障が生じ易くなるという問題がある。
なお、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するために、乗用車用空気入りラジアルタイヤと同様に、ベルトエッジ部を覆うように有機繊維コードからなるベルトカバー層を追加することが考えられる。しかしながら、小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、使用空気圧が高く、高荷重の条件で使用されるため、カーカス層と同様にベルトカバー層でもクリープ変形が生じる恐れがあり、更なる改善が必要である。
日本国特開平6−24206号公報
本発明の目的は、接地形状を改善すると共に、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するようにした小型トラック用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に2層以上のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置したことを特徴とするものである。
本発明では、有機繊維コードからなるカーカス層を備えると共に、使用空気圧が比較的高い小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺に中間伸度が低い有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置するので、高荷重の使用条件においてショルダー領域での接地長が長くなるのを抑制し、新品時から摩耗末期までの接地形状を改善することができる。その結果、ショルダー摩耗の発生を防止することができる。また、上記ベルトカバー層の追加により、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止することができる。そのため、摩耗末期までの耐久性を向上することができる。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rce、より好ましくは、Rsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えることが望ましい。このようにショルダー領域での曲率半径Rshを相対的に小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくした場合、ショルダー領域での接地長を抑えることができる。そのため、トレッドプロファイルとベルトカバー層との相乗効果により、高荷重の使用条件での接地形状を最適化することができる。
ベルトカバー層を構成する有機繊維コードは、上記中間伸度を有することに加えて、複数本の繊維束を撚り合わせた構造を有し、少なくとも1本の繊維束がポリエチレン−2,6ナフタレート又はポリエチレンテレフタレートで構成されたものであると良い。このような有機繊維コードは良好なタガ効果を発揮するものである。
本発明は、カーカス層の外周側に3層のベルト層を備えた小型トラック用空気入りラジアルタイヤに適用することが好ましい。特に、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のタイヤ断面高さHとタイヤ断面幅Wから求まる偏平比(H/W)が0.45<H/W<0.75の範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて顕著な作用効果を奏するものである。
なお、最大負荷能力に対応する空気圧とは、規格によって規定された最大負荷能力に対応する空気圧であって、例えば、JATMAイヤーブック(2004年度版)の空気圧−負荷能力対応表において規定される空気圧である。中間伸度はJIS L1017の条件で単一のコードに対して67Nの力を負荷したときの伸度であって、加硫後の中間伸度である。また、ベルト層のエッジ部周辺とは、最も幅が広いベルト層のエッジからタイヤ幅方向内側へ少なくとも幅10mmの範囲を含む領域である。
本発明の実施形態からなる小型トラック用空気入りラジアルタイヤを示す子午線断面図である。 図1の空気入りラジアルタイヤのプロファイルを示す輪郭図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる小型トラック用空気入りラジアルタイヤを示し、図2はそのプロファイルを示すものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。一対のビード部3,3間には2層のカーカス層4A,4Bが装架されている。これらカーカス層4A,4Bはそれぞれタイヤ径方向に配向する複数本の有機繊維コードから構成されている。有機繊維コードとしては、ナイロンコードやポリエステルコード等を使用することができる。内側のカーカス層4Aは、ビード部3に埋設されたビードコア5及びビードフィラー6を包み込むようにタイヤ内側から外側へ巻き上げられている。外側のカーカス層4Bは、カーカス層4Aの巻き上げ部の外側を通ってビードコア5の側方まで延在するように配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4A,4Bの外周側には、3層のベルト層7がタイヤ全周にわたって埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、その補強コードが層間で互いに交差するように配置されている。また、ベルト層7のエッジ部周辺には67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に対して実質的に0°で巻回してなるベルトカバー層8が設けられている。
上記空気入りラジアルタイヤは、カーカス層4A,4Bを有機繊維コードから構成し、これらカーカス層4A,4Bの外周側に3層のベルト層7を配置したケーシング構造を有すると共に、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲に規定されている。また、上記空気入りラジアルタイヤは、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のタイヤ断面高さHとタイヤ断面幅Wから求まる偏平比(H/W)が0.45<H/W<0.75の範囲に設定されたものである。
上述のように有機繊維コードからなるカーカス層4A,4Bを備えると共に、使用空気圧が比較的高い小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層7のエッジ部周辺に中間伸度が低い有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層8を配置することにより、高荷重の使用条件においてショルダー領域での接地長が長くなるのを抑制し、新品時から摩耗末期までの接地形状を改善することができる。このように良好な接地形状を形成することにより、ショルダー摩耗の発生を防止することができる。
また、ベルトカバー層8の追加により、カーカス層4A,4Bのクリープ変形に起因するベルト層7のエッジ部の成長及び歪みを抑制し、そのエッジ部での剥離故障を防止することができる。従って、カーカス層4A,4Bに有機繊維コードを用いた小型トラック用空気入りラジアルタイヤであっても、摩耗末期までの耐久性を向上することができる。
ここで、ベルトカバー層8を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度が5.5%超であるとタガ効果の不足により接地形状を改善する効果のみならずベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制する効果が不十分になる。上記中間伸度の好ましい範囲は、2.5〜5.5%である。
また、ベルトカバー層8を構成する有機繊維コードとしては、複数本の繊維束を撚り合わせた構造を有し、少なくとも1本の繊維束がポリエチレン−2,6ナフタレート又はポリエチレンテレフタレートで構成されたものを用いることができる。例えば、ポリエチレン−2,6ナフタレート(PEN)やポリエチレンテレフタレート(PET)からなる複数本の繊維束を撚り合わせた有機繊維コード、或いは、ポリエチレン−2,6ナフタレートやポリエチレンテレフタレートからなる繊維束とポリエステルやナイロンのような他の種類の繊維束とを撚り合わせたハイブリッド構造の有機繊維コードを挙げることができる。それ以外に、ポリオレフィンケトン(POK)のコード等を用いても良い。
更に、上記空気入りラジアルタイヤは、図2に示すように、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部1のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rce、より好ましくは、Rsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えている。タイヤ子午線断面において、曲率半径Rceで描かれるセンター領域の円弧と曲率半径Rshで描かれるショルダー領域の円弧は屈曲点を形成することなく接するものである。
このようにショルダー領域での曲率半径Rshを相対的に小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくした場合、ショルダー領域での接地長(タイヤ周方向の接地長)を抑えることができる。ここで、Rsh≧Rceであると、トレッドプロファイルに基づく接地形状の改善効果が得られない。
上述した実施形態では、有機繊維コードからなる2層のカーカス層を備えた空気入りラジアルタイヤの場合について説明したが、本発明は少なくとも1層のカーカス層を備えた空気入りラジアルタイヤに適用することができる。また、上述した実施形態では、3層のベルト層を備えた空気入りラジアルタイヤの場合について説明したが、本発明は少なくとも2層のベルト層を備えた空気入りラジアルタイヤに適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、添付の請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいて、これに対して種々の変更、代用及び置換を行うことができると理解されるべきである。
タイヤサイズ205/60R17.5で、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に3層のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が600kPaである小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺にベルトカバー層を追加し、そのベルトカバー層を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度を種々異ならせた従来例及び実施例1〜3のタイヤをそれぞれ製作した。また、従来例及び実施例1〜3のタイヤにおいて、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshとセンター領域での曲率半径Rceを種々異ならせた。
これら試験タイヤについて、新品時及びドラム耐久試験後にそれぞれ接地形状の矩形比とベルト部の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。ドラム耐久試験では、内圧を最大負荷能力に対応する空気圧の133%とし、荷重を最大負荷能力の130%とし、速度を60km/hとし、試験タイヤを室内ドラム上で20000km走行させた。
接地形状の矩形比とは、タイヤを標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填し、最大負荷を与えたときのセンター領域での接地長に対するショルダー領域での接地長の比である。ドラム耐久試験後の矩形比が1.40以下であり、かつ新品時からの矩形比の増加率が10%以下である場合を合格とした。
ベルト部の剥離力とは、ベルト部をカーカス層から剥離するのに要する力である。各タイヤについて、新品時の剥離力を100とし、ドラム耐久試験後に残存する剥離力を指数にて示した。この残存剥離力が90以上である場合を合格とした。
Figure 2006033337
表1から判るように、実施例1〜3のタイヤは、従来例に比べて接地形状の矩形比及びベルト部の残存剥離力についての結果が良好であった。
本発明は、小型トラック用として好適な空気入りラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、接地形状を改善すると共に、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するようにした小型トラック用空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤは、高荷重の条件で使用されるため、トレッド部のセンター領域での接地圧に比べてショルダー領域での接地圧が相対的に高くなる傾向がある。そのため、センター領域での接地長よりもショルダー領域での接地長の方が長くなり、ショルダー摩耗が発生し易いという問題がある。
その対策として、トレッド部のプロファイルにおいて、センター領域の曲率半径よりもショルダー領域の曲率半径を小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくすることで、ショルダー領域での接地長を抑える手法が一般的に採られている。しかしながら、特に偏平率70%以下のタイヤにおいては、ショルダー領域の曲率半径を小さくし、トレッド部に相対的な径差を設けるだけでは、接地形状の改善効果が十分に得られていないのが現状である。
また、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤにおいては、製造上の簡便さや軽量化等の理由から、カーカス材に有機繊維コードを使用することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。ところが、小型トラック用の空気入りラジアルタイヤは、使用空気圧が高く、高荷重の条件で使用されるため、走行に伴ってカーカス層にクリープ変形が生じ、カーカスペリフェリーが伸長してしまうことがある。そして、カーカス層にクリープ変形が生じると、ベルトエッジ部に生じる歪みが増大し、摩耗終期にかけてベルトエッジ部に剥離故障が生じ易くなるという問題がある。
なお、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するために、乗用車用空気入りラジアルタイヤと同様に、ベルトエッジ部を覆うように有機繊維コードからなるベルトカバー層を追加することが考えられる。しかしながら、小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、使用空気圧が高く、高荷重の条件で使用されるため、カーカス層と同様にベルトカバー層でもクリープ変形が生じる恐れがあり、更なる改善が必要である。
日本国特開平6−24206号公報
本発明の目的は、接地形状を改善すると共に、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止するようにした小型トラック用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に2層以上のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rceとなるトレッドプロファイルを備えると共に、前記ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置したことを特徴とするものである。
本発明では、有機繊維コードからなるカーカス層を備えると共に、使用空気圧が比較的高い小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺に中間伸度が低い有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置するので、高荷重の使用条件においてショルダー領域での接地長が長くなるのを抑制し、新品時から摩耗末期までの接地形状を改善することができる。その結果、ショルダー摩耗の発生を防止することができる。また、上記ベルトカバー層の追加により、カーカス層のクリープ変形に起因するベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制し、ベルトエッジ部での剥離故障を防止することができる。そのため、摩耗末期までの耐久性を向上することができる。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rce、より好ましくは、Rsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えることが望ましい。このようにショルダー領域での曲率半径Rshを相対的に小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくした場合、ショルダー領域での接地長を抑えることができる。そのため、トレッドプロファイルとベルトカバー層との相乗効果により、高荷重の使用条件での接地形状を最適化することができる。
ベルトカバー層を構成する有機繊維コードは、上記中間伸度を有することに加えて、複数本の繊維束を撚り合わせた構造を有し、少なくとも1本の繊維束がポリエチレン−2,6ナフタレート又はポリエチレンテレフタレートで構成されたものであると良い。このような有機繊維コードは良好なタガ効果を発揮するものである。
本発明は、カーカス層の外周側に3層のベルト層を備えた小型トラック用空気入りラジアルタイヤに適用することが好ましい。特に、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のタイヤ断面高さHとタイヤ断面幅Wから求まる偏平比(H/W)が0.45<H/W<0.75の範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて顕著な作用効果を奏するものである。
なお、最大負荷能力に対応する空気圧とは、規格によって規定された最大負荷能力に対応する空気圧であって、例えば、JATMAイヤーブック(2004年度版)の空気圧−負荷能力対応表において規定される空気圧である。中間伸度はJIS L1017の条件で単一のコードに対して67Nの力を負荷したときの伸度であって、加硫後の中間伸度である。また、ベルト層のエッジ部周辺とは、最も幅が広いベルト層のエッジからタイヤ幅方向内側へ少なくとも幅10mmの範囲を含む領域である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる小型トラック用空気入りラジアルタイヤを示し、図2はそのプロファイルを示すものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。一対のビード部3,3間には2層のカーカス層4A,4Bが装架されている。これらカーカス層4A,4Bはそれぞれタイヤ径方向に配向する複数本の有機繊維コードから構成されている。有機繊維コードとしては、ナイロンコードやポリエステルコード等を使用することができる。内側のカーカス層4Aは、ビード部3に埋設されたビードコア5及びビードフィラー6を包み込むようにタイヤ内側から外側へ巻き上げられている。外側のカーカス層4Bは、カーカス層4Aの巻き上げ部の外側を通ってビードコア5の側方まで延在するように配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4A,4Bの外周側には、3層のベルト層7がタイヤ全周にわたって埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、その補強コードが層間で互いに交差するように配置されている。また、ベルト層7のエッジ部周辺には67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に対して実質的に0°で巻回してなるベルトカバー層8が設けられている。
上記空気入りラジアルタイヤは、カーカス層4A,4Bを有機繊維コードから構成し、これらカーカス層4A,4Bの外周側に3層のベルト層7を配置したケーシング構造を有すると共に、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲に規定されている。また、上記空気入りラジアルタイヤは、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のタイヤ断面高さHとタイヤ断面幅Wから求まる偏平比(H/W)が0.45<H/W<0.75の範囲に設定されたものである。
上述のように有機繊維コードからなるカーカス層4A,4Bを備えると共に、使用空気圧が比較的高い小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層7のエッジ部周辺に中間伸度が低い有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層8を配置することにより、高荷重の使用条件においてショルダー領域での接地長が長くなるのを抑制し、新品時から摩耗末期までの接地形状を改善することができる。このように良好な接地形状を形成することにより、ショルダー摩耗の発生を防止することができる。
また、ベルトカバー層8の追加により、カーカス層4A,4Bのクリープ変形に起因するベルト層7のエッジ部の成長及び歪みを抑制し、そのエッジ部での剥離故障を防止することができる。従って、カーカス層4A,4Bに有機繊維コードを用いた小型トラック用空気入りラジアルタイヤであっても、摩耗末期までの耐久性を向上することができる。
ここで、ベルトカバー層8を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度が5.5%超であるとタガ効果の不足により接地形状を改善する効果のみならずベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制する効果が不十分になる。上記中間伸度の好ましい範囲は、2.5〜5.5%である。
また、ベルトカバー層8を構成する有機繊維コードとしては、複数本の繊維束を撚り合わせた構造を有し、少なくとも1本の繊維束がポリエチレン−2,6ナフタレート又はポリエチレンテレフタレートで構成されたものを用いることができる。例えば、ポリエチレン−2,6ナフタレート(PEN)やポリエチレンテレフタレート(PET)からなる複数本の繊維束を撚り合わせた有機繊維コード、或いは、ポリエチレン−2,6ナフタレートやポリエチレンテレフタレートからなる繊維束とポリエステルやナイロンのような他の種類の繊維束とを撚り合わせたハイブリッド構造の有機繊維コードを挙げることができる。それ以外に、ポリオレフィンケトン(POK)のコード等を用いても良い。
更に、上記空気入りラジアルタイヤは、図2に示すように、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部1のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rce、より好ましくは、Rsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えている。タイヤ子午線断面において、曲率半径Rceで描かれるセンター領域の円弧と曲率半径Rshで描かれるショルダー領域の円弧は屈曲点を形成することなく接するものである。
このようにショルダー領域での曲率半径Rshを相対的に小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくした場合、ショルダー領域での接地長(タイヤ周方向の接地長)を抑えることができる。ここで、Rsh≧Rceであると、トレッドプロファイルに基づく接地形状の改善効果が得られない。
上述した実施形態では、有機繊維コードからなる2層のカーカス層を備えた空気入りラジアルタイヤの場合について説明したが、本発明は少なくとも1層のカーカス層を備えた空気入りラジアルタイヤに適用することができる。また、上述した実施形態では、3層のベルト層を備えた空気入りラジアルタイヤの場合について説明したが、本発明は少なくとも2層のベルト層を備えた空気入りラジアルタイヤに適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、添付の請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいて、これに対して種々の変更、代用及び置換を行うことができると理解されるべきである。
タイヤサイズ205/60R17.5で、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に3層のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が600kPaである小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺にベルトカバー層を追加し、そのベルトカバー層を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度を種々異ならせた従来例及び実施例1〜3のタイヤをそれぞれ製作した。また、従来例及び実施例1〜3のタイヤにおいて、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshとセンター領域での曲率半径Rceを種々異ならせた。
これら試験タイヤについて、新品時及びドラム耐久試験後にそれぞれ接地形状の矩形比とベルト部の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。ドラム耐久試験では、内圧を最大負荷能力に対応する空気圧の133%とし、荷重を最大負荷能力の130%とし、速度を60km/hとし、試験タイヤを室内ドラム上で20000km走行させた。
接地形状の矩形比とは、タイヤを標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填し、最大負荷を与えたときのセンター領域での接地長に対するショルダー領域での接地長の比である。ドラム耐久試験後の矩形比が1.40以下であり、かつ新品時からの矩形比の増加率が10%以下である場合を合格とした。
ベルト部の剥離力とは、ベルト部をカーカス層から剥離するのに要する力である。各タイヤについて、新品時の剥離力を100とし、ドラム耐久試験後に残存する剥離力を指数にて示した。この残存剥離力が90以上である場合を合格とした。

Figure 2006033337
表1から判るように、実施例1〜3のタイヤは、従来例に比べて接地形状の矩形比及びベルト部の残存剥離力についての結果が良好であった。
本発明の実施形態からなる小型トラック用空気入りラジアルタイヤを示す子午線断面図である。 図1の空気入りラジアルタイヤのプロファイルを示す輪郭図である。
上記目的を達成するための本発明の小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に2層以上のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えると共に、前記ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が2.5〜5.5%の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置したことを特徴とするものである。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えるものである。このようにショルダー領域での曲率半径Rshを相対的に小さくし、センター領域とショルダー領域との間の径差を大きくした場合、ショルダー領域での接地長を抑えることができる。そのため、トレッドプロファイルとベルトカバー層との相乗効果により、高荷重の使用条件での接地形状を最適化することができる。
ここで、ベルトカバー層8を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度が5.5%超であるとタガ効果の不足により接地形状を改善する効果のみならずベルトエッジ部の成長及び歪みを抑制する効果が不十分になる。上記中間伸度範囲は、2.5〜5.5%である。
更に、上記空気入りラジアルタイヤは、図2に示すように、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部1のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えている。タイヤ子午線断面において、曲率半径Rceで描かれるセンター領域の円弧と曲率半径Rshで描かれるショルダー領域の円弧は屈曲点を形成することなく接するものである。
タイヤサイズ205/60R17.5で、カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に3層のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が600kPaである小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、ベルト層のエッジ部周辺にベルトカバー層を追加し、そのベルトカバー層を構成する有機繊維コードの67N負荷時の中間伸度を種々異ならせた従来例、実施例1、比較例2及び実施例3のタイヤをそれぞれ製作した。また、従来例、実施例1、比較例2及び実施例3のタイヤにおいて、標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshとセンター領域での曲率半径Rceを種々異ならせた。
Figure 2006033337
表1から判るように、実施例1,3のタイヤは、従来例に比べて接地形状の矩形比及びベルト部の残存剥離力についての結果が良好であった。比較例2のタイヤは、ドラム耐久試験後の接地形状の矩形比が1.39であった。
上記目的を達成するための本発明の小型トラック用空気入りラジアルタイヤは、一対のビード部間に装架された2層のカーカス層を有機繊維コードから構成し、内側のカーカス層はビード部に埋設されたビードコア及びビードフィラーを包み込むようにタイヤ内側から外側へ巻き上げ、外側のカーカス層は内側のカーカス層の巻き上げ部の外側を通ってビードコアの側方まで延在するように配置し、これらカーカス層の外周側に2層以上のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、トレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshとセンター領域での曲率半径Rceを含む2種類の曲率半径だけで構成され、かつ、曲率半径Rceで描かれるセンター領域の円弧と曲率半径Rshで描かれるショルダー領域の円弧がタイヤ子午線断面において屈曲点を形成することなく互いに接するようにしたトレッドプロファイルであって、タイヤを標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えると共に、前記ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が2.5〜5.5%の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置したことを特徴とするものである。

Claims (6)

  1. カーカス層を有機繊維コードから構成し、該カーカス層の外周側に2層以上のベルト層を配置したケーシング構造を有し、最大負荷能力に対応する空気圧が350〜650kPaの範囲にある小型トラック用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト層のエッジ部周辺に67N負荷時の中間伸度が5.5%以下の有機繊維コードをタイヤ周方向に巻き付けてなるベルトカバー層を配置した小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<Rceとなるトレッドプロファイルを備えた請求項1に記載の小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際にトレッド部のショルダー領域での曲率半径Rshがセンター領域での曲率半径Rceに対してRsh<0.5×Rceとなるトレッドプロファイルを備えた請求項1に記載の小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記ベルトカバー層を構成する有機繊維コードが複数本の繊維束を撚り合わせた構造を有し、少なくとも1本の繊維束がポリエチレン−2,6ナフタレート又はポリエチレンテレフタレートで構成された請求項1〜3のいずれかに記載の小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
  5. カーカス層の外周側に配置されるベルト層が3層である請求項1〜4のいずれかに記載の小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
  6. 標準リムに組付け、最大負荷能力に対応する空気圧を充填した際のタイヤ断面高さHとタイヤ断面幅Wから求まる偏平比(H/W)が0.45<H/W<0.75の範囲にある請求項1〜5のいずれかに記載の小型トラック用空気入りラジアルタイヤ。
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