JPWO2006019068A1 - 部品成形方法、樹脂部品および部品成形金型 - Google Patents
部品成形方法、樹脂部品および部品成形金型 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2006019068A1 JPWO2006019068A1 JP2006531785A JP2006531785A JPWO2006019068A1 JP WO2006019068 A1 JPWO2006019068 A1 JP WO2006019068A1 JP 2006531785 A JP2006531785 A JP 2006531785A JP 2006531785 A JP2006531785 A JP 2006531785A JP WO2006019068 A1 JPWO2006019068 A1 JP WO2006019068A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- gate
- holder
- component
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0046—Details relating to the filling pattern or flow paths or flow characteristics of moulding material in the mould cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0046—Details relating to the filling pattern or flow paths or flow characteristics of moulding material in the mould cavity
- B29C2045/0049—Details relating to the filling pattern or flow paths or flow characteristics of moulding material in the mould cavity the injected material flowing against a mould cavity protruding part
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/13—Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
- Y10T428/1352—Polymer or resin containing [i.e., natural or synthetic]
- Y10T428/139—Open-ended, self-supporting conduit, cylinder, or tube-type article
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
レンズを保持するホルダ30を射出成形するときに、キャビティC内に樹脂を注入するゲート9Gから射出される樹脂の初期流動方向を、キャビティCの内壁の傾斜内壁面33aに当て、その流動向きをほぼ90度変えることによって、射出される樹脂の初期流動方向がホルダ30にとって他の方向よりも剛性強度が必要な方向に略沿うようにする。
Description
すなわち、レンズホルダは、ディスク状の情報記録媒体に光学的に情報記録又は情報再生を行うために、対物レンズを情報記録媒体の情報トラックに正確に追従できるように確実に保持する必要がある。
このような状況下において、従来、光ピックアップの光学部品を保持するレンズホルダ等の部材は、軽量化及び低価格化の理由により樹脂化が図られてきた。また、使用される樹脂材料は、軽量高剛性、低成形収縮率、低線膨張係数を追求するために、比較的長い分子鎖を持つ材料及び添加物を含む材料が、より選択されてきた。特に特許文献1に開示されているようなレンズ駆動装置(レンズホルダの役割を兼ねる)では、レンズホルダ(ボビン)自体が持つ固有振動数での共振を抑える為に、減衰能力の高い液晶ポリマーなどを適度に添加物(ガラスフィラーやカーボンフィラー)を混合して使用する高機能エンジニアリング・プラスチックを用いるケースが増えている。
このレンズ駆動装置1は、所定方向に移動可能に支持されたキャリッジ2、このキャリッジ2に装着された固定部3、この固定部3に弾性線材4を介して取り付けられたレンズホルダ5等を備えている。そして、レンズ駆動装置1はその上部には、記録再生すべき被走査媒体である例えば光ディスク10が装着され、この光ディスク10に対して所定の動作が可能に構成されている。
このレンズ駆動装置可動部1aがそれぞれの追従方向に揺動しているとき、その直角方向の剛性が不足していると、不要な共振を生みサーボ特性が悪化するおそれがあることが知られている。
しかし、フォーカス駆動時において剛性が必要な方向(ディスク半径方向)は、ディスク接線方向に比べて寸法が長く剛性が低く、更に両端には重量物(この場合トラッキングコイル7)が巻かれているために、負荷も大きくなっている。したがって、レンズ駆動装置1の作動時等における振動に起因して、不要な共振が低い周波数で大きく出るおそれがある。
射出成形時において、ゲート9Gから射出された樹脂は、上金型41および下金型42によって形成されたキャビティC内にランダムに広がって行く。したがって、従来の金型を用いた成形方法では、樹脂流動方向が安定せず、レンズホルダの強度の安定したものが製造できないという問題があった。
特に、強度アップの為に添加物を有する高機能合成樹脂においては、成形時の樹脂流動方向に起因して強度の強弱がでる異方性が顕著に出るために、前掲の如く、剛性が必要は方向とゲート9Gからの流入方向(樹脂流動方向)を所望方向に制御出来ず、所望の方向の剛性が、樹脂本来の値と著しく異なってしまう問題を抱えている。
しかしながら、このような肉厚化による強度アップでは、樹脂が増加するので重量が増加してしまい、俊敏な応答性が要求されるレンズ駆動装置1の場合、その感度が低下してしまうので、例えば倍速記録再生において性能アップの障害になり、粗悪ディスクの再生能力が低下するなど望ましくない結果を招く。
また、樹脂材料のグレードを変えて補おうとした場合、添加物を大量に混合することになるが、樹脂の異方性が更に大きくなるだけでなく、樹脂材料の比重が大きくなるので、結果的に重量増となるので、上記と同様の弊害を招くこととなる。
9 ゲート跡
9G ゲート
30,40,50,60,70,80,90 ホルダ
33,43,53,63 傾斜外壁面
33a,43a,53a,63a 傾斜内壁面
35,45,55,65,75,85,95 金型
S1 一次樹脂流れ
S2 二次樹脂流れ
S3 三次樹脂流れ
P パーティングライン
本発明の部品成形方法は、樹脂部品を射出成形するときに、成形金型のキャビティ内に樹脂を注入するゲートから射出される樹脂の初期流動方向を、所定の方向に略沿うようにする。
又、前記所定の方向は、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向である。
このように、キャビティCの壁面を構成する傾斜内壁面33aによって、所望方向の樹脂流動を容易に形成することができる。
このように設定することで、樹脂流動方向を傾斜内壁面等によって変更することなく、ゲート9Gからの最初の射出向きで樹脂流動方向を決定することができる。
この構成により、樹脂流動方向を傾斜内壁面等によって変更することなく、ゲート9Gからの最初の射出向きで樹脂流動方向を決定することができる。
このように本発明の樹脂部品であるホルダが、レンズ駆動装置に適用されることにより、強度もありかつ軽量にできるので、俊敏な応答性が要求されるレンズ駆動装置の場合、その感度が低下することがなく、倍速記録再生において性能アップが可能であり、粗悪ディスクの再生能力が向上できる。
また、ホルダの肉厚化をしなくても良く、ピックアップの重量も増加しないので、ピックアップの送り機構に負担をかけず、消費電力の増大を防止できる。更に、樹脂材料のグレード上げなくても剛性向上を容易にできる。
このように構成された部品成形金型によれば、ゲートから射出される樹脂の向きを、所定の方向に沿わせるように設定できる。
このような構成によれば、ゲートから射出される樹脂の向きを、所定の方向に予め合わせるように設定しておくことにより、樹脂流動方向を傾斜面等によって変更することなく、ゲートからの最初の射出向きで樹脂流動方向を決定することができる。
図6は本発明の実施例1のホルダを示す斜視図であり、図7は図6に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する成形金型の断面図である。また、図8は本実施例の作用を説明するための要部拡大断面図である。
このホルダ30は、その中央にレンズ装着孔6を有して外形が略角柱状の構成である。そして、レンズ装着孔6を挟む両端側にトラッキングコイル7(図2参照)を巻き込む適宜凹み形状となっているトラッキングコイル装着溝5Aを備えている。
このホルダ30は傾斜外壁面33が設けられていることによって、後述する成形時の樹脂流動方向に起因して、ホルダ30の外壁面11に沿った剛性強度必要方向T0に剛性強度が高く構成されている。
先ず、図8に示すように、溶融した樹脂をゲート9Gから成形金型35のキャビティC内に射出する。このときの射出方向はホルダ30に対して上下方向の一次流れS1として射出される。
ゲート9Gから出た一次流れS1は、直ぐに傾斜内壁面33aに衝突し、その傾斜角度の設定にしたがって、二次流れS2が形成される。このようにして、二次流れS2は、傾斜内壁面33aの作用により剛性強度必要方向T0にほぼ沿うように初期流動方向として流れていく。すなわち、ホルダ成形時のキャビティC内に射出された樹脂は、その初期流動方向が、ホルダ30にとって他の方向よりも剛性強度の必要な方向に略沿う方向に変更させられながら、キャビティC内を満たすまで充填される。
樹脂の充填が完了して適宜冷却後に、成形金型35を開きホルダ30を取りだす。このとき、本実施例におけるゲート9Gはピンゲートであるので、成形されたホルダ30を成形金型35から取り出すときに容易に切断され、ゲート跡9が形成される。
図9は実施例2のホルダを示す斜視図であり、図10は図9に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する成形金型の断面図である。
なお、本実施例の図9および図10においては、実施例1と同様な構成要素について同符号を付す。
このホルダ40も実施例1と同様に、ホルダ40の外壁面11に沿った剛性強度必要方向T0に剛性強度が高くなるように構成されている。
このゲート9Gに対面した位置に張り出したスライドコア44がキャビティC内方(図中右方向)に突出している。そして、このスライドコア44はゲート9Gに対向する先端面が所定の方向に傾斜した傾斜内壁面43aを有している。本実施例においても、傾斜角度θは、パーティングラインPに対してほぼ45度の傾斜をなすように構成されている。本実施例の傾斜内壁面43aは、実施例1の傾斜内壁面33aと同様な作用を有する。
図11および図12は実施例3のホルダを示す斜視図であり、図13は図11に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する成形金型の断面図である。なお、本実施例の図11〜図13においては、実施例1と同様な構成要素について同符号を付す。
すなわち、本実施例のゲート跡9は、トラッキングコイル装着溝5Aの長手方向のほぼ中央に形成されている。また、ゲート跡9は、トラッキングコイル装着溝5Aの中に設けられた更に凹んだ窪み部19の中に形成されており、このゲート跡9がトラッキングコイルを巻くのに支障が無いように構成され、スライドコア54(図13参照)の抜き跡の凹部24は、傾斜外壁面53を有する三角形状に構成されている。
このホルダ50も実施例2と同様に、ホルダ50の外壁面11に沿った剛性強度必要方向T0に剛性強度が高くなるように構成されている。
図14および図15は実施例4のホルダを示す斜視図であり、図16は図15に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
なお、本実施例の図14〜図16においては、前記各実施例と同様な構成要素について同符号を付す。
すなわち、スライドコア64の抜き跡の凹部66は、傾斜外壁面63をコア先端に有し、この傾斜外壁面63は、ホルダ60の上下方向に対して斜めであるとともにトラッキングコイル装着溝5Aの長手方向に対しても斜めになっている。
また、ホルダ60も上記各実施例と同様に、ホルダ60の外壁面11に沿った剛性強度必要方向T0に剛性強度が高くなるように構成されている。
そして、本実施例のスライドコア64は、傾斜内壁面63aがホルダ長手方向並びに短手方向の双方に対して傾斜し、且つホルダ上下方向に対してはほぼ45度の傾斜をなすように構成されている。
なお、本実施例の図17および図18においては、実施例2と同様な構成要素について同符号を付して示す。
このホルダ70も実施例2と同様に、ホルダ70の両外壁面11に沿った剛性強度必要方向T0に剛性強度が高くなるように構成されている。
このゲート9Gに対面した位置に張り出したスライドコア74がキャビティC内方(図中右方向)に突出している。そして、このスライドコア74はゲート9Gに対向する先端面が所定の方向に傾斜した傾斜内壁面73aを有している。
また、本実施例においては、剛性強度必要方向T0にほぼ並行な流れS2,S2が二つ形成されるので、強度的にも優れたホルダ70を提供することができる。
図19は実施例6のホルダを示す斜視図であり、図20は図19に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。図21は図19に示したホルダのウェルドラインを説明するための概略平面図である。図22は比較例のホルダのウェルドラインを説明するための概略平面図である。
スライドコア84の抜き跡の凹部については図示しないが、スライドコア84の形状から判るように、傾斜外壁面を有する三角形状に構成されている。このホルダ80は、ホルダ80の剛性強度必要方向T0と平行な両方の外壁面11,11の剛性強度が高くなるように構成されている。
このゲート9Gに対面した位置に張り出したスライドコア84は、その断面形状が三角形状でキャビティC内方(図20において紙面に対して垂直方向)に突出している。そして、このスライドコア84は、図中において右側に傾斜した傾斜内壁面83aを有している。本実施例においては、傾斜内壁面83aの傾斜角度は、パーティングラインPに対してほぼ45度の傾斜をなすように構成されている。
図23は実施例7のホルダを示す斜視図であり、図24は図23に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
本実施例におけるホルダ(樹脂部品)90は、図23に示すように、そのゲート跡9がトラッキングコイル装着部5A,5A間の窪み29内でパーティングラインPに近接した位置に設けられている。
図24に示すように、ホルダ90を製造する成形金型(部品成形金型)95は、ホルダ90の上下方向の上型91と下型92とがパーティングラインPにて開けるように構成されており、ゲート9Gは、上型91と下型92とのパーティングラインP上のランナRに繋がったサブマリンゲートにて構成されている。
この構成により、樹脂流動方向を傾斜面等によって変更することなく、ゲート9Gからの最初の射出向きで樹脂流動方向を決定することができ、ゲート9Gから射出される樹脂の向きを、剛性強度が必要な方向に沿わせるように設定できる。
本出願は、2004年8月20日出願の日本特許出願(特願2004−241410)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
しかしながら、このような肉厚化による強度アップでは、樹脂が増加するので重量が増加してしまい、俊敏な応答性が要求されるレンズ駆動装置1の場合、その感度が低下してしまうので、例えば倍速記録再生において性能アップの障害になり、粗悪ディスクの再生能力が低下するなど望ましくない結果を招く。
[0013]
また、レンズホルダ20の肉厚化によってレンズ駆動装置1が重くなればピックアップの重量も増加し、ピックアップの送り機構に負担をかけ、消費電力が増加したり、あるいはサーチ時間が長くなるなどの弊害が大きい。
また、樹脂材料のグレードを変えて補おうとした場合、添加物を大量に混合することになるが、樹脂の異方性が更に大きくなるたけでなく、樹脂材料の比重が大きくなるので、結果的に重量増となるので、上記と同様の弊害を招くこととなる。
[0014]
本発明が解決しようとする課題としては、上述のごときレンズ駆動装置等に用いられるレンズホルダなどの樹脂部品における剛性強度の問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
[0015]
請求項1に記載の発明は、樹脂部品を射出成形するときに、キャビティ内に樹脂を注入するゲートから射出される樹脂の初期流動方向を、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向に略沿うようにし、前記初期流動方向を決める手段として、前記ゲートから射出される樹脂を、前記キャビティの内壁の傾斜内壁面に当てて流動の向きを変える。
[0016]
請求項4に記載の発明は、射出成形によって形成される樹脂部品において、ゲート跡に対向する位置に傾斜外壁面が形成されており、前記傾斜外壁面は、前記樹脂部品の成形時のキャビティ内に射出された樹脂の初期流動方向を、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向に略沿う方向に変更させる傾斜角度を有するように構成されたことを特徴とする。
[0017]
請求項7に記載の発明は、射出成形によって形成される樹脂部品において、キャビティ内に樹脂を注入するゲートから射出される樹脂の初期流動方向を、前記ゲートから射出される樹脂を、前記キャビティの内壁の傾斜内壁面に当てて流動の向きを変え、ゲート跡は、前記樹脂部品の成形時のゲートから射出される樹脂の向きが、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向に沿うように射出可能な位置に設けられたことを特徴とする。
[0018]
請求項9に記載の発明は、樹脂部品を射出成形する部品成形金型において、樹脂を射出するゲートに対向するキャビティ内の位置に、傾斜内壁面が形成されており、前記傾斜内壁面が、前記樹脂部品成形時の前記キャビティ内に射出された樹脂の初期流動方向を、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向に略沿う方向に変更させる傾斜角度を有することを特徴とする。
[0019]
請求項10に記載の発明は、樹脂部品を射出成形する部品成形金型において、ホルダの上下方向の上型と下型とがパーティングラインにて開けるように構成され、前記パーティングライン上のランナに繋がって樹脂を射出するゲートが設けられており、前記ゲートから射出される樹脂の初期流動方向が、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向に略沿うように構成されたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
[0020]
[図1]従来のレンズ駆動装置の要部斜視図である。
[図2]図1に示すレンズ駆動装置可動部分およびホルダ動きを示すための斜視図である。
[図3]従来のホルダの斜視図である。
[図4]3に示すホルダを成形するための金型の断面図である。
[図5]従来のホルダの補強構造を示すための平面図である。
[図6]本発明の実施例1のホルダを示す斜視図である。
[図7]図6に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
[図8]本発明の作用を説明するための要部拡大断面図である。
[図9]本発明の実施例2のホルダを示す斜視図である。
[図10]図9に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
[図11]本発明の実施例3のホルダを示す斜視図である。
[図12]本発明の実施例3のホルダを示す斜視図である。
[図13]図11に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
[図14]本発明の実施例4のホルダを示す斜視図である。
[図15]本発明の実施例4のホルダを示す斜視図である。
[図16]図15に示すホルダにおけるX−X線に沿った位置に対応する金型の断面図である。
[図17]本発明の実施例5のホルダを示す斜視図である。
[図18]図17に示すホルダにおけるX−X線およびY−Y線に沿った位置に対応する
Claims (14)
- 樹脂部品を射出成形するときに、
キャビティ内に樹脂を注入するゲートから射出される樹脂の初期流動方向を、所定の方向に略沿うようにする部品成形方法。 - 前記所定の方向は、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向であることを特徴とする請求項1に記載の部品成形方法。
- 前記初期流動方向を決める手段として、前記ゲートから射出される樹脂を、前記キャビティの内壁の傾斜内壁面に当てて流動向き変える請求項1乃至請求項2に記載の部品成形方法。
- 前記初期流動方向を決める手段として、前記ゲートから射出される樹脂の向きを、前記剛性強度が必要な方向に予め合わせるように設定しておく請求項2乃至請求項3に記載の部品成形方法。
- 前記樹脂部品は所定の部品を保持するホルダであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の部品成形方法。
- 射出成形によって形成される樹脂部品において、
ゲート跡に対向する位置に傾斜外壁面が形成されており、前記傾斜該壁面は、前記樹脂部品の成形時のキャビティ内に射出された樹脂の初期流動方向を、所定の方向に略沿う方向に変更させる傾斜角度を有するように構成されたことを特徴とする樹脂部品。 - 前記所定の方向は、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向であることを特徴とする請求項6に記載の樹脂部品。
- 前記傾斜外壁面の傾斜角度が、前記ゲートから射出された樹脂流動方向に対して略45度の角度に構成されたことを特徴とする請求項6に記載の樹脂部品。
- 前記樹脂部品は所定の部品を保持するホルダであることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の樹脂部品。
- 射出成形によって形成される樹脂部品において、
ゲート跡は、前記樹脂部品の成形時のゲートから射出される樹脂の向きが、所定の方向に沿うように射出可能な位置に設けられたことを特徴とする樹脂部品。 - 前記所定の方向は、前記樹脂部品にとって他の方向よりも剛性が必要な方向であることを特徴とする請求項10に記載の樹脂部品。
- 請求項9に記載の樹脂部品において、
前記所定の部品はレンズであり、
前記レンズを保持し且つ弾性線材を介して揺動自在にサスペンションベースに取り付けられ、前記レンズのフォーカス方向及び被走査媒体のトラッキング方向に駆動されるレンズ駆動装置に適用されることを特徴とする樹脂部品。 - 樹脂部品を射出成形する部品成形金型において、
樹脂を射出するゲートに対向するキャビティ内の位置に、傾斜内壁面が形成されており、前記傾斜内壁面が、前記樹脂部品成形時の前記キャビティ内に射出された樹脂の初期流動方向を、所定の方向に略沿う方向に変更させる傾斜角度を有することを特徴とする部品成形金型。 - 樹脂部品を射出成形する部品成形金型において、
金型型開き方向に対して横方向から樹脂を射出するゲートが設けられており、前記ゲートから射出される樹脂の初期流動方向が、所定の方向に略沿うように構成されたことを特徴とする部品成形金型。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004241410 | 2004-08-20 | ||
JP2004241410 | 2004-08-20 | ||
PCT/JP2005/014899 WO2006019068A1 (ja) | 2004-08-20 | 2005-08-15 | 部品成形方法、樹脂部品および部品成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006019068A1 true JPWO2006019068A1 (ja) | 2008-07-31 |
JP4580392B2 JP4580392B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=35907455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006531785A Expired - Fee Related JP4580392B2 (ja) | 2004-08-20 | 2005-08-15 | 部品成形方法、樹脂部品および部品成形金型 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080171168A1 (ja) |
JP (1) | JP4580392B2 (ja) |
WO (1) | WO2006019068A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012135901A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Morioka Seiko Instruments Inc | 射出成形用金型 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8636939B2 (en) * | 2007-11-06 | 2014-01-28 | Covidien Lp | Mold for actuation sled |
CN105014864B (zh) * | 2014-05-02 | 2018-11-09 | 东芝机械株式会社 | 成形品的制造装置、成形品的制造方法以及成形品 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0473520U (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-29 | ||
JPH06344386A (ja) * | 1993-06-10 | 1994-12-20 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 射出成形用金型 |
JPH09246301A (ja) * | 1996-03-06 | 1997-09-19 | Rohm Co Ltd | 樹脂モールドパッケージ形成方法及びその際の金型 |
JP2000094112A (ja) * | 1998-07-21 | 2000-04-04 | Itsuki Morikawa | 金型鋳造用ガス抜き装置 |
JP2001148131A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-05-29 | Pioneer Electronic Corp | レンズ駆動装置とその製造装置及びレンズ駆動装置の製造方法 |
JP2002326256A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク基板の製造方法及び装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69412704T2 (de) * | 1993-06-10 | 1999-02-04 | Idemitsu Petrochemical Co | Spritzgiessform |
-
2005
- 2005-08-15 US US11/660,365 patent/US20080171168A1/en not_active Abandoned
- 2005-08-15 WO PCT/JP2005/014899 patent/WO2006019068A1/ja active Application Filing
- 2005-08-15 JP JP2006531785A patent/JP4580392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0473520U (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-29 | ||
JPH06344386A (ja) * | 1993-06-10 | 1994-12-20 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 射出成形用金型 |
JPH09246301A (ja) * | 1996-03-06 | 1997-09-19 | Rohm Co Ltd | 樹脂モールドパッケージ形成方法及びその際の金型 |
JP2000094112A (ja) * | 1998-07-21 | 2000-04-04 | Itsuki Morikawa | 金型鋳造用ガス抜き装置 |
JP2001148131A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-05-29 | Pioneer Electronic Corp | レンズ駆動装置とその製造装置及びレンズ駆動装置の製造方法 |
JP2002326256A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク基板の製造方法及び装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012135901A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Morioka Seiko Instruments Inc | 射出成形用金型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20080171168A1 (en) | 2008-07-17 |
JP4580392B2 (ja) | 2010-11-10 |
WO2006019068A1 (ja) | 2006-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4737293B2 (ja) | 光学素子及び樹脂成形用金型並びに光学素子製造方法 | |
JP4992105B2 (ja) | 樹脂成形用金型及び光学素子製造方法 | |
CN101259740B (zh) | 树脂成型用模具和光学元件以及光拾取装置 | |
JP4580392B2 (ja) | 部品成形方法、樹脂部品および部品成形金型 | |
EP1107035B1 (en) | Lens driving device, and apparatus for and method of manufacturing the device | |
CN100463058C (zh) | 光学拾取器的透镜保持座或透镜保护器的制造方法 | |
CN101118761B (zh) | 物镜致动器和具有物镜致动器的光学拾取装置 | |
JP2012056321A (ja) | 樹脂成形用金型及び光ピックアップ装置用対物レンズ並びに光学素子製造方法 | |
US7057817B2 (en) | Optical lens device and production method thereof | |
CN101932423A (zh) | 光学元件的制造方法及光学元件 | |
US5483516A (en) | Optical head and lens actuator | |
US7014798B2 (en) | Method for manufacturing an optical pickup | |
US7397732B2 (en) | Objective lens driving apparatus and optical disc apparatus | |
US7277256B2 (en) | Actuator and hard disk drive employing the same | |
JPH11232670A (ja) | 光学式ピックアップ | |
KR100238033B1 (ko) | 자성유체를 적용한 광픽업 액츄에이터 | |
US20030142616A1 (en) | Optical pickup actuator including a movable portion having high stiffness | |
JP2003075763A (ja) | 光学素子支持装置 | |
JP3757135B2 (ja) | 光学式ピックアップ用レンズホルダおよびその製造方法 | |
JPH07201054A (ja) | 光学式ピックアップ装置 | |
JPH0935296A (ja) | 光学系支持装置 | |
JP2001076385A (ja) | 光ディスクのダミー基板および光ディスク | |
JP2004348884A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPH0822631A (ja) | 光ディスク装置及びその製造方法 | |
JP2002222544A (ja) | 光ディスク基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100817 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100827 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |