JPWO2006016547A1 - ストマ用装具のカバー - Google Patents

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Abstract

ストマに装着するフランジ(11)と、袋状に形成され、下端に排出口(14a)が設けられたパウチ(12)とを有するストマ用装具のカバー(1)において、袋体(2)に、フランジ(11)とパウチ(12)の連結部(17)を挿通可能とする挿通孔(3)と、挿通孔(3)が設けられている側とは反対となる側の下部に、パウチ(12)を取り出し可能とする取り出し部(4)とを設けたことにより、パウチ(12)が袋体(2)の中で安定するので活動しやすい。また、排出口(14a)をカバー(1)の外側へ取り出して、排泄物を便器内へ容易に流すことができるので、外出先でもトイレを利用して容易に処理することができる。よって、ストマ用装具を装着していることを気にすることなく外出したり、仕事に従事したりすることができる。

Description

本発明は、体に設けられたストマ(人工肛門)からの排泄物を溜めるストマ用装具を覆うカバーに関する。
直腸切除や閉塞症状に対する処置として、腸管を体外に引き出し、内容物を排出できるように人為的な肛門を造設する場合がある。この人為的な肛門を人工肛門またはストマと呼び、回腸人工肛門(イレオストミー)、上行結腸人工肛門、横行結腸人工肛門、下行結腸人工肛門、S状結腸人工肛門など腸管を引き出す箇所は、上腹部から下腹部まで手術した箇所に応じて様々である。
このストマから排出される排泄物を溜めるストマ用装具がある。このストマ用装具は、ストマに接着して固定されるフランジと、ビニールフィルムを袋状に形成して排泄物を溜めるパウチと、パウチの下端に設けられた排出口を封止する止め具とを備えたものである。装着者は、このストマ用装具をストマに装着して日常生活を送っている。
このようなストマ用装具のカバーが特許文献1および2に提案されている。
特許文献1に記載のストマ用装具のカバーは、脱臭剤を含浸させた紙、不織布、ビニールを円筒状に形成して、ストマ用装具を覆うように形成したものである。
特許文献2に記載のストマ用装具のカバーは、人体の腰に巻回して固定する引き止め部と、この引き止め部に設けられた懸吊部とを備え、懸吊部にはパウチ連結部を挿通可能とする挿通孔を設け、挿通孔近傍にパウチを収納する袋状部を設け、挿通孔と袋状部とを遮蔽する天ブタ部が設けられたものである。
実開昭62−99219号公報 特開平10−33579号公報
しかし、特許文献1に記載のストマ用装具カバーは、筒状に形成されているので、体を動かすと、排泄物が溜まったパウチが振り子のように揺動してしまい安定しない。
また特許文献2に記載のストマ用装置のカバーは、袋状部がパウチを安定して保持すると思われる。しかし、パウチに排泄物が溜まり、その排泄物をパウチから捨てる際には、パウチの下端を持ち上げるようにして袋状部からパウチを取り出すことになる。そうなると、パウチを中央付近で折り曲げることになるので、その変形により排泄物が流動して、勢いで排出口から排泄物が漏れる可能性がある。また、排泄物が溜まったパウチは重量があるとともにガスが溜まって膨らんでいるので、袋状部から取り出し難い。従って、パウチから排泄物を捨てにくいので、装着者は外出を控えたり、仕事に従事できなくなったりして活動範囲が狭くなってしまう。
そこで、本発明においては、体を動かしてもパウチが安定するとともに、パウチに排泄物が溜まったときにもパウチから排泄物の排出が容易に行えることで、外出や仕事の従事を容易とするストマ用装具のカバーを提供することを目的とする。
本発明のストマ用装具のカバーは、ストマに装着するフランジと、袋状に形成され下端に排出口が設けられたパウチとを有するストマ用装具のカバーにおいて、袋体に、前記フランジと前記パウチの連結部を挿通可能とする挿通孔と、前記挿通孔が設けられている側とは反対となる側の下部に、前記パウチを取り出し可能とする取り出し部とを設けたことを特徴としたものである。
袋体に、フランジとパウチの連結部が挿通可能な挿通孔を設けたことで、カバーの袋体とストマ装具の位置関係が固定された状態で、パウチが袋体に収納される。従って、体を動かしても袋体がパウチの揺動を規制するので安定する。また、挿通孔が設けられている側とは反対となる側の下部に取り出し部を設けているので、この取り出し部からパウチの下部部分だけを取り出することができる。従って、パウチに溜まった排泄物を捨てるときには、取り出し部からパウチの下部部分を取り出して、パウチの下端に設けられた排出口から排泄物を容易に排出させることができる。
排泄物を溜める大径の貯留部と、前記排泄物を前記排出口へ導出する小径の排出部と、前記排出部に取り付けて前記排出口から排泄物が流出することを抑止する止め具とを備えた前記パウチとしたときに、前記袋体の上下方向の長さは、前記貯留部の長さに形成されたものであり、前記取り付け部は、前記排出部を折り返した状態で前記止め具が位置するところに設けるのが望ましい。
袋体の上下方向の長さを貯留部の長さとすることで、パウチは排出部を折り返した状態で袋体に収納されることになる。パウチの排出部を折り返した状態で袋体に収納すると、排泄物が溜まって重たくなった貯留部を、袋体の下側の内側面で担持するのでパウチを安定した状態とすることができる。また、取り出し部を、排出部を折り返した状態で止め具が位置するところに設けている。従って貯留部に溜まった排泄物を排出する際に、取り出し部へ手を挿入させると、止め具が位置しているので止め具が取り出しやすい。つまり、貯留部に溜まった排泄物を排出する際に、衣類の裾から手探りで取り出し部を探すような状態でも、取り出し部に手がかかれば、取り出し部に手を挿入して、止め具を容易に取り出すことができる。
前記袋体は、前記挿通孔が設けられた面であるストマ側面部と、前記ストマ側面部の反対側の面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、前記外側上面部が前記外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、前記外側上面部と、前記外側下面部との間を前記取り出し部とするのが望ましい。
衣服を着た状態で体を動かしても、外側上面部が上となるように、外側上面部と外側下面部との一部を重ねているので、衣服の裾が上下に動いたとしても取り出し部に裾が引っかからない。
また、前記パウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの前記袋体に、消臭作用のある布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けているので、ストマから排出される臭気を帯びたガスや、パウチに溜まった排泄物からの臭気が通気部から放散されても、消臭部の布の消臭作用によりガスを無臭とすることができるので、周囲に臭気が拡散することが防止できる。
また、前記袋体は、消臭作用のある布で形成されていてもよい。袋体全体を消臭作用のある布で形成すると、袋体全体でパウチから排出されるガスを無臭とすることができる。
前記袋体に前記パウチを収納した状態で、前記袋体の上から前記パウチを狭持するクリップを備えるのが望ましい。徐々に排泄物がパウチに溜まっていき振り子のように揺動しやすい状態となっても、クリップで袋体の上からパウチを狭持しているので、クリップがパウチの揺動を規制することができる。
前記袋体には、前記フランジに接着する粘着シートが設けられているのが望ましい。袋体に、フランジに接着する粘着シートを設けることで、体表面に密着した状態に装着されたフランジと袋体とを密着した状態とすることができるので、体表面に袋体を密着させることができる。
前記袋体の上部内側面に、芯地を設けるのが望ましい。袋体は、体表面に接するものなので、体が動くごとに袋体表面と擦れる。従って、袋体は肌触りよい柔らかな材質のものが好ましい。しかしそのような材質のものは、一般的には腰が弱く体に装着した状態で袋体の外形を保つことが困難である。従って、袋体の上部内側面に芯地を設けることで、芯地が適度な硬さで袋体の上部の折れや皺の発生を防止して、型崩れを防止する。また、芯地が袋体の上部の変形を抑止することで、袋体の下部の型崩れも防止することができる。
前記袋体は、前記取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向かって膨らむように形成されているのが望ましい。袋体の取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向かって膨らむように形成されていることで、パウチに排泄物が溜まって厚みが厚くなっても、パウチと袋体との間に空間を確保することで余裕ができる。従って、パウチの厚みが厚くなっても袋体を押し上げるように膨れることが防止できる。
本発明のストマ用装具のカバーによれば、以下の効果を奏す。
(1)袋体に、フランジとパウチの連結部を挿通可能とする挿通孔と、挿通孔が設けられている側とは反対となる側の下部に、パウチを取り出し可能とする取り出し部とを設けたことにより、パウチが袋体の中で安定するので活動しやすい。また、パウチの下端に設けられた排出口をカバーの外側へ容易に出せるので、排泄物が溜まったパウチを持ち上げる必要がなく、取り出す際のパウチの折り曲げで、排出口から排泄物を漏らす心配がない。そして、排出口をカバーの外側へ取り出して、排泄物を便器内へ容易に流すことができるので、外出先でもトイレを利用して容易に処理することができる。よって、ストマ用装具を装着していることを気にすることなく外出したり、仕事に従事したりすることができる。
(2)排泄物を溜める大径の貯留部と、排泄物を排出口へ導出する小径の排出部と、排出部に取り付けて排出口から排泄物が流出することを抑止する止め具とを備えたパウチとしたときに、袋体の上下方向の長さは、貯留部の長さに形成されたものとしているので、体を動かすことで排泄物が溜まったパウチが揺動しても袋体の下側の内側面で担持される。よって、安定性を更に向上させたストマ用装具のカバーとすることができる。また、取り付け部は、排出部を折り返した状態で止め具が位置するところに設けられているので、容易に取り出し部から止め具を取り出せるとともに、排出部を取り出すことができる。よって、ストマ用装具が衣服の内側となって見えない状態でも、取り付け部が手探りで見つかれば直ぐに止め具を袋体の中で手探りすることなく探せ、取り出すことができる。
(3)袋体は、挿通孔が設けられた面であるストマ側面部と、ストマ側面部の反対側の面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、外側上面部が外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、外側上面部と、外側下面部との間を取り出し部としたことにより、衣服の裾が上下に動いたとしても取り出し部に裾が引っかからないので、体が動かしやすく、ストマ用装具を装着していることが気にならない。
(4)パウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの袋体に、消臭作用のある布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けたことにより、ストマから排出される臭気を帯びたガスや、パウチに溜まった排泄物からの臭気を消臭部が消臭するので、外出して人と会うときや仕事をしているときに、周囲の人に気を使うことなく安心して買い物や会話を楽しむことができる。
(5)袋体は、消臭作用のある布で形成されていることにより、袋体全体でパウチから排出されるガスを無臭とすることができるので、より高い消臭作用を得ることができる。また、排気用の通気部の位置が異なるパウチであっても、袋体全体が消臭作用のある布で形成されているので、収納するストマ用装具を選択する際に、通気部の位置を気にすることなく選択することができる。
(6)袋体にパウチを収納した状態で、袋体の上から前記パウチを狭持するクリップを備えたことにより、クリップがパウチの揺動を規制することができるので、パウチに排泄物が溜まりパウチの重量が重くなった状態で体を動かしても、パウチを安定させることができる。よって、安心して外出したり、仕事に従事したりすることができる。
(7)袋体には、フランジに接着する粘着シートが設けられていることで、袋体とフランジとの間を隙間なく密着させた状態とすることができるので、体が揺れても本発明のストマ用装具のカバーが体と一体となって揺れる。よって、使用者は、本発明のストマ用装具のカバーを装着しても違和感を感じないので、安心して外出したり、仕事に従事したりすることができる。
(8)袋体の上部内側面に芯地を設けることで、袋体の上部の型崩れを防止できるだけでなく、袋体の下部までも型崩れが防止できるので、本発明のストマ用装具のカバーを装着したときに、服に擦れても折れ曲がるようなことがない。よって、心地よい装着感を得ることができる。
(9)袋体の取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向かって膨らむように形成されていることで、排泄物がパウチに溜まって厚みが厚くなっても、パウチが袋体を押し上げるように膨れることが防止できる。従って、パウチに多くの排泄物が溜まりパウチの厚みが厚くなってもパウチに負担がかかない。
本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装具の一例を示す図であり、体表面側から見た図である。 本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装具の一例を示す図であり、図2Aの反対面側から見た図である。 止め具を説明する図である。 ストマ用装具を本発明の実施の形態1に係るカバーに収納した状態を説明する図である。 ストマ用装具を本発明の実施の形態1に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。 本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。 ストマ用装具を本発明の実施の形態2に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。 本発明の実施の形態2に係るクリップを説明する図である。 本発明の実施の形態3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。 ストマ用装具を本発明の実施の形態3に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。
符号の説明
1 カバー
2 袋体
2a ストマ側面部
2b 外側上面部
2c 外側下面部
2d 消臭面部
3 挿通孔
3a 縁部
4 取り出し部
10 ストマ用装具
11 フランジ
11a 粘着層
12 パウチ
13 貯留部
14 排出部
14a 排出口
15 通気部
16 止め具
17 連結部
20 体表面
30 カバー
31 芯地
31a 切り欠き部
32 粘着シート
33 クリップ
33a 本体部
33b 押圧カバー
33c 折曲部
33d 上下挟持片
33e 押圧爪
33f 折曲部
33g 上下押圧片
33h ガイド溝
33j ガイド爪
40 カバー
41 袋体
41a 外側上面部
41b 外側下面部
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを図に基づいて説明する。図1Aは、本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。図1Bは、本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。図2Aは、本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装具の一例を示す図であり、体表面側から見た図である。図2Bは、本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装具の一例を示す図であり、図2Aの反対面側から見た図である。図3は、止め具を説明する図である。
まず、ストマ用装具を説明した後に、本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーを説明する。
図2Aおよび図2Bに示すように、ストマ用装具10は、ストマへ粘着固定されるフランジ11と、排泄物を溜めるパウチ12とを備えている。このストマ用装具10は、下端開放型であり、フランジ11がパウチ12から外れないワンピース型である。
フランジ11は、リング状に形成された体表面と接する面には粘着層11aが形成され、ストマへ固定される。パウチ12は、大径とした貯留部13と、小径の排出部14とが設けられており、透明のフィルム状部材を貼り合わせ、下端に排泄物を排出するための排出口14aが設けられた袋である。また、このパウチ12の体表面と接する側には、体表面とパウチ12との接触によるべたつき感や、蒸れを防止するため不織布が配設されることもある。
パウチ12には、フランジ11の取り付け位置より高い位置にパウチ12に溜まったガスを排出する通気部15が設けられている。この通気部15の位置は、メーカによって異なるが、このストマ用装具10を通常使用する状態で、フランジ11の開口より上側となるようにしている。これは、フランジ11の開口と対向した位置または開口より下側に位置すると通気部15のフィルタが排泄物により汚染され易いからである。
使用状態では排出部14には、図3に示すような止め具16を用いて排出口14aを封止する。止め具16は、プラスチックで成形され、全体が体表面の曲面に沿うように湾曲している。止め具16は、断面を略U字状に形成された受け部16aと、受け部16aの間に挿入する挿入部16bとを備えている。この受け部16aと挿入部16bとで、図2Aおよび図2Bに示すストマ用装具10の排出部14を挟むようにして排出口から排泄物の流出を抑止する。
以上のようなストマ用装具を覆う本実施の形態1のストマ用装具のカバーを、図1Aおよび図1Bに基づいて説明する。
図1Aおよび図1Bに示すように、ストマ用装具のカバー1は、袋体2に、挿通孔3と、取り出し部4とが設けられている。
袋体2は、輪郭略矩形状に形成されており、袋体2の上下方向、つまり縦方向となる長さは、図2Aおよび図2Bに示される貯留部13の長さと略等しくなるように形成されている。貯留部13の長さとは、貯留部13が徐々に狭くなって排出部14と接続する部分までの長さをいう。袋体2の上下方向の長さを、貯留部13が徐々に狭くなり排出部14と接続する部分までの長さとすることで、袋体2にパウチ12を収納したときに、排出部14を折り返して収納することが容易にできる。また排出部14を折り返して収納したときに、排泄物が溜まった貯留部13の徐々に狭くなる部分が、袋体2の下端の内側面に担持されることになるので、パウチ12が袋体2の中で安定する。
本実施の形態1では、袋体2の大きさを縦に約205mm、横に約150mmとしている。袋体2は、消臭作用のある綿布で形成されている。この消臭作用のある綿布は、例えば、放射線グラフト重合を用いて、重合性ビニルモノマーをグラフト重合させたものを使用するのが望ましい。
このようなグラフト重合させた綿布の他に、活性炭を内包させたり、市販の消臭スプレーを塗布した布でも消臭作用を有する綿布であれば使用することができる。また、袋体2は、消臭作用を有していれば、ニットや不織布でも形成することができる。
挿通孔3の直径は、フランジ11とパウチ12の連結部17(図5参照)が挿通可能な大きさとしており、約8cm程度としている。また挿通孔3の縁部3aは、袋体2を形成する綿布がストマ用装具の連結部17と擦れてほつれないように、別布で縁取りされている。
袋体2は、挿通孔3が設けられた面であるストマ側面部2aと、ストマ側面部2aの反対側の面であり、上側となる外側上面部2bおよび下側となる外側下面部2cとを備えている。外側上面部2bと、外側下面部2cとを、外側上面部2bが上となるように一部を重ねて設けると、外側上面部2bと、外側下面部2cとの間が取り出し部4となる。
取り出し部4は、挿通孔3が設けられているストマ側面部2aとは反対側の下部に設けられている。これは、図2Aおよび図2Bに示されるストマ用装具10を収納したときに、排出部14を折り返した状態で止め具16が位置するところである。
本実施の形態1では、外側上面部2bの縦の長さを約150mmに形成し、外側下面部2cの縦の長さを約85mmに形成しているので、約30mm程度重なるようにしているが、20mmから35mm程度であればよい。重なりが20mmより短いと、外側下面部2cが捲れて外側上面部2bの上になったり、貯留部13に徐々に排泄物が溜まってくると取り出し部4が開いた状態となったりすることがある。また重なりが35mmより長いと取り出し部4から止め具16が取り出し難くなる。
また、外側上面部2bを長くし、外側下面部2cを短くすると、取り出し部4の位置を下げることができる。同様に、外側上面部2bを短くし、外側下面部2cを長くすると、取り出し部4の位置を高くすることができる。この取り出し部4の位置となる外側上面部2bの下端は、外側上面部2bと外側下面部2cとが重なる部分の長さをそのままにしつつ、袋体2の下端から40mmから80mmの間とするのが望ましい。この取り出し部4の位置が、袋体2の下端から40mmより短いと、貯留部13に徐々に排泄物が溜まってくると取り出し部4が開いた状態となったりすることがある。また、取り出し部4の位置が、袋体2の下端から80mmより長いと、取り出し部4から止め具16が取り出し難くなる。
また袋体2には、外側上面部2bの内側に、外側上面部2bと重なるように、消臭面部2dが設けられている。この消臭面部2dも消臭作用のある綿布で形成されている。また、パウチ12の通気部15が位置するところに設けられている。外側上面部2bと消臭面部2dとで消臭作用のある綿布を二重とした消臭部となる。パウチ12の通気部15が位置するところに、消臭作用のある綿布を二重にしているので、消臭作用を更に向上させることができる。消臭作用が不足するようであれば、三重以上と、更に消臭作用のある綿布を重ねて設けることも可能である。また外側上面部2bの内側に設けているので、体を動かして衣服が動いても消臭面部2dが邪魔にならない。また、消臭面部2dは、挿通孔3の上側部分を覆う広さを有しているので、様々なメーカから提供される通気部の配設位置が異なるパウチに対応させることができる。
以上のように構成される本発明の実施の形態1に係るストマ用装具のカバーの使用状態を図に基づいて説明する。図4は、ストマ用装具を本発明の実施の形態1に係るカバーに収納した状態を説明する図である。図5は、ストマ用装具を本発明の実施の形態1に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。
図2Aおよび図2Bに示すストマ用装具10の排出部14に止め具16を取り付ける。次に、手を図1Aおよび図1Bに示すカバー1の取り出し部4から入れ、挿通孔3から出し、止め具16を持ってパウチ12を引き込むようにして、パウチ12を挿通孔3から袋体2の中へ入れる。その際、取り出し部4からパウチ12の下側を出した状態で、パウチ12の貯留部13が折り重ならないように全体を整える。取り出し部4からパウチ12の下側を外に出した状態としても、外側上面部2bと外側下面部2cとの重なりが、外側上面部2bが外側下面部2cの上となるようにしているので、パウチ12が取り出し部4に引っかかることなく、取り出し部4からパウチ12の下側を出すことができる。最後に、止め具16を持ち、排出部14を折り返した状態で取り出し部4から袋体2の中へ入れ収納する。このときの状態を図4に示す。図4に示すように、ストマ用装具10は、排出部14を折り返して収納されているので、パウチ12は輪郭略矩形状となる。従って、袋体2の輪郭と合致した関係とすることができるので安定して収納することができる。
以上のようにしてストマ用装具10をカバー1に収納した後、図5に示すように、ストマ用装具10のフランジ11をストマが造設された体表面20へ装着する。
そして、ストマから排泄物が排出されるにつれて、パウチ12の貯留部13が膨らむとともに重量が重くなる。その状態で体を動かしても、袋体2がパウチ12の揺動を規制するので安定する。また、パウチ12の排出部14を折り返した状態で袋体2に収納しているので、袋体2の下側の内側面で、排泄物が溜まって重たくなった貯留部13を担持する。従って、パウチ12を安定した状態とすることができる。
例えば、このストマ用装具10をカバー1に収納せずにストマに装着すると、排出部14が貯留部13の下側に位置した状態となる。この状態でストマが下腹部に造設されていると、外出したときなど歩行する際に、排泄物で重量が重くなったストマ用装具10の止め具16が太ももに当たって歩行の支障となる。カバー1は、袋体2の長さを、ストマ用装具10の貯留部13の長さとしているので、排出部14を折り返した状態で収納することとなるため、全体として長さが短くなる。従って、太ももに当たらないので歩行しやすい。
また、ストマからは排泄物の他にガスが排出される。貯留部13に溜まったガスは、通気部15から排出される。このガスは臭気を帯びている。このガスは、通気部15が位置するところに設けられた外側上面部2bと消臭面部2dとを通過して袋体2から周囲に放散されるので、通過の際にガスの臭気が脱臭される。また外側上面部2bと消臭面部2dとの二重構造としているので、脱臭効果は2倍である。この消臭作用のある綿布は、通気部15が位置するところのみ使用してもよいが、体を激しく動かした際に排出口14aから万が一排泄物が漏れた場合を考慮すると、袋体2全体に消臭作用のある綿布を使用するのが望ましい。
貯留部13内に排泄物が溜まって捨てる場合には、衣服の下から取り出し部4を探して手を入れる。取り出し部4は、袋体2の下部であり、パウチ12の排出部14を折り返した状態で止め具16が位置するところに設けられているので、取り出し部4から手入れると直ぐに止め具16を見つけることができる。
そして、止め具16を持ってパウチ12の下部部分である排出部14を取り出し部4から取り出す。止め具16を外して貯留部13に溜まった排泄物を、排出部14を通過させて排出口14aから排出する。
このように、パウチ12の下部部分のみを取り出し部4から取り出せば貯留部13に溜まった排泄物を排出させることができるので、取り出す際に排泄物が溜まったパウチ12を把持して持ち上げることでパウチ12を変形させてしまい、排出口14aから排泄物を漏らす心配がない。
このように下端開放型のストマ用装具10を収納する場合を説明したが、密閉型のストマ用装具でも取り出し部4から手を入れて、挿通孔3から引き込むようにしてパウチを袋体2に入れて、収納することができる。密閉型のストマ用装具を収納する場合は、パウチに排出口が設けられていないので、取り出し部4からパウチを出して排出することはないが、上述したように取り出し部4から手を入れて容易にパウチを収納することができる。
また、袋体2の上下方向の長さを、密閉型ストマ用装具のパウチの長さとすることで、排泄物が溜まって重たくなったパウチを、袋体2の下側の内側面で担持するので、下端開放型と同様、密閉型でもパウチを安定した状態とすることができる。
更に、本実施の形態1ではフランジ11が外れないワンピース型を例に説明したが、フランジがパウチから外れる2ピース型でも、同様に使用できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバーについて、図6A,図6Bおよび図7に基づいて説明する。図6Aは、本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。図6Bは、本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。なお図6A,図6Bおよび図7においては、図1A,図1Bおよび図5と同じ機能を有するものは、同符号を付して説明を省略する。
図6A,図6Bおよび図7に示すように、本発明の実施の形態2に係るストマ用装具のカバー30は、ポリエステルで形成されたメッシュ状の芯地31を備えている。この芯地31は、大きさが消臭面部2dとほぼ同じに形成されるとともに、半円形状の切り欠き部31aが形成され、ストマ側面部2aの上部内側面に縫いつけられている。この芯地31の切り欠き部31aが、ストマ用装具のパウチ12とフランジ11との連結部17に嵌合して、芯地31が連結部17に担持されることで、芯地31が連結部17に立った状態で安定することができる。従って、パウチ12に排泄物が溜まっていない状態でも、芯地31が袋体2の型崩れを防止することができる。また、芯地31は、袋体2の上部の変形を抑止することで、体表面20に装着した状態では袋体2の下部の型崩れも防止することができるが、芯地31を上部内側のみに設けているので、袋体2の下部が厚くなる分には規制されない。従って、多くの排泄物がパウチ12の下部に溜まり、パウチ12の下部の厚みが厚くなっても、袋体2の下部が容易に変形してパウチ12の負荷にならない。
また、芯地31は、メッシュ状に形成することで、消臭作用を有する袋体2への通気性を確保している。本実施の形態2では、芯地31をポリエステルで形成したものを採用したが、ある程度の保形性を有し、メッシュ状に形成できるものであれば、他の材質のものでも使用することができる。
また、カバー30の袋体2には、ストマ用装具10のフランジ11に接着する粘着シート32が設けられている。この粘着シート32は、シート自体が強い粘着性を有するゲル素材で形成され、カバー30を洗浄しても粘着性が低下しにくい性質を有している。袋体2に粘着シート32を貼り付ける場合には、袋体2の挿通孔3より上側に貼り付けるのが望ましい。袋体2の挿通孔3から下側は、カバー30およびストマ用装具10のそれぞれの自重で、体表面20側へ接近するが、袋体2の挿通孔3の上側は、体表面20から離れる応力が作用する。従って、袋体2の挿通孔3より上側に粘着シート32を貼り付けると、体表面20に密着した状態に装着されたフランジ11と袋体2とが粘着シート32で密着するので、袋体2と体表面20とを密着した状態とすることができる。
フランジ11と袋体2とは粘着シート32で接着された状態であるが、ストマ用装具10を取り換えるときやカバー30を洗浄するときに、フランジ11と袋体2とを剥がす必要がある。そのときに、粘着シート32がフランジ11側に貼り付いた状態で離れると、フランジ11から粘着シート32を引き剥がす必要があり煩雑である。しかし、粘着シート32がゲル素材で形成されているので、綿布で形成された袋体2とフランジ11とを接着して使用していると、粘着シート32が綿布の凹凸面に馴染み、フランジ11側の接着面より強固に接着する。従って、使用者がカバー30の上部とパウチのフランジ11とを持って、カバー30に接着したフランジ11を引き離すと、粘着シート32はカバー30側に接着した状態でカバー30とフランジ11とが離れる。従って、容易にフランジ11と袋体2との引き剥がしを行うことができ、カバー30の洗浄や、ストマ用装具10の交換が容易にできる。
また、カバー30には、クリップ33が設けられている。ここでクリップ33について図8に基づいて詳細に説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係るストマ用装置のカバー30が備えたクリップ33を説明する斜視図である。
図8に示すように、クリップ33は、本体部33aと押圧カバー33bとを備えている。本体部33aは、ステンレス鋼からなる平板部材の中心辺から折曲して所定幅を有する折曲部33cが形成されている。この折曲部33cの両端に上下挟持片33d,33dが形成されているとともに、上下挟持片33d,33dの先端を折曲部33cの方へ向けてそれぞれ内方に折曲させた一対の押圧爪33e,33eが対向するように形成されている。それら押圧爪33e,33e間で袋体2の上からパウチを狭持する。
押圧カバー33bは、本体部33aと同じくステンレス鋼から形成され、平板部材の中心部から折曲して所定幅を有する折曲部33fが形成されているとともに、この折曲部33fの両端から上下押圧片33g,33gが形成されている。
また、本体部33aの上下挟持片33d,33dには、ガイド溝33hが設けられており、このガイド溝33hに、押圧カバー33bに設けられたガイド爪33jが前後にスライド可能に取り付けられている。
このクリップ33の本体部33aで、袋体2の上端部を挟み込み押圧カバー33bをスライドさせる。本体部33aは押圧カバー33bの弾性力で押圧されることで、本体部33aの上下狭持片33d,33dが袋体2を狭持して、収納するパウチを規制する。クリップ33を取り付ける位置としては、パウチに排泄物が下部から溜まってくるので、上端部に取り付けるのが望ましい。
このように、袋体2に芯地31やクリップ33を設けることで、パウチ12に排泄物が溜まっていなくても、袋体2の型崩れを防止することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係るストマ用装置のカバーを、図9A,図9Bおよび図10に基づいて説明する。図9Aは、本発明の実施の形態3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通孔側から見た斜視図である。図9Bは、本発明の実施の形態3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、パウチを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。図10は、ストマ用装具を本発明の実施の形態3に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。なお、図9A,図9Bおよび図10においては、図1A,図1Bおよび図5と同じ機能を有するものは、同符号を付して説明を省略する。
図9A,図9Bおよび図10に示すように、本実施の形態3に係るカバー40は、袋体41の取り出し部4が形成された側の面が、体表面20に対して外側に向かって膨らむように形成されている。つまり、挿通孔3が設けられた面であるストマ側面部2aに、立体裁断した外側上面部41aとその下側に位置する外側下面部41bとを縫合することで、ストマ側面部2a側は体表面20に対して平面で、その反対側となる面が体表面20に対して外側に膨らむように形成された袋体41とすることができる。
外側上面部41aと外側下面部41bとを立体裁断しているので、ストマ側面部2aの周囲に縫合するときには、外側上面部41aと外側下面部41bとのそれぞれの周囲にギャザーを入れながら縫合する。
このように、袋体41を形成することで、パウチ12に排泄物が溜まって厚みが厚くなっても、パウチ12が袋体41を押し上げるように膨れないので、パウチ12に多くの排泄物が溜まったとしてもパウチ12に負担がかかることが防止できる。
本発明は、体に設けられたストマからの排泄物を溜めることができ、下端開放型や密閉型、ワンピース型や2ピース型のストマ用装具に好適である。

Claims (9)

  1. ストマに装着するフランジと、袋状に形成され下端に排出口が設けられたパウチとを有するストマ用装具のカバーにおいて、
    袋体に、前記フランジと前記パウチの連結部を挿通可能とする挿通孔と、
    前記挿通孔が設けられている側とは反対となる側の下部に、前記パウチを取り出し可能とする取り出し部とを設けたことを特徴とするストマ用装具のカバー。
  2. 排泄物を溜める大径の貯留部と、前記排泄物を前記排出口へ導出する小径の排出部と、前記排出部に取り付けて前記排出口から排泄物が流出することを抑止する止め具とを備えた前記パウチとしたときに、
    前記袋体の上下方向の長さは、前記貯留部の長さに形成されたものであり、
    前記取り出し部は、前記排出部を折り返した状態で前記止め具が位置するところに設けられていることを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  3. 前記袋体は、前記挿通孔が設けられた面であるストマ側面部と、前記ストマ側面部の反対側の面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、
    前記外側上面部が前記外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、
    前記外側上面部と、前記外側下面部との間を前記取り出し部としたことを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  4. 前記パウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの前記袋体に、消臭作用のある布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けたことを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  5. 前記袋体は、消臭作用のある布で形成されていることを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  6. 前記袋体に前記パウチを収納した状態で、前記袋体の上から前記パウチを狭持するクリップを備えたことを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  7. 前記袋体には、前記フランジに接着する粘着シートが設けられていることを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  8. 前記袋体の上部内側面に、芯地を設けたことを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
  9. 前記袋体は、前記取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向かって膨らむように形成されていることを特徴とする請求項1記載のストマ用装具のカバー。
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