WO2006016547A1 - ストマ用装具のカバー - Google Patents

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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
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    • A61F5/445Colostomy, ileostomy or urethrostomy devices

Description

明 細 書
ストマ用装具のカバー
技術分野
[0001] 本発明は、体に設けられたストマ (人工肛門)からの排泄物を溜めるストマ用装具を 覆うカバーに関する。
背景技術
[0002] 直腸切除や閉塞症状に対する処置として、腸管を体外に引き出し、内容物を排出 できるように人為的な肛門を造設する場合がある。この人為的な肛門を人工肛門また はストマと呼び、回腸人工肛門 (イレオストミー)、上行結腸人工肛門、横行結腸人工 肛門、下行結腸人工肛門、 S状結腸人工肛門など腸管を引き出す箇所は、上腹部 力 下腹部まで手術した箇所に応じて様々である。
[0003] このストマ力も排出される排泄物を溜めるストマ用装具がある。このストマ用装具は、 ストマに接着して固定されるフランジと、ビニールフィルムを袋状に形成して排泄物を 溜めるバウチと、バウチの下端に設けられた排出口を封止する止め具とを備えたもの である。装着者は、このストマ用装具をストマに装着して日常生活を送っている。
[0004] このようなストマ用装具のカバーが特許文献 1および 2に提案されている。
特許文献 1に記載のストマ用装具のカバーは、脱臭剤を含浸させた紙、不織布、ビ ニールを円筒状に形成して、ストマ用装具を覆うように形成したものである。
[0005] 特許文献 2に記載のストマ用装具のカバーは、人体の腰に卷回して固定する引き 止め部と、この引き止め部に設けられた懸吊部とを備え、懸吊部にはバウチ連結部を 挿通可能とする揷通孔を設け、揷通孔近傍にバウチを収納する袋状部を設け、挿通 孔と袋状部とを遮蔽する天ブタ部が設けられたものである。
[0006] 特許文献 1 :実開昭 62— 99219号公報
特許文献 2:特開平 10— 33579号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] しかし、特許文献 1に記載のストマ用装具カバーは、筒状に形成されているので、 体を動かすと、排泄物が溜まったバウチが振り子のように揺動してしま 、安定しな 、。
[0008] また特許文献 2に記載のストマ用装置のカバーは、袋状部がバウチを安定して保持 すると思われる。しかし、バウチに排泄物が溜まり、その排泄物をバウチ力も捨てる際 には、ノ^チの下端を持ち上げるようにして袋状部からバウチを取り出すことになる。 そうなると、バウチを中央付近で折り曲げることになるので、その変形により排泄物が 流動して、勢いで排出ロカも排泄物が漏れる可能性がある。また、排泄物が溜まった ノ^チは重量があるとともにガスが溜まって膨らんでいるので、袋状部から取り出し難 い。従って、バウチ力も排泄物を捨てにくいので、装着者は外出を控えたり、仕事に 従事できなくなつたりして活動範囲が狭くなつてしまう。
[0009] そこで、本発明においては、体を動かしてもバウチが安定するとともに、バウチに排 泄物が溜まったときにもバウチ力 排泄物の排出が容易に行えることで、外出や仕事 の従事を容易とするストマ用装具のカバーを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0010] 本発明のストマ用装具のカバーは、ストマに装着するフランジと、袋状に形成され下 端に排出口が設けられたバウチとを有するストマ用装具のカバーにおいて、袋体に、 前記フランジと前記バウチの連結部を揷通可能とする揷通孔と、前記揷通孔が設け られて 、る側とは反対となる側の下部に、前記バウチを取り出し可能とする取り出し部 とを設けたことを特徴としたものである。
[0011] 袋体に、フランジとパゥチの連結部が挿通可能な揷通孔を設けたことで、カバーの 袋体とストマ装具の位置関係が固定された状態で、バウチが袋体に収納される。従つ て、体を動力しても袋体がバウチの揺動を規制するので安定する。また、挿通孔が設 けられて 、る側とは反対となる側の下部に取り出し部を設けて 、るので、この取り出し 部からバウチの下部部分だけを取り出することができる。従って、バウチに溜まった排 泄物を捨てるときには、取り出し部からバウチの下部部分を取り出して、バウチの下 端に設けられた排出口から排泄物を容易に排出させることができる。
[0012] 排泄物を溜める大径の貯留部と、前記排泄物を前記排出口へ導出する小径の排 出部と、前記排出部に取り付けて前記排出ロカ 排泄物が流出することを抑止する 止め具とを備えた前記バウチとしたときに、前記袋体の上下方向の長さは、前記貯留 部の長さに形成されたものであり、前記取り付け部は、前記排出部を折り返した状態 で前記止め具が位置するところに設けるのが望ましい。
[0013] 袋体の上下方向の長さを貯留部の長さとすることで、バウチは排出部を折り返した 状態で袋体に収納されることになる。バウチの排出部を折り返した状態で袋体に収納 すると、排泄物が溜まって重たくなつた貯留部を、袋体の下側の内側面で担持する のでバウチを安定した状態とすることができる。また、取り出し部を、排出部を折り返し た状態で止め具が位置するところに設けている。従って貯留部に溜まった排泄物を 排出する際に、取り出し部へ手を挿入させると、止め具が位置しているので止め具が 取り出しやすい。つまり、貯留部に溜まった排泄物を排出する際に、衣類の裾力も手 探りで取り出し部を探すような状態でも、取り出し部に手がかかれば、取り出し部に手 を挿入して、止め具を容易に取り出すことができる。
[0014] 前記袋体は、前記揷通孔が設けられた面であるストマ側面部と、前記ストマ側面部 の反対側の面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、 前記外側上面部が前記外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、前記外 側上面部と、前記外側下面部との間を前記取り出し部とするのが望ま 、。
[0015] 衣服を着た状態で体を動力しても、外側上面部が上となるように、外側上面部と外 側下面部との一部を重ねて 、るので、衣服の裾が上下に動 、たとしても取り出し部に 裾が引つ力からない。
[0016] また、前記バウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの前記袋体に、消 臭作用のある布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けているので、ストマカも排 出される臭気を帯びたガスや、ノ^チに溜まった排泄物からの臭気が通気部力 放 散されても、消臭部の布の消臭作用によりガスを無臭とすることができるので、周囲に 臭気が拡散することが防止できる。
[0017] また、前記袋体は、消臭作用のある布で形成されていてもよい。袋体全体を消臭作 用のある布で形成すると、袋体全体でバウチ力も排出されるガスを無臭とすることが できる。
[0018] 前記袋体に前記バウチを収納した状態で、前記袋体の上から前記バウチを狭持す るクリップを備えるのが望ましい。徐々に排泄物がバウチに溜まっていき振り子のよう に揺動しやす 、状態となっても、クリップで袋体の上からバウチを狭持して 、るので、 クリップがバウチの揺動を規制することができる。
[0019] 前記袋体には、前記フランジに接着する粘着シートが設けられているのが望ましい 。袋体に、フランジに接着する粘着シートを設けることで、体表面に密着した状態に 装着されたフランジと袋体とを密着した状態とすることができるので、体表面に袋体を 密着させることができる。
[0020] 前記袋体の上部内側面に、芯地を設けるのが望ましい。袋体は、体表面に接する ものなので、体が動くごとに袋体表面と擦れる。従って、袋体は肌触りよい柔らかな材 質のものが好ましい。し力しそのような材質のものは、一般的には腰が弱く体に装着 した状態で袋体の外形を保つことが困難である。従って、袋体の上部内側面に芯地 を設けることで、芯地が適度な硬さで袋体の上部の折れや皺の発生を防止して、型 崩れを防止する。また、芯地が袋体の上部の変形を抑止することで、袋体の下部の 型崩れも防止することができる。
[0021] 前記袋体は、前記取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向か つて膨らむように形成されて 、るのが望ま ヽ。袋体の取り出し部が形成された側の 面力 体表面に対して外側に向力つて膨らむように形成されていることで、バウチに 排泄物が溜まって厚みが厚くなつても、バウチと袋体との間に空間を確保することで 余裕ができる。従って、ノ^チの厚みが厚くなつても袋体を押し上げるように膨れるこ とが防止できる。
発明の効果
[0022] 本発明のストマ用装具のカバーによれば、以下の効果を奏す。
[0023] (1)袋体に、フランジとバウチの連結部を揷通可能とする揷通孔と、揷通孔が設けら れて 、る側とは反対となる側の下部に、バウチを取り出し可能とする取り出し部とを設 けたことにより、バウチが袋体の中で安定するので活動しやすい。また、バウチの下 端に設けられた排出口をカバーの外側へ容易に出せるので、排泄物が溜まったバウ チを持ち上げる必要がなぐ取り出す際のバウチの折り曲げで、排出ロカ 排泄物を 漏らす心配がない。そして、排出口をカバーの外側へ取り出して、排泄物を便器内 へ容易に流すことができるので、外出先でもトイレを利用して容易に処理することがで きる。よって、ストマ用装具を装着していることを気にすることなく外出したり、仕事に 従事したりすることができる。
[0024] (2)排泄物を溜める大径の貯留部と、排泄物を排出口へ導出する小径の排出部と、 排出部に取り付けて排出ロカ 排泄物が流出することを抑止する止め具とを備えた ノゥチとしたときに、袋体の上下方向の長さは、貯留部の長さに形成されたものとして いるので、体を動かすことで排泄物が溜まったバウチが揺動しても袋体の下側の内 側面で担持される。よって、安定性を更に向上させたストマ用装具のカバーとすること ができる。また、取り付け部は、排出部を折り返した状態で止め具が位置するところに 設けられているので、容易に取り出し部力 止め具を取り出せるとともに、排出部を取 り出すことができる。よって、ストマ用装具が衣服の内側となって見えない状態でも、 取り付け部が手探りで見つかれば直ぐに止め具を袋体の中で手探りすることなく探せ 、取り出すことができる。
[0025] (3)袋体は、揷通孔が設けられた面であるストマ側面部と、ストマ側面部の反対側の 面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、外側上面部 が外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、外側上面部と、外側下面部と の間を取り出し部としたことにより、衣服の裾が上下に動 、たとしても取り出し部に裾 が引つかからないので、体が動かしやすぐストマ用装具を装着していることが気にな らない。
[0026] (4)バウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの袋体に、消臭作用のあ る布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けたことにより、ストマカゝら排出される臭気 を帯びたガスや、バウチに溜まった排泄物からの臭気を消臭部が消臭するので、外 出して人と会うときや仕事をしているときに、周囲の人に気を使うことなく安心して買い 物や会話を楽しむことができる。
[0027] (5)袋体は、消臭作用のある布で形成されていることにより、袋体全体でバウチから 排出されるガスを無臭とすることができるので、より高い消臭作用を得ることができる。 また、排気用の通気部の位置が異なるバウチであっても、袋体全体が消臭作用のあ る布で形成されているので、収納するストマ用装具を選択する際に、通気部の位置を 気にすることなく選択することができる。 [0028] (6)袋体にバウチを収納した状態で、袋体の上力 前記バウチを狭持するクリップを 備えたことにより、クリップがバウチの揺動を規制することができるので、バウチに排泄 物が溜まりバウチの重量が重くなつた状態で体を動力しても、バウチを安定させること ができる。よって、安心して外出したり、仕事に従事したりすることができる。
[0029] (7)袋体には、フランジに接着する粘着シートが設けられていることで、袋体とフラン ジとの間を隙間なく密着させた状態とすることができるので、体が揺れても本発明のス トマ用装具のカバーが体と一体となって揺れる。よって、使用者は、本発明のストマ用 装具のカバーを装着しても違和感を感じないので、安心して外出したり、仕事に従事 したりすることがでさる。
[0030] (8)袋体の上部内側面に芯地を設けることで、袋体の上部の型崩れを防止できるだ けでなぐ袋体の下部までも型崩れが防止できるので、本発明のストマ用装具のカバ 一を装着したときに、服に擦れても折れ曲がるようなことがない。よって、心地よい装 着感を得ることができる。
[0031] (9)袋体の取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向力つて膨ら むように形成されていることで、排泄物がバウチに溜まって厚みが厚くなつても、バウ チが袋体を押し上げるように膨れることが防止できる。従って、バウチに多くの排泄物 が溜まりバウチの厚みが厚くなつてもバウチに負担力かかない。
図面の簡単な説明
[0032] [図 1A]本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿 通孔側から見た斜視図である。
[図 1B]本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、バウ チを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。
[図 2A]本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装 具の一例を示す図であり、体表面側から見た図である。
[図 2B]本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装 具の一例を示す図であり、図 2Aの反対面側力 見た図である。
[図 3]止め具を説明する図である。
[図 4]ストマ用装具を本発明の実施の形態 1に係るカバーに収納した状態を説明する 図である。
[図 5]ストマ用装具を本発明の実施の形態 1に係るカバーに収納してストマに装着し た状態の断面図である。
[図 6A]本発明の実施の形態 2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿 通孔側から見た斜視図である。
[図 6B]本発明の実施の形態 2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、バウ チを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。
[図 7]ストマ用装具を本発明の実施の形態 2に係るカバーに収納してストマに装着し た状態の断面図である。
[図 8]本発明の実施の形態 2に係るクリップを説明する図である。
[図 9A]本発明の実施の形態 3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿 通孔側から見た斜視図である。
[図 9B]本発明の実施の形態 3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、バウ チを取り出す取り出し部側から見た斜視図である。
[図 10]ストマ用装具を本発明の実施の形態 3に係るカバーに収納してストマに装着し た状態の断面図である。
符号の説明
1 カバー
2 袋体
2a ストマ側面部
2b 外側上面部
2c 外側下面部
2d 消臭面部
3 揷通孔
3a 縁部
4 取り出し部
10 ストマ用装具
11 フランジ 11a 粘着層
12 バウチ
13 貯留部
14 排出部
14a 排出口
15 通気部
16 止め具
17 連結部
20 体表面
30 カバー
31 芯地
31a 切り欠き部
32 粘着シート
33 クリップ
33a 本体部
33b 押圧力バー
33c 折曲部
33d 上下挟持片
33e 押圧爪
33f 折曲部
33g 上下押圧片
33h ガイド溝
33j ガイド爪
40 カバー
41 袋体
41a 外側上面部
41b 外側下面部
発明を実施するための最良の形態 [0034] (実施の形態 1)
本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーを図に基づいて説明する。図 1 Aは、本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、挿通 孔側から見た斜視図である。図 1Bは、本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具の カバーを説明する図であり、バウチを取り出す取り出し部側力も見た斜視図である。 図 2Aは、本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用 装具の一例を示す図であり、体表面側から見た図である。図 2Bは、本発明の実施の 形態 1に係るストマ用装具のカバーに収納されるストマ用装具の一例を示す図であり 、図 2Aの反対面側から見た図である。図 3は、止め具を説明する図である。
[0035] まず、ストマ用装具を説明した後に、本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具の カバーを説明する。
[0036] 図 2Aおよび図 2Bに示すように、ストマ用装具 10は、ストマへ粘着固定されるフラン ジ 11と、排泄物を溜めるバウチ 12とを備えている。このストマ用装具 10は、下端開放 型であり、フランジ 11がバウチ 12から外れな 、ワンピース型である。
[0037] フランジ 11は、リング状に形成された体表面と接する面には粘着層 11aが形成され 、ストマへ固定される。バウチ 12は、大径とした貯留部 13と、小径の排出部 14とが設 けられており、透明のフィルム状部材を貼り合わせ、下端に排泄物を排出するための 排出口 14aが設けられた袋である。また、このバウチ 12の体表面と接する側には、体 表面とバウチ 12との接触によるべたつき感ゃ、蒸れを防止するため不織布が配設さ れることちある。
[0038] バウチ 12には、フランジ 11の取り付け位置より高い位置にバウチ 12に溜まったガス を排出する通気部 15が設けられている。この通気部 15の位置は、メーカによって異 なるが、このストマ用装具 10を通常使用する状態で、フランジ 11の開口より上側とな るようにしている。これは、フランジ 11の開口と対向した位置または開口より下側に位 置すると通気部 15のフィルタが排泄物により汚染され易いからである。
[0039] 使用状態では排出部 14には、図 3に示すような止め具 16を用いて排出口 14aを封 止する。止め具 16は、プラスチックで成形され、全体が体表面の曲面に沿うように湾 曲している。止め具 16は、断面を略 U字状に形成された受け部 16aと、受け部 16aの 間に挿入する揷入部 16bとを備えている。この受け部 16aと揷入部 16bとで、図 2A および図 2Bに示すストマ用装具 10の排出部 14を挟むようにして排出ロカも排泄物 の流出を抑止する。
[0040] 以上のようなストマ用装具を覆う本実施の形態 1のストマ用装具のカバーを、図 1A および図 1Bに基づいて説明する。
[0041] 図 1Aおよび図 1Bに示すように、ストマ用装具のカバー 1は、袋体 2に、揷通孔 3と、 取り出し部 4とが設けられて 、る。
[0042] 袋体 2は、輪郭略矩形状に形成されており、袋体 2の上下方向、つまり縦方向となる 長さは、図 2Aおよび図 2Bに示される貯留部 13の長さと略等しくなるように形成され ている。貯留部 13の長さとは、貯留部 13が徐々に狭くなつて排出部 14と接続する部 分までの長さをいう。袋体 2の上下方向の長さを、貯留部 13が徐々に狭くなり排出部 14と接続する部分までの長さとすることで、袋体 2にバウチ 12を収納したときに、排出 部 14を折り返して収納することが容易にできる。また排出部 14を折り返して収納した ときに、排泄物が溜まった貯留部 13の徐々に狭くなる部分が、袋体 2の下端の内側 面に担持されることになるので、バウチ 12が袋体 2の中で安定する。
[0043] 本実施の形態 1では、袋体 2の大きさを縦に約 205mm、横に約 150mmとしている 。袋体 2は、消臭作用のある綿布で形成されている。この消臭作用のある綿布は、例 えば、放射線グラフト重合を用いて、重合性ビュルモノマーをグラフト重合させたもの を使用するのが望ましい。
[0044] このようなグラフト重合させた綿布の他に、活性炭を内包させたり、市販の消臭スプ レーを塗布した布でも消臭作用を有する綿布であれば使用することができる。また、 袋体 2は、消臭作用を有していれば、ニットゃ不織布でも形成することができる。
[0045] 揷通孔 3の直径は、フランジ 11とバウチ 12の連結部 17 (図 5参照)が揷通可能な大 きさとしており、約 8cm程度としている。また揷通孔 3の縁部 3aは、袋体 2を形成する 綿布がストマ用装具の連結部 17と擦れてほつれな 、ように、別布で縁取りされて!/、る
[0046] 袋体 2は、揷通孔 3が設けられた面であるストマ側面部 2aと、ストマ側面部 2aの反 対側の面であり、上側となる外側上面部 2bおよび下側となる外側下面部 2cとを備え ている。外側上面部 2bと、外側下面部 2cとを、外側上面部 2bが上となるように一部 を重ねて設けると、外側上面部 2bと、外側下面部 2cとの間が取り出し部 4となる。
[0047] 取り出し部 4は、揷通孔 3が設けられているストマ側面部 2aとは反対側の下部に設 けられている。これは、図 2Aおよび図 2Bに示されるストマ用装具 10を収納したときに 、排出部 14を折り返した状態で止め具 16が位置するところである。
本実施の形態 1では、外側上面部 2bの縦の長さを約 150mmに形成し、外側下面 部 2cの縦の長さを約 85mmに形成して!/、るので、約 30mm程度重なるようにして!/ヽ る力 20mmから 35mm程度であればよい。重なりが 20mmより短いと、外側下面部 2cが捲れて外側上面部 2bの上になったり、貯留部 13に徐々に排泄物が溜まってく ると取り出し部 4が開いた状態となったりすることがある。また重なりが 35mmより長い と取り出し部 4から止め具 16が取り出し難くなる。
[0048] また、外側上面部 2bを長くし、外側下面部 2cを短くすると、取り出し部 4の位置を下 げることができる。同様に、外側上面部 2bを短くし、外側下面部 2cを長くすると、取り 出し部 4の位置を高くすることができる。この取り出し部 4の位置となる外側上面部 2b の下端は、外側上面部 2bと外側下面部 2cとが重なる部分の長さをそのままにしつつ 、袋体 2の下端力も 40mmから 80mmの間とするのが望ましい。この取り出し部 4の位 置力 袋体 2の下端力も 40mmより短いと、貯留部 13に徐々に排泄物が溜まってくる と取り出し部 4が開いた状態となったりすることがある。また、取り出し部 4の位置が、 袋体 2の下端から 80mmより長 、と、取り出し部 4から止め具 16が取り出し難くなる。
[0049] また袋体 2には、外側上面部 2bの内側に、外側上面部 2bと重なるように、消臭面部 2dが設けられている。この消臭面部 2dも消臭作用のある綿布で形成されている。ま た、バウチ 12の通気部 15が位置するところに設けられている。外側上面部 2bと消臭 面部 2dとで消臭作用のある綿布を二重とした消臭部となる。バウチ 12の通気部 15が 位置するところに、消臭作用のある綿布を二重にしているので、消臭作用を更に向上 させることができる。消臭作用が不足するようであれば、三重以上と、更に消臭作用 のある綿布を重ねて設けることも可能である。また外側上面部 2bの内側に設けて ヽ るので、体を動力して衣服が動いても消臭面部 2dが邪魔にならない。また、消臭面 部 2dは、揷通孔 3の上側部分を覆う広さを有しているので、様々なメーカから提供さ れる通気部の配設位置が異なるバウチに対応させることができる。
[0050] 以上のように構成される本発明の実施の形態 1に係るストマ用装具のカバーの使用 状態を図に基づいて説明する。図 4は、ストマ用装具を本発明の実施の形態 1に係る カバーに収納した状態を説明する図である。図 5は、ストマ用装具を本発明の実施の 形態 1に係るカバーに収納してストマに装着した状態の断面図である。
[0051] 図 2Aおよび図 2Bに示すストマ用装具 10の排出部 14に止め具 16を取り付ける。次 に、手を図 1Aおよび図 1Bに示すカバー 1の取り出し部 4から入れ、揷通孔 3から出し 、止め具 16を持ってバウチ 12を引き込むようにして、バウチ 12を揷通孔 3から袋体 2 の中へ入れる。その際、取り出し部 4からバウチ 12の下側を出した状態で、バウチ 12 の貯留部 13が折り重ならないように全体を整える。取り出し部 4からバウチ 12の下側 を外に出した状態としても、外側上面部 2bと外側下面部 2cとの重なりが、外側上面 部 2bが外側下面部 2cの上となるようにしているので、バウチ 12が取り出し部 4に引つ かかることなぐ取り出し部 4からバウチ 12の下側を出すことができる。最後に、止め 具 16を持ち、排出部 14を折り返した状態で取り出し部 4から袋体 2の中へ入れ収納 する。このときの状態を図 4に示す。図 4に示すように、ストマ用装具 10は、排出部 14 を折り返して収納されているので、バウチ 12は輪郭略矩形状となる。従って、袋体 2 の輪郭と合致した関係とすることができるので安定して収納することができる。
[0052] 以上のようにしてストマ用装具 10をカバー 1に収納した後、図 5に示すように、ストマ 用装具 10のフランジ 11をストマが造設された体表面 20へ装着する。
[0053] そして、ストマ力も排泄物が排出されるにつれて、バウチ 12の貯留部 13が膨らむと ともに重量が重くなる。その状態で体を動力しても、袋体 2がバウチ 12の揺動を規制 するので安定する。また、バウチ 12の排出部 14を折り返した状態で袋体 2に収納し ているので、袋体 2の下側の内側面で、排泄物が溜まって重たくなつた貯留部 13を 担持する。従って、バウチ 12を安定した状態とすることができる。
[0054] 例えば、このストマ用装具 10をカバー 1に収納せずにストマに装着すると、排出部 1 4が貯留部 13の下側に位置した状態となる。この状態でストマが下腹部に造設され ていると、外出したときなど歩行する際に、排泄物で重量が重くなつたストマ用装具 1 0の止め具 16が太ももに当たって歩行の支障となる。カバー 1は、袋体 2の長さを、ス トマ用装具 10の貯留部 13の長さとしているので、排出部 14を折り返した状態で収納 することとなるため、全体として長さが短くなる。従って、太ももに当たらないので歩行 しゃすい。
[0055] また、ストマからは排泄物の他にガスが排出される。貯留部 13に溜まったガスは、 通気部 15から排出される。このガスは臭気を帯びている。このガスは、通気部 15が 位置するところに設けられた外側上面部 2bと消臭面部 2dとを通過して袋体 2から周 囲に放散されるので、通過の際にガスの臭気が脱臭される。また外側上面部 2bと消 臭面部 2dとの二重構造としているので、脱臭効果は 2倍である。この消臭作用のある 綿布は、通気部 15が位置するところのみ使用してもよいが、体を激しく動かした際に 排出口 14aから万が一排泄物が漏れた場合を考慮すると、袋体 2全体に消臭作用の ある綿布を使用するのが望ましい。
[0056] 貯留部 13内に排泄物が溜まって捨てる場合には、衣服の下力も取り出し部 4を探 して手を入れる。取り出し部 4は、袋体 2の下部であり、バウチ 12の排出部 14を折り 返した状態で止め具 16が位置するところに設けられているので、取り出し部 4から手 入れると直ぐに止め具 16を見つけることができる。
[0057] そして、止め具 16を持ってバウチ 12の下部部分である排出部 14を取り出し部 4か ら取り出す。止め具 16を外して貯留部 13に溜まった排泄物を、排出部 14を通過させ て排出口 14aから排出する。
[0058] このように、ノゥチ 12の下部部分のみを取り出し部 4から取り出せば貯留部 13に溜 まった排泄物を排出させることができるので、取り出す際に排泄物が溜まったバウチ 1 2を把持して持ち上げることでバウチ 12を変形させてしまい、排出口 14aから排泄物 を漏らす心配がない。
[0059] このように下端開放型のストマ用装具 10を収納する場合を説明したが、密閉型のス トマ用装具でも取り出し部 4から手を入れて、揷通孔 3から引き込むようにしてバウチ を袋体 2に入れて、収納することができる。密閉型のストマ用装具を収納する場合は、 バウチに排出口が設けられて 、な 、ので、取り出し部 4からバウチを出して排出する ことはな 、が、上述したように取り出し部 4から手を入れて容易にバウチを収納するこ とがでさる。 [0060] また、袋体 2の上下方向の長さを、密閉型ストマ用装具のバウチの長さとすることで 、排泄物が溜まって重たくなつたバウチを、袋体 2の下側の内側面で担持するので、 下端開放型と同様、密閉型でもバウチを安定した状態とすることができる。
[0061] 更に、本実施の形態 1ではフランジ 11が外れないワンピース型を例に説明したが、 フランジがバウチ力 外れる 2ピース型でも、同様に使用できる。
[0062] (実施の形態 2)
本発明の実施の形態 2に係るストマ用装具のカバーについて、図 6A,図 6Bおよび 図 7に基づいて説明する。図 6Aは、本発明の実施の形態 2に係るストマ用装具の力 バーを説明する図であり、揷通孔側力も見た斜視図である。図 6Bは、本発明の実施 の形態 2に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、バウチを取り出す取り出し 部側から見た斜視図である。なお図 6A,図 6Bおよび図 7においては、図 1A,図 1B および図 5と同じ機能を有するものは、同符号を付して説明を省略する。
[0063] 図 6A,図 6Bおよび図 7に示すように、本発明の実施の形態 2に係るストマ用装具 のカバー 30は、ポリエステルで形成されたメッシュ状の芯地 31を備えている。この芯 地 31は、大きさが消臭面部 2dとほぼ同じに形成されるとともに、半円形状の切り欠き 部 31aが形成され、ストマ側面部 2aの上部内側面に縫いつけられている。この芯地 3 1の切り欠き部 31aが、ストマ用装具のバウチ 12とフランジ 11との連結部 17に嵌合し て、芯地 31が連結部 17に担持されることで、芯地 31が連結部 17に立った状態で安 定することができる。従って、バウチ 12に排泄物が溜まっていない状態でも、芯地 31 が袋体 2の型崩れを防止することができる。また、芯地 31は、袋体 2の上部の変形を 抑止することで、体表面 20に装着した状態では袋体 2の下部の型崩れも防止するこ とができる力 芯地 31を上部内側のみに設けているので、袋体 2の下部が厚くなる分 には規制されない。従って、多くの排泄物がバウチ 12の下部に溜まり、バウチ 12の 下部の厚みが厚くなつても、袋体 2の下部が容易に変形してバウチ 12の負荷になら ない。
[0064] また、芯地 31は、メッシュ状に形成することで、消臭作用を有する袋体 2への通気 性を確保している。本実施の形態 2では、芯地 31をポリエステルで形成したものを採 用したが、ある程度の保形性を有し、メッシュ状に形成できるものであれば、他の材質 のものでも使用することができる。
[0065] また、カバー 30の袋体 2には、ストマ用装具 10のフランジ 11に接着する粘着シート 32が設けられている。この粘着シート 32は、シート自体が強い粘着性を有するゲル 素材で形成され、カバー 30を洗浄しても粘着性が低下しにくい性質を有している。袋 体 2に粘着シート 32を貼り付ける場合には、袋体 2の揷通孔 3より上側に貼り付けるの が望ましい。袋体 2の揷通孔 3から下側は、カバー 30およびストマ用装具 10のそれ ぞれの自重で、体表面 20側へ接近するが、袋体 2の揷通孔 3の上側は、体表面 20 から離れる応力が作用する。従って、袋体 2の揷通孔 3より上側に粘着シート 32を貼 り付けると、体表面 20に密着した状態に装着されたフランジ 11と袋体 2とが粘着シー ト 32で密着するので、袋体 2と体表面 20とを密着した状態とすることができる。
[0066] フランジ 11と袋体 2とは粘着シート 32で接着された状態であるが、ストマ用装具 10 を取り換えるときやカバー 30を洗浄するときに、フランジ 11と袋体 2とを剥がす必要が ある。そのときに、粘着シート 32がフランジ 11側に貼り付いた状態で離れると、フラン ジ 11から粘着シート 32を引き剥がす必要があり煩雑である。しかし、粘着シート 32が ゲル素材で形成されて ヽるので、綿布で形成された袋体 2とフランジ 11とを接着して 使用していると、粘着シート 32が綿布の凹凸面に馴染み、フランジ 11側の接着面よ り強固に接着する。従って、使用者がカバー 30の上部とバウチのフランジ 11とを持つ て、カバー 30に接着したフランジ 11を引き離すと、粘着シート 32はカバー 30側に接 着した状態でカバー 30とフランジ 11とが離れる。従って、容易にフランジ 11と袋体 2 との引き剥がしを行うことができ、カバー 30の洗浄や、ストマ用装具 10の交換が容易 にできる。
[0067] また、カバー 30には、クリップ 33が設けられている。ここでクリップ 33について図 8 に基づいて詳細に説明する。図 8は、本発明の実施の形態 2に係るストマ用装置の力 バー 30が備えたクリップ 33を説明する斜視図である。
[0068] 図 8に示すように、クリップ 33は、本体部 33aと押圧力バー 33bとを備えている。本 体部 33aは、ステンレス鋼力もなる平板部材の中心辺から折曲して所定幅を有する 折曲部 33cが形成されている。この折曲部 33cの両端に上下挟持片 33d, 33dが形 成されているとともに、上下挟持片 33d, 33dの先端を折曲部 33cの方へ向けてそれ ぞれ内方に折曲させた一対の押圧爪 33e, 33eが対向するように形成されている。そ れら押圧爪 33e, 33e間で袋体 2の上力 バウチを狭持する。
[0069] 押圧力バー 33bは、本体部 33aと同じくステンレス鋼力も形成され、平板部材の中 心部から折曲して所定幅を有する折曲部 33fが形成されているとともに、この折曲部
33fの両端から上下押圧片 33g, 33gが形成されて 、る。
[0070] また、本体部 33aの上下挟持片 33d, 33dには、ガイド溝 33hが設けられており、こ のガイド溝 33hに、押圧力バー 33bに設けられたガイド爪 3¾が前後にスライド可能に 取り付けられている。
[0071] このクリップ 33の本体部 33aで、袋体 2の上端部を挟み込み押圧力バー 33bをスラ イドさせる。本体部 33aは押圧力バー 33bの弾性力で押圧されることで、本体部 33a の上下狭持片 33d, 33dが袋体 2を狭持して、収納するバウチを規制する。クリップ 3 3を取り付ける位置としては、バウチに排泄物が下部から溜まってくるので、上端部に 取り付けるのが望ましい。
[0072] このように、袋体 2に芯地 31やクリップ 33を設けることで、バウチ 12に排泄物が溜ま つていなくても、袋体 2の型崩れを防止することができる。
[0073] (実施の形態 3)
本発明の実施の形態 3に係るストマ用装置のカバーを、図 9A,図 9Bおよび図 10 に基づいて説明する。図 9Aは、本発明の実施の形態 3に係るストマ用装具のカバー を説明する図であり、揷通孔側から見た斜視図である。図 9Bは、本発明の実施の形 態 3に係るストマ用装具のカバーを説明する図であり、バウチを取り出す取り出し部側 力も見た斜視図である。図 10は、ストマ用装具を本発明の実施の形態 3に係るカバ 一に収納してストマに装着した状態の断面図である。なお、図 9A,図 9Bおよび図 10 においては、図 1A,図 1Bおよび図 5と同じ機能を有するものは、同符号を付して説 明を省略する。
[0074] 図 9A,図 9Bおよび図 10に示すように、本実施の形態 3に係るカバー 40は、袋体 4 1の取り出し部 4が形成された側の面力 体表面 20に対して外側に向力つて膨らむよ うに形成されている。つまり、揷通孔 3が設けられた面であるストマ側面部 2aに、立体 裁断した外側上面部 41aとその下側に位置する外側下面部 41bとを縫合することで 、ストマ側面部 2a側は体表面 20に対して平面で、その反対側となる面が体表面 20 に対して外側に膨らむように形成された袋体 41とすることができる。
[0075] 外側上面部 41aと外側下面部 41bとを立体裁断しているので、ストマ側面部 2aの周 囲に縫合するときには、外側上面部 41aと外側下面部 41bとのそれぞれの周囲にギ ャザーを入れながら縫合する。
[0076] このように、袋体 41を形成することで、バウチ 12に排泄物が溜まって厚みが厚くな つても、バウチ 12が袋体 41を押し上げるように膨れないので、バウチ 12に多くの排 泄物が溜まったとしてもバウチ 12に負担力かかることが防止できる。
産業上の利用可能性
[0077] 本発明は、体に設けられたストマからの排泄物を溜めることができ、下端開放型や 密閉型、ワンピース型や 2ピース型のストマ用装具に好適である。

Claims

請求の範囲
[1] ストマに装着するフランジと、袋状に形成され下端に排出口が設けられたバウチとを 有するストマ用装具のカバーにおいて、
袋体に、前記フランジと前記バウチの連結部を揷通可能とする揷通孔と、 前記揷通孔が設けられている側とは反対となる側の下部に、前記バウチを取り出し 可能とする取り出し部とを設けたことを特徴とするストマ用装具のカバー。
[2] 排泄物を溜める大径の貯留部と、前記排泄物を前記排出口へ導出する小径の排 出部と、前記排出部に取り付けて前記排出ロカ 排泄物が流出することを抑止する 止め具とを備えた前記バウチとしたときに、
前記袋体の上下方向の長さは、前記貯留部の長さに形成されたものであり、 前記取り出し部は、前記排出部を折り返した状態で前記止め具が位置するところに 設けられていることを特徴とする請求項 1記載のストマ用装具のカバー。
[3] 前記袋体は、前記揷通孔が設けられた面であるストマ側面部と、前記ストマ側面部 の反対側の面であり、上側となる外側上面部および下側となる外側下面部とを備え、 前記外側上面部が前記外側下面部の上となるように一部を重ねて設けられ、 前記外側上面部と、前記外側下面部との間を前記取り出し部としたことを特徴とす る請求項 1記載のストマ用装具のカバー。
[4] 前記バウチに設けられた排気用の通気部が位置するところの前記袋体に、消臭作 用のある布を複数枚重ねて形成された消臭部を設けたことを特徴とする請求項 1記 載のストマ用装具のカバー。
[5] 前記袋体は、消臭作用のある布で形成されていることを特徴とする請求項 1記載の ストマ用装具のカバー。
[6] 前記袋体に前記バウチを収納した状態で、前記袋体の上から前記バウチを狭持す るクリップを備えたことを特徴とする請求項 1記載のストマ用装具のカバー。
[7] 前記袋体には、前記フランジに接着する粘着シートが設けられて 、ることを特徴と する請求項 1記載のストマ用装具のカバー。
[8] 前記袋体の上部内側面に、芯地を設けたことを特徴とする請求項 1記載のストマ用 装具のカバー。 前記袋体は、前記取り出し部が形成された側の面が、体表面に対して外側に向か つて膨らむように形成されて 、ることを特徴とする請求項 1記載のストマ用装具のカバ
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