JPWO2006016515A1 - 高い精度での受信品質の測定を可能にするパイロット信号送信方法および無線通信システム - Google Patents

高い精度での受信品質の測定を可能にするパイロット信号送信方法および無線通信システム Download PDF

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Abstract

高速伝送時に送信電力制御のためのSIR測定精度を高めることによりブロック誤り率を低減し、スループットを向上させるパイロット信号送信方法が開示される。まず、第1パイロット信号で測定した第1SIR値と、第2パイロット信号で測定した第2SIR値とを比較し、その比較結果からスロット単位で第2パイロット信号の有無を判定する。第2パイロット信号が存在する場合は、第1のパイロット信号に加えて第2パイロット信号を高速閉ループ型送信電力制御のSIR測定に用いる。第2パイロット信号が存在しない場合は、第1のパイロット信号のみを高速閉ループ型送信電力制御のSIR測定に用いる。

Description

本発明は、高速パケット伝送を行う無線通信システムにおけるパイロット信号送信方法に関する。
無線通信システムでは、移動局の移動に伴ってレイリーフェージングが発生する。このレイリーフェージングにより通信チャネルの振幅変動および位相変動が生じる。そのため、WCDMAなどの無線通信システムでは、送信側は、受信側にて既知の信号系列(パイロット信号)を送信する。受信側は、パイロット信号の受信点と既知の送信点との差から伝搬路の位相変動および振幅変動を推定する(チャネル推定)。そして、受信側は、このチャネル推定に基づいて、制御信号やデータ信号を含む情報信号の位相および振幅の変動を補正(チャネル除去)する。
図1は、QPSK変調を用いた通信において、推定したチャネルを用いて、受信した情報信号からチャネルの影響を除去する様子を示している。QPSKのような位相変調方式では、チャネルの影響による位相変動θを求めて受信点(R)をθだけ戻すことにより、チャネルの影響を除去した受信点(R’)が求められる。一般に、WCDMAシステムでは、伝送速度が高いほど高いチャネル推定精度が要求される。WCDMAでは、信号の拡散により干渉成分が低減される。しかし、高速伝送の場合には拡散率が低く設定されるため、干渉成分の低減される率も低くなる。
図2Aは、干渉成分が高い場合(高速伝送)におけるチャネル除去の様子を示している。図2Bは、干渉成分が低い場合(低速伝送)におけるチャネル除去の様子を示している。干渉成分が高くなると信号点の分散が大きくなり、受信点の分布を図示する円が広がる。推定精度の低いチャネル推定値θErrorを用いてチャネル除去を行った場合、干渉成分が高いほど、図中にて黒い部分で示された受信誤りを生じる領域が大きくなる。従って、拡散による干渉成分の低減率が低い高速伝送ほど、精度の高いチャネル推定値が要求される。
また、WCDMAシステムなどの直接拡散符号分割多重接続(DS−CDMA)を用いたセルラシステムでは、複数のチャネルにて同じ周波数帯が使用される。そのため、他のチャネルの電波は干渉となる。干渉が増加すると希望波の受信品質が劣化し、回線の切断などが生じる。従って、所望の受信品質を保って通信を行える回線数、すなわち回線容量は、干渉の量に依存する。上り回線においては、基地局から遠い移動局の送信する信号は、基地局に近い移動局の送信する信号より電力の減衰が大きい。そのため、それらの移動局が同じ電力で信号を送信すると、遠くの移動局からの希望波の受信電力より近くの移動局からの干渉波の受信電力の方が大きくなり、遠くの移動局の通信が困難になるという遠近問題が生じる。
従って、上り回線においては、各移動局からの信号が基地局にて同等な受信電力となるように各移動局の送信電力を制御する送信電力制御が必須技術である。基地局は、受信品質(受信電力対干渉電力:SIR)を所要品質(目標SIR)に保つことのできる必要最低限の送信電力となるように移動局の送信を制御する。各移動局についての送信電力制御は閉ループ型の制御である。基地局は、測定したSIRを所定の目標SIRと比較し、目標SIRよりも高ければ、送信電力を下げることを指示する送信電力制御(Transmit Power Control:TPC)信号を移動局に送信する。また、測定したSIRが目標SIRより低ければ、基地局は、送信電力を上げることを指示するTPC信号を移動局に送信する。このような閉ループ型の制御がスロット毎に行われることにより送信電力は高速な伝搬路変動に追従する。
また、WCDMAの上り回線チャネルには、回線交換による通信を行う個別チャネルと、高速パケット伝送のためのEUDCHとが設けられている(3GPPTR25.896 v6.0.0(2004−03)3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Feasibility Study for Enhanced Uplink for UTRA FDD (Release 6)参照)。個別チャネルは、データを送信するDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)と、制御信号を送信するDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)から成る。また、同様に、EUDCHは、データを送信するE−DPDCHと、制御信号を送信するE−DPCCHから成る。各チャネルの1フレームは15スロットから成る。各チャネルにより、データブロックが所定の送信間隔(TTI:Transmission Time Interval)毎に送信される。個別チャネルのTTIについては、1、2、4、8フレームのうちのいずれかが使用される。EUDCHのTTIは未定であるが、1フレームよりも短い1/5フレーム(1サブフレーム)、あるいは1フレームのいずれかが使用される予定である。
図3は、個別チャネルのフレーム構成を示している。DPCCHにはパイロット信号とTFCIとFBIとTPCビットが含まれる。パイロット信号は、上述したチャネル推定やSIR測定に用いられる。TFCIは、各TTIにおけるDPCCHの送信形式(データブロックサイズ、ブロック数)を通知する30ビットの制御信号であり、1スロット当たり2ビットずつに分割して送信される。従って、基地局は、1フレーム全てを受信した後、各スロットに分割されていたTFCIを収集して復号した後に、それを用いてDPDCHの復号を行う。
また、FBIビットは、下り回線における他の機能に必要なフィードバック信号を送るためのフィールドである。TPCは、上述した高速閉ループ型の送信電力制御信号を送るためのフィールドである。WCDMAでは、個別チャネルの上りと下りが対となり、互いの送信電力制御信号の転送に用いられる。また、EUDCHチャネルは、個別チャネルにオフセット電力を加えた電力で送信される。EUDCHのフレーム構成は3GPPにて未定であるが、E−DPCCHによって送られる信号としてはEUDCHのTFCI(E−TFCI)がある。これは、個別チャネルと同様に、このTTIにおけるE−DPDCHの送信形式を通知するものである。
また、チャネル推定のためにパイロット信号が必要であるが、個別チャネルのパイロット信号をチャネル推定に使用することもできる。また、基地局は、基地局におけるノイズライズ(受信電力対雑音比)が所定の目標値以下となるようにスケジューリングを行い、移動局に割当てる無線リソースをEUDCHで通知する。スケジューリングには大きく分けて2つの方法が検討されている。一方は時間・伝送速度スケジューリングと呼ばれ、他方は伝送速度スケジューリングと呼ばれる。
時間・伝送速度スケジューリングでは、基地局がEUDCHを設定している各移動局に対して、スケジューリング情報により送信時間と最大伝送速度を指定する。移動局は、指定された送信時間内に、指定された最大伝送速度以下でデータブロックを送信する。
一方、伝送速度スケジューリングでは、基地局はスケジューリング情報により最大伝送速度のみを指定する。移動局は、最大伝送速度以下の伝送速度であれば、任意のタイミングでデータブロックを送信してよい。これらのスケジューリング情報は、TTI毎に送信することができる。
以上のように、EUDCHでは高速パケット伝送が行われ、その伝送速度はTTI単位で変更することができる。上述したように、チャネル推定に要求される精度は、伝送速度が高いほど高くなる。
また、伝送速度が高ければ、SIR測定に要求される精度も高くなる。なぜなら、SIRは高速閉ループ型送信電力制御に使用されるため、SIR測定の精度が低いと電力制御の精度が劣化し、パイロット信号の受信品質が劣化してチャネル推定精度も劣化するからである。そのため、伝送速度が高ければ、より高い精度のSIR測定が要求される。
一般に、チャネル推定精度やSIR測定精度は、データ信号に対するパイロット信号の電力を増加させるか、または各スロット内のパイロットビット数を増加させることにより、向上させることができる。しかし、これらは制御信号のオーバヘッドを増加させ、他の移動局に対する干渉を増加させることになるため、これらを常に行うのは好ましくない。従って、EUDCHでは、チャネル推定精度およびSIR測定精度を向上させるのを、高速伝送を行うフレームのみにする必要がある。
この解決策が“[E]−SPICH Multiplexing Options”,QUALCOMM,3GPP RAN WG1 第33回会合,R1−030673にて提案されている。それによれば、移動局が高速伝送を行うフレームにおいて、E−DPCCHにより第2のパイロット信号を送信することが提案されている。この方法では、所定の伝送速度閾値を定めておき、移動局は、伝送速度が閾値以上であればE−DPCCHにて第2パイロット信号を送信する。基地局はE−TFCIを復号し、伝送速度が閾値以上であれば、移動局が第2パイロット信号を送信しているもの判断する。そして、その場合、基地局は、DPCCHのパイロット信号(第1パイロット信号)と共に第2のパイロット信号もチャネル推定に用いる。伝送速度が閾値以下であれば、移動局は第2パイロット信号を送信しないので、高精度なチャネル推定が必要でないときの他移動局への干渉が低減される。
しかしながら、この解決策では、第2パイロット信号を送信電力制御のSIR測定に使用できない場合がある。上述したように、DPCCH内のTFCIは、誤り訂正率を高めるために、1フレーム内の全スロットに分けて送信される。同様に、E−TFCIも1TTI内の全スロットまたは複数スロットに分けて送信される場合、基地局は、E−TFCIを全て受信し終えてE−TFCIを復号するまで、第2パイロット信号が送信されたか否かを判断できない。先に述べたように、高速閉ループ型の送信電力制御はスロット単位の制御であり、パイロット信号を受信してから1〜2スロット後にはTPC信号を送信しなければならない。それに間に合わなければ、移動局が第2パイロット信号を送信しても、基地局は第2のパイロット信号をSIR測定に用いることはできない。これに対して、基地局は、常に第2パイロットが送信されたものと想定して第2パイロット信号を使用してSIR測定を行うこととしてもよい。しかし、その場合、第2パイロットが送信されていないときにはSIR測定に雑音が加わることになるので、SIR測定精度が著しく劣化する。上述したように、SIR測定精度が劣化すると送信電力制御精度が劣化するため、目標受信品質を達成できず、チャネル推定精度が劣化してしまう。その結果、ブロック誤りが増加しスループットが低減してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点を解決するようなパイロット信号送信方法、無線通信システム、基地局ならびに移動局を提供する。具体的には、本発明は、EUDCHを用いて高速パケット伝送を行うようなシステムにおいて、高速伝送時に送信電力制御のためのSIR測定精度を高めることによりブロック誤り率を低減し、スループットを向上させるパイロット信号送信方法、無線通信システム、基地局ならびに移動局を提供する。
前述の課題を解決するため、本発明によるパイロット信号送信方法、無線通信システム、基地局ならびに移動局は、次のような特徴的な構成を採用している。
移動局は、第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信し、第2のチャネルで送信するデータの伝送速度に応じて、第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信する。
基地局は、第1のパイロット信号と第2のパイロット信号の受信品質に応じて、第2のパイロット信号を用いるか否かを判定する。
第2のパイロット信号を用いる場合、基地局は、第1のパイロット信号と第2のパイロット信号を用いて受信品質測定を行う。また、第2のパイロット信号を用いない場合、基地局は、第1のパイロット信号のみで受信品質測定を行う。
そして、基地局は、得られた受信品質測定に基づいて、送信電力制御信号を生成する。移動局は、基地局が送信する送信電力制御信号に応じて第1と第2のチャネルの送信電力を決定する。
チャネル推定結果の使用方法について説明するための図である。 干渉成分が高い場合(高速伝送)におけるチャネル除去の様子を示す図である。 干渉成分が低い場合(低速伝送)におけるチャネル除去の様子を示す図である。 個別チャネルのフレーム構成を示す図である。 本発明の各実施例に共通のセルラシステムの構成図である。 本発明による第1の実施例におけるパイロット信号の送信方法を説明するための図である。 本発明における第2パイロット信号が送信された場合と送信されない場合のSIR測定値の確率密度分布を示す図である。 本発明における第1の実施例における移動局の構成を示す図である。 本発明における第1の実施例における基地局の構成を示す図である。 本発明における第2の実施例におけるパイロット信号送信方法を説明するための図である。 本発明における第2の実施例における移動局の構成を示す図である。 本発明における第2の実施例における基地局の構成を示す図である。 本発明における第3の実施例におけるパイロット信号送信方法を説明するための図である。 差動信号に受信誤りが生じると、基地局が認識している最大伝送速度と移動局の認識している最大伝送速度にずれが生じることを示す図である。 本発明における第3の実施例における移動局の構成を示す図である。 本発明における第3の実施例に用いられる基地局の構成を示す図である。
以下、本発明の好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、一例として、WCDMAにおけるEUDCHを用いた実施形態について説明する。
図4は、本発明の第1〜3の実施例に共通のセルラシステムの構成図を示している。図4に示されるように、移動局121は基地局111のみと、移動局123は基地局112のみと、移動局122は両方の基地局と接続している。そして、移動局121〜123は、個別チャネルのデータを送信するためのDPDCH(UL/DL)、制御信号を送信するためのDPCCH(UL/DL)、並びにEUDCHのデータを送信するためのE−DPDCH(UL)、制御信号を送信するためのE−DPCCH(UL/DL)を基地局との間で送受信している。基地局111、112は基地局制御装置(不図示)に接続されている。基地局制御装置は、移動局と基地局に対して、各移動局に使用を許可する送信形式の組み合わせ(TFC:Transport Format Combination)のセット(TFCS)を通知する。TFCは、送信間隔(TTI: Transmission Time Interval)に含まれるデータブロックサイズとブロック数等のパラメータを含む。ここで、個別チャネルのTTIは15スロットとし、EUDCHのTTIは3スロットとする。TFCに応じてEUDCHの伝送速度は異なり、また伝送速度が高くなるほど基地局に与えるノイズライズは高くなる。従って、基地局は、使用を許可する最大TFCまたは最大伝送速度を制御することにより、基地局におけるノイズライズ変動を制御する。このための制御情報はE−DPCCH(UL/DL)にて送受信される。
また、基地局並びに移動局は、高速閉ループ型の送信電力制御のためのTPC(Transmit Power Control)信号をDPCCHにて送信する。TPC信号は毎スロット送信される2ビットの信号であり、基地局並びに移動局は、パイロット信号の受信SIRを測定し、目標SIRよりも高ければ電力減少を指示するTPC信号を、目標SIRよりも低ければ電力増加を指示するTPC信号を送信する。
第1の実施例について詳細に説明する。
図5は、第1の実施例におけるパイロット信号の送信方法を示している。ここでは簡単のため、制御信号としてパイロット信号とTFCI信号のみが記述されている。DPDCH並びにDPCCHは連続的に送信される。一方、E−DPCCHとE−DPDCHは間欠的に送信され、E−DPCCHに含まれる第2パイロット信号は所定の伝送速度閾値以上の場合のみ送信される。ここでは伝送速度閾値が1024kbpsと設定されている。図中の1つ目(左側)のデータブロックは伝送速度が384kbpsと伝送速度閾値よりも低いので、第2パイロット信号は送信されない(図中の「DTX」は、Discontinuous Txのことであり、送信オフを意味する)。しかし、それ以降のデータブロックは伝送速度が1024kbpsであるため第2パイロット信号も送信される。また、第2パイロット信号は、送信される場合、第1パイロット信号と同じ送信電力で送信される。
基地局は、第1パイロット信号の受信品質SIR1と第2パイロット信号の受信品質SIR2を測定し、以下の2つの条件の両方を満たす場合に第2パイロット信号が送信されたと判定する。
条件1:SIR1が所定の受信品質閾値よりも大きい。
条件2:SIR1から所定値ΔSIRを引いた値よりもSIR2が大きい。
ここで、受信品質閾値、並びに所定値ΔSIRは、予め基地局に通知されるか、または基地局情報として事前に設定されている。
条件1は、以下のような理由で用いられる。図6は、第2パイロット信号が送信された場合と送信されない場合のSIR測定値の確率密度分布を示している。基地局が、第2パイロット信号のSIR測定値から第2パイロット信号の有無を検出する際に、以下の2つの検出誤りパターンが生じうる。
検出誤り1:第2パイロット信号は送信されたが、基地局は送信されていないと判断する。
検出誤り2:第2パイロット信号は送信されなかったが、基地局は送信されたと判断する。
検出誤り2が生じると、基地局は、第2パイロット信号を使用してSIR測定に雑音を加えてしまうので、SIR測定の精度が著しく低下し、好ましくない。従って、受信品質閾値は、検出誤り2の生じる確率が検出誤り1の生じる確率よりも小さくなるように設定すればよい。従って、図6における確率Aが確率Bよりも小さくなるように受信品質閾値を設定すればよい。また、第1パイロット信号と第2パイロット信号は同じ電力で送信しているため、第2パイロット信号が送信されている場合は、SIR2とSIR1はほぼ等しい。従って、本実施形態の条件1では、SIR1を測定し、SIR1が受信品質閾値よりも低い場合は、検出誤り2が生じる確率を低減するため第2パイロット信号は使用しないようにする。
条件1を満たしていれば、基地局はSIR2を測定し、条件2を満たしているか否かを確認する。先に述べたように、第2パイロット信号が送信されている場合はSIR1とSIR2はほぼ同じ値となるはずである。従って、基地局は、所定のマージンとしてΔSIRを考慮した式SIR2>SIR1−ΔSIR、すなわち条件2が満たされていれば、第2パイロット信号が送信されていると判断する。ΔSIRは基地局の受信性能やスロット構成などにより決まる設計値でなる。
基地局は以上の手順で第2パイロット信号の有無を検出し、第2パイロットが送信されていないと判定した場合には第1パイロット信号のみを用い、第2パイロット信号が送信されたと判定した場合には第1パイロット信号と共に第2パイロット信号も用いて、チャネル推定及び送信電力制御のためのSIR測定を行う。SIR測定は以下のようにして行う。
(定義)
Figure 2006016515
: 送信された第1、第2パイロット信号
Figure 2006016515
: 受信された第1、第2パイロット信号
Figure 2006016515
: 第1、第2パイロット信号に加わる干渉成分
Figure 2006016515
: 第1、第2パイロット信号のシンボル数
Figure 2006016515
: 第1パイロット信号のみで推定したチャネル、第1および第2パイロット両方で推定したチャネル
Figure 2006016515
: 第1パイロット信号のみで推定した干渉成分、第1および第2パイロット信号両方で推定した干渉成分
(計算)
以上の定義から、第1パイロット信号のみを用いてSIRを計算する場合は、以下のように求める。
Figure 2006016515
Figure 2006016515
Figure 2006016515
一方、第1および第2パイロット信号の両方を用いてSIRを計算する場合は、以下のように求める。
Figure 2006016515
Figure 2006016515
Figure 2006016515
図7は、本実施形態に用いられる移動局の構成を示している。
図7では、4つのチャネルDPDCH、DPCCH、E−DPCCH、E−DPDCHで送信するデータの生成から、拡散後の電力制御までの構成が示されている。
DPDCHに関しては、TTIごとに、個別CHデータ(DPDCH)ブロック生成部201が、1TTIで送信されるデータブロックを生成する。1TTIで送信されるデータブロックは、上位層からの個別チャネルデータバッファ2011内のデータ量からTFC選択部2012がデータの優先度などを考慮して選択したTFCに従って生成される。その後、DPDCHバッファ2011は生成したデータブロックを処理部2013に送り、符号化、インタリーブ等の処理を施す。処理後のデータブロックは、1スロット分ずつ拡散部202に送られる。
DPCCHに関しては、スロットごとに、第1パイロット信号生成部203が第1パイロット信号を生成し、DPCCHフレーム生成部204が、TFC選択部2012で選択されたTFCIの情報と共にDPCCHの所定フィールドに挿入し、その後、拡散部202に送る。E−DPDCHに関しては、TTIごとに、EUDCHブロック生成部208が、1TTIで送信されるデータブロックを生成する。1TTIで送信されるデータブロックは、上位層からのE−DPDCHバッファ2082内のデータ量から、E−TFC選択部2081がデータの優先度や基地局により指定された最大TFCなどを考慮して選択したTFCに従って生成される。その後、E−DPDCHバッファ2082は生成したデータブロックを処理部2083に送り、符号化、インタリーブ等の処理を施す。処理後のデータブロックは、1スロット分ずつ拡散部202に送られる。
E−DPCCHに関しては、スロットごとに、第2パイロット信号生成部205が第2パイロット信号を生成し、E−DPCCHフレーム生成部207に送る。第2パイロット信号生成部205とE−DPCCHフレーム生成部207の間にはスイッチ206がある。E−TFC選択部2081は、フレームで使用するE−TFCIの情報をスイッチ206に送る。スイッチ206は、E−TFCIから伝送速度を計算し、それが伝送速度閾値である1024kbps以上である場合のみ第2パイロット信号をE−DPCCHフレーム生成部207に送る。E−DPCCHフレーム生成部207では、第2パイロット信号やE−TFCIの情報をE−DPCCHの所定フィールドに挿入し、拡散部202に送る。
拡散部202は、受取ったデータブロックならびに制御信号フレームの各々を拡散し、送信電力制御部209に送る。送信電力制御部は、下り回線で受信されたTPC信号からDPCCHの送信電力を決定し、そのDPCCHの電力に所定の電力オフセットを加えて各チャネルの電力を決定する。
図8は、第1の実施例に用いられる基地局の構成を示す図である。
図8には、逆拡散部301より受信処理を行ってから、データを上位層へ送るまでの構成が示されている。
まず、逆拡散部301は、受信した4つのチャネルDPDCH、DPCCH、E−DPDCH、E−DPCCHを各々逆拡散する。DPCCHのみに関する制御部は、バッファ303、仮チャネル推定部304、およびTFCI検知部308から成る。バッファ303は、逆拡散したDPCCHを格納する。仮チャネル推定部304は、第1パイロット信号を受信しチャネル推定を行う。TFCI検知部308は、チャネル推定結果とDPCCHのTFCIフィールドの受信信号からTFCIを検知する。そして、TFCI検知部308は検知したTFCI情報をDPDCHに関する制御部に属するスイッチ307へ送る。
E−DPCCHのみに関する制御部は、E−DPCCHバッファ305およびE−TFCI検知部309から成る。E−DPCCHバッファ305は、逆拡散したE−DPCCHを格納する。E−TFCI検知部309は、仮チャネル推定部304が送るチャネル推定結果とE−TFCIフィールドの受信信号からE−TFCIを検知する。そして、E−TFCI検知部309は、検知したE−TFCI情報をE−DPDCHに関する制御部に属するスイッチ310へ送る。
DPCCHとE−DPCCHに共通する制御部は、パイロット検知部313、SIR測定部312、フルチャネル推定部315、およびスイッチ314から成る。パイロット検知部313は、DPCCHバッファ303およびE−DPCCHバッファ305から受信した第1および第2のパイロット信号を用いて第2パイロット信号の有無を検知する。
その際、パイロット検知部313は、第1パイロット信号で第1SIR値を測定し、第2のパイロット信号で第2SIR値を測定する。これらを用いて、上述した方法により第2パイロット信号が送信されたか否かを判定する。
第2のパイロット信号が送信されなかったと判定した場合、パイロット検知部313は、
SIR測定部312およびフルチャネル推定部315へ第2パイロット信号が送られないようスイッチ314をオフにする。一方、第2パイロット信号が送信されたと判定した場合は、パイロット検知部313は、SIR測定部312およびフルチャネル推定部315へ第2パイロット信号が送られるようスイッチ314をオンにする。SIR測定部312は、送られてくるパイロット信号(第1および第2の両方、あるいは第1のみ)を用いて、上述した方法によりSIR測定を行い、測定結果を送信電力制御信号生成部317へ送る。送信電力制御信号生成部317は、その測定結果を目標SIRと比較し、電力増加または減少を指示するTPC信号を生成して送信制御部(不図示)へ送る。
一方、フルチャネル推定部315は、送られてくるパイロット信号(第1および第2の両方、あるいは第1のみ)を用いてチャネル推定を行い、推定結果をDPDCHレイク合成部311とE−DPDCHレイク合成部316へ送る。
DPDCHのみに関する制御部は、DPDCHバッファ302、スイッチ307、およびDPDCHレイク合成部311からなる。DPDCHバッファ302は、逆拡散したDPDCHを格納する。スイッチ307は、TFCI検知部308からTFCI情報を受け取り、TFCIが示すデータサイズが0でない場合に、バッファ302内のデータをDPDCHレイク合成部311へ送る。DPDCHレイク合成部311は、フルチャネル推定部315から送られるチャネル推定値を用いてDPDCHの受信信号の振幅変動を修正し、レイク合成を行い、レイク合成後の信号を上位層(不図示)へ送る。
E−DPDCHのみに関する制御部は、E−DPDCHバッファ306、スイッチ310、およびE−DPDCHレイク合成部316からなる。E−DPDCHバッファ306は、逆拡散したE−DPDCHを格納する。スイッチ310は、E−TFCI検知部309からE−TFCI情報を受け取り、E−TFCIが示すデータサイズが0でない場合に、バッファ306内のデータをE−DPDCHレイク合成部316へ送る。E−DPDCHレイク合成部316は、フルチャネル推定部315から送られるチャネル推定値を用いてE−DPDCHの受信信号の振幅変動を修正し、レイク合成を行い、レイク合成後の信号を上位層へ送る。
以上で説明したように、本実施形態によると、移動局は送信するE−DPDCHの伝送速度が所定の伝送速度閾値よりも高い場合に第2パイロット信号を送信する。しかし、基地局は、同TTIにて送信されるE−TFCIを全て受信した後でなければ伝送速度を検知できない。
そのため、従来はE−TFCIがTTI内に分散して送信される場合は、スロット単位でTPC信号を生成する高速閉ループ型送信電力制御に用いるSIR測定には第2パイロット信号を使用できなかった。
しかし、本実施形態によれば、基地局は、第1パイロット信号で測定した第1SIR値と、第2パイロット信号で測定した第2SIR値とを比較し、スロット単位で第2パイロット信号の有無を判定するので、第2パイロット信号が存在する場合に第2パイロット信号をも高速閉ループ型送信電力制御のSIR測定に利用し、送信電力制御の精度を向上させ、チャネルの受信品質を向上させ、スループットを増加させることができる。
次に、本発明の第2の実施例について詳細に説明する。
図9に示すように、移動局は、第2の実施例も第1の実施例と同様に、所定の伝送速度閾値以上の伝送速度でE−DPDCHを送信する場合には第2パイロット信号を送信する。
ただし、第1の実施例と異なり、第2の実施例における移動局は、第2パイロット信号を送信すると、次のTTIから所定のパイロット信号送信時間の間は伝送速度に関わらず第2パイロット信号を送信する。移動局は、図中の1つ目のデータブロック(384kbpsのデータブロック)送信時は第2パイロット信号を送信しないが、2つ目のデータブロック(1024kbpsのデータブロック)送信時には第2パイロット信号を送信し、次のTTIではE−DPDCHを送信しないが第2パイロット信号を送信する。
また、パイロット信号送信時間は基地局にも予め通知されており、基地局は、E−TFCIを検知し、それが所定の伝送速度以上であれば、そのTTIとその後のパイロット信号送信時間の間は第2パイロット信号が送信されると判断する。従って、基地局は、所定の伝送速度以上のデータブロックと、その後のパイロット信号送信時間の間に受信したデータブロックとについてのチャネル推定に第1および第2パイロット信号を用いる。また、基地局は、所定の伝送速度以上のデータブロックを受信すると、その後パイロット信号送信時間の間は第1および第2パイロット信号を使用して高速閉ループ型送信電力制御用のSIR測定を行う。
以上のように、移動局は、伝送速度閾値以上の伝送速度でデータブロック送信を行う場合に第2パイロット信号を送信し、さらにその後のパイロット信号送信時間は第2パイロット信号を送信するので、基地局は、第2パイロット信号の送信が開始された次のTTIから第2パイロット信号をSIR測定に利用できる。ファイル転送やウェブ閲覧などパケットがバースト的に発生し、且つパケットサイズが比較的大きいトラフィックでは、一定時間は高速伝送が継続することが多いので、本発明により高速伝送のデータブロック受信時のSIR測定精度を良好に高めることができる。これにより、送信電力制御の精度が向上してブロック誤り率が低減するためスループットが向上する。
図10は、本実施形態に用いられる移動局の構成を示している。
第2の実施例における移動局は、第1の実施例における移動局が備えていなかったカウンタ210を備えている。それ以外の構成は、第1の実施例における移動局と同じである。
カウンタ210は、E−TFC選択部2081よりE−TFCIの情報を受け取り、E−TFCIの示す伝送速度が所定伝送速度閾値(ここでは1024kbps)以上であれば、次のTTIからTTI数のカウントを開始し、第2パイロット信号がE−DPCCHにて送信されるようスイッチ206をオンにする。そして、カウンタ210は、カウント値が所定のパイロット信号送信時間よりも小さい間はスイッチ206をオンにしておく。カウンタ210は、カウント値がパイロット信号送信時間に達すると、スイッチ206をオフにして第2パイロット信号がE−DPCCHで送信されないようにする。また、カウンタ210は、E−TFCIで示される伝送速度が伝送速度閾値以上であれば、カウント値をリセットする。
図11は、第2の実施例に用いられる基地局の構成を示す図である。
第2の実施例における基地局は、第1の実施例における基地局が備えていたパイロット検知部313を備えていない。その代わり、第2の実施例における基地局は、カウンタ318を備えている。カウンタ318は、E−TFCI検知部309からのE−TFCIの示す伝送速度が所定の伝送速度閾値(1024kbps)以上であれば、そのTTIで受信された第2パイロット信号がフルチャネル推定部315へ送られるようにスイッチ314をオンにし、次のTTIからはSIR測定部312並びにフルチャネル推定部315に送られるようにスイッチ314およびスイッチ319の両方をオンにしてカウントを開始する。
そして、カウンタ318は、カウント値が所定のパイロット信号送信時間以下である間、両スイッチをオンにしておく。また、スイッチがオンである間に与えられたE−TFCIの示す値が伝送速度閾値以上であれば、カウンタ318は、カウント値をリセットし、そのデータブロックの次のTTIから再度カウントを開始する。そしてカウント値がパイロット信号送信時間に達すると、カウンタ318は、両スイッチをオフにして次のTTIからの第2パイロット信号をSIR測定部312並びにフルチャネル推定部315に送らないようにする。それ以外の制御部に関しては第1の実施例と同様である。
尚、本実施形態において、基地局がE−TFCIを誤って受信すると、第2パイロットが送信されていないにも関わらず、基地局は第2パイロット信号があるものとして雑音のみを合成してしまい、チャネル推定精度並びにSIR測定精度を劣化させる。このような状態の生じる確率を低減するため、E−TFCIと共にCRCなどの誤り検出符号をE−DPCCHにて送信することとしてもよい。これによりE−TFCIの誤受信の確率が低減され、送信されていない第2パイロット信号の受信信号(従って雑音と干渉成分のみ)を使用してチャネル推定精度およびSIR測定精度を劣化させる確率が低減される。
以上で説明したように、本実施形態によると、移動局は、送信するE−DPDCHのデータブロックの伝送速度が所定の伝送速度閾値よりも高ければ第2パイロット信号を送信し、そのデータブロック送信後所定のパイロット信号送信時間は第2パイロット信号を送信する。パイロット送信時間は予め基地局に通知されているため、基地局は伝送速度閾値以上のE−TFCIを検知したら、その後パイロット信号送信時間の間は第2パイロット信号が送信されると判断できる。従って、基地局は、次のTTIからは第2パイロット信号も使用してSIR測定を行うことができ、送信電力制御精度を向上させることができる。そのため、ブロック誤り率が低減しスループットが向上する。
次に、本発明の第3の実施例について詳細に説明する。
図12に示すように、第3の実施例も第1の実施例と同様、移動局は所定の伝送速度閾値に従って第2パイロット信号を送信する。ただし、第1の実施例の場合とは異なり、第3の実施例における移動局は、基地局に指定された最大TFCによる伝送速度(最大伝送速度)が所定の伝送速度閾値以上の場合に第2パイロット信号を送信する。図では上から3つ目の棒がE−DPDCHで実際に送信しているデータブロックとその伝送速度を示している。上から2つ目の棒がE−DPDCHに使用が許可された最大伝送速度を示している。ここでは伝送速度閾値を768kbpsと設定しているため、384kbpsの最大伝送速度を割当てられた1つ目のTTIでは第2パイロット信号を送信しないが、768kbpsの最大伝送速度を割当てられた2つ目のTTIではデータブロックは送信しないが第2パイロット信号は送信する。
最大TFCは基地局が割当てるものなので、基地局は第2パイロット信号が送信されるか否かを予め知っている。従って、基地局は、伝送速度閾値以上の最大伝送速度を移動局に割当てた場合、その最大伝送速度が有効である間は第1および第2の両パイロット信号をチャネル推定並びにSIR測定に用いる。それ以外のとき、基地局は第1パイロット信号のみを用いる。
以上のように、基地局が指定する最大伝送速度が伝送速度閾値以上の間は、移動局は第2パイロット信号を送信するため、基地局は第2パイロット信号の送信タイミングを予め知っておくことができる。従って、基地局は、第2パイロット信号を高速閉ループ型送信電力制御のためのSIR測定に用いることができるので、送信電力制御精度が向上し、ブロック誤り率が低減し、スループットが向上する。
また、本実施例において、最大TFCを差動信号により制御する場合、すなわち基地局が移動局の最大TFCを現在の値から増加あるいは減少するよう指示する信号を送信して最大TFCを指定する場合には、移動局が差動信号を誤って受信すると、基地局の認識している最大伝送速度は伝送速度閾値以上であるにも関わらず、移動局で認識している最大伝送速度は伝送速度閾値以下となることがある。この場合、基地局は第2パイロット信号が送信されていると判断し、第2パイロット信号の受信信号を用いてチャネル推定並びにSIR測定を行うため、雑音を増加させチャネル推定精度およびSIR測定精度を劣化させる。このような状況を回避するため、基地局の伝送速度閾値(伝送速度閾値1)を、移動局における伝送速度閾値(伝送速度閾値2)よりも大きく設定しておくこととしてもよい。
図13に示すように、差動信号に受信誤りが生じると、基地局が認識している最大伝送速度と、移動局の認識している最大伝送速度とにずれが生じる。このずれよりも伝送速度閾値1と伝送速度閾値2の差が大きければ、第2パイロット信号が送信されていると基地局が認識する場合には、必ず移動局は第2パイロット信号を送信していることになるので、上述のような状態は生じない。
図14は、本実施形態に用いられる移動局の構成を示している。
第3の実施例における移動局の構成は第1の実施例における移動局の構成と同様である。しかし、第1の実施例では、E−TFC選択部2081は、選択したE−TFCをスイッチ206に通知していたのに対し、本実施例ではE−TFC選択部2081は基地局から通知された最大TFCをスイッチ206に通知する。スイッチ206は、第1の実施例と同様に、通知されたE−TFCI(この場合は最大TFCを示している)の伝送速度が所定の伝送速度閾値以上の場合は、第2パイロット信号がE−DPCCHに挿入されるようオンし、そうでない場合はオフする。それ以外の部分は、第1の実施例における移動局と同じ動作をする。
図15は、第3の実施例に用いられる基地局の構成を示す図である。
第3の実施例における基地局は、第2の実施例における基地局が備えていたカウンタ318を備えていない。その代わりに、スイッチ314には、基地局内の送信制御部320から移動局に割当てた最大TFCの情報が送られる。そして、スイッチ314は、最大TFCの伝送速度が所定の伝送速度閾値以上の場合には、第2パイロット信号がSIR測定部312ならびにフルチャネル推定部315に送られるようにオンし、そうでない場合にはオフする。それ以外の部分は、第2の実施例における移動局と同じ動作をする。
以上で説明したように、本実施形態によると、移動局は、基地局の割当てる最大TFCの伝送速度が所定の伝送速度閾値以上の場合は第2パイロット信号を送信する。最大TFCは基地局により決定されるので、基地局は移動局が第2パイロット信号を送信するタイミングを予め知っている。従って、第2パイロット信号が送信されたとき、基地局は、第2パイロット信号をも使用して送信電力制御用のSIR測定を行うことができるので、送信電力制御精度が向上し、ブロック誤り率を低減できる。従って、スループットが向上する。


Claims (19)

  1. 移動局にて、
    第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信するステップと、
    第2のチャネルで送信するデータの伝送速度に応じて第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信するステップと、
    基地局にて、
    前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号の受信品質に応じて、第2のパイロット信号を用いるか否かを判定するステップと、
    前記第2のパイロット信号を用いる場合、前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定するステップと、
    前記第2のパイロット信号を用いない場合、前記第1のパイロット信号のみを用いて受信品質を測定するステップと、
    前記受信品質の測定結果に基づいて送信電力制御信号を生成するステップと、
    前記移動局にて、
    前記基地局にて生成された前記送信電力制御信号に応じて前記第1および前記第2のチャネルの送信電力を決定するステップと、
    を有するパイロット信号送信方法。
  2. 前記基地局は、前記第2のパイロット信号の受信品質が所定の第1受信品質閾値よりも高い場合に、第1のパイロット信号と第2のパイロット信号を前記受信品質の測定に用いる、請求項1に記載のパイロット信号送信方法。
  3. 前記第1受信品質閾値は、前記第1のパイロット信号の受信品質に基づいて決定される、請求項2に記載のパイロット信号送信方法。
  4. 基地局は、前記第1のパイロット信号の受信品質または前記第2のパイロット信号の受信品質が所定の第2受信品質閾値よりも高く、且つ前記第1のパイロット信号の受信品質に基づいて決定した第3の受信品質閾値よりも前記第2のパイロット信号の受信品質が高い場合に、前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号を前記受信品質の測定に用いる、請求項1に記載のパイロット信号送信方法。
  5. 移動局にて、
    第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信するステップと、
    第2のチャネルで所定の伝送速度閾値よりも高い伝送速度でデータブロックを送信する場合は前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信するステップと、
    前記伝送速度閾値よりも高い伝送速度のデータブロック送信後から所定のパイロット信号送信時間が経過するまでは第2のパイロット信号を送信するステップと、
    基地局にて、
    前記第2のチャネルからデータブロックの伝送速度を示す制御信号を抽出するステップと、
    前記データブロックの伝送速度が所定の伝送速度閾値よりも高い場合に、前記伝送速度が伝送速度閾値よりも高いデータブロックを受信した後から前記パイロット信号送信時間が経過するまでは第1および第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定するステップと、
    前記パイロット信号送信時間以外は第1のパイロット信号のみを用いて受信品質を測定するステップと、
    前記受信品質の測定結果に応じて前記送信電力制御信号を生成するステップと、
    前記移動局にて、
    前記基地局にて生成された前記送信電力制御信号に応じて前記第1および前記第2のチャネルの送信電力を決定するステップと、
    を有するパイロット信号送信方法。
  6. 基地局にて、
    第2のチャネルにおける使用を許可する最大伝送速度に関する情報を通知する最大伝送速度制御信号を送信するステップと、
    移動局にて、
    第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信するステップと、
    前記基地局から通知された前記最大伝送速度制御信号に基づいて前記第2のチャネルの最大伝送速度を決定するステップと、
    前記第2のチャネルの最大伝送速度が所定の移動局伝送速度閾値よりも高い場合に前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信するステップと、
    前記基地局にて、
    前記第2のチャネルにおける使用を許可した前記最大伝送速度が所定の基地局伝送速度閾値よりも高い場合に、前記第1および前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定するステップと、
    前記第2のチャネルの前記最大伝送速度が前記基地局伝送速度閾値よりも低い場合に、前記第1のパイロット信号を用いて前記受信品質を測定するステップと、
    前記受信品質の測定結果に応じて送信電力制御信号を生成するステップと、
    前記移動局にて、
    前記基地局から通知された前記送信電力制御信号に応じて前記第1および前記第2のチャネルの送信電力を決定するステップと、
    を有するパイロット信号送信方法。
  7. 前記基地局伝送速度閾値が前記移動局伝送速度閾値よりも高く設定される、請求項6に記載のパイロット信号送信方法。
  8. 前記基地局は前記第2のパイロット信号をチャネル推定に用いる、請求項1に記載のパイロット信号送信方法。
  9. 前記基地局は前記第2のパイロット信号をチャネル推定に用いる、請求項5に記載のパイロット信号送信方法。
  10. 前記基地局は前記第2のパイロット信号をチャネル推定に用いる、請求項6に記載のパイロット信号送信方法。
  11. 送信電力制御信号に応じて第1と第2のチャネルの送信電力を決定し、前記第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信し、前記第2のチャネルで送信するデータの伝送速度に応じて前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信する移動局と、
    前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号の受信品質に応じて、第2のパイロット信号を使用するか否かを判定し、前記第2のパイロット信号を用いる場合、前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記第2のパイロット信号を用いない場合に、前記第1のパイロット信号のみで前記受信品質を測定し、前記受信品質の測定結果に基づいて前記送信電力制御信号を生成する基地局と、
    を有する無線通信システム。
  12. 送信電力制御信号に応じて第1および第2のチャネルの送信電力を決定し、前記第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信し、前記第2のチャネルで所定の伝送速度閾値よりも高い伝送速度でデータブロックを送信する場合に前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信し、前記伝送速度閾値よりも高い伝送速度のデータブロックを送信してから所定のパイロット信号送信時間が経過するまで前記第2のパイロット信号を送信する移動局と、
    前記第2のチャネルからデータブロックの伝送速度を示す制御信号を抽出し、前記データブロックの伝送速度が所定の伝送速度閾値よりも高い場合に、前記伝送速度が伝送速度閾値よりも高いデータブロックを受信してから前記パイロット信号送信時間が経過するまで第1および第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記パイロット信号送信時間以外は第1のパイロット信号を用いて前記受信品質を測定し、前記受信品質の測定結果に応じて前記送信電力制御信号を生成する基地局と、
    を有する無線通信システム。
  13. 送信電力制御信号に応じて第1および第2のチャネルの送信電力を決定し、前記第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信し、通知された前記第2のチャネルの最大伝送速度が所定の移動局伝送速度閾値よりも高い場合に、前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信する移動局と、
    前記第2のチャネルの最大伝送速度を前記移動局に通知し、前記第2のチャネルの最大伝送速度が所定の基地局伝送速度閾値よりも高い場合に、前記第1および前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記第2のチャネルの最大伝送速度が前記基地局伝送速度閾値よりも低い場合に、前記第1のパイロット信号を用いて前記受信品質を測定し、前記受信品質の測定結果に応じて前記送信電力制御信号を生成する基地局を有する無線通信システム。
  14. 第1のパイロット信号と第2のパイロット信号の受信品質に応じて、第2のパイロット信号を使用するか否かを判定し、前記第2のパイロット信号を用いる場合に、前記第1のパイロット信号および前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記第2のパイロット信号を用いない場合に、前記第1のパイロット信号のみで前記受信品質を測定し、前記受信品質の測定結果に基づいて送信電力制御信号を生成する基地局を備えた無線通信システムにおける移動局であって、
    前記基地局から送信された前記送信電力制御信号に応じて前記第1および前記第2のチャネルの送信電力を決定する送信電力制御部と、
    前記第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信する第1のフレーム生成部と、
    前記第2のチャネルで送信するデータの伝送速度に応じて前記第2のチャネルにおいて前記第2のパイロット信号を送信する第2のフレーム生成部と、
    を有する移動局。
  15. 基地局から送信された送信電力制御信号に応じて第1と第2のチャネルの送信電力を決定する送信電力制御部と、
    第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信する第1のフレーム生成部と、
    第2のチャネルで所定の伝送速度閾値よりも高い伝送速度でデータブロックを送信する場合は前記第2のチャネルにおいて第2のパイロット信号を送信し、前記伝送速度閾値よりも高い伝送速度のデータブロック送信してから所定のパイロット信号送信時間が経過するまで前記第2のパイロット信号を送信する第2のフレーム生成部と、
    を有する移動局。
  16. 基地局から通知された送信電力制御信号に応じて第1および第2のチャネルの送信電力を決定する送信電力制御部と、
    前記第1のチャネルにおいて第1のパイロット信号を送信する第1のフレーム生成部と、
    前記基地局から通知された最大伝送速度制御信号に基づいて前記第2のチャネルの最大伝送速度を決定するデータ生成部と、
    前記第2のチャネルの最大伝送速度が所定の移動局伝送速度閾値よりも高い場合に、前記第2のチャネルにおいて前記第2のパイロット信号を送信する第2のフレーム生成部と、
    を有する移動局。
  17. 第1のパイロット信号と第2のパイロット信号の受信品質に応じて、前記第2のパイロット信号を使用するか否かを判定するパイロット検知部と、
    前記第2のパイロット信号を用いる場合、前記第1のパイロット信号と前記第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記第2のパイロット信号を用いない場合、前記第1のパイロット信号のみで前記受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信品質の測定結果に基づいて送信電力制御信号を生成する送信電力制御信号生成部と、
    を有する基地局。
  18. 第2のチャネルからデータブロックの伝送速度を示す制御信号を抽出する制御信号検知部と、
    前記データブロックの伝送速度が所定の伝送速度閾値よりも高い場合に、前記伝送速度が伝送速度閾値よりも高いデータブロックを受信してから所定のパイロット信号送信時間が経過するまで第1および第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記パイロット信号送信時間以外は前記第1のパイロット信号を用いて前記受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信品質の測定結果に応じて送信電力制御信号を生成する送信電力制御信号生成部と、
    を有する基地局。
  19. 第2のチャネルの最大伝送速度を移動局に通知する送信制御部と、
    前記移動局に通知した前記第2のチャネルの最大伝送速度が所定の基地局伝送速度閾値よりも高い場合に、第1および第2のパイロット信号を用いて受信品質を測定し、前記第2のチャネルの最大伝送速度が前記基地局伝送速度閾値よりも低い場合に、前記第1のパイロット信号を用いて前記受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記受信品質の測定結果に応じて送信電力制御信号を生成する送信電力制御信号生成部と、
    を有する基地局。
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