JPWO2005119540A1 - コンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗システム - Google Patents

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Abstract

この発明はほぼリアルタイムに現実の店舗と同じ品揃えを提供することが可能な、コンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置を提供することを課題とする。このため、商品の属性データから商品画像を生成し、この商品画像を商品配置データや商品位置データから、店舗の陳列棚などの背景画像内に表示するようにした。すなわち第1の発明では、背景画像上での商品画像の生成に当たり、現実の店舗側で管理されている商品配置データと商品在庫データとを参照しながら行なうようにした。また第2の発明では、背景画像上での商品画像の生成に当たって、現実の店舗に於いて商品貼られたICタグからの位置情報データと属性データとを用いて行なうようにした。

Description

この発明は、ほぼリアルタイムに現実の店舗と同じ品揃えを提供することが可能な仮想店舗、すなわちコンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置に関する。
従来より実店舗を模したコンピュータ上の仮想店舗でユーザーにショッピングを行なわせるシステムが種々提案されている。これによってユーザーはあたかも実店舗で買い物をしているかのような楽しさを享受することが出来ると言うものである。例えば特開2002−117254号の「Web上の仮想店舗及びその販売システム」では実店舗として百貨店を例に上げ、1階がアクセサリ売り場、2階が婦人服売り場のように決められ、各売り場で商品が独自の陳列レイアウトに基づいて展示されているため、顧客は購入を希望する商品の売場に直行して、レイアウトされた商品を閲覧しながら希望する商品を購入することができるが、インターネットのWeb上で提供される仮想店舗は、実店舗とは店舗自体の構築方法と商品のレイアウト等が異なっているために、顧客が実店舗と同様な感覚で商品を閲覧したり選択購入することができないとしている。この問題に対してはインターネットのWeb上で提供される仮想店舗の構造及び商品のレイアウトを実店舗の構造と商品のレイアウトと略一致させることで解決する。
確かに特開2002−117254号の発明によれば、仮想店舗の構造と商品のレイアウトが実店舗の構造と商品のレイアウトと略一致するのであるが、両者を一致させる手段が明確ではない。仮に仮想店舗のオペレータが実店舗の商品のレイアウトをその都度調べて仮想店舗の商品のレイアウトに反映させる更新作業を行なっているのであれば、これは大変に手間の掛かることであり、場合によっては大きなタイムラグを生じたり、更新作業そのものが立ち行かなくなる可能性がある。
実店舗の構造と商品のレイアウトに仮想店舗の構造と商品のレイアウトを完全に一致させて、顧客に実店舗で買い物をしているのと同じ感覚を与えようとするのであれば、さらに現実の店舗での商品のサイズや色柄や数量などが、そのまま仮想店舗での商品のそれに反映されていることが好ましい。
従ってこの発明は上述したような問題点を解決して、現実の店舗での商品のサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品のサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようにすることを課題とする。
上記課題は、クライアント・コンピュータの要求に従って例えばWeb文書などの電子データをWebサーバが送信可能となるように、前記電子データを生成して記憶装置に格納する処理装置を備え、この処理装置は商品配置データに基づいて商品画像を配置すべき位置を背景画像中に確定すると共にサイズや色柄や数量などの属性が記録された商品在庫データを参照しこの属性を反映させるようにして、前記商品画像を背景画像の所定位置に重ね合わせて前記電子データとすることにより達成される。
この仮想店舗では商品画像をクライアント・コンピュータへ送信してユーザーに提示し、ユーザーの操作によるクライアント・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信して、事務処理すなわち購入代金の引き落としや商品発送手続きを行なうのである。この内で背景画像上での商品画像の生成に当たり、現実の店舗側で管理されている商品配置データと商品在庫データとを参照しながら行なう点に、この発明の特徴を有する。
すなわち商品配置データとは、ある商品が現実の店舗内の陳列ではどこに置かれるべきかの情報であり、実際にそこに置かれているか否かは商品在庫データ上での数量による。商品在庫データ上でその商品の在庫数量が0であれば現実の店舗内の陳列場所には置かれていないことになり、在庫数量が1以上であればそこに商品が置かれていることになる。そして置かれている商品に関してそのサイズや色柄が何であるかは商品在庫データが参照され、その通りに商品画像を表示する。このことは単に売り場に付いてのみ適用されるものではなく、在庫置き場に付いても適用されるが、在庫置き場は仮想店舗では表示しないのが普通である。しかしながら商品在庫データは、売り場に置かれていない商品の在庫の有る無しの問い合わせに応えるのに利用出来る。
なお現実の店舗に於いて商品が販売された場合には商品在庫データが書き換えられる。現実の店舗に於いて商品が入荷した場合にも商品在庫データが書き換えられる。また現実の店舗で陳列場所の移動や陳列スペースの拡大や縮小等の変更があった場合にはこれが商品配置データに反映される。従って仮想店舗に於ける背景画像上での商品画像も自動的に描き替えが行なわれる。
また上記課題は、クライアント・コンピュータの要求に従って例えばWeb文書などの電子データをWebサーバが送信可能となるように、前記電子データを生成して記憶装置に格納する処理装置を備え、この処理装置は、現実の店舗に於いてICタグリーダによって取得されたICタグが付された商品のサイズや色柄などの属性データ及びこの商品の商品位置データを参照し、商品位置データに基づいて商品画像を配置すべき位置を背景画像中に確定すると共に属性データを参照しこの属性を反映させるようにして、前記商品画像を背景画像の所定位置に重ね合わせて前記電子データとすることにより達成される。
この仮想店舗では商品画像をクライアント・コンピュータへ送信してユーザーに提示し、ユーザーの操作によるクライアント・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信して、事務処理すなわち購入代金の引き落としや商品発送手続きを行なうのである。この内で背景画像上での商品画像の生成に当たって、現実の店舗に於いて商品貼られたICタグからの商品位置データと商品属性データとを用いて行なう点にこの発明の特徴を有する。いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)カード(前記ICタグやICカード)は少なくともICチップとアンテナとを備えており、ICタグリーダと電波で通信して認証データなどの授受を行なうものである。
すなわち現実の店舗では各商品毎にICタグが付されていて、このICタグとICタグリーダとの間でデータ通信が行なわれて、主として価格などの商品属性データがICタグから読み出されて使用される。この他ICタグリーダ側の三角測量によってこのICタグが付されている商品の商品位置データを得ることが出来る。従って三角測量によって商品位置データが得られた商品は現実の店舗内でそこに有ることを意味し、仮想店舗に於いてはそこにその表品が表示されるが、この際その商品に対しては通信で得られたサイズや色柄などの商品属性データが反映され、その通りに表示されることになる。なお在庫置き場に於いても同様にICタグリーダ側の三角測量によって商品在庫を把握しておくことが出来る。この場合には商品在庫データに記録しておくようにしてもよい。何れにせよ商品の在庫の有る無しの問い合わせに応えることが出来る。
なお現実の店舗に於いて商品が販売された場合には、その商品の商品位置データが得られなくなる。現実の店舗に於いて商品が入荷した場合にはその商品の商品位置データが生ずるようになる。また現実の店舗上で陳列場所の移動や拡大や縮小等の変更があった場合には、このことが仮想店舗での商品画像の描画に反映される。
このように請求項1の発明でも請求項2の発明でも、商品の属性データから商品画像を生成し、この商品画像を商品配置データや商品位置データから、店舗の陳列棚などの背景画像内に表示するようにした。従って再描画がほぼリアルタイムに自動的に行なわれて手間が掛からないと言う利点がある。
次に請求項1の発明に於いても請求項2の発明に於いても、前記背景画像及び前記商品画像が実写画像であるものとすることが出来る。商品の実写画像は商品属性の違い毎に撮影されたものであり、各々対応する商品の商品位置データに基づいて背景の実写画像内に表示される。これによれば仮想店舗を現実の店舗そのままに表示することが可能であり、臨場感溢れる仮想的なショッピングが楽しめる。
また請求項1の発明に於いても請求項2の発明に於いても、前記背景画像及び前記商品画像がVRML(Virtual Reality Modeling Language)などの仮想空間のモデリング手段による立体画像であるものとすることが出来る。これによればユーザーはVRMLブラウザなどを使用してこの仮想空間内を自由に動き回ることが出来る。例えば世界の有名なショッピングストリートをVRMLで再現し、そのストリートから有名店に入ることが出来るようにしておき、同様に店舗内をVRMLで再現するのである。これによってユーザーは恰かも現実にストリートを歩き、店内を回ってショッピングを楽しむことが出来るのである。なおこのような仮想空間を実写画像で構成すれば、商品に近寄って質感を確認したり、タグに印刷されているサイズの文字などを調べることが出来る。
従ってこの発明によれば次のような効果を奏する。請求項1の発明では商品画像を、商品配置データに基づいた位置に、また商品在庫データに基づきサイズや色柄や数量などの属性を反映させて、表示するようにした。また請求項2の発明では商品画像を、商品に付されたICタグをICタグリーダで捕捉した位置に、またICタグリーダで読み取ったサイズや色柄や数量などの属性を反映させて、表示するようにした。この結果、現実の店舗での商品のサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品のサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている。
第1図はこの発明に係るオンライン・ショッピング・ストリートの表示画面の説明図である。第2図は商品陳列棚とそこに陳列された商品の説明図である。
第3図は第1実施形態のオンライン・ショッピング・ネットワークの説明図である。第4図は同実施形態の店舗装置のブロック図である。第5図は同実施形態の商品配置データ4と商品在庫データ42の説明図である。
第6図は第2実施形態の商品位置データの取得に関する説明図である。第7図は同実施形態の店舗装置のブロック図である。最後に第8図は同実施形態の商品在庫データ8の説明図である。
以下に説明するこの発明の2つの実施形態では、第1図に表わされているような実際にある有名ショッピング・ストリートをイラストまたは写真を用いて再現して、ここから店舗をユーザーに選択させることによって第2図に表わされているような店舗内を表示するようにしたものである。特に第2実施形態ではVRMLによって表わされたショッピング・ストリートをユーザーが仮想的に歩き回れるように、また店舗内では商品の陳列棚などに歩いて近付けるようにしてある。第1図で符号S1〜S3は各店舗を、また符号A−1〜A−4はAの陳列棚の陳列場所を指し示している。
第1実施形態
第3図はこの実施形態で用いるオンライン・ショッピング・ネットワークの説明図であり、この発明の店舗装置1は表示処理部22と課金処理部25とから構成されている。そして店舗装置1はインターネット9に対しプロバイダ90を介して接続されている。一方この店舗装置1を利用するクライアント(ユーザー)のパーソナル・コンピュータ3はプロバイダ91を介してインターネット9に接続されている。
さて前記店舗装置1はインターネット9に接続されたコンピュータで実現されており、クライアントのパーソナル・コンピュータ3に向けて現実の店舗内の商品を提示する表示処理部22と、パーソナル・コンピュータ3との間で商品の販売と課金とを行なう課金処理部25とから構成されている。
前記店舗装置1は、第4図で表わされているように、処理装置2と記憶装置20と送受信装置21とから構成されている。送受信装置21はパーソナル・コンピュータ3に商品画像を送信し、またパーソナル・コンピュータ3からの商品購入のコマンドを受信する。処理装置2は表示処理部22とWebサーバー部23と認証処理部24と課金処理部25とから構成されている。また記憶装置20には商品配置記憶部26と商品在庫記憶部27と商品画像記憶部28と背景画像記憶部29とが設けられている。
前記商品在庫記憶部27には商品在庫データとしての商品在庫テーブル42が記録されており、商品在庫テーブル42は第5図(b)で表わされている通り、商品在庫のあるなしに係わらず現実の店舗で取り扱いとなっている商品の全てが記録されたものとなっている。符号40は各々の商品に付されている商品番号であり、43はサイズ・色柄表示であり、44は各々の商品の陳列数である。この商品番号40を有する別のテーブルが第5図(a)で表わす商品配置データとしての商品配置テーブル4であり、ここには各々の商品番号40に対して陳列位置番号41が付されている。この陳列位置番号41が上述した第2図の陳列棚に於ける陳列場所A−1〜A−4に対応しているのである。
クライアントのパーソナル・コンピュータ3がインターネット9を介して店舗装置1に接続してくると、Webサーバー部23がパーソナル・コンピュータ3に向けて第1図のWeb文書を送信する。前記WebとはWorld Wide Webの略称である。パーソナル・コンピュータ3側で店舗が選択されると、Webサーバー部23がその店舗の内部を表わすWeb文書を送信する(図示せず)。この後パーソナル・コンピュータ3側で商品棚が選択されると、Webサーバー部23がパーソナル・コンピュータ3に向けて第2図のWeb文書を送信する。
第2図のWeb文書の送信に先立ち、表示処理部22は第5図(a)の商品配置テーブル4を商品配置記憶部26から読み出し、この商品配置テーブル4に基づいて商品番号40で特定される商品の画像を陳列位置番号41で特定される陳列場所に配置するものとし、第5図(b)の商品在庫テーブル42を商品在庫記憶部27から読み出し、この商品在庫テーブル42に基づいて、現実の店舗の陳列場所に実際にある数量を、前記陳列位置番号41で特定される陳列場所に商品の画像を置いて描画する。すなわち該当する商品の画像を商品画像記憶部28から読み出して、背景画像記憶部29から読み出した前記商品棚の画像の上に重ね合わせて表示し、Webサーバー部23が取り扱い得るようにしておく。なお複数の商品が同じ場所にある場合には、表示処理部22はそれ等の商品画像を、現実の店舗での陳列方法がそうであるように、同じ陳列場所に積み上げて表示するようになっている。
前記商品配置テーブル4と商品在庫テーブル42とは現実の店舗側のコンピュータが管理しているものであり、これ等に変更が生じる都度、仮想店舗側の店舗装置1では前記商品配置テーブル4を商品配置記憶部26にコピーし、また商品在庫テーブル42を商品在庫記憶部27にコピーして、これ等を常に参照する。記憶装置20に記録しておくのは万一現実の店舗側との通信が途絶えた時のためである。すなわち、現実の店舗に於いて商品陳列場所の変更があった場合などでは、商品配置テーブル4が書き換えられる。また現実の店舗に於いて商品が販売された場合には、現実の店舗側のコンピュータによって商品在庫テーブル42が書き換えられる。この変更は常に仮想店舗の店舗装置1により参照され、表示処理部22によって描き替えが行なわれ、Webサーバー部23にアクセスがあると、パーソナル・コンピュータ3に向けて、最新のWeb文書を送信するようになっている。従って現実の店舗での商品のサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品のサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている。
このようにしてユーザーが商品購入を決意した時には、認証処理部24で登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーである場合には、課金処理部25によりユーザーに課金して、該当商品の発送の処理を行なう。またこの際の販売記録は処理装置2によって現実の店舗側のコンピュータに通知される。
なお商品画像を商品棚の画像の上に重ね合わせて表示するとしたが、表示処理部22は合成を行なうのではなく、商品在庫テーブル42などに変更がある都度一から描画するような処理方式を採用することも可能である。
第2実施形態
第6図はこの実施形態で用いる現実の店舗側の設備の説明図であり、これはいわゆるICタグによる商品管理を仮想的なオンライン・ショッピングに応用する技術に関するものである。ICタグ5はICチップ50とアンテナ51とから構成されており、発信局6からの電波で起電されて、発信局6からの問い合わせに応えるものである。すなわちこのICタグ5が付された商品がどのようなものであるかの属性データを発信局6に返すと言うことを行なう。
このように現実の店舗側では商品管理に発信局6を設備すると共に、各商品にユニークなICタグ5を貼付し、各商品をコンピュータの商品在庫テーブル8で管理すると言うことを行なっている。ここで重要なのは複数の発信局6を設備しておき、ICタグ5を付した商品の位置を常に把握しておくことが出来ると言うことである。
例えばT001〜T010、T012〜T016(T011は在庫切れ)までの商品群が発信局6,61,63の通信範囲下にあるものとする。各発信局6、61、63は各々のアンテナ60,62,64から電波を発振し、ICタグ5の応答を各々のアンテナ60,62,64で受信して、三角測量の原理で各ICタグ5の位置情報を正確に得ることが出来る。
第8図で表わされた商品在庫テーブル8には、商品名80と特徴・サイズ・色柄表示81と陳列数82とICタグ番号83とが記録されている。現実の店舗にて販売された商品のICタグ番号83は、各発信局6、61、63を管理するコンピュータによってこの商品在庫テーブル8から削除される。従ってこの商品在庫テーブル8には、今この時点で陳列場所にあるものが記録されている、と言うことになる。
さて、図示しないクライアントのパーソナル・コンピュータがインターネットを介してこの実施形態の店舗装置に接続してくると、後述するVRMLサーバー部73がパーソナル・コンピュータに向けVRML文書を送信する。前記店舗装置は、第7図で表わされているように、処理装置7と記憶装置70と送受信装置71とから構成されている。この送受信装置71はパーソナル・コンピュータにVRMLに則った画像を送信し、またパーソナル・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信する。処理装置7は表示処理部72とVRMLサーバー部73と認証処理部74と課金処理部75とから構成されている。また記憶装置70には位置情報記憶部76と商品在庫記憶部77と商品写真記憶部78と背景写真記憶部79とが設けられている。
前記VRML文書の送信に先立ち、表示処理部72は商品在庫記憶部77から商品在庫テーブル8を読み出し、この商品在庫テーブル8に基づいて商品番号80で特定される商品の画像を後述する位置情報記憶部76の位置情報で特定される陳列場所に配置する。この際に商品在庫テーブル8に基づいて現実の店舗の陳列場所に実際にある商品の写真画像を陳列場所の背景写真に重ねて描画する。すなわち該当する商品の画像を商品写真記憶部78から読み出して、背景写真記憶部79から読み出した商品棚の画像の上に重ね合わせて表示し、VRMLサーバー部73が取り扱い得るようにしておく。なおこの実施形態では、商品に付いても背景に付いても実写による写真を用いている。従ってユーザーは実際にある有名ショッピング・ストリートの写真と、実際にある店舗(現実の店舗)内の写真と、実際の商品の写真とから再現された立体の仮想空間内を歩き回って、現実にそこにいるかのような感覚でショッピングが楽しめるのである。なおクライアント・コンピュータ側でこのVRMLによる立体仮想空間を表示して、マウスなどのポインティング・デバイスを操作して歩き回るには、予めWebブラウザにVRMLプラグイン・ソフトウェアを導入しておくか、専用のVRMLブラウザをインストールしておくなどする。
商品在庫テーブル8は現実の店舗側のコンピュータが管理しているものであって、これ等に変更が生じる都度、仮想店舗側では前記商品在庫テーブル8を商品在庫記憶部77にコピーし、また現実の店舗側のコンピュータから得た商品位置データを位置情報記憶部76に格納して、これ等を常に参照する。記憶装置70に記録しておくのは万一現実の店舗側との通信が途絶えた時のためである。すなわち現実の店舗に於いて商品陳列場所の変更があった場合などでは、商品位置データが変更になる。また現実の店舗に於いて商品が販売された場合には、現実の店舗側のコンピュータによって商品在庫テーブル8が書き換えられる。このような変更は常に仮想店舗側から参照され、表示処理部72により描き替えが行なわれ、VRMLサーバー部73にアクセスがあると、クライアントのパーソナル・コンピュータに向けて、最新のVRML文書を送信するのである。従って現実の店舗での商品属性がそのまま仮想店舗での商品属性に反映された商品写真の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている。なお前記商品位置データを、第8図で表わした商品在庫テーブル8に書き込んで管理することも可能である。
なおユーザーによる商品購入の際には、認証処理部74で登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーである場合には、課金処理部75によりユーザーに課金して、該当商品の発送の処理を行なう。またこの際の販売記録は処理装置7によって現実の店舗側のコンピュータに通知される。
この他、前記処理装置2や処理装置7は、パーソナル・コンピュータ3からのアクセスを受け付ける以外に、いわゆる携帯電話からのアクセスを受け付けて、携帯電話向けに用意した電子データとしてのWeb文書やVRML文書を送信するように設計することも可能である。また商品を画像として配置するのではなく文字を以て配置するように設計することも可能である。なお第1図のオンライン・ショッピング・ストリートの表示を行なうことは必須ではない。故に同一ブランドの異なる地域にある店舗を回廊に添って一堂に並べて表示するなどの構成も可能である。
この発明は、ほぼリアルタイムに実店舗と同じ品揃えを、あたかも実店舗にいるような立体的な見せ方で提供することが可能な仮想店舗すなわちコンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗システムに関する。
従来より実店舗を模したコンピュータ上の仮想店舗でユーザーにショッピングを行なわせるシステムが種々提案されている。これによってユーザーはあたかも実店舗で買い物をしているかのような楽しさを享受することが出来ると言うものである。例えば特開2002−117254号の「Web上の仮想店舗及びその販売システム」では実店舗として百貨店を例に上げ、1階がアクセサリ売り場、2階が婦人服売り場のように決められ、各売り場で商品が独自の陳列レイアウトに基づいて展示されているため、顧客は購入を希望する商品の売場に直行して、レイアウトされた商品を閲覧しながら希望する商品を購入することができるが、インターネットのWeb上で提供される仮想店舗は、実店舗とは店舗自体の構築方法と商品のレイアウト等が異なっているために、顧客が実店舗と同様な感覚で商品を閲覧したり選択購入することができないとしている。この問題に対してはインターネットのWeb上で提供される仮想店舗の構造及び商品のレイアウトを実店舗の構造と商品のレイアウトと略一致させることで解決する。
特開2002−117254号公報 特開2002−046821号公報 特開2003−182848号公報
確かに特開2002−117254号の発明によれば、仮想店舗の構造と商品のレイアウトが実店舗の構造と商品のレイアウトと略一致するのであるが、両者を一致させる手段が明確ではない。仮に仮想店舗のオペレータが実店舗の商品のレイアウトをその都度調べて仮想店舗の商品のレイアウトに反映させる更新作業を行なっているのであれば、これは大変に手間の掛かることであり、場合によっては大きなタイムラグを生じたり、更新作業そのものが立ち行かなくなる可能性がある。
実店舗の構造と商品のレイアウトに仮想店舗の構造と商品のレイアウトを完全に一致させて、顧客に実店舗で買い物をしているのと同じ感覚を与えようとするのであれば、さらに実店舗での商品のサイズや色柄や数量などが、そのまま仮想店舗での商品のそれに反映されていることが好ましい。
従ってこの発明は上述したような問題点を解決して、実店舗での商品のサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品のサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の更新表示がほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようにすると共に、仮想店舗や商品の画像をあたかも実店舗にいるような立体的な見せ方で提供できるようにすることを課題とする。
上記課題は、クライアント・コンピュータに商品画像を送信する送信装置と、クライアント・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信する受信装置と、このコマンドに基づいて商品販売の事務処理を行なう処理装置とから成り、この処理装置は商品のサイズや色柄や数量などの属性が記録された商品在庫テーブルを参照して、クライアント・コンピュータから要求された商品の在庫の有無や配置されている位置をクライアント・コンピュータに通知する店舗システムに於いて、現実の店舗でICタグリーダによってICタグが付された商品のサイズや色柄などの属性及びこの商品の位置情報を求め、前記処理装置はこれ等の属性情報を以てリアルタイムに前記商品在庫テーブルを更新すると共に、前記現実の店舗の実写画像内にまたはVRMLなどの仮想空間のモデリング手段によって現実の店舗を模した立体画像による背景画像内に、前記属性を反映させた商品の実写画像による商品画像またはVRMLなどの仮想空間のモデリング手段によって現実の商品を模した立体画像による商品画像を、前記位置情報に基づいて配置してリアルタイムに更新表示する ことを特徴とする、コンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗システムとすることにより達成される。
この仮想店舗では商品画像をクライアント・コンピュータへ送信してユーザーに提示し、ユーザーの操作によるクライアント・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信して、事務処理すなわち購入代金の引き落としや商品発送手続きを行なうのである。この内で背景画像上での商品画像の生成に当たっては、商品配置情報と商品在庫テーブルとを所有しており、これ等を参照しながら行なう点に特徴を有するのである。
すなわち商品配置情報とは、ある商品が実店舗内の陳列ではどこに置かれるべきかの情報であり、実際にそこに置かれているか否かは商品在庫テーブル上での数量による。商品在庫テーブル上でその商品の在庫数量が0であれば実店舗内の陳列場所には置かれていないことになり、在庫数量が1以上であればそこに商品が置かれていることになる。そして置かれている商品に関してそのサイズや色柄が何であるかは商品在庫テーブルが参照され、その通りに商品画像を表示する。このことは単に売り場に付いてのみ適用されるものではなく、在庫置き場に付いても適用されるが、在庫置き場は仮想店舗では表示しないのが普通である。しかしながら商品在庫テーブルは、売り場に置かれていない商品の在庫の有る無しの問い合わせに応えるのに利用出来る。
なお実店舗に於いて商品が販売された場合には商品在庫テーブルがリアルタイムに書き換えられる。実店舗に於いて商品が入荷した場合にも商品在庫テーブルがリアルタイムに書き換えられる。また実店舗で陳列場所の移動や陳列スペースの拡大や縮小等の変更があった場合にはこれが商品配置情報にリアルタイムに反映される。従って仮想店舗に於ける背景画像上での商品画像もリアルタイムに自動的に描き替えが行なわれる。
この仮想店舗で特に重要なのは、背景画像上での商品画像の生成に当たり実店舗に於いて商品貼られたICタグからの位置情報と属性とを用いて行なう点である。いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)カード(前記ICタグやICカード)は少なくともICチップとアンテナとを備えており、ICタグリーダと電波で通信して認証データなどの授受を行なうものである。RFIDはJIS規格で定められている。
すなわち実店舗では各商品毎にICタグが付されていて、このICタグとICタグリーダとの間でデータ通信が行なわれ、主として価格などの商品属性がICタグから読み出されて使用される。この他1Cタグリーダ側の三角測量によってこのICタグが付されている商品の位置情報を得ることが出来る。従って三角測量によって位置情報が得られた商品は実店舗内でそこに有ることを意味し、仮想店舗に於いてはそこにその表品が表示されるが、この際その商品に対しては通信で得られたサイズや色柄などの商品属性が反映され、その通りに表示されることになる。なお在庫置き場に於いても同様にICタグリーダ側の三角測量によって商品在庫を把握しておくことが出来る。この場合には商品在庫テーブルに記録しておくようにしてもよい。何れにせよ商品の在庫の有る無しの問い合わせに応えることが出来る。
なお実店舗に於いて商品が販売された場合には、その商品の位置情報が得られなくなる。実店舗に於いて商品が入荷した場合にはその商品の位置情報が生ずるようになる。また実店舗で陳列場所の移動や拡大や縮小等の変更があった場合には、このことが仮想店舗での商品画像の描画にはリアルタイムに反映される。
このように商品の属性から商品画像を生成し、この商品画像を商品の配置情報や位置情報から、店舗の陳列棚などの背景画像内に表示するようにした。従って再描画がほぼリアルタイムに自動的に行なわれて手間が掛からないと言う利点がある。
またこの発明では前記背景画像及び前記商品画像が実写画像であるものとしている。商品の実写画像は商品属性の違い毎に撮影されたものであり、各々対応する商品の位置情報に基づいて背景の実写画像内に表示される。これによれば仮想店舗を実店舗そのままに表示することが可能であり、臨場感溢れる仮想的なショッピングが楽しめる。
あるいはこの発明では前記背景画像及び前記商品画像がVRML(Virtual Reality Modeling Language)などの仮想空間のモデリング手段による立体画像であるものとしている。これによればユーザーはVRMLブラウザなどを使用してこの仮想空間内を自由に動き回ることが出来る。例えば世界の有名なショッピングストリートをVRMLで再現し、そのストリートから有名店に入ることが出来るようにしておき、同様に店舗内をVRMLで再現するのである。これによってユーザーは恰かも現実にストリートを歩き、店内を回ってショッピングを楽しむことが出来るのである。なおこのような仮想空間を実写画像で構成すれば、商品に近寄って質感を確認したり、タグに印刷されているサイズの文字などを調べることが出来る。
この発明によれば、実店舗での商品の位置やサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品の位置やサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の立体的な表示が現実の店舗さながらの背景画像内にほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている
以下に説明するこの発明の2つの実施形態では、図1に表わされているような実際にある有名ショッピング・ストリートをイラストまたは写真を用いて再現して、ここから店舗をユーザーに選択させることによって図2に表わされているような店舗内を表示するようにしたものである。特に第2実施形態ではVRMLによって表わされたショッピング・ストリートをユーザーが仮想的に歩き回れるように、また店舗内では商品の陳列棚などに歩いて近付けるようにしてある。図1で符号S1〜S3は各店舗を、また符号A−1〜A−4はAの陳列棚の陳列場所を指し示している。
第1実施形態
図3はこの実施形態で用いるオンライン・ショッピング・ネットワークの説明図であり、この発明の店舗装置1は表示処理部22と課金処理部25とから構成されている。そして店舗装置1はインターネット9に対しプロバイダ90を介して接続されている。一方この店舗装置1を利用するクライアント(ユーザー)のパーソナル・コンピュータ3はプロバイダ91を介してインターネット9に接続されている。
さて前記店舗装置1はインターネット9に接続されたコンピュータで実現されており、クライアントのパーソナル・コンピュータ3に向けて実店舗内の商品を提示する表示処理部22と、パーソナル・コンピュータ3との間で商品の販売と課金とを行なう課金処理部25とから構成されている。
前記店舗装置1は、図4で表わされているように、処理装置2と記憶装置20と送受信装置21とから構成されている。送受信装置21はパーソナル・コンピュータ3に商品画像を送信し、またパーソナル・コンピュータ3からの商品購入のコマンドを受信する。処理装置2は表示処理部22とWWWサーバー部23と認証処理部24と課金処理部25とから構成されている。また記憶装置20には商品配置記憶部26と商品在庫記憶部27と商品画像記憶部28と背景画像記憶部29とが設けられている。
前記商品在庫記憶部27には商品在庫テーブル42が記録されており、商品在庫テーブル42は図5(b)で表わされている通り、商品在庫のあるなしに係わらず実店舗で取り扱いとなっている商品の全てが記録されたものとなっている。符号40は各々の商品に付されている商品番号であり、43はサイズ・色柄表示であり、44は各々の商品の陳列数である。この商品番号40を有する別のテーブルが図5(a)で表わす商品配置テーブル4であり、ここには各々の商品番号40に対して陳列位置番号41が付されている。この陳列位置番号41が上述した図2の陳列棚に於ける陳列場所A−1〜A−4に対応しているのである。
クライアントのパーソナル・コンピュータ3がインターネット9を介して店舗装置1に接続してくると、WWWサーバー部23がパーソナル・コンピュータ3に向けて図1のWWWページを送信する。前記WWWとはWorld Wide Webのことである。パーソナル・コンピュータ3側で店舗が選択されると、WWWサーバー部23がその店舗の内部を表わすWWWページを送信する(図示せず)。この後パーソナル・コンピュータ3側で商品棚が選択されると、WWWサーバー部23がパーソナル・コンピュータ3に向けて図2のWWWページを送信する。
図2のWWWページの送信に先立ち、表示処理部22は図5(a)の商品配置テーブル4を商品配置記憶部26から読み出し、この商品配置テーブル4に基づいて商品番号40で特定される商品の画像を陳列位置番号41で特定される陳列場所に配置するものとし、図5(b)の商品在庫テーブル42を商品在庫記憶部27から読み出し、この商品在庫テーブル42に基づいて、実店舗の陳列場所に実際にある数量を、前記陳列位置番号41で特定される陳列場所に商品の画像を置いて描画する。すなわち該当する商品の画像を商品画像記憶部28から読み出して、背景画像記憶部29から読み出した前記商品棚の画像の上に重ね合わせて表示し、WWWサーバー部23が取り扱い得るようにしておく。なお複数の商品が同じ場所にある場合には、表示処理部22はそれ等の商品画像を、実店舗での陳列方法がそうであるように、同じ陳列場所に積み上げて表示するようになっている。
前記商品配置テーブル4と商品在庫テーブル42とは実店舗側のコンピュータが管理しているものであり、これ等に変更が生じる都度、仮想店舗側の店舗装置1では前記商品配置テーブル4を商品配置記憶部26にコピーし、また商品在庫テーブル42を商品在庫記憶部27にコピーして、これ等を常に参照する。記憶装置20に記録しておくのは万一実店舗側との通信が途絶えた時のためである。すなわち、実店舗に於いて商品陳列場所の変更があった場合などでは、商品配置テーブル4が書き換えられる。また実店舗に於いて商品が販売された場合には、実店舗側のコンピュータによって商品在庫テーブル42が書き換えられる。この変更は常に仮想店舗の店舗装置1により参照され、表示処理部22によって描き替えが行なわれ、WWWサーバー部23にアクセスがあると、パーソナル・コンピュータ3に向けて、最新のWWWページを送信するようになっている。従って実店舗での商品のサイズや色柄や数量などがそのまま仮想店舗での商品のサイズや色柄や数量などに反映された商品画像の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている。
このようにしてユーザーが商品購入を決意した時には、認証処理部24で登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーである場合には、課金処理部25によりユーザーに課金して、該当商品の発送の処理を行なう。またこの際の販売記録は処理装置2によって実店舗側のコンピュータに通知される。
なお商品画像を商品棚の画像の上に重ね合わせて表示するとしたが、表示処理部22は合成を行なうのではなく、商品在庫テーブル42などに変更がある都度一から描画するような処理方式を採用することも可能である。
第2実施形態
図6はこの実施形態で用いる実店舗側の設備の説明図であり、これはいわゆるICタグによる商品管理を仮想的なオンライン・ショッピングに応用する技術に関するものである。ICタグ5はICチップ50とアンテナ51とから構成されており、発信局6からの電波で起電され、発信局6からの問い合わせに応えるものである。すなわちこのICタグ5が付された商品がどのようなものであるかの属性を発信局6に返すと言うことを行なう。
このように実店舗側では商品管理に発信局6を設備すると共に、各商品にユニークなICタグ5を貼付し、各商品をコンピュータの商品在庫テーブル8で管理すると言うことを行なっている。ここで重要なのは複数の発信局6を設備しておき、ICタグ5を付した商品の位置を常に把握しておくことが出来ると言うことである。
例えばT001〜T015までの商品群が発信局6,61,63の通信範囲下にあるものとする。各発信局6、61、63は各々のアンテナ60,62,64から電波を発振し、ICタグ5の応答を各々のアンテナ60,62,64で受信して、三角測量の原理で各ICタグ5の位置情報を正確に得ることが出来る。
図8で表わされた商品在庫テーブル8には、商品名80と特徴・サイズ・色柄表示81と陳列数82とICタグ番号83とが記録されている。実店舗にて販売された商品のICタグ番号83は、各発信局6、61、63を管理するコンピュータによってこの商品在庫テーブル8から削除される。従ってこの商品在庫テーブル8には、今この時点で陳列場所にあるものが記録されている、と言うことになる。
さて、図示しないクライアントのパーソナル・コンピュータがインターネットを介してこの実施形態の店舗装置に接続してくると、後述するVRMLサーバー部73がパーソナル・コンピュータに向けVRMLページを送信する。前記店舗装置は、図7で表わされているように、処理装置7と記憶装置70と送受信装置71とから構成されている。この送受信装置71はパーソナル・コンピュータにVRMLに則った画像を送信し、またパーソナル・コンピュータからの商品購入のコマンドを受信する。処理装置7は表示処理部72とVRMLサーバー部73と認証処理部74と課金処理部75とから構成されている。また記憶装置70には位置情報記憶部76と商品在庫記憶部77と商品写真記憶部78と背景写真記憶部79とが設けられている。
前記VRMLページの送信に先立ち、表示処理部72は商品在庫記憶部77から商品在庫テーブル8を読み出し、この商品在庫テーブル8に基づいて商品番号80で特定される商品の画像を後述する位置情報記憶部76の位置情報で特定される陳列場所に配置する。この際に商品在庫テーブル8に基づいて実店舗の陳列場所に実際にある商品の写真画像を陳列場所の背景写真に重ねて描画する。すなわち該当する商品の画像を商品写真記憶部78から読み出して、背景写真記憶部79から読み出した商品棚の画像の上に重ね合わせて表示し、VRMLサーバー部73が取り扱い得るようにしておく。なおこの実施形態では、商品に付いても背景に付いても実写による写真を用いている。従ってユーザーは実際にある有名ショッピング・ストリートの写真と、実際にある店舗内の写真と、実際の商品の写真とから再現された立体の仮想空間内を歩き回って、現実にそこにいるかのような感覚でショッピングが楽しめるのである。なおクライアント・コンピュータ側でこのVRMLによる立体仮想空間を表示して、マウスなどのポインティング・デバイスを操作して歩き回るには、予めWWWブラウザにVRMLプラグイン・ソフトウェアを導入しておくか、専用のVRMLブラウザをインストールしておくなどする。
商品在庫テーブル8は実店舗側のコンピュータが管理しているものであって、これ等に変更が生じる都度、仮想店舗側では前記商品在庫テーブル8を商品在庫記憶部77にコピーし、また実店舗側のコンピュータから得た位置情報を位置情報記憶部76に格納して、これ等を常に参照する。記憶装置70に記録しておくのは万一実店舗側との通信が途絶えた時のためである。すなわち実店舗に於いて商品陳列場所の変更があった場合などでは、位置情報が変更になる。また実店舗に於いて商品が販売された場合には、実店舗側のコンピュータによって商品在庫テーブル8が書き換えられる。このような変更は常に仮想店舗側から参照され、表示処理部72により描き替えが行なわれ、VRMLサーバー部73にアクセスがあると、クライアントのパーソナル・コンピュータに向けて、最新のVRMLページを送信するのである。従って実店舗での商品属性がそのまま仮想店舗での商品属性に反映された商品写真の表示が、ほぼリアルタイムに且つ人手を掛けることなく行なえるようになっている。なお前記位置情報を、図8で表わした商品在庫テーブル8に書き込んで管理することも可能である。
なおユーザーによる商品購入の際には、認証処理部74で登録ユーザーであるか否かを判断し、登録ユーザーである場合には、課金処理部75によりユーザーに課金して、該当商品の発送の処理を行なう。またこの際の販売記録は処理装置7によって実店舗側のコンピュータに通知される。
この他、前記処理装置2や処理装置7は、パーソナル・コンピュータ3からのアクセスを受け付ける以外に、いわゆる携帯電話からのアクセスを受け付けて、携帯電話向けに用意したWWWページやVRMLページを送信するように設計することも可能である。
オンライン・ショッピング・ストリートの表示画面の説明図である。 商品陳列棚とそこに陳列された商品の説明図である。 第1実施形態のオンライン・ショッピング・ネットワークの説明図である。 同実施形態の店舗装置のブロック図である。 同実施形態の商品配置テーブル4と商品在庫テーブル42の説明図である。 第2実施形態の商品位置情報の取得に関する説明図である。 同実施形態の店舗装置のブロック図である。 同実施形態の商品在庫テーブル8の説明図である。
符号の説明
1 店舗装置
10 課金処理部
11 表示処理部
2 処理装置
20 記憶装置
21 送受信装置
22 表示処理部
23 WWWサーバー部
24 認証処理部
25 課金処理部
26 商品配置記憶部
27 商品在庫記憶部
28 商品画像記憶部
29 背景画像記憶部
4 商品配置テーブル
40 商品番号
41 陳列位置番号
42 商品在庫テーブル
43 サイズ・色柄表示
44 陳列数
5 ICタグ
50 ICチップ
51 アンテナ
6 発信局
60 アンテナ
61 発信局
62 アンテナ
63 発信局
64 アンテナ
7 処理装置
70 記憶装置
71 送受信装置
72 表示処理部
73 VRMLサーバー部
74 認証処理部
75 課金処理部
76 位置情報記憶部
77 商品在庫記憶部
78 商品写真記憶部
79 背景写真記憶部
8 商品在庫テーブル
80 商品名
81 特徴・サイズ・色柄表示
82 陳列数
83 ICタグ番号
S1〜S3 VRMLにより表わされた店舗
A−1〜A−4 陳列場所

Claims (4)

  1. クライアント・コンピュータの要求に従って例えばWeb文書などの電子データをWebサーバが送信可能となるように、前記電子データを生成して記憶装置に格納する処理装置を備え、この処理装置は商品配置データに基づいて商品画像を配置すべき位置を背景画像中に確定すると共にサイズや色柄や数量などの属性が記録された商品在庫データを参照しこの属性を反映させるようにして、前記商品画像を背景画像の所定位置に重ね合わせて前記電子データとすることを特徴とする、コンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置。
  2. クライアント・コンピュータの要求に従って例えばWeb文書などの電子データをWebサーバが送信可能となるように、前記電子データを生成して記憶装置に格納する処理装置を備え、この処理装置は、現実の店舗に於いてICタグリーダによって取得されたICタグが付された商品のサイズや色柄などの属性データ及びこの商品の商品位置データを参照し、商品位置データに基づいて商品画像を配置すべき位置を背景画像中に確定すると共に属性データを参照しこの属性を反映させるようにして、前記商品画像を背景画像の所定位置に重ね合わせて前記電子データとすることを特徴とする、コンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置。
  3. 前記背景画像及び前記商品画像が実写画像である、請求項1または請求項2に記載のコンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置。
  4. 前記背景画像及び前記商品画像がVRMLなどの仮想空間のモデリング手段による立体画像である、請求項1または請求項2に記載のコンピュータで仮想的なショッピングを実現する店舗装置。
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