JPWO2005115270A1 - 補綴物固定構造と補綴物の固定方法 - Google Patents
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Abstract
補綴物固定構造は、歯根2に埋め込まれ、胴周りに形成された第1溝8を有する支台部4と、前記第1溝8に対応して内面に設けられた第2溝18を有する嵌合部を有する補綴物14と、前記第1溝8と前記第2溝18に嵌合して、前記補綴物14を前記支台部4に着脱可能に保持するCリング10とを具備する。
Description
本発明は、補綴物固定構造と補綴物の固定方法に関する。
歯科治療においては、人工の歯冠(以下クラウンと略称する)や義歯(以下デンチャーと略称する)などの補綴物が、固定源としての歯又は人工歯根に固定される場合がある。固定源としての歯の利用方法には、クラウン、デンチャーで覆われる歯(以下支台歯と略称する)とデンチャーで覆われない歯(以下鉤歯と略称する)を利用する方法がある。
デンチャーの固定源に鉤歯を利用する場合は、図1に示されるように、鉤歯74に金属製の針金または樹脂(以下クラスプと略称する)75を把持させることによりデンチャー70が固定される。この場合、歯の一部をクラスプ75で覆うため審美的に良くなく、また口腔内の粘膜や舌への違和感、炎症の原因となり得る。
磁石を利用して固定源としての支台歯にデンチャーを固定する方法も知られている。この固定方法では、図2に示されるように、デンチャー80に磁石85が取り付けられる。支台歯86に支台84が固定される。支台84は磁石85が引き付けられる素材で形成されている。これにより、磁力によりデンチャー80が固定される。これをマグネットデンチャーと呼ぶ。しかしながら、磁石は側方からの力に対する固定力が弱い。また、マグネットデンチャーでは口腔内にある支台に磁力が残り、顔面部のMRI(核磁気共鳴断層撮影)の診断が正確に行えないことがある。
また、ゴム製のOリングを利用して固定源としての支台歯にデンチャーを固定する方法も知られている。この固定方法では、図3に示されるように、支台歯96に支台94が固定され、デンチャー90に固定されたOリング95が支台94に嵌め込まれる。これにより、デンチャー90が固定される。これをOリングデンチャーと呼ぶ。しかしながら、Oリングの場合は、ゴム自体が劣化し、Oリングの交換や、デンチャー自体の修復が頻繁に必要となる。
また、コーヌスタイプと称される方法も知られている。デンチャーがコーヌス方法で固定される方法では、図4に示されるように、支台歯106に支台104が固定され、デンチャー100に固定された外冠101が支台104を覆うことによりデンチャー100が固定される。このデンチャーはコーヌスデンチャーと呼ばれている。しかしながら、この方法は、外冠が摩擦抵抗により固定されるので、非常に高い技工精度が要求される。支台と外冠の適合が悪い場合はその機能を発揮できない。このため、臨床では余り利用されなくなってきた。尚、この方法の場合、支台104の上部構造の表面傾斜角θが大きい方が好ましい。
また、歯科用セメントを使用した接着法(以下合着と略称する)よりクラウンを支台歯に固定する方法も知られている。この固定方法では、図5に示されるように、支台歯116に支台114が固定され、支台114とクラウン110との間に間隙119が形成され、その隙間119が歯科用セメントで満たされ、クラウン110が支台114と接着される。しかしながら、この方法では、一度固定されたクラウン110は、通常それを壊さない限り、取り外しができない。歯科治療における合着、仮着には、取り外し可能な歯科用セメントを使用する接着法(以下仮着と略称する)もあるが、接着期間のコントロールが難しく、長期に放置すると取り外しが出来なくなる場合がある。
次に、図6,7を参照して、インプラント治療におけるクラウンの固定方法について説明する。インプラント治療では、通常、顎骨にチタン材等で製作されたインプラントの歯根124,134が埋め込まれ、その歯根124,134の上にアバットメント123,133が取り付けられ、更にアバットメント123,133の上部が補綴物121,131で覆われる。インプラント治療における補綴物の固定方法は、上記のような着脱不可能なセメント合着法と着脱可能なネジ止めによる可撤式の固定法の2種類に限られている。また、歯科医師が取り外し可能なネジ止めの可徹式のクラウンもあるが、非常に高い技工精度が要求される為、治療費が高額になる。
歯科用インプラントにおける、ネジ止めによる可撤式のクラウンの固定方法は、2通りの方法がある。1つは、図6に示されるように、クラウン121に咬合面から貫通孔128が形成される。インプラント124の支台部であるアバットメント123の上端部にネジ穴129が形成され、ネジ120が貫通孔128を介してネジ穴129にネジ止めされる方法である。他の方法は、図7に示されるように、咬合面からのネジ止めを避けるため、クラウン131に側面から貫通孔138が形成され、インプラント134の支台部であるアバットメント133の側端部にネジ穴139が形成され、ネジ130が貫通孔138を介してネジ穴139にネジ止めされる方法である。側方でのネジ止め法はサイドスクリュー法とよばれている。
両方の方法とも補綴物をネジで固定するため、支台とクラウンとの適合が悪い場合には、咬合による負荷が繰り返し加わるとネジの緩みが生じる場合がある。更にこの状態が継続されるとネジが破折に至る事がある。またクラウンを固定するネジは非常に小さいので口腔内で正確に取り付ける作業は熟練を要しネジ止め時の締め込みが不足している場合にネジの破折の可能性が高くなる。またネジ止め方式は部品点数が多く歯科技工において非常に高い精度が要求される。歯科医による施術も高いレベルの技術を要し患者の負担費用が大きくなるの問題もある。
以上の理由のため、患者が支台歯に違和感を持った場合、ただちに患者自身がクラウンを取り外し、咬合による違和感から解放できるような補綴システムがあれば、支台歯への悪影響を最小限にとどめる事が可能となる。ネジ止めによる可撤式はインプラントに不具合があった場合、補綴物を取り外す事が可能で、取り外しによりインプラントの治療が行える。しかしながら、ネジの緩みを患者が放置した場合、インプラントそのものの不具合を生じる事が多い。そこで、ネジを使用することなく、クラウンの取り外しが必要なとき、容易に取り外しが行える補綴物固定構造の必要性が高まっている。
本発明の課題は、歯冠等の補綴物をインプラントに止めネジを用いることなく歯科医または患者が容易に取り外しができる可撤式の補綴物固定構造と補綴物の固定方法を提供することにある。
本発明の観点では、補綴物固定構造は、歯根に取り付けられ、前記歯根から離れた外周に形成された第1溝を有する支台部と、前記第1溝に対応して内面の内周に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物と、前記第1溝と前記第2溝に嵌合して、前記補綴物を前記支台部に着脱可能に保持するCリングとを具備する。
ここで、前記歯根は、人工歯根であってもよく、自然の歯根であってもよい。
前記Cリングは、弾性材により形成され、ステンレスと、チタンと、チタン合金とからなる群から選択される材料で形成されていてもよい。また、前記Cリングは、テフロン(登録商標)でコーティングされていることが好ましい。あるいは、前記Cリングは、弾性を有するプラスチックで形成されていてもよい。このとき、前記Cリングは、ポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン、ポリシリコン、アクリル樹脂、繊維強化プラスチックス(FRP)からなる群から選択された材料で形成されていることが好ましい。このとき、プラスチックは中空状のプラスチックで形成されていてもよい。また、前記Cリングの線材の径は、0.2mmから0.8mmの範囲内であることが、リングの取付と強度の観点から好ましい。
前記Cリングの開口通る第1径φ1は、前記第1径と直交する第2径φ2より長くてもい。円形で開口部を有するCリングを使用することができるが、そのCリングを開口を通る径に直交する方向につぶすことにより弾力を調整することができる。これにより、歯科医が補綴物を着脱するときには、硬めに、患者が着脱するときには緩めにCリングを調整することができる。
また、前記支台部は、円錐形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記円錐形状に適合する前記内面を有してもよいし、あるいは前記支台部は、多角柱形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記多角柱形状に適合する前記内面を有してもよい。更に、前記支台部は、多角錐形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記多角錐形状に適合する前記内面を有してもよい。
ここで、前記歯根は、人工歯根であってもよく、自然の歯根であってもよい。
前記Cリングは、弾性材により形成され、ステンレスと、チタンと、チタン合金とからなる群から選択される材料で形成されていてもよい。また、前記Cリングは、テフロン(登録商標)でコーティングされていることが好ましい。あるいは、前記Cリングは、弾性を有するプラスチックで形成されていてもよい。このとき、前記Cリングは、ポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン、ポリシリコン、アクリル樹脂、繊維強化プラスチックス(FRP)からなる群から選択された材料で形成されていることが好ましい。このとき、プラスチックは中空状のプラスチックで形成されていてもよい。また、前記Cリングの線材の径は、0.2mmから0.8mmの範囲内であることが、リングの取付と強度の観点から好ましい。
前記Cリングの開口通る第1径φ1は、前記第1径と直交する第2径φ2より長くてもい。円形で開口部を有するCリングを使用することができるが、そのCリングを開口を通る径に直交する方向につぶすことにより弾力を調整することができる。これにより、歯科医が補綴物を着脱するときには、硬めに、患者が着脱するときには緩めにCリングを調整することができる。
また、前記支台部は、円錐形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記円錐形状に適合する前記内面を有してもよいし、あるいは前記支台部は、多角柱形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記多角柱形状に適合する前記内面を有してもよい。更に、前記支台部は、多角錐形状の上部構造を有し、前記補綴物の嵌合部は、前記多角錐形状に適合する前記内面を有してもよい。
また、本発明の他の観点では、補綴物が複数の歯に渡るときには、補綴物固定構造は、上記の複数の前記支台部と、前記複数の支台部に対応して設けられた、上記の複数の前記嵌合部を有する前記補綴物と、前記複数の支台部と前記複数の嵌合部に対して設けられた複数の前記Cリングとを具備する。
また、本発明の他の観点では、補綴物の固定方法は、胴周りに形成された第1溝を有する支台部と、前記第1溝に対応して内面に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物とを提供することと、前記補綴物の前記嵌合部に形成された第2溝にCリングをセットすることと、前記Cリングが前記第1溝と前記第2溝に嵌合するように、前記補綴物を前記支台部に押し付けることとを具備する。
また、本発明の他の観点では、補綴物の固定方法は、胴周りに形成された第1溝を有する支台部と、前記第1溝に対応して内面に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物とを提供することと、前記支台部に形成された第1溝にCリングをセットすることと、前記Cリングが前記第1溝と前記第2溝に嵌合するように、前記補綴物を前記支台部に押し付けることとを具備する。
以下に添付図面を参照して、本発明による補綴物固定構造と補綴物の固定方法について説明する。
図8は、本発明の第1実施例による補綴物固定構造を示す部分断面図である。図8を参照して、補綴物固定構造は、支台4と、クラウンとを有している。クラウンは外冠12と内冠14を備えている。
支台4が歯根2に歯科用セメント材で固定されている。支台4の上部構造は、円錐台形として形成され、その円錐台部の胴廻りに一周分の溝8が形成されている。クラウンは外冠12と内冠14とからなり、内冠14の内面には一周分の溝18が形成されている。溝8,18は、Cリング10が脱落しないように、また、固定された後、ガタツキが無いように、適切なサイズ、例えばCリング10の20%程大きいサイズに形成されている。溝8,18は、半円形又は多角形状の断面を有している。
外冠12となる材料は通常の歯科技工作業で使用されるセラミックス材料やハイブリッドレジンなどの歯冠修復材が使用可能な形状に形成されている。歯科用金属もしくはアルミナセラミックス、ジルコニアセラミックス等のセラミックス、チタン、チタン合金等が適している。内冠14は、ステンレス、チタン、チタン合金等の材料で形成されている。支台4も内冠14と同じ材料で形成されている。
Cリング10は、図10Aに示されるように、通常は一部に開口を有する円形状を有する。しかしながら、Cリングは、図10Aに示されるように、楕円形状を有してもよいし、さらに変形されていてもよい。この場合開口を通る直径φ1は、直径φ1に直交する直径φ2より大きい。これにより、着脱時の強さを調整することが可能となる。Cリング10は、ステンレス材、チタン、チタン合金など口腔内で腐食せず、バネ性のある強度の高い材料で形成されている。Cリング10の線径は0.2〜0.8mmが溝への適合性、強度の点で適当である。
補綴物としてのクラウンを固定するときには、図9Aと9Bに示されるように、Cリング10がクラウンの溝18にはめ込まれ、クラウンが支台4を覆うように押し込まれる。このとき、Cリング10は溝8,18と適合して溝8,18に安定的にはまり込みる、これにより、クラウンが容易に抜ける事はない。支台4と内冠14の溝の位置関係は、支台4にクラウンが完全に被さった状態で同じ高さ位置になる。クラウンは歯冠修復材による通常の技工操作で製作され、Cリング10を介して着脱可能な補綴物となる。
より詳細には、クラウン内の内冠14の内面の溝18にCリング10が嵌め込まれる。このとき、Cリング10の一部が溝18から少しはみ出る状態となる。はみ出たCリング10は、クラウンを支台4に被せる時に押し広げられ、溝8の位置で支台4にはまり込む。その結果クラウンと支台4が固定される。
より詳細には、クラウン内の内冠14の内面の溝18にCリング10が嵌め込まれる。このとき、Cリング10の一部が溝18から少しはみ出る状態となる。はみ出たCリング10は、クラウンを支台4に被せる時に押し広げられ、溝8の位置で支台4にはまり込む。その結果クラウンと支台4が固定される。
クラウンを支台4に被せることでクラウンが取り付けられ、反対に引っ張ることでクラウンが取り外される。図8に示される補綴物固定構造の場合は、歯科医が着脱するのでCリングの弾力は比較的強めに設定され、またデンチャーの場合は患者が着脱しやすいようにCリングの弾力は弱めに設定される。このように、Cリング10の形状を変えるだけで、設定される弾力を調整することができる。
次に、図11Aと11Bを参照して、本発明の第2実施例による補綴物固定構造について説明する。支台歯をデンチャーの固定源とした利用例である。デンチャー20の内側に埋め込まれた内冠26を支台24に被せることで、デンチャー20が固定される。第1実施例と同様に、Cリング28は内冠26の内面に形成された溝25と支台24の外周に形成された溝23の間に設定される。これにより、デンチャー20が支台24に固定される。支台24は支台歯22に歯科用セメントで合着されている。
デンチャー20の固定源の場合、支台24の高さLは低いほど、また支台24の立ち上がり角度θも小さいほど、デンチャーの着脱が容易になるため有利である。ただし実用上はLは1.0〜5.0mmほどで、θは75〜82度程度が妥当である。Cリング28の嵌合の強さは、患者自身がデンチャー20の取り外しを行うので、弱めに設定する必要がある。またデンチャー20にの外冠29は、内冠26の外周上にアンダーカット部27を設けることにより、より強固に内冠26に固定させることができる。
歯科治療でのクラウンの固定方法では、従来セメントによる合着などの接着方式とネジ止めによる方式等が行われてきたが、本発明の方式ではネジ止めを行うことなくCリングによりクラウンが固定される。従って、クラウンの製作が容易になり施術の費用を抑えることができる。さらに歯科医、場合によっては患者によってクラウンあるいはデンチャーの着脱が容易に行われることができる。このため、歯科治療での適用範囲が広がるうえ、容易にまた確実な治療が行える。
次に、本発明の第3実施例による補綴物固定構造について、図12を参照して説明する。この実施例は、インプラントが使用される例である。図12を参照して、第3実施例による補綴物固定構造は、人工歯根としてのインプラント32、支台としてのアバットメント34、クラウン、Cリング38とを備えている。クラウンは、外冠39と内冠36とを有している。
内冠36は、通常の歯科技工作業で歯科用のセラミックス材料やハイブリッドレジンで歯冠回復できる材料で形成され、その材料は、歯科用金属、もしくはアルミナセラミックス、ジルコニアセラミックス等のセラミックス、チタン、チタン合金等である。アバットメント34は、チタン、チタン合金等で形成されている。
内冠36は、通常の歯科技工作業で歯科用のセラミックス材料やハイブリッドレジンで歯冠回復できる材料で形成され、その材料は、歯科用金属、もしくはアルミナセラミックス、ジルコニアセラミックス等のセラミックス、チタン、チタン合金等である。アバットメント34は、チタン、チタン合金等で形成されている。
Cリング38は、第1実施例と同様に、開口を有する円形を有するが、わずかに変形させることにより着脱強さを調整することができる。Cリングは、ステンレス材、チタン合金など口腔内で腐食しない材料で、弾性のある強度の高い材料により製作される。Cリング材の線径は0.2〜0.8mmが溝への適合性、強度の点で適当である。第3実施例では、Cリング38としてバネ材であるSUS―301の径0.35mm線材を使用してC形状に加工したのちテフロン(登録商標)をコーテイングして0.55mm径のCリングを製造した。このような加工によりバネ性が強く耐食性の高い歯科用Cリングを製造することができる。
しかしながら、Cリング38は、口腔内で腐食しないで、バネ性のある強度の高いプラスチック製材料であってもよい。プラスチック材として異方性が高く、強度も高い液晶プラスチックを使用することができる。この場合は、Cリング38は、射出成形またはプレス成形により、0.5mmの線径を有するように形成されてもよい。Cリング材の線径は補綴物の大きさにもよるが0.2〜0.8mmが溝への適合性、強度の点で適当である。またプラスチック材料としては、上記以外に、強度、耐食性等が優れたポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン、ポリシリコン、アクリル樹脂、繊維強化プラスチックス(FRP)等が使用できる。
次に第3実施例による補綴物固定構造の固定方法について説明する。インプラント32は人工歯根として顎骨に固定されている。支台としてのアバットメント34は、歯科用インプラント32にネジ止めにより固定される。アバットメント34は、円錐台形の上部構造を有し、その上部構造の胴廻りに一周分の溝33が形成されている。その溝33は、クラウンの内冠36の内面に形成された一周分の溝35に位置的に対応している。溝33にCリング38が嵌め込まれる。その後クラウンがアバットメント34に押し付けられ、内冠36の溝35がCリング38と嵌合する。Cリング38はアバットメント34の溝33と内冠36の溝35に安定的にはめこまれ容易に抜けることはない。内冠36に外冠39を通常の技工作業にて形成することにより、Cリング38を介してアバットメント34に対して着脱可能な補綴物(クラウン)を製作することができる。
より詳細には、Cリング38は、押し広げられ、溝33から少しはみでる状態でアバットメント34に取り付けられる。次にクラウンがアバットメント34に押し付けられた際に、Cリング38は一旦変形し、内冠36の溝35の位置で再び元の状態に戻る。こうして、アバットメント34の溝33と内冠36の溝35に対応する位置で、クラウンは、アバットメント34に固定される。クラウンをはずすときには、取りはずし方向に引っ張ることにより行われる。
第3実施例においては、第1実施例とは反対に、Cリング38が予めアバットメント34に取り付けられている。しかしながら、第1実施例と同様に、初めに内冠36に取り付けられてもよい。同様に、第1実施例でも、Cリング38が初めに支台4に取り付けられていてもよい。
次に、図13を参照して、本発明の第4実施例による補綴物固定構造について説明する。単独の歯の場合は、アバットメントの内冠との間の固定は回転が防止される構造とする。このとき、アバットメントは、下部構造44と上部構造42とを有する。下部構造44は、インプラント32にネジ止めされる。上部構造42は、下部構造44と嵌合して、回転しない。上部構造42は、六角柱形状を有している。これにより、クラウンの回転が防止される。上部構造42は、四角柱や八角柱などの多角柱形状を有していてもよいし、多角錐台の形状を有していてもよい。いずれの場合も、クラウンの回転を防止することができる。Cリング38を固定するための1周分の溝33は、上部構造42の外周、即ち稜線部に形成されている。尚、小臼歯部位のインプラントなど、大きな負荷がかからない個所のインプラントに対しては、アバットメントとインプラントとの間の嵌合はテーパー嵌合のみでよい。また、単独のクラウンの場合には、歯冠形状にもよるが、クラウンの取り付けは歯科医が行い患者が容易に取り外しができない強さにする必要がある。
次に、図14を参照して、本発明の第5実施例の補綴物固定構造について説明する。インプラント52が義歯(残存歯根あるいはインプラントを義歯床で被覆する形態の補綴物)の支台として利用される例である。アバットメント54はインプラント54にネジ止めにより固定され、義歯61の内面に埋め込まれた内冠56と嵌合し、Cリング58により上記実施例と同様に固定される。ここで、アッバトメントとインプラントの嵌合は、テパー嵌合であってもよい。また、Cリング58は、上記実施例のいずれかによるものを使用することができる。
第5実施例では、クラウンが複数連結される場合、支台としてのアバットメント54は、円錐台の上部形状を有する。単独のクラウンの場合は、アバットメント54は、上記のように円錐台形状あるいは多角錐台形状を有する。あるいは、四角柱、六角柱などの多角柱形状を有することが好ましい。これにより、クラウンの回転が防止される。
義歯支台の場合、アバットメント53の支台部の高さLは低いほど、アバットメント53の内冠56との嵌合部の立ち上がり角度θも小さいほど、義歯の着脱が容易になるため有利である。ただし実際にはLは1.0〜5.0mmほどで、θが75〜82度程度が妥当である。Cリングの強さは患者が義歯の取り外しを行う事ができるように弱めに設定する必要がある。また義歯内面に固定するための内冠56はアンダーカット部57を設け、より強固に固定される。
本発明によれば、クラウンの内面とアバットメントとが、溝に設けられた弾性を有するCリングにより固定される。ある程度の力でクラウンを引っ張ることで溝からCリングが外れる構造とすることによりクラウンの着脱が可能となる。しかもCリングをわずかに変形させる事により着脱の強度を調整できる。また、本発明は、クラウンばかりでなくデンチャーへの応用も可能である。従来の歯科治療でこのような着脱可能なクラウンを製作する場合、歯科医および歯科技工士が行う作業は工程の複雑さや高い技工精度が要求されることから非常に高価であった。しかし本発明の補綴物固定構造を用いると、比較的容易にしかも安価に歯科治療を行え、さらには歯科医ばかりでなく場合によっては患者が着脱する事が可能となる。
Claims (17)
- 歯根に取り付けられ、前記歯根から離れた外周に形成された第1溝を有する支台部と、
前記第1溝に対応して内面の内周に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物と、
前記第1溝と前記第2溝に嵌合して、前記補綴物を前記支台部に着脱可能に保持するCリングと
を具備する補綴物固定構造。 - 請求項1に記載の補綴物固定構造において、
前記歯根は、人工歯根である
補綴物固定構造。 - 請求項1に記載の補綴物固定構造において、
前記歯根は、天然歯根である
補綴物固定構造。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、弾性材により形成されている
補綴物固定構造。 - 請求項4に記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、ステンレスと、チタンと、チタン合金とからなる群から選択される材料で形成されている
補綴物固定構造。 - 請求項5に記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、テフロン(登録商標)でコーティングされている
補綴物固定構造。 - 請求項4に記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、弾性を有するプラスチックで形成されている
補綴物固定構造。 - 請求項7に記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、中空状である
補綴物固定構造。 - 請求項6又は8に記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングは、ポリプロピレン、ナイロン、ポリウレタン、ポリシリコン、アクリル樹脂、繊維強化プラスチックス(FRP)からなる群から選択された材料で形成されている
補綴物固定構造。 - 請求項4乃至9のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングの線材の径は、0.2mmから0.8mmの範囲内である
補綴物固定構造。 - 請求項4乃至10のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記Cリングの開口通る第1径は、前記第1径と直交する第2径より長い
補綴物固定構造。 - 請求項1乃至11のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記支台部は、円錐形状の上部構造を有し、
前記補綴物の嵌合部は、前記円錐形状に適合する前記内面を有する
補綴物固定構造。 - 請求項1乃至11のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記支台部は、多角柱形状の上部構造を有し、
前記補綴物の嵌合部は、前記多角柱形状に適合する前記内面を有する
補綴物固定構造。 - 請求項1乃至11のいずれかに記載の補綴物固定構造において、
前記支台部は、多角錐形状の上部構造を有し、
前記補綴物の嵌合部は、前記多角錐形状に適合する前記内面を有する
補綴物固定構造。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載の複数の前記支台部と、
前記複数の支台部に対応して設けられた、請求項1乃至14のいずれかに記載の複数の前記嵌合部を有する前記補綴物と、
前記複数の支台部と前記複数の嵌合部に対して設けられた複数の前記Cリングと
を具備する補綴物固定構造。 - 胴周りに形成された第1溝を有する支台部と、前記第1溝に対応して内面に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物とを提供することと、
前記補綴物の前記嵌合部に形成された第2溝にCリングをセットすることと、
前記Cリングが前記第1溝と前記第2溝に嵌合するように、前記補綴物を前記支台部に押し付けることと
を具備する補綴物の固定方法。 - 胴周りに形成された第1溝を有する支台部と、前記第1溝に対応して内面に設けられた第2溝を有する嵌合部を有する補綴物とを提供することと、
前記支台部に形成された第1溝にCリングをセットすることと、
前記Cリングが前記第1溝と前記第2溝に嵌合するように、前記補綴物を前記支台部に押し付けることと
を具備する補綴物の固定方法。
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