JPWO2005103105A1 - 立体規則性芳香族系高分子 - Google Patents
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Abstract
Description
立体規則性を持つ高分子として、例えばメタクリル酸誘導体が知られている(特許文献1、2)。このような立体規則性高分子は一般にメタクリル酸誘導体に代表されるビニルポリマーか、ポリアセチレンやポリチオフェンに代表される共役系ポリマー(特許文献3)、もしくはセルロースなどの天然高分子であり、主鎖に芳香環を有するポリマー、特にノボラックに代表されるフェノール樹脂類については例がないと思われる。
従って、これらのポリマーが立体規則性を示した場合、どのような性質が発現するのかについてはまったく知られていない。
ノボラック類はフォトレジストの基板材料として幅広く利用されており、ナノサイズでのパターニングへの発展が望まれているが、ノボラック類は精密合成が難しく、環状オリゴマーであるカリックスアレーン類を除いて、立体規則性高分子の合成がほとんど不可能なため、その応用はあまり進んでいない。
また近年、立体規則性の高分子から高性能の超薄膜を作成する方法の有用性が明らかとなっており、ナノレベルの秩序構造作成による基板材料、分離膜、気体透過膜などへの応用が進んでいる(特許文献4)。
しかしこのような超薄膜は、主に極性の高い置換基を有する高分子もしくはイオン性高分子から、その形状の相互認識を利用して作成されるものがほとんどであり、極性が低く耐水性の良い芳香族系高分子を用いた例はあまり知られていない。
そこで、剛直な主鎖構造を持つ立体規則性の共役系高分子を用いることが考えられるが、分子量、溶解性、加工性の点から材料としての応用は限られたものとなっている。
R3およびR4は、それぞれ独立して炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。
nは1〜1,000,000の範囲の整数である。
一般式(1)によって表される数平均分子量が500〜10,000,000の範囲である立体規則性芳香族系高分子は、一般式で表した化合物(2)と(3)とを酸触媒下で反応を行うか、(5)又は(7)を単独で用いて酸触媒下で重合反応を行うか、(2)又は/および(3)と、(5)又は/および(7)とを酸触媒下で反応を行うことにより得られる。
Xはハロゲン(フッ素,塩素,臭素,ヨウ素)である。
R6およびR7は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、水素のいずれかである。
R8およびR9は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素のいずれかである。
R10は、炭素数1〜18のアルキル基または水素のいずれかである。
n’は1〜500,000の整数である。
一般式(9)によって表される数平均分子量が500〜10,000,000の範囲である立体規則性芳香族系高分子は、一般式で表した化合物(2)と、(10)又は/および(12)とを酸触媒下で反応を行うことにより得られる。
一般式(14)によって表されるn”が4〜10の整数である立体規則性高分子の環状オリゴマーは、一般式(2)と(3)を酸触媒下で反応を行うことにより得られる。
その中でも、高分子の規則的な形状を反映して作成できる超薄膜は、分離材料、ガス透過材料等に応用できるものと考えられる。
また、水酸基を有する高分子を用いて秩序構造を有するフィルムを作成した場合、ナノパターニングに対応できるフォトレジスト材料として用いることが可能となる。
以上のように、本発明は、様々な機能材料の応用が可能である。
高分子の分子量は上記の範囲で特に限定されないが、数平均分子量が500〜10,000,000であることが好ましく、さらに好ましくは1,000〜200,000である。
一般式(1)で表される高分子の製造法(その1)。
反応式(4)に従って、一般式(2)と一般式(3)で示す化合物を酸触媒を用いて付加縮合させることによって合成できる。
R5は、原料の入手し易さからは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基、水素が好ましく、特に好ましくはメチル基、エチル基、水素である。
また重合に用いる酸触媒によって分解し、反応系中でホルムアルデヒド(R5が水素に相当)を発生することができるトリオキサン、パラホルムアルデヒド、およびアセトアルデヒド(R5がメチル基に相当)を発生させることができるパラアルデヒドを用いることができる。
反応式(4)において一般式(2)と一般式(3)のモル比(一般式(3)/一般式(2))は特に限定されないが、反応操作と後処理の容易さから1〜20が好ましく、特に好ましくは1〜3である。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、酢酸亜鉛等を用いることができるが、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸が好ましく、触媒活性および後処理の容易さから特に好ましくは塩酸、硫酸である。
反応溶媒は、酢酸、プロピオン酸、無水酢酸などの有機酸、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、酢酸などの有機酸とハロゲン系溶媒の任意の割合の混合溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのセロソルブ類、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルなどのカルビト−ル類、メタノ−ル、エタノ−ルなどのアルコ−ル類、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、 1,4-ジオキサン、アセトニトリルなどの極性溶媒などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸、およびそれらの混合溶媒が好ましく、特に好ましくはクロロホルム、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸とクロロホルムの任意の割合の混合溶媒である。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、0〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから0〜100℃が好ましく、特に好ましくは20〜50℃である。
反応式(6)に従って、一般式(5)で表す化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成することができる。
反応溶媒は、酢酸、プロピオン酸、無水酢酸などの有機酸、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、酢酸などの有機酸とハロゲン系溶媒の任意の割合の混合溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのセロソルブ類、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルなどのカルビト−ル類、メタノ−ル、エタノ−ルなどのアルコ−ル類、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、酢酸、およびそれらの混合溶媒が好ましく、特に好ましくはクロロホルム、酢酸とクロロホルムの任意の割合の混合溶媒である。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、0〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから25〜100℃が好ましく、特に好ましくは50〜80℃である。
化学式(8)に従って、一般式(7)で表される化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成することができる。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、およびルイス酸として無水塩化スズ(VI)、無水塩化チタン(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)塩化物、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、酢酸亜鉛(II)等を用いることができるが、塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、が好ましく、触媒活性および後処理の容易さから特に好ましくは塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩である。
反応溶媒は、クロロホルム、1、2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルなどのカルビト−ル類、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレンなどのハロゲン系溶媒、トルエンが好ましく、特に好ましくは1,2-ジクロロエタン、塩化メチレンである。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、-20〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから0〜100℃が好ましく、特に好ましくは0〜50℃である。
反応式(11)に従って、一般式(2)と一般式(10)で表される化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成する。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、酢酸亜鉛等を用いることができるが、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸が好ましく、触媒活性および後処理の容易さから特に好ましくは塩酸、硫酸である。
反応溶媒は、酢酸、プロピオン酸、無水酢酸などの有機酸、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、酢酸などの有機酸とハロゲン系溶媒の任意の割合の混合溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのセロソルブ類、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルなどのカルビト−ル類、メタノ−ル、エタノ−ルなどのアルコ−ル類、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、酢酸、およびそれらの混合溶媒が好ましく、特に好ましくはクロロホルム、酢酸とクロロホルムの任意の割合の混合溶媒である。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、0〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから25〜100℃が好ましく、特に好ましくは50〜70℃である。
反応式(13)に従って、一般式(2)と一般式(12)で表される化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成できる。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、およびルイス酸として無水塩化スズ(VI)、無水塩化チタン(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)塩化物、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、酢酸亜鉛(II)等を用いることができるが、塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、が好ましく、触媒活性および後処理の容易さから特に好ましくは塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩である。
反応溶媒は、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、ジエチレングリコ−ルモノエチルエ−テルなどのカルビト−ル類、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレンなどのハロゲン系溶媒、トルエンが好ましく、特に好ましくは1,2-ジクロロエタン、塩化メチレンである。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、-20〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから0〜100℃が好ましく、特に好ましくは0〜50℃である。
反応式(15)に従って、一般式(2)と一般式(3)で表される化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成することができる。
また重合に用いる酸触媒によって分解し、反応系中でホルムアルデヒド(R5が水素に相当)を発生することができるトリオキサン、パラホルムアルデヒド、およびアセトアルデヒド(R5がメチル基に相当)を発生させることができるパラアルデヒドを用いることができる。n”は精製の容易さから4および6が好ましく、特に好ましくは4である。
反応式(15)において一般式(2)と一般式(3)のモル比(一般式(3)/一般式(2))は特に限定されないが、反応操作と後処理の容易さから1〜5が好ましく、特に好ましくは1〜1.5である。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、酢酸亜鉛等を用いることができるが、触媒活性および後処理の容易さから塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸が好ましく、特に好ましくは塩酸、硫酸である。
反応溶媒は、酢酸、プロピオン酸、無水酢酸などの有機酸、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、酢酸などの有機酸とハロゲン系溶媒の任意の割合の混合溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。高い収量を得るためには、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、酢酸およびそれらの混合溶媒が好ましく、特に好ましくはクロロホルム、酢酸とクロロホルムの任意の割合の混合溶媒である。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、0〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから70〜120℃が好ましく、特に好ましくは80〜120℃である。
反応式(17)に従って、一般式(2)と一般式(12)で表される化合物から酸触媒を用いて重合させることによって合成することができる。
反応式(17)および一般式(2),(12),(16)中、R3〜R4およびR8〜R9は、原料の入手し易さからは、メチル基、フェニル基、水素が好ましく、特に好ましくはメチル基、水素である。R5およびR10は、原料の入手し易さからは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル基、水素が好ましく、特に好ましくはメチル基、水素である。また重合に用いる酸触媒によって分解し、反応系中でホルムアルデヒド(R5およびR10が水素に相当)を発生することができるトリオキサン、パラホルムアルデヒド、およびアセトアルデヒド(R5およびR10がメチル基に相当)を発生させることができるパラアルデヒドを用いることができる。Xはハロゲンであり、反応性の点から、塩素、臭素、ヨウ素が好ましく、特に好ましくは塩素、臭素である。n”’は精製の容易さから2および3が好ましく、特に好ましくは2である。
酸触媒として塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、およびルイス酸として無水塩化スズ(VI)、無水塩化チタン(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)塩化物、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、酢酸亜鉛(II)等を用いることができるが、塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、希土類(III)トリフルオロメタンスルホナート塩、が好ましく、触媒活性および後処理の容易さから特に好ましくは塩酸、硫酸、無水塩化スズ(VI)、無水塩化アルミ(III)、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホナート塩である。
反応溶媒は、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、塩化メチレン、四塩化炭素、オルトジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素類などに限定される。重合反応における分子量の制御の観点からクロロホルム、1,2-ジクロロエタンが好ましく、特に好ましくは1,2-ジクロロエタンである。
反応温度は反応溶媒に応じて限界があるが、-20〜200℃までの温度で実施可能である。ただし、操作の容易さから20〜80℃が好ましく、特に好ましくは20〜50℃である。
本発明によって得られる芳香族系高分子は、高い立体規則性を有している。高分子の構造解析および物性測定を行うと、従来のノボラックとは大きく異なる特有の性質を有していることがわかる。特に、数平均分子量が1万を超えるような高分子であっても、その1H NMRの測定ピークが原料モノマーと遜色ないほどシャープなものが観測される。これは溶液中で、秩序構造をとっている重要な証拠である。フェノールおよびレゾルシノール誘導体から合成されるノボラックは環状オリゴマーであるカリックスアレーン類を除いて、ランダムな構造をとるのが普通であり、このような規則構造を示す例はほとんど知られていなかった。
このように高い規則性を持ったポリマーが得られる理由は、フェノールやレゾルシノールがリングになりやすい、すなわち環状オリゴマー(カリックスアレーン)を生成しやすい性質に起因している。フェノールやレゾルシノールがメチレン基で連結されたフェニレンメチレン骨格は、4〜6量体の線状オリゴマーが溶液中で疑似環状構造をとっていることが一般に知られている。そのため、4〜6量体の末端どうしが反応すると、環状オリゴマーを生成しやすい。本発明の高分子は、線状オリゴマーが自身の末端どうしで反応することなく高分子量化し、ピッチの揃った疑似環状構造が積み重なった構造をしているものと推定される。
これまで、フェノール系高分子で本発明のような立体規則性の高分子がほとんど知られていなかったのは、本発明で使用するレゾルシノール類がアルデヒド類と重合した場合、環状オリゴマー(カリックスアレーン)が生成するかゲル化してしまい、線状高分子を得ることが極めて難しかったからである。本発明の製造法を用いて、線状高分子を優先的に成長させることができる。
なお、条件により環状オリゴマー(カリックスレゾルシンアレーン)を製造することも可能である。特に、カリックス[4]レゾルシンアレーン誘導体では合成例の少ないサドル型コンフォメーションを示す場合がある。従来のカリックスとは水酸基の方向性が大きく異なるため、三次元的なネットワーク構造を示す機能材料のビルディングブロックとして期待できる。(実施例で例示)
本発明の製造法は、汎用高分子であるノボラックの製造と同様のフェノール〜ホルムアルデヒド縮合(付加縮合)を用いており、反応条件も穏和な場合が多いため工業的に実施しやすく、原料も比較的安価に得られるものが多い。また、置換基の種類により優れた有機溶媒または水への溶解性を示し、またフィルム形成能などの優れた加工性を有している。各種機能材料の出発原料として期待できる。
(a)1H NMR(270MHz)および13C NMR(75MHz)は、日本電子フーリエ変換NMR分光光度計(JNM-EX-270)を使用して25℃で測定した。溶媒として重水素化クロロホルム、内部標準物質としてテトラメチルシランを使用した。
(b)FT-IRスペクトルは、日本分光フーリエ変換分光光度計(FT-IR 460plus)を用いて行った。
(c)ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定には、カラムとして東ソー製ポリスチレンゲル充填からむTSKgelG3000H XLを用い、検出には東ソー紫外分光光度計(UV-8011、測定波長270nm)を用い、テトラヒドロフランを溶離液として1.0mL/min、室温で測定した。
1,3,5-トリメトキシベンゼン(1.68g, 10mmol)、パラホルムアルデヒド(0.3g, ホルムアルデヒドとして10mmol)をアセトニトリル10mLに溶解し、氷冷しながら系全体を常に5℃以下にして濃塩酸2mLをゆっくりと滴下した。その後、室温で2時間撹拌したあと、反応溶液をメタノール200mL中に注入し得られた固体をろ別し、減圧乾燥させることにより立体規則性高分子1.11g(59%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 4500, Mw/Mn = 1.3であった。
なお、図1に1H NMRチャート、図2に13C NMRチャート、図3に13C NMRチャートの拡大図、図4にIR測定チャート、図5にGPC測定チャートをそれぞれ示す。
反応時間を5時間にした点を除いて実施例1と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子1.17g(70%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 18000, Mw/Mn = 1.5であった。
溶媒をテトラヒドロフランにした点を除いて実施例1と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子1.26g(70%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 6800, Mw/Mn = 1.2であった。
アルデヒドをパラ(アセトアルデヒド)にした点を除いて実施例1と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子0.98g(51%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 3000, Mw/Mn = 1.1であった。
3,4,5-トリメトキシトルエンを1,3-ジメトキシ-2,5-ジメチルベンゼン(1.66g, 10mmol)にした点を除いて実施例1と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子1.51g(85%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 6800, Mw/Mn = 1.3であった。
3,4,5-トリメトキシトルエン(1.82g, 10mmol)、パラホルムアルデヒド(0.3g, ホルムアルデヒドとして10mmol)をクロロホルム10mLに溶解し、氷冷しながら系全体を常に5℃以下にして濃硫酸1.5mLをゆっくりと滴下した。その後、室温で6時間撹拌したあと、反応溶液をメタノール200mL中に注入し得られた固体をろ別し、減圧乾燥させることにより立体規則性高分子1.57g(81%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 12500, Mw/Mn = 1.4であった。
なお、図6に1H NMRチャート、図7にGPC測定チャートを示す。
触媒を濃硫酸から濃塩酸2mLにした点を除いて実施例6と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子0.78g(42%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 3500, Mw/Mn = 1.1であった。
3,4,5-トリメトキシトルエンを2-ヒドロキシメチル-3,4,5-トリメトキシトルエン(2.13g, 10mmol)にした点を除いて実施例6と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子0.64g(33%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 2500, Mw/Mn = 1.2であった。
3,4,5-トリメトキシトルエンを2-クロロメチル-3,4,5-トリメトキシトルエン(2.31g, 10mmol)にした点を除いて実施例6と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子0.42g(42%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 2500, Mw/Mn = 1.2であった。
3,4,5-トリメトキシトルエン(0.91g, 5mmol),2,6-ビス(クロロメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエン(1.39g, 5mmol)をクロロホルム10mLに溶解し、氷冷しながら系全体を常に5℃以下にして濃硫酸1.5mLをゆっくりと滴下した。その後、50℃で6時間撹拌したあと、反応溶液をメタノール200mL中に注入し得られた固体をろ別し、減圧乾燥させることにより立体規則性高分子0.67g(35%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 2300, Mw/Mn = 1.1であった。
2,6-ビス(クロロメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエンのかわりに 2,6-ビス(ヒドロキシメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエン(1.21g, 5mmol)にした点を除いて実施例10と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子0.67g(42%)を無色固体として得た。数平均分子量Mn = 1800, Mw/Mn = 1.2であった。
3,4,5-トリメトキシトルエン(1.82g, 10mmol)、パラホルムアルデヒド(0.3g, ホルムアルデヒドとして10mmol)をクロロホルム10mLに溶解し、氷冷しながら系全体を常に5℃以下にして濃硫酸1.5mLをゆっくりと滴下した。その後、80℃で8時間撹拌したあと、反応溶液をメタノール200mL中に注入し得られた固体をろ別し、減圧乾燥させることにより立体規則性高分子の環状オリゴマーカリックスアレーン1.75g(90%)を無色固体として得た。線状高分子はまったく得られなかった。NMRによる解析の結果、サドル型コンフォメーションをとっていることがわかった。
なお、図8に1H NMRチャート、図9に13C NMRチャートを示す。
溶媒のクロロホルムのかわりに1,2-ジメトキシエタン10mLにした点を除いて実施例12と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子の環状オリゴマーカリックスアレーン1.46g(75%)を無色固体として得た。NMRによる解析の結果、サドル型コンフォメーションをとっていることがわかった。
溶媒のクロロホルムのかわりに1,2-ジクロロエタン10mL、反応温度を100℃にした点を除いて実施例12と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子の環状オリゴマーカリックスアレーン1.84g(95%)を無色固体として得た。NMRによる解析の結果、サドル型コンフォメーションをとっていることがわかった。
3,4,5-トリメトキシトルエン(0.91g, 5mmol),2,6-ビス(ヒドロキシメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエン(1.21g, 5mmol)をクロロホルム10mLに溶解し、氷冷しながら系全体を常に5℃以下にして濃硫酸1.5mLをゆっくりと滴下した。その後、80℃で5時間撹拌したあと、反応溶液をメタノール200mL中に注入し得られた固体をろ別し、減圧乾燥させた。さらにエタノールを用いて再結晶を行うことにより立体規則性高分子の環状オリゴマーカリックスアレーン1.21g(60%)を無色固体として得た。NMRによる解析の結果、サドル型コンフォメーションをとっていることがわかった。
2,6-ビス(ヒドロキシメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエンのかわりに2,6-ビス(クロロメチル)-3,4,5-トリメトキシトルエン(1.40g, 5mmol)を用いた点を除いて実施例15と同じ操作を行ったところ、立体規則性高分子の環状オリゴマーカリックスアレーン1.06g(55%)を無色固体として得た。NMRによる解析の結果、サドル型コンフォメーションをとっていることがわかった。
また、水酸基を有する高分子を用いて秩序構造を有するフィルムを作成した場合、ナノパターニングに対応できるフォトレジスト材料として用いることが可能となる。
Claims (8)
- 下記一般式(1)によって表される数平均分子量が500〜10,000,000の範囲であることを特徴とする立体規則性芳香族系高分子。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。
nは1〜1,000,000の範囲の整数である。 - 一般式で表した化合物(2)と(3)とを酸触媒下で反応を行うか、(5)又は(7)を単独で用いて酸触媒下で重合反応を行うか、(2)又は/および(3)と、(5)又は/および(7)とを酸触媒下で反応を行うことにより得られることを特徴とする請求の範囲1に記載の立体規則性芳香族系高分子。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。
Xは、ハロゲンである。 - 一般式(9)によって表される数平均分子量が500〜10,000,000の範囲である立体規則性芳香族系高分子。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基または水素のいずれかである。
R6およびR7は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、水素のいずれかである。
R8およびR9は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素のいずれかである。
R10は、炭素数1〜18のアルキル基または水素のいずれかである。
n’は1〜500,000の整数である。 - 一般式で表した化合物(2)と、(10)又は/および(12)とを酸触媒下で反応を行うことにより得られることを特徴とする請求の範囲3に記載の立体規則性芳香族系高分子。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。
R6およびR7は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、水素のいずれかである。
R8およびR9は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素のいずれかである。
R10は、炭素数1〜18のアルキル基または水素のいずれかである。
Xは、ハロゲンである。 - 一般式(14)によって表されるn”が4〜10の整数である立体規則性高分子の環状オリゴマー。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。 - 一般式(16)によって表されるn”’が2〜5の整数である立体規則性高分子の環状オリゴマー。
R3およびR4は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素、のいずれかである。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基又は水素のいずれかである。
R6およびR7は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、水素のいずれかである。
R8およびR9は、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基又はフェニル基およびそれらの炭化水素置換基を有する誘導体、アルキルエーテル基、アルキルエステル基、芳香族エステル基、アルキレングリコール誘導体、ブロモメチル基、クロロメチル基、ハロゲン、チオール、アルキルチオ基、水酸基、水素のいずれかである。
R10は、炭素数1〜18のアルキル基または水素のいずれかである。
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