JPWO2005044767A1 - 含水エタノールを用いたetbeの合成方法 - Google Patents

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Abstract

エチル−t−ブチルエーテル(ETBE)の新規な合成方法である。イソブテン(IB)を主体とし、常温で加圧液化させたC4成分等のC4成分と、バイオエタノールの精留物である含水エタノール(EtOH)とを原料とする。そして、固定触媒反応ステージ22を備えた反応装置(反応塔)14を用いて、IBをEtOH及び水と化学量論的に中圧(1000kPa以下)・中温(100℃以下)の温和な条件で液相反応させてETBEとともにt−ブチルアルコール(TBA)を合成する。

Description

本発明は、含水エタノールを用いたETBEの合成方法及び該製造に好適なETBEの合成装置に関する。
ここで、ETBEとは、「thyl ert−utyl ther(エチル・ターシャリィ・ブチル・エーテル)」の略号であり、ハイオク燃料基材として注目されているMTBE(ethyl ert−utyl ther)と同様にハイオク燃料基材(オクタン価:112)として着目されているものである。
米国における新空気浄化法の制定や、地球環境問題の意識の高まりに伴い、ガソリン代替燃料の出現が要請されている。
そして、ガソリン代替燃料として、イソブテン(IB)とメタノール(MeOH)とを直接反応させて製造することができるMTEBが着目され、世界中で大量に生産されている(特許文献1のSUMMERY OF THE INVENTION、及び非特許文献1〜3の各Introduction 第1段等参照)。
しかし、昨今、原料とするMeOHは、本来、毒性を有し且つ蒸気圧も高いため揮散し易い。このためMeOHの代わりに、毒性を有せずかつ再生可能なバイオマス(生物エネルギー)であるEtOHを使用して製造することが試みられている(非特許文献1〜3の各アブストラクト等参照)。
例えば、プロピレンオキサイド製造の副産物であるt−ブチルアルコール(TBA)とEtOHを、MTBEの場合と同様、触媒とする強酸性イオン交換樹脂を充填した反応蒸留塔で反応させるものである(下記反応式参照)。
TBA+EtOH→ETBE+H
また、同時に、TBAの分解反応(TBA→IB+HO)によりIBが生成するため、IBリッチガスを使用して、下記のような反応によりETBEを製造できる。
IB+EtOH→ETBE
さらに、特許文献1には、イオン交換樹脂を充填した固定床反応器を備えた反応蒸留塔を用いてIBを含むC4成分をEtOHとを反応させてETBEを製造する技術が記載されている(アブストラクト・クレイム等参照)。
そして、いずれの技術も、反応蒸留塔を使用しており、また、C4成分はガス状態で反応蒸留塔に供給するものである。
米国特許第5248836号公報 化学工学会(The Society of Chemical Engineers,Japan)編「JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN Vol.32,No3」(1999)p280〜287 化学工学会(The Society of Chemical Engineers,Japan)編「JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN Vol.32,No4」(1999)p539〜543 M.A.Abraham and R.P.Heketh編「Reaction Engineering for Pollution Prevention」(2000)Elesvier Science B.V.社発行、p237−246
本発明は、上記にかんがみて、新規な含水エタノールを用いたETBEの合成方法及び合成装置を提供することを目的(課題)とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究・開発に努力する過程で、下記構成を有するETBEの合成方法に想到した。
ETBEの合成方法であって、
IBからなる又は該IBを主体とし加圧液化させたC4成分(以下「C4成分」という。)及び含水EtOHを原料とし、
固定触媒の反応ステージを備えた反応装置を用いて、IBをEtOH及び水と化学量論的に加圧下で液相反応させて、ETBEとともにTBAを合成することを特徴とする。
C4成分は、通常、石油プラントにおけるナフサ分解(クラッキング)で生成するB−B留分中に含まれるものであり、本来的に気体である。このため、わざわざ加圧液化して反応原料として使用する発想は当業者に存在しなかった。また、原料EtOHも含水物を使用でき無水化したり、高度の精留したものを使用したりする必要がない。
そして、当該液相反応は中温・中圧(100℃以下、1000kPa以下)の穏やかな条件で行うことができる。
また、ETBEとともに合成(副生)されるTBAはETBEと同様オクタン価もかなり高い(オクタン価:100)。このため、TBAの分離操作をしなくても、ETBEのTBA混合物としてそのままハイオク燃料基材(特に、レースカー用燃料)として使用可能である。
上記構成において、固定触媒反応ステージの一方側に位置する原料供給ステージにC4成分と含水EtOHとを投入するとともに、他方側に位置する製品排出ステージから製品であるETBEをTBA混合物として常温・常圧(大気圧)回収することが望ましい。ETBEのTBA混合物を大気圧回収することにより、ETBE成分から未反応のC4ガス成分を分離回収できる。また、前述の如く、ETBEのTBA混合物は、TBAの分離操作を経ずにそのままハイオク燃料基材として使用可能である。
上記方法において、固定触媒反応ステージとして、酸性イオン交換樹脂層を、所定間隙をおいて多段に配したものとすることができる。触媒層を、間隔を空けて多段に配することにより、触媒の反応液との接触効率が増大する。
上記構成において、酸性イオン交換樹脂層間を、クッション性を有する無機繊維層で充填したものとすることができる。交換樹脂層の加圧下による圧縮度が低減され、反応ステージにおける触媒接触効率及び原料流れが良好となる。
含水EtOHを、含水率約5〜30vol%としたバイオEtOHとすることが望ましい。含水率約5%は、EtOHと水との共沸混合物の含水率であり、ベンゼン等と共沸させてそれ以上に無水化する必要がない。また、含水率が30vol%を超えると、TBAの混合比率が高くなり、ハイオク燃料基材として適しなくなるおそれがある。
通常、固定触媒反応装置(反応塔)の、反応ステージにおける運転条件は、通常、約60〜100℃×約700〜1000kPaabs(望ましくは約70〜80℃×約800〜900kPa(abs))とする。温度が低すぎても圧力が低すぎても、合成反応が工業化可能な速度で進行しがたい。
上記において、反応ステージの温度を多段制御とすることが望ましい。反応進行度に応じた温度制御が可能となり、ETBEの収率を高めることができる。
上記各構成のETBEの合成方法に使用するETBEの合成装置としては、例えば、下記構成のものとすることができる。
温調手段を備えた加圧型の触媒反応装置、C4成分用の加圧原料タンク、含水EtOH用の常圧原料タンク、及び、ETBE用の製品回収タンクとを備え、
触媒反応装置は、固定触媒反応ステージの上下の一方に原料供給ステージを、他方に製品排出ステージをそれぞれ備え、
原料供給ステージには、EtOH用の常圧原料タンク及びC4成分用の加圧原料タンクが、それぞれ定量供給ポンプを備えた含水EtOH・C4成分供給配管を介して接続され、加圧型反応装置の製品排出ステージに圧力調整弁を備えた製品回収配管を介して製品タンクが接続されていることを特徴とする。
上記構成において、固定触媒反応ステージに対して温調手段を直列に多段に配することが望ましい。前記反応ステージの温度御を多段制御とするためである。
上記構成の装置において、製品回収タンクが、常圧タイプでC4ガス回収配管を備え、該C4ガス排出配管を、加圧原料タンク及び/又はIB留分供給配管に、適宜循環可能に接続したものとすることができる。ETBEからのC4ガス(未反応C4成分)の再利用ないし循環使用が容易となる。
また、上記装置において、含水EtOH・C4成分供給配管の各定量供給ポンプの手前には、ガスクロマトグラフィー等の成分検知手段を備え、成分検知手段からの成分信号が、各定量供給ポンプに入力され、IBをEtOH及び水と化学量論反応可能とされた化学量論反応制御手段を備えている構成とすることができる。C4成分のIB含有率や含水EtOHのEtOH含有率に変動があっても、化学量論反応が可能となる。
さらに、触媒反応装置は、触媒を充填・交換するために反応筒に対して軸方向で出し入れ可能な触媒装填/交換器を備え、該触媒装填/交換器は、板状多孔部材が一本又は複数本の連結部材に所定ピッチで連結されて、板状多孔部材の対向面の少なくとも一方にクッション層を備えた触媒充填部を備えている構成とすることが望ましい。触媒の装填/交換が容易となる。
また、触媒反応装置は、温調浴槽に複数の反応塔を配設した多塔式とすることもできる。本構成の多塔式とした場合は、ETBEの合成装置のスケールアップが容易となる。
また、本発明のETBEの合成装置は、下記構成とすることが望ましい。
固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)を複数個と、各触媒反応装置に反応生成物を分留可能に接続される蒸留塔を複数個とを備え、
最終段を除く各蒸留塔は、留出液を供給可能に後段側の反応塔と接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品タンクと接続されており、さらに、
最終段の蒸留塔は、留出液を供給可能に副産物タンク又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を供給可能に最前段の反応塔に接続されていることを特徴とする。
2種の原料(含水エタノールとC4成分)を両端の反応塔に別々に化学量論的に供給し、最終段からの反応生成物を分留して得た缶出液を最前段の反応塔に向流的に戻すことにより、逆反応を抑制することができる。即ち、後段側の反応塔における一方の成分が他方の成分に対して過剰となり、平衡が目的物であるETBE生成側にずれて、ETBEの収率が増大するとともに、結果的に残留原料の製品(ETEB)及び/又は副産物中における原料残留率が低くなる。
反応塔及び蒸留塔の組数を多くすればより収率が高くなり原料残留率も低くなる。
また、下記構成のETBE合成装置とすれば、上記と同様な作用効果が得られる。即ち、反応蒸留塔内で一方の成分(通常、EtOH)を過剰としてETBEを合成することができ、製品中(缶出液)のETBEの比率を高くできるとともに副産物(留出液)中のIBの比率を低くできる。
固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)と、該触媒反応装置に反応生成物を分留可能に接続される固定触媒反応ステージを備えた蒸留塔とを備え、
前記反応蒸留塔は、留出液を供給可能に副産物タンク又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品タンクと接続されていることを特徴とする。
本発明のETBEの合成方法における一実施形態を示すフローチャートである。 (A)は図1における反応塔の詳細構造図、(B)は該反応塔に対する触媒装填/交換を行うための触媒装填/交換具の一例を示す詳細構造図である。 (A)は本発明を適用する多管式触媒反応装置の一例を示す平面図、(B)は該平面図のB−B線断面図である。 本発明のETBEの合成方法における他の実施形態を示すフローシートである。 図4の第1反応塔における反応塔の軸方向における原料・合成物組成比の一例を示すグラフ図である。 同じく第2反応塔における反応塔の軸方向における原料・合成物組成比の一例を示すグラフ図である。 本発明のETBEの合成方法におけるさらに他の実施形態を示すフローシートである。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明を行う。本明細書において、配合量を表す「%」等は、特に断らない限り質量基準とする。また、圧力を示すPaは、特に断らない限り絶対圧(abs)を意味する。
先ず、本発明のETBEの合成方法に使用するETBEの合成装置の一実施形態について説明をする(図1参照)。ここではC4成分を使用する場合を例にとり説明するが、種々の合成法により合成されたIB成分(C4成分)等、合成C4成分も使用可能である。
基本的には、温調手段(温調機能)12を備えた加圧型の触媒反応装置(反応塔)1414、C4成分用の加圧原料タンク16、含水EtOH用の常圧原料タンク18、及び、ETBE用の製品回収タンク20とを備えている。
そして、触媒反応装置14は、固定触媒反応ステージ(以下、単に「反応ステージ」という。)22の一方(下側)に原料供給ステージ(予熱ステージ)24を、他方(上側)に製品排出ステージ26をそれぞれ備えている。
また、原料供給ステージ24には、EtOH用の常圧原料タンク18及びC4成分用の加圧原料タンク16が、それぞれ定量供給ポンプ30及び逆止弁(チエックバルブ)31を備えた含水EtOH・C4成分供給配管32、34を介して接続されている。
加圧型反応装置の製品排出ステージ26には、圧力調整弁28を備えた製品回収配管36を介して製品回収タンク(製品タンク)20が接続されている。通常、製品(ETBE及びTBA)の液化を促進させるために、製品回収配管36における圧力調整弁28の手前には、冷却器(熱交換器)27を配する。
さらに、製品回収タンク20のガス排出配管62には、分岐して、加圧ポンプ64を備えた加圧原料タンク16へのC4成分戻し配管66が接続されている。
上記において、触媒反応装置(反応筒)14は、縦型(垂直)とされ、下側から原料供給し、上側から製品排出を行う方式であるが、上側から原料供給し、下側から製品排出する方式としてもよく、横型ないし斜設型とすることも可能である。下側から原料供給し、上側から製品排出を行う方が、イオン交換樹脂の膨潤の影響を小さくできる。液流れが上向きのため、イオン交換樹脂が圧密(圧縮による高密度化)しがたいことによる。
上記温調手段12は、図例では、ジャケット方式とされている。すなわち、触媒反応装置(触媒反応塔)14の反応ステージ22及び原料供給ステージ24に対応する塔外周壁に温調ジャケット38を設け、該温調ジャケット38に温調水タンク42からの水を、循環ポンプ44を備えた循環配管46により循環させるものである。なお、温調手段12は、ジャケット方式に限られず、抵抗加熱方式、誘導加熱方式、上記加熱方式等任意であるが、ETBEの合成反応が本来的に発熱反応であり、水冷却が可能なジャケット方式が、温調が容易となり望ましい。
また、上記装置において、含水EtOH・C4成分供給配管の各定量供給ポンプ30の手前には、ガスクロマトグラフィー等の成分検知手段48を備え、成分検知手段(ガスクロマトグラフィー)48からの成分信号が、各定量供給ポンプ30に入力され、EtOH及びIBを化学量論反応可能とされた化学量論反応制御手段を備えている構成とすることができる。含水EtOHのEtOH含有率とC4成分のIB含有率に変動があっても、化学量論反応が可能となる。図例中、50は、演算制御部(演算コントローラ)である。
成分検知手段としては、将来的には他の手段も開発される可能性を有しているが、現時点では、ガスクロマトグラフィーが、質量分析が簡便に行えるため望ましい。
次に、上記ETBEの製造装置を使用してのETBEの合成方法について説明をする。
まず、触媒反応装置14の反応ステージ22に、図2(A)に示す如く、触媒層(酸性イオン交換樹脂層)52とクッション層(間隙層)54とを交互に積層充填する。ここで、触媒層52及びクッション層54の厚さは、要求処理能力(生産能力)により異なるが、反応塔内径:40〜80mmの場合において、触媒層:10〜20mm、クッション層(又は間隙層):5〜10mmとする。
ここで、強酸性触媒層を形成する酸性イオン交換樹脂としては、通常、触媒用の強酸性イオン交換樹脂を使用する。具体的には、強酸性イオン交換樹脂としては、イオン交換基がスルフォン酸基(SOH)等の強酸基が導入された多孔質タイプ(MR形)のスチレン系樹脂を好適に使用可能である。さらに具体的には、触媒・非水溶液陽イオン交換樹脂として「アンバーリスト(Amberlyst)15DRY・15JWET・35WET」の商品名(登録商標)で、ローム・アンド・ハ−ス(Roam and Haas)社から製造・販売されているものを使用可能である。なお、これらの強酸性イオン交換樹脂の粒径は、通常、0.5〜1.0mmである。
上記クッション層54は、無機繊維(例えば、ロックウール、グラスウール)で多孔状に形成する。
上記実施形態において、触媒反応装置(反応塔)14は、図2(B)に示すような、触媒を充填・交換するために反応塔14本体に対して軸方向で出し入れ可能な、触媒装填/交換器56を備えたものとすることが望ましい。
該触媒装填/交換器56は、板状多孔部材58が一本又は複数本(図例では中心に一本)の連結ロッド60に所定ピッチで連結されて、板状多孔部材56の対向面の少なくとも一方(図例では最下段を除いて下側)にクッション層54を備えた触媒充填部52を備えている構成である。ここで、板状多孔部材56は、触媒粒子が通過しない大きさの(通常、1mm未満)のパンチングプレート、ないし、プラスチック成形体とする。該プラスチック成形体をクッション性を有する材料で形成すれば、クッション層は不要となる。
上記触媒装填/交換器56は、下段側から、反応塔14内に部分挿入した状態で、上方から触媒を装填(7〜8割)して、下降させていけば、容易に各触媒充填部52に触媒を充填できる。なお、触媒能が低下して、交換時期に成ったときは、触媒は膨潤して、各触媒充填部から力を加えなければ脱落しない状態となっているため、触媒装填/交換器56を反応塔14内から完全に抜き出して、力を加えれば簡単に触媒充填部52から取り出し(剥ぎ取り)が可能となる。
なお、触媒装填/交換器56の代わりに、複数個の触媒カートリッジを、連結棒に保持して、反応塔内に装填ないし反応塔内から取り出し可能としてもよい。
次に、加圧原料タンク16にC4成分(通常、C4ラフィーネ)を、常圧原料タンク18に含水EtOH(含水率約5〜30%)(水共沸混合物:EtOH94〜95%)をそれぞれに充填する。そして、温調手段12により反応装置の反応ステージ22を、1000kPa(望ましくは800〜900kPa)加圧下の約100℃以下、望ましくは70〜80℃に温調する。
続いて、ガスクロ48によりC4成分及び含水EtOHにおけるIB含量及びEtOH含量を定量分析しながら、定量ポンプ30を作動させる。このとき、反応塔14内は70〜80℃に昇温しているため、C4成分が気化しようとする。しかし、製品排出ステージ26の製品排出口側に配設された圧力調整弁28により、反応塔14内の圧力は、約700〜1000kPaまで昇圧するため、C4成分は気化しない。
したがって、IB及びEtOHは、強酸性触媒(強酸性イオン交換樹脂)で活性化されて、下記反応式に示すような化学量論反応(当量:1mol/1mol)が液相下で進行する。
(CHC=CH+COH→(CHCOC(ETBE)
なお、水が存在するため、下記副反応も伴う。
(CHC=CH+HO→(CHCOH(TBA)
なお、C4成分(C4ラフィーネ)中には、IB以外のC二重結合を有するブテン類(1−ブテン、2−ブテン(シス・トランス体))も存在するが、EtOH及び水は、二重結合が開裂し易いIBと優先的に反応する。このため、IB以外のブテン類は、未反応成分としてブタン類とともに残る。
なお、上記各反応は、可逆反応であるが、低温反応であるため平衡は右側へずれて、転化率は高い。
そして、反応ステージ22を通過して生成したETBE及びTBAは、未反応C4成分とともに、製品回収配管36により、製品回収タンク(製品タンク)20に流入する。このとき、製品であるETBE(BP:72℃)とTBA(BP:83.5℃)及び未反応のEtOH(BP:78.6℃)と水(BP:100℃)以外は、全て常温気体であるため、C4ガス成分回収配管により、図示しないC4ガス成分回収タンクにより回収され、他の用途に使用される。他の用途としては、ポリブテンや、脱水素によるブタジエン合成原料等を挙げることができる。なお、このとき、適宜、ガス化したC4成分は、加圧原料タンク16へ、C4成分戻し配管66を介して戻して、未反応のIBを再利用してもよい。
なお、上記において、温調は多段式とする方が、反応進行度に応じて温調が可能となり、製品収率を高めることができる。例えば、第1段を85℃、第2段を75℃、第3段を70℃の如く、上段に行く程温度を低下させることにより、平衡をETBE生成側へ相対的に移行させることができる。
なお、上記触媒反応装置は、単塔式としたが、図3に示すような、温調浴槽68に、複数本(図例では10本)の反応塔14A、14A・・・を配設した複塔式としてもよい。この場合は、反応のC4成分の供給量に対応したスケール変更が容易となる。なお、温調浴槽68は、浴上面も含めて断熱材69で保温されており、かつ、温調水は熱交換器70を介して、温調可能とされている。
次に、本発明のETBE合成装置における他の実施形態のフローシート(ETBE合成装置)を図4に示す。
上記実施形態において、同一部分については、同一図符号又は対応図符号を付してそれらの説明の全部を省略する。
固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(第1・第2反応塔)14B、14Cを複数個(図例では2塔)と、各触媒反応装置14に反応生成物を分留可能に接続される第1・第2蒸留塔15B、15Cを複数個(2塔)とを備えたものである。
最終段を除く各蒸留塔(第1蒸留塔)15Bは、留出液を供給可能に後段側の反応塔(第2反応塔)14Cと接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品(回収)タンク20Aと接続されている。さらに、最終段の蒸留塔(第2蒸留塔)15Cは、留出液を供給可能に副産物タンク21又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を供給可能に最前段の反応塔(第1反応塔)14Bに接続されている。図例中、23は熱交換器である。図例では、反応塔・蒸留塔の2組としたが、3組以上としてもよい。
本実施形態では、第2反応塔においてEtOHリッチな状態(例えば、EtOH/IB≒3.18:図6参照)で、ETBE合成反応が行われ、平衡がETBE合成側に移動して、逆反応が抑制される。そして、IBの比率が第2反応塔14C(図6参照)において第1反応塔14B(図5参照)に比して格段に低下(半分以下)する。なお、第2反応塔14Cからの生成物は、第2蒸留塔15Cで分離され、エタノールリッチの缶出液は向流的に第1反応塔14Bの原料供給口へ戻される。
なお、図5・6はそれぞれ第1・2反応塔14B、14Cにおける反応塔の軸方向における原料・合成物組成比の一例を示すグラフ図である。
図7に同じくさらに別の実施形態のフローシート(ETBE合成装置)を示す。
固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)14Dと、該触媒反応装置14Dに反応生成物を分留可能に接続される固定触媒反応ステージを備えた反応蒸留塔15Dとを備えている。本実施形態においても、上記実施形態と同様、対応部分については対応図符号を付して、それらの説明の全部又は一部を省略する。
反応蒸留塔15Dは、留出液を供給可能に副産物タンク21A又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品タンク20Aと接続されている。
本実施形態では、低沸点のIBを留出させながら反応させることにより、即ち、IBに対してEtOH反応させることにより、上記実施形態と同様、平衡がETBE生成側へ移行して、結果的にIBの含有率が低い留出液が副生物として生成される。
次に、ETBEを製造するために行った実験用反応管のシミュレーション結果について説明をする。なお、シミュレーションプログラムは、(株)オメガシミュレーションの「EQUATRAN−G」を用いた。
触媒として、IBを1mol/sで供給したとき、10kg必要とする仕様になっている「アンバーリスト15DRY」(強酸性イオン交換樹脂)を使用する。そして、この触媒(見かけ密度600g/L)を200g使用する場合について、IB及びEtOHの各流量を求めると下記の如くになる。
ここで、IBの分子量:56g、密度(液体):0.6g/cmであり、共沸EtOHモル濃度:0.963mol%、EtOH分子量:46g、密度(液体):0.81g/cmとし、且つ、当モル反応とする。
IB流量(供給量)は、
56g/mol×0.2kg/(10kg・s/mol)÷0.6g/cm
=1.87cm/s=6.73L/h、となる。
また、共沸EtOH流量(供給量)は、
46g/mol×0.2kg/0.963(10kg・s/mol)÷0.81g/cm
=1.18cm/s=4.25L/h、となる。
そして、この乾燥イオン交換樹脂を反応塔に詰めるときは、反応操作中に膨潤を想定して7割前後充填とする。このため、反応塔の容量は、
200g/(0.6g/cm)÷0.7=476cm
となるから、内径3cmの反応塔に、500cmの反応ステージ22(樹脂充填部)を形成する場合、充填長さ70cm、両端空間部15cmの約1mの反応管を使用する。
そして、温度:70℃、内圧:980kPaの条件で、IB及び共沸EtOHを、反応管の下側から上記流量のものを供給した場合、下記組成(質量%)の製品を得ることができる。
ETBE:84.7%、EtOH:8.7%、TBA:6.5%、水:0.2%
上記において1系列における反応塔(触媒反応装置)は一塔方式で、温調も一段方式としたが、温調は多段温調方式とすることができる。
ここで、反応塔を多段温調とするのは、イソブテンとEtOHとのETBE合成反応より、イソブテンと水とのTBA合成反応が先行しやすいためである。後者の合成反応が先行すると、ETBEの収率が低下する。
ここで、各合成反応における発熱量は、ETBE:35kJmol−1、TBA:38kJmol−1であり、どちらの発熱反応であるため、3段に分けて温調する場合、反応を促進させるために第1段の反応ステージを高めに設定しておき、ETBE及びTBAの合成反応がそれぞれ最適な条件で反応が進行するように第2・3段を低めに温度制御する。例えば、第1段:85℃、第2段:75℃、第3段:80℃とする。

Claims (15)

  1. エチル−t−ブチルエーテル(以下「ETBE」と略す。)の合成方法であって、
    イソブテン(IB)からなる又は該IBを主体とし、常温で加圧液化させたC4成分(以下「C4成分」という。)及び含水エタノール(EtOH)を原料とし、
    固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)を用いて、前記IBをEtOH及び水と化学量論的に加圧下で液相反応させて、ETEBとともにt−ブチルアルコール(TBA)を合成することを特徴とするETBEの合成方法。
  2. 前記固定触媒反応ステージの一方側に位置する原料供給ステージに前記C4成分と前記含水EtOHとを投入するとともに、他方側に位置する製品排出ステージから製品であるETBEを常温・常圧回収することを特徴とする請求項1記載のETBEの合成方法。
  3. 前記反応ステージが、酸性イオン交換樹脂層を、所定間隙をおいて多段に配したものであることを特徴とする請求項1記載のETBEの合成方法。
  4. 前記酸性イオン交換樹脂層間を、クッション性を有する無機繊維層で充填したものであることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のETBEの合成方法。
  5. 前記含水EtOHを、含水率約5〜30vol%としたバイオEtOHとすることを特徴とする請求項1記載のETBEの合成方法。
  6. 前記触媒反応装置の原料供給ステージ及び反応ステージの雰囲気を50〜100℃×700〜1000kPa(abs)とすることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のETBEの合成方法。
  7. 前記反応ステージの温度を多段制御することを特徴とする請求項6記載のETBEの合成方法。
  8. 温調手段を備えた加圧型の触媒反応装置、C4成分用の加圧原料タンク、含水ETOH用の常圧原料タンク、及び、液体製品用の製品回収タンクとを備え、
    前記触媒反応装置は、固定触媒反応ステージの上下の一方に原料供給ステージを、他方に製品排出ステージをそれぞれ備え、
    前記原料供給ステージには、前記含水ETOH用の常圧原料タンク及び前記C4成分用の加圧原料タンクが、それぞれ定量供給ポンプを備えた含水EtOH・IB成分供給配管を介して接続され、
    前記触媒反応装置の製品排出ステージには、圧力調整弁を備えた製品回収配管を介して製品タンクが接続されていることを特徴とするETBEの合成装置。
  9. 前記温調手段が、固定触媒反応ステージに対して直列に多段に配されていることを特徴とする請求項8記載のETBEの合成装置。
  10. 前記製品回収タンクが、常圧タイプでC4ガス成分排出配管を備え、該C4ガス排出配管が前記加圧原料タンク及び/又はIB留分供給配管に、適宜循環可能に接続されていることを特徴とする請求項8記載のETBEの合成装置。
  11. 前記含水EtOH・IB留分供給配管の各定量供給ポンプの手前には、ガスクロマトグラフィー等の成分検知手段を備え、該成分検知手段からの成分信号が、各定量供給ポンプに入力され、IBをEtOH及び水と化学量論反応可能とされた化学量論反応制御手段を備えていることを特徴とする請求項9又は10記載のETBEの合成装置。
  12. 前記触媒反応装置は、前記触媒を充填・交換するために前記反応筒に対して軸方向で出し入れ可能な触媒装填/交換器を備え、該触媒装填/交換器は、板状多孔部材が一本又は複数本の連結ロッドに所定ピッチで連結されて、前記板状多孔部材の対向面の少なくとも一方にクッション層を備えた触媒充填部を備えている構成であることを特徴とする請求項8記載のETBEの合成装置。
  13. 前記触媒反応装置は、温調浴槽に複数本の反応塔が配設された多塔式であることを特徴とする請求項8記載のETBEの合成装置。
  14. 固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)を複数個と、各触媒反応装置に反応生成物を分留可能に接続される蒸留塔を複数個とを備え、
    最終段を除く各蒸留塔は、留出液を供給可能に後段側の反応塔と接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品タンクと接続されており、さらに、
    最終段の蒸留塔は、留出液を供給可能に副産物タンク又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を供給可能に最前段の反応塔に接続されていることを特徴とするETBEの合成装置。
  15. 固定触媒の反応ステージを備えた触媒反応装置(反応塔)と、該触媒反応装置に反応生成物を分留可能に接続される固定触媒反応ステージを備えた蒸留塔とを備え、
    前記反応蒸留塔は、留出液を供給可能に副産物タンク又は副産物利用プラントに接続されているとともに、缶出液を回収可能に製品タンクと接続されていることを特徴とするETBEの合成装置。
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