JPWO2005016063A1 - 手鏡 - Google Patents

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    • A45D42/00Hand, pocket, or shaving mirrors
    • A45D42/18Manifold reflecting mirrors

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Abstract

より早く良好な使用状態とでき、使用状態から折り畳むなどの収納を迅速に行うことができ、使用時における鏡面の汚れや傷が付くのを低減し、また、収納時における鏡面への塵や埃などの付着を低減し得る手鏡を提供する。この手鏡1の角度ストッパー6は、各連結片4を広げるように回動した際に、連回動角度を動かし難い状態となるように構成されているので、使用者の好みの位置に応じて本体2の回動角度を設定することが可能となっている。

Description

本発明は、使用者がカバンなどに収納することが可能な携帯用の手鏡に関し、特に、使用者の後頭部など正面から映すことが難しい部分を容易に映し出すことが可能な手鏡に関する。
一般に、自分自身の後ろ姿を見たい場合には、前方に鏡を置いた状態で手鏡などを自身の後方に位置するように手で持ち、当該手鏡に映された自身の後ろ姿を前方の鏡に間接的に映して、これを確認するといった方法を用いる。また、美容室などでは、美容師が整髪した後に開閉自在の2面鏡や3面鏡といった多面鏡を手で持って前方の鏡に当該お客さんの後ろ姿を間接的に映して整髪状態を確認させている。近年では、青年層をはじめとして子供からお年寄りまでお洒落にかなり気を使うようになっており、例えば、電車の中でも手鏡を持ちながら化粧をするといった姿も頻繁に見られる。例えば、特許文献1に開示されているように、軽くて、しかも落としても割れない実用的な携帯用または化粧用ポーチ装着用の三面鏡が提案されている。しかし、従来よく用いられる手鏡は、二つ折りでコンパクトになる手鏡であり、使用者の正面の姿を映すことはできても、後ろ姿を映すことは難しく、たとえ特許文献1の携帯用三面鏡を用いても、横顔などの側面部を確認することはできても、後頭部側の髪の毛がどのようになっているかなどを確認することはできない。
使用者の後ろ姿を容易に見ることが可能な鏡としては、特許文献2に開示されているように、使用者の後方近辺の姿を見ることを可能とするために、使用者本人の手で手鏡などを保持する以外の手段として、鏡に取り付け装置と可動アームを設けて鏡の位置を保持し、固定された鏡との間で合わせ鏡を構成するようにして、当該合わせ鏡の間に入ることにより自分の後ろ姿を見ることができるようにしている。
また、特許文献3には、手鏡などを用いることなしに、いとも簡単に、しかも自在に自分の後ろ姿や脳天付近、下顎付近などの姿を見ることを目的とし、取り付け装置に、可動アームに接続された鏡もしくは両面鏡を、2組もしくは3組取り付け、鏡もしくは両面鏡との間で合わせ鏡を構成して様々な角度から使用者の姿を映し出すシステム鏡が開示されている。
さらに、特許文献4には、手鏡を手で持たずに空間の任意の位置に固定させ、後頭部を手鏡を通して前面鏡に映し見ること、任意の場所への取り付けや、あるいは取り外しが簡単であることを目的として、手鏡と前面鏡の間の幅、手鏡の高さ、角度を自由に変えられ、手で持たずに手鏡を任意の位置に固定できる仕組みが開示されている。
しかし、特許文献2〜4に開示されている鏡は、いずれも使用者の後姿を映すことが可能であるものの、鏡を取り付けるための取り付け装置が必要であるなど構造が大型化したものであり、使用者がカバンなどに収納し持ち運ぶことが可能な携帯用として用いるものではない。
これらの問題を解決するべく、特許文献5には、複数の伸縮曲自在具で二面の鏡面を連結した構成で、鏡面の曲り角度及び伸縮自在具の距離、曲り角度を自在に調整でき、合わせ鏡として使用できる携帯用の合わせ鏡としての二面鏡が開示されている。
実開平5−74417号公報 特開平11−290177号公報 特開平9−98864号公報 実開平7−36823号公報 特開2000−197547号公報
しかしながら、特許文献5に記載されている二面鏡は、伸縮曲自在具の伸縮方向が指定されておらず自由に折れ曲る構成となっており、使用者が二面の鏡面を互いに適当な反射角度となるように設定するのに非常に手間取ってしまいやすく、また、使用後に自由な方向に広げた伸縮曲自在具をコンパクトにまとめて収納するのにも手間取り易く、取り扱い及び携帯利便性への適用があまり考慮されていない。
さらに、上記二面鏡では、使用者が直接鏡面の縁部を把持しながら伸縮曲自在具を広げて鏡面の角度を設定することになるので、鏡面に指紋がつくなどして当該鏡面を汚したり傷つけたりするといった問題が生じやすい。
加えて、上記二面鏡を、鏡面が対向するように伸縮曲自在具を折り畳んでコンパクトに収納し鞄などに入れて携帯したときに、鏡面が密閉された状態で収納されておらず側面部分から外気に触れる状態となっているので、鞄の中のごみや埃が鏡面についてしまいやすく、また、外部からの何らかの衝撃力により鏡面が割れてしまうなどの不具合が生じやすい収納状態であるといった問題がある。
本発明は、上述したような問題を解決し、より早く良好な使用状態とすることが可能であり、且つ当該使用状態から折り畳むなどの収納を迅速に行うことが可能であるとともに、使用時における鏡面の汚れや傷が付くのを低減し、また、収納時における鏡面への塵や埃などの付着を低減し得る手鏡を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は、というような構成を有する手鏡を発明するに至った。以下、本発明の具体的な手段について説明する。
(1)の発明は、使用者の姿を映す鏡面部を有する2つの本体と、当該2つの本体を複数の連結片により連結する連結部とを備え、各前記連結片の間、及び前記本体と前記連結片との間には、各々を回動自在に連結する回動軸部が個別に設けられ、前記2つの本体における前記鏡面部が対向するように前記回動軸部を中心として前記複数の連結片を広げるように回動させることが可能である一方、前記回動軸部を中心として前記連結片を折り畳むように回動させることが可能な手鏡であって、前記回動軸部には、各前記連結片の間、又は前記本体と前記連結片との間における回動角度を一時的に固定する角度ストッパーが設けられていることを特徴とする。
(1)の発明によれば、使用時には、回動軸部に連結された複数の連結片及び2つの本体を角度ストッパーによって一時的に固定される回動角度まで広げるように回動させるといった簡単な操作を行うのみで2つの本体における鏡面部が対向するような配置状態になるので、当該2つの本体を最も良い配置状態にするために配置調整を行うといった面倒な操作を簡素化でき、素早く良好な状態での使用が可能となる一方、収納時には、上記回動角度まで広げるように回動して一時固定された複数の連結片及び2つの本体を、各回動軸部を中心に折り畳むことにより容易に且つ素早く小型化することが可能であり、取り扱いが非常に便利であるとともに、携帯性にも優れている。また、各本体における鏡面部が対向するように折り畳まれるので、外力によって鏡面部の表面に傷が付いたり汚れがつくといった不具合を低減し得る。
(2)の発明は、(1)の発明に記載の手鏡であって、前記2つの本体のうち少なくとも一つの本体には、使用者が手で持つことが可能な柄部が設けられていることを特徴とする。
(2)の発明によれば、2つの本体の良好な配置状態を、使用者が柄部を手で持つことによって容易に維持することが可能であり、非常に操作性に優れているとともに、使用者の姿を映す鏡面部に指がかかって当該鏡面部が汚れてしまったり、鏡面部の領域が小さくなってしまうなどの不具合を防止し得る。
(3)の発明は、(1)の発明又は(2)の発明に記載の手鏡であって、前記本体には、前記鏡面部の周囲に設けられ、且つ当該鏡面部よりも前方に突出する外壁を備えた枠部が一体的に形成されており、前記外壁の前記鏡面部より前方に突出した部分の高さ寸法が前記連結片の厚み寸法よりも大きいことを特徴とする。
(3)の発明によれば、2つの本体における鏡面部が対向した状態で連結片を折り畳んで小型化する際に、折り畳んだ連結片を対向する鏡面部の間に介在させた状態で、各本体の枠体を密着させて収納することも可能となるので、例えば、カバンなどに収納した際にホコリなどが浸入して鏡面部を汚すのを防止することが可能となる。
(4)の発明は、(1)の発明〜(3)の発明のいずれかに記載の手鏡であって、前記2つの本体のうち、少なくとも一つの本体における前記枠部の外縁には、対向する前記本体側の領域に段差部を設けたことを特徴とする。
(4)の発明によれば、対向する2つの本体が枠部によって密着された状態で収納されている際に、使用者は枠部の段差部に手の指をかけることによって容易に2つの本体を引き離して連結片を広げることが可能となる。
(5)の発明は、(1)の発明〜(4)の発明のいずれかに記載の手鏡であって、前記2つの本体における各前記枠部には、対向する前記本体側の面に、当該対向する前記本体に対して一時的に取り付けて固定させるための取付部が設けられていることを特徴とする。
(5)の発明によれば、枠部に設けられた取付部を用いて対向する本体に一時的に取り付けて固定させることが可能となるので、収納した手鏡が外力によって連結片が広がり鏡面部に傷が入ったり汚れが付いたりする不具合を低減することが可能となる。
本発明においては、(2)の発明における柄部を折り曲げ式またはスライド式にして、よりコンパクトに収納し得る構成とすることも可能である。
また、本発明では、2つの鏡面部が対向するように回動させることが可能である一方、用途によって、折り畳み状態を維持しつつ片方の鏡面部のみを使用することが可能となるように、連結片と本体との間における角度ストッパーによる回動角度の一時固定を解除し得る解除手段を設けることにより、折り畳まれた状態の一方の本体部を回動軸部を中心として360度回動させて鏡面部が表向きとなるように折り返すことが可能となる構成とし、連結片を広げることなく一方側の鏡面のみを使用することが可能となるので、連結片を広げることが難しい狭い場所などその使用場所に応じた使い方ができる。
さらに、本発明では、使用者がワンタッチで連結片を広げて2つの鏡面が対向する配置状態とし迅速に良好な使用状態とすることを可能とするために、連結片と本体との間、及び各連結片の間における回動軸部に圧縮ばねを取り付けて、常に回動軸部を中心として連結片又は本体を広げる方向へ付勢力を加えた状態にするとともに、収納状態における2つの本体を強制的に維持し且つ使用者の操作により当該収納状態を開放することが可能な操作ボタンなどの操作手段を各本体に設けることにより、使用者が操作手段を片手で操作することにより連結片及び本体が広がり自動的に2つの鏡面を良好な配置状態とすることが可能となるなど、非常に操作性が向上する。
本発明によれば、迅速に良好な使用状態とすることが可能であり、且つ当該使用状態からの収納を迅速に行うことが可能であるとともに、使用時における鏡面の汚れや傷が付くのを低減し、また、収納時における鏡面への塵や埃などの付着を低減し得る。
次に、本発明の手鏡における一実施形態について図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。
図1は、本実施形態の手鏡を示す概略斜視図である。
手鏡1は、使用者の姿を映すことが可能なプラスチック部材からなる鏡面部2aを有するほぼ四角形状の形態をなす2つの本体2と、2つの本体2を連結する連結部3とを備えている。連結部3は板状の形態をなす2つの連結片4を有している。各連結片4にはその重量を軽減するための円形状の貫通穴がほぼ一定間隔毎に複数個形成されている。また、連結片4はその一方端が本体2の縁部に連結される一方、他方端がもう一つの連結片と連結されている。各連結片4の間、及び本体2と連結片4との間には、各々を回動自在に連結するための回動軸部5が個別に設けられている。回動軸部5は、各連結片4の他方端部に設けられた貫通穴に回動自在に回動軸5aが嵌挿されている。また、回動軸部5は、連結片4の他方端部に形成された複数の凹凸形状からなるくし歯状部4bが、もう一方の連結片4におけるくし歯状部4bと互いの凹部と凸部とを嵌め合わせるように構成されている。さらに、回動軸部5には、各連結片4を互いに広げるように回動させた際に所定の回動角度で一時固定させるための角度ストッパー6が設けられている。この角度ストッパー6は、各連結片4を広げるように回動した際に、連結片4のくし歯状部4bにおける凸部の端面がもう一方の連結片4のくし歯状部4bにおける凹部の端面に当接することにより、回動角度を動かし難い状態となるように構成されている。また、くし歯状部4bにおける中央の凸部には、もう一方の連結片4のくし歯状部4bにおける凸部と互いに向き合う方向に突出した突起部4cが設けられており、各連結片4が所定の回動角度まで広げるように回動した際に、各連結片4の突起部4cの対向面が図2に示すように互いが大きな押圧力を持って接触することにより、所定の回動角度に広げられた状態を一時的に固定して維持させることが可能となっている。また、角度ストッパーは、複数の回動角度において、一時的に固定し得るように構成されており、使用者の好みの位置に応じて本体2の回動角度を設定することが可能となっている。
手鏡1は、図3に示すように、各連結片4を回動軸部5を中心として最大回動角度170度まで広げるように回動させることが可能であるとともに、本体2を連結片4に対して最大回動角度105度まで広げるように回動させることが可能となっている。従って、手鏡1を用いるときには、本体2の鏡面部2aは互いに平行な状態からそれぞれ20度向き合う方向に傾けた状態となっている。
一方、連結片4は、同じく図3に示すように、回動軸部5を中心として連結片4を折り畳み、対向する各鏡面部2aが互いの距離を近づける方向に移動させつつ回動させることが可能となっている。もちろん、折り畳みを行う過程において、各鏡面部2aの対向状態を常に維持させる必要はなく、最終的に各鏡面部2aが対向した状態で収納される。なお、本実施形態では、連結部3について、部材の剛性、鏡面部2aの張り付け部分の面剛性を強化するための樹脂の材質改善としてガラス繊維20〜30%配合しており、本体2についても、連結部3と同様にグラスファイバー入りの強化プラスチックにすることが可能である。また、鏡面部2aについても連結部3と同様の材質として、すべて同じ材質のものを用いることも可能である。さらに、連結部3、本体2については、上記樹脂材を用いるものに限定されず、アルミニウム、チタン合金などの軽金属を材料として用いることが可能である。
また、手鏡1は、図4に示すように、2つの本体2には、使用者が手で持つことが可能な柄部7が鏡面部2aの一方端縁より下方に延びるように設けられている。本実施形態では、柄部7における使用者が手で持つ領域を大きくとると同時に、本体2から下方へ突出する面積をできるだけ小さくしてコンパクト化するために、柄部7と本体2との間に使用者の手が入る程度の凹み形状8が形成されている。
さらに、手鏡1における本体2には、鏡面部2aの周囲に設けられ、且つ当該鏡面部2aよりも前方に突出する外壁9aを備えた枠部9が一体的に形成されている。すなわち、図5に示すように、使用者の姿を映す鏡面部2aが枠部9よりも奥行き方向に奥の部分に位置しているので、連結部3が折り畳まれた際も2つの本体2における枠部9の外壁9aが当接するものの鏡面部2aが当接することはない。また、図3及び図5に示すように、外壁の鏡面部から前方に突出した部分の高さ寸法H1は、連結片4の厚み寸法H2よりも大きいので、連結部3が折り畳まれた際に各本体2の鏡面部2aの間隔領域に無理なく収納される。
また、2つの本体2の対向面には、当該対向する本体2に対して一時的に取り付けて固定させるための取付部10が設けられている。取付部10は円筒形状の突起部からなり、一方の突起部の直径が他方の突起部の直径よりも小さく形成されており、連結部3が折り畳まれたときに一方の突起部が他方の突起部を内側に嵌め込むように取り付けられる。さらに、直径の大きな突起部の上端には内側に突出する凸部が形成されており、当該凸部が直径の小さな突起部の上端に外側に突出形成された凸部と係止されるように嵌め込まれるので、安定した固定状態が維持される。
さらに、図6に示すように、2つの本体2における枠部9の外縁には、使用者が連結部3が閉じられた本体2を広げるために指を引っ掛けやすくするための凹部形状を有する段差部11が形成されている。段差部11は、閉じられた状態の対向する本体2側の面に沿って所定寸法にわたって形成されており、もう一方の本体2における段差部11とほぼ同じ位置に対向するように形成されているので、各本体2が閉じられた状態においては各段差部11が一体化して2倍の横幅寸法を有する段差部11を構成することになり、使用者が指を引っ掛けやすくより容易に本体2を押し広げることが可能となっている。
以上のような構成を有する手鏡1を用いる場合に、使用者は図6に示す段差部11に指を掛けながら各本体2を分けるように押し広げ、図1に示す如く連結部3における連結片4が最大回動角度まで回動させるとともに、本体2と連結片4とを所定の最大回動角度まで広げて各本体2における鏡面部2aが対向する状態にする。上述したように、本実施形態の手鏡1は、各回動軸部における最大回動角度となるまで連結片4及び本体2を押し広げることにより、容易に使用状態とすることが可能である。すなわち、連結片4及び本体2を押し広げた後に、対向する鏡面部2aの向きを使用者が調整するという面倒な作業をその都度することなく、鏡面部2aの向き合う角度を好ましい状態とすることが可能となるのである。
そして、図7に示すように、使用者が鏡面部2aに手を触れることなく柄部7を片手で持ちながら一方の本体2における鏡面部2aに自身の姿を映し、当該鏡面部2aに他方の本体2における鏡面部2aに映される自身の後ろ姿を間接的に見ることが可能である。
さらに、図3に示すように、最大回動角度まで広げていた連結片4を、2つの本体2が対向した状態を維持しつつ近づけ、図5に示すように各本体2を鏡面部2aが対向した状態で各取付部10を嵌め合わせるように取り付け、連結片4を枠部9により各鏡面部2aの間に形成された空間内に収納させた状態で、コンパクトに収納することが可能となっている。各本体2の枠部9を密着させて各鏡面部2aを外気に触れさせないように収納することにより、鞄などに入れて収納しているときでも、鏡面部2aを傷つけたり汚すといった不具合が生じにくい。
本実施形態では、2つの本体に各々使用者が手で持つことが可能な柄部を設けているが、これに限定されるものでなく、一方の本体のみに柄部を設けることにより軽量化させることが可能となる。また、本実施形態における柄部を折り曲げ自在とすることにより、よりコンパクトに収納することが可能となる。
さらに、本実施形態における2つの連結片の間に設けられた回動軸部に略くの字状の圧縮ばねを回動軸に嵌挿させ、常に連結片を広げる方向へ回動させる付勢力を負荷することにより、本体の取付部の取り付けを開放することにより、自動的に連結片が回動して広がり使用状態になるように構成することも可能である。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図8は別の実施形態の手鏡を説明するための図であり、連結片を開いたときの一方の本体の内面を正面側から見た図である。この手鏡20は、ガラスよりも軟質な材料からなる鏡面部21aとしてのミラー板を有する。この鏡面部21aは、対向する2つの隅角部Sのみが本体21に装着されている。この2つの隅角部Sにおいては、鏡面部21aの裏面と本体21の内面との間に接着剤が介在されており、これによって鏡面部21aが本体21に支持されている。従って、この実施形態の手鏡では、鏡面部21aが上記2つの隅角部S以外の箇所を本体21に接続されていない状態で当該本体21に装着されており、鏡面部21aの全面が本体21に貼り付けられているわけではない。これによって、例えば、使用者が手鏡を使用したときに、本体21が撓み変形しても鏡面部21aが本体の撓み変形に追従して撓み変形しにくく平面精度を保持しやすく、当該撓み変形が生じたときに鏡面部21aに映し出される姿が変形してしまうといったことを防止し得る。
図9は別の実施形態の手鏡を用い、連結片22を広げて片手で一方の本体21を持っている状態を説明するための説明図である。連結片22を広げた際には、連結片22が連結されている一方の本体21の端部を支持部分として、図示しない他方の本体の重みと他方の本体までの距離(すなわち連結片22の長さ寸法)による下方へのモーメント荷重が付加されやすい。このモーメント荷重によって、一方の本体21に応力が生じて撓み変形が生じてしまいやすい。しかし、上述したように、鏡面部21aは対向する2つの隅角部Sのみが一方の本体21に支持されているため、一方の本体21の撓み変形に追従しにくく平面が保たれ、鏡像が変形するのを防止し得るのである。図9において、一方の本体21に支持されていない隅角部23と撓み変形した一方の本体の内面との間には隙間が生じており、鏡面部21aが一方の本体21の撓み変形の影響を受けにくくしていることが示されている。
また、別の実施形態における手鏡20では、柄部24の内面に格子状に形成された複数の柱体25が一方の本体の内面より立設されている。これは、手鏡の自重を軽くして持ち運びをしやすくするほか、柱体25によって柄部24の変形などを防止しやすくし耐変形強度を向上させるものである。
本実施形態の手鏡を示す概略斜視図である。 本実施形態の回動軸部における角度ストッパーを示す概略斜視図である。 本実施形態の手鏡において連結片を広げる際の説明をするための説明図である。 本実施形態の手鏡を示す側面図である。 本実施形態の手鏡を示す要部断面図である。 本実施形態の手鏡を示す概略斜視図であり、連結片を閉じた状態を示す図である。 本実施形態の手鏡を使用する際の状態を説明するための説明図である。 別の実施形態の手鏡を説明するための図であり、連結片を開いたときの一方の本体の内面を正面側から見た図である。 別の実施形態の手鏡を用い、連結片22を広げて片手で一方の本体21を持っている状態を説明するための説明図である。
符号の説明
1・・・手鏡 2・・・本体 2a・・・鏡面部
3・・・連結部 4・・・連結片 5・・・回動軸部
6・・・角度ストッパー 7・・・柄部
8・・・凹み状部 9・・・枠部 10・・・取付部
11・・・段差部

Claims (5)

  1. 使用者の姿を映す鏡面部を有する2つの本体と、当該2つの本体を複数の連結片により連結する連結部とを備え、各前記連結片の間、及び前記本体と前記連結片との間には、各々を回動自在に連結する回動軸部が個別に設けられ、前記2つの本体における前記鏡面部が対向するように前記回動軸部を中心として前記複数の連結片を広げるように回動させることが可能である一方、前記回動軸部を中心として前記連結片を折り畳むように回動させることが可能な手鏡であって、
    前記回動軸部には、各前記連結片の間、又は前記本体と前記連結片との間における回動角度を一時的に固定する角度ストッパーが設けられていることを特徴とする手鏡。
  2. 前記2つの本体のうち少なくとも一つの本体には、使用者が手で持つことが可能な柄部が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の手鏡。
  3. 前記本体には、前記鏡面部の周囲に設けられ、且つ当該鏡面部よりも前方に突出する外壁を備えた枠部が一体的に形成されており、前記外壁の前記鏡面部より前方に突出した部分の高さ寸法が前記連結片の厚み寸法よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の手鏡。
  4. 前記2つの本体のうち、少なくとも一つの本体における前記枠部の外縁には、対向する前記本体側の領域に段差部を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の手鏡。
  5. 前記2つの本体における各前記枠部には、対向する前記本体側の面に、当該対向する前記本体に対して一時的に取り付けて固定させるための取付部が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の手鏡。
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