JPWO2004057887A1 - 移動通信システムにおけるセル変更方法 - Google Patents

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Abstract

S−RNC1060は、受信した測定報告メッセージに基づいて、無線リンク追加およびこれに組み合わせた管轄HS−DSCHセル変更の必要性を判断し、アクティブセットアップデートおよびセル変更手順を開始する決定を行う(プロセス1070)。その後、直ちにソース基地局(Source NodeB)1050に、アクティブセットアップデートの決定がなされたことを知らせる(シグナリング2)。ソース基地局1050がS−RNC1060へアクティベーション時間ネゴシエーション要求メッセージ(シグナリング3)を送信する。S−RNC1060がソース基地局1050へアクティベーション時間ネゴシエーション応答メッセージ(シグナリング4)を送信する。これにより、ソース基地局1050は、アクティベーション時間について知り、移動局1030へデータを送信するためのキャパシティ割り当てを停止し、バッファされているパケットを、優先度を他の移動局のものより高めて移動局1030へ送信する。

Description

本発明は、移動通信システム、特にセルラーシステムに適用可能な無線リソース管理におけるセル変換方法に関する。
通信システムにおけるノンリアルタイムサービスに共通の誤り検出技術は、誤り訂正符号化(FEC)と組み合わせられ得る自動再送要求(ARQ)方式である。ARQでは、巡回冗長検査(CRC)にてPDU(Protocol Data Unit)に誤りが検出された場合、受信機が送信機に対して、追加ビットを送信するよう要求する。また、移動通信においては、ARQの既存方式の中で、SAW(Stop And Wait)方式及びSR(Selective Repeat)方式が最も多く用いられる。SAW方式とは、送信機がPDUを送り、一定時間内に受信機から再送要求がない事を確認して次のPDUを送信する方式である。SR方式とは、PDUにシーケンス番号を付与し、受信機から返信されるシーケンス番号に対応した再送要求の有無(ACK/NACK)に応じて再送の必要なPDUのみ再送する方式である。
また、PDUは、送信機において送信前に符号化される。そして、符号化とARQを併用することにより、より効率的な誤り制御を行う方式が検討されている。これらはハイブリッド自動再送要求(HARQ)と呼ばれ、以下の3種に大別される。(例えば、S.Kallel,″Analysis of a type II hybrid ARQ scheme with code combining″,IEEE Transactions on Communications,Vol.38#8,August 1990,及びS.Kallel et al.,″Throughput performance of Memory ARQ schemes″,IEEE Transactions on Vehicular Technology,Vol.48#3,May 1999.)。
これらのタイプとは、
タイプI:誤ったPDUは破棄され、当該PDUの新規コピーが別個に再送、復号される。当該PDUの前バージョンおよび後バージョンとの合成は行なわれない。
タイプII:再送の必要な誤ったPDUは破棄されず、その後の復号化のために送信機より供給される幾つかの増分冗長ビットと合成される。再送されるPDUは時として、より高い符号化率を有し、受信機側で蓄積された値と合成される。これは、各送信において、僅かな冗長のみが追加されることを意味している。
タイプIII:タイプIIと同様であるが、各再送されたPDUは自己復号可能である。このことは、前のPDUとの合成が行なわれることなく、PDUが復号可能であることを意味する。これは、幾つかのPDUがひどく破損しており、ほとんど何も情報が再利用できない場合に有益である。
また、リンクアダプテーションのための他の技術として、適応変調符号化(AMC)がある。AMCについての記述に関しては、3GPP TSG RAN”Physical Layer Aspects of High Speed Downlink Packet Access”TR25.848 V5.0.0及びA.Ghosh et al.,”Performance of Coded Higher Order Modulation and Hybrid ARQ for Next Generation Cellular CDMA Systems”,Proceedings of VTC 2000を参照することができる。
AMCの原理は、システム上の制限を受けつつ、チャネル状況の変動に従って、変調および符号化フォーマットを変更することである。チャネル状況は、例えば、受信機からのフィードバックに基づいて、推定することができる。AMCを伴うシステムにおいては、例えばセルサイトに近いユーザ(移動局)などの、有利な位置に所在するユーザには一般に高い符号化率を用いた高多値変調(例えば、R=3/4ターボ符号による64QAM)が割り当てられる一方、例えばセル境界に近いユーザなどの、不利な位置に所在するユーザには低い符号化率を用いた低多値変調(例えば、R=1/2ターボ符号によるQPSK)が割り当てられる。以下の説明では、符号化および変調の異なる組み合わせを変調符号化方式(MCS)レベルと称する。ここで、送信信号はトランスミットタイムインターバル(TTI)毎に分けられ、MCSレベルはTTI単位で変更することができる。HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス、セクション0を参照)のためのTTIは2msに等しい。AMCを実行することによる主な効果は、有利な位置にあるユーザに対しては、より高いデータレートが利用可能となり、これがセルの平均スループットを増加させる一方、送信電力変動の代わりに変調/符号化方式における変化に基づいたリンクアダプテーションによる、干渉変動の低減にある。
パケットの送信フォーマットはさらに他の設定可能パラメータを有する。1つのTTIにおける直交符号の数を増加させることで、送信可能な情報の全体量も増加させることができる。以下の本文においては、直交符号の数およびMCSをトランスポートフォーマットリソースコンビネーション(TFRC)と称する。
パケットスケジューリングは、送信機会および送信フォーマットをシェアードチャネルへのアクセスを認められたユーザに対して割り当てるためのリソース管理アルゴリズムである。したがって、パケットスケジューリングは、パケットベースの移動無線ネットワークにおいて、適応変調符号化と合わせて用いられ、例えば、有利なチャネル状況にあるユーザに対して送信機会を割り当てることにより、スループットを最大化する。
以上の背景技術についての記載は、主にHARQ方式、AMCおよびパケットスケジューリングなどのリンクアダプテーション技術などの再送プロトコルに焦点を当てたものであったが、そのような技術が適用される公知分野について、これより図面を参照しながらより詳細に記載する。特に、これをUMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)の特徴として、3GPP(第三世代移動体通信システム標準化プロジェクト)に規格化されているHSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)技術と称する。
UMTS構成の概念図を図1に示す(例えば、H.Holma,et al.,″WCDMA for UMTS″,John Wiley,2000参照)。ネットワーク構成要素は機能的にコアネットワーク(CN)100、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)110、および、移動局(UE)120にグループ化される。UTRAN110は全ての無線関連機能をハンドリングする役割を負い、一方、コアネットワーク100は呼のルーティングおよび外部ネットワークへのデータ接続についての役割を負う。同図に示されるように、これらのネットワーク構成要素の相互接続はオープンインタフェイスIuおよびUuにより定義される。なお、UMTSシステムはモジュール方式であり、従って、同一タイプの幾つかのネットワーク構成要素を有することが可能である。
図2はUTRANの構成をより詳細に示す図である。コアネットワーク100には、多数の無線ネットワーク制御局(RNC)220、230が接続されている。各RNC220、230には、1または複数の基地局(Node B)240−270を制御しており、これらの基地局が移動局120と通信を行なう。幾つかの基地局240−270を制御するRNC220、230はこれらの基地局に対するコントロール無線ネットワーク制御局(C−RNC)と呼ばれる。C−RNCを伴った、制御を受ける基地局のセットを無線ネットワークサブシステム(RNS)200、210と称する。
移動局120とUTRAN110との間を繋ぐために、1つのRNS200、210がサーブ無線ネットワーク制御システム(S−RNS)となる。S−RNSはコアネットワーク100とのIuコネクションを維持する。必要な場合には、図3に示すように、ドリフト無線ネットワーク制御システム(D−RNS)300が無線リソースを提供して、S−RNS310をサポートする。それぞれのRNCはサーブ無線ネットワーク制御局(S−RNC)310、ドリフト無線ネットワーク制御局(D−RNC)300と呼ばれる。以下、簡略化のためにC−RNCとD−RNCは同一であると仮定し、略記号S−RNC若しくはRNCを用いる。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)はUMTSリリース5で規格化されている技術である。この技術はUuインタフェイスにおいて、適応変調符号化などの拡張を導入することにより、より高いデータレートを提供する。HSDPAは、HARQのタイプII/III、シェアードチャネル上でアクティブな移動局の高速な選択、および、時間と共に変動するチャネル状況に従った送信フォーマットパラメータの適応に依存するものである。
図4は、3GPP TSG RAN TR 25.308″High Speed Downlink Packet Access(HSDPA):Overall Description Stage 2″,V5.2.0.に記載されているHSDPAのユーザプレーン無線インタフェイスプロトコルアーキテクチャである。HARQプロトコルおよびスケジューリング機能は基地局240−270および移動局120にわたって分散しているMAC−hsサブレイヤに属している。なお、スライディングウインドウメカニズムに基づくSR ARQプロトコルも肯定応答モードにおけるRLCサブレイヤのレベル上でRNC220、230および移動局120間で確立することができる。コアネットワーク100および移動局120間のP to P(ポイントトゥポイント)接続のためにRLCサブレイヤから提供されるサービスは無線アクセスベアラ(RAB)と称される。各RABは次にMACレイヤから提供されるサービスにマッピングされる。このサービスを論理チャネル(LC)と称する。
図4のアーキテクチャにおいて、HS−DSCH FP(高速ダウンリンクシェアードチャネルフレームプロトコル)は、基地局240−270およびRNC220、230間のフロー制御の役割を負う。これはRNC220、230から得たリクエストに基づいてトランスポートネットワークをわたってパケットを送信するためにRNC220、230に対して与えられるキャパシティ(収容割当)を決定する。より具体的には、キャパシティは、S−RNS310から発されるHS−DSCH FPのキャパシティ要求メッセージにより要求される。ある一定量のデータをある一定期間にわたって送信するための許諾が基地局240−270から送られるキャパシティ付与メッセージにより与えられる。
プロトコルのパラメータはコントロールプレーンにおけるシグナリングによって設定される。このシグナリングは、無線ネットワーク(すなわち、S−RNC310および移動局120)間のシグナリングのための無線リソース制御(RRC)プロトコルによって、および、Iubインタフェイス上の基地局(Node B)アプリケーションパート(NBAP)さらにIurインタフェイス上のRNSAP(無線ネットワークサブシステムアプリケーションパート)といったアプリケーションプロトコルによって統括される。
UTRAN内におけるモビリティマネージメントの態様について、より詳細に述べる前に、3GPP TR21.905″Vocabulary for 3GPP Specifications″,V5.1.0.に従って、幾つかの定義についてここに示す。モビリティマネージメントに関連する幾つかの手順については後に説明することとする。
「無線リンク」とは、単一の移動局と単一のUTRANアクセスポイントとの間の論理的な結合を指す。この物理的実現は無線ベアラ送信を含む。
「ハンドオーバー」とは、一の無線ベアラから他の無線ベアラへの、MS(移動局)コネクションの一時的な接続断を伴う変更(ハードハンドオーバー)、または、移動局が常にUTRANに接続されているように無線ベアラをMSコネクションに参入させ、またこれより除外すること(ソフトハンドオーバー)と定義される。ソフトハンドオーバーは符号分割多重アクセス(CDMA)技術を用いたネットワークに固有のものである。移動無線ネットワークにおいて、ハンドオーバーの実行はS−RNCにより制御される。
「アクティブセット」とは、MSおよび無線ネットワーク間の特定の通信サービスに同時に関わっている無線リンクのセットを包括するものである。
「アクティブセットアップデート手順」は移動局とUTRAN間の通信のアクティブセットを変更するものである(例えば、3GPP TSG RAN WGに“Radio Resource management Strategies”,V.4.0.0.を参照)。この手順は、無線リンク追加、無線リンク削除、および、無線リンク追加削除の三つの機能を含むものである。同時無線リンクの最大数は8に設定されている。それぞれの基地局のパイロット信号強度がアクティブセット内の最も強い強度を有する基地局のパイロット信号強度に相対した所定の第1閾値を超えた場合に、新規の無線リンクが前記アクティブセットに追加される。また、それぞれの基地局のパイロット信号強度がアクティブセット内の最も強い強度を有するメンバーに相対した所定の第2閾値を下回った場合に、無線リンクは前記アクティブセットから削除される。無線リンク追加のための第1閾値は一般に無線リンク削除のための第2閾値よりも高く選択されている。従って、追加および削除イベントはパイロット信号に対してヒステリシスを生じることとなる。パイロット信号測定値はRRCシグナリングを用いて、移動局からネットワーク(S−RNC)へと報告される。測定結果を送る前に、通常はフェージングを平均化するためにフィルタリングが実行される。一般的なフィルタリング期間は約200msであり(例えば、3GPP TSG RAN WG2“Requirements for Support of Radio Resource Management(FDD)”,V.4.0.0)これはハンドオーバー遅延に繋がる。測定結果に基づいて、S−RNCはアクティブセットアップデート手順の一の機能の実行を開始する決定を行なうことができる。
なお、HSDPAアーキテクチャは次の異なる2つの態様に分けられる。:
(1)再送プロトコルのダウンリンク送信エンティティ、RLCとMAC−hsはそれぞれS−RNCと基地局に所在している。(2)無線リソース管理アルゴリズム、ハンドオーバー制御、および、パケットスケジューリングは、移動局から得られる2つの独立した測定値に基づいており、それぞれS−RNCと基地局に所在している。これらの特徴は、HSDPAにおけるモビリティマネージメントとコンテキストプリザベーションに密接な関係を有している。
HS−PDSCH(高速物理ダウンリンクシェアードチャネル)はHS−DSCHに関連した物理チャネルである。HS−PDSCHは関連する専用物理チャネル(A−DPCH)を伴って送信される。専用チャネルとして、A−DPCHは電力制御されている。高速スケジューリングとのリンクアダプテーションが可能となるよう、HS−PDSCHのフレーム(TTIは2ms)は専用チャネルのフレーム(10ms)と比べて非常に短く選択される。ソフトハンドオーバーを適用すると、アクティブセット内の全基地局にスケジューリング動作の負担を強いることになる。また、この問題を解決できたとしても、アクティブセットの全てのメンバーにスケジューリング決定を提供するために極めてタイトなタイミングを必要とすることとなる。したがって、ソフトハンドオーバーはHS−PDSCHにはサポートされていない。一方、A−DPCHのためのソフトハンドオーバーは可能であり、これは一以上の基地局から、取得した信号を合成する移動局に対して、送信が可能であることを意味する。HSDPA無線リンクに関するハンドオーバー手順は「管轄HS−DSCHセル変更」と呼ばれる。
管轄HS−DSCHセル変更手順の間、管轄HS−DSCHリンクの役割は一の無線リンクから他の無線リンクに移される(図5参照)。この手順に関与する2つのセルは、ソースHS−DSCHセルとターゲットHS−DSCHセルと表される。「ネットワーク制御された管轄HS−DSCHセル変更」はネットワークがターゲットセル上で決定を行なう特性を有する。UMTSでは、この決定プロセスはS−RNCで実行される。セル変更手順は移動局によって開始でき、この手順は「移動局制御された管轄HS−DSCH変更手順」と称される。セル変更手順を分類する別の基準は管轄HS−DSCH基地局に関するものである。
特定の移動局のための管轄HS−DSCHセルを制御する基地局は「管轄HS−DSCH基地局」として定義される。「基地局内の管轄HS−DSCHセル変更手順」はソースおよびターゲットHS−DSCHセルが同一基地局内において制御されるセル変更手順である。「基地局間の管轄HS−DSCHセル変更手順」においては、ソース及びターゲットHS−DSCHセルが異なる基地局によって制御される。図5において、移動局500に関する管轄HS−DSCH無線リンク(L1)は、ソースHS−DSCH基地局510によって制御されるソースHS−DSCHセルからターゲットHS−DSCH基地局520によって制御されるターゲットHS−DSCHセルに移される。なお、ソースHS−DSCH基地局510及びターゲットHS−DSCH基地局520はRNC530によって制御される。
さらに、「同期された管轄セル変更手順」はハンドオーバーの完了後に、基地局および移動局が同時に信号の送受信を開始することを可能にする。移動局およびネットワーク間の同期は、S−RNC内のRRCエンティティにより設定されるアクティベーションタイマーによって維持される。アクティベーションタイマーの設定を決めるにあたっては、Iub/Iurインタフェイス上の既知でない遅延、処理およびプロトコル遅延により、適切なマージンが見込まれる。このマージンもまた、ハンドオーバー遅延に繋がる。
なお、基地局間の管轄HS−DSCHセル変更手順の実行は「管轄HS−DSCH基地局再配置手順」を実行することをも意味し、ここにHARQコンテキスト再配置の問題が生じる。
以下、図6を用いて、同期された基地局間の管轄セル変更手順の間のシグナリングの例について説明する。なお、この図6においては、理解を容易とするために、各シグナリングに番号を振っている。(3GPP TSG RAN、TR25.308″High Speed Downlink Packet Access(HSDPA):Overall Description Stage 2″,および3GPP TSG RAN、TR25.877″High Speed Downlink Packet Access:Iub/Iur Protocol Aspects″,V.5.1.0を比較参照)。
図6では、アクティブセットアップデートおよびセル変更手順を開始する決定はS−RNCにおいて同時になされる。
まず、RRCシグナリングを通じて、移動局(UE)600が測定報告メッセージ(シグナリング1)をS−RNC630に送信すると、S−RNC630は、受信した測定報告メッセージに基づいて、無線リンク追加およびこれに組み合わせた管轄HS−DSCHセル変更の必要性を判断し、アクティブセットアップデートおよびセル変更手順を開始する決定を行う(プロセス640)。
第1のステップとして、S−RNC630がRNSAP/NBAPプロトコルを介してターゲット基地局(Target Node B)610へ無線リンクセットアップ要求メッセージ(シグナリング2)を送信することで、専用チャネルのためのターゲット基地局への新規な無線リンクの確立を開始する。ターゲット基地局610がRNSAP/NBAPプロトコルを介してS−RNC630へ無線リンクセットアップ応答メッセージ(シグナリング3)を送信することで、無線リンクの確立を確認する。S−RNC630がさらにRRCプロトコルを介して移動局600にアクティブセットアップデートメッセージ(シグナリング4)を送信する。アクティブセットアップデートメッセージは追加された無線リンクにおける専用物理チャネル(但し、HS−PDSCHでない)の確立のために必要な情報を含む。移動局600は新規な無線リンクを追加し、移動局600がRRCプロトコルを介してS−RNC630へアクティブセットアップデート完了メッセージ(シグナリング5)を返信する。これにより、専用チャネルのための新規な無線リンクの追加が完了し、ソースおよびターゲットセルの両方における専用チャネルのための送受信が開始される(プロセス650)。
S−RNC630は、さらに次のステップである管轄HS−DSCHセル変更を実行する。同期された管轄HS−DSCHセル変更のためには、ソース基地局(Source Node B)620およびターゲット基地局610の双方がまずアクティベーション時間におけるハンドオーバーの実行とセル変更のための準備を整える。
まず、S−RNC630がNBAP/RNSAPプロトコルを介してソース基地局620と、MAC−hsのリリース要求(シグナリング6)、無線リンク再構成準備(シグナリング7)、無線リンク再構成準備完了(シグナリング8)および無線リンク再構成確定(シグナリング9)の各シグナリングメッセージを交換する。なお、無線リンク再構成確定メッセージはソース基地局620のためのアクティベーション時間情報を含む。同一セットのメッセージがその後S−RNC630とターゲット基地局610との間でも交換される(シグナリング10−12)。ソース基地局620のためのシグナリングとターゲット基地局610のためのシグナリングとの違いは、S−RNC630がソース基地局620に対して、NBAP/RNSAPプロトコルのMAC−hsリリース要求メッセージによりMAC−hsエンティティのリセットを実行することを知らせる点のみである。
最後に、物理チャネル再構成メッセージ(シグナリング13)がRRCシグナリングを通じて、S−RNC630から移動局600に送られる。これはアクティベーション時間情報およびMAC−hsリセットのための移動局600へのリクエストを含む。通信が確立されると、移動局600は物理チャネル再構成完了メッセージで応答する。これにより、シェアードチャネルのための新規な無線リンクの追加が完了し、ターゲットセルにおけるシェアードチャネルのための送受信が開始される(プロセス660)。
しかしながら、以下に詳細に記載するように、従来の基地局間の管轄HS−DSCHセル変更手順の間には幾つかの問題が生じ得る。これらの問題は、セル変更手順によるパケット損失および遅延に関するもの、さらに決定遅延による頻繁なセル変更に関するものとして概括され得るものである。
まず、セル変更手順によるパケット損失の問題について述べる。上述したように、管轄HS−DSCH基地局再配置手順は、さらにソース基地局からターゲット基地局へのHARQコンテキストのトランスファーの問題を伴うものである。異なる基地局間のUTRANにおける直接物理インタフェイスは存在しないため、コンテキストトランスファーはRNCを介して行なわれなければならない。これはかなりのトランスファー遅延を伴うこととなり、このため、現在のソリューションでは、基地局再配置手順が実行されなくてはならない場合には、移動局側でシーケンス再配列バッファの蓄積内容を掃き出し、破損無く受信された全てのパケットを高位のレイヤにトランスファーするに留まる。また、ひとたび管轄基地局の変更が実行された場合には、基地局にバッファされている全てのパケットが破棄される必要がある。
S−RNCがD−RNCと同一であり、さらに片道のIub遅延が50msに等しいという仮定において、最も悪い場合のユーザおよび特定サービスあたりの基地局バッファの占有量(消費するバッファのメモリ領域)は次の表に示されるように計算することができる表は基地局最少バッファ占有量を表すものである。Iubインタフェイス上で用いられる特定のフロー制御アルゴリズムによっては、基地局バッファ占有量は変動し得る。
Figure 2004057887
さらに、このデータ損失もまたさらなる追加遅延を生じる。セル変更手順による遅延の問題について、ここで詳細に述べる。
全ての手順に固有であり、上述したように測定および同期遅延からも生じ得るハンドオーバー遅延とは別にして、データ損失によりもたらされる追加の遅延がある。この遅延は失われたパケットの補償により生じるものである。
データ送信に高い信頼性を要求するインタラクティブサービスにとっては、RLCサブレイヤが肯定応答モードで動作するように設定するのが通常である。RLCのエンティティはRNCおよび移動局内に置かれるので、RLCは基地局間の管轄セル変更手順にとってはトランスペアレントな(RLCが介在することが表立っては意識されていない)ものである。このように、基地局バッファからの損失パケット、および、移動局のシーケンス再配列バッファから高位のレイヤに転送されたパケットのシーケンス番号において検出された欠落パケットはRLC再送により補償される必要がある。これにより、主にトランスポートネットワークのインタフェイス上でこれらのパケットを再送することにより、追加遅延を生じることとなる。
この増加遅延は、End−to−End(終端間)の送信に用いられる信頼性のあるトランスポートプロトコル(TCP)のスプリアス(擬似)タイムアウトを引き起こすことが起こり得て、輻輳制御メカニズムにより、UTRANに送入されるパケットのデータレートを減速させる場合がある。この様子は例えば、W.Stevens“TCP/IP Illustrated″,vol.1,Addison Wesley,1999.に記載されている。TCPセグメントサイズが1500バイトに等しいと仮定して、基地局バッファで失われるデータ量は5から41セグメントの範囲となる(上表を参照)。セル変更手順を実行した後、ユーザのチャネル状況は、まず大抵は改善している。しかしながら、TCP輻輳制御の影響で、スケジューリング適用対象となるデータ量は少ないままであり、無線リソースは効率的に利用されていない。
RLCプロトコルが非肯定応答モードに設定されているネットワーク、あるいは再送プロトコルエンティティが基地局と移動局だけに設けられる概念的ネットワークにおいては、さらにもっと深刻な問題が生じ得る。この場合、HARQコンテキストから失われた全てのパケットは終端間で再送される必要があり、よって、さらに大きな遅延と無線リソースの非効率利用が生じる。
以上、セル変更手順によるバケット損失と遅延の問題について詳細に述べてきた。そして、決定遅延による頻繁なセル変更に伴って、更なる問題が生じ得る。
上述したように、アクティブセットアップデート手順の無線リンク追加機能は、ある基地局のパイロット信号が現在のアクティブセットの最も強いパイロット信号に相対したある閾値を超過した場合に開始される。よって、HSDPA無線リンクを用いるユーザの専用チャネルのための無線リンク追加を完了した後に、新規のメンバーセルが前記移動局に対して最も良い無線チャネル状況を提供することも起こり得る。しかしながら、無線リンク追加と同時にHSDPAサービスをこの新規メンバーセルに切り替えるのが必ずしも最適の決定である必要はない。
従来のアーキテクチャにおいて、2つのケースがあり得る:その1つはアクティブセットアップデート手順の無線リンク追加機能のトリガー決定がS−RNCによって管轄セル変更と同時になされる(すなわち、管轄セル変更手順とアクティブセットアップデート手順が同期している)場合である。あるいは、管轄セル変更手順の開始決定がアクティブセットアップデート手順の無線リンク追加機能の完了後になされる(すなわち、管轄セル変更手順とアクティブセットアップデート手順とが同期していない)場合である。
管轄セル変更手順とアクティブセットアップデート手順とが同期していない場合には、とりわけ、問題が生じ得る。セル変更手順のトリガー決定が相当の遅延をもって下された場合には、手順が完了するまでにチャネル状況が変わり戻ってしまう場合があり得る。これはセル間を連続的に往来する現象(ピンポン効果)が生じることとなり、この間はユーザのスケジューリングが行なえない。従って、アクティブセットアップデートと管轄セル変更手順とが同期していない場合には、セル変更手順をできるだけ速やかに開始することが有益である。
WO 01/35586 A1ではパケット交換型電気通信ネットワークにおけるネットワーク制御によるハンドオーバーのための方法および装置についての開示がなされている。シェアードチャネルにアクセスする移動局のための無線リソース要件は基地局システムレベルで恒久的に蓄積される。従って、ネットワーク制御によるハンドオーバーはパケットを基地局システムに供給する構成要素の制御を伴わずに行なわれ得る。
WO 02/11397 A1は移動データ通信ネットワークにおけるハンドオーバー間のヘッダー圧縮コンテキスト制御のための方法について開示している。ヘッダー圧縮器は送受信機からハンドオーバー完了の通知を受け、先にトランスファーされたコンテキストに従って、動作を再開する。
US6,417,947 B1は通信ネットワーク、および、このためのリソース割当方法について開示している。ソフトハンドオーバーにおけるリソーススケジューリングについて記載がされている。
従来技術における上述の問題を念頭に、本発明は、一の基地局から他の基地局への管轄セル変更手順の間のデータ損失および遅延の悪影響を克服し得るセル変更方法およびこれに対応するセルラーシステムを提供することを目的とする。
この目的は、独立請求項に請求される発明によって解決される。
好適な実施の形態は従属請求項に定義される。
本発明の原理を説明するために、添付の図面が明細書に組み入れられ、明細書の一部を構成している。これらの図面は、本発明が如何なるものであり、また、どのように用いられるかについて、図示され記載された例のみに本発明を限定する趣旨のものではない。更なる特徴および効果は、添付の図面に図示される以下の更に詳細な本発明の記載から明らかにする。
図1は、従来技術に係るハイレベルUMTSの構成を示す図、
図2は、UTRANの従来構成を示す図、
図3は、ドリフトおよびサーブ無線ネットワークサブシステムを示す図、
図4は、HSDPAのユーザプレーン無線インタフェイスアーキテクチャを示す図、
図5は、ソースおよびターゲットHS−DSCHセル間のハンドオーバーを示す図、
図6は、基地局間の管轄HS−DSCHセル変更シグナリングを示す図、
図7は、本発明の技術に従って用いることのできる移動局のHSDPAアーキテクチャを示す図、
図8は、本発明の技術に従って用いることのできる基地局のHSDPAアーキテクチャを示す図、
図9は、本発明の技術に従って用いることのできるフィードバック測定送信タイミングを示す図、
図10は、本発明の実施の形態に係る、アクティベーション時間のネゴシエーションを伴う、RNCの制御による基地局間の管轄セル変更手順を示す図、
図11は、本発明の実施の形態に係る、アクティベーション時間のネゴシエーションを伴う、別のRNCの制御による基地局間の管轄セル変更手順を示す図、
図12は、本発明の実施の形態に係る、アクティベーション時間のネゴシエーションを伴わない、基地局の制御による基地局間の管轄セル変更手順を示した図、及び、
図13は、本発明の実施の形態に係る、アクティベーション時間のネゴシエーションを伴う、基地局の制御による基地局間の管轄セル変更手順を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明に係るプロトコルコンテキスト保護に関する詳細な説明に入る前に、まず、図7−9を参照しながら、本発明を用いることのできるHSDPAアーキテクチャについて述べる。
まず、図7を用いて、移動局のHSDPAアーキテクチャについて説明する。各HARQプロセス700、705、710には、未送信の再送分からのパケットのビットを合成するために、所定量のソフトバッファメモリが割り当てられる。パケットが無事に受信されると、受信パケットはRLCサブレイヤへの順序の整った送達を提供するシーケンス再配列バッファ720、730、740へと転送される。このアーキテクチャによれば、シーケンス再配列キューは特定の優先度と関連付けられても良い。
なお、利用可能なソフトバッファサイズは、3GPP TSG RAN,″Physical Layer Aspects of High Speed Downlink Packet Access″,TR25.848,V5.0.0.に記載されるような移動局無線アクセス能力パラメータに依存し得る。あるMCSレベルおよび最少インターTTIインターバル(2つの連続したスケジューリング瞬間の間の最少時間)のための移動局の処理時間もまた、能力パラメータとして考慮することができる。これらは移動局からRNCに対し、RRCプロトコルによってシグナルされ、さらにRNCから基地局に対してシグナルされる。
次に、図8を用いて、基地局のHSDPAアーキテクチャ基地局について説明する。基地局には、移動局に対して送信されるデータパケットを伴う、多くの異なるデータフロー(論理チャネル)が存在する。基地局および移動局のそれぞれに所在するHARQ送受信エンティティのセットはHARQプロセスと称され得る。移動局あたりのHARQプロセス800、810、820の最大数は予め規定することができる。これらのデータフローは異なるQoS(例えば、遅延および誤り要求)を有することができ、HARQインスタンスの異なる構成を要求し得る。スケジューラは異なる移動局にリソースを割り当てるにあたって、これらのパラメータを考慮する。スケジューリング機能830は、一の時間送信インターバル(TTI)での現在のMCSレベルにおける、異なるユーザまたは同一ユーザの複数データフローに対するシェアードチャネル(HS−DSCH:高速ダウンリンクシェアードチャネル)の割当を制御し、各々のユーザに対する既存のHARQインスタンスを管理する。データフローまたはデータフローの特定パケットさえも異なる優先度を有し得る。従って、データパケットは異なる優先度キュー840、850、860、870の待ち行列に入れられることができる。同一のQoS要求を持つ異なるデータフローは多重化されても良い(例えばデータフロー#2と#3)。データパケットを搬送する高速ダウンリンクシェアードチャネルに加えて、HS−SCCH(高速シェアード制御チャネル)にマッピングされる制御データも存在する。このチャネルは、HARQプロセスID、変調方式、コード割当、トランスポートフォーマットなど受信機側でパケットの正確な受信、復調、合成および復号を行なうために必要なデータを搬送することができる。
なお、幾つかの利用可能なHARQプロセスに対しての最初の送信のためにスケジューリングされることを待っている多くのパケットが存在する場合があり、また、再送待ちの多くのパケットが存在する場合もあり得る。さらに、HARQプロセスの状態は、初回送信のパケットを受けられる状態にあるか、あるいはまだ依然として、移動局において合成されるパケットの再送が残っている状態にあるかによる。以下の記載においては、この情報は「HARQコンテキスト」または「移動局のMAC−hsプロトコルコンテキスト」と称される。
とりわけ、HARQコンテキストは初回送信待ちのパケット、再送待ちパケット、さらにHARQプロセスの状態を含み得る。
移動局から取得した、A−DPCHを参照する電力制御コマンドはチャネル品質を推定するための指標として用いることができる。
チャネル品質を推定する他の可能性は、アップリンクシグナリングから得られるチャネル品質インジケータ(CQI)によるものである。
ここで、HSDPAアップリンクシグナリングを参照するに、このシグナリングは移動局によって送信される専用アップリンクフィードバックチャネルを用いて実行され得る。このチャネル上で送信されるCQIはTFRC(トランスポートフォーマットリソースコンビネーション)を含む。チャネル状態をシグナリングすることに比べて、TFRCを要求することの主要な便益は、これにより特定のチャネル状態において、あるトランスポートフォーマットに対して異なるパフォーマンスを生じる、異なる移動局インプリメンテーションに対処することができることである。低いTFRC値は悪いチャネル状況(より低い多値数での変調、低い符号化率)に対応し、高いTFRC値は良いチャネル状況に対してのスループットを最大化する。基地局は必ずしも移動局のリクエストに従う必要はない。移動局はある基準を用いて、所与のチャネル状況において、何れの送信フォーマットを受信できるかを決定し得る。全ての符号化されたビットはHSDPA UL−DPCCH(アップリンク専用物理制御チャネル)にマッピングされる。UMTS FDD(周波数分割方式)においては、HS−DSCHに関連したアップリンクシグナリングは、既存の専用アップリンク物理チャネルと符号多重される、拡散率=256のDPCCH−HSを用いることができる。
チャネル品質インジケータのための送信周期およびタイミングはUTRANにより決定され、制御プレーンによってシグナリングされる。測定フィードバック周期kは{1,5,10,20,40,80}TTIの値を取り得る。kの値が大きくなるほど、ダウンリンクにおけるスケジューリングパフォーマンスの低下を犠牲にして、アップリンクにおけるシグナリングオーバーヘッドが小さくなる。測定フィードバックオフセットのためのセット値Iも決定される必要がある。フィードバック測定送信タイミングの例が図9に示されている。
これまでは本発明が実行され得る環境について述べられてきたが、本発明に係るコンテキスト保護技術についてこれより詳細に記すこととする。以下の記載から明らかなように、ソース基地局のHARQコンテキストの一部(すなわち、最初の送信を待っているパケットおよび再送を待っているパケット)は保護される。これを達成するためのステップは、以下のアプローチの1つまたはそれ以上によることができる。
(1)HS−DSCH FPにおけるフロー制御を認識した基地局間の管轄セル変更
(2)MAC−hsにおけるスケジューリング機能を認識した基地局間の管轄セル変更
(3)NBAP/RNSAPプロトコルにおける制御プレーン上の追加シグナリングメッセージ
以下のより詳細な記載から明らかとなるように、本発明は同期されたアクティブセットアップデートおよび管轄セル変更手順と、同期されていないアクティブセットアップデートおよび管轄セル変更手順との両方に適用可能である。以下の実施の形態は同期されたアクティブセットアップデートおよび基地局間の管轄セル変更手順のカテゴリーと、非同期のアクティブセットアップデートおよび基地局間の管轄セル変更手順のカテゴリーとにグループ分けされる。同期された手順においては、管轄セル変更とアクティブセットアップデート手順とがS−RNCにより同時に決定され、同時の瞬間において実行される。この時間的瞬間のことをアクティベーション時間と称する。換言すれば、アクティベーション時間とは、アクティブセットアップデートプロセスおよびハンドオーバーを作動させる時間のことである。
同期された手順のカテゴリーにおいては、アクティベーション時間の変更を伴わないRNCの制御による管轄セル変更は、アクティベーション時間の変更を伴う手順から区別され得る。同様に、非同期の手順はアクティベーション時間の変更可能性を伴わない基地局の制御による管轄セル変更と、アクティベーション時間の変更可能性を伴うそれとに分けることができる。
1.同期されたアクティブセットアップデートおよび基地局間の管轄セル変更手順
アクティベーション時間の変更可能性を伴わないRNCの制御による管轄セル変更の場合には、2つのアプローチが区別され得る。第1のアプローチでは、RNCにおいてインテリジェントフロー制御が実行される一方、第2のアプローチにおいては、インテリジェントフロー制御およびスケジューリング機能が基地局において実行される。なお、これらの2つのアプローチは結合し得る。
RNCにおけるインテリジェントフロー制御とは、ひとたびアクティブセットアップデートおよび管轄セル変更手順についての決定がなされると、RNCがキャパシティ要求メッセージをソース基地局に対して送信することを中止することを意味する。
基地局におけるインテリジェントフロー制御およびスケジューリング機能は以下のステップを包含し得る。S−RNCは基地局に対して、決定およびアクティベーション時間について通知する。その後、基地局のフロー制御(HS−DSH FP)が当該ユーザからの全てのキャパシティ要求を拒絶する。さらに、基地局のスケジューリング機能(MAC−hs)は、当該ユーザの初回送信待ち/再送待ちパケットに他の移動局のものより高い優先度を割り当てて、アクティベーション時間の前にそれらの送達がなされるようにする。
アクティベーション時間の変更可能性を伴うRNCの制御による管轄セル変更の技術は、上述したアクティベーション時間の変更可能性を伴わないRNCの制御による管轄セル変更と同様であるが、基地局がS−RNCよりアクティベーション時間の初期値を通知された後に、このための新たな値を提示し得る点で異なっている。S−RNCはこの新たに提示された値を受け入れるか、あるいは先の値を維持するかについて決定を行なうことができる。以下の記載においては、この手順をアクティベーション時間のネゴシエーション手順と称する。
フロー制御およびスケジューリング機能は以下のように記載することができる。まず、S−RNCは基地局に対して、決定およびアクティベーション時間について通知する。アクティベーション時間のネゴシエーション手順は、基地局とRNCとの間で、NBAP/RNSAPアクティベーション時間ネゴシエーション要求および応答を交換することにより実行される。さらに、基地局のフロー制御(HS−DSH FP)が当該ユーザからの全てのキャパシティ要求を拒絶する。またさらに、基地局のスケジューリング機能(MAC−hs)は、当該ユーザの初回送信待ち/再送待ちパケットに他の移動局のものより高い優先度を割り当てて、合意されたアクティベーション時間に到達する前にそれらの送達がなされるようにする。
アクティベーション時間の変更可能性を伴うRNCの制御による管轄セル変更のシグナリング例について、図10を用いて説明する。なお、この図10においては、理解を容易とするために、各シグナリングに番号を振っている。
まず、RRCシグナリングを通じて、移動局(UE)1030が測定報告メッセージ(シグナリング1)をS−RNC1060に送信すると、S−RNC1060は、受信した測定報告メッセージに基づいて、無線リンク追加およびこれに組み合わせた管轄HS−DSCHセル変更の必要性を判断し、アクティブセットアップデートおよびセル変更手順を開始する決定を行う(プロセス1070)。
その後、直ちにS−RNC1060がRNSAP/NBAPプロトコルを介してソース基地局(Source Node B)1050に、アクティブセットアップデートの決定がなされたことを知らせる(シグナリング2)。ソース基地局1050がRNSAP/NBAPプロトコルを介してS−RNC1060へアクティベーション時間ネゴシエーション要求メッセージ(シグナリング3)を送信する。S−RNC1060がRNSAP/NBAPプロトコルを介してソース基地局1050へアクティベーション時間ネゴシエーション応答メッセージ(シグナリング4)を送信する。上記シグナリング2−4のプロセス1000により、管轄基地局セル変更手順の開始を決定した後に直ちにアクティベーション時間についてソース基地局1050に知らせられるので、ソース基地局1050における移動局1030へデータを送信するためのキャパシティ割り当てを停止することができ、一方で、ソース基地局1050がバッファされているパケットを、他の移動局のものより優先度を高めて移動局1030へ送信することができる。この結果、従来に比べて、パケットの損失を低減させることができる。
次に、S−RNC1060がRNSAP/NBAPプロトコルを介してターゲット基地局(Target Node B)1040へ無線リンクセットアップ要求メッセージ(シグナリング5)を送信することで、専用チャネルのためのターゲット基地局への新規な無線リンクの確立を開始する。ターゲット基地局1040がRNSAP/NBAPプロトコルを介してS−RNC1060へ無線リンクセットアップ応答メッセージ(シグナリング6)を送信することで、無線リンクの確立を確認する。S−RNC1060がさらにRRCプロトコルを介して移動局1030にアクティブセットアップデートメッセージ(シグナリング7)を送信する。アクティブセットアップデートメッセージは追加された無線リンクにおける専用物理チャネル(但し、HS−PDSCHでない)の確立のために必要な情報を含む。移動局1030は新規な無線リンクを追加し、移動局1030がRRCプロトコルを介してS−RNC1060へアクティブセットアップデート完了メッセージ(シグナリング8)を返信する。これにより、専用チャネルのための新規な無線リンクの追加が完了し、ソースおよびターゲットセルの両方における専用チャネルのための送受信が開始される(プロセス1080)。
S−RNC1060は、さらに次のステップである管轄HS−DSCHセル変更を実行する。同期された管轄HS−DSCHセル変更のためには、ソース基地局1050およびターゲット基地局1040の双方がまずアクティベーション時間におけるハンドオーバーの実行とセル変更のための準備を整える。
まず、S−RNC1060がNBAP/RNSAPプロトコルを介してターゲット基地局1040と、無線リンク再構成準備(シグナリング9)、無線リンク再構成準備完了(シグナリング10)および無線リンク再構成確定(シグナリング11)の各シグナリングメッセージを交換する(プロセス1010)。S−RNC1060がNBAP/RNSAPプロトコルを介してソース基地局1050と、MAC−hsのリリース要求(シグナリング12)、無線リンク再構成準備(シグナリング13)、無線リンク再構成準備完了(シグナリング14)および無線リンク再構成確定(シグナリング15)の各シグナリングメッセージを交換する(プロセス1020)。この結果、ターゲット基地局がプロセス1010によりアクティベーション時間についての通知を受けた後、CMAC−HS−リリースREQプリミティブ(MAC−RRC間のHS−DSCH関連の開放要求のプリミティブ)1020が送られる。
最後に、物理チャネル再構成メッセージ(シグナリング16)がRRCシグナリングを通じて、S−RNC1060から移動局1030に送られる。これはアクティベーション時間情報およびMAC−hsリセットのための移動局1030へのリクエストを含む。通信が確立されると、移動局1030は物理チャネル再構成完了メッセージで応答する。これにより、シェアードチャネルのための新規な無線リンクの追加が完了し、ターゲットセルにおけるシェアードチャネルのための送受信が開始される(プロセス1090)。
2.同期されていないアクティブセットアップデートおよび基地局間の管轄セル変更手順
この場合、アクティブセットのアップデートが完了した後に基地局が管轄セル変更手順についての決定を行なう。このアプローチはアクティブセットアップデートと管轄セル変更手順とが非同期である場合に適用される。
シグナリングがS−RNCまで届く必要があるため、測定のための高位レイヤシグナリングはより多くの時間を要する。従って、高速セルサイト選択は、物理レイヤ測定(CQI、A−DCH用の電力制御コマンド、送信電力)に基づいて、基地局が開始し得る。これにより、セル変更手順における決定遅延が減少することとなり、ピンポン効果を回避することができる。セル変更手順を開始するにあたっての決定を基地局が行なうため、スケジューリングアルゴリズムを調整して、コンテキストの損失を防ぐことができる。この手順は以下のように示すことができる。
まず、S−RNCはソース基地局に対して、アクティブセットアップデート手順が実行されることを通知する。その時点より、当該基地局は新規に追加された基地局をターゲット基地局として管轄セル変更手順を開始する許可を与えられる。そして、基地局はセル変更手順の決定を行なうまで、例えば、CQI報告値の時間平均を監視する、A−DCH用電力制御コマンドを監視する、および/または、送信電力をモニタリングする等の方法により、チャネル品質および/または当該チャネルで用いられる送信電力を監視する。そして、基地局はS−RNCに対して、セル変更手順が開始されるべき旨を(例えば、NBAP/RNSAPセル変更手順通知メッセージを用いて)通知する。基地局のフロー制御(HS−DSH FP)は、当該特定ユーザのためのRNCからの追加パケットの許可を停止する。さらに、基地局のスケジューリング機能(MAC−hs)は、当該ユーザの初回送信待ち/再送待ちパケットに他の移動局のものより高い優先度を割り当てて、アクティベーション時間の前にそれらの送達がなされるようにする。
アクティベーション時間の設定に関しては、非同期の手順はアクティベーション時間の変更可能性を伴わない基地局の制御による管轄セル変更と、アクティベーション時間の変更可能性を伴うそれとに分けることができることが既に述べられている。よって、基地局の制御による管轄セル変更方法におけるアクティベーション時間の決定には、2つの取り得る形がある。
まず、アクティベーション時間は基地局によって設定され、NBAP/RNSAPセル変更手順通知メッセージに含めて、S−RNCに通知することができ得る。この場合、この方法はアクティベーション時間の変更可能性を伴わない基地局の制御による管轄セル変更と称される。
第2に、アクティベーション時間はS−RNCによって設定され、セル変更手順通知メッセージの後に基地局に対して通知することができ得る(NBAP/RNSAPアクティベーション時間通知メッセージ)。基地局は上述したものと同様のメッセージセットを用いて、アクティベーション時間のためのネゴシエーション手順を開始し、実行することができる。この場合、この方法はアクティベーション時間の変更可能性を伴う基地局の制御による管轄セル変更と称される。
このように、基地局間ハンドオーバーにおけるコンテキスト保護に用いることのできる様々な実施の形態についてこれまで述べてきた。以下の表はこれらを短く概括するものである。
Figure 2004057887
ここで、図11を参照しながら、アクティベーション時間の変更可能性を伴うRNCの制御による管轄セル変更についての実施の形態について、より詳細に記載する。なお、この図11においては、理解を容易とするために、各シグナリングに番号を振っている。
まず、S−RNC1150は、新たな管轄HS−DSCHセルとなる無線リンク追加の必要性があるかについて決定を行なう。第1のステップとして、S−RNC1150はD−RNC1140に対し、無線リンク追加要求メッセージ(シグナリング1)をD−RNC1140に送信することで、HS−DSCHリソースを用いることなく新規な無線リンクを確立するよう要求する。
そして、D−RNC1140は新規な無線リンクのために無線リソースを割り当て、ターゲット基地局1120に対してDCH確立のために必要なパラメータを含む無線リンクセットアップ要求メッセージ(シグナリング2)を送信することで、新規な無線リンクを確立するよう要求する。
ターゲット基地局1120はリソースを割り当て、新規な無線リンク上のDPCH1140で物理レイヤ受信を開始し、無線リンクセットアップ応答メッセージ(シグナリング3)を用いて応答する。
D−RNC1140はS−RNC1150に対して、無線リンク追加応答メッセージ(シグナリング4)を送信して応答する。そして、DCHトランスポートベアラが確立される。
S−RNC1150はその後、アクティブセットアップデートメッセージ(シグナリング5)を準備し、移動局(UE)1110に対してこれを送信する。このメッセージは追加する無線リンクの特定を含む。
移動局1110は新規な無線リンクをアクティブセットに追加し、S−RNC1150に対して、アクティブセットアップデート完了メッセージ(シグナリング6)を返信する。
シグナリング7−12は、本実施の形態に係るアクティベーション時間ネゴシエーションプロセスを実行するために用いられる。S−RNC1150はD−RNC1140に対して、RNSAP同時アクティブセットアップデート通知メッセージを送信し、D−RNC1140はこれを受けて、基地局1130に対して、NBAP同時アクティブセットアップデート通知メッセージを送信する(シグナリング7および8)。基地局1130は、NBAPアクティベーション時間ネゴシエーション要求(シグナリング9)をD−RNC1140に対して送信し、D−RNC1140はこれを受けて、S−RNC1150に対して、RNSAPアクティベーション時間ネゴシエーション要求を送信する(シグナリング10)。これに応答して、S−RNC1150はD−RNC1140に対して、RNSAPアクティベーション時間ネゴシエーション応答メッセージを送信し、D−RNC1140はこれを受けて、基地局1130に対して、NBAPアクティベーション時間ネゴシエーション応答メッセージを送信する(シグナリング11および12)。よって、図11のアクティベーション時間ネゴシエーションプロセス1100は、実質的に図10のプロセス1000に対応する。
次のステップとして、S−RNC1150はD−RNC1140に対して送信される無線リンク再構成要求メッセージ(シグナリング13)を準備する。このメッセージはターゲットHS−DSCHセルを特定する。
ソースおよびターゲットHS−DSCHセルがそれぞれ異なる基地局によって制御されていると仮定される場合には、D−RNC1140はソースHS−DSCH基地局に対して、無線リンク再構成要求メッセージ(シグナリング14)を用いて、同期された無線リンク再構成を実行するよう要求し、ソースHS−DSCH無線リンクのためのHS−DSCHリソースを解除する。そして、ソース基地局1130は無線リンク再構成準備完了メッセージ(シグナリング15)をD−RNC1140に返信する。
D−RNC1140はターゲットHS−DSCH基地局1120に対し、無線リンク再構成要求メッセージ(シグナリング16)を用いて、同期された無線リンク再構成を実行するよう要求し、ターゲットHS−DSCH無線リンクのためのHS−DSCHリソースを追加する。このメッセージはまた、D−RNCの選択したHS−DSCHの移動局識別番号を含めた、ターゲットHS−DSCHセルにおけるHS−DSCHリソースのセットアップに必要な情報を包含している。そして、ソースHS−DSCH基地局1130は無線リンク再構成準備完了メッセージ(シグナリング17)を返信する。その後、D−RNC1140は無線リンク再構成準備完了メッセージ(シグナリング18)をS−RNC1150に返信する。このメッセージはHS−SCCH設定情報、ターゲットHS−DSCHセルのためのスクランブリングコード、さらにHS−DSCH移動局が何れであるかの情報を含んでいる。
ターゲットHS−DSCH基地局1120に対するHS−DSCHトランスポートベアラがここで確立される。S−RNC1150はさらに続けて、S−RNCの選択したアクティベーション時間をCFNの形で含めた無線リンク再構成確定メッセージ(シグナリング19)をD−RNC1140に送信する。
D−RNCはアクティベーション時間を含めて、無線リンク再構成確定メッセージ(シグナリング20)をソースHS−DSCH基地局1130およびターゲットHS−DSCH基地局1120に対して送信する。特定されたアクティベーション時間において、ソースHS−DSCH基地局1130は移動局1110に対するHS−DSCH上の送信を停止し、ターゲットHS−DSCH基地局1120はこれを開始する。
また、S−RNC1150は移動局1110に対し、物理チャネル再構成メッセージ(シグナリング21)を送信する。このメッセージはアクティベーション時間、MAC−hsリセットインジケータ、管轄HS−DSCH無線リンクインジケータ、HS−SCCH設定情報、さらにHS−DSCH移動局が何れであるかの情報を含んでいる。
最後に特定されたアクティベーション時間において、移動局1110はMAC−hsをリセットし、ソースHS−DSCHセルにおけるHS−DSCH受信を停止し、ターゲットHS−DSCHセルにおけるHS−DSCH受信を開始する。そして、移動局1110はS−RNCに対し、物理チャネル再構成完了メッセージ(シグナリング22)を返信する。ソースHS−DSCH基地局1130に対するHS−DSCHトランスポートベアラがリリースされる。
図12をここで参照するに、同図ではアクティベーション時間の変更可能性を伴わない基地局の制御による管轄セル変更の実施形態が示されている。大抵のシグナリングは上述した図11に参照されるものと同一である。加えて、手順1200が設けられている。ソース基地局1230はNBAPセル変更手順通知メッセージ(シグナリング7)をD−RNC1240に対して送り、D−RNC1240はRNSAPセル変更手順通知メッセージ(シグナリング8)をここから生成して、これをS−RNC1250に対して送信する。これらのメッセージを用いて、ソース基地局1230は上に詳細記載された通り、管轄セル変更を制御することができる。
図13ではアクティベーション時間の変更可能性を伴う基地局の制御による管轄セル変更の実施形態が示されている。この実施の形態においては、シグナリング7および8は図12のそれらに対応している。さらにこれに加えて、プロセス1300はアクティベーション時間関連のシグナリング9−14を含んでいる。詳細には、S−RNC1350はD−RNC1340に対して、RNSAPアクティベーション時間通知メッセージ(シグナリング9)を送信し、D−RNC1340ではこれに対応するNBAPメッセージが生成され、ソース基地局1330に対してシグナリング10として送信される。以降のシグナリング11−14については、図11のシグナリング9−12に対応しているので、それぞれ上述の記載を参照するものとする。
上記記載から明らかなように、本発明は通信システムにおける無線リソース管理に関し、とりわけ、セルラーシステムに適用可能である。移動局(MS)がそれを管轄する基地局を変更する場合に、プロトコルコンテキスト(ステータス変数およびバッファされたパケット)が保護されて、レイテンシーおよびネットワークリソース利用を向上させることができる。
本発明は、受信された初回送信/再送データが結合されるARQタイプIIおよびタイプIIIに関し得る。従って、チャネル状況次第で冗長適応が可能であることから、様々な実施形態の技術はリンクアダプテーション技術と考えることができる。なお、さらにそれらの様々な実施形態の技術は、スケジューラがTTIベースで動作するとの仮定におけるパケットスケジューリング向上技術と考えることができる。
さらに、本発明がとりわけHSDPAに適用可能であることは既に明らかである。本実施の形態のほとんどはHSDPAについて言及したものではあるが、本発明はこのシステムに限定されるものではない。従って、データ送信は必ずしも特定の無線アクセス方式に依存する必要はない。本発明は分散アーキテクチャを有する如何なる移動通信システムに対しても適用し得るものである。
本明細書は、2002年12月20日出願のEP02028631.6に基づくものである。この内容をここに含めておく。
本発明は、移動通信システム、特にセルラーシステムに用いるに好適である。

Claims (14)

  1. 第1及び第2の基地局が無線ネットワーク制御局によって制御され、前記第1及び第2の基地局および/または無線ネットワーク制御局が無線リソース管理およびフロー制御を行うセルラーシステムにおいて、移動局の無線リンクを、前記第1の基地局によって制御されるソースセルから前記第2の基地局によって制御されるターゲットセルに変更するセル変更方法であって、
    前記移動局の無線リンクのセル変更を実行することを決定するステップと、
    前記ターゲットセルへの無線リンクを確立する前に、前記第1の基地局への前記移動局へデータを送信するためのキャパシティ割り当てを停止するステップと、を具備するセル変更方法。
  2. 前記無線ネットワーク制御局が前記フロー制御を行うセルラーシステムにおいて、
    前記無線ネットワーク制御局が前記移動局に関するキャパシティ要求メッセージを前記第1の基地局に送信することを中止することにより、前記第1の基地局へのキャパシティ割り当てを停止する請求項1記載のセル変更方法。
  3. 前記第1の基地局が前記無線リソース管理および前記フロー制御を行うセルラーシステムにおいて、
    前記第1の基地局が前記移動局に関するキャパシティ要求メッセージを応答して前記無線ネットワーク制御局にキャパシティ付与メッセージを送信することを中止することにより、前記第1の基地局にキャパシティを割り当てることを停止する請求項1記載のセル変更方法。
  4. 前記第1の基地局にキャパシティを割り当てることを停止する場合、スケジューリングにおける前記移動局の初回送信待ち/再送待ちデータの優先度を他の移動局のものより高くする請求項1記載のセル変更方法。
  5. 前記無線ネットワーク制御局が前記移動局の無線リンクのアクティブセットをアップデートするためのアップデートプロセスと、前記移動局の無線リンクのセル変更プロセスとが同期している場合、
    前記無線リソース管理プロセスはさらに、セル変更実行の決定と同時にアップデートプロセスの実行を決定するステップと、前記無線ネットワーク制御局から前記第1の基地局に、セル変更が前記アップデートプロセスと同時に実行されることを示すアップデート通知メッセージを送信するステップと、前記無線ネットワーク制御局から前記第1の基地局に、前記アップデートプロセスと前記セル変更を作動させるアクティベーション時間を示す時間通知メッセージを送信するステップと、を含む請求項1記載のセル変更方法。
  6. 前記第1の基地局および前記無線ネットワーク制御局において、セル変更プロセスを実行するタイミングを決定するステップをさらに含み、前記の決定ステップは、前記第1の基地局から前記無線ネットワーク制御局に対して、前記時間通知メッセージの受信後に異なるアクティベーション時間をネゴシエートするためのメッセージを送信するステップと、前記無線ネットワーク制御局から前記第1の基地局に対して、前記メッセージに応答するメッセージを送信するステップと、を含む請求項5に記載のセル変換方法。
  7. 前記無線ネットワーク制御局および/または前記第1の基地局が前記移動局の無線リンクのアクティブセットをアップデートするためのアップデートプロセスと、前記移動局の無線リンクのセル変更プロセスとが同期していない場合、
    前記無線リソース管理プロセスはさらに、前記無線ネットワーク制御局において、アップデートプロセスが行なわれるかどうかについて決定するステップと、前記アップデートプロセスが行なわれると決定した場合に、前記第1の基地局がセル変更プロセスを実行することを決定するステップと、を含む請求項1記載のセル変更方法。
  8. セル変更プロセスを実行することを決定する前記ステップは、前記第1の基地局において、共有チャネルの品質、関連する専用物理チャネルで用いられる送信電力または電力制御コマンドをモニタリングするステップを含む請求項7に記載のセル変更方法。
  9. 前記第1の基地局において、セル変更プロセスを実行するタイミングを決定するステップをさらに含み、前記の決定ステップは、前記第1の基地局において、前記セル変更を作動させるアクティベーション時間を決定するステップと、前記第1の基地局から前記第1の無線ネットワーク制御局に対して、前記アクティベーション時間を示す時間通知メッセージを送信するステップと、を含む請求項7記載のセル変更方法。
  10. 前記無線ネットワーク制御局および/または前記第1の基地局において、セル変更手順を実行するタイミングを決定するステップをさらに含み、前記の決定ステップは、前記無線ネットワーク制御局において、前記アップデートプロセスを作動させるアクティベーション時間を決定するステップと、前記無線ネットワーク制御局から前記第1の基地局に対して、前記アクティベーション時間を示す時間通知メッセージを送信するステップと、異なるアクティベーション時間をネゴシエートするために、前記第1の基地局から前記無線ネットワーク制御局に対してメッセージを送信し、前記無線ネットワーク制御局から前記第1の基地局に対してメッセージを送信するステップと、を含む請求項7記載のセル変換方法。
  11. 前記セルラーシステムがUMTSシステムであり、前記第1及び第2の基地局および前記無線ネットワーク制御局がUTRANで構成されており、前記フロー制御プロセスがHS−DSCH FPの機能である請求項1記載のセル変換方法。
  12. 前記第1の基地局にキャパシティを割り当てることを停止する場合、前記第1の基地局がMAC−hsサブレイヤでのスケジューリングにおける前記移動局の初回送信待ち/再送待ちデータの優先度を他の移動局のものより高くする請求項11に記載のセル変換方法。
  13. 前記無線ネットワーク制御局および前記第1の基地局がNBAP/RNSAPプロトコルにおける制御プレーンシグナリングメッセージの交換を行なうことでアクティベーション時間のネゴシエーションを行なう請求項11または請求項12に記載のセル変換方法。
  14. 移動局と、ソースセルにおける第1の基地局と、ターゲットセルにおける第2の基地局と、前記第1および第2の基地局を制御するための無線ネットワーク制御局と、を具備するセルラーシステムであって、前記無線ネットワーク制御局および/または前記第1の基地局は、フロー制御ユニットおよびセル変更が実行されることを決定するための無線リソース管理機能を有し、前記セル変更は、前記移動局の無線リンクを前記ソースセルから前記ターゲットセルへ移すものであり、前記フロー制御ユニットは、前記ターゲットセルへの無線リンクを確立する前に、前記第1の基地局への前記移動局へデータを送信するためのキャパシティ割り当てを停止することを行なうセルラーシステム。
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