JP3659172B2 - 情報配信サーバ、情報配信システム及び、情報配信方法 - Google Patents

情報配信サーバ、情報配信システム及び、情報配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線端末の位置に応じた情報配信方式を採用する情報配信サーバ、情報配信システムおよび、情報配信方法に関し、特に、無線端末のエリア移動をきっかけに、配信すべき情報の配信順序を変更する情報配信サーバ、情報配信システムおよび、情報配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信可能な携帯電話やPHSなどの無線端末が、インターネットや特定のLANと通信可能な可搬型情報処理端末として普及している。その一方で、インターネットやLANなどを利用した情報ネットワーク領域では、一層の情報交換・配信を遂げており、これに伴って上記無線端末の利用価値は広告媒体としても注目されてきている。
【0003】
無線端末の広告媒体としての従来の活用例は、情報ネットワーク領域から無線端末の位置に応じて情報が配信され、それを無線端末上で表示させていた。無線端末の位置を特定するための技術は、従来から数多く提案されており、またサービスとしても提供され始めている。
【0004】
無線端末の位置を特定するための従来技術の一例としては、地表面を座標系によって均等に六角形の形状で区分し、各エリアに少なくとも1つの配信情報を割り当て、位置管理サーバが各無線端末の新たなエリアへの移動を検出し、情報配信サーバが新たなエリアに割り当てられた情報を無線端末に配信する。
【0005】
具体的に説明すると、1つ目のエリアにてi−1、i−2、i−3、i−4と送信順序が割り当てられているとする。無線端末がそのエリアで情報が受信可能状態となると、情報配信サーバからは、配信情報i−1、i−2、i−3、i−4が順次、無線端末に送信される。
【0006】
次に、無線端末が1つ目のエリアから2つ目のエリアに移動すると、2つ目のエリアで割り当てられるi−5、i−6、i−7の各配信情報が、情報配信サーバで送信予約される。このとき、情報配信サーバ内に備えられる、無線端末に配信する情報を一時的に格納する情報配信スプールには、まず、1つ目のエリアの配信情報i−1、i−2、i−3、i−4が順次格納され、次に、2つ目のエリアでの配信情報i−5、i−6、i−7がi−4の後から順次格納される。従って、無線端末の情報配信予定順序は、i−1、i−2、i−3、i−4、i−5、i−6、i−7となる。
【0007】
このように、上記の従来方式では、無線端末が1つ目のエリアから2つ目のエリアに移動したとき、2つ目のエリア向けに用意されていた配信情報は、無線端末が2つ目のエリアに入ったタイミングに関わらず、1つ目のエリアに向けて用意されていた配信情報が配信完了した後に配信されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本来、無線端末が新たなエリアに入ったとき即時、そのエリアに割り当てられる情報を配信することに価値を有するシステムでありながら、この方式では、情報が配信されるべきタイミングと、実際に情報が配信されるタイミングの間にズレが生じてしまう。また、無線端末がさらに他のエリアに移動する回数が増えると、そのズレが蓄積していく可能性もあり、システムの価値を下げてしまうことがある。
【0009】
また、1つ目のエリア向けの情報として、例えば予め決められた時刻に配信される予定の情報i−8が存在するときに、その時刻に1つ目のエリア向けの情報i−1からi−4が配信されていると、情報配信スプールでは、情報i−8は情報i−4の後に格納されていた。
【0010】
そのため、第2の問題点として、時刻など予め設定された条件で配信されるべき情報があっても、その条件を満足する時点に他の情報が配信されていれば、条件に従って配信されるべき情報は常に後回しとなり、システムの信頼性を低下させてしまう。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、情報管理サーバに情報配信スプールを各無線端末ごとに用意し、無線端末のエリア移動をきっかけに情報配信スプールの配信情報の格納位置を操作することで、移動元エリアで未配信となった情報と、移動先エリアに割り当てられた情報の配信順序を並べ替え、上述した、無線端末のエリア移動時に生じる情報配信タイミングのズレを解消する情報配信サーバ、情報配信システム及び、情報配信方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、無線端末のエリア移動をきっかけに情報配信スプールの配信情報の格納位置を操作することで、時刻など予め設定された条件で配信されるべき情報と、移動元エリアで未配信となった情報との配信順序を並べ替え、配信条件が付された情報は、できるだけその条件に従って配信させる情報配信サーバ、情報配信システム及び、情報配信方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、無線端末が複数のエリア内のどのエリアに属しているかを示すエリア情報を検出する位置管理サーバと、該位置管理サーバによる検出結果から無線端末が属するエリアを特定し、該特定されたエリアに関連したエリア毎に異なる配信情報を配信する情報配信サーバにおいて、エリア毎に関連した配信情報を記憶した配信情報データベースと、情報配信の対象となる無線端末ごとに備えられ、各無線端末宛の配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールと、無線端末がエリア間の移動を行ったときに情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更する配信順序変更手段と、配信情報データベースから配信情報を読み出し、情報配信スプール内に配信情報を格納する情報配信管理手段と、情報配信スプールに格納される配信情報を無線端末に送信する送信手段と、を有し、無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアという)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したときに、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を移動先エリアで配信するために、情報管理手段によって移動先エリアに関連した配信情報を配信情報データベースから読み出し情報配信スプールに格納するとともに、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、情報配信サーバは、さらに、各無線端末の属するエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバから無線端末が属しているエリア情報を受信し、エリア情報から無線端末のエリア間の移動を検出するエリア算出手段を有し、情報配信管理手段は、エリア算出手段にて無線端末のエリア間の移動を検出すると、送信手段に対して、移動元エリアにおける第1の未配信情報の配信を停止する共に、第1の未配信情報を移動先エリアで配信するために、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、情報配信管理手段は、送信手段に対して、無線端末が移動元エリアに属している時点では情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、エリア算出手段によって無線端末のエリア間の移動が検出されると、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報の移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、情報配信スプール内に、所定の時刻になると無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、配信順序変更手段が、移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、前記情報配信管理手段には、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、前記情報配信管理手段は、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた場合には、前記閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、情報配信管理手段は、無線端末のエリア間の移動を行ったときに、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後に、情報配信スプール内から第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記情報配信管理手段は、前記無線端末に対して過去に前記送信手段から配信した全ての配信情報について記憶しており、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段が前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後、前記移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、既に配信済みの配信情報があるときは、その配信情報を前記情報配信スプール内から削除することを特徴とする。
【0020】
請求項8記載の発明は、少なくとも1つの無線端末と、各無線端末が属しているエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバと、該位置管理サーバが検出したエリア情報から、各無線端末が属しているエリアに関連する情報を配信する情報配信サーバとを有する情報配信システムにおいて、情報配信サーバは、エリア毎に関連した配信情報を記憶した配信情報データベースと、情報配信の対象となる無線端末ごとに備えられ、各無線端末宛の配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールと、無線端末がエリア間の移動を行ったときに情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更する配信順序変更手段と、配信情報データベースから配信情報を読み出し、情報配信スプール内に配信情報を格納する情報配信管理手段と、情報配信スプールに格納されている配信情報を無線端末に送信する送信手段と、を有し、位置管理サーバが、無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアとう)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したという判断をすると、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を移動先エリアで配信するために、情報管理手段によって移動先エリアに関連した配信情報を配信情報データベースから読み出し情報配信スプールに格納するとともに、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする。
【0021】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、情報配信サーバは、さらに、各無線端末の位置するエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバから無線端末が属しているエリア情報を受信し、エリア情報から無線端末のエリア間の移動を検出するエリア算出手段を有し、情報配信管理手段は、エリア算出手段にて無線端末のエリア間の移動を検出すると、送信手段に対して、移動元エリアにおける第1の未配信情報の配信を停止すると共に、第1の未配信情報を移動先エリアで配信するために、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする。
【0022】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、情報配信管理手段は、送信手段に対して、無線端末が移動元エリアに属している時点では情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、エリア算出手段によって無線端末のエリア間の移動が検出されると、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報の移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする。
【0023】
請求項11記載の発明は、請求項8から10のいずれか1項に記載の発明において、情報配信スプール内に、所定の時刻になると無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、配信順序変更手段が、移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする。
【0024】
請求項12記載の発明は、請求項8から10のいずれか1項に記載の発明において、前記情報配信管理手段には、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、前記情報配信管理手段は、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた場合には、前記閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする。
【0025】
請求項13記載の発明は、請求項8から10のいずれか1項に記載の発明において、情報配信管理手段は、無線端末のエリア間の移動を行ったときに、配信順序変更手段によって情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後に、情報配信スプール内から第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする。
【0026】
請求項14記載の発明は、請求項8から10のいずれか1項に記載の発明において、 記情報配信管理手段は、前記無線端末に対して過去に前記送信手段から配信した全ての配信情報について記憶しており、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段が前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後、前記移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、既に配信済みの配信情報があるときは、その配信情報を前記情報配信スプール内から削除することを特徴とする。
【0027】
請求項15記載の発明は、位置管理サーバで各無線端末が複数のエリアのどのエリアに属しているかを示すエリア情報を検出し、エリア毎に関連した配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールを有する情報配信サーバが、各無線端末に対して属しているエリアに関連した配信情報を配信する情報配信方法において、位置管理サーバが、無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアという)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したことを検出した場合に、検出結果から情報配信サーバは、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を、移動先エリアで配信するために、配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更し、情報配信サーバから無線端末へ変更された配信順序で配信情報を配信することを特徴とする。
【0028】
請求項16記載の発明は、請求項15記載の情報配信方法において、情報配信サーバは、さらに、位置管理サーバが無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、移動元エリアにおける第1の未配信情報の配信を停止させ、第1の未配信情報を移動先エリアで配信するために、情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする。
【0029】
請求項17記載の発明は、請求項15記載の情報配信方法において、情報配信サーバは、無線端末が移動元エリアの属している時点では情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、位置管理サーバによって無線端末のエリア間の移動が検出した場合に、移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報の移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする。
【0030】
請求項18記載の発明は、請求項15から17のいずれか1項に記載の発明において、配信情報は、情報配信スプール内に、所定の時刻になると無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする。
【0031】
請求項19記載の発明は、請求項15から17のいずれか1項に記載の発明において、記情報配信サーバには、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、位置管理サーバが無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、情報配信スプール内の配信情報のデータ量が閾値を越えた否かを判断し、情報配信スプール内の配信情報のデータ量が閾値を越えた場合には、閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする。
【0032】
請求項20記載の発明は、請求項15から17のいずれか1項に記載の発明において、情報配信サーバは、位置管理サーバが無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、情報配信スプール内から第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする。
【0033】
請求項21記載の発明は、請求項15から17のいずれか1項に記載の発明において、情報配信サーバは、無線端末に対して過去に配信した全ての配信情報について記憶しており、位置管理サーバが無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、既に配信済みの配信情報があると判断した場合には、配信済みの配信情報を情報配信スプール内から削除することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0035】
図1は、無線端末の位置に応じた情報配信方式を実現するシステムの一構成例を示している。図1において、無線端末12は、必要に応じて、無線網を経由して情報配信サーバ11や他のネットワーク資源と接続し、これらからの情報の授受を可能とする。
【0036】
位置管理サーバ13は、無線端末12の存在位置を検知する機能を備えている。無線端末の位置を検知する機能を備えたサーバは従来よりいくつも提案されているため、その構成・動作について詳細な説明は省略する。本実施形態では、位置管理サーバ13は、無線端末12の位置を検知すると、その位置を示す座標データを情報配信サーバ11に送信する。
【0037】
情報配信サーバ11では、座標系によって地表面を複数のエリアに区分して登録してあり、位置管理サーバ13から送信された座標データから無線端末12がいずれかのエリアに入ったことを検出すると、それをきっかけに、そのエリアに割り当てられた少なくとも1つの配信情報を無線端末12に宛てて送信する。
【0038】
図2は、無線端末12の配信情報が各エリアごとに割り当てられていることを示した概念図である。本実施形態では、地表面は、座標系によって均等に六角形の形状で区分されており、各エリアには少なくとも1つの配信情報が割り当てられている。図2によれば、エリアAには、i−1、i−2、i−3、i−4の配信情報が割り当てられており、エリアBでは、i−5、i−6、i−7の配信情報が割り当てられている。
【0039】
図3は、本発明の実施形態における情報配信サーバ11の概略構成を示したブロック図である。図3によれば、情報配信サーバ11は、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを取得すると、座標データから無線端末12が属するエリアを算出するエリア算出手段31と、各エリアごとに割り当てられた無線端末12の配信情報を格納する配信情報データベース33と、エリア算出手段31で算出されたエリア情報から、そのエリアに割り当てられた配信情報を配信情報データベース33から読み出し、無線端末12の宛て先を指定して、読み出した配信情報を情報配信スプール35に格納させる情報配信管理手段32と、情報配信対象となる各無線端末12ごとに備えられ、配信情報を一時的に格納する情報配信スプール35と、情報配信スプール35内で配信情報の格納位置を変更し、無線端末12への配信情報の配信順序を変更させる配信順序変更手段34と、情報配信スプール35内に格納される配信情報を無線端末12に送信する送信手段35とで構成される。
【0040】
情報配信管理手段32は、配信情報データベース33から読み出す配信情報のサイズ(データ量)を算出し、これを配信順序変更手段34へ通知する手段も備えている。配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32に対して、情報配信スプール35への配信情報の書き込みに関する指示も行う。ここで、図中では情報配信スプール35を1つだけ模式的に示しているが、情報配信スプール35は実際には、情報配信サーバ11が情報の配信先として管理する無線端末12の数だけ用意されているものとする。
【0041】
配信順序変更手段34から情報配信管理手段32に対して情報配信スプール35への配信情報の書き込みの指示があると、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33から配信情報を読み出し情報配信スプール35に格納させる。次に、情報配信管理手段32が送信手段36に配信情報の送信指示を出すと、送信手段36は、情報配信スプール35から配信情報を読み出し無線端末12に送信する。
【0042】
このとき、送信手段36は、無線端末12との電波状態やリンク状態を考慮した上で情報の送信動作を行うが、他の無線端末との通信状態は考慮せず、各無線端末ごとに独立した送信動作を実行する。つまり、ここでは、情報配信管理手段32(書込側)と送信手段36(読み出し側)との間に立つ各無線端末ごとに用意された送信バッファの働きを行う。なお、送信手段36は、情報配信管理手段32の指示で送信を停止することもある。
【0043】
以下に説明する実施形態では、無線端末12は、通信するために十分な環境下に位置し、位置管理サーバ13及び、無線網を介して情報配信サーバ11との通信が滞りなく行えているものとする。まず、無線端末12は、エリアAに位置しており、このエリアAに割り当てられる配信情報i−1からi−4を受信するところである。このときの情報配信スプール35の状態は、概念的に図5のようになっている。
【0044】
情報配信サーバ11では、位置管理サーバ13からの位置情報を基に無線端末12がエリアAに位置することを把握し、エリアAに割り当てられた配信情報i−1からi−4を配信情報データベース33から読み出して、図5のように情報配信スプール35に格納する。
【0045】
無線端末12と情報配信サーバ11との情報の受信状態が良好な状態にあるときには、送信手段36は、情報配信管理手段32からの指示を受けると、情報配信スプール35に格納されたi−1、i−2、i−3、i−4を順次、無線端末12に送信する。
【0046】
以下の実施形態では、無線端末12がエリアAに位置するときには、既に無線端末12には、配信情報i−2までが情報配信サーバ11から配信済みとなっており、続いて配信情報i−3が配信されている最中に、無線端末12がエリアAからエリアBに移動したと過程する。
【0047】
<第1の実施形態>
図4は、本発明の第1の実施形態における情報配信サーバ11の動作の流れを示したフローチャートである。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると(ステップS41)、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する(ステップS42)。
【0048】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると(ステップS43/YES)、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ(ステップS43/NO)、情報配信サーバ11は、ステップS41の座標データの受信動作から繰り返す。
【0049】
ステップS43で、エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受けると、エリアB向けの情報配信の準備を開始する(ステップS44)。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0050】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、無線端末12向けに格納される残りの配信情報i−3、i−4がi−5、i−6、i−7の後回しに配信されるように、情報配信スプール35内で配信情報i−3、i−4の格納位置を移動させる(ステップS45)。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0051】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を、情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる(ステップS46)。このときの情報配信スプール35の状態は、概念的に図6のようになっている。
【0052】
情報配信スプール35における配信情報の配信順序変更処理が完了すると、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して送信処理の開始を指示する(ステップS47)。
【0053】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。位置管理サーバ13から情報配信サーバ11が無線端末12の座標座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0054】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12が存在するエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から動作を繰り返す。
【0055】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してi−3までの情報配信動作を指示する。
【0056】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、無線端末12向けに格納される残りの配信情報i−4がi−5、i−6、i−7の後回しに配信されるように、情報配信スプール35内でi−4の格納位置を移動させる。この移動は、未配信である配信情報i−4の格納位置を、新たに格納される配信情報i−5、i−6、i−7の後にするためのものである。従って、配信情報i−4の移動にあたって配信順序変更手段34は、配信情報管理手段32から通知されたサイズ分、情報配信スプール35の先頭から空けた位置に配信情報i−4を格納する。また、この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0057】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を、情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0058】
情報配信スプール35における配信情報の配信順序変更処理が完了すると、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して送信処理の開始を指示する。
【0059】
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0060】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データの受信動作から動作を繰り返す。
【0061】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアの移動を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33に格納されるエリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0062】
ここで、無線端末12がエリアAに位置するときに、他の情報i−8が予め決められた時刻に配信される予定にあった。情報配信管理手段32は、所定の時刻になると、配信情報データベース33から配信情報i−8を読み出し、配信情報i−8が配信情報i−4の後に配信されるように情報配信スプール35に格納させる。
【0063】
この配信情報i−8は、本来、無線端末12がエリアAに位置し且つ、所定の時刻になったとき配信される情報である。本実施形態では、無線端末12は所定の時刻にエリアAに位置していたが、このとき、他の配信情報i−1、i−2が無線端末12に配信されている最中にあったため、配信情報i−8が予定通り配信されないまま無線端末12はエリアAからエリアBに移動した。
【0064】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、情報配信スプール35内において残りの配信情報i−3、i−4と配信情報i−8の格納位置を移動させる。このとき、配信情報i−3、i−4と配信情報i−8が、配信情報i−5、i−6、i−7の後回しに配信されるように移動させられる。
【0065】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−8、i−3、i−4となる。
【0066】
情報配信スプール35における配信情報の配信順序変更処理が完了すると、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して送信処理の開始を指示する。
【0067】
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0068】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12が存在するエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データ受信動作からの動作を繰り返す。
【0069】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアの移動を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してi−3までの情報配信動作を指示する。
【0070】
ここで、無線端末12がエリアAに位置するときに、他の情報i−8が予め決められた時刻に配信される予定にあった。情報配信管理手段32は、所定の時刻になると、配信情報データベース33から配信情報i−8を読み出し、配信情報i−8が配信情報i−4の後に配信されるように情報配信スプール35に格納させる。
【0071】
この配信情報i−8は、本来、無線端末12がエリアAに位置し且つ、所定の時刻になったとき配信される情報である。本実施形態では、無線端末12は所定の時刻にエリアAに位置していたが、このとき、他の配信情報i−1、i−2、i−3が無線端末12に配信されている最中にあったため、配信情報i−8が予定通り配信されないまま無線端末12はエリアAからエリアBに移動した。
【0072】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、情報配信スプール35内において残りの配信情報i−4と配信情報i−8の格納位置を移動させる。このとき、配信情報i−4と配信情報i−8が、配信情報i−5、i−6、i−7の後回しに配信されるように格納される。
【0073】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を、情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−8、i−4となる。
【0074】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報の配信順序変更処理が完了すると、送信手段36に対して送信処理の開始を指示する。
【0075】
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0076】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0077】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32では、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0078】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32からi−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−3、i−4がi−7の後に配信されるように、情報配信スプール35内で配信情報i−3、i−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0079】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる。
【0080】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32には配信情報のサイズ(データ量)の閾値が予め設定されており、配信情報の並べ替えが行われた後、情報配信スプール35に格納されるデータ量がその閾値を超えたとき、情報配信管理手段32は、その分の配信情報を削除するよう制御する。例えば、無線端末12宛てには、i−5、i−6、i−7、i−3、i−4の配信情報が格納されるが、配信情報i−5からi−3までが上記閾値を基準とした許容データ量となるときは、情報配信管理手段32は、i−4の配信情報を削除する。
【0081】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理の開始を指示する。
【0082】
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0083】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0084】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してi−3までの情報配信動作を指示する。
【0085】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、配信情報i−4がi−7の後に配信されるように、情報配信スプール35内でi−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0086】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0087】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32には配信情報のサイズ(データ量)の閾値が予め設定されており、配信情報の並べ替えが行われた後、情報配信スプール35に格納されるデータ量がその閾値を超えたとき、情報配信管理手段32は、その分の配信情報を削除するよう制御する。例えば、無線端末12宛てには、i−5、i−6、i−7、i−4の配信情報が格納されるが、i−5からi−7までが上記閾値を下回るデータ許容量となるときは、情報配信管理手段32は、i−4の配信情報を削除する。
【0088】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0089】
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0090】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0091】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、エリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0092】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−3、i−4がi−7の後に配信されるように、情報配信スプール35内でi−3、i−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0093】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる。
【0094】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、情報配信スプール35に対する配信情報i−5、i−6、i−7、i−3、i−4の格納処理が完了すると、エリアA向けの配信情報i−3、i−4を削除するよう制御する。
【0095】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0096】
<第8の実施形態>
次に、本発明の第8の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0097】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0098】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して配信情報i−3までの情報配信動作を指示する。
【0099】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−4がi−7の後に配信されるようにi−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0100】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0101】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35に対する配信情報i−5、i−6、i−7、i−4の格納処理が完了すると、エリアA向けの配信情報i−4を削除するよう制御する。情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0102】
<第9の実施形態>
次に、本発明の第9の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0103】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0104】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。
【0105】
またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。
【0106】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−3、i−4がi−7の後に配信されるようにi−3、i−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0107】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる。
【0108】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35に対する配信情報i−5、i−6、i−7、i−3、i−4の格納処理が完了すると、別のネットワークを介して、エリアA向けの配信情報i−3、i−4を他の任意のホストが管理する領域(例えば、無線端末12所持者が別に契約するISPのメールサーバなど)に転送するよう制御する。
【0109】
情報配信管理手段32は、他の領域への転送処理が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0110】
<第10の実施形態>
次に、本発明の第10の実施形態における情報配信サーバ11について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0111】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12が存在するエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データ受信の動作から繰り返す。
【0112】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、配信情報i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出された配信情報i−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して配信情報i−3までの情報配信動作を指示する。
【0113】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−4がi−7の後に配信されるようにi−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0114】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0115】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、情報配信スプール35に対する配信情報i−5、i−6、i−7、i−4の格納処理が完了すると、エリアB向けの配信情報i−4を、別のネットワークを介して他の任意のホストが管理する領域(例えば、無線端末12所持者が別に契約するISPのメールサーバなど)に転送するよう制御する。
【0116】
情報配信管理手段32は、他の領域への転送処理が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0117】
<第11の実施形態>
次に、本発明の第11の実施形態における情報管理サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちのどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0118】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ11は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0119】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0120】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−3、i−4がi−7の後に配信されるように、情報配信スプール35内でi−3、i−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0121】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる。
【0122】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、過去に無線端末12に配信した全ての配信情報の識別子を記録している。エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7のうち、過去に配信済みの配信情報があるか否かを判断する。例えば、過去に配信情報i−6が配信済みであると、情報配信管理手段32は、情報配信スプール35の格納された配信情報i−5、i−6、i−7のうち配信情報i−6を削除するよう制御する。
【0123】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報i−6の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0124】
<第12の実施形態>
次に、本発明の第12の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0125】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0126】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアの変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して配信情報i−3までの情報配信動作を指示する。
【0127】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−4がi−7の後に配信されるようにi−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0128】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を、情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0129】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、過去に無線端末12に配信した全ての配信情報の識別子を記録している。エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7のうち、過去に配信済みの配信情報があるか否かを判断する。例えば、過去に配信情報i−6が配信済みであると、情報配信管理手段32は、情報配信スプール35の格納された配信情報i−5、i−6、i−7のうち配信情報i−6を削除するよう制御する。
【0130】
情報配信管理手段32は、情報配信スプール35での配信情報i−6の削除が完了すると、送信手段36に対して送信処理開始を指示する。
【0131】
<第13の実施形態>
次に、本発明の第13の実施形態における情報管理サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0132】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0133】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対してエリアA向けの情報配信動作の停止を指示する。
【0134】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−3、i−4がi−7の後に配信されるようにi−3、i−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0135】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−3、i−4となる。
【0136】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7とエリアA向けの配信情報i−3、i−4を情報配信スプール35に格納する前に、配信情報の並べ替え実行前の配信順序(i−3、i−4)と、配信情報の並べ替え実行後の配信順序(i−5、i−6、i−7、i−3、i−4)の配信順序を、送信手段36を介して無線端末12に送信するよう制御する。
【0137】
無線端末12所持者は、無線端末に表示された、配信情報の並べ替え実行前と並べ替え実行後の配信順序を参照して、配信情報の受信方法としていずれかの配信順序を選択し、無線端末12上でその旨を入力する。入力情報は無線端末12から情報配信サーバ11に送信され、情報配信サーバ11では、その入力情報により示される配信順序で情報を無線端末12に送信する。
【0138】
<第14の実施形態>
次に、本発明の第14の実施形態における情報配信サーバ11の動作について詳細に説明する。情報配信サーバ11が、位置管理サーバ13から無線端末12の座標データを受信すると、エリア算出手段31は、その座標データから、座標系で区切られた複数のエリアのうちどのエリアに無線端末12が存在するのかを算出する。
【0139】
エリア算出手段31は、算出したエリア情報を一定時間ごとに記録し、その記録結果から無線端末12のエリアが変化したことを検出すると、その検出結果を情報配信管理手段32に通知する。一方で、同記録結果から無線端末12のエリアに変化が検出されなければ、情報配信サーバ12は、上記座標データの受信動作から繰り返す。
【0140】
エリア算出手段31が無線端末12のエリアに変化を検出すると、情報配信管理手段32は、エリア算出手段31からその検出結果の通知を受け、エリアBでの情報配信の準備を開始する。この情報配信準備動作には、エリアBでの配信情報のサイズの算出動作が含まれており、情報配信管理手段32は、配信情報データベース33にエリアB向けの配信情報として格納される、i−5、i−6、i−7のサイズを算出する。情報配信管理手段32で算出されたi−5、i−6、i−7のサイズは、情報配信管理手段32から配信順序変更手段34に通知される。またそれと同時に、情報配信管理手段32は、送信手段36に対して配信情報i−3までの情報配信を指示する。
【0141】
配信順序変更手段34は、情報配信管理手段32から配信情報i−5、i−6、i−7のサイズが通知されると、残りの配信情報i−4がi−7の後に配信されるようにi−4の格納位置を移動させる。この配信情報の移動が完了すると、配信順序変更手段34は、その旨を情報配信管理手段32に通知する。
【0142】
情報配信管理手段32は、配信順序変更手段34から配信情報の移動完了通知を受けると、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7を情報配信スプール35の情報格納領域の先頭から順次格納する。このとき、情報配信スプール35では、配信情報の格納順序が先頭からi−5、i−6、i−7、i−4となる。
【0143】
ここで、本実施形態では、情報配信管理手段32は、エリアB向けの配信情報i−5、i−6、i−7とエリアA向けの配信情報i−4を情報配信スプール35に格納する前に、配信情報の並べ替え実行前の配信順序(i−4)と、配信情報の並べ替え実行後の配信順序(i−5、i−6、i−7、i−4)の配信順序を、送信手段36を介して無線端末12に送信するよう制御する。
【0144】
無線端末12所持者は、無線端末に表示された、配信情報の並べ替え実行前と並べ替え実行後の配信順序を参照して、配信情報の受信方法としていずれかの配信順序を選択し、無線端末12上でその旨を入力する。入力情報は無線端末12から情報配信サーバ11に送信され、情報配信サーバ11では、その入力情報により示される配信順序で情報を無線端末12に送信する。
【0145】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、情報管理サーバに情報配信スプールを各無線端末ごとに用意し、無線端末のエリア移動をきっかけに情報配信スプールの配信情報の格納位置を操作することで、前のエリアで未配信となった情報と、後のエリアに割り当てられた情報の配信順序を並べ替え、無線端末のエリア移動時に生じる情報配信タイミングのズレを解消することができる。
【0146】
また、本発明によれば、無線端末のエリア移動をきっかけに情報配信スプールの配信情報の格納位置を操作することで、時刻など予め設定された条件で配信されるべき情報と、前のエリアで未配信となった情報との配信順序を並べ替え、配信条件が付された情報は、できるだけその条件に従って配信させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線端末の位置に応じた情報配信方式を実現するシステムの一例を示したシステム構成図である。
【図2】 無線端末の配信情報が各エリアごとに割り当てられていることを示した概念図である。
【図3】 本発明の実施形態における情報配信サーバの概略構成を示したブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態における情報配信サーバの動作の流れを示したフローチャートである。
【図5】 情報配信スプールの状態を概念的に示した第1の情報配信スプール概念図である。
【図6】 情報配信スプールの状態を概念的に示した第2の情報配信スプール概念図である。
【符号の説明】
11 情報配信サーバ
12 無線端末
13 位置管理サーバ
31 エリア算出手段
32 情報配信管理手段
33 配信情報データベース
34 配信順序変更手段
35 情報配信スプール
36 送信手段

Claims (21)

  1. 無線端末が複数のエリア内のどのエリアに属しているかを示すエリア情報を検出する位置管理サーバと、該位置管理サーバによる検出結果から前記無線端末が属するエリアを特定し、該特定されたエリアに関連したエリア毎に異なる配信情報を配信する情報配信サーバにおいて、
    前記エリア毎に関連した配信情報を記憶した配信情報データベースと、
    情報配信の対象となる前記無線端末ごとに備えられ、各無線端末宛の配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールと、
    前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更する配信順序変更手段と、
    前記配信情報データベースから前記配信情報を読み出し、前記情報配信スプール内に前記配信情報を格納する情報配信管理手段と、
    前記情報配信スプールに格納される配信情報を前記無線端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアという)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したときに、前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を前記移動先エリアで配信するために、前記情報管理手段によって移動先エリアに関連した配信情報を前記配信情報データベースから読み出し前記情報配信スプールに格納するとともに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする情報配信サーバ。
  2. 前記情報配信サーバは、さらに、各無線端末の属するエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバから前記無線端末が属しているエリア情報を受信し、前記エリア情報から前記無線端末のエリア間の移動を検出するエリア算出手段を有し、
    前記情報配信管理手段は、
    前記エリア算出手段が前記無線端末のエリア間の移動を検出すると、前記送信手段に対して、移動元エリアにおける前記第1の未配信情報の配信を停止すると共に、前記第1の未配信情報を前記移動先エリアで配信するために、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする請求項1記載の情報配信サーバ。
  3. 前記情報配信管理手段は、
    前記送信手段に対して、前記無線端末が移動元エリアに属している時点では前記情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、前記エリア算出手段によって前記無線端末のエリア間の移動が検出されると、前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報の前記移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする請求項1記載の情報配信サーバ。
  4. 前記情報配信スプール内に、所定の時刻になると前記無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、
    前記配信順序変更手段が、
    前記移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信サーバ。
  5. 前記情報配信管理手段には、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、
    前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた場合には、前記閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信サーバ。
  6. 前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末のエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後に、前記情報配信スプール内から前記第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信サーバ。
  7. 前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末に対して過去に前記送信手段から配信したすべての配信情報について記憶しており、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段が前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後、前記移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、既に配信済みの配信情報があるときは、その配信情報を前記情報配信スプール内から削除することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信サーバ。
  8. 少なくとも1つの無線端末と、各無線端末が属しているエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバと、該位置管理サーバが検出したエリア情報から、各無線端末が属しているエリアに関連する情報を配信する情報配信サーバとを有する情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    前記エリア毎に関連した配信情報を記憶した配信情報データベースと、
    情報配信の対象となる前記無線端末ごとに備えられ、各無線端末宛の配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールと、
    前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更する配信順序変更手段と、
    前記配信情報データベースから前記配信情報を読み出し、前記情報配信スプール内に前記配信情報を格納する情報配信管理手段と、
    前記情報配信スプールに格納されている配信情報を前記無線端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記位置管理サーバが、前記無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアとう)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したという判断をすると、前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を前記移動先エリアで配信するために、前記情報管理手段によって移動先エリアに関連した配信情報を前記配信情報データベースから読み出し前記情報配信スプールに格納するとともに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする情報配信システム。
  9. 前記情報配信サーバは、さらに、各無線端末の位置するエリアを示すエリア情報を検出する位置管理サーバから前記無線端末が属しているエリア情報を受信し、前記エリア情報から前記無線端末のエリア間の移動を検出するエリア算出手段を有し、
    前記情報配信管理手段は、
    前記エリア算出手段が前記無線端末のエリア間の移動を検出すると、前記送信手段に対して、移動元エリアにおける前記第1の未配信情報の配信を停止すると共に、前記第1の未配信情報を前記移動先エリアで配信するために、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする請求項8記載の情報配信システム。
  10. 前記情報配信管理手段は、
    前記送信手段に対して、前記無線端末が移動元エリアに属している時点では前記情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、前記エリア算出手段によって前記無線端末のエリア間の移動が検出されると、前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配 信スプール内に残っている第1の未配信情報の前記移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする請求項9記載の情報配信システム。
  11. 前記情報配信スプール内に、所定の時刻になると前記無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、
    前記配信順序変更手段が
    前記移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  12. 前記情報配信管理手段には、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、
    前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた場合には、前記閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  13. 前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末のエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段によって前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後に、前記情報配信スプール内から前記第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  14. 前記情報配信管理手段は、
    前記無線端末に対して過去に前記送信手段から配信した全ての配信情報について記憶しており、前記無線端末がエリア間の移動を行ったときに、前記配信順序変更手段が前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更した後、前記移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、既に配信済みの配信情報があるときは、その配信情報を前記情報配信スプール内から削除することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  15. 位置管理サーバで各無線端末が複数のエリアのどのエリアに属しているかを示すエリア情報を検出し、エリア毎に関連した配信情報を配信する順序で格納している情報配信スプールを有する情報配信サーバが、各無線端末に対して属しているエリアに関連した配信情報を配信する情報配信方法において、
    前記位置管理サーバが、前記無線端末が移動する前のエリア(以下、移動元エリアという)から他のエリア(以下、移動先エリアという)へ移動したことを検出した場合に、
    前記検出結果から前記情報配信サーバは、
    前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報を、前記移動先エリアで配信するために、配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更し、
    前記情報配信サーバから前記無線端末へ変更された配信順序で配信情報を配信することを特徴とする情報配信方法。
  16. 前記情報配信サーバは、さらに、前記位置管理サーバが前記無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、
    前記移動元エリアにおける前記第1の未配信情報の配信を停止させ、
    前記第1の未配信情報を前記移動先エリアで配信するために、前記情報配信スプール内に格納されている移動先エリアに関連した配信情報と第1の未配信情報との配信順序を移動先エリアに関連した配信情報、第1の未配信情報の順序で配信するように配信順序を変更することを特徴とする請求項15記載の情報配信方法。
  17. 前記情報配信サーバは、
    前記無線端末が前記移動元エリアの属している時点では前記情報配信スプール内に格納されている配信情報を配信し、
    前記位置管理サーバによって前記無線端末のエリア間の移動が検出した場合に、
    前記移動元エリアで配信されるはずだった情報配信スプール内に残っている第1の未配信情報の前記移動元エリアでの配信を停止させることを特徴とする請求項15記載の情報配信方法。
  18. 前記情報配信スプール内に、所定の時刻になると前記無線端末へ配信される予定の第2の未配信情報が含まれているとき、
    前記移動先エリアに関連した配信情報、第2の未配信情報、第1の未配信情報の順に格納位置を移動させることを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の情報配信方法。
  19. 前記情報配信サーバには、所定のデータ量を示す閾値が予め設定されており、
    前記位置管理サーバが前記無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、
    前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた否かを判断し、
    前記情報配信スプール内の配信情報のデータ量が前記閾値を越えた場合には、
    前記閾値を超えた分の配信情報を削除することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の情報配信方法。
  20. 前記情報配信サーバは、
    前記位置管理サーバが前記無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、
    前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、
    前記情報配信スプール内から前記第1、第2の未配信情報を削除することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の情報配信方法。
  21. 前記情報配信サーバは、
    前記無線端末に対して過去に配信した全ての配信情報について記憶しており、前記位置管理サーバが前記無線端末のエリア間の移動を検出した場合に、
    前記情報配信スプール内に格納されている配信情報の配信順序を変更し、
    前記移動先エリアに関連した配信情報の中に既に配信済みの配信情報があるか否かを判断し、
    既に配信済みの配信情報があると判断した場合には、
    前記配信済みの配信情報を前記情報配信スプール内から削除することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の情報配信方法。
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