JPWO2004051898A1 - 回線フォーマット設定方法及びそれを用いた通信装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出し、接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定することにより、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
Description
本発明は、回線フォーマット設定方法及びそれを用いた通信装置に関し、特に、リングネットワークにおける回線フォーマット設定方法及びそれを用いた通信装置に関する。
近年、通信サービス業への参入業者の拡大及び各種サービスの多様化の要求に伴い、通信回線保有業者が通信回線非保有業者に対し回線を提供することが多く見られるようになっている。その際、回線保有業者が提供する回線を最初に指定するだけで、その後、介在することなしに主信号の回線フォーマットを自動認識し、フォーマットの自動設定を行う回線(STSバンドル回線)の提供への要求が高まっている。
さらに、ネットワークのプロテクション構成として現在はUPSR(Unidirectional Path Switched Ring:単方向パス切り替えリング)等のリングネットワーク構成が主流となっており、STSバンドル回線のUPSRネットワークへの適用の要求が高まっている。
以下に、SONET(Synchronous Optical Network)における通信回線OC−48(Optical Carrier−48)ラインを例にとって機能説明する。OC−48ラインの場合、STSバンドル回線はSTS−48cを1回線、STS−12cを4回線、STS−3cを18回線、或いはSTS−12cとSTS−3cを組み合わせて設定することが可能である。
STSバンドル回線は、双方向で違うフォーマット設定となることは許していない。つまり、一方のラインS1−1から他方のラインS2−1はSTS−1フォーマットを設定する場合には、ラインS2−1からラインS1−1はSTS−1フォーマットを設定することだけが許可され、STS−3cフォーマットを設定することは許可されない。故に、どちらか一方のラインからのコンカチネーション情報を優先的に選択しフォーマット設定を行う必要がある。
ここで、コンカチネーション情報とは回線フォーマットの情報である。例えばOC−48の場合は、STS−1,STS−3c,STS−12c,STS−48cをフォーマットに持つ。そこで、STSバンドル回線ではコンカチネーション情報の受信ラインの優先設定(コンフィグ設定)を持っており、コンフィグ設定されたラインからのコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定が優先的に実行される。
図1は従来のSTSバンドル機能を持つ通信装置の一例の構成図、図2は図1内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図1において、通信装置10のコンカチネーション検出部12A,12BにてラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号のSOH(Section OverHead)内ポインタからコンカチネーション情報の検出を行って、検出結果をCPU14に通知する。
また、ラインアラーム検出部16A,16Bにおいて、LOS(Loss Of Signal),LOF(Loss Of Frame),AIS−L(Alarm Indication Signal−Line)等の各ラインアラームの検出を行い、結果をCPUに通知する。クロスコネクト部18A,18BそれぞれはCPU14よりフォーマット設定実行命令を受けたら、フォーマット設定を実行する。
図2において、CPU14内のソフトウエア処理として、コンカチネーション情報受信ライン判定部20では、ラインS1−1,S2−1それぞれのラインアラーム状態を比較し、セレクタ22により回線品質の高い方のラインよりコンカチネーション情報を選択する。もし、両ラインにてラインアラームなし、或いは両ラインにてラインアラームありの場合は、コンフィグ設定されているライン(例えばS1−1)のコンカチネーション情報を選択する。
フォーマット設定実行処理部24は、選択されたコンカチネーション情報を基にフォーマット設定実行命令を図1のクロスコネクト部18A,18Bに対し送出する。
しかし、このようにラインアラーム状態を比較してコンカチネーション情報の受信ラインを選択する従来装置では、STSバンドル回線をUPSRネットワークに適用した場合に以下の問題が発生する。
図3は、STSバンドル回線を適用したUPSRネットワークの構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。ここで、ノードA及びノードCのようにパススイッチを実行しているノードにおいて、ラインS3−1はラインS1−1及びS2−1間でSTSバンドル回線設定が行われる。
この場合、コンフィグ設定をUPSRネットワーク側のラインS1−1,S2−1に設定した場合は、ラインS1−1とS2−1の間でも優先順位をつける必要があり、パススイッチのディフォルト側が優先順位を持つ。
ここで、ノードAのラインS3−1より入力される信号がSTS−1からSTS−3cに変化した場合、ネットワーク内に障害が発生していないときは、全てのノードにて正常にフォーマット変更を行うことができる。
しかし、ノードA,B間のラインにて障害が発生しているケースにおいては以下の動作となる。ノードA,ノードDでは正常にフォーマットが変更される。ノードBではラインS1−1においてラインアラームが発生しているためコンカチネーション情報の受信ラインはラインS2−1に切り替わる。そのため、フォーマットの変更はノードCのフォーマットが変更されるまで変更できない。ノードCでは、ラインS1−1の全てのパスでAIS−P(Alarm indication signal−Path)が発生するが、ラインアラームは発生していないため、コンカチネーション情報の受信ラインはS1−1のままであり、回線フォーマットの変更ができない。故に、ノードB及びノードCにおいてはフォーマットの変更ができず、ネットワーク内でフォーマット設定のミスマッチが発生し、主信号が断となってしまうという問題があった。
また、STSバンドル回線内のパスでLOP−P(Loss of pointer−path)が発生している場合は、正常なコンカチネーション情報の検出ができないため、フォーマット設定を行うことができず、或いは、誤ったフォーマット設定を行ってしまうといった危険性があるという問題があった。
さらに、ネットワークのプロテクション構成として現在はUPSR(Unidirectional Path Switched Ring:単方向パス切り替えリング)等のリングネットワーク構成が主流となっており、STSバンドル回線のUPSRネットワークへの適用の要求が高まっている。
以下に、SONET(Synchronous Optical Network)における通信回線OC−48(Optical Carrier−48)ラインを例にとって機能説明する。OC−48ラインの場合、STSバンドル回線はSTS−48cを1回線、STS−12cを4回線、STS−3cを18回線、或いはSTS−12cとSTS−3cを組み合わせて設定することが可能である。
STSバンドル回線は、双方向で違うフォーマット設定となることは許していない。つまり、一方のラインS1−1から他方のラインS2−1はSTS−1フォーマットを設定する場合には、ラインS2−1からラインS1−1はSTS−1フォーマットを設定することだけが許可され、STS−3cフォーマットを設定することは許可されない。故に、どちらか一方のラインからのコンカチネーション情報を優先的に選択しフォーマット設定を行う必要がある。
ここで、コンカチネーション情報とは回線フォーマットの情報である。例えばOC−48の場合は、STS−1,STS−3c,STS−12c,STS−48cをフォーマットに持つ。そこで、STSバンドル回線ではコンカチネーション情報の受信ラインの優先設定(コンフィグ設定)を持っており、コンフィグ設定されたラインからのコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定が優先的に実行される。
図1は従来のSTSバンドル機能を持つ通信装置の一例の構成図、図2は図1内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図1において、通信装置10のコンカチネーション検出部12A,12BにてラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号のSOH(Section OverHead)内ポインタからコンカチネーション情報の検出を行って、検出結果をCPU14に通知する。
また、ラインアラーム検出部16A,16Bにおいて、LOS(Loss Of Signal),LOF(Loss Of Frame),AIS−L(Alarm Indication Signal−Line)等の各ラインアラームの検出を行い、結果をCPUに通知する。クロスコネクト部18A,18BそれぞれはCPU14よりフォーマット設定実行命令を受けたら、フォーマット設定を実行する。
図2において、CPU14内のソフトウエア処理として、コンカチネーション情報受信ライン判定部20では、ラインS1−1,S2−1それぞれのラインアラーム状態を比較し、セレクタ22により回線品質の高い方のラインよりコンカチネーション情報を選択する。もし、両ラインにてラインアラームなし、或いは両ラインにてラインアラームありの場合は、コンフィグ設定されているライン(例えばS1−1)のコンカチネーション情報を選択する。
フォーマット設定実行処理部24は、選択されたコンカチネーション情報を基にフォーマット設定実行命令を図1のクロスコネクト部18A,18Bに対し送出する。
しかし、このようにラインアラーム状態を比較してコンカチネーション情報の受信ラインを選択する従来装置では、STSバンドル回線をUPSRネットワークに適用した場合に以下の問題が発生する。
図3は、STSバンドル回線を適用したUPSRネットワークの構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。ここで、ノードA及びノードCのようにパススイッチを実行しているノードにおいて、ラインS3−1はラインS1−1及びS2−1間でSTSバンドル回線設定が行われる。
この場合、コンフィグ設定をUPSRネットワーク側のラインS1−1,S2−1に設定した場合は、ラインS1−1とS2−1の間でも優先順位をつける必要があり、パススイッチのディフォルト側が優先順位を持つ。
ここで、ノードAのラインS3−1より入力される信号がSTS−1からSTS−3cに変化した場合、ネットワーク内に障害が発生していないときは、全てのノードにて正常にフォーマット変更を行うことができる。
しかし、ノードA,B間のラインにて障害が発生しているケースにおいては以下の動作となる。ノードA,ノードDでは正常にフォーマットが変更される。ノードBではラインS1−1においてラインアラームが発生しているためコンカチネーション情報の受信ラインはラインS2−1に切り替わる。そのため、フォーマットの変更はノードCのフォーマットが変更されるまで変更できない。ノードCでは、ラインS1−1の全てのパスでAIS−P(Alarm indication signal−Path)が発生するが、ラインアラームは発生していないため、コンカチネーション情報の受信ラインはS1−1のままであり、回線フォーマットの変更ができない。故に、ノードB及びノードCにおいてはフォーマットの変更ができず、ネットワーク内でフォーマット設定のミスマッチが発生し、主信号が断となってしまうという問題があった。
また、STSバンドル回線内のパスでLOP−P(Loss of pointer−path)が発生している場合は、正常なコンカチネーション情報の検出ができないため、フォーマット設定を行うことができず、或いは、誤ったフォーマット設定を行ってしまうといった危険性があるという問題があった。
本発明は、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる回線フォーマット設定方法及びそれを用いた通信装置を提供することを総括的な目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出し、接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定するよう構成される。
このような回線フォーマット設定方法によれば、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
この目的を達成するため、本発明は、リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出し、接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定するよう構成される。
このような回線フォーマット設定方法によれば、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
図1は、従来のSTSバンドル機能を持つ通信装置の一例の構成図である。
図2は、図1内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図3は、STSバンドル回線を適用したUPSRネットワークの構成図である。
図4は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第1実施例の構成図である。
図5は、図4内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図6は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第2実施例の構成図である。
図7は、図6内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図8は、UPSRネットワークに使用するスロットが固定されている場合の本発明を適用した装置の第3実施例の構成図である。
図9は、UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合の本発明を適用した装置の第4実施例の構成図である。
図10は、リング相手ライン情報認識回路部の一実施例の構成図である。
図11は、リング相手チャンネル情報の自動検出を説明するためのタイミングチャートである。
図12は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第5実施例の構成図である。
図13は、図12内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図14は、第5実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図である。
図15は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第6実施例の構成図である。
図16は、図15内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図17は、第6実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図である。
図2は、図1内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図3は、STSバンドル回線を適用したUPSRネットワークの構成図である。
図4は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第1実施例の構成図である。
図5は、図4内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図6は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第2実施例の構成図である。
図7は、図6内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図8は、UPSRネットワークに使用するスロットが固定されている場合の本発明を適用した装置の第3実施例の構成図である。
図9は、UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合の本発明を適用した装置の第4実施例の構成図である。
図10は、リング相手ライン情報認識回路部の一実施例の構成図である。
図11は、リング相手チャンネル情報の自動検出を説明するためのタイミングチャートである。
図12は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第5実施例の構成図である。
図13は、図12内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図14は、第5実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図である。
図15は、本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第6実施例の構成図である。
図16は、図15内のソフトウエア処理機能の構成図である。
図17は、第6実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図4は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第1実施例の構成図、図5は図4内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。
図4において、コンカチネーション検出部32A,32Bは、ラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号におけるSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU34に通知する。
ラインアラーム検出部36A,36Bは、ラインS1−1,S2−1それぞれの各ラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、ラインアラーム検出時はライン内の全パスにAIS−P(Alarm Indication Signal−Path)を挿入する。
AIS−P検出部38A,38Bは各ラインのAIS−Pの検出を行い、その検出結果をCPU34に通知する。クロスコネクト部40はCPU34からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
図5において、コンカチネーション情報受信ライン判定部42は、両ラインS1−1,S2−1のSTSバンドル内のAIS−Pを利用してコンカチネーション情報を受信するラインの判定を行い、セレクタ(SEL)46の切り替えを行う。
ラインS1−1のSTSバンドルの全パスのAIS−Pはアンド回路43Aで論理積をとられ、ラインS2−1のSTSバンドルの全パスのAIS−Pはアンド回路43Bで論理積をとられてコンカチネーション情報受信ライン判定部44に供給される。コンカチネーション情報受信ライン判定部44はSTSバンドル内の全てのパスでAIS−Pが発生している時にコンカチネーション情報の受信ラインの切り替えを行い、STSバンドル内のパスが1パスでもAIS−Pでなかった場合は切り替えを行わない。両ラインの全パスがAIS−Pの場合、または、両ラインの全パスがAIS−Pでない場合は、コンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部40に通知する。
本実施例では、STSバンドル内の全パスのAIS−P情報を使用してコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、従来のラインアラーム比較によるコンカチネーション情報の受信ラインの選択では救済できなかった図3に示すノードA,B間のラインにて障害が発生しているケースにおいても、ノードCはS1−1のSTSバンドル内の全パスがAIS−Pとなるため、コンカチネーション情報の受信ラインはラインS2−1に切り替えることが可能となり、障害発生時のUPSRネットワークにおいても正確な回線フォーマットの自動設定を行うことが可能となる。
図6は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第2実施例の構成図、図7は図6内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図6及び図7において、図4及び図5と同一部分には同一符号を付す。
図6において、ラインアラーム検出部36A,36Bは、ラインS1−1,S2−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、ラインアラーム検出時にはライン内の全パスにAIS−Pを挿入する。AIS−P検出部38A,38BはAIS−Pの検出を行い、その検出結果をCPU34に通知する。
PTR処理部50A,50B内のコンカチネーション検出部32A,32BはラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、LOP−P検出部51A,51BはH1,H2バイトのLOP−P情報を検出し、それぞれの検出結果をCPU34に通知する。クロスコネクト部40はCPU34からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
図7において、コンカチネーション情報受信ライン判定部52では、アンド回路53A、53BでラインS1−1,S2−1それぞれにおけるSTSバンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路54A,54Bで各STSバンドル内のLOP−Pの論理和を求め、オア回路54A,54Bで上記論理積と論理和との論理和をとってコンカチネーション情報受信ライン判定部56に供給する。コンカチネーション情報受信ライン判定部56では、この情報を使用してコンカチネーション情報受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。
STSバンドル内のいずれかのパスでLOP−Pのアラームが発生するか、全パスでAIS−Pのアラームが発生したときは、アラーム発生なしのラインよりコンカチネーション情報を選択する。両ラインともアラームなし、または両ラインともアラームありの場合はコンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
状態継続監視タイマ57は、アラーム状態の継続を監視するものであり、アラームが発生したのをトリガにタイマをスタートし、タイマ期間中にアラームがクリアされた場合はタイマをリスタートする。タイマ期間終了までアラームがクリアされなかった場合は、判定結果に従いセレクタ46の切り替えを行う。監視時間はタイマ時間設定によって変更可能である。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部40に通知する。
本実施例では、STSバンドル内のLOP−P情報を使用してコンカチネーション情報の受信ライン判定を行うことによって、LOP−P発生時の不完全なフォーマット設定を防止することが可能となる。
また、コンカチネーション情報選択ライン判定結果を状態継続監視タイマ57にて監視することにより、回線フォーマット設定変更時に発生するLOP−Pを除き、障害によるLOP−Pによってのみコンカチネーション情報選択ラインの切り替えを行うことが可能となる。これにより正確な回線フォーマットの自動設定を行うことができる。
ところで、コンカチネーション情報受信ライン判定及びフォーマット設定をハードウエアにて行うことも可能である。図8は、UPSRネットワークに使用するスロットが固定されている場合の本発明を適用した装置の第3実施例の構成図を示す。なお、図8はアド・ドロップを行う構成を示している。
図8において、アンド回路60A〜60Cで、自ライン(例えばラインS1−1),リング相手ライン(例えばラインS2−1),クロスコネクト先ライン(例えばラインS3−1)それぞれにおけるSTSバンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路61A〜61Cで各STSバンドル内のLOP−Pの論理和を求め、オア回路62A〜62Cで上記論理積と論理和との論理和をとってアラーム情報としてALM比較部63に供給する。
ALM比較部63は、パス毎に、自ライン、リング相手ライン、及びクロスコネクト先ラインそれぞれのアラーム情報よりコンカチネーション情報の受信ラインを判定しセレクタ制御部64に通知する。ここでは、STSバンドル内のいずれかのパスでLOP−Pのアラームが発生するか、全パスでAIS−Pのアラームが発生したときは、アラーム発生なしのラインよりコンカチネーション情報を選択する。全ラインにアラームなし、または全ラインにアラームありの場合はコンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
タイマ部65は、アラーム発生をトリガにタイマをスタートし、タイマ期間中にアラームがクリアされた場合はタイマを止める。タイマ期間中アラームが続いた場合は、セレクタ制御部64の出力を有効とし、セレクタ制御部64はそれを受けて、パス毎に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するセレクタ66の切り替えを実行する。
フォーマット設定部67は、セレクタ66にて選択されたパス毎のコンカチネーション情報に従って図示しないクロスコネクト部におけるフォーマット設定を行う。また、セレクタ66にて選択されたパス毎のコンカチネーション情報はハードレジスタ68に格納される。ソフトウエアはハードレジスタ68の情報を受け、ハードウエアがフォーマット設定の変更を行ったことを認識することができる。
本実施例では、スロット固定のUPSRネットワーク対応装置においてコンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えをハードウエアにて実現する構成を提供することにより、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図9は、UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合の本発明を適用した装置の第4実施例の構成図を示す。この図9に示す装置構成はパス単位に設けられている。
UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合、UPSRのリング相手ラインを最初にハードレジスタ71に設定する必要がある。セレクタ70A,70B,70Cそれぞれは、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ライン情報を基に、全パスのコンカチネーション情報からリング相手ラインのコンカチネーション情報を選択する。
セレクタ72A,72B,72Cそれぞれは、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ライン情報を基に、全パスのアラーム情報からリング相手ライン内のパスアラーム情報を選択する。なお、各パスのアラーム情報は、アンド回路77で各バンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路78で各バンドル内の全パスのLOP−Pの論理和を求め、オア回路79で上記論理積と論理和との論理和をとることで得られる。
セレクタ制御部74A,74B,74Cは、自パスのアラーム情報、セレクタ76A,76B,76Cにて選択されたリング相手ライン内のパスアラーム情報、クロスコネクトされてきたクロスコネクト先パスのアラーム情報、及びコンフィグ設定情報より、コンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ72A,72B,72Cの切り替えを実行する。
そして、セレクタ72A,72B,72Cにて選択されたコンカチネーション情報を基に、自パスのフォーマット設定を実行し、ハードレジスタ71に通知を行う。
ところで、UPSRドロップ側のラインについての装置構成では、リング相手ラインを持たないため、セレクタ76A,76B,76Cそれぞれはハイレベル出力(アラームあり)となり、セレクタ制御部74A,74B,74Cは、自パスのアラーム情報、クロスコネクトされてきたクロスコネクト先パスのアラーム情報、及びコンフィグ設定情報より、コンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、この判定結果でセレクタ72A,72B,72Cの切り替えを行う。なお、ドロップ側パスはクロスコネクト先パスが2つ存在するため、アンド回路80で2つのパスのアラーム情報の論理積を取ったものがクロスコネクト先パスのアラーム情報として使用される。
この際、ドロップ側パスのセレクタ72Cでは、自パスのコンカチネーション情報と、クロスコネクト先の2つのパスのコンカチネーション情報をパススイッチ(PSW)81でスイッチングしたコンカチネーション情報のいずれか一方が選択される。
本実施例では、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ラインのパスアラーム情報と、クロスコネクトされたラインのパスアラーム情報、及びコンフィグ設定情報を使用して、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えを実行することにより、UPSRに使用するスロットが特定されていない装置においても、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えをハードウエアにて実現することが可能となり、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図10は、リング相手ライン情報認識回路部の一実施例の構成図を示す。同図中、ACME90及びACMW92は、各パスにクロスコネクトされるスロット及びパス番号情報をもったメモリである。ACME90はUPSRのイースト側パス、ACMW92はUPSRのウエスト側パスに対応している。ACM情報は、各パスのイースト、ウエストの情報が同じタイミングでパススイッチ(PSW)94に対しシリアルデータ転送される。パススイッチ94は、いずれか一方の情報を選択し、その情報を基にクロスコネクト部73(図9に示すクロスコネクト部と同一)は回線設定を行う。これは従来のUPSR対応クロスコネクト装置が持っている構成である。
本発明では、このACM情報より、リング相手ライン情報をハードウエアにて自動検出する。図11に示すタイミングチャートは、イーストスロット1、ウエストスロット2、及びドロップスロット3の場合のスロット1パス1のリング相手先を検出する例を示している。
比較部(COMPE)97及び比較部(COMPW)98は、自スロット及びパス番号(スロット1、パス1)をACME90及びACMW92の情報と比較し、一致した場合はトリガパルスを生成する。フリップフロップ99にはACME情報と比較部98出力の論理積と、ACMW情報と比較部97出力の論理積との論理和がハードレジスタとしてのフリップフロップ99に入力され、前記トリガパルスにてラッチされる。このフリップフロップ99の格納情報が、図9に示したセレクタ70A〜70C及び76A〜76にリング相手ライン情報として供給される。
ここで、スロット1パス1は、スロット3パス1のACME90に設定されているため、ACMW92に設定されているスロット2パス1がリング相手ライン情報として出力される。
本実施例により、図9ではハードレジスタ71に予め設定されたリング相手ライン情報を、ハードウエアでACM情報から自動検出することが可能となる。これにより、全パス分のリング相手ライン情報の設定が不要となり、ハードレジスタの規模を削減することが可能となる。
また、従来のクロスコネクト設定を最初に行うだけで、STSバンドル機能をハードウエアにて実現することができ、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図12は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第5実施例の構成図、図13は図12内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図12及び図13において、図6及び図7と同一部分には同一符号を付す。
図12において、コンカチネーション検出部32AはラインS1−1の入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU100に通知する。ラインアラーム検出部36Aは、ラインS1−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、その検出結果をCPU100に通知する。
POH検出部102は、ラインS1−1の入力信号のPOH(Paht OverHead)の例えばG1バイトよりリモートラインアラーム情報を抽出し、CPU100に通知する。ここで、POHは終端されずそのまま次ノードに送出する。クロスコネクト部104はCPU100からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
POH挿入部106は、CPU100よりリモートラインアラームの通知を受けたら、リモートラインアラーム情報をラインS2−1の出力信号のPOHのG1バイトに挿入する。これと同一構成をラインS2−1からラインS1−1への向きに対しても同様に、双方向に持つ。
図13において、アンド回路105はラインS1−1の各ラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積をとり、アンド回路106はラインS2−1の各ラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積をとってPOH処理部107に供給する。
POH処理部107は、ラインS1−1のラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積がハイレベルのときラインS2−1に対するリモートラインアラーム情報を生成してクロスコネクトされている先のパスのPOH挿入部106に通知し、ラインS2−1のラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積がハイレベルのときラインS1−1に対するリモートラインアラーム情報を生成してクロスコネクトされている先のパスのPOH挿入部に通知する。
コンカチネーション情報受信ライン判定部108は、POH検出部102等からの両ラインS1−1,S2−1のリモートラインアラーム情報、アンド回路105,106からの各ラインアラームの論理積、コンフィグ設定情報よりコンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。
ここでは、一方のラインでリモートラインアラーム、または、ラインアラームが発生した場合は、アラームの発生していないラインよりコンカチネーション情報を受信する。両ラインにおいてリモートラインアラーム、または、ラインアラームが発生した場合、及び両ラインアラームなしの場合はコンフィグ設定ラインを優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部104等に通知する。
図14は、上記第5実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。また、図中の丸付き数字は、ステップ番号と対応する。
(1)ノードA,B間のラインにて障害が発生する。
(2)ノードBのラインS1−1にラインアラームLOSが発生する。
(3)ラインS1−1にてラインアラームを検出したノードBは、ラインアラーム情報をラインS2−1のSTSバンドル内のPOHを使用して送出する。
(4)ノードCは、ラインS1−1方向からのPOHのラインアラーム情報により、コンカチネーション情報受信ラインをコンフィグ設定されているラインS1−1からラインS2−1に切り替え、その情報を基にフォーマット変更を行う。
(5)ノードCは、ラインアラーム情報をラインS3−1のSTSバンドル内のPOHに載せて送信する。
図15は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第6実施例の構成図、図16は図15内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図15及び図16において、図12及び図13と同一部分には同一符号を付す。
図15において、コンカチネーション検出部32AはラインS1−1の入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU110に通知する。ラインアラーム検出部36Aは、ラインS1−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、その検出結果をCPU110に通知する。
POH検出部112は、ラインS1−1の入力信号のPOHの例えばG1バイトよりコンカチネーション変化情報を抽出しCPU110に通知する。ここで、POHは終端されずそのまま次ノードへ送出する。クロスコネクト部114は、CPU110よりフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を行う。
POH挿入部116は、CPU110よりコンカチネーション変化情報の通知を受けたら、コンカチネーション変化情報をPOHのG1バイトに挿入する。これと同一構成をラインS2−1からラインS1−1への向きに対しても同様に、双方向に持つ。
図16において、コンカチネーション情報受信ライン判定部117は、両ラインのコンカチネーション変化情報、ラインアラーム、コンフィグ設定情報よりコンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。この場合、コンカチネーション変化情報を受けたラインより優先的コンカチネーション情報を受信する。但し、両ラインよりコンカチネーション変化情報を受けた場合は、コンフィグ設定ラインを優先する。
ラインアラームが発生した場合、コンカチネーション情報受信ライン判定部117は、アラームの発生していないラインよりコンカチネーション情報を受信する。両ラインにおいてラインアラームが発生した場合、及び両ラインアラームなしの場合はコンフィグ設定ラインを優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部116に通知するともに、フォーマット設定の変更があったSTSバンドル内のパスのPOH挿入部116にコンカチネーション変化情報の通知を行う。
図17は、上記第6実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。また、図中の丸付き数字は、ステップ番号と対応する。
(1)ノードA,B間のラインにて障害が発生する。
(2)ノードAのライン3−1の入力信号フォーマットがSTS−1からSTS−3cに変化する。
(3)ノードAは自ノードの回線フォーマット変更を行い、STSバンドル内でコンカチネーション情報に変化があったことを表すコンカチネーション変化情報をラインS1−1,S2−1のSTSバンドル内のPOHに載せて送信する。
(4)ノードDは、コンフィグ設定がもともとラインS2−1であるため、そのままラインS2−1のコンカチネーション情報よりフォーマット変更を行い、POHのコンカチネーション変化情報を上書きしてラインS1−1に送信する。
(5)ノードCは、ラインS2−1よりコンカチネーション変化情報を受信するため、コンカチネーション情報の受信ラインをラインS2−1に切り替え、そのコンカチネーション情報を基にフォーマット変更を行う。
(6)ここで、ノードBは受信側回線断のためコンカチネーション変化情報は届かず、回線フォーマットは変更されないので、ノードCはノードBの回線フォーマットが変更されずSTS−1のままであり、コンフィグ設定されているラインS1−1からのコンカチネーション情報では回線フォーマットの変更をすることができない。しかし、ラインS2−1よりコンカチネーション変化情報を受信するため、ノードCはコンカチネーション情報受信ラインをS2−1に切り替えることが可能となり、その情報を基に回線フォーマットをSTS−3cに変更することができる。また、ノードCは、POHのコンカチネーション変化情報を上書きしてラインS3−1に送信する。
このように、回線フォーマットの変更を行ったノードがPOHを利用してコンカチネーション変化情報を送出し、コンカチネーション変化情報を受信したラインのコンカチネーション情報を優先的に使用して回線フォーマットの変更を行うことによって、障害発生時のUPSRネットワークにおいても正確な回線フォーマットの自動設定を行うことが可能となる。
このように、本発明では、各ラインのラインアラーム情報、STSバンドル内の全パスのLOP−P、及び全パスのAIS−Pの状態を比較してコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
また、リモートラインアラーム情報またはコンカチネーション変化情報をSTSバンドル回線内のPOHを利用して伝達し、その情報を用いてコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
さらに、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替え処理をハードウエアにて実現する回路構成を提供することにより、ネットワーク全体のフォーマット自動設定時間を短縮し、UPSRネットワークにおける回線フォーマット変更時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
以上のことから、UPSRネットワークにおける回線フォーマット変更時の障害より、確実かつ短時間での復旧が可能なSTSバンドル回線の提供が可能となり、信頼性の高い障害復旧機能を持つSTSバンドル回線対応装置を提供することが可能となる。
ところで、図14のノードB,Dのようなスルー局においては、1つのクロスコネクトに対して1つのコンフィグ設定となる。また、ノードA,Cのようなアド・ドロップ局では2本のクロスコネクト(ラインS1−1とS3−1の間、S2−1とS3−1の間)に対して1つのコンフィグ設定となるため、S1−1,S2−1,S3−1に対してコンフィグ設定は同時に同一設定が行われる。
なお、図4や図6に示す構成では、ノードB,Dのようなスルー局において、ラインS1−1,S2−1のアラーム情報を比較してコンフィグの切り替えを行うため、クロスコネクトがラインS1−1とS2−1の間で設定されていると考えると対応可能である。また、図12や図15に示す構成ではスルー局においては、図12や図15に示す構成をラインS1−1及びS2−1の双方向に持ち、両方向のアラーム情報を比較してコンフィグの切り替えを行う。
なお、本発明はSONETに限らず、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)にも適用可能である。
なお、ラインアラーム検出部36A,36Bが請求項記載のラインアラーム検出手段に対応し、AIS−P検出部38A,38Bがパスアラーム検出手段に対応し、コンカチネーション検出部32A,32Bがコンカチネーション情報検出手段に対応し、コンカチネーション情報受信ライン判定部42,52,108,117,セレクタ46及び図8及び図9がコンカチネーション情報受信ライン選択手段に対応し、LOP−P検出部51A,51Bがポインタ消失検出手段に対応し、状態継続監視タイマ57,タイマ65がタイマ手段に対応し、ACME90及びACMW92が格納手段に対応し、POH挿入部106がリモートアラーム情報挿入手段に対応し、POH検出部102がリモートアラーム情報検出手段に対応し、POH挿入部116がコンカチネーション変化情報挿入手段に対応し、POH検出部112がコンカチネーション変化情報検出手段に対応する。
図4は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第1実施例の構成図、図5は図4内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。
図4において、コンカチネーション検出部32A,32Bは、ラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号におけるSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU34に通知する。
ラインアラーム検出部36A,36Bは、ラインS1−1,S2−1それぞれの各ラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、ラインアラーム検出時はライン内の全パスにAIS−P(Alarm Indication Signal−Path)を挿入する。
AIS−P検出部38A,38Bは各ラインのAIS−Pの検出を行い、その検出結果をCPU34に通知する。クロスコネクト部40はCPU34からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
図5において、コンカチネーション情報受信ライン判定部42は、両ラインS1−1,S2−1のSTSバンドル内のAIS−Pを利用してコンカチネーション情報を受信するラインの判定を行い、セレクタ(SEL)46の切り替えを行う。
ラインS1−1のSTSバンドルの全パスのAIS−Pはアンド回路43Aで論理積をとられ、ラインS2−1のSTSバンドルの全パスのAIS−Pはアンド回路43Bで論理積をとられてコンカチネーション情報受信ライン判定部44に供給される。コンカチネーション情報受信ライン判定部44はSTSバンドル内の全てのパスでAIS−Pが発生している時にコンカチネーション情報の受信ラインの切り替えを行い、STSバンドル内のパスが1パスでもAIS−Pでなかった場合は切り替えを行わない。両ラインの全パスがAIS−Pの場合、または、両ラインの全パスがAIS−Pでない場合は、コンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部40に通知する。
本実施例では、STSバンドル内の全パスのAIS−P情報を使用してコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、従来のラインアラーム比較によるコンカチネーション情報の受信ラインの選択では救済できなかった図3に示すノードA,B間のラインにて障害が発生しているケースにおいても、ノードCはS1−1のSTSバンドル内の全パスがAIS−Pとなるため、コンカチネーション情報の受信ラインはラインS2−1に切り替えることが可能となり、障害発生時のUPSRネットワークにおいても正確な回線フォーマットの自動設定を行うことが可能となる。
図6は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第2実施例の構成図、図7は図6内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図6及び図7において、図4及び図5と同一部分には同一符号を付す。
図6において、ラインアラーム検出部36A,36Bは、ラインS1−1,S2−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、ラインアラーム検出時にはライン内の全パスにAIS−Pを挿入する。AIS−P検出部38A,38BはAIS−Pの検出を行い、その検出結果をCPU34に通知する。
PTR処理部50A,50B内のコンカチネーション検出部32A,32BはラインS1−1,S2−1それぞれの入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、LOP−P検出部51A,51BはH1,H2バイトのLOP−P情報を検出し、それぞれの検出結果をCPU34に通知する。クロスコネクト部40はCPU34からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
図7において、コンカチネーション情報受信ライン判定部52では、アンド回路53A、53BでラインS1−1,S2−1それぞれにおけるSTSバンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路54A,54Bで各STSバンドル内のLOP−Pの論理和を求め、オア回路54A,54Bで上記論理積と論理和との論理和をとってコンカチネーション情報受信ライン判定部56に供給する。コンカチネーション情報受信ライン判定部56では、この情報を使用してコンカチネーション情報受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。
STSバンドル内のいずれかのパスでLOP−Pのアラームが発生するか、全パスでAIS−Pのアラームが発生したときは、アラーム発生なしのラインよりコンカチネーション情報を選択する。両ラインともアラームなし、または両ラインともアラームありの場合はコンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
状態継続監視タイマ57は、アラーム状態の継続を監視するものであり、アラームが発生したのをトリガにタイマをスタートし、タイマ期間中にアラームがクリアされた場合はタイマをリスタートする。タイマ期間終了までアラームがクリアされなかった場合は、判定結果に従いセレクタ46の切り替えを行う。監視時間はタイマ時間設定によって変更可能である。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部40に通知する。
本実施例では、STSバンドル内のLOP−P情報を使用してコンカチネーション情報の受信ライン判定を行うことによって、LOP−P発生時の不完全なフォーマット設定を防止することが可能となる。
また、コンカチネーション情報選択ライン判定結果を状態継続監視タイマ57にて監視することにより、回線フォーマット設定変更時に発生するLOP−Pを除き、障害によるLOP−Pによってのみコンカチネーション情報選択ラインの切り替えを行うことが可能となる。これにより正確な回線フォーマットの自動設定を行うことができる。
ところで、コンカチネーション情報受信ライン判定及びフォーマット設定をハードウエアにて行うことも可能である。図8は、UPSRネットワークに使用するスロットが固定されている場合の本発明を適用した装置の第3実施例の構成図を示す。なお、図8はアド・ドロップを行う構成を示している。
図8において、アンド回路60A〜60Cで、自ライン(例えばラインS1−1),リング相手ライン(例えばラインS2−1),クロスコネクト先ライン(例えばラインS3−1)それぞれにおけるSTSバンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路61A〜61Cで各STSバンドル内のLOP−Pの論理和を求め、オア回路62A〜62Cで上記論理積と論理和との論理和をとってアラーム情報としてALM比較部63に供給する。
ALM比較部63は、パス毎に、自ライン、リング相手ライン、及びクロスコネクト先ラインそれぞれのアラーム情報よりコンカチネーション情報の受信ラインを判定しセレクタ制御部64に通知する。ここでは、STSバンドル内のいずれかのパスでLOP−Pのアラームが発生するか、全パスでAIS−Pのアラームが発生したときは、アラーム発生なしのラインよりコンカチネーション情報を選択する。全ラインにアラームなし、または全ラインにアラームありの場合はコンフィグ設定ラインのコンカチネーション情報を優先する。
タイマ部65は、アラーム発生をトリガにタイマをスタートし、タイマ期間中にアラームがクリアされた場合はタイマを止める。タイマ期間中アラームが続いた場合は、セレクタ制御部64の出力を有効とし、セレクタ制御部64はそれを受けて、パス毎に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するセレクタ66の切り替えを実行する。
フォーマット設定部67は、セレクタ66にて選択されたパス毎のコンカチネーション情報に従って図示しないクロスコネクト部におけるフォーマット設定を行う。また、セレクタ66にて選択されたパス毎のコンカチネーション情報はハードレジスタ68に格納される。ソフトウエアはハードレジスタ68の情報を受け、ハードウエアがフォーマット設定の変更を行ったことを認識することができる。
本実施例では、スロット固定のUPSRネットワーク対応装置においてコンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えをハードウエアにて実現する構成を提供することにより、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図9は、UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合の本発明を適用した装置の第4実施例の構成図を示す。この図9に示す装置構成はパス単位に設けられている。
UPSRネットワークに使用するスロットが特定されていない場合、UPSRのリング相手ラインを最初にハードレジスタ71に設定する必要がある。セレクタ70A,70B,70Cそれぞれは、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ライン情報を基に、全パスのコンカチネーション情報からリング相手ラインのコンカチネーション情報を選択する。
セレクタ72A,72B,72Cそれぞれは、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ライン情報を基に、全パスのアラーム情報からリング相手ライン内のパスアラーム情報を選択する。なお、各パスのアラーム情報は、アンド回路77で各バンドル内の全パスのAIS−P情報の論理積を求め、オア回路78で各バンドル内の全パスのLOP−Pの論理和を求め、オア回路79で上記論理積と論理和との論理和をとることで得られる。
セレクタ制御部74A,74B,74Cは、自パスのアラーム情報、セレクタ76A,76B,76Cにて選択されたリング相手ライン内のパスアラーム情報、クロスコネクトされてきたクロスコネクト先パスのアラーム情報、及びコンフィグ設定情報より、コンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ72A,72B,72Cの切り替えを実行する。
そして、セレクタ72A,72B,72Cにて選択されたコンカチネーション情報を基に、自パスのフォーマット設定を実行し、ハードレジスタ71に通知を行う。
ところで、UPSRドロップ側のラインについての装置構成では、リング相手ラインを持たないため、セレクタ76A,76B,76Cそれぞれはハイレベル出力(アラームあり)となり、セレクタ制御部74A,74B,74Cは、自パスのアラーム情報、クロスコネクトされてきたクロスコネクト先パスのアラーム情報、及びコンフィグ設定情報より、コンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、この判定結果でセレクタ72A,72B,72Cの切り替えを行う。なお、ドロップ側パスはクロスコネクト先パスが2つ存在するため、アンド回路80で2つのパスのアラーム情報の論理積を取ったものがクロスコネクト先パスのアラーム情報として使用される。
この際、ドロップ側パスのセレクタ72Cでは、自パスのコンカチネーション情報と、クロスコネクト先の2つのパスのコンカチネーション情報をパススイッチ(PSW)81でスイッチングしたコンカチネーション情報のいずれか一方が選択される。
本実施例では、ハードレジスタ71に設定されたリング相手ラインのパスアラーム情報と、クロスコネクトされたラインのパスアラーム情報、及びコンフィグ設定情報を使用して、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えを実行することにより、UPSRに使用するスロットが特定されていない装置においても、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替えをハードウエアにて実現することが可能となり、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図10は、リング相手ライン情報認識回路部の一実施例の構成図を示す。同図中、ACME90及びACMW92は、各パスにクロスコネクトされるスロット及びパス番号情報をもったメモリである。ACME90はUPSRのイースト側パス、ACMW92はUPSRのウエスト側パスに対応している。ACM情報は、各パスのイースト、ウエストの情報が同じタイミングでパススイッチ(PSW)94に対しシリアルデータ転送される。パススイッチ94は、いずれか一方の情報を選択し、その情報を基にクロスコネクト部73(図9に示すクロスコネクト部と同一)は回線設定を行う。これは従来のUPSR対応クロスコネクト装置が持っている構成である。
本発明では、このACM情報より、リング相手ライン情報をハードウエアにて自動検出する。図11に示すタイミングチャートは、イーストスロット1、ウエストスロット2、及びドロップスロット3の場合のスロット1パス1のリング相手先を検出する例を示している。
比較部(COMPE)97及び比較部(COMPW)98は、自スロット及びパス番号(スロット1、パス1)をACME90及びACMW92の情報と比較し、一致した場合はトリガパルスを生成する。フリップフロップ99にはACME情報と比較部98出力の論理積と、ACMW情報と比較部97出力の論理積との論理和がハードレジスタとしてのフリップフロップ99に入力され、前記トリガパルスにてラッチされる。このフリップフロップ99の格納情報が、図9に示したセレクタ70A〜70C及び76A〜76にリング相手ライン情報として供給される。
ここで、スロット1パス1は、スロット3パス1のACME90に設定されているため、ACMW92に設定されているスロット2パス1がリング相手ライン情報として出力される。
本実施例により、図9ではハードレジスタ71に予め設定されたリング相手ライン情報を、ハードウエアでACM情報から自動検出することが可能となる。これにより、全パス分のリング相手ライン情報の設定が不要となり、ハードレジスタの規模を削減することが可能となる。
また、従来のクロスコネクト設定を最初に行うだけで、STSバンドル機能をハードウエアにて実現することができ、UPSRネットワークにおける回線フォーマット切り替え時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
図12は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第5実施例の構成図、図13は図12内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図12及び図13において、図6及び図7と同一部分には同一符号を付す。
図12において、コンカチネーション検出部32AはラインS1−1の入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU100に通知する。ラインアラーム検出部36Aは、ラインS1−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、その検出結果をCPU100に通知する。
POH検出部102は、ラインS1−1の入力信号のPOH(Paht OverHead)の例えばG1バイトよりリモートラインアラーム情報を抽出し、CPU100に通知する。ここで、POHは終端されずそのまま次ノードに送出する。クロスコネクト部104はCPU100からフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を実行する。
POH挿入部106は、CPU100よりリモートラインアラームの通知を受けたら、リモートラインアラーム情報をラインS2−1の出力信号のPOHのG1バイトに挿入する。これと同一構成をラインS2−1からラインS1−1への向きに対しても同様に、双方向に持つ。
図13において、アンド回路105はラインS1−1の各ラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積をとり、アンド回路106はラインS2−1の各ラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積をとってPOH処理部107に供給する。
POH処理部107は、ラインS1−1のラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積がハイレベルのときラインS2−1に対するリモートラインアラーム情報を生成してクロスコネクトされている先のパスのPOH挿入部106に通知し、ラインS2−1のラインアラームLOS,LOF,AIS−Lの論理積がハイレベルのときラインS1−1に対するリモートラインアラーム情報を生成してクロスコネクトされている先のパスのPOH挿入部に通知する。
コンカチネーション情報受信ライン判定部108は、POH検出部102等からの両ラインS1−1,S2−1のリモートラインアラーム情報、アンド回路105,106からの各ラインアラームの論理積、コンフィグ設定情報よりコンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。
ここでは、一方のラインでリモートラインアラーム、または、ラインアラームが発生した場合は、アラームの発生していないラインよりコンカチネーション情報を受信する。両ラインにおいてリモートラインアラーム、または、ラインアラームが発生した場合、及び両ラインアラームなしの場合はコンフィグ設定ラインを優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部104等に通知する。
図14は、上記第5実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。また、図中の丸付き数字は、ステップ番号と対応する。
(1)ノードA,B間のラインにて障害が発生する。
(2)ノードBのラインS1−1にラインアラームLOSが発生する。
(3)ラインS1−1にてラインアラームを検出したノードBは、ラインアラーム情報をラインS2−1のSTSバンドル内のPOHを使用して送出する。
(4)ノードCは、ラインS1−1方向からのPOHのラインアラーム情報により、コンカチネーション情報受信ラインをコンフィグ設定されているラインS1−1からラインS2−1に切り替え、その情報を基にフォーマット変更を行う。
(5)ノードCは、ラインアラーム情報をラインS3−1のSTSバンドル内のPOHに載せて送信する。
図15は本発明を適用したSTSバンドル機能を持つ通信装置の第6実施例の構成図、図16は図15内のソフトウエア処理機能の構成図を示す。図15及び図16において、図12及び図13と同一部分には同一符号を付す。
図15において、コンカチネーション検出部32AはラインS1−1の入力信号のSOH内のポインタであるH1,H2バイトからコンカチネーション情報を検出し、その検出結果をCPU110に通知する。ラインアラーム検出部36Aは、ラインS1−1のラインアラーム(LOS,LOF,AIS−L)の検出を行って、その検出結果をCPU110に通知する。
POH検出部112は、ラインS1−1の入力信号のPOHの例えばG1バイトよりコンカチネーション変化情報を抽出しCPU110に通知する。ここで、POHは終端されずそのまま次ノードへ送出する。クロスコネクト部114は、CPU110よりフォーマット設定実行命令を受信したら、回線フォーマット設定を行う。
POH挿入部116は、CPU110よりコンカチネーション変化情報の通知を受けたら、コンカチネーション変化情報をPOHのG1バイトに挿入する。これと同一構成をラインS2−1からラインS1−1への向きに対しても同様に、双方向に持つ。
図16において、コンカチネーション情報受信ライン判定部117は、両ラインのコンカチネーション変化情報、ラインアラーム、コンフィグ設定情報よりコンカチネーション情報の受信ラインの判定を行い、セレクタ46の切り替えを行う。この場合、コンカチネーション変化情報を受けたラインより優先的コンカチネーション情報を受信する。但し、両ラインよりコンカチネーション変化情報を受けた場合は、コンフィグ設定ラインを優先する。
ラインアラームが発生した場合、コンカチネーション情報受信ライン判定部117は、アラームの発生していないラインよりコンカチネーション情報を受信する。両ラインにおいてラインアラームが発生した場合、及び両ラインアラームなしの場合はコンフィグ設定ラインを優先する。
フォーマット設定実行処理部48はセレクタ46で選択されたコンカチネーション情報に従って、フォーマット設定実行命令をクロスコネクト部116に通知するともに、フォーマット設定の変更があったSTSバンドル内のパスのPOH挿入部116にコンカチネーション変化情報の通知を行う。
図17は、上記第6実施例の通信装置をノードとして用いたUPSRネットワークの一実施例の構成図を示す。同図中、下線を付したラインはコンフィグ設定されているものを示している。また、図中の丸付き数字は、ステップ番号と対応する。
(1)ノードA,B間のラインにて障害が発生する。
(2)ノードAのライン3−1の入力信号フォーマットがSTS−1からSTS−3cに変化する。
(3)ノードAは自ノードの回線フォーマット変更を行い、STSバンドル内でコンカチネーション情報に変化があったことを表すコンカチネーション変化情報をラインS1−1,S2−1のSTSバンドル内のPOHに載せて送信する。
(4)ノードDは、コンフィグ設定がもともとラインS2−1であるため、そのままラインS2−1のコンカチネーション情報よりフォーマット変更を行い、POHのコンカチネーション変化情報を上書きしてラインS1−1に送信する。
(5)ノードCは、ラインS2−1よりコンカチネーション変化情報を受信するため、コンカチネーション情報の受信ラインをラインS2−1に切り替え、そのコンカチネーション情報を基にフォーマット変更を行う。
(6)ここで、ノードBは受信側回線断のためコンカチネーション変化情報は届かず、回線フォーマットは変更されないので、ノードCはノードBの回線フォーマットが変更されずSTS−1のままであり、コンフィグ設定されているラインS1−1からのコンカチネーション情報では回線フォーマットの変更をすることができない。しかし、ラインS2−1よりコンカチネーション変化情報を受信するため、ノードCはコンカチネーション情報受信ラインをS2−1に切り替えることが可能となり、その情報を基に回線フォーマットをSTS−3cに変更することができる。また、ノードCは、POHのコンカチネーション変化情報を上書きしてラインS3−1に送信する。
このように、回線フォーマットの変更を行ったノードがPOHを利用してコンカチネーション変化情報を送出し、コンカチネーション変化情報を受信したラインのコンカチネーション情報を優先的に使用して回線フォーマットの変更を行うことによって、障害発生時のUPSRネットワークにおいても正確な回線フォーマットの自動設定を行うことが可能となる。
このように、本発明では、各ラインのラインアラーム情報、STSバンドル内の全パスのLOP−P、及び全パスのAIS−Pの状態を比較してコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
また、リモートラインアラーム情報またはコンカチネーション変化情報をSTSバンドル回線内のPOHを利用して伝達し、その情報を用いてコンカチネーション情報の受信ラインの選択を行うことにより、障害発生時のUPSRネットワークにおいて確実にフォーマットの自動設定を行うことが可能となり、UPSRネットワークにおけるSTSバンドル回線使用時の障害復旧が可能となる。
さらに、コンカチネーション情報の受信ラインの判定及び切り替え処理をハードウエアにて実現する回路構成を提供することにより、ネットワーク全体のフォーマット自動設定時間を短縮し、UPSRネットワークにおける回線フォーマット変更時の障害から短時間で復旧することが可能となる。
以上のことから、UPSRネットワークにおける回線フォーマット変更時の障害より、確実かつ短時間での復旧が可能なSTSバンドル回線の提供が可能となり、信頼性の高い障害復旧機能を持つSTSバンドル回線対応装置を提供することが可能となる。
ところで、図14のノードB,Dのようなスルー局においては、1つのクロスコネクトに対して1つのコンフィグ設定となる。また、ノードA,Cのようなアド・ドロップ局では2本のクロスコネクト(ラインS1−1とS3−1の間、S2−1とS3−1の間)に対して1つのコンフィグ設定となるため、S1−1,S2−1,S3−1に対してコンフィグ設定は同時に同一設定が行われる。
なお、図4や図6に示す構成では、ノードB,Dのようなスルー局において、ラインS1−1,S2−1のアラーム情報を比較してコンフィグの切り替えを行うため、クロスコネクトがラインS1−1とS2−1の間で設定されていると考えると対応可能である。また、図12や図15に示す構成ではスルー局においては、図12や図15に示す構成をラインS1−1及びS2−1の双方向に持ち、両方向のアラーム情報を比較してコンフィグの切り替えを行う。
なお、本発明はSONETに限らず、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)にも適用可能である。
なお、ラインアラーム検出部36A,36Bが請求項記載のラインアラーム検出手段に対応し、AIS−P検出部38A,38Bがパスアラーム検出手段に対応し、コンカチネーション検出部32A,32Bがコンカチネーション情報検出手段に対応し、コンカチネーション情報受信ライン判定部42,52,108,117,セレクタ46及び図8及び図9がコンカチネーション情報受信ライン選択手段に対応し、LOP−P検出部51A,51Bがポインタ消失検出手段に対応し、状態継続監視タイマ57,タイマ65がタイマ手段に対応し、ACME90及びACMW92が格納手段に対応し、POH挿入部106がリモートアラーム情報挿入手段に対応し、POH検出部102がリモートアラーム情報検出手段に対応し、POH挿入部116がコンカチネーション変化情報挿入手段に対応し、POH検出部112がコンカチネーション変化情報検出手段に対応する。
Claims (12)
- リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、
複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出し、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法。 - リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、
複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出し、
複数のラインそれぞれの各パスのポインタ消失を検出し、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と各パスのポインタ消失情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法。 - リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、
前記ラインアラームを検出したときリモートアラーム情報をオーバーヘッド情報に挿入して接続されているラインに送出し、
接続されている複数のラインそれぞれのリモートアラーム情報を検出し、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と前記複数のラインそれぞれのリモートアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法。 - リングネットワークを構成する通信装置でSTSバンドル回線の回線フォーマットを設定する回線フォーマット設定方法において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入し、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション変化情報を検出し、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出し、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と前記複数のラインそれぞれのコンカチネーション変化情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定したときコンカチネーション変化情報をオーバーヘッド情報に挿入して接続されているラインに送出する回線フォーマット設定方法。 - リングネットワークを構成し、STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入するラインアラーム検出手段と、
複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出するパスアラーム検出手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出するコンカチネーション情報検出手段と、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するコンカチネーション情報受信ライン選択手段を有し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置。 - リングネットワークを構成し、STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入するラインアラーム検出手段と、
複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報を検出するパスアラーム検出手段と、
複数のラインそれぞれの各パスのポインタ消失を検出するポインタ消失検出手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出するコンカチネーション情報検出手段と、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と各パスのポインタ消失情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するコンカチネーション情報受信ライン選択手段を有し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置。 - 請求項6記載の通信装置において、
前記複数のラインそれぞれの各パスのポインタ消失の期間を計時してポインタ消失期間が所定値を越えるときに、前記コンカチネーション情報受信ライン選択手段による、コンカチネーション情報の受信ラインを選択させるタイマ手段を有する通信装置。 - 請求項6または7記載の通信装置において、
前記複数のラインのスロットのうち一方向パス切り替えリングに使用されるスロットが固定されている通信装置。 - 請求項6記載の通信装置において、
前記複数のラインのスロットのうち一方向パス切り替えリングに使用されるスロットが特定されておらず、
前記複数のラインそれぞれのリング相手ライン情報を格納する格納手段を有し、
前記コンカチネーション情報受信ライン選択手段は、前記リング相手ライン情報に基づいて選択した複数のラインの全パスのパスアラーム情報と各パスのポインタ消失情報を基にコンカチネーション情報の受信ラインを選択する通信装置。 - 請求項9記載の通信装置において、
前記複数のラインそれぞれのリング相手ライン情報は、クロスコネクト設定に用いられるメモリ情報を使用して生成する通信装置。 - リングネットワークを構成し、STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入するラインアラーム検出手段と、
前記ラインアラーム検出手段でラインアラームを検出したときリモートアラーム情報をオーバーヘッド情報に挿入して接続されているラインに送出するリモートアラーム情報挿入手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのリモートアラーム情報を検出するリモートアラーム情報検出手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出するコンカチネーション情報検出手段と、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と前記複数のラインそれぞれのリモートアラーム情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するコンカチネーション情報受信ライン選択手段を有し、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置。 - リングネットワークを構成し、STSバンドル回線の回線フォーマットを設定する通信装置において、
接続されている複数のラインそれぞれのラインアラームを検出し、ラインアラームを検出したラインの全パスにパスアラーム情報を挿入するラインアラーム検出手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション変化情報を検出するコンカチネーション変化情報検出手段と、
接続されている複数のラインそれぞれのコンカチネーション情報を検出するコンカチネーション情報検出手段と、
前記複数のラインそれぞれの全パスのパスアラーム情報と前記複数のラインそれぞれのコンカチネーション変化情報を基に、コンカチネーション情報の受信ラインを選択するコンカチネーション情報受信ライン選択手段と、
選択された受信ラインのコンカチネーション情報を用いて前記STSバンドル回線の回線フォーマットを設定したときコンカチネーション変化情報をオーバーヘッド情報に挿入して接続されているラインに送出するコンカチネーション変化情報挿入手段を
有する通信装置。
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