JPWO2003081359A1 - プラントの集中監視制御装置および方法 - Google Patents

プラントの集中監視制御装置および方法 Download PDF

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Abstract

複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置とが接続された情報ネットワークと、制御装置と個別対話装置とが接続された制御ネットワークとを、ゲートウエイ手段で接続し、前記制御装置は、プラントの状態量の有意な変化に対してその状態量をTagとして制御ネットワークにマルチキャスト伝送し、集中対話装置や個別対話装置はプラントの状態量の問合わせを制御ネットワークにマルチキャスト伝送して制御装置からの返答を更新する。

Description

技術分野
本発明は、複数のプラントの各々のプラントを個別に監視制御すると共に各々のプラントの監視制御情報を入力して複数のプラントを集中的に監視制御するプラントの集中監視制御装置およびその方法に関する。
背景技術
近年のプラントでは、通信技術の進歩により運転コストの削減を目的として複数のプラントを集中して運転監視する集中監視制御装置が採用されつつある。各々のプラントの運転には分散監視制御装置(DCS)が採用され、その運転監視には価格性能面からUNIX(R)やWindows(R)等の汎用OSを搭載した産業用PCが採用されることから、汎用の伝送装置とプロトコルで接続できることが当然となっている。
また、分散監視制御装置(DCS)においては、制御装置と対話装置はTagというオブジェクトを介してプラントの状態量の獲得、あるいは構成機器の操作を行う仕組みを提供するのが一般的となっている。
通常、通信プロトコルにはTCP/IPが用いられ、クライアント・サーバ形式のプログラミングモデルが採用されている。従って、サーバの重要度が増すにつれて高い稼働率が求められるので、クライアントの増加に伴って高い演算性能と伝送性能が求められる。現状、稼動率を確保する目的でクラスタ構成が採用され、性能を確保する目的で並列処理がそれぞれ採用されている。その場合、ハードウェア・ソフトウェア共に高価になるのに加えて、システムの運用も複雑なものになる。
TCP/IPに対立するものとして、UDP/IPによるマルチキャスト伝送技術がある。UDP/IPにはクライアントの増加がサーバの負荷に直結しない等の大きな利点があるが、送信したものの着信が保証されない。従って、クライアントが欠落を検出できる仕組みとサーバに対して再送を要求する仕組みが必要になる。そこで、通常状態での伝送をUDP/IPによるマルチキャスト伝送とし、欠落等による再送をTCP/IPによるユニキャスト伝送といった具合に両者の利点を生かして使い分けるのが一般的となりつつある。
複数のプラントを集中運転監視制御する場合、扱う情報量は監視制御対象数に比例して増大し、ネットワーク階層での上位になる程必然的に高くなる負荷と低下する性能を解決する必要がある。また、稼働率を向上させるにはネットワークやサーバの冗長化が必要となるが、構成のダイナミックな変更に対してクライアントの独立性が保証される仕組みを必要としている。
また、集中監視制御装置において、各分散監視制御装置(DCS)の監視対象Tagの状態量を入出力する際には、送受信する情報や形式を各分散監視制御装置(DCS)とあらかじめ取り決めて、お互いに設定しておく必要がある。この情報は、導入時に設定する固定情報であり、導入以降の改造や運用変更に柔軟に対応できないものであった。また、集中監視制御装置は、各分散監視制御装置(DCS)のTag情報を自システム内のTagデータベースに設定関連付けるデータベース構築作業が負担となっていた。
そこで、本発明は多数のプラントとクライアントとなる表示対話装置によって運転監視制御する場合でも応答性の良好な伝送方式を備えた集中監視制御装置を提供する事を目的とする。
また、本発明の目的は、監視制御対象のプラント数が増加した場合であっても適正に対応でき信頼性を確保できるプラントの集中監視制御装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、上記のプラントの集中監視制御装置を用いた、プラントの集中監視制御方法を提供することである。
発明の開示
上記および他の目的を達成する為に提供される本発明のプラントの集中監視制御装置は、複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と、各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置と、前記集中対話装置と前記個別対話装置とを接続する情報ネットワークと、各々のプラントを制御する制御装置と、前記制御装置と前記個別対話装置とを接続する制御ネットワークと、前記個別対話装置に設けられ前記個別対話装置から見た前記制御装置と等価の伝送機能を持つゲートウエイ手段とを備えるものであり、
前記制御装置は、各々のプラントの状態量をTagとしてTagデータベースに入力する手段と、プラントの状態量の有意な変化に対して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する一方プラントの状態量の有意な変化がない場合には健全性を示すハートビートを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する手段と、前記制御ネットワークから入力した状態量の問合せについてTagデータベースの内容を返答し操作に対してTagデータベースの内容を更新する手段を含み、
前記個別対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示する手段と、存在しない場合は状態量の問合わせを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新する手段と、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする手段を含み、
前記集中対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示する手段と、存在しない場合は状態量の問合わせを前記情報ネットワークおよびゲートウエイ手段を介して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新する手段と、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする手段を含むことを特徴とする。
上記の特徴を有するプラントの集中監視制御装置においては、複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置とが接続された情報ネットワークと、制御装置と個別対話装置とが接続された制御ネットワークとを、ゲートウエイ手段で接続し、制御装置は、プラントの状態量の有意な変化に対してその状態量をTagとして制御ネットワークにマルチキャスト伝送し、集中対話装置や個別対話装置はプラントの状態量の問合わせを制御ネットワークにマルチキャスト伝送して制御装置からの返答を更新する。これにより、情報ネットワークに接続された集中対話装置は個別対話装置を制御装置として認識するので多段に構成することが可能となる。
本発明の好適な実施例においては、前記個別対話装置は、運転員毎に監視および操作が可能な範囲を限定する情報を格納したセキュリティデータベースを有し、前記ゲートウエイ手段は前記セキュリティデータベースの定義に基づいて前記制御装置を模擬する範囲を限定する特徴を有する事も出来る。
この実施例に拠れば、個別対話装置のゲートウエイ手段は、セキュリティデータベースの定義に基づいて制御装置を模擬する範囲を限定する。これにより、運転員のレベルや所掌範囲に応じて監視および操作範囲が限定できるので、運転員の誤操作を低減することが可能である。また、運転員が必要とする情報のみを伝送するので、情報ネットワークや制御ネットワークの負荷を軽減できる。
また、前記情報ネットワーク、前記制御ネットワーク、前記制御装置、前記集中対話装置および前記個別対話装置を冗長化し、前記制御装置、前記集中対話装置および前記個別対話装置は、前記マルチキャスト伝送については冗長化された全ての情報ネットワークおよび制御ネットワークに対して行うと共に、受信については処理単位毎に先着優先とすることもできる。
この実施例に拠れば、冗長化された記制御装置、集中対話装置および個別対話装置は、マルチキャスト伝送については冗長化された全ての情報ネットワークおよび制御ネットワークに対して行うと共に、受信については処理単位毎に先着優先とする。これにより、クライアントとなる集中対話装置は、マルチキャストによる問合せに応答したものをサーバと認識する。従って、サーバとなる制御装置や個別対話装置のユニキャストアドレスと多重度について事前に認識する必要が無く、現状の運用を継続したままで構成変更が可能になる。
さらにまた、前記集中対話装置または前記個別対話装置は、前記TagデータベースへのTagの参照が一定期間存在しない場合には当該Tagを削除するメモリ管理手段を備えても良い。
この実施例に拠れば、集中対話装置または個別対話装置のメモリ管理手段は、TagデータベースへのTagの参照が一定期間存在しない場合には当該Tagを削除する。これにより、クライアントが必要としないTagおよび参照頻度の低いTagは、プラントの状態量の変化通知が欠落したことによる問合せからも除外することができ、情報ネットワークや制御ネットワークにかかる負荷を改善できる。
さらにまた、前記個別対話装置は、自己のTagデータベースとして、自己が要求したTagを格納するローカルTagデータベースと前記ゲートウエイ手段から要求されたTagを格納するリモートTagデータベースとを備えるようにする事も出来る。
この実施例に拠れば、個別対話装置は、自己が要求したTagをローカルTagデータベースの格納し、ゲートウエイ手段から要求されたTagをリモートTagデータベースに格納する。これにより、クライアント毎の参照を管理することが可能となり、不要な通知と情報ネットワークや制御ネットワークにかかる負荷を改善できる。
さらにまた、前記集中対話装置は、監視に必要とするTagを指定した登録要求を前記個別対話装置に出力し、前記個別対話装置は前記集中対話装置から登録要求されたTagをTagリストに記憶すると共にTagリストに記憶されたTagの状態量を前記ゲートウエイ手段により前記集中対話装置側の形式に合わせて変換送信するようにする事も出来る。
この実施例に拠れば、集中対話装置は、監視に必要とするTagを指定した登録要求を個別対話装置に出力する。個別対話装置は集中対話装置から登録要求されたTagの状態量をゲートウエイ手段により集中対話装置側の形式に合わせて変換送信する。これにより、プラントの制御装置の接続が容易になり、運用変更によるTagの追加や削除が柔軟できる。
上記の実施例において、前記集中対話装置は、前記制御装置のTag情報の更新要求を前記個別対話装置に出力し、前記個別対話装置は前記集中対話装置から更新要求された制御装置のTag情報を送信し、前記集中対話装置は受信したTag情報に固有の識別IDを付加し前記集中対話装置側の形式に合わせて保存するようにしても良い。
この場合、集中対話装置は制御装置のTag情報の更新要求を個別対話装置に出力する。個別対話装置は、更新要求された監視対象のTagのTag情報を集中対話装置に送信する。集中対話装置では、受信したTag情報に固有の識別IDを付加し集中対話装置側の形式に合わせて保存する。これにより、集中対話装置から登録した監視対象のTagのTag情報を、確実に識別して各々の個別対話装置より入手できる。従って、集中対話装置内のTagデータベースの構築が容易または自動に行える。
また、前記個別対話装置に変わるGW装置は、前記集中対話装置に対して前記制御装置と等価の伝送機能のみを持つように構成することもできる。
この例におけるGW装置は、本実施例の発明の作用から、個別対話装置におけるプラントの対話画面と対話装置を持たない。これにより、通常運転での集中監視において対話操作を必要としないGW装置の設置にかかる費用と所要面積を改善できる。
さらにまた、上述の目的は、複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と、各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置と、前記集中対話装置と前記個別対話装置とを接続する情報ネットワークと、各々のプラントを制御する制御装置と、前記制御装置と前記個別対話装置とを接続する制御ネットワークと、前記個別対話装置に設けられ前記個別対話装置から見た前記制御装置と等価の伝送機能を持つゲートウエイ手段とを備えたプラントの集中監視制御装置を用いて行うプラントの集中監視制御方法であって、
前記制御装置は、各々のプラントの状態量をTagとしてTagデータベースに入力し、プラントの状態量の有意な変化に対して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する一方プラントの状態量の有意な変化がない場合には健全性を示すハートビートを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送すると共に、前記制御ネットワークから入力した状態量の問合せについてTagデータベースの内容を返答し操作に対してTagデータベースの内容を更新する工程を有し、
前記個別対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示し、存在しない場合は状態量の問合わせを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新すると共に、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする工程を有し、
前記集中対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示し、存在しない場合は状態量の問合わせを前記情報ネットワークおよびゲートウエイ手段を介して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新すると共に、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする工程を有することを特徴とするプラントの集中監視制御方法を提供する事によっても達成される。
上記およびさらに他の本発明の構成および特徴は、以下において、添付図面を参照してさらに詳しく説明される。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
第1図は本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のブロック構成図である。プラント1から収集される温度・圧力・流量・弁の開閉状態などのプラントの状態量は、制御装置2に入力され制御演算が行われ、その演算結果は制御量としてプラント1に出力される。また、制御装置2からプラントの状態量はTagとしてマルチキャスト(例えばUDP/IP)伝送にて制御ネットワーク8に出力される。個別対話装置3は制御ネットワーク8から自己が監視制御するプラントの情報を入力する。個別対話装置3には表示装置5および入力装置6が接続されており、運転員は表示装置5および入力装置6を介して個別対話装置3により各々のプラント1を監視制御することになる。尚、第1図に示した階層的なネットワークは、仮想LAN技術によっても導入可能な論理的な構成を指しており、物理的な構成を制限するものではない。
また、個別対話装置3は、情報ネットワーク7を介して、複数のプラント1を集中して監視制御する集中対話装置4に接続され、個別対話装置3は情報ネットワーク7と制御ネットワーク8とを接続するゲートウエイ手段を有している。ゲートウエイ手段を有する個別対話装置3は、制御ネットワーク8に出力されたプラントの状態量を情報ネットワーク7にマルチキャスト伝送により転送することになる。集中対話装置4は制御ネットワーク8あるいは情報ネットワーク7に出力された状態量を入力すると共に、入力装置6により運転員が選択し要求した対話画面を表示装置5にプラントの状態量を含めて表示更新し、監視制御を行うことになる。
なお、本発明における、個別対話装置3、および集中対話装置4は、下位対話表示装置および上位対話表示装置と読み替える事も可能である.
第2図は、第1図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。制御装置2はプラント1を制御するロジックデータベース21およびプラントの状態量をTagとして格納するTagデータベース20を有しており、プラントからのプロセス信号をプロセス入出力装置9を介してプロセス入出力手段10で入力し、演算手段11により制御演算を行う。そして、演算結果をプロセス入出力手段10によりプロセス入出力装置9を介してプラント1に出力する。
すなわち、プロセス入出力手段10は、プロセス入出力装置9を介してプラントに設置した計測点から得られるプラント1の状態量を逐次入力し、監視操作対象であるTagが持つ状態量をTagデータベース20に更新すると共に、有意な状態量の変化に対して伝送手段13を介して制御ネットワーク8にマルチキャスト伝送により出力する。また、演算手段11が出力する演算結果をプラント1や制御ネットワーク8に出力する。
演算手段11は、ロジックデータベース21に定義された演算式をプロセス入出力手段10から得られるプラント1の状態量から演算し、その演算結果をプロセス入出力手段10に出力する。
伝送手段13は、プロセス入出力手段10からの出力を制御ネットワーク8に出力するだけでなく、制御ネットワーク8から入力した状態量の問合せと操作とを転送手段12に出力する。状態量の問合せや操作は、集中対話装置4や個別対話装置3から出力される。
転送手段12は、伝送手段8から出力された問合せについてTagデータベース20の内容を返答すると共に、操作に対してTagデータベース20の内容を更新する。また、制御装置2の健全性を示すハートビートを定期的に制御ネットワーク8に出力する。
次に、個別対話装置3は、情報ネットワーク7と制御ネットワーク8とを接続するゲートウエイ手段(GW手段)17を有すると共に、対話画面のグラフィックデータを格納したグラフィックデータベース22、自己が監視制御するプラントの状態量をTagとして格納するTagデータベース20、および情報の受信状況を示すデータを格納するソースデータベース23を有している。
表示手段16は、入力装置6によって選択された対話画面をグラフィックデータベース22から読込み表示装置5に出力する。また、表示手段16は対話画面に定義されたTagの状態量をTagデータベース入出力手段14を介してTagデータベース20から入力して、対話画面上にその状態量を更新表示する。Tagデータベース入出力手段14は、表示手段16からの参照のあったTagがTagデータベース20に存在する場合は、そのTagの状態量を出力し、存在しない場合は状態量の問合わせを伝送手段13を介して制御ネットワーク8に出力する。そして、制御装置2の転送手段12が出力する問合わせへの応答をTagデータベース20に登録更新し、プロセス入出力手段10が出力したプロセスの状態変化をTagデータベース20に更新する。また、メモリ管理機能であるメモリ管理手段15(以下、ガーベジコレクション手段15という)は制御装置2から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には、当該制御装置2に含まれるTagを不良にする。
次に、集中対話装置4は、個別対話装置3と同様な構成であり、ゲートウエイ手段17が設けられていない点で相違する。集中対話装置4は個別対話装置3のゲートウエイ手段17を介して、制御装置2との情報の授受を行うことになる。
第3図は、第2図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式の説明図である。第3図では制御装置2と集中対話装置4との間の伝送方式を示しているが、本発明では、ゲートウエイ手段17を設けているので、集中対話装置4と制御装置2との間、個別対話装置3と制御装置2との間での伝送方式は基本的に同じとなる。
集中対話装置4の表示手段16はデータベース参照DBを出力する。すなわち、表示手段16はグラフィックデータベース22から選択された対話画面を読み込み、画面内で使用されているTagのコレクションを作成した後、Tagデータベース入出力手段14に対してデータベース参照DBを出力する。
Tagデータベース入出力手段14は、Tagデータベース20に登録されているTagである場合にはコールバックCBを通知する一方、未登録のものは情報ネットワーク7およびゲートウエイ手段17を介して制御ネットワーク8に対してマルチキャストクエリーMQを出力する。
制御ネットワーク8に接続されている制御装置2の転送手段12は、Tagデータベース20に登録されているTagをリプライRとして制御ネットワーク8に出力する。この場合、制御装置2を模擬する個別対話装置3のゲートウエイ手段17は、Tagデータベース20に登録されているものをリプライRとして情報ネットワーク7に出力する一方、未登録のものは制御ネットワーク8に対してマルチキャストクエリーMQを出力する。
以上の動作により、マルチキャストクエリーMQに対するリプライRは、制御装置2から上位の集中対話装置4あるいは個別対話装置3に伝えられることによって、全ての対話表示装置3、4のTagデータベース20には、当該Tagを実体として所有する制御装置2の複製が作成されて表示手段16へのコールバックCBの通知が発生すると共に、どの制御装置2に実体が存在するか認識できるようになる。
次に、プラントの状態量の変化は、制御装置2がエクセプションEとして出力する。集中対話装置4内のTagデータベース入出力手段14は、Tagデータベース20を更新して表示手段16へのコールバックCBの通知を出力すると共に、集中対話装置4のTagデータベース入出力手段14は当該エクセプションE内に設定されているシリアル番号によりエクセプションEの欠落を検出する。
欠落した可能性のある内容は、当該制御装置2を発信元とする全てのTagを対象として、ユニキャスト(例えばTCP/IP)クエリーUQを発行し、リプライRを得ることにより補うことができる。ユニキャストクエリーUQが発行できないことは、制御装置2あるいは制御装置2を模擬する個別対話装置3が機能停止したことを意味し、再度探索する目的でマルチキャストクエリーMQを出力する。
エクセプションEが出力されていない状況はプラントの状態量に変化がないことを意味するが、制御装置2の伝送機能が喪失した場合と区別ができない理由により、制御装置2は制御ネットワーク8に対して定期的に自らの健全性を示すハートビートHBを出力する。
集中対話装置4のガーベジコレクション手段15は、ハートビートHBが定期的に出力されている状況でエクセプションEが出力されない状況は正常と認識でき、ハートビートHBの出力が数周期以上に渡って途絶えることによって機能喪失を認識できるようになる。
第4図は、第2図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のTagデータベース20の概略構成の説明図である。Tagデータベース20は、TagNO.30、ソース31、Tagディスクリプション(Tag description)32、工学単位33、現在値34、クオリティ35、更新タイムスタンプ36から構成され、Tagについてこれらの情報を格納する。ここで、ソース31は、制御装置2あるいは制御装置2を模擬する個別対話装置3に付した固有の識別子である。
第5図は、第4図の構成を持つTagデータベース20を、各々の制御装置2、ゲートウエイ手段17を有した個別対話装置3、集中対話装置4に適用した場合のTagデータベース20の内容を示したものである。
制御装置2のTagデータベース20には、定義された全てのTagについて状態量が保持され、プロセス入出力手段10によって更新され続けるが、制御ネットワーク8や情報ネットワーク7に接続された個別対話装置3や集中対話装置4には装置内の表示手段16が必要とするものについての複製が保持される。例えば、情報ネットワーク7に接続した個別対話装置3には、集中対話装置4の表示手段16と個別対話装置3の表示手段16とが必要とするものについて複製が保持され、集中対話装置4には、集中対話装置4の表示手段16が必要とするものについて複製が保持される。
第6図は、第3図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式における要求応答内容信号に含まれる情報の説明図である。第6図(A)はマルチキャストクエリーMQまたはユニキャストクエリーUQの内容、第6図(B)はTagオペレーションTOの内容、第6図(C)はハートビートHBの内容、第6図(D)はリプライRの内容、第6図(E)はエクセプションEの内容をそれぞれ示している。
第6図(A)において、マルチキャストクエリーMQまたはユニキャストクエリーUQは、処理単位を示すトランザクション番号37、タイムスタンプ36、タイプ、ソース31、ユニキャストアドレス、項目数、TagNO.30とから構成され、タイプにはクエリーが記述される。第6図(B)において、TagオペレーションTOは、トランザクション番号37、タイムスタンプ36、タイプ、ソース31、ユニキャストアドレス、TagNO.30、設定値とから構成され、タイプにはTagオペレーションが記述されて、TagNO.30と設定値とが繰り返し記述される。第6図(C)において、ハートビートHBは、トランザクション番号37、タイムスタンプ36、タイプ、ソース31、ユニキャストアドレスとから構成され、タイプにはハートビートが記述される。
また、第6図(D)において、リプライRは、トランザクション番号37、タイムスタンプ36、タイプ、ソース31、ユニキャストアドレス、要求側ソース、要求側トランザクション番号、項目数、TagNO.30、Tagディスクリプション32、工学単位33、現在値34、クオリティ35とから構成され、タイプにはリプライが記述され、TagNO.30〜クオリティ35が繰り返し記述される。第6図(E)において、エクセプションE、トランザクション番号37、タイムスタンプ36、タイプ、ソース31、ユニキャストアドレス、項目数、TagNO.30、現在値34、クオリティ35とから構成され、タイプにはエクセプションが記述され、TagNO.30〜クオリティ35が繰り返し記述される。
このように、マルチキャストクエリーMQとユニキャストクエリーUQとはプロトコルの違いはあるが、含まれる内容は同一である。クエリーMQ、UQに対するリプライRには、Tagデータベース20の複製を生成するのに必要な情報が全て含まれるが、エクセプションEは動的情報のみに限定する。
第7図は、第2図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の表示手段16とゲートウエイ手段17によるTagデータベース入出力手段14のデータベース参照DBに対する処理内容を示すフローチャートである。まず、データベース参照か否かを判定し(S1)、データベースの参照でない場合には、TagオペレーションTOを出力する(S2)。一方、データベース参照である場合には、Tagデータベース20に登録済みであるか否かを判定し、登録済みである場合には現在値をコールバック出力する(S4)。登録済みでない場合にはマルチキャストクエリーMQを出力する(S5)。
ここで、データベース参照DBはローカルな参照として表示手段16が出力するものと、ゲートウエイ手段17がマルチキャストクエリーMQを中継する目的で出力するものがあるが、例えば前者に対してソースを0、後者を0以外の数値とする。これにより、リプライRがローカルな参照に対する結果であるか否かが判断できる。表示手段16のデータベース参照DBに対するリプライRおよびエクセプションEはコールバックCBとして非同期で通知され、表示手段16は通知されたTagの現在値に基づいて表示装置5の対話画面を更新する。ゲートウエイ手段17のデータベース参照DBに対するリプライRおよびエクセプションEは、情報ネットワーク7に再び出力され、最終的に集中対話装置4の表示手段16にコールバックCBとして通知されることになる。
制御装置2あるいは制御装置2を模擬する個別対話装置3が出力するリプライR、およびエクセプションEに含まれるトランザクション番号37はソース31が独立で更新される連続番号であり、前回受信した内容に含まれるトランザクション番号37をソースデータベース23に保存し比較することにより、欠落の有無を検出する。
第8図は、伝送手段13によるTagデータベース入出力手段14のハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャートである。まず、受信内容がハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEのうちのいずれであるか判定し(S1)、ハートビートHBである場合には、ソースは登録済みか否かを判定する(S2)。登録済みである場合にはユニキャストアドレスとタイムスタンプを更新し(S3)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。ステップS2の判定でソースが登録済みでない場合には、ソース、ユニキャストアドレス、タイムスタンプをソースデータベース23に登録し(S5)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
次に、ステップS1の判定でリプライRであるときは、Tagデータベース20の登録し(S6)、ローカルな参照か否かを判定し(S7)、ローカルな参照である場合にはコールバックCBを通知する(S8)。ローカルな参照でない場合には情報ネットワーク7にリプライRを出力する(S9)。そして、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
次に、ステップS1の判定でエクセプションEであるときは、トランザクションが欠落か否かを判定し(S10)、トランザクションが欠落していないときはTagデータベースを更新し(S11)、コールバックCBを通知する(S12)。そして、情報ネットワーク7にエクショプションEを出力し(S13)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
ステップS10の判定でトランザクションが欠落しているときは、ユニキャストクエリーUQを出力し(S14)、リプライRがあるか否かを判定する(S15)。そして、リプライRが有るときはステップS11に移り、リプライRが無いときはTagデータベースから削除し(S16)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
第9図は、第2図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のガーベジコレクション手段15の処理内容を示したフローチャートである。制御装置2からのハートビートHBが規定時間内に受信が無しか否かを判定し(S1)、受信しない場合には当該ソースの全Tagを不良に設定する(S2)。
第10図は制御装置2ごとのハートビートHBの受信状況を格納するソースデータベース23の概略構成図である。すなわち、ソース31、トランザクション番号37、ユニキャストアドレス40、タイムスタンプ36から構成される。このソースデータベース23はTagデータベース入出力手段14によって生成更新され、ガーベジコレクション手段15は最終更新日時からの経過時間によってソースとなる制御装置2あるいは制御装置2を模擬する個別対話装置3の機能喪失を検出する。
第11図は制御装置2の転送手段12の処理内容を示すフローチャートである。まず、クエリーか否かを判定し(S1)、クエリーでない場合にはTagデータベースの内容を更新する(S2)。クエリーである場合にはTagデータベースにも登録か否かを判定し(S3)、Tagデータベースの内容をリプライ出力する(S4)。また、第12図は個別対話装置3のゲートウエイ手段17の処理内容を示すフローチャートである。まず、クエリーか否かを判定し(S1)、クエリーでない場合にはTagデータベースの内容を更新する(S2)。クエリーである場合にはTagデータベースを参照する(S3)。
このように、転送手段12は実在しないTagに対するマルチキャストクエリーMQに対してリプライRを出力しないが、ゲートウエイ手段17は単にTagデータベース入出力手段14にデータベース参照DBを出力する。
以上述べたように、第1の実施の形態によれば、情報ネットワークに接続された集中対話装置は個別対話装置を制御装置として認識し、問合せに応答した制御装置のプラントの状態量に基づいて対話表示装置内のTagデータベースを構築するので、集中対話装置や個別対話装置の増設や削減を容易に行える。また、集中運転監視制御での集中対話装置の仕様がプラント毎の個別対話装置の仕様と同じにできるので、各々について操作方法を習熟する必要もなくなり、複数のプラントを容易に集中運転監視することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第13図は、本発明の第2の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。この第2の実施の形態は、第2図に示した第1の実施の形態に対し、個別対話装置3は、運転員毎に監視および操作が可能な範囲を限定する情報を格納したセキュリティデータベース24を有し、ゲートウエイ手段17はセキュリティデータベース24の定義に基づいて制御装置2を模擬する範囲を限定するようにしたものである。第2図に示した構成要素と同一要素には同一符号を付し重複する記載は省略する。
個別対話装置3のゲートウエイ手段17は、セキュリティデータベース24の定義データとTagデータベース入出力手段14のTag情報とから制御装置2を模擬する範囲を限定し、伝送手段13により情報ネットワーク7を通して集中対話装置4とデータ伝送を行う。
第14図は、セキュリティデータベース24の概略構成図である。セキュリティデータベース24には、少なくとも、運転員のユーザ名称41、所掌範囲(運転プラント機器)42および所掌範囲に対応する運転レベル43が登録されており、ゲートウエイ手段17が集中対話装置4から入手した運転員のユーザ名称を入力して、定義データをゲートウエイ手段17に出力する。なお、セキュリティデータベース24には、第14図に示すようにユーザに対して、複数の所掌範囲と運転レベルの登録が可能である。
第15図は、第2の実施の形態におけるTagデータベース20の概略構成図である。第2の実施の形態のTagデータベース20には、少なくとも、操作レベル38、プラントカテゴリー(プラント機器区分)39が格納されている。ゲートウエイ手段17は、セキュリティデータベース24の定義データとTagデータベース20の登録情報から、運転員に必要なTag情報のみを制御装置2の模擬範囲とする。
この第2の実施の形態によれば、セキュリティデータベース24の定義に基づいてゲートウエイ手段17が制御装置2を模擬する範囲を限定することで運転員ごとに監視および操作が可能な範囲を限定できる。これにより、運転員レベルに応じた監視および操作機能を提供することができるので、運転員の誤操作を低減することができる。また、運転員が必要とする情報のみを伝送するので情報ネットワークや制御ネットワークの負荷を軽減できる。
(第3の実態の形態)
第16図は、本発明の第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の構成図である。この第3の実施の形態は、第1図に示した第1の実施の形態に対し、報ネットワーク7、制御ネットワーク8、制御装置1、集中対話装置4および個別対話装置3を冗長化し、制御装置2、集中対話装置4および個別対話装置3は、マルチキャスト伝送については冗長化された全ての情報ネットワーク7および制御ネットワーク8に対して行うと共に、受信についてはトランザクション毎に先着優先とするようにしたものである。第1図に示した構成要素と同一要素には同一符号を付し重複する記載は省略する。
プラント1から収集される温度、圧力、流量、弁の開閉状態などのプラントの状態量は、冗長化された制御装置2に入力され演算される。その演算結果は制御量として出力される一方、プラントの状態量はTagとして、冗長化された制御ネットワーク8に出力される。制御ネットワーク8に出力されたプラントの状態量は個別対話装置3に入力される。
さらに冗長化された情報ネットワーク7への接続を持つ冗長化された個別対話装置3は制御ネットワーク8に出力された状態量を情報ネットワーク7に転送する。集中対話装置4は制御ネットワーク8あるいは情報ネットワーク7に出力された状態量を入力すると共に、入力装置6により運転員が選択要求した対話画面を表示装置5にプラントの状態量を含めて表示更新する。
第17図は、第16図に示した第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式の説明図である。ネットワークが冗長化されている場合、出力は全てのネットワークに対して行い、受信側は先着のトランザクションを有効とし後着を無視する方法を取る。
第18図は、第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の表示手段16とゲートウエイ手段17によるTagデータベース入出力手段14のデータベース参照DBに対する処理内容を示すフローチャートである。まず、データベース参照か否かを判定し(S1)、データベースの参照でない場合には、TagオペレーションTOを出力する(S2)。一方、データベース参照である場合には、Tagデータベース20に登録済みであるか否かを判定し、登録済みである場合には現在値をコールバック出力する(S4)。登録済みでない場合にはすべてのネットワークにマルチキャストクエリーMQを出力する(S5)。
第19図は伝送手段13によるTagデータベース入出力手段14のハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャートである。第8図に示したフローチャートに対し、ステップS17、ステップS18およびステップS19が追加されている。
この伝送方式により、制御装置2あるいは個別対話装置3が如何なる多重度で構成されていたとしても、集中対話装置4はそれを認識する必要がなくなる。また、多重化された装置の機能喪失は、マルチキャストクエリーMQに対してリプライRが無いことにより検出することが可能である。
この第3の実施の形態によれば、運用状態におけるサーバ切替は勿論のこと、冗長度の変更を含む構成機器の追加変更においても運用継続したままで実施可能なので、プラントの稼動率を向上させることができる。また、Tagデータベース20は起動直後において制御装置2内にしか存在しないので、対話表示装置に存在するTagデータベースとの整合等を考慮する必要もなくなり、保守性も改善できる。
(第4の実態の形態)
第20図は、本発明の第4の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置におけるTagデータベース20の概略構成図である。第4図に示した第1の実施の形態のTagデータベース20と比較し、Tag毎にデータベース参照DBが発生した最終日時を保持する参照タイムスタンプ37が追加して設けられている
第21図は、第4の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の表示手段16とゲートウエイ手段17によるTagデータベース入出力手段14のデータベース参照DBに対する処理内容を示すフローチャートである。第7図に示した第1の実施の形態におけるTagデータベース入出力手段14に対しステップS6が追加されている。まず、データベース参照か否かを判定し(S1)、データベースの参照でない場合には、TagオペレーションTOを出力する(S2)。一方、データベース参照である場合には、Tagデータベース20に登録済みであるか否かを判定し、登録済みである場合には現在値をコールバック出力する(S4)。そして、参照タイムスタンプを更新する(S6)。ステップS3の判定で、登録済みでない場合にはマルチキャストクエリーMQを出力する(S5)。このように、Tagデータベース入出力手段14は、ステップS6において、データベース参照DBの都度、参照日時をTagデータベース20に更新する。
第22図は、第4の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送手段13によるハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャートで示である。第8図に示した第1の実施の形態における処理内容に対し、参照タイムスタンプを設定するためのステップS17が追加されている。
第23図は、第4の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のガーベジコレクション手段15の処理内容を示すフローチャートである。まず、制御装置2からのハートビートHBが規定時間内に受信があったか否かを判定し(S1)、受信しない場合には当該ソースの全Tagを不良に設定する(S2)。一方、規定時間内にハートビートHBの受信があった場合には、規定時間内に参照が無しか否かを判定し(S3)、参照がない場合にはTagをTagデータベースから削除する(S4)。このように、ガーベジコレクション手段15は、ステップS3およびステップS4の処理により、データベース参照DBが無くなったことをTagデータベース20の参照日時からの経過時間により検出し、一定期間を経過したものを削除する。
この第4の実施の形態によれば、クライアントが必要としないTagおよび参照頻度の低いものは、プロセス入出力手段10が出力した状態量の変化通知が欠落したことによる問合せからも除外することで、情報ネットワーク7や制御ネットワーク8にかかる負荷を改善することができる。従って、応答性の良好な対話表示装置を得ることができる。
(第5の実態の形態)
第24図は、本発明の第5の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。この第5の実施の形態は、第2図に示した第1の実施の形態に対し、個別対話装置3のTagデータベース20は、自己が要求したTagを格納するローカルTagデータベース20Aと、ゲートウエイ手段17から要求されたTagを格納するリモートTagデータベース20Bとを備えたものである。第2図に示した構成要素と同一要素には同一符号を付し重複する記載は省略する。
第24図に示すように、Tagデータベース20は自己の表示手段16により要求されたローカルな参照によるローカルTagデータベース20Aと、情報ネットワーク7を介してゲートウエイ手段17により要求されたリモート参照によるリモートTagデータベース20Bとに分離する。
第25図は、本発明の第5の実施の形態における表示手段16とゲートウエイ手段17によるTagデータベース入出力手段14のデータベース参照DBに対する処理内容を示すフローチャートである。まず、ローカルTagデータベース参照か否かを判定し(S1)、ローカルTagデータベースの参照である場合には、ローカルTagデータベースに参照Tagが有るか否かを判定し(S2)、ローカルデータベースに有る場合には現在値をコールバックする(S3)。
一方、ステップS2の判定でローカルTagデータベースに参照Tagがない場合にはリモートTagデータベースが有るか否かを判定し(S4)、リモートTagデータベースに有る場合にはローカルTagデータベースに複製し(S5)、現在値をコールバックする(S3)。ステップS5の判定でリモートTagデータベースにない場合にはマルチキャストクエリーMQを出力する(S6)。
ステップS1の判定で、ローカルTagデータベースの参照でない場合には、リモートTagデータベース参照か否かを判定し(S7)、リモートデータベースの参照でない場合にはTagオペレーションTOを出力する(S8)。つまり、ローカルデータベースの参照でなく、かつリモートデータベースの参照でない場合にはTagオペレーションTOを出力する。
次に、ローカルTagデータベースの参照でなくリモートデータベース参照である場合には、リモートTagデータベースに参照Tagが有るか否かを判定し(S9)、リモートTagデータベースに参照Tagが有る場合には現在値をコールバック出力する(S3)。一方、リモートTagデータベースに参照Tagがない場合には、ローカルTagデータベースに参照Tagがあるか否かを判定し(S10)、ローカルTagデータベースにない場合にはマルチキャストクエリーMQを出力する(S6)。ローカルTagデータベースに有る場合にはリモートTagデータベースに複製し(S11)、現在値をコールバックする(S3)。
次に、第26図は、本発明の第5の実施の形態における伝送手段13によるハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャートである。まず、受信内容がハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEのうちのいずれであるか判定し(S1)、ハートビートHBである場合には、ソースは登録済みか否かを判定する(S2)。登録済みである場合にはユニキャストアドレスとタイムスタンプを更新し(S3)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。ステップS2の判定でソースが登録済みでない場合には、ソース、ユニキャストアドレス、タイムスタンプをソースデータベース23に登録し(S5)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
次に、ステップS1の判定でリプライRであるときは、ローカルTagデータベース参照か否かを判定し(S6)、ローカルTagデータベースの参照である場合にはローカルTagデータベースに登録する(S7)。そして、コールバックを通知し(S8)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。ステップS6の判定でローカルTagデータの参照でないと判定されたときはリモートTagデータベースに登録する(S9)。そして、登録済みTagをフィルタとしてリプライを出力し(S10)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
次に、ステップS1の判定でエクセプションEであるときは、トランザクショが欠落か否かを判定し(S11)、トランザクションが欠落していないときはローカルTagデータベースを更新し(S12)、登録済みTagをフィルタとしてリプライを出力し(S13)、リモートTagデータベースを更新する(S14)。そして、登録済みTagをフィルタとしてエクセプションを出力し(S15)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
ステップS11の判定でトランザクションが欠落しているときは、ユニキャストクエリーUQを出力し(S16)、リプライRがあるか否かを判定する(S17)。そして、リプライが有るときはステップS12に移り、リプライがないときはTagデータベースから削除し(S18)、ソースデータベースのトランザクション番号を更新する(S4)。
このように、表示手段16によるデータベース参照DBは、ゲートウエイ手段17によるデータベース参照DBとは分離されてTagデータベース20のローカルTagデータベース20Aに登録され、制御装置2からのリプライRおよびエクセプションEに対して、各々のデータベースに登録されているTagをフィルタとしてコールバックCBおよび情報ネットワーク7へ再出力する。
この第5の実施の形態によれば、制御装置2からの状態量の変化通知はクライアントが必要としないものを含んでコールバックとして通知されることはなくなると共に、情報ネットワークに7対してかかる負荷も同様に改善することができる。従って、応答性の良好な対話表示装置を得ることができる。また、Tagデータベース20を全てのクライアントに独立したものとすることにより、クライアントおよびネットワークにかかる負荷を更に改善することができる。
(第6の実態の形態)
第27図は、本発明の第6の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。この第6の実施の形態は、第2図に示した第1の実施の形態に対し、集中対話装置4には、集中運転監視制御装置の集中対話装置4で監視対象とするTagを登録するTag登録手段50と、監視対象とするTagが設定される監視対象Tag記憶部51とを追加して設け、個別対話装置3には、登録要求のあったTagを管理するTag登録管理手段52と、登録したTagのTag情報を記憶するTagリスト53とを追加して設けたものである。
そして、集中対話装置4は、監視に必要とするTagを指定した登録要求を個別対話装置3に出力し、個別対話装置3は集中対話装置3から登録要求されたTagをTagリスト53に記憶すると共に、Tagリスト53に記憶されたTagの状態量をゲートウエイ手段17により集中対話装置4側の形式に合わせて変換送信する。
これにより、集中対話装置4が登録したTag情報を対象とした伝送構成を実現できる。すなわち、集中対話装置4から個別対話装置3や制御装置2に対して監視対象Tagを登録し、登録したTag状態量を個別対話装置3側にて集中対話装置4の情報形態に合せて変換転送することから、接続が容易でかつ運用変更によるTagの追加や削除に柔軟に対応できる。
第27図において、監視対象Tag記憶部51には、個別対話装置3側と集中対話装置4側とにて監視系統の所掌を変えるなどの運用状態(例えば通常運転、起動停止、停止中など)に応じた監視対象Tagが予め記憶されている。集中監視制御装置を構成する集中対話装置4は、入力装置6からの指定または監視対象Tag記憶部51に設定されているTagを監視対象とする。
Tag登録手段50は、入力装置6または監視対象Tag記憶部51より監視対象Tagを入力し、当該の個別対話装置3に対して伝送手段13を介してTag登録要求を行う。その要求は、当該個別対話装置3のTag登録管理手段52に入力される。Tag登録管理手段52は、登録要求のあったTagに対するTag情報をTagデータベース20より取得しTagリスト53に保存する。
ここでのTag情報には、Tag状態値などの変化情報とTag名称などの固定情報との両方を含む。なお、Tag登録管理手段52は、登録要求がない場合は、Tagデータベース入出力手段14により起動され、Tag状態値を最新に更新する。更新後、ゲートウエイ手段17を起動する。ゲートウエイ手段17は、Tagリスト53に保存されているTag状態値を集中対話装置4が扱っている形態に変換編集し、集中対話装置4に転送する。転送されたTag状態値は、集中対話装置4のTagデータベース入出力手段14に入力され、集中Tagデータベース50に更新される。
この第6の実施の形態によれば、集中対話装置4側からの指定により、当該個別対話装置3内の監視対象Tagの状態値を転送することが可能となるので、集中対話装置4側の運用状態が変更となった場合にも、容易に監視対象Tagを切り替えたり、追加や削除することが可能となる。また、情報ネットワーク7上の伝送負荷を集中運用に必要な情報量に抑制することが可能である。
(第7の実態の形態)
第28図は、本発明の第7の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。この第7の実施の形態は、第27図に示した第6の実施の形態に対し、集中対話装置4には、集中監視対象としたTagのTag情報を更新するTag情報更新手段54を追加して設け、個別対話装置3には、Tag登録管理されたTagリストの情報を集中対話装置4側の形態に合せて変換転送するTag情報伝送手段55を追加して設けたものである。
そして、集中対話装置3は、制御装置2のTag情報の更新要求を個別対話装置3に出力し、個別対話装置4は集中対話装置4から更新要求された制御装置2のTag情報に固有の識別IDを付加し集中対話装置4側の形式に合わせて変換送信する。
第28図において、集中監視制御装置を構成する集中対話装置4は、集中Tagデータベース50に各個別対話装置3の監視対象Tag情報を構築するために、Tag情報更新手段54を起動する。Tag情報更新手段54は、Tag情報の更新要求を伝送手段13を介して当該個別対話装置3に要求する。Tag情報の更新要求を受けた当該個別対話装置3のTag登録管理手段52はTag情報転送手段55を起動する。Tag情報転送手段55は、Tagリスト53内のTag情報を集中監視制御装置である集中対話装置4のTag情報の構成形式に変換編集し集中対話装置4に転送する。ここで言うTag情報とはTag名称や単位などの固定情報部を意味する。
転送されたTag情報は、集中対話装置4のTag情報更新手段54に入力され、集中Tagデータベース50に更新される。このとき、Tag情報更新手段54は、各個別対話装置3内のTagNo.が重複していても集中監視制御を行う集中対話装置4側にて問題が起きないよう、集中対話装置4側にて各個別対話装置3につけたユニークなIDをTagNo.に付加して保存する。
また、Tag情報更新手段54は、個別対話装置3からの新たなTag情報を更新する際、Tagデータテーブル20内の該当個別対話装置3の現在のTag情報の内容と、これから更新するTag情報とを比較し、追加や削除のTagが何であるかを表示手段16を介して表示装置5に表示し、オペレータの確認を得てから更新する。これにより、Tag情報の更新が適切に行える。なお、この確認を省略することも可能である。
この第7の実施の形態によれば、集中監視制御側である対話表示装置4側からの要求により、当該個別対話装置3内の監視対象TagのTag情報を機械的に、集中監視制御側の集中対話装置4に構築することが可能となる。また、個別対話装置3側にてTag情報の改造があった際も、集中監視制御側の集中対話装置4からの要求により、容易に集中Tagデータベースに反映できるため保守性に優れている。
(第8の実態の形態)
第29図は、本発明の第8の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図である。この第8の実施の形態は、第2図に示した第1の実施の形態に対し、個別対話装置3は、運転員による対話操作のための表示装置5、入力装置6、表示装置16、グラフィックデータベース22を排除したものである。
この第8の実施例によれば、通常運転での集中監視において対話操作を必要としない個別対話装置(GW装置)の設置にかかる費用と所要面積を改善できる。
産業上の利用可能性
上述の構成を有する、本発明のプラントの集中監視制御装置によれば、複数のプラントを複数の対話表示装置で集中運転する場合においても、マルチキャスト伝送をベースとするので監視応答性が良好で、かつ構成の変更に対して柔軟な集中監視制御装置、およびその方法を得ることができる。従って、今後、ますます多様化するプラント監視システムにおいても産業上の利用可能性大である.
【図面の簡単な説明】
【第1図】
本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のブロック構成図。
【第2図】
第1図に示した本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。
【第3図】
本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式の説明図。
【第4図】
本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のTagデータベースの概略構成の説明図。
【第5図】
本発明の第1の実施の形態における各々の制御装置、ゲートウエイ手段を有した個別対話装置、集中対話装置のTagデータベースの説明図。
【第6図】
本発明の第1の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式における要求応答内容信号に含まれる情報の説明図。
【第7図】
本発明の第1の実施の形態におけるTagデータベース入出力手段のデータベース参照に対する処理内容を示したフローチャート。
【第8図】
本発明の第1の実施の形態における伝送手段によるハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャート。
【第9図】
本発明の第1の実施の形態におけるガーベジコレクション手段の処理内容を示したフローチャート。
【第10図】
本発明の第1の実施の形態におけるソースデータベースの概略構成図。
【第11図】
本発明の第1の実施の形態における制御装置の転送手段の処理内容を示すフローチャート。
【第12図】
本発明の第1の実施の形態における個別対話装置のゲートウエイ手段の処理内容を示すフローチャート。
【第13図】
本発明の第2の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。
【第14図】
本発明の第2の実施の形態におけるセキュリティデータベースの概略構成図。
【第15図】
本発明の第2の実施の形態におけるTagデータベースの概略構成図。
【第16図】
本発明の第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の構成図。
【第17図】
本発明の第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の伝送方式の説明図。
【第18図】
本発明の第3の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置のTagデータベース入出力手段のデータベース参照DBに対する処理内容を示すフローチャート。
【第19図】
本発明の第3の実施の形態における伝送手段によるTagデータベース入出力手段14ートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャート。
【第20図】
本発明の第4の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置におけるTagデータベースの概略構成図。
【第21図】
本発明の第4の実施の形態におけるTagデータベース入出力手段のデータベース参照に対する処理内容を示したフローチャート。
【第22図】
本発明の第4の実施の形態における伝送手段によるハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャート。
【第23図】
本発明の第4の実施の形態におけるガーベジコレクション手段の処理内容を示したフローチャート。
【第24図】
本発明の第5の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。
【第25図】
本発明の第5の実施の形態におけるTagデータベース入出力手段のデータベース参照に対する処理内容を示したフローチャート。
【第26図】
本発明の第5の実施の形態における伝送手段によるハートビートHB、リプライR、およびエクセプションEに対する処理内容を示すフローチャート。
【第27図】
本発明の第6の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。
【第28図】
本発明の第7の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。
【第29図】
本発明の第8の実施の形態に係るプラントの集中監視制御装置の詳細構成図。

Claims (9)

  1. 複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と、各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置と、前記集中対話装置と前記個別対話装置とを接続する情報ネットワークと、各々のプラントを制御する制御装置と、前記制御装置と前記個別対話装置とを接続する制御ネットワークと、前記個別対話装置に設けられ前記個別対話装置から見た前記制御装置と等価の伝送機能を持つゲートウエイ手段とを備え、
    前記制御装置は、各々のプラントの状態量をTagとしてTagデータベースに入力する手段と、プラントの状態量の有意な変化に対して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する一方プラントの状態量の有意な変化がない場合には健全性を示すハートビートを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する手段と、前記制御ネットワークから入力した状態量の問合せについてTagデータベースの内容を返答し操作に対してTagデータベースの内容を更新する手段を含み、
    前記個別対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示する手段と、存在しない場合は状態量の問合わせを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新する手段と、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする手段とを含み、
    前記集中対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示する手段と、存在しない場合は状態量の問合わせを前記情報ネットワークおよびゲートウエイ手段を介して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新する手段と、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする手段とを含むことを特徴とするプラントの集中監視制御装置。
  2. 前記個別対話装置は、運転員毎に監視および操作が可能な範囲を限定する情報を格納したセキュリティデータベースを有し、前記ゲートウエイ手段は前記セキュリティデータベースの定義に基づいて前記制御装置を模擬する範囲を限定することを特徴とする請求の範囲1記載のプラントの集中監視制御装置。
  3. 前記情報ネットワーク、前記制御ネットワーク、前記制御装置、前記集中対話装置および前記個別対話装置を冗長化し、前記制御装置、前記集中対話装置および前記個別対話装置は、前記マルチキャスト伝送については冗長化された全ての情報ネットワークおよび制御ネットワークに対して行うと共に、受信については処理単位毎に先着優先とすることを特徴とする請求の範囲1記載のプラントの集中監視制御装置。
  4. 前記集中対話装置または個別対話装置は、前記TagデータベースへのTagの参照が一定期間存在しない場合には当該Tagを削除するメモリ管理手段を備えたことを特徴とする請求の範囲1記載のプラントの集中監視制御装置。
  5. 前記個別対話装置は、自己のTagデータベースとして、自己が要求したTagを格納するローカルTagデータベースと前記ゲートウエイ手段から要求されたTagを格納するリモートTagデータベースとを備えたことを特徴とする請求の範囲1記載のプラントの集中監視制御装置。
  6. 前記集中対話装置は、監視に必要とするTagを指定した登録要求を前記個別対話装置に出力し、前記個別対話装置は前記集中対話装置から登録要求されたTagをTagリストに記憶すると共にTagリストに記憶されたTagの状態量を前記ゲートウエイ手段により前記集中対話装置側の形式に合わせて変換送信することを特徴とする請求項の範囲記載のプラントの集中監視制御装置。
  7. 前記集中対話装置は、前記制御装置のTag情報の更新要求を前記個別対話装置に出力し、前記個別対話装置は前記集中対話装置から更新要求された制御装置のTag情報を送信し、前記集中対話装置は受信したTag情報に固有の識別IDを付加し前記集中対話装置側の形式に合わせて保存することを特徴とする請求の範囲6記載のプラントの集中監視制御装置。
  8. 前記個別対話装置に変わるGW装置は、前記集中対話装置に対して前記制御装置と等価の伝送機能のみを持つことを特徴とする、請求の範囲1記載のプラントの集中監視制御装置。
  9. 複数プラントの運転監視制御を行うための集中対話装置と、各々のプラント毎の監視制御を行うための個別対話装置と、前記集中対話装置と前記個別対話装置とを接続する情報ネットワークと、各々のプラントを制御する制御装置と、前記制御装置と前記個別対話装置とを接続する制御ネットワークと、前記個別対話装置に設けられ前記個別対話装置から見た前記制御装置と等価の伝送機能を持つゲートウエイ手段とを備えたプラントの集中監視制御装置を用いて行うプラントの集中監視制御方法であって、
    前記制御装置は、各々のプラントの状態量をTagとしてTagデータベースに入力し、プラントの状態量の有意な変化に対して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送する一方プラントの状態量の有意な変化がない場合には健全性を示すハートビートを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送すると共に、前記制御ネットワークから入力した状態量の問合せについてTagデータベースの内容を返答し操作に対してTagデータベースの内容を更新する工程を有し、
    前記個別対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示し、存在しない場合は状態量の問合わせを前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新すると共に、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする工程を有し、
    前記集中対話装置は、プラントの対話画面に定義されたTagが自己のTagデータベースに存在する場合は対話画面にその状態量を表示し、存在しない場合は状態量の問合わせを前記情報ネットワークおよびゲートウエイ手段を介して前記制御ネットワークにマルチキャスト伝送して前記制御装置からの返答をTagデータベースに登録更新すると共に、前記制御装置から健全性を示すハートビートが一定期間受信しない場合には当該制御装置に含まれるTagを不良にする工程を有することを特徴とするプラントの集中監視制御方法。
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