JPWO2003058964A1 - 映像情報課金システム - Google Patents
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Abstract
本発明は、送信装置(11)から受信装置(13)へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置(13)と商取引管理装置(14)との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。番組データ生成部(21)において、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが取得される。制御部(33)は、番組のデータを再生する。また、制御部(33)は、視聴者の指示に従い、番組で登場する商品に関する表示を行う。さらに、制御部(33)は、視聴者の指示に従い、商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金部(35)は、番組に対する課金額を算出する際、商品に関する表示と購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
Description
技術分野
本発明は、映像情報課金システムに関し、より特定的には、デジタル放送によって提供される有料放送コンテンツが放送局から受信装置へ送信される映像情報課金システムに関する。
背景技術
近年、BSデジタル衛星放送等の放送開始により放送の多様化が進展している。放送の多様化に応じて、放送事業者の運営形態も様々な形態が考えられる。放送事業者の運営形態としては、視聴者から徴収される視聴料によって運営を行う形態がある。また、番組中にCMを放送し、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態も考えられる。
ここで、視聴料によって運営を行う形態では試聴者の料金的負担が大きい。従って、かかる料金的負担がデジタル放送の普及の妨げとなるおそれがある。一方、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態では、必然的に番組の合間にCMを放送しなければならず、視聴者にとっては、CMによる番組の中断によって視聴者の興味が削がれてしまうという欠点がある。以上から、視聴者の料金的負担を軽減するとともに、視聴者の興味を損なわない放送を行うことができるような新たな放送料金の課金形態が望まれていた。
それ故に、本発明の目的は、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる映像情報課金システムを提供することである。
発明の開示
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の第1の局面は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
上記第1の局面によれば、商品に関する表示(関連情報の表示)と商品の購入要求とに基づいて、視聴料の割引が行われる。ここで、関連情報の表示や商品の購入要求は、視聴者自身の指示によって行われるものである。つまり、番組中に登場する商品のうち、視聴者が興味を持った商品のみについて関連情報が表示され、商品の購入が行われる。従って、視聴者は、自分が興味を持ったもののみを自らの指示で表示させるので、興味のないCMを見ることがない。それ故に、本映像情報課金システムによって、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる。
本発明の第2の局面は、第1の局面において、スポンサー料算出部と、スポンサー料送信部とをさらに備えるシステムである。スポンサー料算出部は、課金管理部によって割り引かれた額に基づいて、スポンサー料を算出する。スポンサー料送信部は、スポンサー料算出部によって算出されたスポンサー料を示すデータを商取引管理装置へ送信する。
上記第2の局面によれば、スポンサー料は、視聴料金の割引額に基づいて決定される。なお、ここでは、商取引管理装置を管理して視聴者との間で商取引を行う商取引会社が、送信装置を管理する放送事業者に対してスポンサー料を支払う形態とする。上述したように、商品に関する表示や商品の購入要求は、視聴者が興味を持った場合にのみ行われるものである。そして、かかる場合に視聴料の割引が発生し、それに応じてスポンサー料が発生する。従って、スポンサー料が発生するのは、視聴者が商品に興味を持ち、関連情報を表示させた場合に限られる。換言すれば、試聴者が興味を持たない場合(商品に関する表示等が行われない場合)には、商取引会社は、スポンサー料を支払う必要がない。従って、関連情報の表示を当該商品の広告と考えると、商取引会社は、真に広告効果が認められる場合(視聴者が興味を持った場合)にのみスポンサー料を支払えばよいこととなる。従って、本局面によれば、商取引会社は、広告効果を正確に判断することができ、それに基づいて適切なスポンサー料を支払うことができる。
本発明の第3の局面は、第1の局面において、表示量算出部と、購入量算出部とをさらに備えるシステムである。表示量算出部は、関連画像表示部によって商品に関する表示が行われた量(例えば、表示が行われた時間や、表示が行われた回数、表示が行われた商品の数等)を表示量として算出する。購入量算出部は、要求送信部によって送信された購入要求の量(例えば、購入要求を送信した回数や、購入要求を送信した商品の金額等)を購入量として算出する。このとき、スポンサー料算出部は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する。
上記第3の局面によれば、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができ、より適切なスポンサー料を支払うことができる。例えば、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が多い場合、上記割合が高くなる。このような場合、商品に関する表示による広告効果は高いと言える。逆に、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が少ない場合、広告効果は低いと言える。本局面では、当該割合、すなわち、広告効果が高い場合、スポンサー料も多くなるので、広告効果に応じた適切なスポンサー料を算出することができる。ひいては、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができる。
本発明の第4の局面は、第1の局面において、関連プログラム記憶部をさらに備えるシステムである。 関連プログラム記憶部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する。このとき、関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。また、購入要求部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。
上記第4の局面によれば、視聴者は、商品に関する情報を所望のタイミングで表示させることができる。
本発明の第5の局面は、送信装置から放送される有料の番組を受信する映像情報受信装置である。本映像情報受信装置は、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。ここで、送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれている。本映像情報受信装置は、番組受信部と、再生部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。番組受信部は、送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第6の局面は、映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法である。この映像情報課金システムでは、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信が行われる。また、映像情報課金方法は、関連プログラム取得ステップと、番組送信ステップと、番組受信ステップと、再生ステップと、関連画像表示ステップと、購入要求ステップと、課金管理ステップとを備えている。関連プログラム取得ステップでは、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信ステップでは、関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信ステップでは、番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する。再生ステップでは、番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する。関連画像表示ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理ステップでは、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と要求送信ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の種々の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。図1において、本課金システムは、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とを備えている。送信装置11は、衛星12を介して受信装置13に番組(放送コンテンツ)のデータを送信する。なお、送信装置11から受信装置13への放送形態は、典型的には通信衛星や商業衛星を介した衛星放送であるが、地上波放送であってもよいし、ケーブル等の有線を利用したCATV放送であってもよい。
また、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とは、無線または有線のネットワーク15を経由して相互に通信可能な状態に接続される。送信装置11は、例えば、テレビジョン放送の放送局に設置される。受信装置は、例えば、当該放送局による放送サービスの加入者(視聴者)の各家庭(図1では受信装置を1つだけ示す。)に設置される。商取引管理装置14は、放送サービスにおいて提供される番組で登場する商品を取り扱う会社(以下、「商取引会社」と呼ぶ。)に設置される。受信装置13と商取引管理装置14との間では、商取引会社の取り扱う商品について電子商取引が行われる。
なお、本実施形態における放送事業者の運営形態は、視聴者からの視聴料および商取引会社からのスポンサー料によって運営される形態である。つまり、視聴者は、番組試聴の対価として視聴料を支払い、商取引会社は、自社の商品情報を送信する対価としてスポンサー料を支払う。
送信装置11から受信装置13へ送信される番組のデータには、当該番組に登場する商品に関連する関連情報プログラムが埋め込まれている。関連情報プログラムは、番組に登場する商品に関連する関連情報を表示させ、当該商品についての電子商取引を行うためのプログラムであって、番組のデータを受信した受信装置13によって実行される。ここで、関連情報とは、上記商取引会社が取り扱う商品に関する情報である。また、送信装置11は、ネットワーク15を介して、受信装置13から番組の視聴料として課金される課金額に関する情報を受信する。さらに、送信装置11は、受信装置13から受け取った試聴料に基づいて、商取引会社に請求するスポンサー料を算出し、算出したスポンサー料の情報を商取引管理装置14に送信する。
受信装置13は、例えばテレビジョン受信装置およびそれに接続されたセットトップボックス等によって構成され、衛星12を介して送信装置11から送信された番組のデータを受信し、再生する。ここで、視聴者は、再生中の番組で登場する商品について電子商取引を行うことができる。このとき、受信装置13は、ネットワーク15を介して、商取引管理装置14に対して商品の購入申し込みの要求を送信する。また、受信装置13は、視聴料金の課金額を算出すると、算出した課金額をネットワーク15を介して送信装置11へ送信する。
商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して受信装置13から商品の購入申し込みの要求を受信する。また、商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して送信装置11から送信されてくるスポンサー料の情報を受信する。
図2は、第1の実施形態における送信装置11の機能的な構成を示すブロック図である。送信装置11は、番組データ生成部21と、課金情報付加部22と、送信部23と、通信部24と、スポンサー料算出部25とを備えている。
番組データ生成部21は、放送すべき番組のデータを生成する。ここで、番組のデータには、上記関連情報プログラムが埋め込まれる。具体的には、番組のデータを構成する画像データおよび音声データのいずれかに関連情報プログラムが埋め込まれる。関連情報が埋め込まれた番組のデータは課金情報付加部22に渡される。
課金情報付加部22は、番組のデータに課金情報を付加する。課金情報は、番組の課金額およびその割引額を算出するために用いられる。課金情報が付加された番組のデータは、送信部23に渡される。以下、番組のデータ(画像データおよび音声データ)に課金情報が付加されたデータを、番組のデータと区別をするため、放送データと呼ぶ。送信部23は、放送データを放送電波に変調(FM変調)して衛星12に送信する。
通信部24は、受信装置13から送信されてくる視聴料金の課金額の情報を受信し、スポンサー料算出部25に渡す。スポンサー料算出部25は、通信部24から課金額の情報を受け取ると、当該情報に基づいて、商取引会社に請求するためのスポンサー料を算出する。算出されたスポンサー料は、通信部24を介して商取引管理装置14に送信される。なお、通信部24およびスポンサー料算出部25は、番組データ生成部21、課金情報付加部22および送信部23とは別体の装置に構成されてもよい。また、その場合、通信部24およびスポンサー料算出部25を備える装置は、送信装置11とは異なる場所に設置されてもよい。
図3は、第1の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。受信装置13は、チューナ部31と、多重分離部32と、制御部33と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38とを備えている。
チューナ部31は、アンテナ(図示せず)によって受信される放送電波から、所望のチャンネルの放送データを取り出し、当該データを復調(FM復調)する。所望のチャンネルは、入力部37からユーザの指示を受け取った制御部33によって選択される。多重分離部32は、チューナ部31から放送データを受け取り、画像データと、音声データと、課金情報とに分離する。多重分離部32は、分離したそれぞれのデータを制御部33に渡す。
次に、制御部33、電子商取引部34および課金部35について説明する。なお、これらの各部の機能は、受信装置13のCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
制御部33は、送信装置11から送信されてくる番組のデータを出力部38から再生したり、また、関連情報を表示させ、電子商取引を行うために必要な各部の動作を司る。制御部33は、多重分離部32から受け取った番組のデータに基づき、映像信号および音声信号を作成し、出力部38から再生する。また、制御部33は、多重分離部32から受け取った課金情報を合計課金算出時に課金部35に渡す。また、制御部33は、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とを集計し、合計課金算出時に課金部35に渡す。さらに、制御部33は、ユーザによる電子商取引の指示を入力部37から受け取ると、商取引会社(商取引管理装置14)に対する商品の購入要求の指示を電子商取引部34に渡す。
電子商取引部34は、制御部33から指示を受けると、商品の購入要求を作成する。電子商取引部34において作成された商品の購入要求は、通信部36を介して商取引管理装置14に送信される。
課金部35は、送信装置11に送信する課金額を算出する。課金額は、課金情報を参照することによって、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とに基づいて算出される。算出された課金額は、通信部36に渡される。
通信部36は、典型的にはモデムであって、電子商取引部34から指示を受けて、ネットワーク15を介して商取引管理装置14に商品購入申し込み要求を送信する。また、通信部36は、課金部35からの指示を受けて、送信装置11に課金額を送信する。
入力部37は、典型的にはリモコン等の入力装置であって、ユーザからの操作入力を受け付ける。具体的には、入力部37は、ユーザによるキーの押下等の動作を検知し、動作に応じて入力情報を生成し、制御部33に渡す。出力部38は、典型的にはモニタやスピーカ等の出力装置であって、制御部33から送信されてくる画像信号や音声信号を出力する。
以上のように構成される本映像情報課金システムの動作を、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態における送信装置11の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS401において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを取得する。関連情報プログラムは、例えば送信装置11の内部の記憶装置に予め格納されているものが取得されてもよいし、送信装置11がアクセス可能な外部記憶媒体に格納されているものが取得されてもよい。
ステップS402において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込むか否かを判断する。具体的には、関連情報プログラムには画像データに埋め込むか音声データに埋め込むかを示す情報が予め付されており、当該情報に従ってステップS402(およびS404)の判断が行われる。なお、関連情報プログラムに付される情報は、関連情報プログラムが画像を通して宣伝/販売する商品(例えば鞄や靴等)に関するものである場合、画像データに埋め込むことを示す情報が付される。一方、関連情報プログラムが音声を通して宣伝/販売する商品(例えば音楽CD等)に関するものである場合、関連情報プログラムに付される情報は、音声データに埋め込むことを示す情報が付される。
ステップS402における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS403の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込む。関連情報プログラムは、いわゆる電子透かしのような形態で埋め込まれる。つまり、関連情報プログラムは、人間の視覚特性上支障が出ないように画像データを変更することによって、画像データに含められる。番組データ生成部21は、画像データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ画像データを課金情報付加部22に渡す。
一方、ステップS402における判断が否定の場合、番組データ生成部21はステップS404の処理を行う。ステップS404において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込むか否かを判断する。ステップS404の判断の方法は、上述したステップS402の方法と同様である。
ステップS404における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS405の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込む。関連情報プログラムの埋め込み方法は、上述のステップS403と同様である。番組データ生成部21は、音声データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ音声データを課金情報付加部22に渡す。
以上のように、ステップS402〜S404の処理において、関連情報プログラムのデータへの埋め込みが完了する。なお、本実施形態においては、画像データに関連する関連情報プログラムは画像データに埋め込まれ、音声データに関連する関連情報プログラムは音声データに埋め込まれることとした。ここで、他の実施形態においては、関連情報プログラムは、画像データおよび音声データのいずれに埋め込まれても構わない。
ステップS406において、番組データ生成部21は、複数のメディア、つまり、画像データおよび音声データを多重化する。具体的には、番組データ生成部21は、画像データおよび音声データを時分割多重して1本の番組のデータとして統合する。
ステップS406の次に、ステップS407において、番組データ生成部21は、番組のデータの作成が終了したか否かを判断する。つまり、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込んだか否かを判断する。1つの番組のデータに対して、埋め込むべき関連情報プログラムは1つとは限らない。1つの番組のデータに埋め込むべき関連情報プログラムが複数存在する場合、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込むまで、ステップS401〜S407の処理を行う。よって、ステップS407における判断が否定の場合、番組データ生成部21は、再びステップS401〜S407の処理を行う。また、ステップS407において肯定と判断されたことは、関連情報プログラムが含まれる番組のデータの作成が完了したことを意味する。
ステップS407における判断が肯定の場合、ステップS408の処理が行われる。ここで、番組データ生成部21は、関連情報プログラムの埋め込みが完了した番組のデータを課金情報付加部22に渡す。ステップS408において、課金情報付加部22は、番組データ生成部21から受け取った番組のデータに課金情報を付加する。さらに、課金情報付加部22は、放送データ(課金情報を付加した番組のデータ)を送信部23に渡す。続くステップS409において、送信部23は、課金情報付加部22から受け取った放送データを放送電波に変調して衛星12に送信する。
次に、図5のフローチャートを参照して、受信装置13における動作を説明する。ステップS501において、受信装置13は番組データ再生処理を行う。ここで、番組データ再生処理とは、送信装置11から衛星12を介して送信されてくる番組のデータを再生する処理をいう。以下、図6を参照して、番組データ再生処理について詳細に説明する。
図6は、図5のサブルーチンステップS501の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS601において、チューナ部31は、アンテナを介して衛星12から受信した放送電波を受け取る。続くステップS602において、チューナ部31は、制御部33から指示されたチャンネルの放送データを、受信した放送電波から取り出して、復調する。復調された放送データは、多重分離部32に渡される。
ステップS603において、多重分離部32は、チューナ部31から受け取った放送データを分離する。具体的には、放送データは、課金情報と、画像データと、音声データとに分離される。さらに、画像データまたは音声データに埋め込まれている関連情報プログラムを当該データから取り出す。分離された各データは、制御部33に渡される。
ステップS603の次に、ステップS604において、制御部33は、音声を再生する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った音声データを音声信号に変換し、音声信号を出力部38に出力させる。出力部38は、制御部33から受け取った音声信号を再生する。続くステップS605において、制御部33は、画像を表示する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った画像データを画像信号に変換し、画像信号を出力部38に表示させる。出力部38は制御部33から受け取った画像信号を表示する。以上のステップS601〜S605によって、番組データ再生処理が完了する。
図5の説明に戻り、ステップS502において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。つまり、制御部33は、ユーザから何らかの指示入力があったか否かを判断する。ユーザによる入力は、例えば入力部37であるリモコンのボタンを押下することで行われる。ここで、制御部33が入力部37から受け取る指示は、関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示の4種類である。
ステップS502における判断が否定の場合、制御部33はステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS502における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS503の処理を行う。ステップS503において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が関連情報を表示させるための指示であるか否かを判断する。
ステップS503における判断が肯定の場合、制御部33はステップS504の処理を行う。ステップS504において、制御部33は、関連情報の表示を開始する。具体的には、制御部33は、ステップS603において分離された関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。なお、ステップS603において分離された関連情報プログラムが複数である場合、現時点で出力部38に出力されている画像または音声に対応する関連情報プログラムが実行される。制御部33は、関連情報を表示させると、ステップS502の処理に戻る。
図7は、図3に示す出力部38に表示される関連情報の一例を示す図である。関連情報には、商取引会社が扱う商品に関する情報が含まれており、例えば、商品の特徴や製造メーカ、販売価格等が含まれている。また、図7(a)は、音声データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例であり、図7(b)は、画像データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例である。
図7(a)に示すように、ユーザによってリモコンの特定のボタンが押下される等の操作が行われると、音声データに埋め込まれた関連情報が表示される。関連情報には、現在再生されている音声に関連する情報、例えば、音楽を演奏しているアーティスト名や、音楽CDの販売価格が表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、「購入」および「戻る」のボタンが表示されている。「購入」のボタンは、商品の購入要求を商取引管理装置14に送信するためのものである。また、「戻る」のボタンは、関連情報の表示を終了させるためのものである。
また、図7(b)では、関連情報には、現在表示されている画像に関連する情報、例えば、鞄の販売価格や製造メーカが表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、図7(a)と同様、「購入」および「戻る」のボタンが表示される。
再び図5の説明に戻り、ステップS503における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS505の処理を行う。ステップS505において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示を終了させる指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザによって関連情報の表示を終了させる指示がなされたか否かを判断する。なお、関連情報の表示を終了させる指示とは、例えば、図7に示す「戻る」のボタンを選択することによって行われる。
ステップS505における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS506の処理を行う。ステップS506において、制御部33は、関連情報の表示を終了させる処理を行う。制御部33は、関連情報プログラムの実行を終了し、表示画面への関連情報の表示を終了する。制御部33は、関連情報の表示を終了すると、ステップS507の処理を行う。
一方、ステップS505における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS507の処理を行う。ステップS507において、制御部33は、ステップS702で受け取った指示が電子商取引の指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が商品を購入する指示であるか否かを判断する。ここで、商品の購入は、ステップS503における判断が肯定であって、かつステップS505における判断が否定の場合、すなわち関連情報が画面に表示されている場合にのみ行われる。
ステップS507における判断が肯定の場合、制御部33はステップS508の処理を行う。すなわち、ステップS508において、制御部33は、電子商取引部34に、商品の購入要求を商取引管理装置14へ送信させる。具体的には、制御部33は、電子商取引部34に商品の購入要求を行うよう指示する。電子商取引部34は、制御部33から指示を受け取ると、商品の購入要求を作成し、通信部36を介して商取引管理装置14に送信する。電子商取引部34は、商取引管理装置14への送信が完了すると、制御部33に購入要求の送信が完了したことを通知する。続くステップS509において、制御部33は、電子商取引部34から送信完了の通知を受け取ると、購入量を算出する。購入量とは、商取引(商品の購入)を行った回数や、購入した商品の金額を含む概念である。なお、ここでは、当該購入量として商取引を行った回数が算出されるものとする。算出された購入量は、後述する商取引による割引額の算出処理(ステップS805参照)において用いられる。制御部33は、ステップS509の処理が終了すると、再びステップS502の処理に戻り、入力部37から指示を受け取ったか否かを判断する。
一方、ステップS507における判断が否定の場合、制御部33はステップS510の処理を行う。すなわち、ステップS510において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が視聴終了指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザが番組の視聴を終了することを指示したか否かを判断する。
ステップS510における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS510における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS511の処理を行う。ステップS511において、制御部33は、ステップS504における関連情報の表示量を算出する。ここで、関連情報の表示量とは、関連情報を表示した時間や、関連情報を表示した回数、関連情報が表示された商品の数等を含む概念である。なお、ここでは、当該表示量として関連情報を表示した時間が算出されるものとする。続くステップS512において、制御部33は、番組の視聴時間(再生時間)を算出する。なお、制御部33は、当該視聴時間と、ステップS511において算出された関連情報の表示量と、ステップS508において算出された購入量とを課金部35に渡す。
次に、ステップS513において、制御部33は課金処理を行う。ステップS513の課金処理では、課金額を算出する際、出力部38に出力された関連情報と商取引管理装置14へ送信された購入要求とに基づいて、番組の視聴料が割り引かれる。以下、図8を参照して、課金処理について詳細に説明する。
図8は、図5のサブルーチンステップS513の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS801において、課金部35は、課金額を示す変数Tを初期化するために、Tに「0」を代入する。続くステップS802において、課金部35は、視聴料金を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報を参照し、制御部33から受け取った視聴時間に基づいて視聴料金を算出する。
図9は、第1の実施形態において用いられる課金情報の一例を示す図である。課金情報には、課金または割引の種類と、金額情報とが対応付けて格納されている。また、課金または割引の種類には、視聴料の課金に関する情報と、関連情報による割引に関する情報と、商取引による割引に関する情報とが含まれている。視聴料の課金に関する情報には、「10円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、番組を10分間視聴した場合、課金額は10円であることを示す。なお、図9においては、視聴料は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、視聴料は1つの番組を単位として算出されてもよい。
また、図9において、関連情報による割引に関する情報には、「1円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、関連情報を10分間表示した場合、視聴料金が1円割り引かれることを示す。なお、図9においては、関連情報による割引額は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は1つの関連情報(1つの商品に関する関連情報)を単位として算出されてもよいし、関連情報を表示させた回数を単位として算出されてもよい。
また、図9において、商取引による割引に関する情報には、「10円/1回」という金額情報が対応付けられている。これは、商取引を1回行った(商品を1つ購入した)場合、視聴料金が10円割り引かれることを示す。なお、図9においては、商取引による割引額は商取引の回数(商品を購入した回数)を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は商取引が行われた額(購入された商品の金額)を単位として算出されてもよい。
課金部35は、以上のような課金情報を参照して、番組の視聴時間、関連情報の表示時間および購入要求の送信回数に基づいて課金額を算出する。
図8の説明に戻り、ステップS803において、課金部35は加算処理を行う。課金部35は、ステップS802で算出した番組の視聴料金を課金額Tに加算する。なお、現時点における課金額Tの値は、割引される前の課金額を示す。
ステップS804において、課金部35は、関連情報の表示による割引を行うか否かを判断する。具体的には、課金部35は、制御部33から受け取った関連情報の表示時間が0でないか否か、すなわち、今回の試聴の際に視聴者が関連情報を表示させたか否かを判定する。
ステップS804における判断が肯定の場合(関連情報の表示時間が0でない場合)、課金部35はステップS805の処理を行う。すなわち、ステップS805において、課金部35は、関連情報による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す関連情報による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った関連情報の表示時間に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS806において、課金部35は、ステップS805で算出した関連情報による割引額を課金額Tから減算する。ステップS806の後、課金部35は、ステップS807の処理を行う。
ステップS804における判断が否定の場合、課金部35はステップS807の処理を行う。すなわち、ステップS807において、課金部35は、商取引による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す商取引による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った商取引の回数に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS808において、課金部35は、ステップS807で算出した商取引による割引額を課金額Tから減算する。その後、課金部35は、課金処理を終了する。
一方、ステップS808における判断が否定の場合、課金部35は課金処理を終了する。以上のステップS801〜S810によって、課金処理が完了する。
再び、図5の説明に戻り、ステップS514において、課金部35は、ステップS513で算出した課金額Tを通信部36を介して送信装置11に送信する。なお、本実施形態においては、課金額に加えて、ユーザ情報が送信される。ユーザ情報とは、割引額(関連情報による割引額および商取引による割引額の和)の情報を含む情報である。その他、ユーザ情報には、関連情報の表示時間や、商取引の回数が含まれてもよいし、関連情報として表示された商品の情報や、商取引が行われた商品の情報等が含まれていてもよい。以上によって、受信装置13での処理が完了する。
次に、受信装置13から課金額を受け取った送信装置11の処理を説明する。受信装置13から送信されてきた課金額およびユーザ情報は、通信部24で受信され、スポンサー料算出部25に渡される。これによって、送信装置側で視聴者に対する課金額を知ることができ、放送事業者は試聴料金の徴収を行うことができる。
また、スポンサー料算出部25は、受け取ったユーザ情報に基づいてスポンサー料を算出する。スポンサー料は、例えば、割引額によって決定される。より具体的には、スポンサー料算出部25は、割引額をそのままスポンサー料としてもよい。また、例えば、ユーザ情報に関連情報の表示量(表示時間や表示回数)および商取引の量(回数や金額)が含まれている場合、関連情報の表示量に対する商取引の量の割合に応じて、スポンサー量を変化させてもよい。つまり、スポンサー料算出部25は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが番組の視聴時に、関連情報を表示させたり、電子商取引を行ったりすることで、視聴料金の減額が行われ、ユーザの金銭的負担を軽減することが可能となる。これにより、ユーザの有料放送の利用を促進すると共に、商取引管理装置14の商品の宣伝/販売効果を促進することができ、また、有料放送の利用促進に伴い、送信装置11の利益を増加させることができる。
なお、本実施形態において、受信装置13は、合計課金額とユーザ情報を送信装置11に送信するが、合計課金額を送信装置11に送信し、ユーザ情報は商取引管理装置14に送信することとしてもよい。
なお、本実施形態において、受信装置13において算出された合計課金額は、番組の視聴が終了するごとに算出され、送信装置11に送信されることとしていたが、例えば2週間や1ヶ月のように、一定期間ごとに集計した課金額を送信装置11に送信してもよい。これによって、番組ごとに視聴料金を支払うPPV(Pay Per View)契約だけではなく、チャンネル単位で月極料金を支払う形態等にも本発明を適用することができる。
なお、本実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額等の送信は、ネットワーク15を介して行われる。ここで、他の実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額の通知は、ICカードを用いて送信装置11へ通知される形態であってもよい。この場合、受信装置13は、ICカードを読み取り・書き込みすることができる構成部を備える必要がある。ICカードを用いた精算は、課金処理によって課金額が算出された後、課金額が送信装置11に送信される代わりに、課金額をICカードに書き込むことで実現される。その後、視聴者は、課金額が書き込まれたICカードを送信装置11と通信可能な端末が存在する施設(例えば、コンビニエンスストア等)に出向き、ICカードに書き込まれた課金額の情報を当該端末に読み取らせる。これによって送信装置11は、当該端末から課金額の情報を得ることができる。なお、料金精算にICカードを利用することによって、視聴者は、通常使用している受信装置13以外の受信装置によって番組および関連情報を視聴する場合であっても、通常使用している受信装置13と同様に、番組および関連情報を視聴することができる。
なお、本実施形態において、課金額の算出は受信装置によって行われるが、送信装置11が課金額の算出を行うようにしてもよい。この場合、受信装置13は、送信装置11に番組の視聴時間、関連情報の表示量および購入量を送信する。送信装置11には、予め課金情報が設定されている。そして、送信装置11は、課金情報を参照して、受信装置13から送信されてきた番組の視聴時間、表示量および購入量に基づいて、合計課金額を計算する。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。上述のように、第1の実施形態では、番組の再生中において、当該番組に含まれていた関連情報プログラムが実行された。これに対して、第2の実施形態においては、受信装置13は、関連情報記憶部101を備えている。受信装置13は、関連情報記憶部101に関連情報プログラムを保存することによって、ユーザの好きなときに関連情報プログラムを呼び出して関連情報を表示させることができる。以下、図9〜図10を参照して第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態に係る映像情報課金システムは、受信装置13の構成およびその動作以外は、第1の実施形態のそれと同様である。従って、以下においては、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点のみを説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ点については説明を省略する。
図10は、第2の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。図10において、受信装置13は、制御部33と、チューナ部31と、多重分離部32と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38と、関連情報記憶部101とを備えている。図10に示す受信装置13は、図3のそれと比較すると、受信装置13に関連情報記憶部101を備えている点で相違する。それ以外は図3と同様であるため、図10において図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
関連情報記憶部101は、制御部33から受け取った関連情報プログラムを記憶する。関連情報記憶部101は、受信装置13が有するRAM等の記憶装置で構成される。制御部33は、視聴者の指示に従い、多重分離部32から受け取った関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶させる。また、視聴者から関連情報を表示させる指示があった場合、制御部33は、関連情報記憶部101に記憶されている関連情報のうち、指示に応じた関連情報プログラムを実行する。
図11は、第2の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。なお、図11において、図5と同様の処理については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
ステップS501の次に行われるステップS1001において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。ここで、ステップS1001において制御部33が受け取る指示は、第1の実施形態と同様である4種類(関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示)に、関連情報プログラムを保存する指示および関連情報プログラムを呼び出す指示の2種類を加えた合計6種類である。
ステップS503における判断が否定の場合、ステップS1002の処理が行われる。すなわち、ステップS1002において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する指示を受け取ったか否かを判断する。ステップS1002における判断が肯定の場合、処理はステップS1003に進む。一方、ステップS1002における判断が否定の場合、処理はステップS1004に進む。
ステップS1003において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する。具体的には、制御部33は、現在実行している(関連情報が表示されている)関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶する。ステップS1003の次に、制御部33はステップS1001の処理を行う。
ステップS1004において、制御部33は、ステップS1001で受け取った指示が関連情報プログラムを呼び出す指示であるか否かを判断する。ステップS1004における判断が肯定の場合、処理はステップS1005に進む。一方、ステップS1004における判断が否定の場合、処理はステップS505に進む。
ステップS1005において、制御部33は、関連情報記憶部101に保存されている関連情報プログラムを読み出す。続くステップS1006において、制御部33は、ステップS1005において読み出した関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。
以下のステップS505〜514の処理は、図5におけるステップS507〜S709の処理と同様である。なお、図11に示すステップS1007では、図5におけるステップS511〜514の処理が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、関連情報プログラムを関連情報記憶部101に保存することによって、現在再生されていない番組に関連する関連情報を表示させることが可能となる。従って、ユーザは、好きな時間に保存した関連情報を表示させたり、それに伴う電子商取引を行うことが可能となる。ひいては、課金額が割引される機会が増加する。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る映像情報課金システムは、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。
図2は、第1の実施形態における送信装置11の機能的な構成を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。
図4は、第1の実施形態における送信装置11の動作を示すフローチャートである。
図5は、第1の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。
図6は、図5のサブルーチンステップS501の詳細を示すフローチャートである。
図7は、図3に示す出力部38に表示される関連情報の一例を示す図である。
図8は、図5のサブルーチンステップS513の詳細を示すフローチャートである。
図9は、第1の実施形態において用いられる課金情報の一例を示す図である。
図10は、第2の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。
図11は、第2の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。
本発明は、映像情報課金システムに関し、より特定的には、デジタル放送によって提供される有料放送コンテンツが放送局から受信装置へ送信される映像情報課金システムに関する。
背景技術
近年、BSデジタル衛星放送等の放送開始により放送の多様化が進展している。放送の多様化に応じて、放送事業者の運営形態も様々な形態が考えられる。放送事業者の運営形態としては、視聴者から徴収される視聴料によって運営を行う形態がある。また、番組中にCMを放送し、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態も考えられる。
ここで、視聴料によって運営を行う形態では試聴者の料金的負担が大きい。従って、かかる料金的負担がデジタル放送の普及の妨げとなるおそれがある。一方、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態では、必然的に番組の合間にCMを放送しなければならず、視聴者にとっては、CMによる番組の中断によって視聴者の興味が削がれてしまうという欠点がある。以上から、視聴者の料金的負担を軽減するとともに、視聴者の興味を損なわない放送を行うことができるような新たな放送料金の課金形態が望まれていた。
それ故に、本発明の目的は、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる映像情報課金システムを提供することである。
発明の開示
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の第1の局面は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
上記第1の局面によれば、商品に関する表示(関連情報の表示)と商品の購入要求とに基づいて、視聴料の割引が行われる。ここで、関連情報の表示や商品の購入要求は、視聴者自身の指示によって行われるものである。つまり、番組中に登場する商品のうち、視聴者が興味を持った商品のみについて関連情報が表示され、商品の購入が行われる。従って、視聴者は、自分が興味を持ったもののみを自らの指示で表示させるので、興味のないCMを見ることがない。それ故に、本映像情報課金システムによって、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる。
本発明の第2の局面は、第1の局面において、スポンサー料算出部と、スポンサー料送信部とをさらに備えるシステムである。スポンサー料算出部は、課金管理部によって割り引かれた額に基づいて、スポンサー料を算出する。スポンサー料送信部は、スポンサー料算出部によって算出されたスポンサー料を示すデータを商取引管理装置へ送信する。
上記第2の局面によれば、スポンサー料は、視聴料金の割引額に基づいて決定される。なお、ここでは、商取引管理装置を管理して視聴者との間で商取引を行う商取引会社が、送信装置を管理する放送事業者に対してスポンサー料を支払う形態とする。上述したように、商品に関する表示や商品の購入要求は、視聴者が興味を持った場合にのみ行われるものである。そして、かかる場合に視聴料の割引が発生し、それに応じてスポンサー料が発生する。従って、スポンサー料が発生するのは、視聴者が商品に興味を持ち、関連情報を表示させた場合に限られる。換言すれば、試聴者が興味を持たない場合(商品に関する表示等が行われない場合)には、商取引会社は、スポンサー料を支払う必要がない。従って、関連情報の表示を当該商品の広告と考えると、商取引会社は、真に広告効果が認められる場合(視聴者が興味を持った場合)にのみスポンサー料を支払えばよいこととなる。従って、本局面によれば、商取引会社は、広告効果を正確に判断することができ、それに基づいて適切なスポンサー料を支払うことができる。
本発明の第3の局面は、第1の局面において、表示量算出部と、購入量算出部とをさらに備えるシステムである。表示量算出部は、関連画像表示部によって商品に関する表示が行われた量(例えば、表示が行われた時間や、表示が行われた回数、表示が行われた商品の数等)を表示量として算出する。購入量算出部は、要求送信部によって送信された購入要求の量(例えば、購入要求を送信した回数や、購入要求を送信した商品の金額等)を購入量として算出する。このとき、スポンサー料算出部は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する。
上記第3の局面によれば、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができ、より適切なスポンサー料を支払うことができる。例えば、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が多い場合、上記割合が高くなる。このような場合、商品に関する表示による広告効果は高いと言える。逆に、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が少ない場合、広告効果は低いと言える。本局面では、当該割合、すなわち、広告効果が高い場合、スポンサー料も多くなるので、広告効果に応じた適切なスポンサー料を算出することができる。ひいては、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができる。
本発明の第4の局面は、第1の局面において、関連プログラム記憶部をさらに備えるシステムである。 関連プログラム記憶部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する。このとき、関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。また、購入要求部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。
上記第4の局面によれば、視聴者は、商品に関する情報を所望のタイミングで表示させることができる。
本発明の第5の局面は、送信装置から放送される有料の番組を受信する映像情報受信装置である。本映像情報受信装置は、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。ここで、送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれている。本映像情報受信装置は、番組受信部と、再生部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。番組受信部は、送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第6の局面は、映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法である。この映像情報課金システムでは、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信が行われる。また、映像情報課金方法は、関連プログラム取得ステップと、番組送信ステップと、番組受信ステップと、再生ステップと、関連画像表示ステップと、購入要求ステップと、課金管理ステップとを備えている。関連プログラム取得ステップでは、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信ステップでは、関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信ステップでは、番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する。再生ステップでは、番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する。関連画像表示ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理ステップでは、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と要求送信ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の種々の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。図1において、本課金システムは、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とを備えている。送信装置11は、衛星12を介して受信装置13に番組(放送コンテンツ)のデータを送信する。なお、送信装置11から受信装置13への放送形態は、典型的には通信衛星や商業衛星を介した衛星放送であるが、地上波放送であってもよいし、ケーブル等の有線を利用したCATV放送であってもよい。
また、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とは、無線または有線のネットワーク15を経由して相互に通信可能な状態に接続される。送信装置11は、例えば、テレビジョン放送の放送局に設置される。受信装置は、例えば、当該放送局による放送サービスの加入者(視聴者)の各家庭(図1では受信装置を1つだけ示す。)に設置される。商取引管理装置14は、放送サービスにおいて提供される番組で登場する商品を取り扱う会社(以下、「商取引会社」と呼ぶ。)に設置される。受信装置13と商取引管理装置14との間では、商取引会社の取り扱う商品について電子商取引が行われる。
なお、本実施形態における放送事業者の運営形態は、視聴者からの視聴料および商取引会社からのスポンサー料によって運営される形態である。つまり、視聴者は、番組試聴の対価として視聴料を支払い、商取引会社は、自社の商品情報を送信する対価としてスポンサー料を支払う。
送信装置11から受信装置13へ送信される番組のデータには、当該番組に登場する商品に関連する関連情報プログラムが埋め込まれている。関連情報プログラムは、番組に登場する商品に関連する関連情報を表示させ、当該商品についての電子商取引を行うためのプログラムであって、番組のデータを受信した受信装置13によって実行される。ここで、関連情報とは、上記商取引会社が取り扱う商品に関する情報である。また、送信装置11は、ネットワーク15を介して、受信装置13から番組の視聴料として課金される課金額に関する情報を受信する。さらに、送信装置11は、受信装置13から受け取った試聴料に基づいて、商取引会社に請求するスポンサー料を算出し、算出したスポンサー料の情報を商取引管理装置14に送信する。
受信装置13は、例えばテレビジョン受信装置およびそれに接続されたセットトップボックス等によって構成され、衛星12を介して送信装置11から送信された番組のデータを受信し、再生する。ここで、視聴者は、再生中の番組で登場する商品について電子商取引を行うことができる。このとき、受信装置13は、ネットワーク15を介して、商取引管理装置14に対して商品の購入申し込みの要求を送信する。また、受信装置13は、視聴料金の課金額を算出すると、算出した課金額をネットワーク15を介して送信装置11へ送信する。
商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して受信装置13から商品の購入申し込みの要求を受信する。また、商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して送信装置11から送信されてくるスポンサー料の情報を受信する。
図2は、第1の実施形態における送信装置11の機能的な構成を示すブロック図である。送信装置11は、番組データ生成部21と、課金情報付加部22と、送信部23と、通信部24と、スポンサー料算出部25とを備えている。
番組データ生成部21は、放送すべき番組のデータを生成する。ここで、番組のデータには、上記関連情報プログラムが埋め込まれる。具体的には、番組のデータを構成する画像データおよび音声データのいずれかに関連情報プログラムが埋め込まれる。関連情報が埋め込まれた番組のデータは課金情報付加部22に渡される。
課金情報付加部22は、番組のデータに課金情報を付加する。課金情報は、番組の課金額およびその割引額を算出するために用いられる。課金情報が付加された番組のデータは、送信部23に渡される。以下、番組のデータ(画像データおよび音声データ)に課金情報が付加されたデータを、番組のデータと区別をするため、放送データと呼ぶ。送信部23は、放送データを放送電波に変調(FM変調)して衛星12に送信する。
通信部24は、受信装置13から送信されてくる視聴料金の課金額の情報を受信し、スポンサー料算出部25に渡す。スポンサー料算出部25は、通信部24から課金額の情報を受け取ると、当該情報に基づいて、商取引会社に請求するためのスポンサー料を算出する。算出されたスポンサー料は、通信部24を介して商取引管理装置14に送信される。なお、通信部24およびスポンサー料算出部25は、番組データ生成部21、課金情報付加部22および送信部23とは別体の装置に構成されてもよい。また、その場合、通信部24およびスポンサー料算出部25を備える装置は、送信装置11とは異なる場所に設置されてもよい。
図3は、第1の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。受信装置13は、チューナ部31と、多重分離部32と、制御部33と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38とを備えている。
チューナ部31は、アンテナ(図示せず)によって受信される放送電波から、所望のチャンネルの放送データを取り出し、当該データを復調(FM復調)する。所望のチャンネルは、入力部37からユーザの指示を受け取った制御部33によって選択される。多重分離部32は、チューナ部31から放送データを受け取り、画像データと、音声データと、課金情報とに分離する。多重分離部32は、分離したそれぞれのデータを制御部33に渡す。
次に、制御部33、電子商取引部34および課金部35について説明する。なお、これらの各部の機能は、受信装置13のCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
制御部33は、送信装置11から送信されてくる番組のデータを出力部38から再生したり、また、関連情報を表示させ、電子商取引を行うために必要な各部の動作を司る。制御部33は、多重分離部32から受け取った番組のデータに基づき、映像信号および音声信号を作成し、出力部38から再生する。また、制御部33は、多重分離部32から受け取った課金情報を合計課金算出時に課金部35に渡す。また、制御部33は、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とを集計し、合計課金算出時に課金部35に渡す。さらに、制御部33は、ユーザによる電子商取引の指示を入力部37から受け取ると、商取引会社(商取引管理装置14)に対する商品の購入要求の指示を電子商取引部34に渡す。
電子商取引部34は、制御部33から指示を受けると、商品の購入要求を作成する。電子商取引部34において作成された商品の購入要求は、通信部36を介して商取引管理装置14に送信される。
課金部35は、送信装置11に送信する課金額を算出する。課金額は、課金情報を参照することによって、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とに基づいて算出される。算出された課金額は、通信部36に渡される。
通信部36は、典型的にはモデムであって、電子商取引部34から指示を受けて、ネットワーク15を介して商取引管理装置14に商品購入申し込み要求を送信する。また、通信部36は、課金部35からの指示を受けて、送信装置11に課金額を送信する。
入力部37は、典型的にはリモコン等の入力装置であって、ユーザからの操作入力を受け付ける。具体的には、入力部37は、ユーザによるキーの押下等の動作を検知し、動作に応じて入力情報を生成し、制御部33に渡す。出力部38は、典型的にはモニタやスピーカ等の出力装置であって、制御部33から送信されてくる画像信号や音声信号を出力する。
以上のように構成される本映像情報課金システムの動作を、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態における送信装置11の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS401において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを取得する。関連情報プログラムは、例えば送信装置11の内部の記憶装置に予め格納されているものが取得されてもよいし、送信装置11がアクセス可能な外部記憶媒体に格納されているものが取得されてもよい。
ステップS402において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込むか否かを判断する。具体的には、関連情報プログラムには画像データに埋め込むか音声データに埋め込むかを示す情報が予め付されており、当該情報に従ってステップS402(およびS404)の判断が行われる。なお、関連情報プログラムに付される情報は、関連情報プログラムが画像を通して宣伝/販売する商品(例えば鞄や靴等)に関するものである場合、画像データに埋め込むことを示す情報が付される。一方、関連情報プログラムが音声を通して宣伝/販売する商品(例えば音楽CD等)に関するものである場合、関連情報プログラムに付される情報は、音声データに埋め込むことを示す情報が付される。
ステップS402における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS403の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込む。関連情報プログラムは、いわゆる電子透かしのような形態で埋め込まれる。つまり、関連情報プログラムは、人間の視覚特性上支障が出ないように画像データを変更することによって、画像データに含められる。番組データ生成部21は、画像データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ画像データを課金情報付加部22に渡す。
一方、ステップS402における判断が否定の場合、番組データ生成部21はステップS404の処理を行う。ステップS404において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込むか否かを判断する。ステップS404の判断の方法は、上述したステップS402の方法と同様である。
ステップS404における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS405の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込む。関連情報プログラムの埋め込み方法は、上述のステップS403と同様である。番組データ生成部21は、音声データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ音声データを課金情報付加部22に渡す。
以上のように、ステップS402〜S404の処理において、関連情報プログラムのデータへの埋め込みが完了する。なお、本実施形態においては、画像データに関連する関連情報プログラムは画像データに埋め込まれ、音声データに関連する関連情報プログラムは音声データに埋め込まれることとした。ここで、他の実施形態においては、関連情報プログラムは、画像データおよび音声データのいずれに埋め込まれても構わない。
ステップS406において、番組データ生成部21は、複数のメディア、つまり、画像データおよび音声データを多重化する。具体的には、番組データ生成部21は、画像データおよび音声データを時分割多重して1本の番組のデータとして統合する。
ステップS406の次に、ステップS407において、番組データ生成部21は、番組のデータの作成が終了したか否かを判断する。つまり、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込んだか否かを判断する。1つの番組のデータに対して、埋め込むべき関連情報プログラムは1つとは限らない。1つの番組のデータに埋め込むべき関連情報プログラムが複数存在する場合、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込むまで、ステップS401〜S407の処理を行う。よって、ステップS407における判断が否定の場合、番組データ生成部21は、再びステップS401〜S407の処理を行う。また、ステップS407において肯定と判断されたことは、関連情報プログラムが含まれる番組のデータの作成が完了したことを意味する。
ステップS407における判断が肯定の場合、ステップS408の処理が行われる。ここで、番組データ生成部21は、関連情報プログラムの埋め込みが完了した番組のデータを課金情報付加部22に渡す。ステップS408において、課金情報付加部22は、番組データ生成部21から受け取った番組のデータに課金情報を付加する。さらに、課金情報付加部22は、放送データ(課金情報を付加した番組のデータ)を送信部23に渡す。続くステップS409において、送信部23は、課金情報付加部22から受け取った放送データを放送電波に変調して衛星12に送信する。
次に、図5のフローチャートを参照して、受信装置13における動作を説明する。ステップS501において、受信装置13は番組データ再生処理を行う。ここで、番組データ再生処理とは、送信装置11から衛星12を介して送信されてくる番組のデータを再生する処理をいう。以下、図6を参照して、番組データ再生処理について詳細に説明する。
図6は、図5のサブルーチンステップS501の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS601において、チューナ部31は、アンテナを介して衛星12から受信した放送電波を受け取る。続くステップS602において、チューナ部31は、制御部33から指示されたチャンネルの放送データを、受信した放送電波から取り出して、復調する。復調された放送データは、多重分離部32に渡される。
ステップS603において、多重分離部32は、チューナ部31から受け取った放送データを分離する。具体的には、放送データは、課金情報と、画像データと、音声データとに分離される。さらに、画像データまたは音声データに埋め込まれている関連情報プログラムを当該データから取り出す。分離された各データは、制御部33に渡される。
ステップS603の次に、ステップS604において、制御部33は、音声を再生する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った音声データを音声信号に変換し、音声信号を出力部38に出力させる。出力部38は、制御部33から受け取った音声信号を再生する。続くステップS605において、制御部33は、画像を表示する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った画像データを画像信号に変換し、画像信号を出力部38に表示させる。出力部38は制御部33から受け取った画像信号を表示する。以上のステップS601〜S605によって、番組データ再生処理が完了する。
図5の説明に戻り、ステップS502において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。つまり、制御部33は、ユーザから何らかの指示入力があったか否かを判断する。ユーザによる入力は、例えば入力部37であるリモコンのボタンを押下することで行われる。ここで、制御部33が入力部37から受け取る指示は、関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示の4種類である。
ステップS502における判断が否定の場合、制御部33はステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS502における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS503の処理を行う。ステップS503において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が関連情報を表示させるための指示であるか否かを判断する。
ステップS503における判断が肯定の場合、制御部33はステップS504の処理を行う。ステップS504において、制御部33は、関連情報の表示を開始する。具体的には、制御部33は、ステップS603において分離された関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。なお、ステップS603において分離された関連情報プログラムが複数である場合、現時点で出力部38に出力されている画像または音声に対応する関連情報プログラムが実行される。制御部33は、関連情報を表示させると、ステップS502の処理に戻る。
図7は、図3に示す出力部38に表示される関連情報の一例を示す図である。関連情報には、商取引会社が扱う商品に関する情報が含まれており、例えば、商品の特徴や製造メーカ、販売価格等が含まれている。また、図7(a)は、音声データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例であり、図7(b)は、画像データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例である。
図7(a)に示すように、ユーザによってリモコンの特定のボタンが押下される等の操作が行われると、音声データに埋め込まれた関連情報が表示される。関連情報には、現在再生されている音声に関連する情報、例えば、音楽を演奏しているアーティスト名や、音楽CDの販売価格が表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、「購入」および「戻る」のボタンが表示されている。「購入」のボタンは、商品の購入要求を商取引管理装置14に送信するためのものである。また、「戻る」のボタンは、関連情報の表示を終了させるためのものである。
また、図7(b)では、関連情報には、現在表示されている画像に関連する情報、例えば、鞄の販売価格や製造メーカが表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、図7(a)と同様、「購入」および「戻る」のボタンが表示される。
再び図5の説明に戻り、ステップS503における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS505の処理を行う。ステップS505において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示を終了させる指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザによって関連情報の表示を終了させる指示がなされたか否かを判断する。なお、関連情報の表示を終了させる指示とは、例えば、図7に示す「戻る」のボタンを選択することによって行われる。
ステップS505における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS506の処理を行う。ステップS506において、制御部33は、関連情報の表示を終了させる処理を行う。制御部33は、関連情報プログラムの実行を終了し、表示画面への関連情報の表示を終了する。制御部33は、関連情報の表示を終了すると、ステップS507の処理を行う。
一方、ステップS505における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS507の処理を行う。ステップS507において、制御部33は、ステップS702で受け取った指示が電子商取引の指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が商品を購入する指示であるか否かを判断する。ここで、商品の購入は、ステップS503における判断が肯定であって、かつステップS505における判断が否定の場合、すなわち関連情報が画面に表示されている場合にのみ行われる。
ステップS507における判断が肯定の場合、制御部33はステップS508の処理を行う。すなわち、ステップS508において、制御部33は、電子商取引部34に、商品の購入要求を商取引管理装置14へ送信させる。具体的には、制御部33は、電子商取引部34に商品の購入要求を行うよう指示する。電子商取引部34は、制御部33から指示を受け取ると、商品の購入要求を作成し、通信部36を介して商取引管理装置14に送信する。電子商取引部34は、商取引管理装置14への送信が完了すると、制御部33に購入要求の送信が完了したことを通知する。続くステップS509において、制御部33は、電子商取引部34から送信完了の通知を受け取ると、購入量を算出する。購入量とは、商取引(商品の購入)を行った回数や、購入した商品の金額を含む概念である。なお、ここでは、当該購入量として商取引を行った回数が算出されるものとする。算出された購入量は、後述する商取引による割引額の算出処理(ステップS805参照)において用いられる。制御部33は、ステップS509の処理が終了すると、再びステップS502の処理に戻り、入力部37から指示を受け取ったか否かを判断する。
一方、ステップS507における判断が否定の場合、制御部33はステップS510の処理を行う。すなわち、ステップS510において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が視聴終了指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザが番組の視聴を終了することを指示したか否かを判断する。
ステップS510における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS510における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS511の処理を行う。ステップS511において、制御部33は、ステップS504における関連情報の表示量を算出する。ここで、関連情報の表示量とは、関連情報を表示した時間や、関連情報を表示した回数、関連情報が表示された商品の数等を含む概念である。なお、ここでは、当該表示量として関連情報を表示した時間が算出されるものとする。続くステップS512において、制御部33は、番組の視聴時間(再生時間)を算出する。なお、制御部33は、当該視聴時間と、ステップS511において算出された関連情報の表示量と、ステップS508において算出された購入量とを課金部35に渡す。
次に、ステップS513において、制御部33は課金処理を行う。ステップS513の課金処理では、課金額を算出する際、出力部38に出力された関連情報と商取引管理装置14へ送信された購入要求とに基づいて、番組の視聴料が割り引かれる。以下、図8を参照して、課金処理について詳細に説明する。
図8は、図5のサブルーチンステップS513の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS801において、課金部35は、課金額を示す変数Tを初期化するために、Tに「0」を代入する。続くステップS802において、課金部35は、視聴料金を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報を参照し、制御部33から受け取った視聴時間に基づいて視聴料金を算出する。
図9は、第1の実施形態において用いられる課金情報の一例を示す図である。課金情報には、課金または割引の種類と、金額情報とが対応付けて格納されている。また、課金または割引の種類には、視聴料の課金に関する情報と、関連情報による割引に関する情報と、商取引による割引に関する情報とが含まれている。視聴料の課金に関する情報には、「10円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、番組を10分間視聴した場合、課金額は10円であることを示す。なお、図9においては、視聴料は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、視聴料は1つの番組を単位として算出されてもよい。
また、図9において、関連情報による割引に関する情報には、「1円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、関連情報を10分間表示した場合、視聴料金が1円割り引かれることを示す。なお、図9においては、関連情報による割引額は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は1つの関連情報(1つの商品に関する関連情報)を単位として算出されてもよいし、関連情報を表示させた回数を単位として算出されてもよい。
また、図9において、商取引による割引に関する情報には、「10円/1回」という金額情報が対応付けられている。これは、商取引を1回行った(商品を1つ購入した)場合、視聴料金が10円割り引かれることを示す。なお、図9においては、商取引による割引額は商取引の回数(商品を購入した回数)を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は商取引が行われた額(購入された商品の金額)を単位として算出されてもよい。
課金部35は、以上のような課金情報を参照して、番組の視聴時間、関連情報の表示時間および購入要求の送信回数に基づいて課金額を算出する。
図8の説明に戻り、ステップS803において、課金部35は加算処理を行う。課金部35は、ステップS802で算出した番組の視聴料金を課金額Tに加算する。なお、現時点における課金額Tの値は、割引される前の課金額を示す。
ステップS804において、課金部35は、関連情報の表示による割引を行うか否かを判断する。具体的には、課金部35は、制御部33から受け取った関連情報の表示時間が0でないか否か、すなわち、今回の試聴の際に視聴者が関連情報を表示させたか否かを判定する。
ステップS804における判断が肯定の場合(関連情報の表示時間が0でない場合)、課金部35はステップS805の処理を行う。すなわち、ステップS805において、課金部35は、関連情報による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す関連情報による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った関連情報の表示時間に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS806において、課金部35は、ステップS805で算出した関連情報による割引額を課金額Tから減算する。ステップS806の後、課金部35は、ステップS807の処理を行う。
ステップS804における判断が否定の場合、課金部35はステップS807の処理を行う。すなわち、ステップS807において、課金部35は、商取引による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す商取引による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った商取引の回数に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS808において、課金部35は、ステップS807で算出した商取引による割引額を課金額Tから減算する。その後、課金部35は、課金処理を終了する。
一方、ステップS808における判断が否定の場合、課金部35は課金処理を終了する。以上のステップS801〜S810によって、課金処理が完了する。
再び、図5の説明に戻り、ステップS514において、課金部35は、ステップS513で算出した課金額Tを通信部36を介して送信装置11に送信する。なお、本実施形態においては、課金額に加えて、ユーザ情報が送信される。ユーザ情報とは、割引額(関連情報による割引額および商取引による割引額の和)の情報を含む情報である。その他、ユーザ情報には、関連情報の表示時間や、商取引の回数が含まれてもよいし、関連情報として表示された商品の情報や、商取引が行われた商品の情報等が含まれていてもよい。以上によって、受信装置13での処理が完了する。
次に、受信装置13から課金額を受け取った送信装置11の処理を説明する。受信装置13から送信されてきた課金額およびユーザ情報は、通信部24で受信され、スポンサー料算出部25に渡される。これによって、送信装置側で視聴者に対する課金額を知ることができ、放送事業者は試聴料金の徴収を行うことができる。
また、スポンサー料算出部25は、受け取ったユーザ情報に基づいてスポンサー料を算出する。スポンサー料は、例えば、割引額によって決定される。より具体的には、スポンサー料算出部25は、割引額をそのままスポンサー料としてもよい。また、例えば、ユーザ情報に関連情報の表示量(表示時間や表示回数)および商取引の量(回数や金額)が含まれている場合、関連情報の表示量に対する商取引の量の割合に応じて、スポンサー量を変化させてもよい。つまり、スポンサー料算出部25は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが番組の視聴時に、関連情報を表示させたり、電子商取引を行ったりすることで、視聴料金の減額が行われ、ユーザの金銭的負担を軽減することが可能となる。これにより、ユーザの有料放送の利用を促進すると共に、商取引管理装置14の商品の宣伝/販売効果を促進することができ、また、有料放送の利用促進に伴い、送信装置11の利益を増加させることができる。
なお、本実施形態において、受信装置13は、合計課金額とユーザ情報を送信装置11に送信するが、合計課金額を送信装置11に送信し、ユーザ情報は商取引管理装置14に送信することとしてもよい。
なお、本実施形態において、受信装置13において算出された合計課金額は、番組の視聴が終了するごとに算出され、送信装置11に送信されることとしていたが、例えば2週間や1ヶ月のように、一定期間ごとに集計した課金額を送信装置11に送信してもよい。これによって、番組ごとに視聴料金を支払うPPV(Pay Per View)契約だけではなく、チャンネル単位で月極料金を支払う形態等にも本発明を適用することができる。
なお、本実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額等の送信は、ネットワーク15を介して行われる。ここで、他の実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額の通知は、ICカードを用いて送信装置11へ通知される形態であってもよい。この場合、受信装置13は、ICカードを読み取り・書き込みすることができる構成部を備える必要がある。ICカードを用いた精算は、課金処理によって課金額が算出された後、課金額が送信装置11に送信される代わりに、課金額をICカードに書き込むことで実現される。その後、視聴者は、課金額が書き込まれたICカードを送信装置11と通信可能な端末が存在する施設(例えば、コンビニエンスストア等)に出向き、ICカードに書き込まれた課金額の情報を当該端末に読み取らせる。これによって送信装置11は、当該端末から課金額の情報を得ることができる。なお、料金精算にICカードを利用することによって、視聴者は、通常使用している受信装置13以外の受信装置によって番組および関連情報を視聴する場合であっても、通常使用している受信装置13と同様に、番組および関連情報を視聴することができる。
なお、本実施形態において、課金額の算出は受信装置によって行われるが、送信装置11が課金額の算出を行うようにしてもよい。この場合、受信装置13は、送信装置11に番組の視聴時間、関連情報の表示量および購入量を送信する。送信装置11には、予め課金情報が設定されている。そして、送信装置11は、課金情報を参照して、受信装置13から送信されてきた番組の視聴時間、表示量および購入量に基づいて、合計課金額を計算する。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。上述のように、第1の実施形態では、番組の再生中において、当該番組に含まれていた関連情報プログラムが実行された。これに対して、第2の実施形態においては、受信装置13は、関連情報記憶部101を備えている。受信装置13は、関連情報記憶部101に関連情報プログラムを保存することによって、ユーザの好きなときに関連情報プログラムを呼び出して関連情報を表示させることができる。以下、図9〜図10を参照して第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態に係る映像情報課金システムは、受信装置13の構成およびその動作以外は、第1の実施形態のそれと同様である。従って、以下においては、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点のみを説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ点については説明を省略する。
図10は、第2の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。図10において、受信装置13は、制御部33と、チューナ部31と、多重分離部32と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38と、関連情報記憶部101とを備えている。図10に示す受信装置13は、図3のそれと比較すると、受信装置13に関連情報記憶部101を備えている点で相違する。それ以外は図3と同様であるため、図10において図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
関連情報記憶部101は、制御部33から受け取った関連情報プログラムを記憶する。関連情報記憶部101は、受信装置13が有するRAM等の記憶装置で構成される。制御部33は、視聴者の指示に従い、多重分離部32から受け取った関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶させる。また、視聴者から関連情報を表示させる指示があった場合、制御部33は、関連情報記憶部101に記憶されている関連情報のうち、指示に応じた関連情報プログラムを実行する。
図11は、第2の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。なお、図11において、図5と同様の処理については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
ステップS501の次に行われるステップS1001において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。ここで、ステップS1001において制御部33が受け取る指示は、第1の実施形態と同様である4種類(関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示)に、関連情報プログラムを保存する指示および関連情報プログラムを呼び出す指示の2種類を加えた合計6種類である。
ステップS503における判断が否定の場合、ステップS1002の処理が行われる。すなわち、ステップS1002において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する指示を受け取ったか否かを判断する。ステップS1002における判断が肯定の場合、処理はステップS1003に進む。一方、ステップS1002における判断が否定の場合、処理はステップS1004に進む。
ステップS1003において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する。具体的には、制御部33は、現在実行している(関連情報が表示されている)関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶する。ステップS1003の次に、制御部33はステップS1001の処理を行う。
ステップS1004において、制御部33は、ステップS1001で受け取った指示が関連情報プログラムを呼び出す指示であるか否かを判断する。ステップS1004における判断が肯定の場合、処理はステップS1005に進む。一方、ステップS1004における判断が否定の場合、処理はステップS505に進む。
ステップS1005において、制御部33は、関連情報記憶部101に保存されている関連情報プログラムを読み出す。続くステップS1006において、制御部33は、ステップS1005において読み出した関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。
以下のステップS505〜514の処理は、図5におけるステップS507〜S709の処理と同様である。なお、図11に示すステップS1007では、図5におけるステップS511〜514の処理が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、関連情報プログラムを関連情報記憶部101に保存することによって、現在再生されていない番組に関連する関連情報を表示させることが可能となる。従って、ユーザは、好きな時間に保存した関連情報を表示させたり、それに伴う電子商取引を行うことが可能となる。ひいては、課金額が割引される機会が増加する。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る映像情報課金システムは、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。
図2は、第1の実施形態における送信装置11の機能的な構成を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。
図4は、第1の実施形態における送信装置11の動作を示すフローチャートである。
図5は、第1の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。
図6は、図5のサブルーチンステップS501の詳細を示すフローチャートである。
図7は、図3に示す出力部38に表示される関連情報の一例を示す図である。
図8は、図5のサブルーチンステップS513の詳細を示すフローチャートである。
図9は、第1の実施形態において用いられる課金情報の一例を示す図である。
図10は、第2の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。
図11は、第2の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。
【0002】
うことができるような新たな放送料金の課金形態が望まれていた。
それ故に、本発明の目的は、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる映像情報課金システムを提供することである。
発明の開示
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の第1の局面は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場
うことができるような新たな放送料金の課金形態が望まれていた。
それ故に、本発明の目的は、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる映像情報課金システムを提供することである。
発明の開示
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の第1の局面は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場
【0005】
る。このとき、スポンサー料算出部は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する。
上記第3の局面によれば、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができ、より適切なスポンサー料を支払うことができる。例えば、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が多い場合、上記割合が高くなる。このような場合、商品に関する表示による広告効果は高いと言える。逆に、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が少ない場合、広告効果は低いと言える。本局面では、当該割合、すなわち、広告効果が高い場合、スポンサー料も多くなるので、広告効果に応じた適切なスポンサー料を算出することができる。ひいては、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができる。
本発明の第4の局面は、第1の局面において、関連プログラム記憶部をさらに備えるシステムである。関連プログラム記憶部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する。このとき、関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。また、購入要求部は、入力判断部によって指示が入力されたと判断された場合、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ
る。このとき、スポンサー料算出部は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する。
上記第3の局面によれば、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができ、より適切なスポンサー料を支払うことができる。例えば、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が多い場合、上記割合が高くなる。このような場合、商品に関する表示による広告効果は高いと言える。逆に、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が少ない場合、広告効果は低いと言える。本局面では、当該割合、すなわち、広告効果が高い場合、スポンサー料も多くなるので、広告効果に応じた適切なスポンサー料を算出することができる。ひいては、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができる。
本発明の第4の局面は、第1の局面において、関連プログラム記憶部をさらに備えるシステムである。関連プログラム記憶部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する。このとき、関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。また、購入要求部は、入力判断部によって指示が入力されたと判断された場合、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ
【0006】
送信する。
上記第4の局面によれば、視聴者は、商品に関する情報を所望のタイミングで表示させることができる。
本発明の第5の局面は、送信装置から放送される有料の番組を受信する映像情報受信装置である。本映像情報受信装置は、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。ここで、送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれている。本映像情報受信装置は、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。番組受信部は、送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像
送信する。
上記第4の局面によれば、視聴者は、商品に関する情報を所望のタイミングで表示させることができる。
本発明の第5の局面は、送信装置から放送される有料の番組を受信する映像情報受信装置である。本映像情報受信装置は、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。ここで、送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれている。本映像情報受信装置は、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。番組受信部は、送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像
【0007】
表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第6の局面は、映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法である。この映像情報課金システムでは、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信が行われる。また、映像情報課金方法は、関連プログラム取得ステップと、番組送信ステップと、番組受信ステップと、再生ステップと、入力判断ステップと、関連画像表示ステップと、購入要求ステップと、課金管理ステップとを備えている。関連プログラム取得ステップでは、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信ステップでは、関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信ステップでは、番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する。再生ステップでは、番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する。入力判断ステップでは、番組受信ステップにおいて受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示ステップは、入力判断ステップによって指示が入力されたと判断された場合、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理ステップでは、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と要求送信ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
表示部によって表示された商品に関する表示と要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第6の局面は、映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法である。この映像情報課金システムでは、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信が行われる。また、映像情報課金方法は、関連プログラム取得ステップと、番組送信ステップと、番組受信ステップと、再生ステップと、入力判断ステップと、関連画像表示ステップと、購入要求ステップと、課金管理ステップとを備えている。関連プログラム取得ステップでは、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信ステップでは、関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信ステップでは、番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する。再生ステップでは、番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する。入力判断ステップでは、番組受信ステップにおいて受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示ステップは、入力判断ステップによって指示が入力されたと判断された場合、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理ステップでは、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と要求送信ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明は、映像情報課金システムに関し、より特定的には、デジタル放送によって提供される有料放送コンテンツが放送局から受信装置へ送信される映像情報課金システムに関する。
近年、BSデジタル衛星放送等の放送開始により放送の多様化が進展している。放送の多様化に応じて、放送事業者の運営形態も様々な形態が考えられる。放送事業者の運営形態としては、視聴者から徴収される視聴料によって運営を行う形態がある。また、番組中にCMを放送し、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態も考えられる。
ここで、視聴料によって運営を行う形態では試聴者の料金的負担が大きい。従って、かかる料金的負担がデジタル放送の普及の妨げとなるおそれがある。一方、スポンサーからのCM料によって運営を行う形態では、必然的に番組の合間にCMを放送しなければならず、視聴者にとっては、CMによる番組の中断によって視聴者の興味が削がれてしまうという欠点がある。以上から、視聴者の料金的負担を軽減するとともに、視聴者の興味を損なわない放送を行うことができるような新たな放送料金の課金形態が望まれていた。
それ故に、本発明の目的は、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる映像情報課金システムを提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の第1の発明は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と購入要求部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第1の発明は、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送される映像情報課金システムである。また、当該映像情報課金システムにおいては、受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。映像情報課金システムは、関連プログラム取得部と、番組送信部と、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。関連プログラム取得部は、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信部は、関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信部は、番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と購入要求部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、スポンサー料算出部と、スポンサー料送信部とをさらに備えるシステムである。スポンサー料算出部は、課金管理部によって割り引かれた額に基づいて、スポンサー料を算出する。スポンサー料送信部は、スポンサー料算出部によって算出されたスポンサー料を示すデータを商取引管理装置へ送信する。
本発明の第3の発明は、第1の発明において、表示量算出部と、購入量算出部とをさらに備えるシステムである。表示量算出部は、関連画像表示部によって商品に関する表示が行われた量(例えば、表示が行われた時間や、表示が行われた回数、表示が行われた商品の数等)を表示量として算出する。購入量算出部は、購入要求部によって送信された購入要求の量(例えば、購入要求を送信した回数や、購入要求を送信した商品の金額等)を購入量として算出する。このとき、スポンサー料算出部は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する。
本発明の第4の発明は、第1の発明において、関連プログラム記憶部をさらに備えるシステムである。関連プログラム記憶部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する。このとき、関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。また、購入要求部は、入力判断部によって指示が入力されたと判断された場合、関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。
本発明の第5の発明は、送信装置から放送される有料の番組を受信する映像情報受信装置である。本映像情報受信装置は、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う。ここで、送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれている。本映像情報受信装置は、番組受信部と、再生部と、入力判断部と、関連画像表示部と、購入要求部と、課金管理部とを備えている。番組受信部は、送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する。再生部は、番組受信部によって受信された番組のデータを再生する。入力判断部は、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示部は、前記入力判断部によって前記指示が入力されたと判断された場合、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求部は、視聴者の指示に従い、番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理部は、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と購入要求部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
本発明の第6の発明は、映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法である。この映像情報課金システムでは、送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信が行われる。また、映像情報課金方法は、関連プログラム取得ステップと、番組送信ステップと、番組受信ステップと、再生ステップと、入力判断ステップと、関連画像表示ステップと、購入要求ステップと、課金管理ステップとを備えている。関連プログラム取得ステップでは、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する。番組送信ステップでは、関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて受信装置へ送信する。番組受信ステップでは、番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する。再生ステップでは、番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する。入力判断ステップでは、番組受信ステップにおいて受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行する指示が視聴者によって入力されたか否かを判断する。関連画像表示ステップは、入力判断ステップによって指示が入力されたと判断された場合、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う。購入要求ステップでは、視聴者の指示に従い、番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を商取引管理装置へ送信する。課金管理ステップでは、番組に対する課金額を算出する際、関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と購入要求ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く。
上記第1の発明によれば、商品に関する表示(関連情報の表示)と商品の購入要求とに基づいて、視聴料の割引が行われる。ここで、関連情報の表示や商品の購入要求は、視聴者自身の指示によって行われるものである。つまり、番組中に登場する商品のうち、視聴者が興味を持った商品のみについて関連情報が表示され、商品の購入が行われる。従って、視聴者は、自分が興味を持ったもののみを自らの指示で表示させるので、興味のないCMを見ることがない。それ故に、本映像情報課金システムによって、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することができる。
上記第2の発明によれば、スポンサー料は、視聴料金の割引額に基づいて決定される。なお、ここでは、商取引管理装置を管理して視聴者との間で商取引を行う商取引会社が、送信装置を管理する放送事業者に対してスポンサー料を支払う形態とする。上述したように、商品に関する表示や商品の購入要求は、視聴者が興味を持った場合にのみ行われるものである。そして、かかる場合に視聴料の割引が発生し、それに応じてスポンサー料が発生する。従って、スポンサー料が発生するのは、視聴者が商品に興味を持ち、関連情報を表示させた場合に限られる。換言すれば、試聴者が興味を持たない場合(商品に関する表示等が行われない場合)には、商取引会社は、スポンサー料を支払う必要がない。従って、関連情報の表示を当該商品の広告と考えると、商取引会社は、真に広告効果が認められる場合(視聴者が興味を持った場合)にのみスポンサー料を支払えばよいこととなる。従って、本発明によれば、商取引会社は、広告効果を正確に判断することができ、それに基づいて適切なスポンサー料を支払うことができる。
上記第3の発明によれば、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができ、より適切なスポンサー料を支払うことができる。例えば、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が多い場合、上記割合が高くなる。このような場合、商品に関する表示による広告効果は高いと言える。逆に、商品に関する表示を見た視聴者のうち、商品を購入した視聴者が少ない場合、広告効果は低いと言える。本発明では、当該割合、すなわち、広告効果が高い場合、スポンサー料も多くなるので、広告効果に応じた適切なスポンサー料を算出することができる。ひいては、商取引会社は、より正確に広告効果を判断することができる。
上記第4の発明によれば、視聴者は、商品に関する情報を所望のタイミングで表示させることができる。
以下、本発明の種々の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。図1において、本課金システムは、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とを備えている。送信装置11は、衛星12を介して受信装置13に番組(放送コンテンツ)のデータを送信する。なお、送信装置11から受信装置13への放送形態は、典型的には通信衛星や商業衛星を介した衛星放送であるが、地上波放送であってもよいし、ケーブル等の有線を利用したCATV放送であってもよい。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像情報課金システムの構成を示す図である。図1において、本課金システムは、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とを備えている。送信装置11は、衛星12を介して受信装置13に番組(放送コンテンツ)のデータを送信する。なお、送信装置11から受信装置13への放送形態は、典型的には通信衛星や商業衛星を介した衛星放送であるが、地上波放送であってもよいし、ケーブル等の有線を利用したCATV放送であってもよい。
また、送信装置11と、受信装置13と、商取引管理装置14とは、無線または有線のネットワーク15を経由して相互に通信可能な状態に接続される。送信装置11は、例えば、テレビジョン放送の放送局に設置される。受信装置は、例えば、当該放送局による放送サービスの加入者(視聴者)の各家庭(図1では受信装置を1つだけ示す。)に設置される。商取引管理装置14は、放送サービスにおいて提供される番組で登場する商品を取り扱う会社(以下、「商取引会社」と呼ぶ。)に設置される。受信装置13と商取引管理装置14との間では、商取引会社の取り扱う商品について電子商取引が行われる。
なお、本実施形態における放送事業者の運営形態は、視聴者からの視聴料および商取引会社からのスポンサー料によって運営される形態である。つまり、視聴者は、番組試聴の対価として視聴料を支払い、商取引会社は、自社の商品情報を送信する対価としてスポンサー料を支払う。
送信装置11から受信装置13へ送信される番組のデータには、当該番組に登場する商品に関連する関連情報プログラムが埋め込まれている。関連情報プログラムは、番組に登場する商品に関連する関連情報を表示させ、当該商品についての電子商取引を行うためのプログラムであって、番組のデータを受信した受信装置13によって実行される。ここで、関連情報とは、上記商取引会社が取り扱う商品に関する情報である。また、送信装置11は、ネットワーク15を介して、受信装置13から番組の視聴料として課金される課金額に関する情報を受信する。さらに、送信装置11は、受信装置13から受け取った試聴料に基づいて、商取引会社に請求するスポンサー料を算出し、算出したスポンサー料の情報を商取引管理装置14に送信する。
受信装置13は、例えばテレビジョン受信装置およびそれに接続されたセットトップボックス等によって構成され、衛星12を介して送信装置11から送信された番組のデータを受信し、再生する。ここで、視聴者は、再生中の番組で登場する商品について電子商取引を行うことができる。このとき、受信装置13は、ネットワーク15を介して、商取引管理装置14に対して商品の購入申し込みの要求を送信する。また、受信装置13は、視聴料金の課金額を算出すると、算出した課金額をネットワーク15を介して送信装置11へ送信する。
商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して受信装置13から商品の購入申し込みの要求を受信する。また、商取引管理装置14は、ネットワーク15を介して送信装置11から送信されてくるスポンサー料の情報を受信する。
図2は、第1の実施形態における送信装置11の機能的な構成を示すブロック図である。送信装置11は、番組データ生成部21と、課金情報付加部22と、送信部23と、通信部24と、スポンサー料算出部25とを備えている。
番組データ生成部21は、放送すべき番組のデータを生成する。ここで、番組のデータには、上記関連情報プログラムが埋め込まれる。具体的には、番組のデータを構成する画像データおよび音声データのいずれかに関連情報プログラムが埋め込まれる。関連情報が埋め込まれた番組のデータは課金情報付加部22に渡される。
課金情報付加部22は、番組のデータに課金情報を付加する。課金情報は、番組の課金額およびその割引額を算出するために用いられる。課金情報が付加された番組のデータは、送信部23に渡される。以下、番組のデータ(画像データおよび音声データ)に課金情報が付加されたデータを、番組のデータと区別をするため、放送データと呼ぶ。送信部23は、放送データを放送電波に変調(FM変調)して衛星12に送信する。
通信部24は、受信装置13から送信されてくる視聴料金の課金額の情報を受信し、スポンサー料算出部25に渡す。スポンサー料算出部25は、通信部24から課金額の情報を受け取ると、当該情報に基づいて、商取引会社に請求するためのスポンサー料を算出する。算出されたスポンサー料は、通信部24を介して商取引管理装置14に送信される。なお、通信部24およびスポンサー料算出部25は、番組データ生成部21、課金情報付加部22および送信部23とは別体の装置に構成されてもよい。また、その場合、通信部24およびスポンサー料算出部25を備える装置は、送信装置11とは異なる場所に設置されてもよい。
図3は、第1の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。受信装置13は、チューナ部31と、多重分離部32と、制御部33と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38とを備えている。
チューナ部31は、アンテナ(図示せず)によって受信される放送電波から、所望のチャンネルの放送データを取り出し、当該データを復調(FM復調)する。所望のチャンネルは、入力部37からユーザの指示を受け取った制御部33によって選択される。多重分離部32は、チューナ部31から放送データを受け取り、画像データと、音声データと、課金情報とに分離する。多重分離部32は、分離したそれぞれのデータを制御部33に渡す。
次に、制御部33、電子商取引部34および課金部35について説明する。なお、これらの各部の機能は、受信装置13のCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。
制御部33は、送信装置11から送信されてくる番組のデータを出力部38から再生したり、また、関連情報を表示させ、電子商取引を行うために必要な各部の動作を司る。制御部33は、多重分離部32から受け取った番組のデータに基づき、映像信号および音声信号を作成し、出力部38から再生する。また、制御部33は、多重分離部32から受け取った課金情報を合計課金算出時に課金部35に渡す。また、制御部33は、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とを集計し、合計課金算出時に課金部35に渡す。さらに、制御部33は、ユーザによる電子商取引の指示を入力部37から受け取ると、商取引会社(商取引管理装置14)に対する商品の購入要求の指示を電子商取引部34に渡す。
電子商取引部34は、制御部33から指示を受けると、商品の購入要求を作成する。電子商取引部34において作成された商品の購入要求は、通信部36を介して商取引管理装置14に送信される。
課金部35は、送信装置11に送信する課金額を算出する。課金額は、課金情報を参照することによって、番組の視聴時間と、関連情報の表示時間と、電子商取引を行った回数とに基づいて算出される。算出された課金額は、通信部36に渡される。
通信部36は、典型的にはモデムであって、電子商取引部34から指示を受けて、ネットワーク15を介して商取引管理装置14に商品購入申し込み要求を送信する。また、通信部36は、課金部35からの指示を受けて、送信装置11に課金額を送信する。
入力部37は、典型的にはリモコン等の入力装置であって、ユーザからの操作入力を受け付ける。具体的には、入力部37は、ユーザによるキーの押下等の動作を検知し、動作に応じて入力情報を生成し、制御部33に渡す。出力部38は、典型的にはモニタやスピーカ等の出力装置であって、制御部33から送信されてくる画像信号や音声信号を出力する。
以上のように構成される本映像情報課金システムの動作を、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態における送信装置11の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS401において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを取得する。関連情報プログラムは、例えば送信装置11の内部の記憶装置に予め格納されているものが取得されてもよいし、送信装置11がアクセス可能な外部記憶媒体に格納されているものが取得されてもよい。
ステップS402において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込むか否かを判断する。具体的には、関連情報プログラムには画像データに埋め込むか音声データに埋め込むかを示す情報が予め付されており、当該情報に従ってステップS402(およびS404)の判断が行われる。なお、関連情報プログラムに付される情報は、関連情報プログラムが画像を通して宣伝/販売する商品(例えば鞄や靴等)に関するものである場合、画像データに埋め込むことを示す情報が付される。一方、関連情報プログラムが音声を通して宣伝/販売する商品(例えば音楽CD等)に関するものである場合、関連情報プログラムに付される情報は、音声データに埋め込むことを示す情報が付される。
ステップS402における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS403の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを画像データに埋め込む。関連情報プログラムは、いわゆる電子透かしのような形態で埋め込まれる。つまり、関連情報プログラムは、人間の視覚特性上支障が出ないように画像データを変更することによって、画像データに含められる。番組データ生成部21は、画像データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ画像データを課金情報付加部22に渡す。
一方、ステップS402における判断が否定の場合、番組データ生成部21はステップS404の処理を行う。ステップS404において、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込むか否かを判断する。ステップS404の判断の方法は、上述したステップS402の方法と同様である。
ステップS404における判断が肯定の場合、番組データ生成部21はステップS405の処理を行う。すなわち、番組データ生成部21は、関連情報プログラムを音声データに埋め込む。関連情報プログラムの埋め込み方法は、上述のステップS403と同様である。番組データ生成部21は、音声データへの関連情報プログラムの埋め込みが完了すると、関連情報プログラムを埋め込んだ音声データを課金情報付加部22に渡す。
以上のように、ステップS402〜S404の処理において、関連情報プログラムのデータへの埋め込みが完了する。なお、本実施形態においては、画像データに関連する関連情報プログラムは画像データに埋め込まれ、音声データに関連する関連情報プログラムは音声データに埋め込まれることとした。ここで、他の実施形態においては、関連情報プログラムは、画像データおよび音声データのいずれに埋め込まれても構わない。
ステップS406において、番組データ生成部21は、複数のメディア、つまり、画像データおよび音声データを多重化する。具体的には、番組データ生成部21は、画像データおよび音声データを時分割多重して1本の番組のデータとして統合する。
ステップS406の次に、ステップS407において、番組データ生成部21は、番組のデータの作成が終了したか否かを判断する。つまり、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込んだか否かを判断する。1つの番組のデータに対して、埋め込むべき関連情報プログラムは1つとは限らない。1つの番組のデータに埋め込むべき関連情報プログラムが複数存在する場合、番組データ生成部21は、全ての関連情報プログラムを番組のデータに埋め込むまで、ステップS401〜S407の処理を行う。よって、ステップS407における判断が否定の場合、番組データ生成部21は、再びステップS401〜S407の処理を行う。また、ステップS407において肯定と判断されたことは、関連情報プログラムが含まれる番組のデータの作成が完了したことを意味する。
ステップS407における判断が肯定の場合、ステップS408の処理が行われる。ここで、番組データ生成部21は、関連情報プログラムの埋め込みが完了した番組のデータを課金情報付加部22に渡す。ステップS408において、課金情報付加部22は、番組データ生成部21から受け取った番組のデータに課金情報を付加する。さらに、課金情報付加部22は、放送データ(課金情報を付加した番組のデータ)を送信部23に渡す。続くステップS409において、送信部23は、課金情報付加部22から受け取った放送データを放送電波に変調して衛星12に送信する。
次に、図5のフローチャートを参照して、受信装置13における動作を説明する。ステップS501において、受信装置13は番組データ再生処理を行う。ここで、番組データ再生処理とは、送信装置11から衛星12を介して送信されてくる番組のデータを再生する処理をいう。以下、図6を参照して、番組データ再生処理について詳細に説明する。
図6は、図5のサブルーチンステップS501の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS601において、チューナ部31は、アンテナを介して衛星12から受信した放送電波を受け取る。続くステップS602において、チューナ部31は、制御部33から指示されたチャンネルの放送データを、受信した放送電波から取り出して、復調する。復調された放送データは、多重分離部32に渡される。
ステップS603において、多重分離部32は、チューナ部31から受け取った放送データを分離する。具体的には、放送データは、課金情報と、画像データと、音声データとに分離される。さらに、画像データまたは音声データに埋め込まれている関連情報プログラムを当該データから取り出す。分離された各データは、制御部33に渡される。
ステップS603の次に、ステップS605において、制御部33は、音声を再生する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った音声データを音声信号に変換し、音声信号を出力部38に出力させる。出力部38は、制御部33から受け取った音声信号を再生する。続くステップS606において、制御部33は、画像を表示する処理を行う。具体的には、制御部33は、多重分離部32から受け取った画像データを画像信号に変換し、画像信号を出力部38に表示させる。出力部38は制御部33から受け取った画像信号を表示する。以上のステップS601〜S606によって、番組データ再生処理が完了する。
図5の説明に戻り、ステップS502において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。つまり、制御部33は、ユーザから何らかの指示入力があったか否かを判断する。ユーザによる入力は、例えば入力部37であるリモコンのボタンを押下することで行われる。ここで、制御部33が入力部37から受け取る指示は、関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示の4種類である。
ステップS502における判断が否定の場合、制御部33はステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS502における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS503の処理を行う。ステップS503において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が関連情報を表示させるための指示であるか否かを判断する。
ステップS503における判断が肯定の場合、制御部33はステップS504の処理を行う。ステップS504において、制御部33は、関連情報の表示を開始する。具体的には、制御部33は、ステップS603において分離された関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。なお、ステップS603において分離された関連情報プログラムが複数である場合、現時点で出力部38に出力されている画像または音声に対応する関連情報プログラムが実行される。制御部33は、関連情報を表示させると、ステップS502の処理に戻る。
図7は、図3に示す出力部38に表示される関連情報の一例を示す図である。関連情報には、商取引会社が扱う商品に関する情報が含まれており、例えば、商品の特徴や製造メーカ、販売価格等が含まれている。また、図7(a)は、音声データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例であり、図7(b)は、画像データに埋め込まれていた関連情報プログラムが実行され、関連情報が画面に表示された場合の表示例である。
図7(a)に示すように、ユーザによってリモコンの特定のボタンが押下される等の操作が行われると、音声データに埋め込まれた関連情報が表示される。関連情報には、現在再生されている音声に関連する情報、例えば、音楽を演奏しているアーティスト名や、音楽CDの販売価格が表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、「購入」および「戻る」のボタンが表示されている。「購入」のボタンは、商品の購入要求を商取引管理装置14に送信するためのものである。また、「戻る」のボタンは、関連情報の表示を終了させるためのものである。
また、図7(b)では、関連情報には、現在表示されている画像に関連する情報、例えば、鞄の販売価格や製造メーカが表示される。また、関連情報ウィンドウ内には、図7(a)と同様、「購入」および「戻る」のボタンが表示される。
再び図5の説明に戻り、ステップS503における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS505の処理を行う。ステップS505において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が関連情報の表示を終了させる指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザによって関連情報の表示を終了させる指示がなされたか否かを判断する。なお、関連情報の表示を終了させる指示とは、例えば、図7に示す「戻る」のボタンを選択することによって行われる。
ステップS505における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS506の処理を行う。ステップS506において、制御部33は、関連情報の表示を終了させる処理を行う。制御部33は、関連情報プログラムの実行を終了し、表示画面への関連情報の表示を終了する。制御部33は、関連情報の表示を終了すると、ステップS507の処理を行う。
一方、ステップS505における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS507の処理を行う。ステップS507において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が電子商取引の指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザにより入力された指示が商品を購入する指示であるか否かを判断する。ここで、商品の購入は、ステップS503における判断が肯定であって、かつステップS505における判断が否定の場合、すなわち関連情報が画面に表示されている場合にのみ行われる。
ステップS507における判断が肯定の場合、制御部33はステップS508の処理を行う。すなわち、ステップS508において、制御部33は、電子商取引部34に、商品の購入要求を商取引管理装置14へ送信させる。具体的には、制御部33は、電子商取引部34に商品の購入要求を行うよう指示する。電子商取引部34は、制御部33から指示を受け取ると、商品の購入要求を作成し、通信部36を介して商取引管理装置14に送信する。電子商取引部34は、商取引管理装置14への送信が完了すると、制御部33に購入要求の送信が完了したことを通知する。続くステップS509において、制御部33は、電子商取引部34から送信完了の通知を受け取ると、購入量を算出する。購入量とは、商取引(商品の購入)を行った回数や、購入した商品の金額を含む概念である。なお、ここでは、当該購入量として商取引を行った回数が算出されるものとする。算出された購入量は、後述する商取引による割引額の算出処理(ステップS805参照)において用いられる。制御部33は、ステップS509の処理が終了すると、再びステップS502の処理に戻り、入力部37から指示を受け取ったか否かを判断する。
一方、ステップS507における判断が否定の場合、制御部33はステップS510の処理を行う。すなわち、ステップS510において、制御部33は、ステップS502で受け取った指示が視聴終了指示であるか否かを判断する。つまり、ユーザが番組の視聴を終了することを指示したか否かを判断する。
ステップS510における判断が否定の場合、制御部33は、ステップS501に戻り、再び番組データ再生処理を行う。一方、ステップS510における判断が肯定の場合、制御部33は、ステップS511の処理を行う。ステップS511において、制御部33は、ステップS504における関連情報の表示量を算出する。ここで、関連情報の表示量とは、関連情報を表示した時間や、関連情報を表示した回数、関連情報が表示された商品の数等を含む概念である。なお、ここでは、当該表示量として関連情報を表示した時間が算出されるものとする。続くステップS512において、制御部33は、番組の視聴時間(再生時間)を算出する。なお、制御部33は、当該視聴時間と、ステップS511において算出された関連情報の表示量と、ステップS509において算出された購入量とを課金部35に渡す。
次に、ステップS513において、制御部33は課金処理を行う。ステップS513の課金処理では、課金額を算出する際、出力部38に出力された関連情報と商取引管理装置14へ送信された購入要求とに基づいて、番組の視聴料が割り引かれる。以下、図8を参照して、課金処理について詳細に説明する。
図8は、図5のサブルーチンステップS513の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS801において、課金部35は、課金額を示す変数Tを初期化するために、Tに「0」を代入する。続くステップS802において、課金部35は、視聴料金を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報を参照し、制御部33から受け取った視聴時間に基づいて視聴料金を算出する。
図9は、第1の実施形態において用いられる課金情報の一例を示す図である。課金情報には、課金または割引の種類と、金額情報とが対応付けて格納されている。また、課金または割引の種類には、視聴料の課金に関する情報と、関連情報による割引に関する情報と、商取引による割引に関する情報とが含まれている。視聴料の課金に関する情報には、「10円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、番組を10分間視聴した場合、課金額は10円であることを示す。なお、図9においては、視聴料は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、視聴料は1つの番組を単位として算出されてもよい。
また、図9において、関連情報による割引に関する情報には、「1円/10分」という金額情報が対応付けられている。これは、関連情報を10分間表示した場合、視聴料金が1円割り引かれることを示す。なお、図9においては、関連情報による割引額は時間を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は1つの関連情報(1つの商品に関する関連情報)を単位として算出されてもよいし、関連情報を表示させた回数を単位として算出されてもよい。
また、図9において、商取引による割引に関する情報には、「10円/1回」という金額情報が対応付けられている。これは、商取引を1回行った(商品を1つ購入した)場合、視聴料金が10円割り引かれることを示す。なお、図9においては、商取引による割引額は商取引の回数(商品を購入した回数)を単位として算出される例を示したが、他の例においては、当該割引額は商取引が行われた額(購入された商品の金額)を単位として算出されてもよい。課金部35は、以上のような課金情報を参照して、番組の視聴時間、関連情報の表示時間および購入要求の送信回数に基づいて課金額を算出する。
図8の説明に戻り、ステップS803において、課金部35は加算処理を行う。課金部35は、ステップS802で算出した番組の視聴料金を課金額Tに加算する。なお、現時点における課金額Tの値は、割引される前の課金額を示す。
ステップS804において、課金部35は、関連情報の表示による割引を行うか否かを判断する。具体的には、課金部35は、制御部33から受け取った関連情報の表示時間が0でないか否か、すなわち、今回の試聴の際に視聴者が関連情報を表示させたか否かを判定する。
ステップS804における判断が肯定の場合(関連情報の表示時間が0でない場合)、課金部35はステップS805の処理を行う。すなわち、ステップS805において、課金部35は、関連情報による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す関連情報による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った関連情報の表示時間に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS806において、課金部35は、ステップS805で算出した関連情報による割引額を課金額Tから減算する。ステップS806の後、課金部35は、ステップS807の処理を行う。
ステップS804における判断が否定の場合、課金部35はステップS807の処理を行う。すなわち、課金部35は、電子商取引による割引きがあるか否かを判定する。ステップS807における判断が肯定の場合、ステップS808において、課金部35は、商取引による割引額を算出する。具体的には、課金部35は、課金情報(図9に示す商取引による割引に関する情報)を参照し、制御部33から受け取った商取引の回数に基づいて当該割引額を算出する。続くステップS809において、課金部35は、ステップS808で算出した商取引による割引額を課金額Tから減算する。その後、課金部35は、課金処理を終了する。
一方、ステップS807における判断が否定の場合、課金部35は課金処理を終了する。以上のステップS801〜S809によって、課金処理が完了する。
再び、図5の説明に戻り、ステップS514において、課金部35は、ステップS513で算出した課金額Tを通信部36を介して送信装置11に送信する。なお、本実施形態においては、課金額に加えて、ユーザ情報が送信される。ユーザ情報とは、割引額(関連情報による割引額および商取引による割引額の和)の情報を含む情報である。その他、ユーザ情報には、関連情報の表示時間や、商取引の回数が含まれてもよいし、関連情報として表示された商品の情報や、商取引が行われた商品の情報等が含まれていてもよい。以上によって、受信装置13での処理が完了する。
次に、受信装置13から課金額を受け取った送信装置11の処理を説明する。受信装置13から送信されてきた課金額およびユーザ情報は、通信部24で受信され、スポンサー料算出部25に渡される。これによって、送信装置側で視聴者に対する課金額を知ることができ、放送事業者は試聴料金の徴収を行うことができる。
また、スポンサー料算出部25は、受け取ったユーザ情報に基づいてスポンサー料を算出する。スポンサー料は、例えば、割引額によって決定される。より具体的には、スポンサー料算出部25は、割引額をそのままスポンサー料としてもよい。また、例えば、ユーザ情報に関連情報の表示量(表示時間や表示回数)および商取引の量(回数や金額)が含まれている場合、関連情報の表示量に対する商取引の量の割合に応じて、スポンサー量を変化させてもよい。つまり、スポンサー料算出部25は、表示量に対する購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザが番組の視聴時に、関連情報を表示させたり、電子商取引を行ったりすることで、視聴料金の減額が行われ、ユーザの金銭的負担を軽減することが可能となる。これにより、ユーザの有料放送の利用を促進すると共に、商取引管理装置14の商品の宣伝/販売効果を促進することができ、また、有料放送の利用促進に伴い、送信装置11の利益を増加させることができる。
なお、本実施形態において、受信装置13は、合計課金額とユーザ情報を送信装置11に送信するが、合計課金額を送信装置11に送信し、ユーザ情報は商取引管理装置14に送信することとしてもよい。
なお、本実施形態において、受信装置13において算出された合計課金額は、番組の視聴が終了するごとに算出され、送信装置11に送信されることとしていたが、例えば2週間や1ヶ月のように、一定期間ごとに集計した課金額を送信装置11に送信してもよい。これによって、番組ごとに視聴料金を支払うPPV(Pay Per View)契約だけではなく、チャンネル単位で月極料金を支払う形態等にも本発明を適用することができる。
なお、本実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額等の送信は、ネットワーク15を介して行われる。ここで、他の実施形態においては、受信装置13から送信装置11への課金額の通知は、ICカードを用いて送信装置11へ通知される形態であってもよい。この場合、受信装置13は、ICカードを読み取り・書き込みすることができる構成部を備える必要がある。ICカードを用いた精算は、課金処理によって課金額が算出された後、課金額が送信装置11に送信される代わりに、課金額をICカードに書き込むことで実現される。その後、視聴者は、課金額が書き込まれたICカードを送信装置11と通信可能な端末が存在する施設(例えば、コンビニエンスストア等)に出向き、ICカードに書き込まれた課金額の情報を当該端末に読み取らせる。これによって送信装置11は、当該端末から課金額の情報を得ることができる。なお、料金精算にICカードを利用することによって、視聴者は、通常使用している受信装置13以外の受信装置によって番組および関連情報を視聴する場合であっても、通常使用している受信装置13と同様に、番組および関連情報を視聴することができる。
なお、本実施形態において、課金額の算出は受信装置によって行われるが、送信装置11が課金額の算出を行うようにしてもよい。この場合、受信装置13は、送信装置11に番組の視聴時間、関連情報の表示量および購入量を送信する。送信装置11には、予め課金情報が設定されている。そして、送信装置11は、課金情報を参照して、受信装置13から送信されてきた番組の視聴時間、表示量および購入量に基づいて、合計課金額を計算する。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。上述のように、第1の実施形態では、番組の再生中において、当該番組に含まれていた関連情報プログラムが実行された。これに対して、第2の実施形態においては、受信装置13は、関連情報記憶部101を備えている。受信装置13は、関連情報記憶部101に関連情報プログラムを保存することによって、ユーザの好きなときに関連情報プログラムを呼び出して関連情報を表示させることができる。以下、図9〜図10を参照して第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態に係る映像情報課金システムは、受信装置13の構成およびその動作以外は、第1の実施形態のそれと同様である。従って、以下においては、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点のみを説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ点については説明を省略する。
以下、第2の実施形態について説明する。上述のように、第1の実施形態では、番組の再生中において、当該番組に含まれていた関連情報プログラムが実行された。これに対して、第2の実施形態においては、受信装置13は、関連情報記憶部101を備えている。受信装置13は、関連情報記憶部101に関連情報プログラムを保存することによって、ユーザの好きなときに関連情報プログラムを呼び出して関連情報を表示させることができる。以下、図9〜図10を参照して第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態に係る映像情報課金システムは、受信装置13の構成およびその動作以外は、第1の実施形態のそれと同様である。従って、以下においては、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点のみを説明し、第1の実施形態で説明したものと同じ点については説明を省略する。
図10は、第2の実施形態における受信装置13の機能的な構成を示すブロック図である。図10において、受信装置13は、制御部33と、チューナ部31と、多重分離部32と、課金部35と、電子商取引部34と、通信部36と、入力部37と、出力部38と、関連情報記憶部101とを備えている。図10に示す受信装置13は、図3のそれと比較すると、受信装置13に関連情報記憶部101を備えている点で相違する。それ以外は図3と同様であるため、図10において図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
関連情報記憶部101は、制御部33から受け取った関連情報プログラムを記憶する。関連情報記憶部101は、受信装置13が有するRAM等の記憶装置で構成される。制御部33は、視聴者の指示に従い、多重分離部32から受け取った関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶させる。また、視聴者から関連情報を表示させる指示があった場合、制御部33は、関連情報記憶部101に記憶されている関連情報のうち、指示に応じた関連情報プログラムを実行する。
図11は、第2の実施形態における受信装置13の動作を示すフローチャートである。なお、図11において、図5と同様の処理については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
ステップS501の次に行われるステップS1001において、制御部33は、ユーザによって入力部37に入力された指示を受け取ったか否かを判断する。ここで、ステップS1001において制御部33が受け取る指示は、第1の実施形態と同様である4種類(関連情報を表示させる指示、関連情報の表示を終了させる指示、商品を購入する指示および番組の視聴を終了させる指示)に、関連情報プログラムを保存する指示および関連情報プログラムを呼び出す指示の2種類を加えた合計6種類である。
ステップS503における判断が否定の場合、ステップS1002の処理が行われる。すなわち、ステップS1002において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する指示を受け取ったか否かを判断する。ステップS1002における判断が肯定の場合、処理はステップS1003に進む。一方、ステップS1002における判断が否定の場合、処理はステップS1004に進む。
ステップS1003において、制御部33は、関連情報プログラムを保存する。具体的には、制御部33は、現在実行している(関連情報が表示されている)関連情報プログラムを関連情報記憶部101に記憶する。ステップS1003の次に、制御部33はステップS1001の処理を行う。
ステップS1004において、制御部33は、ステップS1001で受け取った指示が関連情報プログラムを呼び出す指示であるか否かを判断する。ステップS1004における判断が肯定の場合、処理はステップS1005に進む。一方、ステップS1004における判断が否定の場合、処理はステップS505に進む。
ステップS1005において、制御部33は、関連情報記憶部101に保存されている関連情報プログラムを読み出す。続くステップS1006において、制御部33は、ステップS1005において読み出した関連情報プログラムを実行し、出力部38に関連情報を表示させる。
以下のステップS505〜S1007の処理は、図5におけるステップS505〜S514の処理と同様である。なお、図11に示すステップS1007では、図5におけるステップS511〜514の処理が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、関連情報プログラムを関連情報記憶部101に保存することによって、現在再生されていない番組に関連する関連情報を表示させることが可能となる。従って、ユーザは、好きな時間に保存した関連情報を表示させたり、それに伴う電子商取引を行うことが可能となる。ひいては、課金額が割引される機会が増加する。
以上のように、本発明に係る映像情報課金システムは、視聴者の興味を損なわずに視聴料の負担を軽減することを可能とするものである。
11 送信装置
12 衛星
13 受信装置
14 商取引管理装置
15 ネットワーク
12 衛星
13 受信装置
14 商取引管理装置
15 ネットワーク
Claims (6)
- 送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う映像情報課金システムであって、
番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する関連プログラム取得部と、
前記関連プログラム取得部によって取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて前記受信装置へ送信する番組送信部と、
前記番組送信部から送信されてくる番組のデータを受信する番組受信部と、
前記番組受信部によって受信された番組のデータを再生する再生部と、
視聴者の指示に従い、前記番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う関連画像表示部と、
視聴者の指示に従い、前記番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、前記関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を前記商取引管理装置へ送信する購入要求部と、
番組に対する課金額を算出する際、前記関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と前記要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く課金管理部とを備える、映像情報課金システム。 - 前記課金管理部によって割り引かれた額に基づいて、スポンサー料を算出するスポンサー料算出部と、
前記スポンサー料算出部によって算出されたスポンサー料を示すデータを前記商取引管理装置へ送信するスポンサー料送信部とをさらに備える、請求項1に記載の映像情報課金システム。 - 前記関連画像表示部によって商品に関する表示が行われた量を表示量として算出する表示量算出部と、
前記要求送信部によって送信された購入要求の量を購入量として算出する購入量算出部とをさらに備え、
前記スポンサー料算出部は、前記表示量に対する前記購入量の割合が高い場合、当該割合が低い場合に比べてスポンサー料が多くなるように、スポンサー料を算出する、請求項2に記載の映像情報課金システム。 - 前記番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを記憶する関連プログラム記憶部をさらに備え、
前記関連画像表示部は、視聴者の指示に従い、前記関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行い、
購入要求部は、視聴者の指示に従い、前記関連プログラム記憶部に記憶されている関連プログラムを実行し、それによって、前記関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を前記商取引管理装置へ送信する、請求項1に記載の映像情報課金システム。 - 送信装置から放送される有料の番組を受信し、商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う映像情報受信装置であって、
前記送信装置から送信されてくる番組のデータには、番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムが含まれており、
前記送信装置から送信されてくる番組のデータを受信する番組受信部と、
前記番組受信部によって受信された番組のデータを再生する再生部と、
視聴者の指示に従い、前記番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う関連画像表示部と、
視聴者の指示に従い、前記番組受信部によって受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、前記関連画像表示部によって表示された商品の購入要求を前記商取引管理装置へ送信する購入要求部と、
番組に対する課金額を算出する際、前記関連画像表示部によって表示された商品に関する表示と前記要求送信部によって送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く課金管理部とを備える、映像情報受信装置。 - 送信装置から受信装置へ有料の番組が放送され、当該受信装置と商取引管理装置との間で、当該番組で登場する商品の電子商取引に関する通信を行う映像情報課金システムにおいて用いられる映像情報課金方法であって、
番組に登場する商品に関する表示と当該商品についての電子商取引とを行うための関連プログラムを取得する関連プログラム取得ステップと、
前記関連プログラム取得ステップで取得された関連プログラムを放送すべき番組のデータに含めて前記受信装置へ送信する番組送信ステップと、
前記番組送信ステップで送信された番組のデータを受信する番組受信ステップと、
前記番組受信ステップで受信された番組のデータを再生する再生ステップと、
視聴者の指示に従い、前記番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、当該番組で登場する商品に関する表示を行う関連画像表示ステップと、
視聴者の指示に従い、前記番組受信ステップで受信された番組のデータに含まれている関連プログラムを実行し、それによって、前記関連画像表示ステップで表示された商品の購入要求を前記商取引管理装置へ送信する購入要求ステップと、
番組に対する課金額を算出する際、前記関連画像表示ステップで表示された商品に関する表示と前記要求送信ステップで送信された購入要求とに基づいて、番組に対して課金すべき課金額を割り引く課金管理ステップとを備える、映像情報課金方法。
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