JP3471537B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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- JP3471537B2 JP3471537B2 JP25105196A JP25105196A JP3471537B2 JP 3471537 B2 JP3471537 B2 JP 3471537B2 JP 25105196 A JP25105196 A JP 25105196A JP 25105196 A JP25105196 A JP 25105196A JP 3471537 B2 JP3471537 B2 JP 3471537B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示装置に関
し、特にユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収する
課金方式のテレビジョン放送システムにおいて、ユーザ
の番組視聴状況に応じて、番組の課金額を割り引くサー
ビスを提供することのできるテレビジョン放送システム
において使用するのに適した情報表示装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】近年実用化されつつあるデジタル方式放
送では数十から数百のチャンネルを提供することが可能
であり、映像データと一緒に番組情報を送信し、受信機
側でこれを分析して、モニタ上に番組表を表示する電子
番組ガイドサービスが重要なものとなる。このような電
子番組ガイドサービスを実現するために、放送局側か
ら、放送番組に重畳して、複数の番組のチャンネル番
号, 番組タイトル, 放送時刻等の多くの情報を含む番組
情報が配信される。そして、従来の情報表示装置では、
視聴者は、例えば、特表平6-504165公報に示されるよう
な、横方向に時間軸を設け、縦方向に番組を対応づけて
表示する形式のサービスを受け、画面上に区画して表示
された各番組を代表するセルを、リモコンなどの入力機
器を用いて画面上に表示されるカーソルを操作して指示
し、選択することによって、所望の番組を選択し、該選
択された番組の視聴や録画予約などを容易に行なうこと
ができる。 【０００３】また、ディジタル放送方式の実用化に伴っ
て広まりつつあるテレビジョン番組の有料放送の課金方
式の一つとして、番組ごとに課金額を定め、ユーザが視
聴した番組に応じて料金を徴収するペイパービュー方式
がある。ペイパービュー方式のテレビジョン放送システ
ムにおいては、ペイパービュー方式が適用される番組に
ついての番組情報として、その番組の課金額に関する情
報（課金情報）が配信される。ユーザが視聴した番組が
課金対象の番組である場合は、番組情報中の課金情報に
基づいて視聴料が徴収されることとなる。また、情報表
示装置が番組表中に番組の課金額を表示するものであれ
ば、ユーザはこの番組表でこれから選択しようとする番
組の課金額を確認することができる。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の、番組ごとに課
金額を定め、ユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収
する課金方式のテレビジョン放送システムは以上のよう
に構成されており、番組の課金額はサービス側で決定さ
れ固定であり、ユーザの視聴状況に応じて課金額を割り
引くという考えはなかった。従って、例えば、ユーザ
が、ある特定のチャンネルをよく見ている場合に、当該
特定のチャンネルのこれから見ようとする番組の課金額
が割り引かれるといった、視聴状況に応じた特典を享受
することはできなかった。 【０００５】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ユーザの番組視聴率状況に応
じて番組の課金額を割り引くサービスを提供することの
できるテレビジョン放送システムにおいて用いられる情
報表示装置を得ることを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明（請求項１）にかかる情報表示装置は、複数
の番組の内容を示すデータ及び特定の番組の課金額の割
引条件情報を含む番組情報を受信し、当該番組情報に基
づいて番組表を作成し表示する情報表示装置において、
ユーザの番組視聴状況に関する情報を記憶するユーザ情
報記憶手段と、ユーザが前記番組表から所望の番組を選
択した場合に、当該番組の課金額の割引条件情報と前記
ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザの番組視聴状況
に関する情報とを比較し、ユーザの番組視聴状況が当該
割引条件を満足するか否かを判定する割引条件判定手段
と、前記割引条件判定手段がユーザの番組視聴状況が前
記割引条件を満足すると判定した場合に、前記番組の課
金額を前記割引条件に基づいて割り引いた金額に変更す
る番組情報更新手段と、を備えたものである。 【０００７】 【０００８】 【発明の実施の形態】 実施の形態１．図１は本発明の実施の形態１による情報
表示装置を示す構成図であり、また、図３は本発明の実
施の形態１による情報送信システムにおいて、番組放送
に重畳されて配信される番組情報の内容の一例を示す図
である。 【０００９】本実施の形態１によるテレビジョン放送シ
ステムにおいて、番組の送り手から番組放送に重畳して
配信される番組情報には、図３に示すように、複数の番
組のチャンネル番号, 番組タイトル, 放送時刻, 課金情
報, ジャンル, 視聴率等の情報の他、特定の番組につい
て、当該特定の番組の課金額の割引条件情報が所定のフ
ォーマットで含まれる。 【００１０】図１において、１１は上記番組情報を受け
てこれを記録する番組情報記憶手段である。１２は各番
組情報をそれぞれ分割された複数のセルのひとつに対し
て割り付けてモニタ１３に表示する番組表提供手段、１
４は番組表に対してカーソルを提供するカーソル提供手
段、１５は番組表の中のいずれのセルにカーソルが位置
しているかを検出し、検出されたカーソル位置にある番
組を選択するカーソル位置検出手段である。また、１６
は各チャンネルの視聴時間を記憶するユーザ情報記憶手
段である。１７はカーソル位置検出手段１５により選択
された番組の割引条件と、ユーザ情報記憶手段１６に記
憶されたユーザ情報とを比較し、ユーザ情報が割引条件
を満たしている否かを判定する割引条件判定手段であ
る。１８は割引条件判定手段１７での判定の結果に応じ
て、ユーザ情報、すなわちユーザの番組視聴状況が選択
された番組の割引条件を満たしている場合に、番組情報
記憶手段１１に記憶された当該選択した番組の番組情報
の課金額を割引条件に基づいて割り引いた金額に変更す
る番組情報更新手段である。また、１９はユーザ情報記
憶手段１６に記憶されたユーザ情報を電話回線等を用い
て番組の送り手に対して出力する情報出力手段である。 【００１１】次に、本実施の形態１の情報表示装置の動
作を図２に示すフローチャートを参照しつつ説明する。 【００１２】まず、ステップ１において、番組情報記憶
手段１１は番組情報を受けて、図３に示すような番組情
報を記憶する。ステップ２において、番組表提供手段１
２は記憶している番組情報を番組表としてモニタ１３に
提供する。本実施の形態では例えば、図４のように、３
チャンネルの２時間分のスケジュールを番組表としてモ
ニタに表示される。図４に示すように、通常、番組表に
は番組タイトルが表示される。ステップ３において、カ
ーソル提供手段１４で提供されるカーソルの位置をカー
ソル位置検出手段１５で検出し、カーソル位置にある番
組を選択する。本実施の形態では、番組表中の「番組
Ａ」を選択すると仮定する。ここで、図３に示すよう
に、「番組Ａ」（チャンネル番号１０１で７月１５日１
９：００〜２１：００に放送されるもの）の課金額は１
０００円であり、また、当該番組の割引条件は「本チャ
ンネル（チャンネル番号１０１）を１００時間以上視聴
していれば課金額を２０％割引」となっている。ステッ
プ４において、割引条件判定手段１７は、選択された番
組の割引条件と図５に示すようなユーザ情報記憶手段に
記憶されているユーザ情報とを比較し、ユーザ情報が割
引条件を満たしている否かを判定する。そして、ユーザ
情報、すなわちユーザの番組視聴状況が選択された番組
の割引条件を満たしているときは、ステップ５にすす
み、番組情報更新手段１８により、選択された番組の番
組情報の課金額を割引条件に基づいて割り引いた金額に
変更し、動作を終了する。ここでは、チャンネル１０１
を先月１２０時間見ているので割引条件を満たしている
と判断されて、番組Ａの課金額は８００円になる。ここ
で課金額が変更されたことをモニタ画面上に表示する等
してユーザがこれを確認することができるようにしても
よい。たとえば、『選択された番組の課金額は１０００
円でしたが、この番組は当該チャンネルを先月１００時
間以上視聴していた場合に課金額が２０％割引されま
す。貴方の当該チャンネルの先月の視聴時間は１２０時
間でしたので、課金額は８００円となります。』等のメ
ッセージを表示するようにすればよい。一方、ユーザの
番組視聴状況が選択された番組の割引条件を満たしてい
ないときは、番組情報の変更を行なうことなく動作を終
了する。また、情報出力手段１９からは、ユーザ情報記
憶手段に記憶されたユーザ情報が電話回線等により番組
の送り手に送信され、番組の送り手側では、ユーザ情報
に基づき視聴料金を徴収する。このように、ユーザにお
ける番組の視聴状況が割引条件を満足している場合に
は、ユーザの番組視聴に対する課金額が割り引かれるこ
ととなり、これによりユーザはその番組視聴状況に応じ
て、特定の番組の課金額の割引のサービスを享受するこ
とができる。 【００１３】このように、本実施の形態１によるテレビ
ジョン放送システムでは、番組の送り手が番組ごとに課
金額を定め、ユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収
する，課金方式のテレビジョン放送システムにおいて、
番組の送り手からユーザに対して、特定の番組に対する
課金額の割引条件情報を提供し、ユーザにおける番組視
聴状況が前記割引条件情報の割引条件を満たしている場
合に、ユーザにおける上記特定の番組の視聴に対し割引
された課金額を課金するようにしたから、ユーザの番組
視聴状況に応じて、番組の課金額を割り引くサービスを
提供することのできるテレビジョン放送システムを実現
することができる。 【００１４】また、本実施の形態１による情報表示装置
では、放送に重畳されて配信される，複数の番組の内容
を示すデータで構成される番組情報を受信し、番組表を
表示する情報表示装置において、受信した上記複数の番
組の内容を示すデータで構成される番組情報を記憶する
番組情報記憶手段１１と、番組情報記憶手段１１に記憶
された番組情報に基づいて番組表を作成し、この番組表
をモニタ１３の表示画面上に提供する番組表提供手段１
２と、番組表上にカーソルを提供するカーソル提供手段
１４と、カーソルの番組表上の位置を検出し、検出され
たカーソル位置にある番組を選択するカーソル位置検出
手段１５と、ユーザの各チャンネルの視聴時間に関する
情報を記憶するユーザ情報記憶手段１６と、カーソル位
置検出手段１５により選択された番組について、番組の
送り手から提供される、該番組の課金額の割引条件に関
する情報と、ユーザ情報記憶手段１６に記憶されたユー
ザの番組視聴状況に関する情報とを比較し、ユーザの番
組視聴状況が上記選択された番組の課金額の割引条件を
満たすか否かを判定する割引条件判定手段１７と、ユー
ザの番組視聴状況が上記選択された番組の課金額の割引
条件を満たす場合に、当該選択された番組に関する番組
情報の課金額を上記割引条件に基づいて割り引いた金額
に変更する番組情報更新手段１８とを備えた構成とした
から、ユーザの番組視聴状況（各チャンネルの視聴時
間）に応じて、番組の課金額を割り引くサービスを提供
することのできるテレビジョン放送システムで用いるの
に適した情報表示装置を実現することができる。 【００１５】なお、上記実施の形態では、特定の番組の
課金額の割引条件情報を、番組放送に重畳して配信され
る番組情報に含ませて提供する構成としたが、番組情報
が番組の課金額の割引条件情報を含まないものとし、情
報表示装置が特定の番組についてユーザからの割引要求
信号を電話回線等を介して送り手に送信できる構成と
し、番組の送り手がこの割引要求信号を受けたときにそ
の番組が割引対象となっているものについて番組の課金
額の割引条件情報を電話回線等を介して割引要求信号を
出した情報表示装置に提供する構成としてもよい。 【００１６】また、上記実施の形態では、ユーザ情報記
憶手段１６が各チャンネルの視聴時間を記憶するもので
あったが、各チャンネルの視聴回数，あるいは各番組の
視聴の有無等、割引条件を設定するのに適した，ユーザ
における番組視聴状況を示す他の情報であってもよい。 【００１７】 【発明の効果】以上のように、本発明（請求項１）にか
かる情報表示装置によれば、複数の番組の内容を示すデ
ータ及び特定の番組の課金額の割引条件情報を含む番組
情報を受信し、当該番組情報に基づいて番組表を作成し
表示する情報表示装置において、ユーザの番組視聴状況
に関する情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ
が前記番組表から所望の番組を選択した場合に、当該番
組の課金額の割引条件情報と前記ユーザ情報記憶手段に
記憶されたユーザの番組視聴状況に関する情報とを比較
し、ユーザの番組視聴状況が当該割引条件を満足するか
否かを判定する割引条件判定手段と、前記割引条件判定
手段がユーザの番組視聴状況が前記割引条件を満足する
と判定した場合に、前記番組の課金額を前記割引条件に
基づいて割り引いた金額に変更する番組情報更新手段
と、を備えた構成としたから、ユーザの番組視聴状況に
応じて、番組の課金額を割り引くサービスを提供するこ
とのできるテレビジョン放送システムで用いるのに適し
た情報表示装置を実現できる効果がある。 【００１８】
し、特にユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収する
課金方式のテレビジョン放送システムにおいて、ユーザ
の番組視聴状況に応じて、番組の課金額を割り引くサー
ビスを提供することのできるテレビジョン放送システム
において使用するのに適した情報表示装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】近年実用化されつつあるデジタル方式放
送では数十から数百のチャンネルを提供することが可能
であり、映像データと一緒に番組情報を送信し、受信機
側でこれを分析して、モニタ上に番組表を表示する電子
番組ガイドサービスが重要なものとなる。このような電
子番組ガイドサービスを実現するために、放送局側か
ら、放送番組に重畳して、複数の番組のチャンネル番
号, 番組タイトル, 放送時刻等の多くの情報を含む番組
情報が配信される。そして、従来の情報表示装置では、
視聴者は、例えば、特表平6-504165公報に示されるよう
な、横方向に時間軸を設け、縦方向に番組を対応づけて
表示する形式のサービスを受け、画面上に区画して表示
された各番組を代表するセルを、リモコンなどの入力機
器を用いて画面上に表示されるカーソルを操作して指示
し、選択することによって、所望の番組を選択し、該選
択された番組の視聴や録画予約などを容易に行なうこと
ができる。 【０００３】また、ディジタル放送方式の実用化に伴っ
て広まりつつあるテレビジョン番組の有料放送の課金方
式の一つとして、番組ごとに課金額を定め、ユーザが視
聴した番組に応じて料金を徴収するペイパービュー方式
がある。ペイパービュー方式のテレビジョン放送システ
ムにおいては、ペイパービュー方式が適用される番組に
ついての番組情報として、その番組の課金額に関する情
報（課金情報）が配信される。ユーザが視聴した番組が
課金対象の番組である場合は、番組情報中の課金情報に
基づいて視聴料が徴収されることとなる。また、情報表
示装置が番組表中に番組の課金額を表示するものであれ
ば、ユーザはこの番組表でこれから選択しようとする番
組の課金額を確認することができる。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】従来の、番組ごとに課
金額を定め、ユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収
する課金方式のテレビジョン放送システムは以上のよう
に構成されており、番組の課金額はサービス側で決定さ
れ固定であり、ユーザの視聴状況に応じて課金額を割り
引くという考えはなかった。従って、例えば、ユーザ
が、ある特定のチャンネルをよく見ている場合に、当該
特定のチャンネルのこれから見ようとする番組の課金額
が割り引かれるといった、視聴状況に応じた特典を享受
することはできなかった。 【０００５】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ユーザの番組視聴率状況に応
じて番組の課金額を割り引くサービスを提供することの
できるテレビジョン放送システムにおいて用いられる情
報表示装置を得ることを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明（請求項１）にかかる情報表示装置は、複数
の番組の内容を示すデータ及び特定の番組の課金額の割
引条件情報を含む番組情報を受信し、当該番組情報に基
づいて番組表を作成し表示する情報表示装置において、
ユーザの番組視聴状況に関する情報を記憶するユーザ情
報記憶手段と、ユーザが前記番組表から所望の番組を選
択した場合に、当該番組の課金額の割引条件情報と前記
ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザの番組視聴状況
に関する情報とを比較し、ユーザの番組視聴状況が当該
割引条件を満足するか否かを判定する割引条件判定手段
と、前記割引条件判定手段がユーザの番組視聴状況が前
記割引条件を満足すると判定した場合に、前記番組の課
金額を前記割引条件に基づいて割り引いた金額に変更す
る番組情報更新手段と、を備えたものである。 【０００７】 【０００８】 【発明の実施の形態】 実施の形態１．図１は本発明の実施の形態１による情報
表示装置を示す構成図であり、また、図３は本発明の実
施の形態１による情報送信システムにおいて、番組放送
に重畳されて配信される番組情報の内容の一例を示す図
である。 【０００９】本実施の形態１によるテレビジョン放送シ
ステムにおいて、番組の送り手から番組放送に重畳して
配信される番組情報には、図３に示すように、複数の番
組のチャンネル番号, 番組タイトル, 放送時刻, 課金情
報, ジャンル, 視聴率等の情報の他、特定の番組につい
て、当該特定の番組の課金額の割引条件情報が所定のフ
ォーマットで含まれる。 【００１０】図１において、１１は上記番組情報を受け
てこれを記録する番組情報記憶手段である。１２は各番
組情報をそれぞれ分割された複数のセルのひとつに対し
て割り付けてモニタ１３に表示する番組表提供手段、１
４は番組表に対してカーソルを提供するカーソル提供手
段、１５は番組表の中のいずれのセルにカーソルが位置
しているかを検出し、検出されたカーソル位置にある番
組を選択するカーソル位置検出手段である。また、１６
は各チャンネルの視聴時間を記憶するユーザ情報記憶手
段である。１７はカーソル位置検出手段１５により選択
された番組の割引条件と、ユーザ情報記憶手段１６に記
憶されたユーザ情報とを比較し、ユーザ情報が割引条件
を満たしている否かを判定する割引条件判定手段であ
る。１８は割引条件判定手段１７での判定の結果に応じ
て、ユーザ情報、すなわちユーザの番組視聴状況が選択
された番組の割引条件を満たしている場合に、番組情報
記憶手段１１に記憶された当該選択した番組の番組情報
の課金額を割引条件に基づいて割り引いた金額に変更す
る番組情報更新手段である。また、１９はユーザ情報記
憶手段１６に記憶されたユーザ情報を電話回線等を用い
て番組の送り手に対して出力する情報出力手段である。 【００１１】次に、本実施の形態１の情報表示装置の動
作を図２に示すフローチャートを参照しつつ説明する。 【００１２】まず、ステップ１において、番組情報記憶
手段１１は番組情報を受けて、図３に示すような番組情
報を記憶する。ステップ２において、番組表提供手段１
２は記憶している番組情報を番組表としてモニタ１３に
提供する。本実施の形態では例えば、図４のように、３
チャンネルの２時間分のスケジュールを番組表としてモ
ニタに表示される。図４に示すように、通常、番組表に
は番組タイトルが表示される。ステップ３において、カ
ーソル提供手段１４で提供されるカーソルの位置をカー
ソル位置検出手段１５で検出し、カーソル位置にある番
組を選択する。本実施の形態では、番組表中の「番組
Ａ」を選択すると仮定する。ここで、図３に示すよう
に、「番組Ａ」（チャンネル番号１０１で７月１５日１
９：００〜２１：００に放送されるもの）の課金額は１
０００円であり、また、当該番組の割引条件は「本チャ
ンネル（チャンネル番号１０１）を１００時間以上視聴
していれば課金額を２０％割引」となっている。ステッ
プ４において、割引条件判定手段１７は、選択された番
組の割引条件と図５に示すようなユーザ情報記憶手段に
記憶されているユーザ情報とを比較し、ユーザ情報が割
引条件を満たしている否かを判定する。そして、ユーザ
情報、すなわちユーザの番組視聴状況が選択された番組
の割引条件を満たしているときは、ステップ５にすす
み、番組情報更新手段１８により、選択された番組の番
組情報の課金額を割引条件に基づいて割り引いた金額に
変更し、動作を終了する。ここでは、チャンネル１０１
を先月１２０時間見ているので割引条件を満たしている
と判断されて、番組Ａの課金額は８００円になる。ここ
で課金額が変更されたことをモニタ画面上に表示する等
してユーザがこれを確認することができるようにしても
よい。たとえば、『選択された番組の課金額は１０００
円でしたが、この番組は当該チャンネルを先月１００時
間以上視聴していた場合に課金額が２０％割引されま
す。貴方の当該チャンネルの先月の視聴時間は１２０時
間でしたので、課金額は８００円となります。』等のメ
ッセージを表示するようにすればよい。一方、ユーザの
番組視聴状況が選択された番組の割引条件を満たしてい
ないときは、番組情報の変更を行なうことなく動作を終
了する。また、情報出力手段１９からは、ユーザ情報記
憶手段に記憶されたユーザ情報が電話回線等により番組
の送り手に送信され、番組の送り手側では、ユーザ情報
に基づき視聴料金を徴収する。このように、ユーザにお
ける番組の視聴状況が割引条件を満足している場合に
は、ユーザの番組視聴に対する課金額が割り引かれるこ
ととなり、これによりユーザはその番組視聴状況に応じ
て、特定の番組の課金額の割引のサービスを享受するこ
とができる。 【００１３】このように、本実施の形態１によるテレビ
ジョン放送システムでは、番組の送り手が番組ごとに課
金額を定め、ユーザが視聴した番組に応じて料金を徴収
する，課金方式のテレビジョン放送システムにおいて、
番組の送り手からユーザに対して、特定の番組に対する
課金額の割引条件情報を提供し、ユーザにおける番組視
聴状況が前記割引条件情報の割引条件を満たしている場
合に、ユーザにおける上記特定の番組の視聴に対し割引
された課金額を課金するようにしたから、ユーザの番組
視聴状況に応じて、番組の課金額を割り引くサービスを
提供することのできるテレビジョン放送システムを実現
することができる。 【００１４】また、本実施の形態１による情報表示装置
では、放送に重畳されて配信される，複数の番組の内容
を示すデータで構成される番組情報を受信し、番組表を
表示する情報表示装置において、受信した上記複数の番
組の内容を示すデータで構成される番組情報を記憶する
番組情報記憶手段１１と、番組情報記憶手段１１に記憶
された番組情報に基づいて番組表を作成し、この番組表
をモニタ１３の表示画面上に提供する番組表提供手段１
２と、番組表上にカーソルを提供するカーソル提供手段
１４と、カーソルの番組表上の位置を検出し、検出され
たカーソル位置にある番組を選択するカーソル位置検出
手段１５と、ユーザの各チャンネルの視聴時間に関する
情報を記憶するユーザ情報記憶手段１６と、カーソル位
置検出手段１５により選択された番組について、番組の
送り手から提供される、該番組の課金額の割引条件に関
する情報と、ユーザ情報記憶手段１６に記憶されたユー
ザの番組視聴状況に関する情報とを比較し、ユーザの番
組視聴状況が上記選択された番組の課金額の割引条件を
満たすか否かを判定する割引条件判定手段１７と、ユー
ザの番組視聴状況が上記選択された番組の課金額の割引
条件を満たす場合に、当該選択された番組に関する番組
情報の課金額を上記割引条件に基づいて割り引いた金額
に変更する番組情報更新手段１８とを備えた構成とした
から、ユーザの番組視聴状況（各チャンネルの視聴時
間）に応じて、番組の課金額を割り引くサービスを提供
することのできるテレビジョン放送システムで用いるの
に適した情報表示装置を実現することができる。 【００１５】なお、上記実施の形態では、特定の番組の
課金額の割引条件情報を、番組放送に重畳して配信され
る番組情報に含ませて提供する構成としたが、番組情報
が番組の課金額の割引条件情報を含まないものとし、情
報表示装置が特定の番組についてユーザからの割引要求
信号を電話回線等を介して送り手に送信できる構成と
し、番組の送り手がこの割引要求信号を受けたときにそ
の番組が割引対象となっているものについて番組の課金
額の割引条件情報を電話回線等を介して割引要求信号を
出した情報表示装置に提供する構成としてもよい。 【００１６】また、上記実施の形態では、ユーザ情報記
憶手段１６が各チャンネルの視聴時間を記憶するもので
あったが、各チャンネルの視聴回数，あるいは各番組の
視聴の有無等、割引条件を設定するのに適した，ユーザ
における番組視聴状況を示す他の情報であってもよい。 【００１７】 【発明の効果】以上のように、本発明（請求項１）にか
かる情報表示装置によれば、複数の番組の内容を示すデ
ータ及び特定の番組の課金額の割引条件情報を含む番組
情報を受信し、当該番組情報に基づいて番組表を作成し
表示する情報表示装置において、ユーザの番組視聴状況
に関する情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ
が前記番組表から所望の番組を選択した場合に、当該番
組の課金額の割引条件情報と前記ユーザ情報記憶手段に
記憶されたユーザの番組視聴状況に関する情報とを比較
し、ユーザの番組視聴状況が当該割引条件を満足するか
否かを判定する割引条件判定手段と、前記割引条件判定
手段がユーザの番組視聴状況が前記割引条件を満足する
と判定した場合に、前記番組の課金額を前記割引条件に
基づいて割り引いた金額に変更する番組情報更新手段
と、を備えた構成としたから、ユーザの番組視聴状況に
応じて、番組の課金額を割り引くサービスを提供するこ
とのできるテレビジョン放送システムで用いるのに適し
た情報表示装置を実現できる効果がある。 【００１８】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１による情報表示装置の構
成を示す図である。 【図２】本発明の実施の形態１による情報表示装置の動
作を説明するためのフローチャート図である。 【図３】本発明の実施の形態１によるテレビジョン放送
システムにおいて、番組の送り手より放送により配信さ
れる番組情報の内容の一例を示す図である。 【図４】番組情報に基づいて作成，表示される番組表の
一例を示す図である。 【図５】本発明の実施の形態１による情報表示装置のユ
ーザ情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図であ
る。 【符号の説明】 １１ 番組情報記憶手段 １２ 番組表提供手段 １３ モニタ １４ カーソル提供手段 １５ カーソル位置検出手段 １６ ユーザ情報記憶手段 １７ 割引条件判定手段 １８ 番組情報更新手段 １９ 情報出力手段
成を示す図である。 【図２】本発明の実施の形態１による情報表示装置の動
作を説明するためのフローチャート図である。 【図３】本発明の実施の形態１によるテレビジョン放送
システムにおいて、番組の送り手より放送により配信さ
れる番組情報の内容の一例を示す図である。 【図４】番組情報に基づいて作成，表示される番組表の
一例を示す図である。 【図５】本発明の実施の形態１による情報表示装置のユ
ーザ情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図であ
る。 【符号の説明】 １１ 番組情報記憶手段 １２ 番組表提供手段 １３ モニタ １４ カーソル提供手段 １５ カーソル位置検出手段 １６ ユーザ情報記憶手段 １７ 割引条件判定手段 １８ 番組情報更新手段 １９ 情報出力手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−264092（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−203420（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−56646（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−195834（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−195836（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−6789（ＪＰ，Ａ)
特表 平６−504165（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 7/10
H04N 7/16 - 7/173
H04N 7/20 - 7/22
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 複数の番組の内容を示すデータ及び特定
の番組の課金額の割引条件情報を含む番組情報を受信
し、当該番組情報に基づいて番組表を作成し表示する情
報表示装置において、 ユーザの番組視聴状況に関する情報を記憶するユーザ情
報記憶手段と、 ユーザが前記番組表から所望の番組を選択した場合に、
当該番組の課金額の割引条件情報と前記ユーザ情報記憶
手段に記憶されたユーザの番組視聴状況に関する情報と
を比較し、ユーザの番組視聴状況が当該割引条件を満足
するか否かを判定する割引条件判定手段と、 前記割引条件判定手段がユーザの番組視聴状況が前記割
引条件を満足すると判定した場合に、前記番組の課金額
を前記割引条件に基づいて割り引いた金額に変更する番
組情報更新手段と、 を備えたことを特徴とする情報表示装置 。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25105196A JP3471537B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25105196A JP3471537B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 情報表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1098704A JPH1098704A (ja) | 1998-04-14 |
| JP3471537B2 true JP3471537B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=17216896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25105196A Expired - Fee Related JP3471537B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 情報表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3471537B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10308734A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-11-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報受信装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000115163A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-21 | Sony Corp | 情報配信方法 |
| US6928468B2 (en) * | 1999-10-29 | 2005-08-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | System for broadcasting software applications and portable data communications device for use in such a system |
| JP2001251576A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 番組受信装置および蓄積放送課金装置 |
| JP2001309328A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-11-02 | Nec Microsystems Ltd | デジタル放送の広告提供システムおよびその広告提供方法 |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
| JP3002471B2 (ja) * | 1988-08-19 | 2000-01-24 | 株式会社日立製作所 | 番組配信装置 |
| CA2608607C (en) * | 1990-09-10 | 2010-03-23 | Patrick Young | User interface for television schedule system |
| JPH066789A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-14 | Fujitsu General Ltd | Ｃａｔｖホームターミナル装置 |
| JPH07203420A (ja) * | 1993-11-26 | 1995-08-04 | Sony Corp | 双方向放送方式およびその受信装置とその遠隔制御装置 |
| JP3588679B2 (ja) * | 1994-03-17 | 2004-11-17 | 富士通株式会社 | 情報提供装置 |
| JPH08195836A (ja) * | 1995-01-18 | 1996-07-30 | Ekushingu:Kk | 情報料課金システム及びそこに使用される情報提供端末 |
| JPH08195834A (ja) * | 1995-01-18 | 1996-07-30 | Ekushingu:Kk | 情報料課金システム並びに情報提供端末及び情報センタ |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25105196A patent/JP3471537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10308734A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-11-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報受信装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1098704A (ja) | 1998-04-14 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |