JP2001292438A - 双方向通信方法及びその通信システム、並びに双方向通信プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

双方向通信方法及びその通信システム、並びに双方向通信プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001292438A
JP2001292438A JP2000103728A JP2000103728A JP2001292438A JP 2001292438 A JP2001292438 A JP 2001292438A JP 2000103728 A JP2000103728 A JP 2000103728A JP 2000103728 A JP2000103728 A JP 2000103728A JP 2001292438 A JP2001292438 A JP 2001292438A
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JP2000103728A
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English (en)
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Kenji Ito
謙次 伊藤
Takashi Ishihara
隆史 石原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客自らが選択することなく、顧客に提供する
ための個別のデータを、顧客毎の顧客情報に従って提供
する双方向通信を提供する。 【解決手段】データ放送における双方向通信方法であっ
て、顧客に提供するデータを複数設け、前記データ放送
を受信した前記顧客の識別情報を有する要求を受けて、
前記顧客に提供すべきデータを、前記提供するデータの
中から、前記識別情報により特定される前記顧客の顧客
情報に従って選択し、前記顧客に返信することにより、
顧客毎の顧客情報に従った個別のデータを提供すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ放送におけ
る双方向通信に係り、特に受信者である顧客毎の顧客情
報に従って、顧客毎に各々のデータを提供することがで
きる双方向通信方法及びその通信システム、並びに双方
向通信プログラムを記憶した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ放送をはじめとする通信を
利用して、種々のサービスが提供され、顧客は場所、時
間を問わず、様々なサービスを即座に受けることができ
るようになった。しかし、これらの多くは、サービス提
供会社が一方向にそのサービスを提供するものであっ
て、顧客がサービス提供会社へ応答をするときは、別の
手段によらなければならないものであった。
【0003】一方、前述の一方向な通信ではなく、サー
ビス提供会社と顧客が双方向にデータを送受信可能なも
のとして、テレビ放送に文字等のデータ信号を多重して
送信するデータ放送が実施されている。現在、放送番組
として、ニュース等の種々のサービスを提供している
が、中でも、テレビショッピング、クイズ或いはアンケ
ート調査等の番組では、視聴者が電話回線等を通じてリ
アルタイムに番組に応答又は参加することができる双方
向通信が提案され、双方向なサービスを実現可能として
いる。例えば、テレビショッピングでは、プログラムデ
ータを多重したテレビ放送を、プログラム実行手段を備
えた受信機で受信し、視聴者がそのテレビ番組の中で紹
介された商品を見て購入を希望するときは、そのプログ
ラムが視聴者の必要な入力データを自動的に送信すると
いう双方向通信により、商品を購入できるというもので
ある。従来の一方向な通信方法にあっては、テレビショ
ッピングで商品を購入するためには、その番組放送中に
電話番号、商品番号といった必要な情報をメモに取り、
その後、電話で注文する操作が必要であったが、双方向
通信によるテレビショッピングによれば、そういった操
作を必要とせず、注文忘れや誤ダイヤルといった問題が
解消している。
【0004】従来の双方向通信について、より詳細に説
明すると、図3は、従来の双方向通信の概略構成を示す
ブロック図である。図3において、1aは放送局、2は
デコーダ2aとモデム2bとを備えたテレビ受像機を兼
ねるデータ放送、3はデータ放送受信装置2と電話回線
4aを介して接続されるとともに、放送局1aと電話回
線4bを介して接続された応答サーバである。
【0005】放送局1aは、双方向性を付加するための
プログラムをデータ放送信号とし、電波に変換して放送
する。データ放送受信装置2では、デコーダ2aにおい
てデータ放送信号を復号し、記憶し、表示し、必要に応
じて解読して所定の処理を実行する。テレビ放送の内容
がテレビショッピングやアンケート調査の場合、データ
放送信号として注文先や相手先の電話番号やファクシミ
リ番号が含まれ、これがメモリに記憶される。
【0006】データ放送受信装置2における入力手段に
より商品名、購入数、購入者氏名・住所やアンケート調
査の応答データなどを付加して、メモリに記憶させる。
そして、自動ダイヤルしてモデム2bを介し電話回線4
aを通じて応答サーバ3に対して必要なデータを送信す
る。
【0007】なお、応答サーバ3は各家庭からの注文や
応答を収集し、放送局1aからの指示に従ってデータ処
理を行い、その処理結果をその放送局1aに電話回線4
bを通じて送信する。このようにして、双方向なデータ
の送受信が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、サービ
ス提供会社が一方向にサービスを提供し、顧客がそのサ
ービスを受信するのみでしかないものは、顧客毎に個別
のデータを提供することはできなかった。
【0009】また、双方向通信により、その提供された
サービスに対して容易に又はリアルタイムに応答するこ
とが可能になったとしても、単にサービス提供会社が全
顧客に同一のデータを提供し、顧客がそれに応答すると
いった双方向通信では、顧客毎に個別のデータを提供す
ることはできず、したがって、顧客毎に個別のサービス
を提供することはできなかった。仮に、サービス提供会
社が、顧客に選択可能に複数のデータを提供したとして
も、同様である。
【0010】ところで、実際に顧客が受けたいサービス
は、その顧客の年代、性別等により異なるのが当然であ
る。また、顧客の利用状況等により、サービス提供会社
が顧客毎に個別のデータを提供し、例えば特典等を与え
ることが、サービスを提供する上で必要となっている。
具体的には、デパート等で顧客の商品購入などの過去の
利用状況により、割引等のサービスを提供することが行
われている。当然のことながら、テレビショッピング等
の双方向番組でも、そのようなサービスが望まれてい
る。
【0011】一方、サービス提供会社がパスワード等で
提供するデータを区別し、顧客がそのパスワードを入手
することで、顧客毎に個別のデータを提供できるとして
も、顧客は利用する度にパスワード等をメモにとり、或
いは記憶する必要がある。そして、利用状況が変われば
パスワードも変更されるということになると、利用する
度にメモをとらねばならず、また、前回のメモをもとに
自らが受ける事ができるデータを選択しなければなら
ず、結局は、顧客毎に個別のデータを提供しているとは
言い難い。
【0012】一方、サービス提供会社が全顧客を把握
し、その年代、性別等に従った個別のデータを、顧客毎
に提供することが考えられる。しかしながら、サービス
提供会社が全顧客を把握し、管理することは大変であ
り、また個別のデータを顧客毎に放送することは、現状
では困難である。
【0013】そこで、本発明は、顧客自らが選択するこ
となく、顧客に提供するための個別のデータを、顧客毎
の顧客情報に従って提供する双方向通信を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、データ放送における双方向通信方法であ
って、顧客に提供するデータを複数設け、前記データ放
送を受信した前記顧客の識別情報を有する要求を受け
て、前記顧客に提供すべきデータを、前記提供するデー
タの中から前記識別情報により特定される前記顧客の顧
客情報に従って選択し、前記顧客に返信する双方向通信
方法である。
【0015】また、前記提供するデータを、前記顧客の
一つの要求に対応して複数設け、前記要求を受けて、前
記提供すべきデータを前記提供するデータから前記顧客
情報に従って選択し、前記顧客に返信することを特徴と
する。
【0016】前記顧客が、返信された前記データに対し
て応答したときには、送信された前記応答を前記顧客情
報として格納する。また、選択された前記データを返信
するとともに、前記データを選択したことを前記顧客情
報として格納することもできる。
【0017】ここで、前記データ放送の顧客の利用履歴
を前記顧客情報とし、前記利用履歴に従い、複数の前記
提供するデータから前記顧客が優遇されるデータを選択
して返信することにより、顧客の利用状況の違いによっ
て異なるデータを提供でき、特に利用状況が良い顧客に
対しては、優遇したサービスを提供することできる。
【0018】さらに、前記データ放送の顧客の利用履歴
を前記顧客情報とし、前記利用履歴に従い、複数の前記
提供するデータのうち未利用のデータを選択して、返信
することにより、過去に提供したことがあるものを、同
じ顧客に重複して提供することを避けることができる。
【0019】前記データ放送が、商品を提供するものに
あっては、前記顧客の商品購入履歴を前記顧客情報と
し、前記商品購入履歴が、前記データ放送により商品を
購入する際に送信した応答を格納してなり、また、一商
品に対し複数の商品価格を設け、前記商品価格を前記提
供するデータとする。ここで、前記顧客の商品購入履
歴、又は前記商品購入履歴に応じて算出されるポイント
数毎にそれぞれ対応した複数の前記商品価格を設けるこ
とにより、同一商品でも過去の商品購入の有無によっ
て、顧客毎に異なる商品価格を提示することができ、特
に過去に商品を購入したことのある顧客に対しては、割
引価格といったサービスを提供することができる。
【0020】一方、本発明の双方向通信システムは、デ
ータ放送における双方向通信システムであって、顧客情
報を格納する手段と、提供するデータを格納する手段
と、前記データ放送を受信した顧客の識別情報を有する
要求を受け、前記識別情報により前記顧客情報を特定す
る手段と、前記提供するデータの中から前記顧客に提供
すべきデータを、前記顧客情報に従って選択する手段
と、選択された前記データを顧客に返信する手段とを備
えることを特徴とし、さらには、返信された前記データ
に対する前記顧客の応答を受信する手段と、前記応答を
前記顧客情報として格納する手段とをも備えることを特
徴とする。
【0021】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
なプログラムを記憶した記憶媒体は、顧客情報及び提供
するデータを格納し、前記データ放送を受信した顧客の
識別情報を有する要求を受け、前記識別情報により前記
顧客情報を特定し、前記提供するデータから前記顧客に
提供すべきデータを前記顧客情報に従って選択し、選択
された前記データを顧客に返信することを特徴とし、更
には、返信された前記データに対する前記顧客の応答を
受信し、前記応答を前記顧客情報として格納することを
特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の双方向
通信方法における通信システムの構成を示している。5
はデータ放送を受信可能な顧客の受信装置であり、6は
受信装置5に双方向に接続され、顧客の顧客情報に従
い、顧客毎のデータを返信することができる返信サーバ
である。7はデータを送受信可能な通信手段であり、8
は返信サーバ6全体を制御するCPU(中央演算処理装
置)、9は顧客の顧客情報を格納する顧客情報格納手
段、11は顧客に提供するデータを格納する提供データ
格納手段、12は顧客の顧客情報に応じて、顧客に提供
すべきデータを選択する選択手段である。
【0023】顧客の受信装置5は、従来の双方向通信に
おける一般的な受信装置であり、データ放送を受信可能
であり、返信サーバ6とデータを送受信可能に接続され
たものであれば良い。その一形態である構成の概略を図
2に示す。
【0024】図2において、13は放送局1aが放送す
るデータ放送を受信する受信手段であり、14は受信装
置5全体を制御するCPU、15は顧客が返信サーバ6
に顧客毎の個別のデータを要求するための提供データ要
求手段、16は返信サーバ6とデータを送受信するため
の通信手段、17はデータ放送により受信したデータ又
は返信サーバ6から返信されたデータを表示する表示手
段である。
【0025】まず、放送局1aが放送するデータ放送が
受信装置5で受信される。ここで、データ放送はテレビ
放送の映像信号に重畳されて送信されるものに限ること
なく、データ放送単独で送信されるものも含み、その通
信手段は、地上波だけでなく、衛星を利用した電波、ケ
ーブル或いはインターネットなどを介して放送されるも
のであってもよい。また、放送局1aは、サービス提供
会社1bの指示に従い、サービス提供会社1bがサービ
ス提供をするためのデータ放送を行う。
【0026】受信されたデータ放送は、デコーダ2aに
よって復号され、必要に応じて表示手段17により、画
面に表示される。このとき、表示手段17により画面に
表示されるものは、全顧客に対し同一のものであって、
サービス提供会社1bの提供するサービスの紹介、一覧
等である。顧客は、この表示された内容から個別のデー
タを要求するわけであるが、その提供データ要求手段1
5は、操作パネル、リモコン等を用いて受けたいサービ
スを指定するとともに、顧客を識別するための識別情
報、及び必要なデータを通信手段16により返信サーバ
6に送信する。ここで、識別情報とは、顧客を識別する
ための情報であり、氏名或いは顧客毎に設定された番号
等で与えられる。
【0027】また、表示手段17を介さないときは、デ
ータ放送を受信すると同時に、その放送されたデータ内
のプログラムにより、自動的に個別のデータが要求さ
れ、この場合は、顧客にとっては、サービス提供会社1
bが顧客の顧客情報に応じた個別のデータを、顧客に対
して直接的に提供していることになる。
【0028】データ要求として送信されたデータは、返
信サーバ6の通信手段7で受信される。返信サーバ6に
は、提供データ要求手段15により要求として送信した
データとともに送信した、或いは別途送信したデータ
が、顧客情報格納手段9により顧客情報として格納され
ており、この顧客情報の中から、顧客情報特定手段10
により、データを要求した顧客の顧客情報が特定され
る。ここで、顧客情報特定手段10は、データ要求とし
て送信されたデータに含まれる顧客の識別情報からその
顧客の顧客情報を特定する。
【0029】また、返信サーバ6には、提供データ格納
手段11により、顧客に提供するデータが複数格納され
ている。この提供するデータは、サービス提供会社1b
が顧客に提供するサービス内容であり、顧客毎に異なる
サービスを提供するために、複数の異なる内容を示すデ
ータが選択可能に格納されている。この提供するデータ
の中から、個別のデータを要求する際に、提供データ要
求手段15によって送信された識別情報により特定され
る顧客情報に従って、顧客に提供すべきデータが選択手
段12により選択される。
【0030】ここで、顧客に1対1で対応したデータを
格納して、その対応するデータを提供すべきデータとし
てもよいが、顧客が要求する一つの要求内容に対して、
異なる複数の提供するデータを格納し、顧客情報に対応
するデータを選択して、提供すべきデータとしてもよ
い。例えば、テレビショッピングにおいて、顧客の性別
によって異なる商品を紹介しようとするときは、男性用
に商品AのデータAを、女性用に商品BのデータBとす
るように、提供するデータを格納する。そして、顧客が
テレビショッピングで何かを買おうと思い、商品の紹介
を要求した場合、その要求に対して格納されているデー
タA、Bのうち、その顧客情報である性別に従って、ど
ちらかのデータが選択される。すなわち、顧客情報が男
性である場合には、データAが選択される。
【0031】なお、顧客情報は、顧客毎に個別の情報と
して格納されるものであって、顧客の年令、性別といっ
たものに限ることなく、顧客の情報となるものであれば
よい。特に、顧客のサービス提供会社1bの利用状況に
よって異なるサービスを提供しようとするときは、顧客
の利用履歴を顧客情報とすればよく、例えば、利用状況
が良ければ、その顧客を優遇するといったサービスを提
供することができる。
【0032】次に、選択されたデータは、通信手段7に
より、顧客の受信装置5に返信され、表示手段17によ
り、画面に表示される。尚、受信装置5及び返信サーバ
6は、既存の電話回線、ケーブル等を用いて、双方向に
接続されている。
【0033】顧客が返信されたデータに応答をする場合
は、前述のデータを要求する際と同様にして、必要なデ
ータを操作パネル、リモコン等で入力し、通信手段16
により返信サーバ6に送信する。返信サーバ6は、送信
された応答を受信し、必要に応じて予め設定してあるサ
ービス提供会社1bの指示に従ってデータ処理を行い、
サービス提供会社1bに処理結果を送信する。
【0034】さらに、前述のように、サービス提供会社
1bが、利用状況によって異なるサービスを提供しよう
とする場合、例えば、利用回数が多ければより良いサー
ビスを提供しようとする場合には、顧客が返信されたデ
ータに対し送信した応答を、又は選択された前記データ
を顧客に送信するとともに前記データを選択したこと
を、必要に応じてデータ処理して顧客情報に格納する。
すなわち、過去にサービスを受けた際に、そのことを顧
客情報に格納することにより、利用履歴が顧客情報とな
る。そして、利用履歴を顧客情報とすることにより、過
去に一度サービスを受けたことがある顧客が、再びサー
ビスを受けようとするときは、過去の利用状況に応じた
サービスを受けることができる。
【0035】より具体的には、例えば商品の購入数に応
じて商品価格を割引きするというサービスにおいて、過
去に商品Aを購入したことのある顧客が、商品Bを購入
しようとするときは、その顧客情報に商品Aの購入履歴
があるので、データとして商品Bの割引かれた価格情報
が顧客に提示される。
【0036】また、利用履歴を顧客情報とすることによ
り、過去に利用したサービスを重複して提供するのを避
けることができ、顧客の要求に対して、その顧客の未利
用データのみを返信することができる。例えば、シリー
ズものの番組を提供するサービスにおいて、過去に第1
話を視聴した顧客が、第2話を視聴しようとするとき
は、第1話視聴済という過去の利用状況が顧客情報に格
納されているので、第2話を直接要求する必要はなく、
シリーズ単位で要求することにより自動的に第2話が選
択され、顧客に提供されることになる。
【0037】さらに、サービス提供会社1bが、提供す
るデータとして、返信サーバ6に格納した幾つかのデー
タを、各データ単位でその全部を顧客に送信するだけで
なく、顧客情報に応じて、その未利用部分だけを送信す
ることもできる。例えば、番組、音楽等を配信するサー
ビスにおいて、顧客が視聴する番組を途中で中断したい
場合には、リモコン等で番組を停止するという応答を送
信する。そして、番組が停止すると同時に、中断したと
いうデータが顧客情報に格納され、この利用履歴によ
り、次回再び番組を視聴しようとするときは、番組全体
すなわち番組の最初からでなく、未利用部分である番組
を中断した時点から後部分だけを送信することができ
る。
【0038】以下、実施例について説明する。 [実施例1] テレビ放送を通じて商品の紹介、販売をす
るいわゆるテレビショッピングにおいて、サービス提供
会社Aは、テレビ放送で商品の紹介等を行うとともに、
顧客がある商品を選択した場合、その価格を、通信回線
を通じて要求するプログラムデータ、および商品を購入
しようとする場合、自動注文をするプログラムデータを
データ放送として放送している。また、サービス提供会
社Aは、表1に示す商品の新規購入価格、割引価格を、
顧客に提供するデータとして予め返信サーバ内に格納し
ている。サービス提供会社Aは、商品を購入した顧客
が、次回購入するときは、割引価格で商品を購入するこ
とができるというサービスを提供している。なお、サー
ビス提供会社Aは、顧客毎に設定した会員番号により、
顧客を識別している。
【0039】
【表1】 顧客がサービス提供会社Aの提供する商品を見て、購入
しようとするときは、その商品を選択するとともに、会
員番号を操作パネルにより入力して、商品の価格情報を
要求する。そして、その要求に含まれる識別情報である
会員番号により、その顧客の顧客情報が特定され、その
顧客情報である商品購入履歴に従い、商品価格が返信さ
れる。そして、その価格を見て購入しようと決めたとき
は、商品番号、数量及び顧客の識別情報等の応答を入
力、送信して、通信回線を通じて自動的に注文が行われ
る。返信サーバは応答を受信すると時にその購入結果が
顧客情報として格納する。表2は、その格納された顧客
情報を示す。
【0040】
【表2】 ここで、サービス提供会社Aのテレビショッピングを見
ている顧客1が靴002を購入しようとその価格を要求し
た場合、顧客1の顧客情報には、サービス提供会社Aの
提供する商品を購入したという履歴がないので、新規購
入価格のFP002が顧客1に返信される。
【0041】一方、同じく靴002を購入しようとする顧
客2は、以前サービス提供会社Aが提供する靴001を購
入したことがあり、顧客情報に商品購入履歴があるか
ら、割引価格DP002が返信される。
【0042】顧客1が靴002を価格FP002で購入後は、そ
の購入結果が商品購入履歴として格納され、したがって
顧客1がさらに服031を購入しようとするときは、割引
価格DP031が返信されることになる。
【0043】[実施例2] [実施例1]のサービス提
供会社Aと同様に、テレビショッピングで商品の紹介、
販売を行うサービス提供会社Bは、表3(a)及び(b)に示
すように顧客の商品購入によって算出されるポイント数
に応じて、商品価格の割引、バーゲン優待等の特典付与
のサービスを行っている。
【表3】 表4は、返信サーバ内に格納されている顧客の購入履歴
を示している。
【表4】 ここで、サービス提供会社Bのテレビショッピングを見
ている顧客1が靴001を購入しようとその商品価格を要
求した場合、顧客1の顧客情報では、以前に靴002を購
入し、ポイント数が1となっているので、割引率DA001に
おける商品価格が返信される。また、顧客2の場合は、
ポイント数が5であるので、割引率DA005における商品価
格及びバーゲン優待を受けることができる情報が返信さ
れる。
【0044】顧客2が、返信された割引率DA005によっ
て服031を購入した場合は、その購入結果が商品購入履
歴として顧客情報に格納される。そして、購入結果をデ
ータ処理することにより、ポイント数2が算出され、顧
客情報に格納される。
【0045】[実施例3] サービス提供会社Cは、顧客
にシリーズものの番組を配信している。ここで、サービ
ス提供会社Cは、テレビ放送により複数あるシリーズも
のの番組(シリーズ1〜3)の一覧を表示させるととも
に、その一覧から顧客が見ようとする番組をリモコンで
選択した場合、その選択した番組を要求するプログラム
データをデータ放送として放送している。提供するデー
タとしての番組は、各シリーズの各話毎に選択可能に返
信サーバに格納されている。なお、サービス提供会社C
は、顧客毎に設定した会員番号によって、顧客を識別し
ている。
【0046】いま、顧客毎の過去の利用履歴が、顧客情
報として表5のように格納されている。ここで、顧客1
がシリーズ1を見ようと、ポインタでシリーズ1を選択
するとともに、会員番号をリモコンによって入力し、返
信サーバにそれを要求したとき、その会員番号によって
特定された顧客1の顧客情報には、シリーズ1を見たと
いう履歴がないので、シリーズ1の第1話が選択され、
顧客に配信される。そして、顧客1はシリーズ1の第1
話を視聴することになるが、ここでシリーズ1の第1話
を配信するとともに、シリーズ1の第1話を選択したこ
とが顧客情報に格納される。
【0047】次に、顧客2が同じくシリーズ1を要求し
たときには、顧客2は以前にシリーズ1の第1話を視聴
したことがあるので、第1話は選択されず、未利用であ
る第2話が選択され配信される。また、顧客2が、シリ
ーズ3を要求した場合には、以前にシリーズ3の第2話
まで視聴したことがあるので、第3話が選択されるが、
ここで第3話の番組開始から12分までは視聴済であるの
で、選択された第3話の12分後から配信される。
【0048】また、顧客3がシリーズ1を要求したとき
は、同様にして第2話の9分5秒後から配信されるが、顧
客がこの第2話の番組を視聴中に、その視聴を停止する
ときは、リモコンで配信を停止するという応答をする。
そして、この応答を返信サーバが受信すると、番組の配
信を停止するとともに、その番組を配信した時間、すな
わち顧客3の視聴時間が顧客情報に格納される。
【0049】
【表5】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成からなるの
で、以下に記載する効果を奏する。 (1)双方向通信を利用したサービスにおいて、顧客の
年代、性別或いは利用状況等の顧客情報に従って、顧客
毎に個別のデータを提供できる。 (2)サービス提供会社は、双方向通信により、容易に
全顧客の顧客情報を管理することができ、その顧客情報
に従った個別のデータを顧客毎に提供することにより、
顧客毎に極細かいサービスを提供でき、顧客の利用数増
加を図ることができる。 (3)顧客の利用履歴に従って、顧客毎に個別のデータ
を提供することにより、顧客の過去の利用状況に応じた
サービスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向通信システムを表す構成図。
【図2】受信装置の概略を表す構成図。
【図3】従来の双方向通信の概略構成を表すブロック
図。
【符号の説明】
1a 放送局 1b サービス提供会社 2 データ放送受信装置 2a デコーダ 2b モデム 3 応答サーバ 4a 電話回線 4b 電話回線 5 受信装置 6 返信サーバ 7 通信手段 8 CPU 9 顧客情報格納手段 10 顧客情報特定手段 11 提供データ格納手段 12 選択手段 13 受信手段 14 CPU 15 提供データ要求手段 16 通信手段 17 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/025 H04N 7/08 A 7/03 7/035 Fターム(参考) 5C025 AA28 BA25 BA27 BA28 CA09 CB10 DA01 DA04 DA05 5C063 AA02 AB01 AC01 AC05 AC10 CA23 DA03 DA07 DA13 DB02 EA01 EB03 EB27 EB35 5C064 BA01 BB07 BC07 BC18 BC20 BC23 BD02 BD08 BD14 5K041 BB10 CC07 FF08 FF32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ放送における双方向通信方法であ
    って、顧客に提供するデータを複数設け、前記データ放
    送を受信した前記顧客の識別情報を有する要求を受け
    て、前記顧客に提供すべきデータを、前記提供するデー
    タの中から前記識別情報により特定される顧客情報に従
    って選択し、前記顧客に返信する双方向通信方法。
  2. 【請求項2】 前記提供するデータを、前記顧客の一つ
    の要求に対して複数設け、前記要求を受けて、前記提供
    すべきデータを前記提供するデータから前記顧客情報に
    従って選択し、前記顧客に返信することを特徴とする請
    求項1記載の双方向通信方法。
  3. 【請求項3】 前記顧客が、返信された前記データに対
    して応答し、送信された前記応答を前記顧客情報として
    格納することを特徴とする請求項1又は2記載の双方向
    通信方法。
  4. 【請求項4】 選択された前記データを返信するととも
    に、前記データを選択したことを前記顧客情報として格
    納することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記
    載の双方向通信方法。
  5. 【請求項5】 前記データ放送の顧客の利用履歴を前記
    顧客情報とし、前記利用履歴に従い、複数の前記提供す
    るデータから前記顧客が優遇されるデータを選択して、
    返信することを特徴とする請求項1から4いずれか1項
    記載の双方向通信方法。
  6. 【請求項6】 前記データ放送の顧客の利用履歴を前記
    顧客情報とし、前記利用履歴に従い、複数の前記提供す
    るデータのうち前記顧客の未利用のデータを選択して、
    返信することを特徴とする請求項1から5いずれか1項
    記載の双放送通信方法。
  7. 【請求項7】 前記データ放送が、商品を提供するもの
    であって、前記顧客の商品購入履歴を前記顧客情報とす
    る請求項1から6いずれか1項記載の双方向通信方法。
  8. 【請求項8】 前記商品購入履歴が、前記データ放送に
    より商品を購入する際に送信した応答を格納してなるこ
    とを特徴とする請求項7記載の双方向通信方法。
  9. 【請求項9】 前記データ放送が、商品を提供するもの
    であって、一商品に対し複数の商品価格を設け、前記商
    品価格を前記提供するデータとする請求項1から8いず
    れか1項記載の双方向通信方法。
  10. 【請求項10】 前記顧客の商品購入履歴、又は前記商
    品購入履歴に応じて算出されるポイント数毎にそれぞれ
    対応した複数の前記商品価格を設けることを特徴とする
    請求項9記載の双方向通信方法。
  11. 【請求項11】 データ放送におけるデータ送受信可能
    な双方向通信システムであって、顧客情報を格納する手
    段と、提供するデータを格納する手段と、前記データ放
    送を受信した顧客の識別情報を有する要求を受け、前記
    識別情報により前記顧客情報を特定する手段と、前記提
    供するデータの中から前記顧客に提供すべきデータを、
    前記顧客情報に従って選択する手段と、選択された前記
    データを顧客に返信する手段とを備える双方向通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 返信された前記データに対する前記顧
    客の応答を受信する手段と、前記応答を前記顧客情報と
    して格納する手段とを備えることを特徴とする請求項1
    1記載の双方向通信システム。
  13. 【請求項13】 データ放送におけるデータ送受信可能
    な双方向通信プログラムを記憶した記憶媒体であって、
    顧客情報及び提供するデータを格納し、前記データ放送
    を受信した顧客の識別情報を有する要求を受け、前記識
    別情報により前記顧客情報を特定し、前記提供するデー
    タの中から前記顧客に提供すべきデータを前記顧客情報
    に従って選択し、選択された前記データを顧客に返信す
    るコンピュータ読み取り可能な双方向通信プログラムを
    記憶した記憶媒体。
  14. 【請求項14】 返信された前記データに対する前記顧
    客の応答を受信し、前記応答を前記顧客情報として格納
    することを特徴とする請求項13記載のコンピュータ読
    み取り可能な双方向通信プログラムを記憶した記憶媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003058964A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de facturation d'informations video
JP2005051435A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Ntt Communications Kk 付加価値情報システム、付加価値情報利用方法、放送装置及び付加価値情報格納装置
JP2009105915A (ja) * 2008-12-01 2009-05-14 Ntt Communications Kk 付加価値情報システム、付加価値情報利用方法及び付加価値情報格納装置

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