JPWO2003044333A1 - ロッカーアーム - Google Patents

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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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Abstract

シリンダヘッド側に近接させて配設することを可能として、ローラ支持強度を向上させることができると共に、ローラのシリンダヘッド側の露出を防止し、さらにエンジンを小型化することができるロッカーアームを提供する。所定距離を保って対向配設された一対の側壁と、これら側壁間を連結するブリッジ部と、側壁間に回転自在に支持されたローラとでロッカーアームを構成する。一方のブリッジ部にはバルブ本体に当接するバルブ当接面が形成され、他方のブリッジ部にはピボットに被冠する回動中心となるピボット部が形成されている。ローラは、その外周面の最下端部がバルブ当接面とピボット部におけるピボット中心とを結ぶ第1の仮想線とこれより下側のバルブ当接面位置での側壁の下端とピボット部位置での側壁の下端とを結ぶ第2の仮想線との間に位置するように設定されている。

Description

技術分野
本発明は、エンジンの動弁機構に組み込み、カムシャフトの回転をシリンダヘッドに設けられた弁体(吸気弁及び排気弁)の往復運動に変換するためのロッカーアームに関し、特にプレス加工したロッカーアームの改良に関する。
背景技術
レシプロエンジンには一部の2サイクルエンジンを除き、シリンダヘッドにクランクシャフトの回転と同期して開閉するバルブスプリングで付勢された吸気弁及び排気弁を設けている。このようなレシプロエンジンでは、クランクシャフトの回転と同期して(4サイクルエンジンの場合には1/2の回転速度で)回転するカムシャフトの動きをロッカーアームにより吸気弁及び排気弁に伝達し、これら吸気弁及び排気弁を軸方向に往復動させる。
このようなロッカーアームとして従来、例えば特開2000−179309号公報に記載されているものが知られている。
この従来例は、ロッカーアーム本体10が略並行に対向し長手方向の中央部が上下方向に膨出した形状を有する一対の側板と、両側板の両端を連接するバルブステム当接部及びピボット当接部とにより構成され、側板の長手方向及び上下方向の略中央部間に橋架された軸に上部でカムと摺接するローラが回転自在に支持され、このローラの外周面が上下位置で側板の上下端面より外方に突出していると共に、バルブステム当接部とピボット当接部の回動中心部とを結ぶ線とローラの回転中心とが略一致するように構成されている。
しかしながら、上記従来例にあっては、バルブステム当接部とピボット当接部の回動中心部とを結ぶ線とローラの回転中心とが略一致するように構成されているため、カムからローラに伝達される押圧力に対する剛性を確保するために、一対の側板の長手方向の中央部を上下方向に夫々膨出させて幅広形状とする必要があり、このため、バルブ及びピボットを形成したシリンダヘッドとの間にピボット部を支点とするロッカーアームの回動時にローラ下部がシリンダヘッドに当接しないようにピボット高さを高くする必要があることから不安定となるうえ、エンジンの小型化への要求に応えることができないと共に、シリンダヘッドに対向するローラ下部が側板から露出することになり、ローラの保護を行うことができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、シリンダヘッド側に近接させて配設することを可能として、ローラ支持強度を向上させることができると共に、ローラのシリンダヘッド側の露出を防止し、さらにエンジンを小型化することができるロッカーアームを提供することを目的としている。
発明の開示
上記目的を達成するために、本発明に係るロッカーアームは、ロッカーアームを、金属板に塑性加工を施すことにより形成され、互いに対向する一対の側壁と、該一対の側壁をその長手方向の両端で連結する一対のブリッジ部と、該一対のブリッジ部の一方に形成したバルブ当接面及び他方に形成したピボット部と、前記一対の側壁の対向位置に形成された挿通孔と、前記挿通孔に嵌挿されて前記一対の側壁間に支持される軸と、該軸に回転自在に支持されるローラとで構成し、前記ローラの外周面最下部が前記バルブ当接面及び前記ピボットのピボット中心を結ぶ第1の仮想線と、該第1の仮想線より下側で前記バルブ当接面に対応する側壁下端及び前記ピボット部最下端を結ぶ第2の仮想線との間に配置されることを特徴としている。
この構成によると、ローラがその外周面最下部がバルブ当接面及びピボット部の回動中心を結ぶ第1の仮想線と、この第1の仮想線より下側でバルブ当接面に対応する側壁下端及びピボット部先端下部を結ぶ第2の仮想線との間に位置するように配設されているので、ローラが側壁の下側に突出することがなく、ロッカーアームをシリンダヘッドに接近させて配設することが可能となる。また、ローラの回転中心が第1の仮想線より上方側となり、この外輪ローラの回転中心、バルブ当接面及びピボット部の支点とが三角形のトラス構造となることにより、側壁でのローラ支持強度を向上させることができる。
また、本発明に係るロッカーアームは、前記ピボット部近傍の一対の側壁の各々に前記第2の仮想線より突出して支持剛性の低下を補う膨出部が形成されていることを特徴としている。
この構成によると、ピボット部での支持剛性が低下する場合に、その支持剛性の低下を補って最適な支持剛性を確保することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示す図であって、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、図2は図1の底面図である。
図中、1は鋼板等の金属板をプレス加工等の塑性加工することにより形成したロッカーアームである。このロッカーアーム1は、所定間隔を保って互いに平行な正面から見て山形の一対の側壁2A,2Bと、これら側壁2A,2B間を左右端部位置で連結するブリッジ部3L,3Rと、側壁2A,2Bの長手方向の中央部よりやや左側よりで上下方向の略中央位置に穿設された挿通孔4に嵌挿された軸5に回転可能に取付けられた外輪ローラ6とで構成されている。
一方のブリッジ部3Lには、シリンダヘッドにバルブスプリング7で上方に付勢されて上下方向に往復動可能に配設されたバルブ本体8に当接する下側に突出湾曲する凸曲面状のバルブ当接面9が形成され、他方のブリッジ部3Rには、シリンダヘッドに配設されたピボット10に係合するピボット部11が形成されている。
バルブ当接面9は、その最下面が側壁2A,2Bの下面に対して所定距離Dだけ上方側となるように形成され、且つロッカーアーム1がピボット部11を支点として回動したときにバルブ当接面9がバルブ本体8の半球状頭部8aの中心点ンと常に当接するように曲率が設定されている。
ピボット部11は、上方の半球状ドーム部11aと、この半球状ドーム部11aの下方に連接する上端側に比較して下端側が僅かに広がる円錐筒部11bとで構成され、半球状ドーム部11aの下端が側壁2A,2Bの下面に対してバルブ当接面9と同様の所定距離Dだけ上方側となるように形成されていると共に、円錐筒部11bの下端面が側壁2A,2Bの下端面と一致され、この下端面のバルブ当接面9と対向する側に左方に延長するフランジ部11cが形成されている。
そして、外輪ローラ6は、その外周面の最下部がバルブ当接面9の最下端点Pbとピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Ppとを結ぶ第1の仮想線L1と、バルブ当接面9(例えば前記点Pb)に対応する側壁2A,2Bの下端とピボット部11の円錐筒部11bの先端下部11dとを結ぶ第2の仮想線L2との間に位置すると共に、外輪ローラ6の上端側が側壁2A,2Bの上方に露出した状態でカムシャフト15に取り付けたカム16に接触するように軸5の側壁2A,2Bに対する取付け位置が設定されている。
したがって、バルブ当接面9におけるバルブ本体8との接触点と、ピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Ppと、外輪ローラ6を支持する軸5の中心点Psとを結ぶことにより、軸5の中心点Psを頂点とする三角形状のトラス構造が形成されている。
上記構成を有するロッカーアーム1は、図3に示すように、側壁2A,2Bとなる線対称形に形成された膨出部21a,21bと、これら膨出部21a,2bの左右端部側を連結するブリッジ部3L,3Rとなる連結部22a,22bと、連結部22a,22b間に形成された透孔部23とで構成されたブランク25を用意し、このブランク25をプレス機で膨出部21a及び21bを上方に折り曲げて側壁2A,2Bを形成すると共に、連結部22a上方に迫り上げ湾曲させてバルブ当接面9を形成し、さらに連結部22bを深絞りして半球状のピボット部11を形成する。
上記構成を有するロッカーアーム1は、図1(a)に示すように、シリンダヘッドに設けられたピボット10の半球状頭部10aにピボット部11を被冠すると共に、バルブ当接面9をバルブ本体8の半球状頭部8aに当接させ、さらに外輪ローラ6の外周上端側をカムシャフト15に配設されたカム16に当接させて、シリンダヘッド上に組付け、この状態でカムシャフト15を所定方向に回転駆動させることにより、ピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Ppを支点としてカム16の形状に応じて回動運動し、これに応じてバルブ当接面9がバルブ本体8の半球状頭部8aを押圧することにより、バルブ本体8がバルブスプリング7に抗して下降すると共に、バルブスプリング7の弾発力によって上昇して上下方向に往復運動される。
このとき、側壁2A,2Bで支持されている外輪ローラ6は、その最下端部が前述したように第1の仮想線L1及び第2の仮想線L2間に位置するように配設されているので、ロッカーアーム1の高さ即ち側壁2A及び2Bの高さを低くすることが可能となり、重心を低くして安定化させることができると共に、外輪ローラ6が側壁2A,2Bの下端から露出していないので、側壁2A,2Bの下端の回動軌跡がシリンダヘッドに当接しない範囲でピボット10を低くしてロッカーアーム1をシリンダヘッドに接近させることが可能となり、エンジンを小型化することができる。しかも、外輪ローラ6の下端側が側壁2A,2Bから下側に突出することがなく、側壁2A,2Bで覆われているので、外輪ローラ6への塵埃の付着を防止することができると共に、外輪ローラ6の周辺物との接触から保護することができる。
さらに、バルブ当接面9のバルブ本体8との接触点Pb、ピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Pp及び外輪ローラ6の回転中心点Psとが回転中心点Psを上側の頂点とする三角形状となり、側壁2A,2Bでトラス構造を構成するので、側壁2A,2Bにおける、カム16からの押圧力によって大きな曲げモーメントが作用する外輪ローラ6を支持する軸5位置での機械的強度を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図4及び図5について説明する。
この第2の実施形態は、側壁下面を基準とするプレス加工によってロッカーアームを形成する場合に代えて、側壁の上下方向の中央位置を基準とするプレス加工によってロッカーアームを形成するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図4(a)(b)に示すように、前述した第1の実施形態における図1(a)(b)の構成において、ピボット部11が半球状ドーム部11aと、この半球状ドーム部11aの右端面側が下方に延長された半円筒部11eとで構成され、半球状ドーム部11aの左端面側にフランジ部11fが形成され、さらにピボット部11に対応する側壁2A及び2Bの下面におけるフランジ部11fに対応する位置に前述した第2の仮想線L2より下方に膨出する膨出部2aが形成されていることを除いては図1と同様の構成を有し、図1との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第2の実施形態のロッカーアーム1を形成するには、図5に示すように、中央部に側壁2A,2Bの山形部を形成する円弧状突出部31a及び31bを形成するように切欠部32を設け、この切欠部32の左右位置にブリッジ部3L,3Rを形成する連結部33a,33bを形成し、円弧状突出部31a及び31bと連結部33a及び33bの外側に側壁2A及び2Bの下半部を形成する帯状部34a及び34bを形成したブランク35を用意する。
そして、用意したブランク35をプレス機を使用してプレス加工して、円弧状突出部31a及び31bを上方に折り曲げると共に、帯状部34a及び34bを下方に折り曲げることにより、側壁2A及び2Bを形成し、さらに連結部33aを下に凸に湾曲させることによりバルブ当接面9を形成する共に、連結部33bを絞り加工及び曲げ加工することにより、ピボット部11を形成する。
この第2の実施形態によると、ピボット部11が第1の実施形態の円錐筒部11bに代えて半円筒部11eが設けられている点を除いては第1の実施形態と略同一形状に形成されているので、ピボット部11をシリンダヘッドに設けたピボット10に被冠し、バルブ当接面9をバルブ本体8の半球状頭部8aに当接し、外輪ローラ6をカムシャフト15に設けたカム16に係合させることにより、カム15によってロッカーアーム1を回動させて、バルブ本体8を上下に往復動することができる。
そして、第2の実施形態においても、外輪ローラ6の最下端部が第1の仮想線L1及び第2の仮想線L2間に位置するので、第1の実施形態と同様に、側壁2A,2Bの高さを抑制して、低重心化を図ることができると共に、エンジンを小型化することができ、さらに外輪ローラ6の下端側が露出することを防止して外輪ローラ6を保護することができる。
一方、この第2の実施形態では、ピボット部11が上述したように第1の実施形態における円錐筒部11bに代えて半円筒部11eが形成されているので、カム15によってロッカーアーム1を反時計方向に回動させて、バルブ当接面9でバルブ本体8をバルブスプリング7に抗して下降させる際に、ピボット部11のフランジ部11f部分に大きな曲げ荷重が掛かり、この部分での機械的強度が前述した第1の実施形態に比較して不足することになるが、このフランジ部11fに連接する側壁2A及び2Bの下端部に下方に膨出する膨出部2aが形成されていることにより、この膨出部2a分だけ側壁2A及び2Bの高さが増加することになり、ロッカーアーム1の支持剛性の低下を補って最適な支持剛性を発揮することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図6〜図8について説明する。
この第3の実施形態では、側壁2A,2Bを折り曲げ加工に代えて絞り加工によって形成するようにしたものである。
すなわち、第3の実施形態では、図6に示すように、中央部に長方形の透孔を41を形成したブランク42を用意し、このブランク42をバーリング加工することにより、図7に示す側壁2A,2Bを形成すると共に、左右端部にブリッジ部3L,3Rが形成され、ブリッジ部3Lにバルブ当接面9を形成すると共に、ブリッジ部3Rにピボット部11が形成されている。
そして、側壁部2A,2Bに形成された挿通孔4内に軸5が挿通され、この軸5に外輪ローラ6が回転自在に支持されている。この第3の実施形態によっても、図8に示すように、外輪ローラ6の外周面における最下端部がバルブ当接面9の最下端点Pbとピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Ppを結ぶ第1の仮想線L1とバルブ当接面9に対応する側壁2A,2Bの下端とピボット部11の先端下部11dに対応する側壁2A,2Bの下端とを結ぶ第2の仮想線L2との間に位置するように設定されて、正面から見たバルブ当接面9の最下端点Pbとピボット部11におけるロッカーアームの回動中心点Ppと外輪ローラ6の回転中心点Psとを結んだときに回転中心点Psを上方の頂点とする三角形が形成されている。また、ピボット部11の左端側半部が前述した第2の実施形態と同様に開放されているので、この位置での側壁2A,2Bの支持強度を確保するために側壁2A,2Bの下面に第2の仮想線L2より下方に突出する膨出部2aが形成されている。
この第3の実施形態によると、形状的には第2の実施形態と同様の構成を有するので、第2の実施形態と同様の効果が得られる外、側壁2A,2Bの高さを抑制することができるので、絞り加工を行う際の絞り率を小さくすることが可能となるため、側壁2A,2Bの上部側での板厚減少を抑制することができ、前述した従来例のように高い側壁を必要とする場合や外輪ローラの外周面下端が第1の仮想線L1より上にあるものに比較して厚い板厚を確保することができ、挿通孔4位置での外輪ローラ6の支持強度を向上させることができる。
なお、上記第1〜第3の実施形態においては、側壁2A,2Bの下端が第2の仮想線L2と平行である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、挿通孔4の下側位置で外輪ローラ6の外周面下端側が露出しない程度に第2の仮想線L2より上方側位置と円弧状凹部を形成するようにしてもよい。
また、上記第1〜第3の実施形態においては、ピボット部11が半球状ドーム部11aを有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ロッカーアーム1を安定して回動させることができるものであれは、上部を開放した半ドーム形状や円錐形状、上端を閉塞した円筒形状等の任意の形状を採用することができる。
さらに、上記第1〜第3の実施形態においては、ブリッジ部3L,3Rが側壁2A及び2Bの両端に形成されている場合について説明したが、端部より内側にブリッジ部を配設するようにしてもよい。
産業上の利用可能性
以上説明したように、本発明によれば、外輪ローラがその外周面最下部がバルブ当接面及びピボット部におけるロッカーアームの回動中心とを結ぶ第1の仮想線と、この第1の仮想線より下側でバルブ当接面に対応する側壁下端とピボット部先端下部とを結ぶ第2の仮想線との間に位置するように配設されているので、外輪ローラが側壁の下側に露出することがなく、外輪ローラを保護することができると共に、側壁の高さを低くして低重心化を図ることができ、さらにロッカーアームをシリンダヘッドに接近させて配設することが可能となるので、エンジンを小型化することができるうえ、外輪ローラの回転中心が第1の仮想線より上方側となり、この外輪ローラの回転中心、バルブ当接面及びピボット部の支点とが三角形のトラス構造となることにより、側壁でのローラ支持強度を向上させることができるという効果が得られる。
また、一対の側壁のピボット部近傍に第2の仮想線から突出する膨出部を形成することにより、ピボット部での支持剛性が低下する場合に、その支持剛性の低下を補って最適な支持剛性を確保することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の第1の実施形態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
図2は図1の底面図である。
図3は第1の実施形態のロッカーアームを形成するためのブランクを示す平面図である。
図4は本発明の第2の実施形態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
図5は第2の実施形態のロッカーアームを形成するためのブランクを示す平面図である。
図6は本発明の第3の実施形態を示すロッカーアームを形成するためのブランクを示す平面図である。
図7は第3の実施形態を示す斜視図である。
図8は図7の縦断面図である。
【0002】
このため、バルブ及びピボットを形成したシリンダヘッドとの間にピボット部を支点とするロッカーアームの回動時にローラ下部がシリンダヘッドに当接しないようにピボット高さを高くする必要があることから不安定となるうえ、エンジンの小型化への要求に応えることができないと共に、シリンダヘッドに対向するローラ下部が側板から露出することになり、ローラの保護を行うことができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、シリンダヘッド側に近接させて配設することを可能として、ローラ支持強度を向上させることができると共に、ローラのシリンダヘッド側の露出を防止し、さらにエンジンを小型化することができるロッカーアームを提供することを目的としている。
発明の開示
上記目的を達成するために、本発明に係るロッカーアームは、ロッカーアームを、金属板に塑性加工を施すことにより形成され、互いに対向する一対の側壁と、該一対の側壁をその長手方向の両端で連結する一対のブリッジ部と、該一対のブリッジ部の一方に形成したバルブ当接面及び他方に形成したピボット部と、前記一対の側壁の対向位置に形成された挿通孔と、前記挿通孔に嵌挿されて前記一対の側壁間に支持される軸と、該軸に回転自在に支持されるローラとで構成し、前記ローラの外周面最下部が前記バルブ当接面及び前記ピボット部のピボット中心を結ぶ第1の仮想線と、該第1の仮想線より下側で前記バルブ当接面に対応する側壁下端及び前記ピボット部最下端を結ぶ第2の仮想線との間に配置されると共に、前記一対のブリッ部間が平面から見て前記ローラを露出させるように少なくとも前記挿通孔の上端より下側で開口する開口部とされていることを特徴としている。
この構成によると、ローラがその外周面最下部がバルブ当接面及びピボット部の回動中心を結ぶ第1の仮想線と、この第1の仮想線より下側でバルブ当接面に対応する側壁下端及びピボット部先端下部を結ぶ第2の仮想線との間に位置するように配設されているので、ローラが側壁の下側に突出することがなく、ロッカーアームをシリンダヘッドに接近させて配設することが可能となる。また、ローラの回転中心が第1の仮想線より上方側となり、この外輪ローラの回転中心、バルブ当接面及びピボット部の支点とが三角形のトラス構造となることにより、側壁でのローラ

Claims (2)

  1. ロッカーアームを、
    (1a) 金属板に塑性加工を施すことにより形成され、互いに対向する一対の側壁と、
    (1b) 該一対の側壁をその長手方向の両端で連結する一対のフリッジ部と、
    (1c) 該一対のフリッジ部の一方に形成したバルブ当接面及び他方に形成したピボット部と、
    (1d) 前記一対の側壁の対向位置に形成された挿通孔と、
    (2) 前記挿通孔に嵌挿されて前記一対の側壁間に支持される軸と、
    (3) 該軸に回転自在に支持されるローラとで構成し、
    (4) 前記ローラの外周面最下部が前記バルブ当接面及び前記ピボットのピボット中心を結ぶ第1の仮想線と、該第1の仮想線より下側で前記バルブ当接面に対応する側壁下端及び前記ピボット部最下端を結ぶ第2の仮想線との間に配置されることを特徴とするロッカーアーム。
  2. 請求項1に記載のロッカーアームにおいて、前記ピボット部近傍の一対の側壁の各々に前記第2の仮想線より突出して支持剛性の低下を補う膨出部が形成されていることを特徴とするロッカーアーム。
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