JPWO2003029619A1 - 蒸発器の温度制御装置 - Google Patents
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Abstract
蒸発器の温度制御手段(U)は、エンジンの排気ガスで水を加熱して発生する蒸気の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、水の温度および蒸気の温度に基づいて蒸発器への水の供給量を制御する。排気ガス流量(Gmix)をエンジンの燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて算出することにより、その算出の精度および応答性が向上する。従って、前記排気ガス流量(Gmix)に基づいて蒸発器に対する水の供給量を制御することで、蒸気温度を目標温度に一致させる制御精度が向上する。
Description
発明の分野
本発明は、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置に関する。
背景技術
ディーゼルエンジンの排気ガスを蒸発器に導いて水を加熱することで蒸気を発生させ、この蒸気の圧力エネルギーおよび温度エネルギーで膨張機を作動させて機械エネルギーを発生させるものが、日本特開昭60−64101号公報により公知である。このものは、蒸発器で発生する蒸気温度を目標蒸気温度に一致させる制御を行うためのパラメータの一つとして排気ガスの流量を用いており、この排気ガスの流量をエンジンの燃料ラックの位置に基づいて推定している。
また本出願人は日本特願2000−311680号により、エンジンの吸気負圧や回転数に基づいて排気ガスのエネルギーを算出し、この排気ガスのエネルギーに基づいて蒸発器への給水量を制御するためのフィードフォワード量を算出するものを提案している。
しかしながら、上記日本特開昭60−64101号公報に記載されたものは、燃料の圧送遅れやガバナ機構の機械的な遅れによりエンジン回転数の変化時に燃料供給量が素早く応答せず、エンジンの出力変化時に排気ガスの流量を高精度に推定することは困難であった。
また上記日本特願2000−311680号で提案されたものは、給水量を制御するためのフィードフォワード値を算出する際にエンジンの吸気負圧を用いているため、エンジンの仕様(排気量、排気ポート形状、燃焼室形状)に応じて給水量算出用のパラメータを変更する必要があった。
発明の開示
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エンジンの排気ガスとの間で熱交換する蒸発器への給水量を制御するためのパラメータである排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、エンジンの空燃比を検出する空燃比検出手段と、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、前記燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、エンジンの吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段とを備え、前記燃料噴射量および吸入空気量に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである燃料噴射量および吸入空気量に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
また本発明の第3の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、エンジンの空燃比を検出する空燃比検出手段とを備え、前記吸入空気量および空燃比に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである吸入空気量および空燃比に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の第1実施例を図1〜図6に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、ガソリンエンジンEは、シリンダ11と、シリンダ11に摺動自在に嵌合するピストン12と、ピストン12に小端部を接続されたコネクティングロッド13と、コネクティングロッド13の大端部に接続されたクランクシャフト14と、シリンダ11およびピストン12間に区画された燃焼室15と、燃焼室15に連なる吸気ポート16と、燃焼室15に連なる排気ポート17と、吸気ポート16に設けられたスロットルバルブ18と、吸気ポート16に設けられた燃料噴射弁19と、排気ポート16に設けられた蒸発器20とを備える。
エンジンEの排気ガスの圧力エネルギーおよび熱エネルギーを回収して機械エネルギーに変換するランキンサイクル装置Rは、液相作動媒体としての水をエンジンEの排気ガスで加熱して気相作動媒体としての蒸気を発生させる前記蒸発器20と、蒸発器20で発生した高温高圧蒸気の供給を受けて機械エネルギーを出力する膨張機21と、膨張機21から排出された降温降圧蒸気を冷却して水に戻す凝縮器22と、凝縮器22から排出された水を蒸発器20に供給する給水ポンプ23と、給水ポンプ23への給水量を制御する給水量調整アクチュエータ24とを備える。
蒸発器20への給水量を変化させて蒸発器20が発生する蒸気の温度を目標蒸気温度に一致させる給水量調整アクチュエータ24の作動を制御すべく、蒸発器20の入口側の排気ガス温度を検出する入口側排気ガス温度検出手段S1と、蒸発器20の出口側の排気ガス温度を検出する出口側排気ガス温度検出手段S2と、蒸発器20の入口側の水温度を検出する水温度検出手段S3と、蒸発器20の出口側の蒸気温度を検出する蒸気温度検出手段S4と、エンジンEの燃料噴射弁19の燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段S5と、エンジンEの空燃比を検出する空燃比検出手段S6と、エンジンEの回転数を検出する回転数検出手段S7とが設けられる。燃料噴射量検出手段S5、空燃比検出手段S6および回転数検出手段S7はエンジン運転状態検出手段を構成する。尚、エンジンEの回転数とは単位時間あたりの回転数である。
そして前記入口側排気ガス温度検出手段S1、出口側排気ガス温度検出手段S2、水温度検出手段S3、蒸気温度検出手段S4、燃料噴射量検出手段S5、空燃比検出手段S6および回転数検出手段S7は、給水量調整アクチュエータ24を制御する蒸気温度制御手段Uに接続される。
次に、図3および図4に基づいて給水量調整アクチュエータ24の制御手法について説明する。
先ずステップST1で、エンジン排気ガス流量算出手段M1がエンジンEの排気ガス流量Gmixを算出する。エンジンEの排気ガス流量Gmixは、燃料噴射量検出手段S5で検出したエンジンEの1回転あたりの燃料噴射量と、空燃比検出手段S6で検出したエンジンEの空燃比と、回転数検出手段S7で検出したエンジンEの回転数とを用いて、
により算出される。
続くステップST2で、排気ガスのエンタルピー差分dHgasを排気ガスのエンタルピー差分算出手段M2により算出するとともに、蒸気のエンタルピー差分dHevpを蒸気のエンタルピー差分算出手段M3により算出する。
排気ガスのエンタルピー差分dHgasは、入口側排気ガス温度検出手段S1で検出した入口側排気ガス温度をエンタルピーに換算した値Hgasinと、出口側排気ガス温度検出手段S2で検出した出口側排気ガス温度をエンタルピーに換算した値Hgasoutとの差分であり、
dHgas=Hgasin−Hgasout
で与えられる。
蒸気のエンタルピー差分dHevpは、目標蒸気温度をエンタルピーに変換した値Hevpoutと、水温度検出手段S3で検出した水温度をエンタルピーに換算した値Hevpinとの差分であり、
dHevp=Hevpout−Hevpin
で与えられる。
続くステップST3で、給水量調整アクチュエータ24の給水量ベース値Qevpを算出する。給水量ベース値Qevpの算出は2段階で行われ、最初の段階で排気ガスエネルギー算出手段M4が、排気ガス流量Gmixと排気ガスのエンタルピー差分dHgasとを用いて、排気ガスエネルギーEgasを、
Egas=Gmix×dHgas
により算出する。次の段階で給水量ベース値算出手段M5が、排気ガスエネルギーEgasと蒸気のエンタルピー差分dHevpとを用いて、給水量ベース値Qevpを、
Qevp=Egas/dHevp
により算出する。
続くステップST4で、蒸発器熱交換効率マップ検索手段M6により、図5に示すマップに排気ガス流量Gmixおよび入口側排気ガス温度を適用して蒸発器熱交換効率を検索する。
続くステップST5で、乗算手段31により給水量ベース値Qevpに蒸発器熱交換効率を乗算して給水量フィードフォワード値を算出する。
続くステップST6で、減算手段32により蒸気温度検出手段S4で検出した蒸気温度と目標蒸気温度との偏差を算出し、この偏差をPID演算手段33で演算したPID制御量を加算手段34で前記給水量フィードフォワード値に加算すて給水量フィードバック値を算出する。
続くステップST7で、給水量DA変換マップ検索手段M7により、図6に示すマップに給水量フィードバック値を適用して電圧にDA変換し、この電圧を給水量調整アクチュエータ24に印加して蒸発器20に対する給水量を制御することにより、蒸発器20の蒸気温度を目標蒸気温度に一致させる。
以上のように、蒸発器20が発生する蒸気温度を目標蒸気温度に制御するためのパラメータである排気ガス流量GmixをエンジンEの燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて算出するので、エンジンEの出力が過渡状態にあるとき(例えば、理論空燃比での燃焼から希薄燃焼に切り換わるとき)にも、排気ガス流量Gmixを高精度に算出することができる。しかも排気ガス流量GmixをエンジンEの仕様に関わらずに算出できるため、同一の計算用設定データを用いて膨張器20への給水量の算出が可能になる。
次に、図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第2実施例は排気ガス流量Gmixを算出する手法が第1実施例と異なっており、その他の構成および作用は第1実施例と同じである。
排気ガス流量Gmixを算出すべく、第2実施例はエンジン運転状態検出手段として、単位時間あたりの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段S5と、吸入空気の質量流量を検出する吸入空気量検出手段S8(エアフロメータ)とを備えている。そして排気ガス流量Gmixを、
排気ガス流量Gmix=単位時間あたりの燃料噴射量×吸入空気の質量流量
により算出する。
次に、図8に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第3実施例は排気ガス流量Gmixを算出する手法が第1実施例と異なっており、その他の構成および作用は第1実施例と同じである。
排気ガス流量Gmixを算出すべく、第3実施例はエンジン運転状態検出手段として、エンジンEの空燃比を検出する空燃比検出手段S6と、吸入空気の質量流量を検出する吸入空気量検出手段S8(エアフロメータ)とを備えている。そして排気ガス流量Gmixを、
排気ガス流量Gmix=吸入空気の質量流量×{1/(空燃比+1)}
により算出する。
而して、これら第2実施例および第3実施例によっても、前記第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では液相作動媒体および気相作動媒体として水および蒸気を用いているが、本発明は他の任意の作動媒体に対して適用することができる。
また第1実施例〜第3実施例はガソリンエンジンだけでなく、コモンレール型ディーゼルエンジンに対しても適用することができ、更に第3実施例は分配型ディーゼルエンジンあるいは列型ディーゼルエンジンに対しても適用することができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明はエンジンの排気ガスの熱エネルギーを機械エネルギーに変換するランキンサイクル装置用の蒸発器に対して好適に適用可能であるが、その他の任意の用途の蒸発器に対しても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1は蒸発器の蒸気温度制御装置の全体構成を示す図、図2は蒸発器の蒸気温度制御装置のブロック図、図3は制御系のブロック図、図4は作用を説明するフローチャート、図5は排気ガス温度および排気ガス流量から熱交換効率を検索するマップ、図6は給水量フィードバック値から給水量調整アクチュエータの印加電圧を検索するマップである。図7は本発明の第2実施例を示す、前記図1に対応する図である。図8は本発明の第3実施例を示す、前記図1に対応する図である。
本発明は、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置に関する。
背景技術
ディーゼルエンジンの排気ガスを蒸発器に導いて水を加熱することで蒸気を発生させ、この蒸気の圧力エネルギーおよび温度エネルギーで膨張機を作動させて機械エネルギーを発生させるものが、日本特開昭60−64101号公報により公知である。このものは、蒸発器で発生する蒸気温度を目標蒸気温度に一致させる制御を行うためのパラメータの一つとして排気ガスの流量を用いており、この排気ガスの流量をエンジンの燃料ラックの位置に基づいて推定している。
また本出願人は日本特願2000−311680号により、エンジンの吸気負圧や回転数に基づいて排気ガスのエネルギーを算出し、この排気ガスのエネルギーに基づいて蒸発器への給水量を制御するためのフィードフォワード量を算出するものを提案している。
しかしながら、上記日本特開昭60−64101号公報に記載されたものは、燃料の圧送遅れやガバナ機構の機械的な遅れによりエンジン回転数の変化時に燃料供給量が素早く応答せず、エンジンの出力変化時に排気ガスの流量を高精度に推定することは困難であった。
また上記日本特願2000−311680号で提案されたものは、給水量を制御するためのフィードフォワード値を算出する際にエンジンの吸気負圧を用いているため、エンジンの仕様(排気量、排気ポート形状、燃焼室形状)に応じて給水量算出用のパラメータを変更する必要があった。
発明の開示
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エンジンの排気ガスとの間で熱交換する蒸発器への給水量を制御するためのパラメータである排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、エンジンの空燃比を検出する空燃比検出手段と、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、前記燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、エンジンの吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段とを備え、前記燃料噴射量および吸入空気量に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである燃料噴射量および吸入空気量に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
また本発明の第3の特徴によれば、エンジンの排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、エンジンの吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、エンジンの空燃比を検出する空燃比検出手段とを備え、前記吸入空気量および空燃比に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置が提案される。
上記構成によれば、エンジンの運転状態を示すパラメータである吸入空気量および空燃比に基づいて排気ガスの流量を算出するので、排気ガスの流量を精度良くかつ応答性良く算出することができ、この排気ガスの流量に基づいて蒸発器に対する液相作動媒体の供給量を制御することで、気相作動媒体の温度を目標温度に一致させる制御精度を向上させることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の第1実施例を図1〜図6に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、ガソリンエンジンEは、シリンダ11と、シリンダ11に摺動自在に嵌合するピストン12と、ピストン12に小端部を接続されたコネクティングロッド13と、コネクティングロッド13の大端部に接続されたクランクシャフト14と、シリンダ11およびピストン12間に区画された燃焼室15と、燃焼室15に連なる吸気ポート16と、燃焼室15に連なる排気ポート17と、吸気ポート16に設けられたスロットルバルブ18と、吸気ポート16に設けられた燃料噴射弁19と、排気ポート16に設けられた蒸発器20とを備える。
エンジンEの排気ガスの圧力エネルギーおよび熱エネルギーを回収して機械エネルギーに変換するランキンサイクル装置Rは、液相作動媒体としての水をエンジンEの排気ガスで加熱して気相作動媒体としての蒸気を発生させる前記蒸発器20と、蒸発器20で発生した高温高圧蒸気の供給を受けて機械エネルギーを出力する膨張機21と、膨張機21から排出された降温降圧蒸気を冷却して水に戻す凝縮器22と、凝縮器22から排出された水を蒸発器20に供給する給水ポンプ23と、給水ポンプ23への給水量を制御する給水量調整アクチュエータ24とを備える。
蒸発器20への給水量を変化させて蒸発器20が発生する蒸気の温度を目標蒸気温度に一致させる給水量調整アクチュエータ24の作動を制御すべく、蒸発器20の入口側の排気ガス温度を検出する入口側排気ガス温度検出手段S1と、蒸発器20の出口側の排気ガス温度を検出する出口側排気ガス温度検出手段S2と、蒸発器20の入口側の水温度を検出する水温度検出手段S3と、蒸発器20の出口側の蒸気温度を検出する蒸気温度検出手段S4と、エンジンEの燃料噴射弁19の燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段S5と、エンジンEの空燃比を検出する空燃比検出手段S6と、エンジンEの回転数を検出する回転数検出手段S7とが設けられる。燃料噴射量検出手段S5、空燃比検出手段S6および回転数検出手段S7はエンジン運転状態検出手段を構成する。尚、エンジンEの回転数とは単位時間あたりの回転数である。
そして前記入口側排気ガス温度検出手段S1、出口側排気ガス温度検出手段S2、水温度検出手段S3、蒸気温度検出手段S4、燃料噴射量検出手段S5、空燃比検出手段S6および回転数検出手段S7は、給水量調整アクチュエータ24を制御する蒸気温度制御手段Uに接続される。
次に、図3および図4に基づいて給水量調整アクチュエータ24の制御手法について説明する。
先ずステップST1で、エンジン排気ガス流量算出手段M1がエンジンEの排気ガス流量Gmixを算出する。エンジンEの排気ガス流量Gmixは、燃料噴射量検出手段S5で検出したエンジンEの1回転あたりの燃料噴射量と、空燃比検出手段S6で検出したエンジンEの空燃比と、回転数検出手段S7で検出したエンジンEの回転数とを用いて、
により算出される。
続くステップST2で、排気ガスのエンタルピー差分dHgasを排気ガスのエンタルピー差分算出手段M2により算出するとともに、蒸気のエンタルピー差分dHevpを蒸気のエンタルピー差分算出手段M3により算出する。
排気ガスのエンタルピー差分dHgasは、入口側排気ガス温度検出手段S1で検出した入口側排気ガス温度をエンタルピーに換算した値Hgasinと、出口側排気ガス温度検出手段S2で検出した出口側排気ガス温度をエンタルピーに換算した値Hgasoutとの差分であり、
dHgas=Hgasin−Hgasout
で与えられる。
蒸気のエンタルピー差分dHevpは、目標蒸気温度をエンタルピーに変換した値Hevpoutと、水温度検出手段S3で検出した水温度をエンタルピーに換算した値Hevpinとの差分であり、
dHevp=Hevpout−Hevpin
で与えられる。
続くステップST3で、給水量調整アクチュエータ24の給水量ベース値Qevpを算出する。給水量ベース値Qevpの算出は2段階で行われ、最初の段階で排気ガスエネルギー算出手段M4が、排気ガス流量Gmixと排気ガスのエンタルピー差分dHgasとを用いて、排気ガスエネルギーEgasを、
Egas=Gmix×dHgas
により算出する。次の段階で給水量ベース値算出手段M5が、排気ガスエネルギーEgasと蒸気のエンタルピー差分dHevpとを用いて、給水量ベース値Qevpを、
Qevp=Egas/dHevp
により算出する。
続くステップST4で、蒸発器熱交換効率マップ検索手段M6により、図5に示すマップに排気ガス流量Gmixおよび入口側排気ガス温度を適用して蒸発器熱交換効率を検索する。
続くステップST5で、乗算手段31により給水量ベース値Qevpに蒸発器熱交換効率を乗算して給水量フィードフォワード値を算出する。
続くステップST6で、減算手段32により蒸気温度検出手段S4で検出した蒸気温度と目標蒸気温度との偏差を算出し、この偏差をPID演算手段33で演算したPID制御量を加算手段34で前記給水量フィードフォワード値に加算すて給水量フィードバック値を算出する。
続くステップST7で、給水量DA変換マップ検索手段M7により、図6に示すマップに給水量フィードバック値を適用して電圧にDA変換し、この電圧を給水量調整アクチュエータ24に印加して蒸発器20に対する給水量を制御することにより、蒸発器20の蒸気温度を目標蒸気温度に一致させる。
以上のように、蒸発器20が発生する蒸気温度を目標蒸気温度に制御するためのパラメータである排気ガス流量GmixをエンジンEの燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて算出するので、エンジンEの出力が過渡状態にあるとき(例えば、理論空燃比での燃焼から希薄燃焼に切り換わるとき)にも、排気ガス流量Gmixを高精度に算出することができる。しかも排気ガス流量GmixをエンジンEの仕様に関わらずに算出できるため、同一の計算用設定データを用いて膨張器20への給水量の算出が可能になる。
次に、図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第2実施例は排気ガス流量Gmixを算出する手法が第1実施例と異なっており、その他の構成および作用は第1実施例と同じである。
排気ガス流量Gmixを算出すべく、第2実施例はエンジン運転状態検出手段として、単位時間あたりの燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段S5と、吸入空気の質量流量を検出する吸入空気量検出手段S8(エアフロメータ)とを備えている。そして排気ガス流量Gmixを、
排気ガス流量Gmix=単位時間あたりの燃料噴射量×吸入空気の質量流量
により算出する。
次に、図8に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第3実施例は排気ガス流量Gmixを算出する手法が第1実施例と異なっており、その他の構成および作用は第1実施例と同じである。
排気ガス流量Gmixを算出すべく、第3実施例はエンジン運転状態検出手段として、エンジンEの空燃比を検出する空燃比検出手段S6と、吸入空気の質量流量を検出する吸入空気量検出手段S8(エアフロメータ)とを備えている。そして排気ガス流量Gmixを、
排気ガス流量Gmix=吸入空気の質量流量×{1/(空燃比+1)}
により算出する。
而して、これら第2実施例および第3実施例によっても、前記第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では液相作動媒体および気相作動媒体として水および蒸気を用いているが、本発明は他の任意の作動媒体に対して適用することができる。
また第1実施例〜第3実施例はガソリンエンジンだけでなく、コモンレール型ディーゼルエンジンに対しても適用することができ、更に第3実施例は分配型ディーゼルエンジンあるいは列型ディーゼルエンジンに対しても適用することができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明はエンジンの排気ガスの熱エネルギーを機械エネルギーに変換するランキンサイクル装置用の蒸発器に対して好適に適用可能であるが、その他の任意の用途の蒸発器に対しても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1は蒸発器の蒸気温度制御装置の全体構成を示す図、図2は蒸発器の蒸気温度制御装置のブロック図、図3は制御系のブロック図、図4は作用を説明するフローチャート、図5は排気ガス温度および排気ガス流量から熱交換効率を検索するマップ、図6は給水量フィードバック値から給水量調整アクチュエータの印加電圧を検索するマップである。図7は本発明の第2実施例を示す、前記図1に対応する図である。図8は本発明の第3実施例を示す、前記図1に対応する図である。
Claims (3)
- エンジン(E)の排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、
エンジン(E)の燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段(S5)と、エンジン(E)の空燃比を検出する空燃比検出手段(S6)と、エンジン(E)の回転数を検出する回転数検出手段(S7)とを備え、前記燃料噴射量、空燃比および回転数に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置。 - エンジン(E)の排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、
エンジン(E)の燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段(S5)と、エンジン(E)の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段(S8)とを備え、前記燃料噴射量および吸入空気量に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置。 - エンジン(E)の排気ガスで液相作動媒体を加熱して発生する気相作動媒体の温度を目標温度に一致させるべく、排気ガスの流量、排気ガスの温度、液相作動媒体の温度および気相作動媒体の温度に基づいて、液相作動媒体の供給量を制御する蒸発器の温度制御装置であって、
エンジン(E)の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段(S8)と、エンジン(E)の空燃比を検出する空燃比検出手段(S6)とを備え、前記吸入空気量および空燃比に基づいて前記排気ガスの流量を算出することを特徴とする蒸発器の温度制御装置。
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