JPS6064101A - 貫流ボイラの制御装置 - Google Patents

貫流ボイラの制御装置

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JPS6064101A
JPS6064101A JP17370483A JP17370483A JPS6064101A JP S6064101 A JPS6064101 A JP S6064101A JP 17370483 A JP17370483 A JP 17370483A JP 17370483 A JP17370483 A JP 17370483A JP S6064101 A JPS6064101 A JP S6064101A
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佐川 隆一
修 永田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貫流ボイラの制御装置、特にその給水制御装置
に関するものである。
通常貫流ボイラは給水入口から蒸気出口までの間が管路
により構成されており、例えばドラムボイラの如く蒸発
部が循環回路とはなってい外い。即ち貫流ボイラにおい
ては節炭器で予熱された給水が蒸発器に送られ給水ポン
プの押込み圧力により蒸発器出口まで貫流する。その間
に給水は加熱されて蒸発し発生蒸気は過熱器に導かれる
という構成になっている。この貫流ボイラは、大量の水
を保有するドラムなどがないので蓄熱容量が小さく始動
に要する時間が短かくまた、負荷の追従性に優れておシ
、従って小形、軽量化が可能である、という特徴を有し
ている。このために貫流ボイラの用途としては中間負荷
火力発電用や排ガスエネルギ回収プラントなどに多く用
いられている。この上記した排ガスエネルギ回収用とし
てはごみ焼却炉やディーゼルエンジンの如く、これまで
無駄に放出されていた排気ガスのエネルギを貫流ボイラ
により回収し、ここで得られる蒸気で例えばタービン等
を運転し動力または電力としてエネルギ回収を図るとい
った例がある。即ち蒸気タービンにて発電機を駆動する
ことにより電力が回収され、また船舶などにおいて蒸気
タービンにより推進主軸を駆動することによシ動力が回
収されるものである。
ガスタービンならびにこのガスタービンの排気ガスを熱
源とする貫流ボイラとを組合せこのボイラからの発生蒸
気で蒸気タービンを駆動して動力または電力を回収する
構成のいわゆるコンバインドプラントがあるが、このフ
゛ラントはガスタービンの長所を生かしつつその欠点で
ある熱効率の悪さを改善するのに適したプラントとして
最近特に注目を集めている。
また、ごみ焼却炉やディーゼルエンジン、ガスタービン
等の排ガスをその熱源として利用するボイラは通常の専
焼のボイラと異なシ加熱の強さは他の要因で定まるもの
であシ自由に調節することはできない。これは通常の専
焼ボイラなとではバーナに送る燃料量を調節することに
よシ加熱の度合が加減できるが、しかし排ガスを熱源と
するボイラ即ち排ガスボイラはディーゼルエンジンやガ
スタービンの負荷もしくはごみ焼却炉に供給されるごみ
の量とごみの質によりボイラの加熱の度合が左右され自
由に調節することができないものである。従って排ガス
ボイラの制御装置としては通常の専焼ボイラの制御装置
とは異なシ、排出されるガスの有するエネルギに応じて
ボイラの給水量を制御することがその主たる役割をなす
ものである。
しかし、一方貫流ボイラは給水量に比して加熱が強過ぎ
ると流動不安定現象を起し、ボイラが安定した蒸気を発
生しなく々るばかシでなくボイラの管路を焼損すること
もあp、このような流動不安定現象は給水温度が低い場
合に起シ易いという傾向がある。従来の貫流ボイラは上
記の現象にだいしては管路の途中に絞りを入れて管路に
おける圧力損失を大きくして流動不安定現象を防ぐ工夫
がなされている。しかし負荷が急変したり、また給水加
熱器の故障などによシ給水温度が低くなった場合など計
画の条件から外れた場合には流動不安定を起し易く特に
ボイラの負荷が高い場合にこの傾向は強くあられれる。
現在用いられている排ガスを熱源とする貫流ボイラの制
御装置においては上記の流動不安定にたいして充分に対
応しうるものではなく従ってボイラの負荷が急変したシ
、また高負荷の場合において何らかの原因によシ給水温
度が低下した場合においては不安定流動現象を起す恐れ
がある。これを更に従来例について図面に従って以下詳
細に説明する。
第1図は前記のコンバインドプラントの管路系統図の例
示であシガスタービン1の排ガスはグクト2を通過して
貫流ボイラ3に到シこれを加熱してスタック4から系外
に排出される。他方給水は給水ポンプ5で加圧され給水
弁6で流量調節されたあと管路7aを通過して貫流ボイ
ラ3に供給される。貫流ボイラ3内の水路は管路7bに
より構成されておシ給水はガスタービン1の排ガスによ
り加熱されて過熱蒸気となシ管路7cを経て気水分離器
8に送られる。気水分離器8と蒸気タービン9は管路7
dおよび主蒸気弁10を介して接続されておシ、過熱蒸
気は蒸気タービン9に送られ負荷(図示なし)を駆動す
る。蒸気タービン9を通過した蒸気は復水器11で復水
し、復水ポンプ12によシ汲出されてドレンタンク13
に送られ給水加熱器14にて加熱されたのち給水ポンプ
5に送られ再び給水として利用される。
50は貫流ボイラ3の従来例の制御装置であり、ガスタ
ービン10回転数針(ガスタービンの低圧圧縮機の回転
数)20、ガスタービンの吸気温度計21、ガスタービ
ンの排ガス温度計22、貫流ボイラの排ガス温度計23
と貫流ボイラ出口の蒸気温度計24の出力信号を夫々入
力として給水弁6に制御信号を出力するものである。即
ち給水ポンプ5は一定回転にて運転されているのでここ
で給水弁6の開度を加減することにより貫流ボイラ3へ
の給水量が調節されるという構成になっている。
ここで制御装置50について従来のブロック接続図の構
成例を示す第2図に基づき詳しく説明すると、ガスター
ビン1の通過風量すなわち排ガス量はガスタービンの低
圧圧縮機の回転数から高い精度で推測できることが知ら
れている。
ここで制御装置50内の関数発生器101には低圧圧縮
機回転数計20よシの回転数N、と吸気温度計21よシ
の温度出力T。が入力されておシ、予め定められたガス
タービンの特性に基づき排ガス流量Gg を推定し出力
する。なおここで吸気温度計21の温度出力1゛。は排
ガス流量Gg をより高い精度で推定するためにパラメ
ータとして用いられる。他方ガスタービン1の排ガス温
度計22の温度出力T3 とボイラの排ガス温度計23
の温度出力T2は減算器103に入力されてその差温△
T−が計算され出力される。排ガス流量信号G、と差温
ΔTは乗算器102にて乗ぜられボイラ受熱量に比例し
た即ちボイラ受熱量(予想)信号Gg・△Tが出力され
、この値が次の関数発生器104に入力される。
関数発生器104はボイラの特性に基づき予め関数の形
が設定されており、ボイラ受熱量信号から発生蒸気量信
号G8 を耐昇する機能を有しておシ信号Gg・ΔTに
基づき発生蒸気量信号G8 に見合った給水をおこなう
ように給水弁6に給水制御信号S。、を出力する。ガス
タービン1の排ガス温度計22の温度出力T、は減算器
103の他に関数発生器105にも入力され、ここでボ
イラ出口の蒸気温度の設定値T4 が計算される。なお
関数発生器105はプラント効率が最大になるように予
め関数の形が設定されている0ボイラ出口の蒸気温度計
24の出力温度T4 と関数発生器105の出力である
T4 が減算器106にて比較され、その偏差△T4 
が公知の比例プラス積分形の増幅器により構成されたP
Iコントローラ107を介して加算器108に入力され
る。
次に第2図に例示した制御装置50の作用について説明
すると、ガスタービン1の負荷が変化すればそれに応じ
て排ガスの流量や貫流ボイラ3の出入口の温度も変化し
、貫流ボイラ3の加熱の程度も影響をうける。このよう
なボイラの運転状態の変化は制御装置50において検知
され給水量が調節されることになる。即ち関数発生器1
01により排ガス流量信号Ggが、また減算器103に
よりボイラの入口および出口のガス温度の差温ΔTが夫
々出力され乗算器102の出力であるボイラ受熱量(予
想)信号G3・△Tはボイラの新しい運転状態における
受熱量を示す。この新しい受熱量に対応した給水量が関
数発生器104で計算された発生蒸気量信号G8 に見
合った給水をおこなうように加算器108を介して給水
弁6に給水制御信号Sclが出力される。
ボイラの運転状態の変化により、ボイラ出口の蒸気温度
T が変化するが関数発生器105によりガスタービン
1の排ガス温度出力T3 に応じて蒸気温度の目標値も
変わるので蒸気温度は最適な蒸気条件となるように常に
調節される。
なお給水弁6は給水制御信号S。、に応じ給水量調節可
能なる公知の弁が使用されている。
ここで給水ポンフ5の例えば回転数の変動による出力変
動や給水温度の変動などの外乱による変動が小さい場合
や、またガスタービンの負荷変動が緩かなときは第2図
に例示した制御装置50はボイラを安定にまた精度よく
制御する。
しかし、上記外乱の大きさやガスタービンの負荷の変動
が大きい場合は充分な制御をするとはいえない。
ガスタービンは始動停止が容易でかつ負荷追従性に優れ
ているという特性を有しておシこのために負荷が急変す
ること社屡々あるが、このような場合でも貫流ボイラと
しては安定よく運転する必要がある。この制御装置50
においてはガスタービン1の負荷が例えd急増すると、
乗算器102の出力であるボイラの受熱量(予想)Gg
・ΔTが増加し、それに応じて給水制御信号Sc+も直
ちに増加するが、ボイラ自身の有する蓄熱容量などのた
めにボイラ出口の蒸気の出力温度T4 は即応的には変
化せず、また他方ガスタービン1の負荷の上昇に伴ない
ガスタービンの排ガス温度出力T5 は直ちに増加する
ので減算器106の出力である偏差△T4 は負の大き
な偏差をしめす。この負の大きな偏差ΔT4 は給水を
絞る方向に作用するのでボイラ受熱量(予想)Gg・Δ
Tに比べて給水量が極端に小さくなりここで流動不安定
を起すことになる。
またこのような傾向は給水温度T、によっても影響をう
け例えば給水加熱器13の故障などにより給水温度T、
が低くなった場合には最適な蒸気条件が得られないばか
りでなくやはり流動不安定を起す原因ともなる。
また他方、ガスタービン1の負荷が急減した場合は上記
の急増した場合と逆の現象が生ずる。
即ちボイラの受熱量(予想)Gg・△Tの減少によシそ
れに応じて給水制御信号Scrは減少するがボイラ自身
の有する蓄熱容量などのためにボイラ出口の蒸気の出力
温就T4 は即応的には変化せf一方においてガスター
ビンlの負荷の減少に伴ないガスタービンの排ガス温度
出力T3は直ちに減少するので減算器106の出力であ
る偏差ΔT4は正の大きな偏差をしめす。この正の大き
な偏差ΔTうけ給水を増加させる方向に作用する。
過渡的)′こ必要以上の給水量を供給された貫流ボイラ
は過熱度の低い蒸気を蒸気タービンに供給することにな
る。つまシ給水温度が低い場合やガスタービン1の負荷
の変化の割合が過大な場合は湿シ蒸気を蒸気タービン9
に供給する。
過熱度の低い蒸気や湿シ蒸気は蒸気タービンの効率を悪
化させるばかりではなくドレンアタックによジタービン
羽根を損傷することになる。
そしてこの傾向は排ガス温度が低く過熱度の小さいコン
バインドプラントにおいて著しくあられれる。
本発明は貫流ボイラにおける上記の問題点を解決するた
めになされたもので既存の設備にわずかの部品を追加す
ることによシボイラの加熱量が急変した場合でも流動不
安定を起すことなく、かつ蒸気タービンにたいしてもド
レンアタックな生ぜしめない制御装置を提供するもので
あシ即ちボイラの通過ガス量と、ボイラの入口と出口の
ガスの温度差とからボイラの受熱量を計算する手段と、
このボイラの受熱量を指標の一つとして給水量を計算す
る手段と、この計算結果に基づきボイラの給水量を調整
する手段とを有する貫流ボイラの制御装置において、ボ
イラの受熱量から安定給水量を計算する手段左、この安
定給水量と、前記給水量の計算結果を比較してこのうち
の大きい方の信号を選択する手段と、この選択結果に基
づきボイラの給水量を調節する手段を有することを0徴
とする貫流ボイラの制御装置であり以下本発明の実施例
を図面について説明する。
第3図は本発明の制御装置の実施例51を示すブロック
接続図であシ第2図に示された従来の制御装置の回路構
成にたいして更に関数発生器110および114、高位
選択器111、比較器112、タイマ113、を付加し
、管路7aに取付けられた給水温度計25のボイラの給
水温度TIを入力信号として加え、給水制御信号2段S
c2の他にタービントリップの給水系異常信号E8を出
力する構成になっている。
ここで関数発生器110には乗n器102の出力信号で
あるボイラ受熱量(予想I Gg・ΔTおよびボイラの
給水温度T、が入力せられる。関数発生器110におい
てはボイラが不安定流動を起す限界に若干の余裕を見込
んだボイラ安定給水量08m1□、を言1算し高位選択
器111に出力する。関数発生器110の具体的な関数
の値はボイラの形式2寸法によシ異なシ、夫々のボイラ
に応じて設計計算されまたは工場試験運転の結果の値に
より定められる。不安定流動現象はポインの加熱が大き
くなる程、又給水温度T、が下る程。
又給水量が少なくなる程8シ易くなるので一般的には、
ボイラ受熱量(予M)Gg・△Tの増加に応じてボイラ
安定給水量09mjJ1も大きく々垢また給水温度T、
が下ればボイラ安定給水量G5m1nは大きくなる。
高位選択器111には上記安定給水量G5m1nの他に
加算器108の出力である給水制御信号Sc。
が接続され、この両者のうちの値の大きい方の信号を選
択して給水制御信号2段S。2として出力される。
関数発生器114にはボイラ受熱量(予想)Gg・ΔT
および給水温度T、が入力せられこのT、の値をパラメ
ータとしてここでボイラの最低給水fiGfminを計
算し、比較器112に出力される。
ボイラ出口の蒸気の条件はボイラへの給水量とボイラの
加熱量のヒートバランスによって定まる。即ち Cp−Gg・△T=Gf(is −if ) ・・・(
1)式ここにCpはガスの比熱 (Kcal/kp ”
c )Ggは排ガス流量 (kV/s6c 、 )△T
はボイラ出入口のガスの差温 (’C)Gfは給水量 
(kl/sec ) 18はボイラ出口エンタルピ(Kcal/Q)1fは給
水のエンタルピ (Kcal/kP)(給水のエンタル
ピifは給水温度T1にほぼ等しい。) とこでボイラ出口のエンタルピ18 が低下し過ぎると
、前述したごとく蒸気タービンにおいてドレンアタック
を生じるので、ボイラ出口エンタルピisには許容下限
値があり、その値をiemtn トt ル。ボイラ出口
のエンタルピの許容下限値F1min は蒸気タービン
の形式1羽根の材質や形状等に依存した蒸気タービン個
有の値である。上記(1)式よシボイラの最低給水量G
fminは次の(21式で定められる。
関数発生器114は減算器と除算器と係数器とを組合せ
、ボイラ受熱量(予想)Gg・ΔTと給水温度T、の2
つの入力からT、の値をパラメータとして最低給水量G
frninを計算するように構成してもよい。また上記
(2)式を用いて最低給水量Gfminとボイラ受熱量
(予想)Gg・ΔTと給水温度T、の関係を予め計算し
、複数のダイオードと抵抗と増幅器を組合せる公知の関
数発生器により構成してもよい。
比較器112には高位選択器111の出力である給水制
御信号2段Se2と関数発生器114の出力であるボイ
ラの最低給水量Gfminが入力として接続され、関数
発生器114の出力Gfminが大なる場合に次段のタ
イマ113をセットする。
タイマ113は例えば公知のオンディレィのモータタイ
マにより構成されておシ、セット状態が一定時間以上持
続すると給水系異常信号EBを出力する。給水系異常信
号E、 は別の駆動回路(図示なし)を介して第1図に
おける主蒸気弁10を全閉としバイパス弁14を全開に
するとともにブザー等の瞥報を出力する。
次に第3図の制御装置の作用について説明する。ボイラ
の負荷の整定状態においては加算器108の出力である
給水制御信号S(4+は関数発生器110の出力である
ボイラ安定給水tGsminよシ大きく給水制御信号2
段Se2として加算器108の出力S。、が選択されて
いる。また給水制御信号2段S。2は関数発生器114
の出力である最低給水量Gfminより大きいためにタ
イマ113はセットされていない。ここでガスタービン
1の負荷が急増すると乗算器102の出力であるボイラ
受熱値(予想) Gg・△Tが増加し、それに応じて給
水制御信号S。、が増加する。他方においてガスタービ
ンlの排ガス温度出力T、は爬、増するがポイン出ロ蒸
気温度T4#−1:速応的には大きくならないためにP
Iコントローラ107の入力である温度の偏差△T4は
負の大きな値となシ、給水量を絞る方向に作用する。従
ってボイラの加熱量に比べて給水量が極端に少くなシ給
水制御信号8c1は関数発生器110の出力であるボイ
ラ安定給水量Gam1nよシ小さくなる。ここで高位選
択器111の出力として関数発生器110の出力である
安定給水量G51ninが選択され給水制御信号2段S
c2として出力されるので貫流ボイラは流動不安定とは
ならずに安定して運転できる。
時間が経過し、ボイラ出口蒸気温度T4 が上昇してく
れば減算器106の出力の偏差ΔT4は小さくなシ加算
器108の出力である給水制御信号Sc、が増加し関数
発生器110の出力のボイラ安定給水量G5m1nよシ
大きくなればボイラの整定運転時と同じ状態となシ加算
器108の出力Scsが選択され、この値が給水制御信
号2段Setとして出力される。なお関数発生器110
の出力であるボイラ安定給水量G5nn1nが関数発生
器114の出力である最低給水量Gfminよシも小さ
いような場合にて高位選択器111にて関数発生器11
0の出力G5m1nの値が選ばれるときに社タイマ11
3がセットされ一定時間経過后給水系異常信号E。
が出力されるのはいうまでもない。
ガスタービン1の負荷が急減した場合には関数発生器1
04の出力発生蒸気量信号G8は小さくなるが、減算器
10Gの出力である温度の偏差△T4は正の大きな値に
なるために加算器108の出力である給水制御信号S。
、はあまシ減少せずボイラへの給水量は加熱に比べて過
剰となりボイラ出口の蒸気の過熱度は低下し、場合によ
っては湿シ蒸気となる。このような状態では関数発生器
114の出力Gfmi nの値が給水制御信号Scsよ
シも大きいために比較器112によりタイマ113がセ
ットされ一定時間経過後に給水系異常信号Es が出力
されWji図における主蒸気弁10が全閉にされるとと
もにバイパス弁14が全開にされ、余剰蒸気は復水器1
1にダンプされるので蒸気タービン9はドレンアタック
から保護される。なおこのタイマ113は給水系異常信
号の誤操作防止用に設けられたものであシ、極く短時間
内であれば関数発生器114の出力Gfm i nが大
きくなってもボイラの自身の有する蓄熱容量によシボイ
ラ出口の蒸気の過熱度はおまり下らないので、タイマ1
13にて作動に時限をもたせることによシ給水系異常信
号の発信をおくらせ警報の確度をあげるようにしたもの
である。
以上の説明においてはガスタービン1の吸気温度Tuと
低圧圧縮機回転数N1よシ排ガス流量信号Ggの値を推
定したものであるが、排ガスダクト等の回路の途中に公
知の風速計を設け、またディーゼルエンジンの排ガスを
利用する場合は、エンジンの吸気圧力、またけ追給機の
回転数、または燃料ラック位置で排ガス流量信号Gg 
を推定してもよい。
第4図は本発明の制御装置の他の実施例52を示すもの
であり、本実施例と第3図において示された実施例と異
なるところは関数発生器110にかえて設けられた関数
発生器110′の構成であり、本実施例においてボイラ
の安定給水量G1n102の出力であるボイラ受熱量(
予熱)Gg・△Tの値のみを用い、給水温度T、は入力
として用いていない。これは流動不安定を起す点が給水
温度の値にあまり影響をうけないボイラにおいて有利に
利用しうる実施例であり関数発生器110′の関数の形
は給水温度T、の変動を予め見込み余裕をもだせた値に
設定されたものである。ここでガスタービン1の負荷が
急増した場合に関数発生器110′の出力は余裕がとら
れ大きくされているので比較的早期に関数発生器110
′の出力である安定給水tGsminが高位)9択器1
1.1の出力である給水制御信号2没S。2となるので
効率は若干おちるが関数発生器1.1 (1’の構造が
簡略化でき従って制御装置は安価になる。なおこの場合
全運転時間に比して関数発生器110′の出力であるボ
イラの安定給水量G5m1nO値が給水制御信号2段S
C2として選択されている時間は僅かなので効率の低下
は無視出来る。
なお、蒸気の過熱度が非常に大きくなるようlj′九暑
↓ンふイーへ7台撞Jノニ小稙Δ斗n1髄Δル器114
、比較器112、タイマ113を省略しても差支えない
。なぜならばこのような貫流ボイラの場合は給水量が多
少変動しても飽和蒸気となることがなく蒸気タービンが
ドレンアタックにより損傷をうけることがない。
まだ−万年安定流動に対し非常に大きな余裕をもった貫
流ボイラの場合は、関数発生器110゜110、高位選
択器111を省略することが可能である。なぜならばこ
のような貫流ボイラにおいては加熱が多少強く々つても
不安定流動を起すおそれがない。
以上の如く本発明による貫流ボイラの制御装置によれば
従来の制御装置に若干の改造を加えるのみの安価な制御
装置によりエンジンやガスタービン等の急激な負荷変動
による排ガス量の変動があった場合においても貫流ボイ
ラは流動不安定を起すことなく安定した運転を継続でき
るとともに蒸気タービンをドレンアタックから保護する
ことができる制御装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインドプラントの従来例の管路系統図、
第2図は貫流ボイラの従来例の制御装置ブロック接続図
、第3図は本発明の貫流ボイラの制御装置の実施例のブ
ロック接続図、第4図は本発明の貫流ボイラの制御装置
の他の実施例のブロック接続図である。 1・・・ガスタービン 2・・・ダクト3・・・貫流ボ
イラ 4・・・スタック5・・・給水ポンプ 6・・・
給水弁 7a、 7b、 7o、 7d・・・管路 8・・・気
水分離器9・・・蒸気クービン 1o・・・主蒸気弁1
1・・・復水器 12・・・復水ポンプ13・・・ドレ
ンタンク 14・・・給水加熱器15・・・バイパス弁
 2o・・・回転数計21・・・ガスタービン吸気温度
計 22・・・ガスタービン排ガス温度計 23・・・
貫流ボイラ排ガス温度計 24・・・貫流ボイラ出口蒸
気温度計 25・・・ボイラ給水温度計50.51.5
2−−−制御装置 101 、104 、105 。 110.110’、114−−・関数発生器 102・
・・乗g器1o3.io6−−−減算gi 107−−
−piコントローラ 108・・・加算器 111・・・高位選択器 112・・・比較器113・
・伊タイマ 出 願 人 川崎重工業株式会社 代 理 人 弁理士 高 雄次部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ボイラの加熱用通過ガス量と、およびボイラの
    入口と出口のガスの温度差とからボイラの受熱量を計算
    する手段と、および該ボイラの受熱量を指標の一つとし
    て給水量を計算する手段と、および前記計算結果に基づ
    きボイラの給水量を調節する手段とを有する貫流ボイラ
    の制御装置において、ボイラの受熱量から安定給水量を
    計算する手段と、および該安定給水量と前記給水量の計
    算結果を比較してその値の大なる方の信号を選択する手
    段と、およびこの選択結果に基づきボイラの給水量を調
    節する手段を有することを特徴とする貫流ボイラの制御
    装置。
  2. (2)給水温度を計測する手段を有し、該給水温度と前
    記ボイラの受熱量とから安定給水量を計算する手段を有
    する特許請求の範囲第(1)項に記載の貫流ボイラの制
    御装置。
  3. (3) ボイラの受熱量から最低給水量を計算する手段
    を有し、該最低給水量の信号と給水量を決定する信号の
    値を比較する手段と、および計時手段とを有し、前記最
    低給水量の信号が前記給水量を決定する信号より大きい
    状態が一定時間以上持続した場合に負荷に供給する蒸気
    通路を遮断可能とする手段を有する特許請求の範囲第(
    1)項に記載の貫流ボイラの制御装置0
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