JPS6239648B2 - - Google Patents

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JPS6239648B2
JPS6239648B2 JP57197867A JP19786782A JPS6239648B2 JP S6239648 B2 JPS6239648 B2 JP S6239648B2 JP 57197867 A JP57197867 A JP 57197867A JP 19786782 A JP19786782 A JP 19786782A JP S6239648 B2 JPS6239648 B2 JP S6239648B2
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JP
Japan
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steam
bypass
turbine
enthalpy
line
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Application number
JP57197867A
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English (en)
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JPS5891309A (ja
Inventor
Haabei Binsutotsuku Mooton
Buranhatsuto Hodorusukii Riiman
Henrii Makurosukii Toomasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS5891309A publication Critical patent/JPS5891309A/ja
Publication of JPS6239648B2 publication Critical patent/JPS6239648B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K7/00Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating
    • F01K7/16Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type
    • F01K7/165Controlling means specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K9/00Plants characterised by condensers arranged or modified to co-operate with the engines
    • F01K9/04Plants characterised by condensers arranged or modified to co-operate with the engines with dump valves to by-pass stages

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は概して蒸気タービンのバイパス装置
に関し、特に、タービンの低圧バイパス蒸気路に
おける蒸気エネルギのレベルを調節して、復水器
を過熱し、加圧しまたは損傷することを避けるた
めの制御装置に関する。
先行技術の説明 蒸気タービンの動力装置の運転において、ボイ
ラは蒸気を発生し、この蒸気は複数個の蒸気加減
弁を通して高圧タービンに供給される。高圧ター
ビンから出る蒸気は、中圧タービン(もし含まれ
ている場合)及びその後低圧タービンに与えられ
るのに先立つて通常の再熱器で再熱され、低圧タ
ービンからの排気は復水器に導かれ、そこで排蒸
気が水に変換されそしてボイラに供給されてサイ
クルを終了する。
高圧タービンを通る蒸気の調節は蒸気加減弁の
開閉によつて制御され、蒸気がタービン部分を通
して膨張する時、仕事が引き出されて発電機によ
つて電気を生ずる。
通常の化石燃料を供給される蒸気発生器すなわ
ちボイラは、即時に停止することができない。も
しタービンが運転している間に負荷が外されてタ
ービンの引外し(停止)を必要としても、圧力増
大によつて種々の安全弁を動作させてしまう程、
ボイラによつて通常、依然蒸気が発生されてしま
う。10億分のいくつという範囲に蒸気純度を維持
するようシステム内の蒸気が処理されるという事
実に鑑みると、プロセス蒸気を放出してしまうの
は経済的にかなりの無駄である。
蒸気タービン装置の運転におけるもう1つの経
済上の考慮すべき点は燃料費である。燃料費が高
いために、電力需要が低い期間中(例えば、夜
間)はいくつかのタービン装置が意図的に停止さ
れる。高温再起動時(翌朝)には、タービンが比
較的温かい温度のままであるのにボイラ起動時に
供給される蒸気が比較的冷たい温度であるという
問題に遭遇する。もしこの比較的冷たい蒸気がタ
ービンに進入したならば、タービンは熱衝撃を受
け、タービンの有効寿命がかなり縮められてしま
う。この熱衝撃を防ぐため、蒸気は、非常にゆつ
くりとタービン内に進入され、タービンがその蒸
気温度まで冷却させられるようにしなければなら
ず、その後に負荷を徐々に投入する。このプロセ
スは時間がかかるばかりでなく費用もかかる。
負荷しや断及び高温再起動の問題に対する解決
策として、プロセスのオンラインの利用性を高
め、早い再起動を行えるようにし、そしてタービ
ンの熱サイクルの経費を最小とするために、バイ
パス装置が設けられる。極く基本的には、バイパ
ス運転において、タービン入口の蒸気加減弁は閉
じられるが、蒸気は依然ボイラによつて発生され
得る。その蒸気(またはその一部分)が高圧ター
ビン部をバイパスして再熱器に供給されるように
するため高圧のバイパスバルブが開かれる。低圧
のバイパスバルブは、再熱器から出る蒸気が中圧
及び低圧タービンをバイパスして復水器へ直接供
給され得るようにする。
通常タービンは、蒸気から熱エネルギを抽出し
てそれを機械エネルギに変換するが、バイパス運
転中は、タービンはバイパス蒸気から熱エネルギ
を抽出しない。高温の蒸気は再熱器及び復水器に
損傷を与えるので、再熱器及び復水器の過熱を防
止するため比較的冷たい水が高圧及び低圧バイパ
ス蒸気路へ注入される。
低圧バイパス蒸気路への水の注入に対して、代
表的な従来装置は、バイパス路内の蒸気量の或る
一定の割合の量の冷却水を注入する。この一定の
割合は蒸気の最大のエンタルピ(ここにエンタル
ピとはKcal/Kg〔1.8BTU′s/ポンド〕で表わし
た保有熱量〔heat content〕を示す。)に基づい
て復水器と両立し得る値にそれぞれ減少する。蒸
気流量は同じであるがエンタルピがより小さい場
合には、過度の水量がバイパス路内に注入され
て、復水器だけでなく低圧タービンにも問題を起
こす可能性がある。
この発明は、復水器及びタービンの損傷を完全
に除去しないにしても最小とするように、大いに
改良された低圧バイパス流体の注入制御装置を提
供する。
それ故、この発明の目的は、従来の欠点を克服
した改良された蒸気タービンのバイパス装置を提
供することにある。
発明の概要 この発明によれば、低圧タービンをバイパスす
るための低圧蒸気バイパス路と、前記バイパス路
内の蒸気の流量を制御するために前記バイパス路
内に設けられた低圧バイパスバルブ手段と、前記
バイパス路内に冷却流体を導入するための流体制
御バルブ手段とを備えた蒸気タービンのバイパス
装置において、前記バイパス路に入る蒸気のエン
タルピの指示を得るための手段と、前記エンタル
ピの指示の関数として前記バイパス路内への前記
冷却流体の導入を制御するための手段とを備えた
ことを特徴とする蒸気タービンのバイパス装置が
提供される。
蒸気エンタルピは蒸気温度に直接関係している
ので、エンタルピの指示は再熱器から出る蒸気の
温度を直接測定することによつて得られる。この
発明の好ましい実施例によれば、或る割合の乗算
係数がこの測定値から引き出される。所望の冷却
流体の流量制御信号は、バイパス蒸気流量の指示
を得かつそれを求められた乗算係数で変更するこ
とによつて発生される。この態様において、導入
された冷却流体の量は、従来装置においては一定
の割合であつたのに対して、蒸気状態の関数であ
る。
この発明は添付図面について為される以下の実
施例の説明から容易に理解されるであろう。
好適な実施例の説明 第1図は、火力一段再熱タービン発電機ユニツ
トの簡略化されたブロツク図を一例として示して
いる。第1図に例示されるような代表的な蒸気タ
ービン発電機の動力装置において、タービン装置
10は、高圧(HP)タービン12、中間圧ター
ビン13及び低圧(LP)タービン14の形態に
ある複数個のタービン部分を含んでいる。これら
タービンは共通軸16に接続されて、負荷(図示
せず)に電力を供給する発電機18を駆動する。
化石燃料によつて動作する普通のドラム型ボイ
ラ22のような蒸気発生装置は、過熱器24によ
つて適切な運転温度に加熱されかつ入口管寄せ2
6を通して高圧タービン12に導かれる蒸気を発
生し、この蒸気流量は1組の蒸気加減弁28によ
つて制御される。図示されてはいないが、その他
の配列として他の型のボイラ例えば超臨界及び亜
臨界貫流型(super and subcritical once―
throughtypes)のものを含んでいても良い。
蒸気管路31を通つて高圧タービン12から出
る蒸気は再熱器32(一般的にはボイラ22と熱
伝達関係にある)に導かれ、その後バルブ装置3
6の制御のもとに蒸気管路34を介して中間圧タ
ービン13に与えられる。その後、蒸気は蒸気管
路39を介して低圧タービン14に導かれ、低圧
タービン14からの排気は蒸気管路42を介して
復水器40に供給されて水に変換される。その水
は、水管路44、ポンプ46、水管路48、ポン
プ50及び水管路52を含む通路を経てボイラ2
2に戻される。図示されていないが一般的には、
化学的平衡を精密に維持しかつ水の純度を高く維
持するため、戻り管路に水処理装置が設けられて
いる。
ボイラ22の動作は、通常、ボイラ制御ユニツ
ト60によつて制御され、タービンバルブ装置2
8及び36はタービン制御ユニツト62によつて
制御され、これらボイラ制御ユニツト60及びタ
ービン制御ユニツト62は動力プラントもしくは
動力装置の主制御器64と連絡している。
オンライン利用度を高め、高温再起動を最適化
し、そしてボイラ、復水器及びタービン装置の寿
命を延ばすために、タービンバイパス装置が設け
られており、それによつてボイラ22からの蒸気
はそれがあたかもタービンによつて使用されてい
るかのごとく絶え間なく生成されるが、実際はそ
れらタービンをバイパスしている。このバイパス
路は蒸気管路70を含んでおり、高圧のバイパス
バルブ72を作動させることによつて高圧のバイ
パス動作が開始される。このバルブによつて通さ
れる蒸気は蒸気管路74を経て再熱器32の入力
に導かれ、そして蒸気管路76における再熱蒸気
の流量は、低圧のバイパスバルブ78によつて制
御されて、蒸気管路80を経て蒸気管路42に蒸
気を通す。
高圧タービン12によつて通常与えられる熱抽
出損失を補償しかつ再熱器32の過熱を防止する
ために、ポンプ50によつて与えられる水管路8
2内の比較的冷たい水が、高圧のスプレーバルブ
84の制御のもとに蒸気管路74に供給される。
他の構成としては、バルブ構造自体に直接冷却流
体を導入するものでも良い。同じ態様で、ポンプ
46からの水管路85内の比較的冷たい水が使用
されて、蒸気管路80内の蒸気を冷却し、中圧タ
ービン13及び低圧タービン14によつて通常与
えられる熱抽出損失を補償すると共に復水器40
の過熱を防止する。水管路87を通るこのスプレ
ー水の流れを制御するのに、低圧のスプレーバル
ブ86が設けられており、そしてバイパス系のバ
ルブのすべての動作を制御するための制御装置が
設けられている。より詳細に述べるならば、高圧
バルブ制御装置90が設けられており、この装置
は、高圧のバイパスバルブ72の動作を制御する
ための第1の回路装置と、高圧のスプレーバルブ
84の動作を制御するための第2の回路装置とを
含んでいる。同様に、低圧バルブ制御装置92が
低圧バイパスバルブ78及び低圧スプレーバルブ
86の動作を制御するために設けられている。改
良された高圧バイパススプレーバルブ制御装置
は、本件出願人による特開昭58―70006号に記載
されている。この発明は、低圧のバイパススプレ
ーバルブの改良された制御に関し、比較のために
代表的な従来の低圧バイパススプレーバルブ制御
を第2図に示す。
低圧バイパスバルブの作動回路100は低圧の
バイパス制御回路(図示せず)からの入力信号に
応じて低圧バイパスバルブ78を開き、それ故、
再熱器32から出る蒸気は復水器40に供給され
中圧タービン13及び低圧タービン14をバイパ
スする。
第1図はバイパス蒸気を復水器40に供給する
ために、蒸気管路80を管路42に接続している
様子を示している。実際は、多くの装置は、バイ
パス蒸気を冷却しそれを復水器に導入するための
低圧の過熱低減兼復水器注入装置104を含んで
いる。管路85における冷却流体(普通は水)
は、バルブ作動回路108の制御の下に低圧のス
プレーバルブ86を開く結果としてもたらされ、
バルブ86を通過した冷却水は過熱低減兼復水器
注入装置104内にもたらされる。
冷却水は、復水器に受け入れられ得、その復水
器によつて吸収され得る値までバイパス蒸気の熱
及びエネルギレベルを減衰する。従来の装置にお
いては、スプレーバルブ86の開によつて制御さ
れる冷却水の流量は、バイパス蒸気の流量の一定
の割合である。バイパス蒸気流量の指示は、蒸気
流量を表わす出力信号を線112上に出力する圧
力トランスデユーサ110を設けて得られる。乗
算回路114は或る一定の割合、例えば30%をこ
の値に乗算し、線116上に所望の流量の設定点
信号を出力する。すなわち、管路85における冷
却水の流量がバルブ78を通過する蒸気流量の30
%であるべきでありかつ所望の30%の値が線11
6上にある信号であるようにバルブ86は開かれ
るべきである。この信号は、管路85における冷
却水の実際の流量を示す線118上のもう1つの
信号と比較される。実際の流量信号は、絞り(縮
少)124の両側に位置付けられた検出配管12
1及び122を有した差圧トランスデユーサ12
0を使用することによつて得られ、この場合、差
圧回路すなわち差圧トランデユーサ120は、流
量の二乗に比例した信号を出力するように動作す
る。従つて、実際の流量を表わす信号を得るよう
に、平方根回路130が設けられている。
線118上の実際の流量信号は比例積分(PI)
制御器132において線116上の所望の流量信
号と比較される。基本的には、PI制御器132は
2つの入力信号を受け、それらの差を取り、その
差に何等かの利得を与えて信号の積分に加算され
る信号を引き出し、出力線134上に制御信号を
もたらす。このようなPI制御器は制御分野におい
て広く使用されており、1つの例はウエスチング
ハウス・エレクトリツク・コーポレーシヨンから
名称7300シリーズ型のNCB制御器、型式G06のも
とに商業的に入手可能なものである。PI作用はま
た、所望ならば、マイクロプロセツサもしくは他
の型のコンピユータによつても行われ得る。
このように作動中、線116及び118上の2
つの信号が等しいならば、制御器132は、スプ
レーバルブ86が蒸気管路80における蒸気の流
量の30%に等しい冷却水の流量を保つような値に
線134上の出力信号を維持する。もしいずれか
の流量を変更すべきであるならば、線134上の
出力制御信号は、スプレーバルブ86をさらに開
くかまたは閉じるかして2つの値を平衡状態に戻
すように変化するであろう。
一定の割合の値(水の流量=30%×蒸気の流
量)は復水器によつて受け入れられ得る最大の熱
及びエネルギレベルに基づいている。冷却水を供
給すればバイパス蒸気のエンタルピを減少する
が、もし同じ流量のままでバイパス蒸気のエンタ
ルピが減少するならば、実際には冷却の目的のた
めには多すぎる水が供給されている。或る期間に
渡つて、余分もしくは過剰の水は復水器内で或る
管の侵食をもたらすと共に、水撃作用を起こして
過度の雑音及び振動による損傷をもたらす。ま
た、もし充分でない冷却水が供給されたならば、
蒸気は熱すぎて復水器の過熱となり、そして復水
器は低圧タービン14の下に物理的に位置してい
るので、タービン羽根が損傷され得る。
加うるに、第1図に示されるように冷却水はポ
ンプ46によつて供給される。もし供給される冷
却水の量を、復水器の充分な保護を維持したまま
で減じ得るならば、ポンプのエネルギ消費におけ
る節約が実現され得る。
この発明では、復水器及びタービンの保護に対
する、そしてエネルギ節約及びポンピングの少な
い要求に対する蒸気条件に適合した割合で冷却水
を供給する。一実施例が第3図に示されており、
以下それを参照して説明する。
蒸気条件に適合し得るように、この発明はバイ
パス蒸気のエネルギレベル(すなわち、エンタル
ピ)の指示を得るための装置を含んでいる。蒸気
のエンタルピは蒸気温度の関数であり、従つて再
熱器32の出口側に温度トランスデユーサ140
があつて線142上に蒸気エンタルピの指示を出
力する。この指示は、予め30%に設定された蒸気
流量に対する冷却水の関係を変更するために用い
られ得る。
変換回路144は、線142上のエンタルピを
表わす信号を受け、線146上に変更信号を出力
する。一実施例において、変更信号は乗算係数で
あり、この乗算係数は蒸気のエンタルピに応じた
値に変化して乗算回路148に与えられる。この
乗算回路148は、線112上の蒸気流量を表わ
す信号を、線146上の乗算係数で乗算し、線1
16上に所望の流量設定点信号を引き出す。
所望ならば、乗算回路148からの出力信号は
最初に、線116上の信号の値によつて示される
位置までスプレーバルブ86を開くために使用さ
れ得る。このことは、乗算回路148からの出力
信号と共に制御器132からの出力信号を受ける
加算回路150を設けることによつて達成され
る。もし、スプレーバルブ86が線116及び1
18の信号が等しいように最初に正しい位置まで
開いていたならば、制御器132はその出力を変
更せず、そしてスプレーバルブ86は最初に設定
されていたままの状態にある。もし、流量すなわ
ちエンタルピの状態が変化したならば、制御器1
32への入力信号における不平衡は、スプレーバ
ルブの開状態を変更するための出力制御信号をも
たらす。
再熱器32から出る蒸気のエンタルピは蒸気温
度に関係し、代表的な動作範囲に渡つてその関係
は事実上直線である。この直線関係は第4図の曲
線160によつて示されている。第4図におい
て、315.6℃(600〓)から593.3℃(1100〓)ま
での温度が水平軸にプロツトされ、Kcal/Kg
(1.80BTU/ポンド)で蒸気エンタルピが垂直軸
にプロツトされている。曲線160は21.0Kg/cm2
(300psi)の再熱高温圧力(再熱器32の出力に
おける圧力)に対してプロツトされている。
比較のために、温度―エンタルピの関係が14.0
Kg/cm2(200psi)(曲線161)及び7.0Kg/cm2
(100psi)(曲線162)の再熱高温圧力に対して
プロツトされている。代表的な動作範囲に渡つて
直線関係を仮定すると、第3図の変換回路144
はそれ故、線142上のエンタルピ信号を受ける
単なる線形増幅器であつて良く、それに直接比例
する出力信号を出す。使用し得るもう1つの型の
変換回路が第5図に示されている。
第5図において、加算回路170は線172上
のある基本信号を受け、この基本信号は、(第3
図の線112上の)蒸気流量を表わす信号に乗算
されるべき、最大または最小のいずれかの乗算係
数を表わす。もし線172上の信号が最大の乗算
係数であるならば、増幅器174は線142上の
エンタルピを表わす信号に応答して、線172上
の信号から差し引かれる比例した出力信号を出力
する。例えば、もし蒸気状態が最大の冷却水を与
えるべきであるような状態にあるならば、増幅器
174からの出力信号は零であり、それ故加算回
路170は最大の修正係数を出力する。もし蒸気
温度が減じたならば、増幅器174の出力は増加
し、この値は線172に与えられる最大値から差
し引かれる。逆に、もし最小の乗算値が線172
に与えられるならば、増幅器174及び加算回路
170は、増幅器の出力信号がエンタルピの増加
と共に増加し、そして線172に与えられる最小
値に加えられるように構成されかつ配列されるで
あろう。種々の他の変更された装置が可能であ
り、一例として、従来と同様、最初に蒸気流量信
号に30%の係数(または他の一定係数)を乗算
し、次に、そのようにして得られた値を変換回路
144によつて与えられる変更係数によつて変更
する乗算回路を使用することもできる。
温度―エンタルピの関係が直線的でない場合の
これら動作範囲に対して、変換回路144はその
入力信号の或る所定の関数である出力信号を出力
するいくつかの回路のいずれか1つであつて良
い。この動作を行う1つの回路は、ウエスチング
ハウス・エレクトリツク・コーポレーシヨンから
名称7300シリーズ型のNCH関数発生器のもとに
商業的に入手可能である。また変換回路144は
事実デイジタルのものであつて良く、標準の蒸気
テーブルから引き出された温度―エンタルピ関係
をプログラミングしたルツクアツプテーブルを含
んでいても良い。
修正係数は下記のエネルギ平衡式を参照して決
定され得る: WSS+WWW=(WS+WW)hC (1) ここで、“W”はポンド/時間(0.4536Kg/時
間)における流量であり、“h”は、BTU′S/ポ
ンド(0.556Kcal/Kg)におけるエンタルピであ
る。下付きの文字“S”は蒸気と関連しており、
下付きの文字“W”は水と関連しており、そして
下付きの文字“C”は復水器と関連している。
式(1)は基本的には、混合に先立つ(蒸気の流
量)×(そのエンタルピ)+(冷却水の流量)×(その
エンタルピ)が、復水器に入る(蒸気及び水の結
合した流量)×(合成流体のエンタルピ)に等しい
ということを述べている。この装置はこのように
なつており、それ故、復水器に入る流体のエンタ
ルピを実質的に一定の値hCに維持する。
式(1)から、蒸気に対する水の割合は次のように
表わし得る。
/W=(h−h)/(h−h) (2) 式(2)において蒸気エンタルピhSは温度の関数
として比較的広い範囲に渡つて変化し、特定の温
度に対する特定のエンタルピは標準の蒸気テーブ
ルから得られ得る。復水器が許容できるhCの値
は既知であり復水器の設計目的である。代表的な
全般温度範囲に渡る冷却用のエンタルピに対し
て、水のエンタルピは蒸気のエンタルピと比較し
てそれ程重要ではなく、正当な近似でもつて一定
の値であると見なし得る。従つて、式(2)の左側と
等価な乗算係数は蒸気エンタルピに関係し、それ
は蒸気温度の関数である。この装置においては、
この蒸気温度は蒸気状態に特に適合した乗算係数
をもたらすように測定され、それ故、冷却水の過
度の量が復水器内にもたらされることがない。例
として661.6Kcal/Kg(1190BTU′S/ポンド)の
Cに対して、もし21.0Kg/cm2(300PSI)におけ
る最大の再熱高温温度が537.8℃(1000゜)なら
ば、乗算係数は蒸気流量の略々30%である。例え
ば、もし或る瞬間で見て蒸気流量が1時間につき
453600Kg(100万ポンド)であつたならば、水の
流量は1時間につき136080Kg(30万ポンド)であ
る。もし最小の動作温度が315.6℃(600゜)なら
ば、乗算係数は略々11%であり、これは全温度範
囲に渡つて一定の従来の流量が1時間に付き
136080Kg(30万ポンド)であるのに対し、1時間
に付き49896Kg(11万ポンド)の水の流れとな
る。
示されていないけれども、蒸気エンタルピはま
た蒸気圧と共にも変わるので、蒸気流量信号を変
更するのに圧力補償を行つても良い。圧力範囲に
渡るエンタルピの変化(第4図参照)は、しかし
ながら比較的小さく、そして余分にかかる費用に
見合うものではない。
従つて、適合し得る乗算係数を直接蒸気エンタ
ルピに関係させることによつて、装置の運転寿命
を通じてポンピングエネルギすなわち揚程エネル
ギにおける相当の節約が実現され得る。より重要
には、復水器の過熱を避けるのを確実にすると共
に、冷却水の過度の量が復水器内にもたらされる
ことのないのを確実にし、それ故復水器の寿命だ
けでなく低圧タービンの寿命をも同様に延ばす。
【図面の簡単な説明】
第1図は、バイパス装置を含んだ蒸気タービン
発電機の動力装置を示すブロツク図、第2図は従
来の代表的な低圧バイパス水注入制御装置を示す
ために第1図の部分を詳細に示すブロツク図、第
3図はこの発明の一実施例による低圧バイパス水
注入制御装置を示すブロツク図、第4図は蒸気温
度とエンタルピとの間の関係を示す図、第5図は
第3図の制御装置の部分を詳細に示すブロツク図
である。図において、10はタービン装置、12
は高圧(HP)タービン、13は中圧(IP)ター
ビン、14は低圧(LP)タービン、18は発電
機、22はボイラ、32は再熱器、40は復水
器、86はスプレーバルブ、104は過熱低減兼
復水器注入装置、108はバルブ作動回路、11
0は圧力トランスデユーサ、120は差圧トラン
スデユーサ、130は平方根回路、132はPI制
御器、144は変換回路、148は乗算回路、1
50は加算回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 低圧タービンをバイパスするための低圧蒸気
    バイパス路と、前記バイパス路内の蒸気の流量を
    制御するために前記バイパス路内に設けられた低
    圧バイパスバルブ手段と、前記バイパス路内に冷
    却流体を導入するための流体制御バルブ手段とを
    備えた蒸気タービンのバイパス装置において、前
    記バイパス路に入る蒸気のエンタルピの指示を得
    るための手段と、前記エンタルピの指示の関数と
    して前記バイパス路内への前記冷却流体の導入を
    制御するための手段とを備えたことを特徴とする
    蒸気タービンのバイパス装置。
JP57197867A 1981-11-13 1982-11-12 蒸気タ−ビンのバイパス装置 Granted JPS5891309A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US321160 1981-11-13
US06/321,160 US4471620A (en) 1981-11-13 1981-11-13 Turbine low pressure bypass spray valve control system and method

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Publication Number Publication Date
JPS5891309A JPS5891309A (ja) 1983-05-31
JPS6239648B2 true JPS6239648B2 (ja) 1987-08-24

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ID=23249451

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57197867A Granted JPS5891309A (ja) 1981-11-13 1982-11-12 蒸気タ−ビンのバイパス装置

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US (1) US4471620A (ja)
EP (1) EP0079598B1 (ja)
JP (1) JPS5891309A (ja)
KR (1) KR890000915B1 (ja)
BR (1) BR8206136A (ja)
CA (1) CA1196199A (ja)
DE (1) DE3278573D1 (ja)
ES (1) ES517354A0 (ja)
MX (1) MX156449A (ja)
ZA (1) ZA827242B (ja)

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ES8401180A1 (es) 1983-12-01
KR840002495A (ko) 1984-07-02
ZA827242B (en) 1983-09-28
EP0079598A3 (en) 1985-01-23
EP0079598A2 (en) 1983-05-25
US4471620A (en) 1984-09-18
DE3278573D1 (en) 1988-07-07
CA1196199A (en) 1985-11-05
EP0079598B1 (en) 1988-06-01
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ES517354A0 (es) 1983-12-01
BR8206136A (pt) 1983-09-20
KR890000915B1 (ko) 1989-04-13
MX156449A (es) 1988-08-23

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