JPWO2002091683A1 - 無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラム - Google Patents
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Abstract
第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおいて、第1の無線システムの制御局は、第2の通信システムに属する通信装置の通信を上記第1の通信システムの制御信号により制御する。これにより、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムの両システムを利用して、情報伝送の衝突を回避しつつ、伝送効率を向上することができる。
Description
技術分野
本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて使用される無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムに関する。
背景技術
近年、無線LANなどの小規模ネットワークを用いた情報伝送方法が実用化されており、大規模な基地局装置を不要とし、小規模な端末を管理するアクセスポイント(AP)を用いた接続形態が一般的に用いられている。
例えば、この小規模ネットワークは、図19に示すように、ネットワークの中心に制御局77が配置され、その制御局77に通信端末71〜76が接続される、いわゆるスター型のネットワークを構成している。したがって、各通信端末71〜76がアクセスポイントとして機能する制御局77と通信を行うように構成されている。
このようなネットワークで情報伝送を行う場合には、情報送信元である通信端末から一旦制御局77に対して上り回線で情報伝送をして、制御局77から情報受信先である通信端末へ下り回線で情報を伝送する。
また、アクセスポイントを用いずに、図20に示すように、任意の通信装置81〜87間で相互に接続する、いわゆるアドホック・ネットワークの接続形態を持つ通信装置などが考えられている。このアドホック・ネットワークにおいては、通信装置81〜87がそれぞれ直接通信できる周辺の通信装置と相互に接続して通信を行う構成となっている。図20では、通信装置81は、通信装置82、通信装置86、通信装置87と直接通信が可能であり、それ以外の通信装置83、通信装置84、通信装置85とは通信ができない、隠れ端末になることを表わしている。
従来の無線LANなどの小規模ネットワークでは、アクセスポイントを設け、そのアクセスポイントを経由してネットワーク内の通信装置間で通信を行うことにより、相互接続性を保っている。
しかしながら、情報送信元の通信端末からアクセスポイントまでは上り回線を利用し、アクセスポイントから情報受信先の通信端末までは下り回線を利用する方法が一般的に幅広く用いられており、近接した通信端末間の情報伝送も、上り回線と下り回線の双方を利用する必要があり、伝送効率が悪化するという問題がある。
また、アドホック・ネットワークにおいてはアクセスポイントを経由しないため、通信端末間の一つの伝送路を効率よく利用できるが、いわゆる隠れ端末問題によって、所望の情報送信元の通信装置からの送信情報と、所望の情報送信元装置を識別できない他の装置から送信された情報とが互いに衝突してしまう危険性があり、何らかの制御が必要となる。
このため、現在では、情報送信に先立ち伝送路を利用することを周囲に知らしめるRTS/CTS制御と呼ばれる制御を用いることが提案されている。しかしながら、このような制御を用いると、制御が複雑になってしまう問題がある。
一方、上記小規模ネットワークとアドホック・ネットワークの両者の利点を生かして、両ネットワークを共通に利用して利用範囲を拡大することが望まれている。
例えば、特開平8−275237号では、PHS(Personal Handyphone System)等の移動通信システムと、高速な無線伝送を行える無線LAN(Local Area Network)システムを組み合わせ、情報の要求は移動通信システムを使用し、情報の受信は無線LANシステムを使用する技術が開示されているが、かかる構成においては、移動通信システムと無線LANシステムとの間で変換装置等によって情報形式を変換する必要があるという問題がある。
また、特開平8−274776号では、通信端末が物理的に異なる複数の無線チャネルの通信インターフェースを有し、同時に異なる複数の無線チャネルで通信するとともに、各々の無線チャネルで異なるアドレスを使用する無線通信システムのアドレス管理方法が開示されているが、かかる構成においても、移動通信システムと無線LANシステムとが物理的に接続されることが前提となる。
発明の開示
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、制御局を有する小規模無線ネットワークと制御局を有しない小規模ネットワークとの両システムを利用して、情報伝送の衝突を回避しつつ、伝送効率を向上させることができる無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる無線通信システムは、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムとからなり、第1の無線システムの制御局は、第2の通信システムに属する通信装置の通信を第1の通信システムの制御信号により制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる制御局は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第1の無線通信システムの制御局であって、第2の通信システムに属する通信装置の通信を第1の通信システムの制御信号により制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる通信装置は、制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、第1の通信システムを管理する制御局から報知されたネットワーク情報に基づいて、第2の通信システムのチャネル割当要求を制御局に送信するチャネル割当要求手段と、チャネル割当要求に従って制御局が割り当てた第2の通信システムのチャネル割当情報を受信する受信手段と、チャネル割当情報に基づいて第2の通信システムを介した情報送信を行う送信手段とを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信装置は、制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、第1の通信システムを介して通信を行う第1の通信手段と、第2の通信システムを介して通信を行う第2の通信手段と、第1の通信システムを管理する制御局から送信されたネットワーク情報を第1の通信手段を介して受信し、当該ネットワーク情報に基づいて、第2の通信システムを介した情報送信を行わせる送信制御手段とを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第1の無線通信システムの制御局の通信制御方法であって、第2の無線通信システムに属する通信装置からのチャネル割当要求を受信するステップと、チャネル割当要求に応じて、利用可能なチャネルを検索するステップと、検索により得られた第2の無線通信システムのチャネル割当情報を第1の無線システムを介して報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第2の無線通信システムの制御局の通信制御方法であって、第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、受信したチャネル割当情報を、第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信方法は、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、第1の無線システムと異なるネットワーク構成を有する第2の無線システムとを利用して、、第1及び第2の無線システムにおける伝送装置間で通信を行う無線通信方法であって、制御局が、第1の通信システムを介して通信装置に対してネットワーク情報を報知するステップと、ネットワーク情報に基づいて、通信装置が第2の通信システムを介した情報送信を行うステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第2の無線通信システムの制御局の通信制御プログラムであって、第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、受信したチャネル割当情報を、第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信プログラムは、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、第1の無線システムと異なるネットワーク構成を有する第2の無線システムとを利用して、第1及び第2の無線システムにおける伝送装置間で通信を行う無線通信プログラムであって、制御局が、第1の通信システムを介して通信装置に対してネットワーク情報を報知するステップと、ネットワーク情報に基づいて、通信装置が第2の通信システムを介した情報送信を行うステップとを具えることを特徴とする。
本発明によれば、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、複数の通信装置の間で直接通信を行う第2の通信システムとにより無線通信システムを構成することによって、第1の無線システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の無線システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
発明を実施するための最良の形態
本発明においては、制御装置によりネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとを利用する。
ここで、第1の通信システムと第2の通信システムとは異なった物理層を有している。具体的な例をあげると、第1の通信システムは、IEEE802.11準拠の物理層を用い、一方、第2の通信システムはパルスを用いた通信方式であるUWB(Ultra Wideband:ウルトラワイドバンド)通信の物理層を用いるという構成となる。
また、第1の通信システムと第2の通信システムとは、使用する信号の信号波形が異なっている。具体的な例をあげると、第1の通信システムの使用する信号は、サイン波の信号であり、一方、第2の通信システムの使用する信号は、パルス波である。
また、第1の通信システムと第2の通信システムとは、使用する伝送帯域幅が異なっている。具体的な例をあげると、第1の通信システムは、10Mbpsの伝送帯域幅であり、一方第2の通信システムは100Mbpsの伝送帯域幅である。
本発明においては、第1の通信システムに存在する制御局が、そのビーコン信号(報知信号)を用いて第1の通信システムに属する通信装置を制御するのみならず、第2の通信システムに属する通信装置をも制御する。第2の通信システムに属する通信装置は、その制御情報により他の通信装置と通信を行うことになる。第2の通信システムにも別に制御局が存在しても良いが、必須ではない。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の無線伝送方法に用いるネットワーク構成を示す図である。
図1では、制御局を有する小規模無線ネットワーク(第1の通信システム)におけるネットワークの構成例を表している。ここでは、ネットワーク内のある通信装置7を制御局として機能させ、その制御局から周辺に存在する通信装置1〜6を管理する。
図2では、制御局を有しない小規模無線ネットワーク(第2の通信システム)におけるネットワークの構成例を表している。ここでは、ネットワークを構成する全ての通信装置1〜6と、第1の無線システムの制御局としての機能を有する通信装置7とを含んでおり、各通信装置間で制御局を介さずに直接伝送を行う。
また、図1に示す第1の通信システムを利用した情報伝送についても、第2の通信システムを利用した情報伝送方法と同様に、制御局を介さずに直接通信を行う構成を採っても良いものとする。
図3は、本発明の実施の形態1に係る制御局及び通信装置としての無線伝送装置の構成を示すブロック図である。図3に示す無線伝送装置において、インターフェース部11は、外部に接続されたAV機器(図示せず)から音声情報や映像情報を交換する。これらの音声情報や映像情報は、無線送信バッファ12に格納される。
第1の通信システム無線送受信部13は、無線送信バッファ12に格納された音声情報や映像情報を第1の通信システムで送信される信号に変調すると共に、第1の通信システムで伝送されてきた信号、例えば第1の通信システムの制御局から送信されてきた制御信号を復調する。
また、第2の通信システム無線送受信部15は、無線送信バッファ12に格納された音声情報や映像情報を第2の通信システムで送信される信号に変調すると共に、第2の通信システムで伝送されてきた信号を復調する。
なお、本実施の態様においては、第2の通信システム無線送受信部15が送受信双方を行うものとして説明するが、送信もしくは受信の一方の機能のみはたす場合にも、本発明は成立する。
第1の通信システム無線送受信部13は、すべての通信装置に存在するのが望ましいが、第2の通信システムに制御局が存在する場合は、その制御局のみが有すれば足りる。
また第2の通信システムに制御局が存在する場合は、当該制御局のみが、第1の通信システム無線送受信部13及び第2の通信システム無線送受信部15が必要となり、その他の通信装置は第2の通信システム無線送受信部15のみがあればよい。この場合、第1の通信システムのビーコン信号を第2の通信システムの制御局が受信し、当該ビーコン信号を第2の通信システムのビーコン信号として他の通信装置に報知することになる。
第1及び第2の無線送受信部13、15で符号化された信号は、アンテナ14を介して媒体に送信され、媒体からの信号は、アンテナ14を介して受信される。アンテナは便宜上一本のみ記載したが、第1の通信システムと第2の通信システムで別のものであっても良い。
無線受信バッファ16は、第1及び第2の通信システム無線送受信部13、15によって受信された情報を格納する。無線受信バッファ16に格納された情報はインターフェース部11を介して外部に接続されたAV機器へ出力される。
通信制御部17は、上述した一連の制御を行う。また、情報記憶部18は、伝送に利用する通信システムの種類や、チャネル情報、あるいはこの装置の各種情報を記憶する。
ウルトラワイドバンド(UWB)信号を用いた無線通信システムは、情報送信元装置で、送信する情報に所定の拡散符号系列を乗算して拡散情報を形成し、位相あるいは微妙な時間変化を拡散情報にあわせて変化させたインパルス信号を送信信号として利用し、情報受信先装置で、インパルスの位相あるいは微妙な時間変化によってインパルス信号の情報ビットを識別し、これに所定の拡散符号系列を用いて逆拡散することによって所望の情報ビットを得る。
ウルトラワイドバンド通信(ウルトラワイドバンド伝送方式)は、基本的には、非常に細かいパルス幅(例えば1ns(ナノセコンド)以下)のパルス列からなる信号を用いて、ベースバンド伝送を行うものである。また、その占有帯域幅は、占有帯域幅をその中心周波数(例えば1GHzから10GHz)で割った値がほぼ1となるようなGHzオーダーの帯域幅であり、所謂W−CDMA方式やcdma2000方式、並びにSS(Spread Spectrum)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線LANで使用される帯域幅に比べて、超広帯域なものとなっている。
また、ウルトラワイドバンド伝送方式は、その低い信号電力密度の特性により、他の無線システムに対し干渉を与えにくい特徴を有しており、既存の無線システムが利用している周波数帯域にオーバーレイ可能な技術として期待されている。さらに広帯域であることからパーソナルエリアネットワーク(Person−al Area Network:PAN)の用途で、100Mbpsレベルの超高速無線伝送技術として有望視されている。
本実施の形態では、第2の通信システムがウルトラワイドバンド信号を用いた無線システムである場合について説明する。なお、この場合第1の通信システムは、IEEE802.11準拠の無線システムやIEEE802.15準拠の無線システムのように、所定のフレーム構造を用いて通信を行う無線システムが考えられる。
図17は、通信装置が情報送信元として機能する場合に、第2の通信システム送受信部15において行われるウルトラワイドバンド信号の変調処理例を示す図である。図17において、参照符号51は、伝送される情報ビット、すなわち無線送信バッファ12の出力を示す。この情報ビット51に対して所定の拡散符号52が乗算されると、拡散した情報53が得られる。そして、この拡散した情報53の0/1情報にあわせて位相が変化するインパルスが形成され、ウルトラワイドバンド送信信号54が構築される。
図18は、通信装置が情報受信元として機能する場合に、第2の通信システム送受信部15において行われるウルトラワイドバンド信号の復調処理例を示す図である。図18では、情報受信先装置における逆拡散処理について示している。図18において、様々な成分から構成される受信信号61がアンテナ14より受信されたとする。
この受信信号61に対して、第2の通信システム送受信部15では、まず送信装置で使用された拡散符号と同じ拡散符号62に基づいて、逆拡散信号63を得る。すなわち、所定の情報ビット長単位で周期的に連続した拡散符号系列の0/1情報にあわせて位相が変化するインパルスが形成され、これにより逆拡散信号63が構成される。そして、この逆拡散信号63を順次受信信号61に乗算することによって、合成後信号64が構築される。さらに、積分回路などを用いて合成後信号64から情報ビット長に至るまでの信号成分を積分する(同図、波形65参照)ことにより、最も確からしい値として、情報の復元66が出力される。
なお、ここでは、変調方式としてウルトラワイドバンド信号の0/1情報として位相の変化を用いるバイフェーズ変調方式を用いるものとして説明したが、例えば特表平10−508725号に記載されている拡散信号の0/1情報に合わせてインパルスの生成タイミングを微妙にずらした信号を用いるいわゆるパルス位置変調方式を適用することもできる。
次に、上記構成を有する無線伝送装置を用いて本発明の無線伝送方法について説明する。
図4は、図1に示したネットワークの制御局である通信装置7が、図2に示したネットワークにおける伝送で利用される第2の通信システムの伝送帯域割り当てを行う際のシーケンスを示す図である。第1の通信システムは、例えば時分割のフレーム構造を用いて通信を行い、そのフレームの先頭に配置されたNet−work同期情報21が、周期的に制御装置(制御局)からネットワーク全体にブロードキャストされている。このNetwork同期情報21は、各通信装置内の第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。
ある通信装置が第1の通信システムを利用する場合には、言うまでもなく、第1の通信システムの制御局に利用要求22を送信する。そして、ある通信装置が第2の通信システムを利用する場合には、その通信装置の通信制御部17は、情報送信元装置として第1の通信システムの制御局に対して利用要求22を送信する。
ここで、第2の通信システムの利用が可能であれば、制御局は、Net−work同期情報23により、第2の通信システムを割り当てる通知が情報受信先装置及び情報送信元装置に対して行われる。
情報送信元装置では、Network同期情報23が第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。通信制御部17は、Net−work同期情報23に含まれるスケジューリング情報(領域割り当て情報)に基づいて、無線送信バッファ12から第2の通信システムに関する情報を出力させる。第2の通信システム無線送受信部15では、送信バッファ12に格納された情報を読み出し第2の通信システムで送信される信号に変調し、情報受信先装置に対して第2の通信システムによる伝送24を行う。
なお、情報受信先装置から情報送信元装置へ、受領確認のフィードバック25が必要な場合には、必要に応じて第1の通信システムを用いて、その情報を返送するような構成を採っても良い。このフィードバック信号は、情報送信元装置の第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。
図5(a)〜(d)は、第1の通信システムに、適応的に第2の通信システムによる伝送を付加したフレームフォーマットを示す図である。ここでは、所定の時間毎にフレーム周期を規定し、そのフレーム周期の中を必要に応じて時分割多重して情報伝送する場合について示す。
図5(a)は、第2の通信システムを利用しない場合のフレームフォーマットを示す。図中、第1の通信システムにおいては、所定の時間毎にNetwork同期情報31が制御局よりブロードキャスト送信される構成としてある。さらに、その第1の通信システムでの情報伝送32が、所定のアクセス制御方法にしたがって行われる。また、第2の通信システムでは、伝送が行われていないため、全ての領域で予備(未使用)として扱われている。
図5(b)は、第2の通信システムを利用して情報伝送が行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、各リンク毎に必要に応じて伝送領域を割り当てて伝送路を時分割多重して利用するために、図中第1のストリーム伝送33の領域のみを割り当てた状態を表わしている。また、第2の通信システムにおいて、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行なわれていないため、予備(未使用)として扱われている。
図5(c)は、第2の通信システムを利用して情報伝送が多重化して行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、図5(b)に示す第1のストリーム伝送に加えて、別のストリーム伝送のために、やはり必要なだけ第2のストリーム伝送34の領域を割り当てた状態を表わしている。また、第2の通信システムで、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行われていないため、予備として扱われている。
図5(d)は、第2の通信システムを利用してさらに情報伝送が多重化して行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、図5(c)に示す第1のストリーム伝送33、第2のストリーム伝送34に加えて、別のストリーム伝送のために、さらに必要なだけ第3のストリーム伝送35の領域が割り当てられた状態を表わしている。また、第2の通信システムで、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行なわれていないため、予備として扱われている。
図6(a)〜(d)及び図11(a)〜(d)は、第2の通信システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の通信システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図6(a)は、第2の通信システムが3つのストリーム伝送に利用されている場合に、全ての領域で第1の通信システムの利用が可能な場合の例を示している。すなわち、第1の通信システムでは、フレームの先頭にNetwork同期情報41が送信され、残りの帯域では非同期伝送42が行われる。第2の通信システムでは、第1の通信システムの非同期伝送期間において第1のストリーム伝送43、第2のストリーム伝送44、第3のストリーム伝送45が行われる。これは、第2の通信システムを利用していない装置同士で通信を行う場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図7は、上記図6(a)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印701は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印702〜704は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印702)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印703)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印704)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間において第2の通信システムを利用していない通信装置3と通信装置(制御局)7とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印701)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(b)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備(未使用)領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送43に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図8は、上記図6(b)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印801は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印802〜804は第2の無線システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印802)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印803)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印804)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置2とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印801)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(c)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第2のストリーム伝送44が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第2のストリーム伝送44に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第2のストリーム伝送44を行っている装置に通信を行う場合や、第2のストリーム伝送44に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図9は、上記図6(c)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印901は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印902〜904は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置2から通信装置3への第1のストリーム伝送43(矢印902)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印903)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印904)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置1とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印901)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(d)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図10は、上記図6(d)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1001は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1002〜1004は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1002)、通信装置2から通信装置3への第2のストリーム伝送44(矢印1003)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1004)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置6とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1001)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(a)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1のストリーム伝送及び第2のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送及び第2のストリーム伝送44に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図12は、上記図11(a)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1201は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1203〜1205は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1203)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1204)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1205)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置1とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1201)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(b)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図13は、上記図11(b)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1301は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1303〜1305は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1303)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1304)、通信装置2から通信装置3への第3のストリーム伝送45(矢印1305)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置2とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1301)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(c)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図14は、上記図11(c)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1401は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1403〜1405は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1403)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1404)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1405)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置6とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1401)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(d)は、第2の通信システムが利用されている場合に、ストリーム伝送が行われている(時間の)領域以外でのみ第1の通信システムの利用が可能な場合の例を示している。ストリーム伝送43〜45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、ストリーム伝送を行っている装置に通信を行う場合や、ストリーム伝送に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図15は、上記図11(d)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1501〜1506は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1507〜1509は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1507)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1508)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1509)が順に行われる。一方、、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7からブロードキャスト伝送を行うには、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1501〜1506)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
上述したように、第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御することにより、双方のシステムに対する干渉を防止することができる。また、第2の通信システムが利用している領域において、その通信に干渉を与える可能性がある装置からは、その領域での送信を控える制御を行うことにより、第2の通信システムと第1の通信システムの共存を図ることができる。
また、第1の通信システムが周期的に利用している領域、すなわちNet−work同期情報を送出する領域について、第2の通信システムにその領域を割り当てないように制御することにより、ネットワーク情報の交換を行いながら、第2の通信システムを共存させることができる。
図16(a)は、第2の通信システムに影響を与える場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置3で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがあるので、その第1のストリーム伝送が行われている期間に、第1の通信システムを用いた情報伝送を行わない制御を行う。
図16(b)は、第2の通信システムに影響を与えない場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置5で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがないので、第1のストリーム伝送が行われている期間にも、第1の通信システムを用いた情報伝送を行うことができる。
図16(c)は、第2の通信システムへの影響を個別に考慮に入れた場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われていて、通信装置4から通信装置5へ、第2の通信システムを用いた第2のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置6で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置5における第2のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがあるので、その第2のストリーム伝送が行われている期間に、第1の通信システムを用いた情報伝送を行わない制御を行う。また、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信は妨げられる恐れがないので、その第1のストリーム伝送が行われている期間にも、第1の通信システムを用いた情報伝送を行うことができる。
なお、その第1のストリーム伝送への影響を考慮して、第1のストリーム伝送と第2のストリーム伝送の双方が行なわれていない第3の期間で第1の通信システムを用いた情報伝送を優先的に行い、第3の期間が不足している場合にのみ、第1のストリーム伝送が行われている領域で情報伝送を行うような構成としても良い。
図5から図16の情報伝送の制御については、ブロードキャストされるNetwork同期情報に基づいて通信制御部17が行う。
このように、制御局により管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なる第2の通信システムとにより、無線通信システムを構成し、該無線通信システムの制御を双方向伝送が可能な第1の通信システムを利用しておこない、任意の通信局の間あるいは通信局と制御局との間は、必要に応じて第2の通信システムを用いて通信を行うので、第1の通信システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の通信システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
第1の通信システムを用いて第2の通信システムの制御を行うことにより、第2の通信システムで伝送される情報を多重化して伝送することが可能となる。
そして、ウルトラワイドバンド信号を用いた場合であっても、制御装置によりネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとにより無線通信システムを構成し、双方向伝送が可能な第1の通信システムを第2の通信システムの制御に利用し、任意の通信装置の間あるいは通信局と制御局との間の情報伝送に、必要に応じて第2の通信システムを利用するので、第1の通信システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の通信システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
また、第1の通信システムにおいて、同一空間上で従来からの無線伝送方式による信号を運用している間でも、互いに影響を少なくしながら情報伝送を行うことができる。すなわち、第1の通信システムの運用を妨げないで、第2の通信システムを稼動させることができる。
本発明の無線伝送方法及び無線伝送装置においては、第1の通信システムとして、無線LANのようなIEEE802.11準拠の無線システムや、BluetoothのようなIEEE802.15準拠の無線システムを利用することができる。これにより、既存のプロトコルを流用して、第1の通信システムの無線送受信部を制御できると共に、市販のチップを流用することができるため、システム全体を安価に構成できる。
産業上の利用の可能性
本発明の無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムは、例えば制御局を有する小規模無線ネットワークと制御局を有しない小規模ネットワークとを有する無線通信システムに適応される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の無線伝送方式に用いるネットワーク構成を示す略線図である。
図2は、本発明の無線伝送方式に用いるネットワーク構成を示す略線図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る無線伝送装置の構成を示すブロック図である。
図4は、第2の無線システムの割り当てを行う際のシーケンスを示す図である。
図5は、第1の無線システムに、適応的に第2の無線システムによる伝送を付加したフレームフォーマットを示す図である。
図6は、第2の無線システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の無線システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図7は、図6(a)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合を示す図である。
図8は、図6(b)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図9は、図6(c)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図10は、図6(d)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図11は、第2の無線システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の無線システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図12は、図11(a)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図13は、図11(b)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図14は、図11(c)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図15は、図11(d)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図16の(a)は、第2の無線システムに影響を与える場合における第1の無線システムの利用を表した図である。(b)は、第2の無線システムに影響を与えない場合における第1の無線システムの利用を表した図である。(c)は、第2の無線システムへの影響を個別に考慮に入れた場合における第1の無線システムの利用を表した図である。
図17は、ウルトラワイドバンド信号の変調処理例を示す図である。
図18は、ウルトラワイドバンド信号の復調処理例を示す図である。
図19は、制御局がある小規模ネットワークの構成例を示す図である。
図20は、アドホック小規模ネットワークの構成例を示す図である。
符号の説明
11……インターフェース部、12……無線送信バッファ、13……第1の無線システム送受信部、14……アンテナ、15……第2の無線システム送受信部、16……無線受信バッファ、17……通信制御部、18……情報記録部
本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて使用される無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムに関する。
背景技術
近年、無線LANなどの小規模ネットワークを用いた情報伝送方法が実用化されており、大規模な基地局装置を不要とし、小規模な端末を管理するアクセスポイント(AP)を用いた接続形態が一般的に用いられている。
例えば、この小規模ネットワークは、図19に示すように、ネットワークの中心に制御局77が配置され、その制御局77に通信端末71〜76が接続される、いわゆるスター型のネットワークを構成している。したがって、各通信端末71〜76がアクセスポイントとして機能する制御局77と通信を行うように構成されている。
このようなネットワークで情報伝送を行う場合には、情報送信元である通信端末から一旦制御局77に対して上り回線で情報伝送をして、制御局77から情報受信先である通信端末へ下り回線で情報を伝送する。
また、アクセスポイントを用いずに、図20に示すように、任意の通信装置81〜87間で相互に接続する、いわゆるアドホック・ネットワークの接続形態を持つ通信装置などが考えられている。このアドホック・ネットワークにおいては、通信装置81〜87がそれぞれ直接通信できる周辺の通信装置と相互に接続して通信を行う構成となっている。図20では、通信装置81は、通信装置82、通信装置86、通信装置87と直接通信が可能であり、それ以外の通信装置83、通信装置84、通信装置85とは通信ができない、隠れ端末になることを表わしている。
従来の無線LANなどの小規模ネットワークでは、アクセスポイントを設け、そのアクセスポイントを経由してネットワーク内の通信装置間で通信を行うことにより、相互接続性を保っている。
しかしながら、情報送信元の通信端末からアクセスポイントまでは上り回線を利用し、アクセスポイントから情報受信先の通信端末までは下り回線を利用する方法が一般的に幅広く用いられており、近接した通信端末間の情報伝送も、上り回線と下り回線の双方を利用する必要があり、伝送効率が悪化するという問題がある。
また、アドホック・ネットワークにおいてはアクセスポイントを経由しないため、通信端末間の一つの伝送路を効率よく利用できるが、いわゆる隠れ端末問題によって、所望の情報送信元の通信装置からの送信情報と、所望の情報送信元装置を識別できない他の装置から送信された情報とが互いに衝突してしまう危険性があり、何らかの制御が必要となる。
このため、現在では、情報送信に先立ち伝送路を利用することを周囲に知らしめるRTS/CTS制御と呼ばれる制御を用いることが提案されている。しかしながら、このような制御を用いると、制御が複雑になってしまう問題がある。
一方、上記小規模ネットワークとアドホック・ネットワークの両者の利点を生かして、両ネットワークを共通に利用して利用範囲を拡大することが望まれている。
例えば、特開平8−275237号では、PHS(Personal Handyphone System)等の移動通信システムと、高速な無線伝送を行える無線LAN(Local Area Network)システムを組み合わせ、情報の要求は移動通信システムを使用し、情報の受信は無線LANシステムを使用する技術が開示されているが、かかる構成においては、移動通信システムと無線LANシステムとの間で変換装置等によって情報形式を変換する必要があるという問題がある。
また、特開平8−274776号では、通信端末が物理的に異なる複数の無線チャネルの通信インターフェースを有し、同時に異なる複数の無線チャネルで通信するとともに、各々の無線チャネルで異なるアドレスを使用する無線通信システムのアドレス管理方法が開示されているが、かかる構成においても、移動通信システムと無線LANシステムとが物理的に接続されることが前提となる。
発明の開示
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、制御局を有する小規模無線ネットワークと制御局を有しない小規模ネットワークとの両システムを利用して、情報伝送の衝突を回避しつつ、伝送効率を向上させることができる無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる無線通信システムは、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムとからなり、第1の無線システムの制御局は、第2の通信システムに属する通信装置の通信を第1の通信システムの制御信号により制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる制御局は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第1の無線通信システムの制御局であって、第2の通信システムに属する通信装置の通信を第1の通信システムの制御信号により制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる通信装置は、制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、第1の通信システムを管理する制御局から報知されたネットワーク情報に基づいて、第2の通信システムのチャネル割当要求を制御局に送信するチャネル割当要求手段と、チャネル割当要求に従って制御局が割り当てた第2の通信システムのチャネル割当情報を受信する受信手段と、チャネル割当情報に基づいて第2の通信システムを介した情報送信を行う送信手段とを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信装置は、制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、第1の通信システムを介して通信を行う第1の通信手段と、第2の通信システムを介して通信を行う第2の通信手段と、第1の通信システムを管理する制御局から送信されたネットワーク情報を第1の通信手段を介して受信し、当該ネットワーク情報に基づいて、第2の通信システムを介した情報送信を行わせる送信制御手段とを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第1の無線通信システムの制御局の通信制御方法であって、第2の無線通信システムに属する通信装置からのチャネル割当要求を受信するステップと、チャネル割当要求に応じて、利用可能なチャネルを検索するステップと、検索により得られた第2の無線通信システムのチャネル割当情報を第1の無線システムを介して報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第2の無線通信システムの制御局の通信制御方法であって、第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、受信したチャネル割当情報を、第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信方法は、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、第1の無線システムと異なるネットワーク構成を有する第2の無線システムとを利用して、、第1及び第2の無線システムにおける伝送装置間で通信を行う無線通信方法であって、制御局が、第1の通信システムを介して通信装置に対してネットワーク情報を報知するステップと、ネットワーク情報に基づいて、通信装置が第2の通信システムを介した情報送信を行うステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、第1の無線システムと、第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける第2の無線通信システムの制御局の通信制御プログラムであって、第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、受信したチャネル割当情報を、第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップとを具えることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信プログラムは、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、第1の無線システムと異なるネットワーク構成を有する第2の無線システムとを利用して、第1及び第2の無線システムにおける伝送装置間で通信を行う無線通信プログラムであって、制御局が、第1の通信システムを介して通信装置に対してネットワーク情報を報知するステップと、ネットワーク情報に基づいて、通信装置が第2の通信システムを介した情報送信を行うステップとを具えることを特徴とする。
本発明によれば、制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、複数の通信装置の間で直接通信を行う第2の通信システムとにより無線通信システムを構成することによって、第1の無線システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の無線システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
発明を実施するための最良の形態
本発明においては、制御装置によりネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとを利用する。
ここで、第1の通信システムと第2の通信システムとは異なった物理層を有している。具体的な例をあげると、第1の通信システムは、IEEE802.11準拠の物理層を用い、一方、第2の通信システムはパルスを用いた通信方式であるUWB(Ultra Wideband:ウルトラワイドバンド)通信の物理層を用いるという構成となる。
また、第1の通信システムと第2の通信システムとは、使用する信号の信号波形が異なっている。具体的な例をあげると、第1の通信システムの使用する信号は、サイン波の信号であり、一方、第2の通信システムの使用する信号は、パルス波である。
また、第1の通信システムと第2の通信システムとは、使用する伝送帯域幅が異なっている。具体的な例をあげると、第1の通信システムは、10Mbpsの伝送帯域幅であり、一方第2の通信システムは100Mbpsの伝送帯域幅である。
本発明においては、第1の通信システムに存在する制御局が、そのビーコン信号(報知信号)を用いて第1の通信システムに属する通信装置を制御するのみならず、第2の通信システムに属する通信装置をも制御する。第2の通信システムに属する通信装置は、その制御情報により他の通信装置と通信を行うことになる。第2の通信システムにも別に制御局が存在しても良いが、必須ではない。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の無線伝送方法に用いるネットワーク構成を示す図である。
図1では、制御局を有する小規模無線ネットワーク(第1の通信システム)におけるネットワークの構成例を表している。ここでは、ネットワーク内のある通信装置7を制御局として機能させ、その制御局から周辺に存在する通信装置1〜6を管理する。
図2では、制御局を有しない小規模無線ネットワーク(第2の通信システム)におけるネットワークの構成例を表している。ここでは、ネットワークを構成する全ての通信装置1〜6と、第1の無線システムの制御局としての機能を有する通信装置7とを含んでおり、各通信装置間で制御局を介さずに直接伝送を行う。
また、図1に示す第1の通信システムを利用した情報伝送についても、第2の通信システムを利用した情報伝送方法と同様に、制御局を介さずに直接通信を行う構成を採っても良いものとする。
図3は、本発明の実施の形態1に係る制御局及び通信装置としての無線伝送装置の構成を示すブロック図である。図3に示す無線伝送装置において、インターフェース部11は、外部に接続されたAV機器(図示せず)から音声情報や映像情報を交換する。これらの音声情報や映像情報は、無線送信バッファ12に格納される。
第1の通信システム無線送受信部13は、無線送信バッファ12に格納された音声情報や映像情報を第1の通信システムで送信される信号に変調すると共に、第1の通信システムで伝送されてきた信号、例えば第1の通信システムの制御局から送信されてきた制御信号を復調する。
また、第2の通信システム無線送受信部15は、無線送信バッファ12に格納された音声情報や映像情報を第2の通信システムで送信される信号に変調すると共に、第2の通信システムで伝送されてきた信号を復調する。
なお、本実施の態様においては、第2の通信システム無線送受信部15が送受信双方を行うものとして説明するが、送信もしくは受信の一方の機能のみはたす場合にも、本発明は成立する。
第1の通信システム無線送受信部13は、すべての通信装置に存在するのが望ましいが、第2の通信システムに制御局が存在する場合は、その制御局のみが有すれば足りる。
また第2の通信システムに制御局が存在する場合は、当該制御局のみが、第1の通信システム無線送受信部13及び第2の通信システム無線送受信部15が必要となり、その他の通信装置は第2の通信システム無線送受信部15のみがあればよい。この場合、第1の通信システムのビーコン信号を第2の通信システムの制御局が受信し、当該ビーコン信号を第2の通信システムのビーコン信号として他の通信装置に報知することになる。
第1及び第2の無線送受信部13、15で符号化された信号は、アンテナ14を介して媒体に送信され、媒体からの信号は、アンテナ14を介して受信される。アンテナは便宜上一本のみ記載したが、第1の通信システムと第2の通信システムで別のものであっても良い。
無線受信バッファ16は、第1及び第2の通信システム無線送受信部13、15によって受信された情報を格納する。無線受信バッファ16に格納された情報はインターフェース部11を介して外部に接続されたAV機器へ出力される。
通信制御部17は、上述した一連の制御を行う。また、情報記憶部18は、伝送に利用する通信システムの種類や、チャネル情報、あるいはこの装置の各種情報を記憶する。
ウルトラワイドバンド(UWB)信号を用いた無線通信システムは、情報送信元装置で、送信する情報に所定の拡散符号系列を乗算して拡散情報を形成し、位相あるいは微妙な時間変化を拡散情報にあわせて変化させたインパルス信号を送信信号として利用し、情報受信先装置で、インパルスの位相あるいは微妙な時間変化によってインパルス信号の情報ビットを識別し、これに所定の拡散符号系列を用いて逆拡散することによって所望の情報ビットを得る。
ウルトラワイドバンド通信(ウルトラワイドバンド伝送方式)は、基本的には、非常に細かいパルス幅(例えば1ns(ナノセコンド)以下)のパルス列からなる信号を用いて、ベースバンド伝送を行うものである。また、その占有帯域幅は、占有帯域幅をその中心周波数(例えば1GHzから10GHz)で割った値がほぼ1となるようなGHzオーダーの帯域幅であり、所謂W−CDMA方式やcdma2000方式、並びにSS(Spread Spectrum)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた無線LANで使用される帯域幅に比べて、超広帯域なものとなっている。
また、ウルトラワイドバンド伝送方式は、その低い信号電力密度の特性により、他の無線システムに対し干渉を与えにくい特徴を有しており、既存の無線システムが利用している周波数帯域にオーバーレイ可能な技術として期待されている。さらに広帯域であることからパーソナルエリアネットワーク(Person−al Area Network:PAN)の用途で、100Mbpsレベルの超高速無線伝送技術として有望視されている。
本実施の形態では、第2の通信システムがウルトラワイドバンド信号を用いた無線システムである場合について説明する。なお、この場合第1の通信システムは、IEEE802.11準拠の無線システムやIEEE802.15準拠の無線システムのように、所定のフレーム構造を用いて通信を行う無線システムが考えられる。
図17は、通信装置が情報送信元として機能する場合に、第2の通信システム送受信部15において行われるウルトラワイドバンド信号の変調処理例を示す図である。図17において、参照符号51は、伝送される情報ビット、すなわち無線送信バッファ12の出力を示す。この情報ビット51に対して所定の拡散符号52が乗算されると、拡散した情報53が得られる。そして、この拡散した情報53の0/1情報にあわせて位相が変化するインパルスが形成され、ウルトラワイドバンド送信信号54が構築される。
図18は、通信装置が情報受信元として機能する場合に、第2の通信システム送受信部15において行われるウルトラワイドバンド信号の復調処理例を示す図である。図18では、情報受信先装置における逆拡散処理について示している。図18において、様々な成分から構成される受信信号61がアンテナ14より受信されたとする。
この受信信号61に対して、第2の通信システム送受信部15では、まず送信装置で使用された拡散符号と同じ拡散符号62に基づいて、逆拡散信号63を得る。すなわち、所定の情報ビット長単位で周期的に連続した拡散符号系列の0/1情報にあわせて位相が変化するインパルスが形成され、これにより逆拡散信号63が構成される。そして、この逆拡散信号63を順次受信信号61に乗算することによって、合成後信号64が構築される。さらに、積分回路などを用いて合成後信号64から情報ビット長に至るまでの信号成分を積分する(同図、波形65参照)ことにより、最も確からしい値として、情報の復元66が出力される。
なお、ここでは、変調方式としてウルトラワイドバンド信号の0/1情報として位相の変化を用いるバイフェーズ変調方式を用いるものとして説明したが、例えば特表平10−508725号に記載されている拡散信号の0/1情報に合わせてインパルスの生成タイミングを微妙にずらした信号を用いるいわゆるパルス位置変調方式を適用することもできる。
次に、上記構成を有する無線伝送装置を用いて本発明の無線伝送方法について説明する。
図4は、図1に示したネットワークの制御局である通信装置7が、図2に示したネットワークにおける伝送で利用される第2の通信システムの伝送帯域割り当てを行う際のシーケンスを示す図である。第1の通信システムは、例えば時分割のフレーム構造を用いて通信を行い、そのフレームの先頭に配置されたNet−work同期情報21が、周期的に制御装置(制御局)からネットワーク全体にブロードキャストされている。このNetwork同期情報21は、各通信装置内の第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。
ある通信装置が第1の通信システムを利用する場合には、言うまでもなく、第1の通信システムの制御局に利用要求22を送信する。そして、ある通信装置が第2の通信システムを利用する場合には、その通信装置の通信制御部17は、情報送信元装置として第1の通信システムの制御局に対して利用要求22を送信する。
ここで、第2の通信システムの利用が可能であれば、制御局は、Net−work同期情報23により、第2の通信システムを割り当てる通知が情報受信先装置及び情報送信元装置に対して行われる。
情報送信元装置では、Network同期情報23が第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。通信制御部17は、Net−work同期情報23に含まれるスケジューリング情報(領域割り当て情報)に基づいて、無線送信バッファ12から第2の通信システムに関する情報を出力させる。第2の通信システム無線送受信部15では、送信バッファ12に格納された情報を読み出し第2の通信システムで送信される信号に変調し、情報受信先装置に対して第2の通信システムによる伝送24を行う。
なお、情報受信先装置から情報送信元装置へ、受領確認のフィードバック25が必要な場合には、必要に応じて第1の通信システムを用いて、その情報を返送するような構成を採っても良い。このフィードバック信号は、情報送信元装置の第1の通信システム無線送受信部13を介して通信制御部17に送られる。
図5(a)〜(d)は、第1の通信システムに、適応的に第2の通信システムによる伝送を付加したフレームフォーマットを示す図である。ここでは、所定の時間毎にフレーム周期を規定し、そのフレーム周期の中を必要に応じて時分割多重して情報伝送する場合について示す。
図5(a)は、第2の通信システムを利用しない場合のフレームフォーマットを示す。図中、第1の通信システムにおいては、所定の時間毎にNetwork同期情報31が制御局よりブロードキャスト送信される構成としてある。さらに、その第1の通信システムでの情報伝送32が、所定のアクセス制御方法にしたがって行われる。また、第2の通信システムでは、伝送が行われていないため、全ての領域で予備(未使用)として扱われている。
図5(b)は、第2の通信システムを利用して情報伝送が行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、各リンク毎に必要に応じて伝送領域を割り当てて伝送路を時分割多重して利用するために、図中第1のストリーム伝送33の領域のみを割り当てた状態を表わしている。また、第2の通信システムにおいて、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行なわれていないため、予備(未使用)として扱われている。
図5(c)は、第2の通信システムを利用して情報伝送が多重化して行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、図5(b)に示す第1のストリーム伝送に加えて、別のストリーム伝送のために、やはり必要なだけ第2のストリーム伝送34の領域を割り当てた状態を表わしている。また、第2の通信システムで、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行われていないため、予備として扱われている。
図5(d)は、第2の通信システムを利用してさらに情報伝送が多重化して行われる場合のフレームフォーマットを示す。ここでは、図5(c)に示す第1のストリーム伝送33、第2のストリーム伝送34に加えて、別のストリーム伝送のために、さらに必要なだけ第3のストリーム伝送35の領域が割り当てられた状態を表わしている。また、第2の通信システムで、領域が割り当てられていない部分は、伝送が行なわれていないため、予備として扱われている。
図6(a)〜(d)及び図11(a)〜(d)は、第2の通信システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の通信システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図6(a)は、第2の通信システムが3つのストリーム伝送に利用されている場合に、全ての領域で第1の通信システムの利用が可能な場合の例を示している。すなわち、第1の通信システムでは、フレームの先頭にNetwork同期情報41が送信され、残りの帯域では非同期伝送42が行われる。第2の通信システムでは、第1の通信システムの非同期伝送期間において第1のストリーム伝送43、第2のストリーム伝送44、第3のストリーム伝送45が行われる。これは、第2の通信システムを利用していない装置同士で通信を行う場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図7は、上記図6(a)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印701は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印702〜704は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印702)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印703)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印704)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間において第2の通信システムを利用していない通信装置3と通信装置(制御局)7とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印701)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(b)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備(未使用)領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送43に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図8は、上記図6(b)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印801は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印802〜804は第2の無線システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印802)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印803)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印804)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置2とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印801)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(c)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第2のストリーム伝送44が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第2のストリーム伝送44に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第2のストリーム伝送44を行っている装置に通信を行う場合や、第2のストリーム伝送44に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図9は、上記図6(c)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印901は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印902〜904は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置2から通信装置3への第1のストリーム伝送43(矢印902)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印903)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印904)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置1とは第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印901)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図6(d)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図10は、上記図6(d)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1001は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1002〜1004は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1002)、通信装置2から通信装置3への第2のストリーム伝送44(矢印1003)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1004)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置6とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1001)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(a)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1のストリーム伝送及び第2のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43及び第2のストリーム伝送44を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送及び第2のストリーム伝送44に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図12は、上記図11(a)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1201は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1203〜1205は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1203)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1204)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1205)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置1とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1201)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(b)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第1、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第1のストリーム伝送43及び第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図13は、上記図11(b)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1301は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1303〜1305は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1303)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1304)、通信装置2から通信装置3への第3のストリーム伝送45(矢印1305)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置2とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1301)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(c)は、第2の通信システムが利用されている場合に、第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45が行われている(時間の)領域以外で、第1の通信システムの利用(非同期伝送42)が可能な場合の例を示している。第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、第2の通信システムにおける第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45を行っている装置に通信を行う場合や、第2のストリーム伝送44及び第3のストリーム伝送45に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図14は、上記図11(c)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1401は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1403〜1405は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1403)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1404)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1405)が順に行われる。一方、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7と通信装置6とは、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1401)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
図11(d)は、第2の通信システムが利用されている場合に、ストリーム伝送が行われている(時間の)領域以外でのみ第1の通信システムの利用が可能な場合の例を示している。ストリーム伝送43〜45に対応する第1の通信システムの領域は、情報伝送を行うと第2、第3のストリーム伝送の受信が妨げられるおそれがあるので、予備領域となる。これは、ストリーム伝送を行っている装置に通信を行う場合や、ストリーム伝送に影響を与える場合などに、このようなフレーム構成で第1の通信システムを利用するものである。
図15は、上記図11(d)に示すフレーム構成で第1の通信システムを利用する場合の一例を示す。同図において、黒矢印1501〜1506は、第1の通信システムの情報伝達を表し、白抜き矢印1507〜1509は第2の通信システムを利用した情報伝達を表している。図示の例では、第2の通信システムを利用して通信装置1から通信装置2への第1のストリーム伝送43(矢印1507)、通信装置6から通信装置1への第2のストリーム伝送44(矢印1508)、通信装置5から通信装置6への第3のストリーム伝送45(矢印1509)が順に行われる。一方、、第1の通信システムの非同期伝送期間42において第2の通信システムを利用していない通信装置(制御局)7からブロードキャスト伝送を行うには、第1の通信システムを利用した情報伝達(矢印1501〜1506)を行う。第1の通信システムでは他の領域は予備領域とし第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御が行われる。
上述したように、第2の通信システムで利用している領域では、第1の通信システムでの通信を行わないように制御することにより、双方のシステムに対する干渉を防止することができる。また、第2の通信システムが利用している領域において、その通信に干渉を与える可能性がある装置からは、その領域での送信を控える制御を行うことにより、第2の通信システムと第1の通信システムの共存を図ることができる。
また、第1の通信システムが周期的に利用している領域、すなわちNet−work同期情報を送出する領域について、第2の通信システムにその領域を割り当てないように制御することにより、ネットワーク情報の交換を行いながら、第2の通信システムを共存させることができる。
図16(a)は、第2の通信システムに影響を与える場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置3で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがあるので、その第1のストリーム伝送が行われている期間に、第1の通信システムを用いた情報伝送を行わない制御を行う。
図16(b)は、第2の通信システムに影響を与えない場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置5で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがないので、第1のストリーム伝送が行われている期間にも、第1の通信システムを用いた情報伝送を行うことができる。
図16(c)は、第2の通信システムへの影響を個別に考慮に入れた場合における第1の通信システムの利用を表した図である。ここでは、通信装置1から通信装置2へ、第2の通信システムを用いた第1のストリーム伝送が行われていて、通信装置4から通信装置5へ、第2の通信システムを用いた第2のストリーム伝送が行われている状態を表している。
この場合において、通信装置6で情報送信(図中の黒矢印に相当)を行うときには、通信装置5における第2のストリーム伝送の受信が妨げられる恐れがあるので、その第2のストリーム伝送が行われている期間に、第1の通信システムを用いた情報伝送を行わない制御を行う。また、通信装置2における第1のストリーム伝送の受信は妨げられる恐れがないので、その第1のストリーム伝送が行われている期間にも、第1の通信システムを用いた情報伝送を行うことができる。
なお、その第1のストリーム伝送への影響を考慮して、第1のストリーム伝送と第2のストリーム伝送の双方が行なわれていない第3の期間で第1の通信システムを用いた情報伝送を優先的に行い、第3の期間が不足している場合にのみ、第1のストリーム伝送が行われている領域で情報伝送を行うような構成としても良い。
図5から図16の情報伝送の制御については、ブロードキャストされるNetwork同期情報に基づいて通信制御部17が行う。
このように、制御局により管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なる第2の通信システムとにより、無線通信システムを構成し、該無線通信システムの制御を双方向伝送が可能な第1の通信システムを利用しておこない、任意の通信局の間あるいは通信局と制御局との間は、必要に応じて第2の通信システムを用いて通信を行うので、第1の通信システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の通信システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
第1の通信システムを用いて第2の通信システムの制御を行うことにより、第2の通信システムで伝送される情報を多重化して伝送することが可能となる。
そして、ウルトラワイドバンド信号を用いた場合であっても、制御装置によりネットワークが管理される第1の通信システムと、第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとにより無線通信システムを構成し、双方向伝送が可能な第1の通信システムを第2の通信システムの制御に利用し、任意の通信装置の間あるいは通信局と制御局との間の情報伝送に、必要に応じて第2の通信システムを利用するので、第1の通信システムを用いて効果的に無線ネットワークの制御を行い、さらに第2の通信システムを用いて効率よく無線伝送を行うことができる。
また、第1の通信システムにおいて、同一空間上で従来からの無線伝送方式による信号を運用している間でも、互いに影響を少なくしながら情報伝送を行うことができる。すなわち、第1の通信システムの運用を妨げないで、第2の通信システムを稼動させることができる。
本発明の無線伝送方法及び無線伝送装置においては、第1の通信システムとして、無線LANのようなIEEE802.11準拠の無線システムや、BluetoothのようなIEEE802.15準拠の無線システムを利用することができる。これにより、既存のプロトコルを流用して、第1の通信システムの無線送受信部を制御できると共に、市販のチップを流用することができるため、システム全体を安価に構成できる。
産業上の利用の可能性
本発明の無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラムは、例えば制御局を有する小規模無線ネットワークと制御局を有しない小規模ネットワークとを有する無線通信システムに適応される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の無線伝送方式に用いるネットワーク構成を示す略線図である。
図2は、本発明の無線伝送方式に用いるネットワーク構成を示す略線図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る無線伝送装置の構成を示すブロック図である。
図4は、第2の無線システムの割り当てを行う際のシーケンスを示す図である。
図5は、第1の無線システムに、適応的に第2の無線システムによる伝送を付加したフレームフォーマットを示す図である。
図6は、第2の無線システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の無線システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図7は、図6(a)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合を示す図である。
図8は、図6(b)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図9は、図6(c)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図10は、図6(d)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図11は、第2の無線システムを運用中に、ネットワークを構成する各装置において、第1の無線システムを運用する場合のフレームフォーマットを示す図である。
図12は、図11(a)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図13は、図11(b)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図14は、図11(c)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図15は、図11(d)に示すフレーム構成で第1の無線システムを利用する場合の一例を示す図である。
図16の(a)は、第2の無線システムに影響を与える場合における第1の無線システムの利用を表した図である。(b)は、第2の無線システムに影響を与えない場合における第1の無線システムの利用を表した図である。(c)は、第2の無線システムへの影響を個別に考慮に入れた場合における第1の無線システムの利用を表した図である。
図17は、ウルトラワイドバンド信号の変調処理例を示す図である。
図18は、ウルトラワイドバンド信号の復調処理例を示す図である。
図19は、制御局がある小規模ネットワークの構成例を示す図である。
図20は、アドホック小規模ネットワークの構成例を示す図である。
符号の説明
11……インターフェース部、12……無線送信バッファ、13……第1の無線システム送受信部、14……アンテナ、15……第2の無線システム送受信部、16……無線受信バッファ、17……通信制御部、18……情報記録部
Claims (23)
- 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおいて、
上記第1の無線システムの制御局は、上記第2の通信システムに属する通信装置の通信を上記第1の通信システムの制御信号により制御する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 上記制御局は、上記第2の通信システムに属する上記通信装置の通信を上記第1の通信システムの上記制御信号により制御することにより、1の上記通信装置に対する上記第1及び第2の通信システムを介した2つの通信の衝突を防止する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム。 - 上記通信装置の一部は、上記第2の通信システムに属する上記通信装置の通信を上記第2の通信システムを介して制御する第2の通信システム制御手段を具える
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム。 - 上記制御局は、上記第1の通信システムの上記制御信号を上記第2の通信システム制御手段を有する通信装置に送信し、
当該第2の通信システム制御手段を有する通信装置は、受信した上記第1の通信システムの上記制御信号を、上記第2の通信システムを介して上記複数の通信装置に送信する
ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の無線通信システム。 - 上記第1の通信システム及び上記第2の無線システムは、それぞれ異なる物理層を有する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム。 - 上記第1の通信システム及び上記第2の無線システムは、それぞれ異なる信号波形を用いる
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム。 - 上記第1の通信システム及び上記第2の無線システムは、それぞれ異なる伝送帯域幅を有する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の無線通信システム。 - 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける上記第1の無線通信システムの制御局において、
上記制御局は、上記第2の通信システムに属する上記通信装置の通信を上記第1の通信システムの制御信号により制御する
ことを特徴とする制御局。 - 上記制御局は、上記第2の無線システムの通信状況を把握し、上記第1の無線システムを用いた情報伝送を行うかどうかを判断する、
ことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の制御局。 - 制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、上記第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、
上記第1の通信システムを管理する制御局から報知されたネットワーク情報に基づいて、上記第2の通信システムのチャネル割当要求を上記制御局に送信するチャネル割当要求手段と、
上記チャネル割当要求に従って上記制御局が割り当てた上記第2の通信システムのチャネル割当情報を受信する受信手段と、
上記チャネル割当情報に基づいて上記第2の通信システムを介した情報送信を行う送信手段と
を具えることを特徴とする通信装置。 - 上記第1の通信システムは、所定のフレーム構造を用いて通信を行う無線システムであり、上記第2の通信システムはウルトラワイドバンド信号を用いた無線システムである
ことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の通信装置。 - 制御局によってネットワークが管理される第1の通信システムと、上記第1の通信システムと異なるネットワーク構成を有する第2の通信システムとに対してアクセス可能である通信装置であって、
上記第1の通信システムを介して通信を行う第1の通信手段と、
上記第2の通信システムを介して通信を行う第2の通信手段と、
上記第1の通信システムを管理する制御局から送信されたネットワーク情報を上記第1の通信手段を介して受信し、当該ネットワーク情報に基づいて、上記第2の通信システムを介した情報送信を行わせる送信制御手段と
を具えることを特徴とする通信装置。 - 上記第2の通信システムの制御手段をさらに具える
ことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の通信装置。 - 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける上記第1の無線通信システムの制御局の通信制御方法において、
上記第2の無線通信システムに属する通信装置からのチャネル割当要求を受信するステップと、
上記チャネル割当要求に応じて、利用可能なチャネルを検索するステップと、
上記検索により得られた上記第2の無線通信システムのチャネル割当情報を上記第1の無線システムを介して報知するステップと
を具えることを特徴とする通信制御方法。 - 上記チャネル割当情報は、上記第1の通信システムに対して周期的に割り当てられている時間領域以外の時間領域を、上記第2の通信システムに対して割り当てる
ことを特徴とする請求の範囲第14項に記載の通信制御方法。 - 上記第2の通信システムに対して割り当てられている時間領域以外の時間領域で、上記第1の通信システムを利用する
ことを特徴とする請求の範囲第14項に記載の通信制御方法。 - 上記第2の通信システムを介して通信を行っている上記通信装置に対して、上記第1の通信システムを介して通信を行う場合、当該第1の通信システムを介した通信が上記第2の通信システムを介した通信に影響を与えないように通信制御を行う
ことを特徴とする請求の範囲第14項に記載の通信制御方法。 - 上記第2の無線システムを、任意の方向の通信に利用する
ことを特徴とする請求の範囲第14項に記載の通信制御方法。 - 上記第1の通信システムは、所定のフレーム構造を用いて通信を行う無線システムであり、上記第2の通信システムはウルトラワイドバンド信号を用いた無線システムである
ことを特徴とする請求の範囲第14項に記載の通信制御方法。 - 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける上記第2の無線通信システムの制御局の通信制御方法において、
上記第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される上記第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、
上記受信したチャネル割当情報を、上記第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップと
を具えることを特徴とする通信制御方法。 - 制御局によりネットワークが管理される第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なるネットワーク構成を有する第2の無線システムとを利用して、上記第1及び第2の無線システムにおける通信装置間で通信を行う無線通信方法であって、
上記制御局が、上記第1の通信システムを介して上記通信装置に対してネットワーク情報を報知するステップと、
上記ネットワーク情報に基づいて、上記通信装置が上記第2の通信システムを介した情報送信を行うステップと
を具えることを特徴とする無線通信方法。 - 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける上記第1の無線通信システムの制御局の通信制御プログラムにおいて、
上記第2の無線通信システムに属する通信装置からのチャネル割当要求を受信するステップと、
上記チャネル割当要求に応じて、利用可能なチャネルを検索するステップと、
上記検索により得られた上記第2の無線通信システムのチャネル割当情報を上記第1の無線システムを介して報知するステップと
を具えることを特徴とする通信制御プログラム。 - 第1の無線システムと、上記第1の無線システムと異なる第2の無線システムを有する無線通信システムにおける上記第2の無線通信システムの制御局の通信制御プログラムにおいて、
上記第1の無線通信システムの制御局より当該第1の無線通信システムを介して報知される上記第2の無線通信システムのチャネル割当情報を受信するステップと、
上記受信したチャネル割当情報を、上記第2の無線通信システムを介して複数の通信装置に報知するステップと
を具えることを特徴とする通信制御プログラム。
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