JPWO2002064566A1 - オキシムo−エーテル化合物及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

オキシムo−エーテル化合物及び農園芸用殺菌剤 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2002064566A1
JPWO2002064566A1 JP2002564499A JP2002564499A JPWO2002064566A1 JP WO2002064566 A1 JPWO2002064566 A1 JP WO2002064566A1 JP 2002564499 A JP2002564499 A JP 2002564499A JP 2002564499 A JP2002564499 A JP 2002564499A JP WO2002064566 A1 JPWO2002064566 A1 JP WO2002064566A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
mmol
alkoxy
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002564499A
Other languages
English (en)
Inventor
祐毅 中川
祐毅 中川
博 佐野
博 佐野
晃 三谷
晃 三谷
洋 濱村
洋 濱村
寿 谷川
寿 谷川
大輔 市成
大輔 市成
孝浩 安藤
孝浩 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Publication of JPWO2002064566A1 publication Critical patent/JPWO2002064566A1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/24Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D213/44Radicals substituted by doubly-bound oxygen, sulfur, or nitrogen atoms, or by two such atoms singly-bound to the same carbon atom
    • C07D213/53Nitrogen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/34Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

本発明は、優れた殺菌活性を有し農園芸用殺菌剤として有用な式〔I〕で表されるオキシムO−エーテル化合物またはその塩に関する。(式中、R1は、水素原子、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基等、mは1〜3の整数、R2は、シアノ基、ニトロ基、ホルミル基等、R3は、水素原子、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、R4、R5は、水素原子、C1〜6アルキル基、R6は、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C2〜6アルケニル基等、nは1〜5の整数を表す。)

Description

技術分野:
本発明は、新規なオキシムO−エーテル化合物及び該化合物を有効成分とする農園芸用殺菌剤に関する。
背景技術:
農園芸用作物の栽培にあたり、作物の病虫害に対して多数の防除薬剤が使用されているが、その防除効力が不十分であったり、薬剤耐性の病原菌や害虫の出現によりその使用が制限されたり、また植物体に薬害や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類に対する毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき防除薬とは言い難いものが少なくない。従って、かかる欠点の少ない安全に使用できる薬剤の出現が強く要請されている。
本発明化合物に関連するものとして、例えば、EP4754号公報、EP24888号公報、WO93/21157号公報等には、ある種のオキシムO−エーテル化合物が、殺虫、殺ダニ活性を有することが記載されている。
又、特開平9−3047号公報には、下記構造式で表される化合物を含むオキシムO−エーテル化合物が殺菌剤として有用であることが記載されている。
Figure 2002064566
発明の開示:
本発明は、工業的に有利に合成でき、効果が確実で薬害も少ない優れた農園芸用殺菌剤となりうる新規オキシムO−エーテル化合物を提供することを目的とする。
本発明者等は、下記式〔I〕において、ピリジン環に電子求引性を有する官能基(R)を導入することにより、前記公知化合物に比し農園芸作物病害に対する防除効果が向上し、しかも薬害が軽減されることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、式〔I〕
Figure 2002064566
(式中、Rは、水素原子、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C1〜6アルコキシ基、C1〜6アルキルチオ基、アミノ基、モノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、C1〜6アシルオキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、C1〜6ハロアルキル基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子を表す。
mは1〜3の整数を表し、mが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
は、シアノ基、ニトロ基、ホルミル基、C1〜6アルキルカルボニル基、N−ヒドロキシイミノC1〜6アルキル基、N−C1〜6アルコキシイミノC1〜6アルキル基、カルボキシル基、C1〜6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ若しくはジC1〜6アルキルカルバモイル基、C1〜6アルキルスルホニル基、C1〜6アルキルスルフィニル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル基又はトリC1〜6アルキルシリルC2〜6アルキニル基を表す。
mが2以下のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
は、水素原子、C1〜6アルキル基又はC3〜6シクロアルキル基を表す。
、Rは、同一又は相異なって、水素原子、C1〜6アルキル基を表す。
は、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル基、C1〜6アルコキシ基、C3〜6シクロアルコキシ基、C1〜6ハロアルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルキルカルボニルオキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルオキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、C1〜6ハロアルキル基、C1〜6アルキルスルホニルオキシ基、C1〜6ハロアルキルスルホニルオキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、モノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、C1〜6アルキルカルボニルアミノ基、C1〜6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子を表し、又は、nが2以上のときヘテロ原子を含むアルキレン鎖となって5から7員の縮合環を形成してもよい。
nは1〜5の整数を表し、nが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。)
で表されるオキシムO−エーテル化合物もしくはその塩、及び該化合物又はその塩を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤である。
以下、本発明を詳細に説明する。
前記式〔I〕において、
は、水素原子、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル及びその異性体、ヘキシル及びその異性体等のC1〜6アルキル基、
シクロプロピル、シクロペンチル、1−メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル等の置換基を有してもよいC3〜6シクロアルキル基、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ等のC1〜6アルコキシ基、
メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ等のC1〜6アルキルチオ基、
アミノ基、
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルイソプロピルアミノ等のモノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、
アセトキシ、プロピオニルオキシ、ピバロイルオキシ等のC1〜6アシルオキシ基、
メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル等のC1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、
クロロメチル、フルオロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、トリブロモメチル、トリクロロエチル、トルフルオロエチル、ペンタフルオロエチル等のC1〜6ハロアルキル基、
ヒドロキシ基又は、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子を表す。
mは1〜4の整数を表し、mが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
は、シアノ基、ニトロ基、ホルミル基、
メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル等のC1〜6アルキルカルボニル基、
N−ヒドロキシイミノメチル、N−ヒドロキシイミノエチル等のN−ヒドロキシイミノC1〜6アルキル基、
N−メトキシイミノメチル、N−エトキシイミノメチル、N−メトキシイミノ−1−エチル、N−エトキシイミノ−1−プロピル等のN−C1〜6アルコキシイミノC1〜6アルキル基、
カルボキシル基、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル等のC1〜6アルコキシカルボニル基、
カルバモイル基、
メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイル等のモノ若しくはジC1〜6アルキルカルバモイル基、
メチルスルホニル、エチルスルホニル等のC1〜6アルキルスルホニル基、
メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等のC1〜6アルキルスルホニル基、
ビニル、プロペニル、イソプロペニル等のC2〜6アルケニル基、
エチニル、プロパルギル等のC2〜6アルキニル基、
トリメチルシリルエチニル基等のトリC1〜6アルキルシリルC2〜6アルキニル基を表す。
mが2以下のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
はピリジルの4位又は6位が好ましい。
は、水素原子、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル及びその異性体、ヘキシル及びその異性体等のC1〜6アルキル基又は、
シクロプロピル、シクロペンチル、1−メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル等の置換基を有してもよいC3〜6シクロアルキル基を表す。
、Rは、同一又は相異なって水素原子又は
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル及びその異性体、ヘキシル及びその異性体等のC1〜6アルキル基を表す。
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル及びその異性体、ヘキシル及びその異性体等のC1〜6アルキル基、
シクロプロピル、シクロペンチル、1−メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル等の置換基を有してもよいC3〜6シクロアルキル基、
ビニル、プロペニル、イソプロペニル等のC2〜6アルケニル基、
エチニル、プロパルギル等のC2〜6アルキニル基、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ等のC1〜6アルコキシ基、
シクロプロポキシ、シクロペンチロキシ、1−メチルシクロペンチロキシ、シクロヘキシロキシ、1−メチルシクロヘキシロキシ等の置換基を有してもよいC3〜6シクロアルコキシ基、
クロロメトキシ、フルオロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジブロモメトキシ、トリクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリブロモメトキシ、トリクロロエトキシ、トルフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ等のC1〜6ハロアルコキシ基、
メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシメトキシ、プロポキシメトキシ、ブトキシメトキシ等のC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、
メトキシメトキシエトキシ、メトキシエトキシエトキシ、エトキシメトキシエトキシ、プロポキシメトキシエトキシ、ブトキシメトキシエトキシ等のC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、
アセトキシ、プロピオニルオキシ、ピバロイルオキシ等のC1〜6アルキルカルボニルオキシ基、
ベンジル、パラニトロベンジル、パラクロルベンジル、パラメトキシベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、パラメトキシ−2−フェネチル等のC1〜6アラルキル基、
ベンジルオキシ、パラニトロベンジルオキシ、パラクロルベンジルオキシ、パラメトキシベンジルオキシ、1−フェネチルオキシ、2−フェネチルオキシ、パラメトキシ−2−フェネチルオキシ等のC1〜6アラルキルオキシ基、
ベンジルオキシエトキシ、パラニトロベンジルオキシエトキシ、パラクロルベンジルオキシエトキシ、1−フェネチルオキシエトキシ、2−フェネチルオキシエトキシ等のアラルキルオキシC1〜6アルコキシ基、
メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル等のC1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、
クロロメチル、フルオロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、トリブロモメチル、トリクロロエチル、トルフルオロエチル、ペンタフルオロエチル等のC1〜6ハロアルキル基、
メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ等のC1〜6アルキルスルホニルオキシ基、
クロロメチルスルホニルオキシ、フルオロメチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ等のC1〜6ハロアルキルスルホニルオキシ基、
シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルイソプロピルアミノ等のモノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、
アセチルアミノ、ピバロイルアミノ等のC1〜6アルキルカルボニルアミノ基、
メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ等のC1〜6アルキルチオ基、
ヒドロキシ基又は、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子を表す。
また、nが2以上のときは、ジオキシラン環等の、ヘテロ原子を含むアルキレン鎖となって5から7員の縮合環を形成してもよい。
nは1〜5の整数を表し、nが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
本発明化合物のうち、式〔I’〕
Figure 2002064566
〔式中、R、R、R、R、R、R、m及びnは、前記と同じ意味を表す。Rは、水素原子、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C1〜6ハロアルキル基、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、アラルキル基、アラルキルオキシC1〜6アルキル基、C1〜6アルキルカルボニル基、C1〜6アルキルスルホニル基又はC1〜6ハロアルキルスルホニル基を表す。〕で表される酸素官能基ORがベンゼン環オルト位に置換された化合物は農園芸用殺菌剤として特に優れた効力を有する。
(農園芸用殺菌剤)
本発明化合物は、広範囲の種類の糸状菌、例えば、卵菌類(Oomycetes)、子のう(嚢)菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)に属する菌に対しすぐれた殺菌力を有する。特に、前記公知化合物に比し、灰色かび病に対し格段に優れた殺菌活性を有する。
本発明化合物を有効成分とする組成物は、花卉、芝、牧草を含む農園芸作物の栽培に際し発生する種々の病害の防除に、種子処理、茎葉散布、土壌施用又は水面施用等により使用することができる。
例えば、
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
等の防除に使用することができる。
また、近年種々の病原菌においてベンズイミダゾール系殺菌剤やジカルボキシイミド系殺菌剤等に対する耐性が発達し、それらの薬剤の効力不足を生じており、耐性菌にも有効な薬剤が望まれている。本発明の化合物は、それら薬剤に対し感受性の病原菌のみならず、耐性菌にも優れた殺菌効果を有する薬剤である。
例えば、チオファネートメチル、ベノミル、カルベンダジム)に耐性を示す灰色かび病菌(Botrytis cinerea)やテンサイ褐斑病菌(Cer cospora beticola)、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)、ナシ黒星病菌(Venturia nashicola)に対しても、感受性菌と同様に本発明化合物は有効である。
さらに、ジカルボキシイミド系殺菌剤(例えば、ビンクロゾリン、プロシミドン、イプロジオン)に耐性を示す灰色かび病菌(Botrytis cinerea)に対しても感受性菌と同様に本発明化合物は有効である。
本発明化合物を有効成分とする組成物(農園芸用殺菌剤)の適用がより好ましい病害としては、テンサイの褐斑病、コムギのうどんこ病、イネのいもち病、リンゴ黒星病、インゲンの灰色かび病、ラッカセイの褐斑病等が挙げられる。
また、本発明化合物は、水棲生物が船底、魚網等の水中接触物に付着するのを防止するための防汚剤として使用することもできる。
本発明化合物は、次のようにして製造することができる。
製造法1)
Figure 2002064566
[式中、R、R、R、R、R及びmは前記と同じ意味を表す。
Arは、式
Figure 2002064566
(式中、R及びnは前記と同じ意味を表す。)で表される置換フェニル基を表す。
Lは塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、パラトルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表す。]
すなわち、式〔I〕で表される化合物は、式〔II〕で表される化合物と式〔III〕で表される化合物を塩基等の脱酸剤存在下、無溶媒、好ましくは溶媒中、反応温度0〜150℃で10分間〜24時間攪拌することにより得ることができる。
この反応に使用しうる溶媒として、アセトン、2−ブタノン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及び水等が挙げられる。また、これらの溶媒は2種以上の混合溶媒として用いることもできる。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等のアルカリ金属アルコラート、ピリジン、トリエチルアミン、DBU等の有機塩基が挙げられる。
また、本発明化合物の出発物質である式〔II〕で表される化合物は、例えば、特開平9−3047号公報に記載されている方法と同様にして合成することができる。
製造法2)
Figure 2002064566
[式中、R、R、R、R、R、Ar及びmは前記と同じ意味を表す。]
式〔I〕で表される化合物は、式〔IV〕で表される化合物と式〔V〕で表される化合物もしくはその塩とを無溶媒、好ましくは溶媒中、反応温度0〜150℃で10分間〜24時間攪拌することにより得ることができる。
この反応に使用しうる溶媒として、エタノール、メタノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及び水等が挙げられる。また、これらの溶媒は2種以上の混合溶媒として用いることもできる。本反応は触媒の存在は必須ではないが、酸または塩基を添加すると反応が著しく促進されることがある。酸としては硫酸、塩酸等の無機酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸、塩基として酢酸ナトリウム等が挙げられる。
なお、式〔IV〕で表される化合物は、対応するアルコール類を二酸化マンガン等の酸化剤で酸化することにより得られる。式〔IV〕で表される化合物の合成については実施例に示す。
製造法3)
Figure 2002064566
[式中、R、R、R、R、R、Ar、m及びLは前記と同じ意味を表す。Mはナトリウム、カリウム、セシウム、銅、亜鉛等の金属原子、トリアルキルシリル、トリアルキル錫等の有機金属原子団を表す。]
すなわち、式〔I〕で表される化合物は、式〔VI〕で表される化合物とRMで表される化合物を無溶媒、好ましくは溶媒中、反応温度0〜150℃で10分間〜24時間攪拌することにより得ることができる。また、ビストリフェニルホスフィンパラジウム(II)クロリド等の触媒を存在させることにより、効率良く反応を進行させることができる。
この反応に使用しうる溶媒として、アセトン、2−ブタノン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジクロルメタン、クロロホルム等の塩素系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及び水等が挙げられる。また、これらの溶媒は2種以上の混合溶媒として用いることもできる。
製造法4)
式〔I〕で表される化合物のうち4位がシアノ基で置換されている式〔I−1〕で表される化合物は次のようにしても製造できる。
Figure 2002064566
[式中、R、R、R、R、R、Arは前記と同じ意味を表す。oは1 ̄3の整数を表し、oが2または3のとき、Rは同一でも相異なってもよい。oが1のときRは同一でも相異なってもよい。]
すなわち、式〔I〕で表される化合物のうち4位がシアノ基で置換されている式〔I−1〕で表される化合物は、式〔VII〕で表される化合物を適当なアミノスルホン酸類によりピリジン環1位をアミノ化し、続いてアセチル化、メチル化を経て式〔VIII〕で表される化合物へと誘導し、さらにシアン化カリウムなどのシアノ化剤存在下、無溶媒、好ましくは溶媒中、反応温度0〜150℃で10分間〜24時間攪拌することにより得ることができる。
この反応に使用しうる溶媒として、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジクロルメタン、クロロホルム等の塩素系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド及び水等が挙げられる。また、これらの溶媒は2種以上の混合溶媒として用いることもできる。
製造法5)
式〔I〕で表される化合物のうち6位がシアノ基で置換されている式〔I−2〕で表される化合物は次のようにしても製造できる。
Figure 2002064566
[式中、R、R、R、R、R、Arは前記と同じ意味を表す。oは1 ̄3の整数を表し、oが2または3のとき、Rは同一でも相異なってもよい。oが1のときRは同一でも相異なってもよい。]
すなわち、式〔I〕で表される化合物のうち6位がシアノ基で置換されている式〔I−2〕で表される化合物は、式〔IX〕で表される化合物を適当な酸化剤によりピリジン−N−オキサイド化合物へと誘導し、さらにトリメチルシリルシアニドなどのシアノ化剤存在下、無溶媒、好ましくは溶媒中、反応温度0〜150℃で10分間〜24時間攪拌することにより得ることができる。
また、得られた生成物をさらに化学修飾することにより、種々の誘導体を合成することも可能である。ここで述べる化学修飾としては、ニトロ基の還元反応によるアミノ基への誘導に代表されるような官能基変換、メトキシメチル基等の有機合成の分野で保護基と認知されている官能基の脱保護及びそれにより生起した水酸基、アミノ基等の官能基のアルキル化アシル化等による誘導及びSonogashira反応に代表されるようなハロゲン原子等の有機合成の分野で脱離基と認知されている官能基からの求核試薬を用いる反応を利用する誘導等が挙げられる。
〔I〕の化合物の塩については、〔I〕と無機酸又は有機酸を適当な溶媒中で反応させることにより得ることができる。
反応終了後は通常の後処理を行なうことにより目的物を得ることができる。
本発明化合物の構造は、NMR、マススペクトル等から決定される。
〔殺菌剤〕
本発明殺菌剤は本発明化合物の1種又は2種以上を有効成分として含有する。本発明化合物を実際に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使用できるし、また、農薬として使用する目的での農薬のとり得る形態、即ち、水和剤、粒剤、粉剤、乳剤、水溶剤、懸濁剤、フロアブル、顆粒状水和剤等の形態で使用することもできる。
農薬製剤中に添加することのできる添加剤及び担体としては、固型剤を目的とする場合は、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石こう、タルク、ベントナイト、パイロフィライト、クレイ等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機及び無機化合物が使用される。
また、液体の剤型を目的とする場合は、ケロシン、キシレン及び石油系の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アルコール、アセトン、トリクロルエチレン、メチルイソブチルケトン、鉱物油、植物油、水等を溶剤として使用することができる。
さらに、これらの製剤において均一かつ安定な形態をとるために、必要に応じ界面活性剤を添加することもできる。添加することが出来る界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンが付加したアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンが付加したアルキルエーテル、ポリオキシエチレンが付加した高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンが付加したソルビタン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンが付加したトリスチリルフェニルエーテル等の非イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンが付加したアルキルフェニルエーテルの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコールの硫酸エステル塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリカルボン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物、イソブチレン−無水マレイン酸の共重合物等が挙げられる。
また、農薬製剤中の有効成分量は、通常、組成物(製剤)全体に対して好ましくは0.01〜90重量%であり、より好ましくは0.05〜85重量%である。
得られた水和剤、乳剤、フロアブル剤、水溶剤、顆粒水和剤は、水で所定の濃度に希釈して懸濁液あるいは乳濁液として、粉剤及び粒剤はそのまま植物に散布する方法で使用される。製剤化された本発明の殺菌剤組成物は、そのままで或いは水等で希釈して、植物体、種子、水面又は土壌に施用される。
施用量は、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所、防除対象病害、対象作物等により異なるが、通常1ヘクタール当たり有効成分化合物量にして1〜1000g、好ましくは10〜100gである。
水和剤、乳剤、懸濁剤、水溶剤、顆粒水和剤剤等を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は1〜1000ppm、好ましくは10〜250ppmであり、粒剤、粉剤等の場合は、希釈することなくそのまま施用することができる。
本発明化合物は単独でも十分有効であることは言うまでもないが、各種の殺菌剤や殺虫剤、殺ダニ剤又は共力剤の1種又は2種以上と混合して使用することもできる。
本発明化合物と混合して使用できる殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤及び植物生長調節剤の代表例を以下に示す。
殺菌剤:
銅剤;塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅等。
硫黄剤;チウラム、ジネブ、マンネブ、マンコゼブ、ジラム、プロピネブ、ポリカーバメート等。
ポリハロアルキルチオ剤;キャプタン、フォルペット、ジクロルフルアニド等。
有機塩素剤;クロロタロニル、フサライド等。
有機リン剤;IBP、EDDP、トリクロホスメチル、ピラゾホス、ホセチル等。
ベンズイミダゾール剤;チオファネートメチル、ベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール等。
ジカルボキシイミド剤;イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン、フルオルイミド等。
カルボキシアミド剤;オキシカルボキシン、メプロニル、フルトラニル、テクロフタラム、トリクラミド、ペンシクロン等。
アシルアラニン剤;メタラキシル、オキサジキシル、フララキシル等。
メトキシアクリレート剤;クレソキシムメチル、アゾキシストロビン、メトミノストロビン等。
アニリノピリミジン剤;アンドプリン、メパニピリム、ピリメタニル、ジプロジニル等。
SBI剤;トリアジメホン、トリアジメノール、ビテルタノール、ミクロブタニル、ヘキサコナゾール、プロピコナゾール、トリフルミゾール、プロクロラズ、ペフラゾエート、フェナリモール、ピリフェノックス、トリホリン、フルシラゾール、エタコナゾール、ジクロブトラゾール、フルオトリマゾール、フルトリアフェン、ペンコナゾール、ジニコナゾール、イマザリル、トリデモルフ、フェンプロピモルフ、ブチオベート、エポキシコナゾール、、メトコナゾール等。
抗生物質剤;ポリオキシン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、バリダマイシン、硫酸ジヒドロストレプトマイシン等。
その他;プロパモカルブ塩酸塩、キントゼン、ヒドロキシイソオキサゾール、メタスルホカルブ、アニラジン、イソプロチオラン、プロベナゾール、キノメチオナート、ジチアノン、ジノカブ、ジクロメジン、フェルムゾン、、フルアジナム、ピロキロン、トリシクラゾール、オキソリニック酸、ジチアノン、イミノクタジン酢酸塩、シモキサニル、ピロールニトリン、メタスルホカルブ、ジエトフェンカルブ、ビナパクリル、レシチン、重曹、フェナミノスルフ、ドジン、ジメトモルフ、フェナジンオキシド、カルプロパミド、フルスルファミド、フルジオキソニル、ファモキサドン等。
殺虫・殺ダニ剤:
有機燐及びカーバメート系殺虫剤;
フェンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ESP、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、クロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチルビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメトン、プロフェノホス、ピラクロホス、モノクロトホス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チオジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチオフェンカルブ、フェノキシカルブ等。
ピレスロイド系殺虫剤;
ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメスリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロクス、シクロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオフェン、ブロフェンプロクス、アクリナスリン等。
ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤;
ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、テトラベンズロン、フルフェノクスロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェンチウロン、アセタミプリド、イミダクロプリド、ニテンピラム、フィプロニル、カルタップ、チオシクラム、ベンスルタップ、硫酸ニコチン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫病原ウイルスなどの微生物農薬等。
殺線虫剤;フェナミホス、ホスチアゼート等。
殺ダニ剤;
クロルベンジレート、フェニソブロモレート、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベンゾメート、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジホン、アベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテジン、シヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカルブ、ジエノクロル等。
植物生長調節剤:
ジベレリン類(例えばジベレリンA3、ジベレリンA4、ジベレリンA7)、IAA、NAA等。
発明を実施するための最良の形態:
次に実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号1)の製造
i)6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジニルメタノールの製造
Figure 2002064566
16.0g(95.2ミリモル)の2,6−ジメチル−4−ニトロピリジン−1−オキシドを60mlの無水酢酸に溶解した。この溶液を還流温度まで徐々に昇温し、同温度で3時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、酢酸 6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジニルメチルエステルの粗生成物を得た。
このエステル粗生成物を50mlのメタノールに溶解し、さらに、その溶液に40mlの水及び12.0gの水酸化カリウムを添加し、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮することにより得られた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ベンゼン:酢酸エチル=2:1(v/v))にて精製して、目的物5.0gを得た。
ii)6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの製造
Figure 2002064566
5.0g(29.8ミリモル)の6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジニルメタノールを60mlのベンゼンに溶解した。この溶液に11.0gの活性二酸化マンガン(Aldrich社製)を添加し、還流温度まで昇温した後、終夜撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮することにより、目的物2.86gを得た。
iii)N−(2,6−ジメトキシベンジルオキシ)フタルイミドの製造
Figure 2002064566
10.0g(59.5ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルアルコールを120mlのベンゼンに溶解し、この溶液に室温下で8.50g(71.4ミリモル)の塩化チオニルを添加した。室温で1.5時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、2,6−ジメトキシベンジルクロリドの粗生成物を得た。
一方、9.71g(59.5ミリモル)のN−ヒドロキシフタルイミドを60mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解した。この溶液に室温下、さきに調製した2,6−ジメトキシベンジルクロリド粗生成物の全量及び6.61g(65.5ミリモル)のトリエチルアミンを順次添加した。70℃まで昇温し、1時間撹拌した後、水を添加し、ジエチルエーテルにて抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物6.8gを得た。
iv)2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンの製造
Figure 2002064566
10.0g(31.9ミリモル)のN−(2,6−ジメトキシベンジルオキシ)フタルイミドを60mlのメタノールに溶解した。この溶液に室温下1.96g(39.1ミリモル)の包水ヒドラジンを添加した。同温度で6時間撹拌した後、減圧濃縮した。水、酢酸エチルを順次添加すると不溶物が析出するので、これを濾過により取り除き、酢酸エチル抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、目的物5.76gを得た。
v)6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.50g(3.01ミリモル)の6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを5mlの酢酸に溶解し、その溶液に0.24g(3.01ミリモル)酢酸ナトリウムの酢酸(6ml)溶液を室温下で添加した。さらに、0.66g(3.61ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを同温度で添加し、3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水を添加した。炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.74gを得た。
融点118〜120℃
実施例2
6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号2)の製造
i)N−(2−フルオロ−6−メトキシベンジルオキシ)フタルイミドの製造
Figure 2002064566
10.0g(64.0ミリモル)の2−フルオロ−6−メトキシベンジルアルコールを100mlのベンゼンに溶解し、この溶液に室温下で8.40g(70.6ミリモル)の塩化チオニルを添加した。室温で0.5時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、2−フルオロ−6−メトキシベンジルクロリドの粗生成物を得た。
このものを100mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、10.40g(63.8ミリモル)のN−ヒドロキシフタルイミドを添加した。この溶液に室温下、13.0g(128ミリモル)のトリエチルアミンを滴下した後、80℃まで昇温し1時間撹拌した。放冷後、水を添加し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物9.37gを得た。
ii)2−フルオロ−6−メトキシベンジルオキシアミンの製造
Figure 2002064566
9.37g(31.1ミリモル)のN−(2−フルオロ−6−メトキシベンジルオキシ)フタルイミドを100mlのメタノールに溶解した。この溶液に室温下1.87g(37.5ミリモル)の包水ヒドラジンを添加した。同温度で1時間撹拌した後、減圧濃縮した。水を添加し酢酸エチル抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより得られた粗生物にエーテルを加えた。析出した不溶物を濾過、濾液を濃縮することにより、目的物5.68gを得た。
iii)6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2−フルオロ−6−メトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.20g(1.20ミリモル)の6−メチル−4−ニトロ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを2mlの酢酸に溶解し、その溶液に0.21g(1.20ミリモル)の2−フルオロ−6−メトキシベンジルオキシアミンを同温度で添加し、2時間撹拌した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.35gを得た。
融点101〜103℃
実施例3
1−[6−メチル−4−(メチルスルフィニル)−2−ピリジニル]エタノンO−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号49)の製造
i)4−クロル−2−シアノ−6−メチルピリジンの製造
Figure 2002064566
32g(223ミリモル)の4−クロル−2−メチルピリジン−1−オキシドを250mlの塩化メチレンに溶解した。この溶液に室温下24.6g(248ミリモル)のトリメチルシリルシアニドを5分間かけて添加した。10分間撹拌した後、同温度で23.5g(219ミリモル)のジメチルカルバモイルクロリドを5分間かけて添加した。このとき、反応熱により内温は還流温度まで上昇した。しばらく撹拌すると、室温まで放熱された。4日間撹拌した後、反応液を5℃まで冷却し、300mlの10%炭酸水素ナトリウム水溶液を添加した。有機層を分離した後、水層をクロロホルム抽出し、さきの有機層と合わせ無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物10gを得た。
H−NMR(CDCl,TMS,δppm)データ:2.60(s,3H),7.40(d,1H),7.53(d,1H)
ii)1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノンの製造
Figure 2002064566
10g(66ミリモル)の4−クロル−2−シアノ−6−メチルピリジンを100mlの無水ジエチルエーテルに溶解した。この溶液を5℃に冷却した後、262ml(87ミリモル)の3M−メチルマグネシウムブロミドジエチルエーテル溶液(Aldrich社製)を同温度で15分かけて滴下した。そのとき、反応熱により内温が20℃まで上昇した。室温で2.5時間撹拌した後、5℃まで冷却し、塩化アンモニウム水溶液を加えることにより、反応を停止した。反応混合物をジエチルエーテル抽出し、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物3.8gを得た。
H−NMR(CDCl,TMS,δppm)データ:2.61(s,3H),2.70(s,3H),7.32(d,1H),7.83(d,1H)
iii)1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノンオキシムの製造
Figure 2002064566
3.8g(22.4ミリモル)の1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノンを40mlのメタノールに溶解した。5℃まで冷却し、この溶液に2.34g(33.7ミリモル)の塩酸ヒドロキシルアミン及び6.49g(33.7ミリモル)の28%ナトリウムメチラートを添加し、室温まで昇温後、終夜撹拌した。目的物が析出したので、濾過により析出物を取り出した。ヘキサン洗浄した後、乾燥することにより目的物3.3gを得た。
H−NMR(CDCl,TMS,δppm)データ:2.35(s,3H),2.57(s,3H),7.13(d,1H),7.63(d,1H),8.1(br,1H)
iv)1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
1.86g(11.1ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルアルコールを15mlのベンゼンに溶解し5℃まで冷却した。この溶液に同温度でで1.55g(13.0ミリモル)の塩化チオニルを添加した。室温まで昇温し、70分間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、2,6−ジメトキシベンジルクロリドの粗生成物を得た。
一方、1.66g(9.0ミリモル)の1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノンオキシムを15mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、この溶液に氷冷下で0.18g(4.39ミリモル)の水素化ナトリウム(60%油性)を添加した。氷温で15分間撹拌した後、さきに調製した2,6−ジメトキシベンジルクロリドの粗生成物の全量を氷冷下で添加した。室温で2.3時間撹拌した後、反応混合物を氷水にあけると目的物が析出したので、濾過により析出物を取り出した。ヘキサン洗浄した後、乾燥することにより目的物2.3gを得た。
融点105〜106℃
v)1−[6−メチル−4−メチルチオ−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.68g(2.03ミリモル)の1−(4−クロル−6−メチル−2−ピリジニル)エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを10mlのジメチルスルホキシドに溶解した。この溶液に室温下、9.5g(20ミリモル)の15%ナトリウムチオメチラート水溶液を添加した。50〜60℃で18時間、さらに70〜80℃で21時間撹拌した後、反応混合液を氷水にあけた。析出した不溶物を濾過により取り出した。そのものを水洗した後、水を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.47gを得た。
融点153〜154.5℃
vi)1−[6−メチル−4−(メチルスルフィニル)−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.1g(0.29ミリモル)の1−[6−メチル−4−メチルチオ−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを2mlの塩化メチレンに溶解した。この溶液に氷冷下、0.06g(0.29ミリモル)のm−クロル過安息香酸(85%相当)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応混合液をクロロホルムで希釈し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム:酢酸エチル=2:1(v/v))にて精製して、目的物0.05gを得た。
融点126〜127℃
実施例4
1−[6−メチル−4−(メチルスルホニル)−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号86)の製造
Figure 2002064566
0.1g(0.29ミリモル)の1−[6−メチル−4−メチルチオ−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを2mlの塩化メチレンに溶解した。この溶液に氷冷下、0.12g(0.58ミリモル)のm−クロル過安息香酸(85%相当)を添加した。室温で終夜撹拌した後、反応混合液をクロロホルムで希釈し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホルム:酢酸エチル=2:1(v/v))にて精製して、目的物0.1gを得た。
融点177〜178℃
実施例5
4−ビニル−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号111)の製造
i)4−ブロム−6−メチル−2−ピリジニルメタノールの製造
Figure 2002064566
7.44g(36.8ミリモル)の4−ブロム−2,6−ジメチルピリジン−1−オキシドを22mlの無水酢酸に溶解した。この溶液を還流温度まで徐々に昇温し、同温度で終夜撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、酢酸4−ブロム−6−メチル−2−ピリジニルメチルエステルの粗生成物を得た。
このエステル粗生成物を20mlのメタノールに溶解し、さらに、その溶液に15mlの水及び3.0gの水酸化カリウムを添加し、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮することにより得られた反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで拙出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ベンゼン:酢酸エチル=2:1(v/v))にて精製して、目的物4.45gを得た。
ii)4−ブロム−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの製造
Figure 2002064566
5.05g(25.0ミリモル)の4−ブロム−6−メチル−2−ピリジニルメタノールを100mlのベンゼンに溶解した。この溶液に10.0gの活性二酸化マンガン(Aldrich社製)を添加し、還流温度まで昇温した後、終夜撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮することにより、目的物4.20gを得た。
iii)4−ブロム−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
2.0g(9.9ミリモル)の4−ブロム−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを20mlの酢酸に溶解し、その溶液に0.82g(10.0ミリモル)酢酸ナトリウムの酢酸(10ml)溶液を室温下で添加した。さらに、2.17g(11.1ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを同温度で添加し、3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、炭酸水素ナトリウム水溶液を添加することにより中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物3.23gを得た。
融点114〜116℃
iv)4−ビニル−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
窒素雰囲気下、1.00g(2.74ミリモル)の4−ブロム−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを10mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、その溶液に1.04g(3.29ミリモル)のトリブチル(ビニル)錫、50mg(0.23ミリモル)の2,6−ビス(t−ブチル)−4−クレゾール及び、96mg(0.137ミリモル)のビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドを室温下で添加した。50℃に昇温し2時間撹拌した。放冷後、水を添加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.82gを得た。
融点78〜81℃
実施例6
4−エチニル−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号148)の製造
Figure 2002064566
窒素雰囲気下、1.50g(4.11ミリモル)の4−ブロム−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを10mlのトリエチルアミンに溶解し、その溶液に0.81g(8.22ミリモル)のトリメチルシリルアセチレン、78mg(0.41ミリモル)の沃化銅(I)及び、0.15g(0.21ミリモル)のビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドを室温下で添加した。還流温度まで昇温し、6時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、4−(トリメチルシリルエチニル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム1.33gを得た。
得られた4−(トリメチルシリルエチニル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムのうち1.20g(3.14ミリモル)を10mlのメタノールに溶解し、室温で0.43g(3.14ミリモル)の炭酸カリウムを添加した。同温度で1時間撹拌した後、3N−塩酸で中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.90gを得た。
融点117〜120℃
実施例7
4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号185)及び4−(メトキシカルボニル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号237)の製造i)4−シアノ−2,6−ジメチルピリジンオキシドの製造
Figure 2002064566
0.63g(4.77ミリモル)の4−シアノ−2,6−ジメチルピリジンを3mlのクロロホルムに溶解した。この溶液に氷冷下、1.23g(5.00ミリモル)のm−クロル過安息香酸(70%相当)を添加した。室温で終夜撹拌した後、反応混合液をクロロホルムで希釈し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮することにより、目的物を0.74gの粗生物として得た。
ii)4−シアノ−6−メチル−2−ピリジニルメタノールの製造
Figure 2002064566
0.74gの4−シアノ−2,6−ジメチルピリジン−1−オキシド粗生物を3mlの無水酢酸に溶解した。この溶液を還流温度まで徐々に昇温し、同温度で3時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、酢酸 4−シアノ−6−メチル−2−ピリジニルメチルエステルの粗生成物を得た。
このエステル粗生成物を10mlのメタノールに溶解し、さらに、その溶液に0.32g(5.93ミリモル)の水酸化カリウムを添加し、室温で2時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮することにより、0.50gの粗生物を得た。この粗生物を分析すると、目的物と4−(メトキシカルボニル)−6−メチル−2−ピリジニルメタノールの混合物であることが分かった。
iii)4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの製造
Figure 2002064566
前記の方法で得られた粗生物(0.50g)を5mlのベンゼンに溶解した。この溶液に0.88gの活性二酸化マンガン(Aldrich社製)を添加し、還流温度まで昇温した後、3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮することにより、0.37gの粗生物を得た。この粗生物を分析すると、目的物と4−(メトキシカルボニル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの混合物であることが分かった。
iv)4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
前記の方法で得られた粗生物(0.37g)を10mlの酢酸に溶解し、その溶液に0.51g(2.78ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを室温で添加し、1時間撹拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えることにより中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.10gを得た。
融点101〜103℃
また、別フラクションとして、4−(メトキシカルボニル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム0.04gを得た。
融点122〜124℃
実施例8
4−(カルバモイル)−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号249)の製造
Figure 2002064566
0.16g(0.51ミリモル)の4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを3mlのジメチルスルホキシドに溶解し、その溶液に0.01g(0.07ミリモル)の炭酸カリウム及び0.06g(0.51ミリモル)の30%過酸化水素水を氷冷下で添加した。同温度で20分間撹拌した後、30mlの水を添加すると不溶物が析出した。このものを濾過により取り出し、水洗した。得られた結晶物を減圧乾燥することにより、目的物0.10gを得た。
融点200℃以上。
実施例9
4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2−メトキシ−6−メチルフェニル)メチル]オキシム(化合物番号187)の製造i)N−(2−メトキシ−6−メチルベンジルオキシ)フタルイミドの製造
Figure 2002064566
5.0g(36.7ミリモル)の2,3−ジメチルアニソールを100mlの四塩化炭素に溶解した。この溶液に7.2g(40.4ミリモル)のN−ブロモスクシンイミドを添加し、還流温度にて45分間光照射(東芝(株)製赤外線電球375WR)した。室温まで冷却し、析出したスクシンイミドをろ別して得られたろ液を減圧濃縮することにより、2−メトキシ−6−メチルベンジルブロミドの粗生成物を得た。
一方、5.97g(36.6ミリモル)のN−ヒドロキシフタルイミドを50mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、この溶液に室温下、4.09g(40.5ミリモル)のトリエチルアミンを添加した後、さきに調製した2−メトキシ−6−メチルベンジルブロミド全量のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液を滴下した。70℃まで昇温し1時間撹拌した。放冷後、水を添加し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮することにより、目的物10.7gを得た。
ii)2−メトキシ−6−メチルベンジルオキシアミンの製造
Figure 2002064566
10.7g(36.0ミリモル)のN−(2−メトキシ−6−メチルベンジルオキシ)フタルイミドを100mlのメタノールに溶解した。この溶液に室温下1.98g(39.6ミリモル)の包水ヒドラジンを添加した。同温度で1時間撹拌した後、減圧濃縮した。水、酢酸エチルを順次添加すると不溶物が析出するので、これを濾過により取り除き、酢酸エチル抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、目的物5.0gを得た。iii)4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2−メトキシ−6−メチルフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.50g(3.42ミリモル)の4−シアノ−6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを5mlの酢酸に溶解し、その溶液に0.28g(3.42ミリモル)酢酸ナトリウムの酢酸(10ml)溶液を室温下で添加した。さらに、0.63g(3.77ミリモル)の2−メトキシ−6−メチルベンジルオキシアミンを同温度で添加し、1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水を添加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.14gを得た。
融点108〜110℃
実施例10
1−(4−シアノ−6−メチル−2−ピリジニル)エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号197)の製造
Figure 2002064566
0.1g(0.26ミリモル)の1−[6−メチル−4−(メチルスルホニル)−2−ピリジニル]エタノン O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムを5mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解した。この溶液に0.1g(1.54ミリモル)のシアン化カリウムを添加した。110℃で4日間撹拌した後、放冷し、水を加えた後、ベンゼンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.04gを得た。
融点147〜148℃
実施例11
4−シアノ−6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号425)の製造
i)6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの合成
Figure 2002064566
1.10g(8.1ミリモル)の6−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを40mlの酢酸に溶解し、0.63g(3.77ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを添加し、1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水を添加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物1.5gを得た。
ii)1−アセチルアミノ−6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの合成
Figure 2002064566
エチル O−メシチルスルフォニルアセトヒドロキサメート1.71gを塩化メチレン5mLに溶解し、氷冷下、80%トリフルオロメタンスルホン酸を滴下し、同温度にて2時間攪拌した。この溶液を氷水20mLに注ぎ、15mLの塩化メチレンで抽出した。有機層を冷水で洗浄後、先に得られた6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム1.5gを加え室温で2時間攪拌後、1晩静置した。析出した結晶を濾取し、得られた結晶全量を水10mLに懸濁し、室温にて10%水酸化ナトリウム水溶液を4g加えた。この溶液を室温で1時間攪拌した後、塩化メチレン10mLで3回抽出し、有機層を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別後、この溶液に室温で無水酢酸0.4mLを加え室温で90分攪拌した。得られた溶液に水10mLを加えた後、10%水酸化ナトリウム水溶液2mLを加え室温で10分間攪拌した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、目的物1.3gを得た。
iii)4−シアノ−6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
先に合成した1−アセチルアミノ−6−エチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム1.3gをよう化メチル30mLに溶解し、90分間加熱還流を行った。よう化メチルを減圧留去した後、得られた残さにクロロホルム15mL、塩化アンモニウム0.77gを加え、攪拌しながら室温にてシアン化カリウム0.47gを水2.5mLに溶解した溶液を滴下した。室温で3時間攪拌した後、有機層を2回水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=5:1(v/v))にて精製して、目的物0.51gを得た。
融点89〜93℃
実施例12
6−シアノ−4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号505)の製造
i)4−メチルピリジニルアルドキシムの製造
Figure 2002064566
1.27g(10.5ミリモル)の4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを15mlのメタノールに溶解し、0.88g(12.7ミリモル)の塩酸ヒドロキシルアミンを添加し、還流温度まで昇温後、4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、水に注ぎ、水酸化ナトリウムで中和後、酢酸エチルで抽出し、水洗後、無水硫酸マグネシウム乾燥、減圧濃縮することにより目的物1.03gを得た。
ii)4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
1.52g(9.04ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルアルコールを15mlのベンゼンに溶解し5℃まで冷却した。この溶液に同温度でで1.24g(10.4ミリモル)の塩化チオニルを添加した。室温まで昇温し、70分間撹拌した後、反応液を減圧濃縮することにより、2,6−ジメトキシベンジルクロリドの粗生成物を得た。
一方、1.03g(7.6ミリモル)の4−メチルピリジニルアルドキシムを10mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、さきに調製した2,6−ジメトキシベンジルクロリドの粗生成物の全量を添加した。50%水酸化カリウム水溶液1.28g(11.4ミリモル)を室温で加え、同温度で2時間撹拌した後、反応混合物を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物1.31gを得た。
iii)6−シアノ−4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム1.19g(4.16ミリモル)を5mlのクロロホルムに溶解し、0℃に冷却下、mCPBA(70%)1.07gを添加し、室温で6時間撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム溶液を加え、分液後、有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより粗1−オキソ−4−メチル−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム1.32gを得た。
このものを全量15mlの塩化メチレンに溶解した。この溶液に室温下0.49g(4.94ミリモル)のトリメチルシリルシアニドを5分間かけて添加した。10分間撹拌した後、同温度で0.49g(4.56ミリモル)のジメチルカルバモイルクロリドを5分間かけて添加した。この溶液を還流温度にて6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却し、10%炭酸水素ナトリウム水溶液を添加した。有機層を分離した後、水層をクロロホルム抽出し、さきの有機層と合わせ無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物0.34gを得た。
融点 170〜172℃
実施例13
4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号509)の製造
i)4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジニルメタノールの製造
Figure 2002064566
2.54g(14.9ミリモル)の4−クロロ−6−シアノピリジン−1−オキシドを100mlの酢酸に溶解し、無水酢酸1.55mLを加え、還流温度まで徐々に昇温し、同温度で15時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮して得られた反応混合物を水で希釈し、重曹にて中和した。このものを酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=8:1(v/v))にて精製して、酢酸 4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジニルメチルエステルを1.0g得た。
得られたエステル1.0gを10mlのTHFに溶解し、さらに、1規定の硫酸を15mL添加し、15時間加熱還流した。反応液を冷却後、飽和重曹水にて中和し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、目的物0.74gを得た。
ii)4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの製造
Figure 2002064566
1.0g(4.4ミリモル)の4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジニルメタノールを40mlのベンゼンに溶解した。この溶液に1.15gの活性二酸化マンガンを添加し、還流温度まで昇温した後、終夜撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮することにより、目的物0.5gを得た。
iii)4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.21g(1.26ミリモル)の4−クロロ−6−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを10mlの酢酸に溶解し、0.28g(1.51ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを室温で添加し、2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水を添加した。炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物0.4gを得た。
融点157〜162℃
実施例14
6−クロロ−4−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号191)の製造
i)6−クロロ−4−シアノ−2−ピリジニルメタノールの製造
Figure 2002064566
1.12g(6.55ミリモル)の6−クロロ−4−シアノピリジン−1−オキシドを20mlの酢酸に溶解し、無水酢酸0.74mLを加え、還流温度まで徐々に昇温し、同温度で15時間撹拌した後、反応液を減圧濃縮して得られた反応混合物を水で希釈し、重曹にて中和した。このものを酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=8:1(v/v))にて精製して、1−アセトキシ−4−シアノ−2−ピリドンを0.4g得た。
得られた2−ピリドンを4mlのオキシ塩化りんに溶解し、100〜110℃にて6時間攪拌した。室温まで冷却後、反応液を水に注ぎ、飽和重曹水にて中和し、クロロホルムで抽出した。このものを硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた反応混合物をTHF5mLに溶解し、2規定の硫酸を4mL加え、終夜で加熱下還流を行った。反応液を室温まで冷却後、水に注ぎ、1規定の水酸化ナトリウム溶液で中和した。クロロホルムで抽出後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物0.03gを得た。
ii)6−クロロ−4−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.03g(0.18ミリモル)の6−クロロ−4−シアノ−2−ピリジニルメタノールを10mlのベンゼンに溶解した。この溶液に0.05gの活性二酸化マンガンを添加し、還流温度まで昇温した後、終夜撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮し、得られた反応混合物を2mlの酢酸に溶解し、0.04g(0.24ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを室温で添加し、2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、水を添加した。炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=6:1(v/v))にて精製して、目的物0.05gを得た。
融点115〜118℃
実施例15
4,6−ジシアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシム(化合物番号463)の製造
i)酢酸 4−ブロム−6−シアノ−2−ピリジニルメチルエステルの製造
Figure 2002064566
10.0g(53.2ミリモル)の4−ブロム−2−メチルピリジン−1−オキシドを70℃に加熱した20mlの無水酢酸に添加し、100℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮することにより、酢酸 4−ブロム−2−ピリジニルメチルエステルの粗生成物4.1gを得た。
このエステル粗生成物4.1gを40mlのクロロホルムに溶解し、0℃に冷却下、mCPBA(70%)5.27gを添加し、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸ナトリウム溶液を加え、分液後、有機層を飽和炭酸ナトリウム溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより目的物4.11gを得た。
得られたピリジン−N−オキシド4.11gを33mlのアセトニトリルに溶解した。この溶液に室温下6.62g(66.8ミリモル)のトリメチルシリルシアニド、トリエチルアミン5.06g(50.01ミリモル)を添加した後、4日間加熱還流した。反応液を室温まで冷却し、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v))にて精製して、目的物1.29gを得た。
ii)2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)メチル−2、6ジシアノピリジンの製造
Figure 2002064566
酢酸 4−ブロム−6−シアノ−2−ピリジニルメチルエステル1.29g(5.05ミリモル)を10mLのメタノールに溶解し、氷冷下で炭酸カリウム0.7gを5mLの水に溶解した溶液を滴下し、同温度にて10分間撹拌した。1規定塩酸で中和した後、減圧下でメタノールを留去し、得られた溶液をクロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮することにより4−ブロモ−6−シアノ−2−ヒドロキシメチルピリジン1.07gを得た。
4−ブロモ−6−シアノ−2−ヒドロキシメチルピリジン0.9g(4.22ミリモル)を10mLのDMFに溶解し、イミダゾール4.72g(42.2ミリモル)、TBDMS−Cl 2.27g(15.0ミリモル)を添加し、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。これを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=2:1(v/v))により精製し、目的物1.02gを得た。
得られた2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)メチル−2、6ジシアノピリジン1.02g(3.12ミリモル)を7mLのDMFに溶解し、ヨウ化ナトリウム0.52g(3.43ミリモル)、シアン化銅0.3g(3.43ミリモル)を添加し、130℃で28時間撹拌した。反応液を冷却後、水、酢酸エチルを加え、不溶物を濾別した後、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウム乾燥後、減圧濃縮して得られた組成生物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=10:1(v/v))により精製し、目的物0.34gを得た。
iii)4−ブロム−6−シアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドの製造
Figure 2002064566
2−(tert−ブチルジメチルシロキシ)メチル−2、6ジシアノピリジン0.34g(1.24ミリモル)をTHF3mLに溶解し、0℃に冷却下、テトラブチルアンモニウム フルオライド(1mol/L,THF溶液)1.5mL(1.48ミリモル)を加え、室温まで戻し2時間撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、酢酸エチルで抽出した後、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより粗4,6−ジシアノ−2−ピリジニルメタノールを得た。
得られた4,6−ジシアノ−2−ピリジニルメタノールの全量を4mlのベンゼンに溶解した。この溶液に1.6gの活性二酸化マンガンを添加し、還流温度まで昇温した後、6時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物をろ過することにより取り除いた。得られた濾液を減圧濃縮することにより、目的物0.12gを得た。
iv)4,6−ジシアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド O−[(2,6−ジメトキシフェニル)メチル]オキシムの製造
Figure 2002064566
0.12g(0.76ミリモル)の4,6−ジシアノ−2−ピリジンカルボキシアルデヒドを3mlの酢酸に溶解し、0.15g(0.84ミリモル)の2,6−ジメトキシベンジルオキシアミンを添加し、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、炭酸水素ナトリウム水溶液を添加することにより中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。このものを減圧濃縮し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ヘキサン:酢酸エチル=7:3(v/v))にて精製して、目的物0.03gを得た。
融点140〜142℃
上記実施例を含め本発明の化合物の代表例を第1表に示す。尚、表中の略号はそれぞれ下記の意味を表す。
Me:メチル基 Et:エチル基 Pr:プロピル基 Pr:イソプロピル基 Bu:ブチル基 Bu:tert−ブチル基 cycloPr:シクロプロピル基 cycloBu:シクロブチル基
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
Figure 2002064566
〔殺菌剤〕
次に、本発明の組成物の実施例を若干示すが、添加物及び添加割合は、これら実施例に限定されるべきものではなく、広範囲に変化させることが可能である。製剤実施例中の部は重量部を示す。
実施例16 水和剤
本発明化合物 40部
クレー 48部
ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 4部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 8部
以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分40%の水和剤を得る。
実施例17 乳剤
本発明化合物 10部
ソルベッソ200 53部
シクロヘキサノン 26部
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 1部
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 10部
以上を混合溶解すれば、有効成分10%の乳剤を得る。
実施例18 粉剤
本発明化合物 10部
クレー 90部
以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分10%の粉剤を得る。
実施例19 粒剤
本発明化合物 5部
クレー 73部
ベントナイト 20部
ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部
リン酸カリウム 1部
以上をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥して有効成分5%の粒剤を得る。
実施例20 懸濁剤
本発明化合物 10部
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 4部
ポリカルボン酸ナトリウム塩 1部
グリセリン 10部
キサンタンガム 0.2部
水 73.8部
以上を混合し、粒度が3ミクロン以下になるまで湿式粉砕すれば、有効成分10%の懸濁剤を得る。
実施例21 顆粒状水和剤
Figure 2002064566
以上を均一に混合して微細に粉砕後、適量の水を加えてから練り込んで粘土状にする。粘土状物を造粒した後乾燥すれば、有効成分40%の水和剤を得る。
産業上の利用可能性:
次に、本発明化合物が各種植物病害防除剤の有効成分として有用であることを試験例で示す。防除効果は、調査時の供試植物の発病状態、すなわち葉、茎等に出現する病斑や菌そうの生育の程度を肉眼観察し、無処理と比較することで防除効果を求めた。
試験例1 インゲン灰色かび病防除試験
育苗バットで栽培したインゲン(品種「ながうずら」)の花を切除し、本発明化合物の乳剤を有効成分50ppmの濃度に調整した薬液に浸漬した。浸漬後、室温で自然乾燥し、インゲン灰色かび病菌(Botrytis cinerea)を噴霧接種した。接種した花を無処理のインゲン葉に乗せ、明暗を12時間毎に繰り返す高湿度の恒温室(20℃)に7日間保持した。葉上の病斑直径を無処理と比較調査し、防除価を求めた。その結果、以下の化合物が75%以上の優れた防除価を示した。なお、化合物番号は第1表中の化合物番号に対応する。
1,2,111,185,186,187,188,191,197,208,213,222,223,228,234,237,421,425,429,463,464,465,505,506,507,509,510,514,556

Claims (2)

  1. 式〔I〕
    Figure 2002064566
    (式中、Rは、水素原子、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C1〜6アルコキシ基、C1〜6アルキルチオ基、アミノ基、モノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、C1〜6アシルオキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、C1〜6ハロアルキル基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子を表す。
    mは1〜3の整数を表し、mが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
    は、シアノ基、ニトロ基、ホルミル基、C1〜6アルキルカルボニル基、N−ヒドロキシイミノC1〜6アルキル基、N−C1〜6アルコキシイミノC1〜6アルキル基、カルボキシル基、C1〜6アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ若しくはジC1〜6アルキルカルバモイル基、C1〜6アルキルスルホニル基、C1〜6アルキルスルフィニル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル基又はトリC1〜6アルキルシリルC2〜6アルキニル基を表す。
    mが2以下のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。
    は、水素原子、C1〜6アルキル基又はC3〜6シクロアルキル基を表す。
    、Rは、同一又は相異なって、水素原子、C1〜6アルキル基を表す。
    は、C1〜6アルキル基、C3〜6シクロアルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル基、C1〜6アルコキシ基、C3〜6シクロアルコキシ基、C1〜6ハロアルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルコキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルキルカルボニルオキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルオキシC1〜6アルコキシ基、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル基、C1〜6ハロアルキル基、C1〜6アルキルスルホニルオキシ基、C1〜6ハロアルキルスルホニルオキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、モノ若しくはジC1〜6アルキルアミノ基、C1〜6アルキルカルボニルアミノ基、C1〜6アルキルチオ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子を表し、又は、nが2以上のときヘテロ原子を含むアルキレン鎖となって5から7員の縮合環を形成してもよい。
    nは1〜5の整数を表し、nが2以上のとき、Rは同一でも相異なっていてもよい。)で表されるオキシムO−エーテル化合物又はその塩。
  2. 式〔I〕
    Figure 2002064566
    (式中、R、R、R、R、R、R、m及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表されるオキシムエーテル化合物又はその塩の1種又は2種以上を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
JP2002564499A 2001-02-14 2002-02-13 オキシムo−エーテル化合物及び農園芸用殺菌剤 Withdrawn JPWO2002064566A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036681 2001-02-14
JP2001036681 2001-02-14
PCT/JP2002/001195 WO2002064566A1 (fr) 2001-02-14 2002-02-13 Composes d'oxime o-ether et fongicides a usage agricole et horticole

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2002064566A1 true JPWO2002064566A1 (ja) 2004-06-10

Family

ID=18899926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002564499A Withdrawn JPWO2002064566A1 (ja) 2001-02-14 2002-02-13 オキシムo−エーテル化合物及び農園芸用殺菌剤

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2002064566A1 (ja)
WO (1) WO2002064566A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200306154A (en) * 2002-04-15 2003-11-16 Nippon Soda Co Novel oxime O-ether compound, production process, and agricultural or horticultural bactericide
TW200307669A (en) * 2002-04-15 2003-12-16 Nippon Soda Co Novel oxime o-ether compound, production process thereof, and agricultural or horticultural bactericide
KR20090031619A (ko) * 2006-07-13 2009-03-26 바이엘 크롭사이언스 소시에떼아노님 살진균제 히드록시모일-테트라졸 유도체
EP2271641A1 (en) * 2008-04-22 2011-01-12 Bayer CropScience AG Fungicide hydroximoyl-heterocycles derivatives
TW201605800A (zh) * 2014-06-24 2016-02-16 日本曹達股份有限公司 吡啶化合物及其用途
JPWO2019083008A1 (ja) * 2017-10-27 2020-12-03 住友化学株式会社 ピリジン化合物及びそれを含有する有害生物防除組成物

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL56878A (en) * 1978-03-31 1984-03-30 Rhone Poulenc Inc Ketoximinoethers and their use as insecticides
IL60884A0 (en) * 1979-08-24 1980-10-26 Mobil Oil Corp Ketoximinoethers and their use as insecticides
DE4213149A1 (de) * 1992-04-22 1993-10-28 Hoechst Ag Akarizide, insektizide und nematizide substituierte (Hetero)-Aryl-Alkyl-ketonoxim-O-ether, Verfahren zu ihrer Herstellung, sie enthaltende Mittel und ihre Verwendung als Schädlingsbekämpfungsmittel
JP3874434B2 (ja) * 1995-06-21 2007-01-31 日本曹達株式会社 ケトンオキシムエーテル誘導体、その製造方法及び農園芸用殺菌剤
SK5992002A3 (en) * 1999-11-05 2003-02-04 Nippon Soda Co Oxime O-ether compounds and fungicides for agricultural and horticultural use

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002064566A1 (fr) 2002-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10324687A (ja) ピロール化合物、製法および農園芸用殺菌剤
JP4726373B2 (ja) オキシムo−エーテル化合物および農園芸用殺菌剤
JPWO2002066434A1 (ja) オキシムエーテル化合物及び農園芸用殺菌剤
JP4387950B2 (ja) ヒドラジン誘導体、製造中間体および農園芸用殺菌剤および殺虫剤
JPWO2002064566A1 (ja) オキシムo−エーテル化合物及び農園芸用殺菌剤
JPH08193067A (ja) ピラゾール化合物、製法、農園芸用殺菌剤および殺虫・殺ダニ剤
WO1999002518A1 (fr) Composes pyridyltriazole, procedes de production associes, et germicides agricoles et horticoles
JP4170073B2 (ja) オキシアミン誘導体、製造中間体及び農園芸用殺菌剤
WO1996017841A1 (fr) Composes de pyridylpyrrole, processus de production et bactericide agro-horticole
JPWO2003087056A1 (ja) 新規オキシムo−エーテル化合物、製造方法及び農園芸用殺菌剤
JPH08217754A (ja) イミダゾール化合物、殺虫・殺ダニ剤及び農園芸用殺菌剤
KR20020059648A (ko) 시아노기를 갖는 신규한 화합물 및 살충ㆍ살비제
JPH07196608A (ja) ピロール化合物、製法、殺虫・殺ダニ剤および農園芸用殺菌剤
JPH11269154A (ja) ピリミジン化合物、その製造法および有害生物防除剤
JPH07196617A (ja) ケトンオキシムエーテル誘導体、その製造方法及び農園芸用殺菌剤
JP2002308878A (ja) アゾロピリミジン化合物、その製造方法及び農園芸用殺菌剤
JPWO2003006432A1 (ja) オキシムエーテル化合物及び農園芸用殺菌剤
JPH1067730A (ja) 新規なベンズアミドオキシム誘導体、その製法及び農園芸用殺菌剤
JP2001055304A (ja) ピリジルピリジン化合物、製造方法および農園芸用殺菌剤
JPWO2002088099A1 (ja) チアゾリルケイ皮酸ニトリル化合物および有害生物防除剤
JP2000026471A (ja) 11−ホルミル−インドロ[1,2−b][1,2]ベンズイソチアゾールおよび農園芸用殺菌剤
JPWO2004035554A1 (ja) チアゾリルケイ皮酸ニトリル化合物及び有害生物防除剤
WO2003087058A1 (fr) Nouveau compose d'oxime o-ether, procede de production et bactericide agricole ou horticole
JPWO2003095450A1 (ja) イソオキサゾール化合物および殺虫・殺ダニ剤
JPH10287670A (ja) ピリジルイミダゾール化合物及び農園芸用殺菌剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510