JPWO2002050352A1

JPWO2002050352A1 - Double knitted fabric

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Publication number: JPWO2002050352A1
Application number: JP2002551220A
Authority: JP
Inventors: 松本　紘一
Original assignee: 旭土建株式会社
Priority date: 2000-12-18
Filing date: 2001-12-17
Publication date: 2004-04-22
Anticipated expiration: 2021-12-17
Also published as: US20030106346A1; JP3867669B2; EP1344856A1; WO2002050352A1; EP1344856A4

Abstract

本発明は、連結糸の編目ループ部分が素地表面から突出せず、表面の地編糸の素材の持つ当触感、風合い等の特徴を損なわず、体裁がよく、かつ連結糸密度を小さく軽量化でき、擦れ音を防止でき、しかも厚み方向の耐圧性、弾力性も良好な二重編地を得る。その手段として、表裏の素地（１）（２）と、両素地を連結する連結糸（３）とからなる二重編地において、連結糸（３）を、表裏の少なくとも一方の素地で二目編組織で、あるいは二目編と一目編との組合せによる組織で編成する。The present invention does not cause the stitch loop portion of the connecting yarn to protrude from the surface of the base material, does not impair the characteristics of the material of the surface knitting yarn such as touch, texture, etc., has a good appearance, reduces the connecting yarn density, and reduces the weight. It is possible to obtain a double knitted fabric capable of preventing rubbing noise and having good pressure resistance and elasticity in the thickness direction. As a means for this, in a double knitted fabric consisting of the front and back substrates (1) and (2) and the connecting yarn (3) for connecting the both substrates, the connecting yarn (3) is secondly wound on at least one of the front and back substrates. Knitting is performed in a knitting structure or in a combination of the second stitch and the first stitch.

Description

〔技術分野〕
本発明は、土地の緑化、インテリア、寝装具、衣料、介護、医療、インテリア、クッション材、工業用資材その他の各種用途に利用される経編編成による二重編地に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、ダブルラッシェル機の経編編成による二重編地、すなわち、表裏の素地と、これら両素地を連結する連結糸とからなる二重編地としては、表裏の素地の双方が平地であるもの、表裏の一方が平地で他方が網状組織よりなるもの、双方が網状組織よりなるものがあり、土地の緑化、インテリア、寝装具、衣料、介護、医療、クッション材、工業用資材その他の各種用途に利用されている。
前記の二重編地は、表裏の素地を連結する連結糸が、それぞれ対応する編針に掛け渡されて両素地で編目形成されることにより編成されている。通常、前記連結糸は、表裏の素地で一目編されており、一つの編目に対して両素地間の連結糸の掛渡し部分２本が出入りする構造になっている。この連結糸は、素地の構成糸としての役割が必ずしも充分でなく、安定性や強度等に対する役割が少ない。
これらを補うために、前記の二重編地は、連結糸の密度が非常に高くなっており、結果的に目付（ｇ／ｍ２）が大きく重くなっている。さらに、軽くするためには、比較的細い糸を多量に使用する必要があって、経済的にもコスト高なものとなっている。連結糸として細い糸を使用した場合は、弾性力が弱くて厚み方向につぶれ状態になり易く、十分な耐圧強度を保持できないことになる。しかも、連結糸が一目編のために、表裏素地にしっかりと固定され難く、動いたり滑ったりして構造安定性を欠き、擦れ音の原因にもなっている。
また、前記のように連結糸が一目編されているため、この連結糸の編目のループ部分が素地表面から突出した状態になり易い。特に、連結糸がモノフィラメント糸よりなる場合にループ部分が突出し易い。しかもこの連結糸の突出部分を地編糸で包被しカバーすることができないために、素地表面の当触感、風合いを損ない、地編糸の素材の特徴を出し難いという問題もある。
さらに、前記の二重編地を寝装具あるいは椅子等のクッション材として使用する場合は、耐圧性を確保するために、連結糸として比較的太いモノフィラメント糸が使用されることもあって、前記編目部分で出入りする糸同士が擦れ合うことによる擦れ音が発生し、使用者に不快感を与えるという問題もある。
編成組織として、表裏の素地を網状組織で編成する場合等、鎖編糸や挿入糸等の地編糸により、隣接するウエール同士あるいは二列以上のウエールを連結する場合には、この連結のために、鎖編糸あるいは挿入糸として二枚以上の筬を必要とし、筬枚数が増加することで、機械的にコスト高になるばかりでなく、技術的にも難しくなり、さらに編機効率、編成効率も低下する。
さらにまた、編成技術から見た場合、鎖編糸等の地編糸の裏側に挿入糸や他の編糸を入れても、表裏の素地間の連結糸の部分ではこれらを保持する糸がなく、挿入された糸が表裏の素地間の内方へ変位し易く、十分な挿入効果を出せず、表裏素地に経挿入糸等を効率的に入れられない。さらに、一目編の連結糸による二重編地には編成組織に限界があり、組織選択の幅が小さく、柄や機能性の選択幅も小さい。
本発明は、上記に鑑みて、経編編成による二重編地として、連結糸に二目編組織を適用することにより、上記の問題を解決するようにしたものである。
〔発明の開示〕
上記の課題を解決する本発明は、経編編成による二重編地であって、表裏の素地と、これら両素地を連結する連結糸とからなり、前記連結糸は、表裏の少なくとも一方の素地において二目編組織で編成されてなることを特徴とする。
この二重編地によれば、前記の連結糸の二目編のために、該連結糸が素地の安定性や強度等に対する役割が大きくなる。このことにより、前記連結糸を、例えば１イン、１アウトで編成することが可能になり、それだけ連結糸の密度が小さくて済み、結果的に二重編地でありながら目付を小さく軽くできる。すなわち、二目編の編目からは両素地間の連結糸の掛け渡し部分１本が出入りするだけであって、連結糸の密度、特に表裏素地間の連結糸の密度が一目編の場合の大略半分になり、軽量化され、空隙率も高められる。そして、二重編地でありながら、経済的に製造できることになる。
また、前記連結糸の目付、密度を小さくできることで、従来と同じ目付であれば、２倍の太さの連結糸を使用できる等、連結糸として従来よりも太い糸を使用することが可能になる。これにより、曲げモーメントに対する強度を大幅に改善でき、軽量化を維持しながら、つぶれに対して強くなり、厚み方向の耐圧強度、弾力性を高めることができる。加えて、前記のように連結糸が二目編されることで、表裏の素地における両素地間の連結糸の掛け渡し部分の出入りが別々の編目でなされ、該連結糸にモノフィラメント糸などを使用しても、糸同士の擦れ音の発生が抑制される。特に、素地の編成糸にポリエステルやナイロン等のマルチフィラメント糸あるいは綿糸等の紡績糸を使えば、擦れ音の防止を一層効果的になし得る。また、細い糸の場合は、従来と同じ目付であれば、複数本を引き揃えて連結糸に用いることが可能になり、前記同様の耐圧強度を保持できる。
さらに、前記のように二目編される連結糸は、素地中で隣接する二つのウエールで編目形成（ルーピング）されるため、素地表面から突出し難くなり、地編糸による当触感、風合等を損なうことがなく、地編糸の素材の特徴を出し易く、外観上の体裁がよく、品質も良好に保持できる。しかも、二目編のために連結糸の編目部分が素地の一部を構成する役割を担うことになり、素地の強度を高めるばかりか、二目編されることで連結糸がしっかりと素地に固定され、立体構造の安定性も増す。
そのため、前記連結糸の二目編の組織と、素地の地編糸の組織との組み合せにより、素地の編組織のバリエーションを増やし、外観、意匠もしくは当触感や風合さらには機能性等を多様化できることになる。
また、表裏の素地を網状組織で編成する場合その他の編組織に応じて、例えば隣接する２列のウエール同士あるいは３列以上のウエールを結束したり、一部的に結節する場合には、前記連結糸の二目編により結束もしくは結節でき、鎖編糸や挿入糸により結束する場合のように、特別の筬を追加する必要がなく、筬枚数が少なくて済み、編機効率、編成効率を高めることができる。
本発明の第２の二重編地においては、前記の連結糸が、表裏の少なくとも一方の素地において二目編と一目編とを組合せた組織で編成されてなることを特徴とする。
この二重編地は、二目編による連結糸を有することにより、前記同様に、連結糸の密度を少なくでき、目付が小さく軽くなる。また、立体構造の二重編地として経済的なものになる。しかも、二目編する連結糸に太い糸を使用することができ、これにより、厚み方向の耐圧性、弾力性を向上でき、さらに地編糸の素材の特徴を出し易い上に、表裏の素地において、二目編と一目編との組合せにより、一目編だけの場合に比して広く多様な組織の選択ができ、新規な編組織を得ることができる。
前記の二重編地において、表裏の素地の少なくとも二部の地編糸が、二目編で編成されてなるものとすることができる。これにより、表裏の素地の編組織に変化を与え、さらに多様な組織の二重編地とすることができ、素地の安定性も増す。さらに表裏素地の地編糸および連結糸の両方に二目編を選択することができる。また表裏のゲージを異にして編成することもでき、多様な組織や意匠を選択できるとともに、一層の軽量化も可能となり、経済的なものにもなる。
前記の二重編地において、表裏の少なくとも一方の素地が、１もしくは複数ウエールの編目列からなる紐状の素地部分により網目を画成してなる網状組織で編成され、該素地部分の任意の個所で連結糸が隣接する編目列を結合するように二目編されてなるものとすることができる。
この場合、少なくとも一方の素地が網状をなすものにおいて、二目編によって前記連結糸をしっかりと強固に素地に編み込み保持することができるため、前記同様の特徴を有することに加えて、網目を形成する紐状の素地部分の構造を安定化でき、かつ紐状の素地部分同士の結節強度を高めることができる。さらには立体構造の安定化と擦れ音防止の効果を高めることができる。
例えば、網目を画成する紐状の素地部分が２ウエール以上の編目列よりなる場合は、該紐状の素地部分の中で隣接する編目列を結合するように前記連結糸を二目編することができる。これにより、従来のように地編糸によって結束する場合に比して、筬枚数が少なくて済み、機械効率、編成効率を高めることができる。しかも、二目編された連結糸が前記素地部分の表面に突出することもなく、当触感がよく体裁のよい網状の素地を構成できる。
また、前記の網状の素地において、隣接する素地部分同士の結節部で両素地部分を相互に結節するように前記連結糸が二目編されてなるものとすることができる。これにより、素地部分同士の結節部を補強でき、さらに強固に結節することができる。
前記の二重編地の表裏の素地の少なくとも一方において、二目編された連結糸の隣り合う両編目間の横走り部分と地編糸との間に、横振り挿入糸または経方向の挿入糸が挿入されてなるものとすることができる。
これにより、横振り挿入糸や経方向の挿入糸が素地本来の地編糸より内部において安定に保持されて、挿入糸を挿入した効果を充分に発揮することができる。また、その挿入形態によっては、締糸や力糸として使用することもできる。しかも、前記挿入糸が、仮に耐摩耗性、耐候性等の低い機能性素材であっても、その外側に位置する地編糸でカバーされるため、該挿入糸が直接外気に触れたり、外圧を受けたり、また人肌等に直接接触したりするのを防止でき、該挿入糸の素材の持つ機能を良好に発揮でき、耐久性も良好に保持される。
また、前記連結糸の横走り部分と地編糸との間に挿入する横振り挿入糸または経方向の挿入糸として、耐摩耗性や当触感に劣る素材の糸、あるいは染色性や発色性の劣る素材の糸が挿入され、その外側に位置する地編糸として、耐摩耗性や当触感の良い素材の糸、あるいは染色性や発色性の良い素材の糸を使用することにより、編地表面の耐摩耗性や当触感、あるいは染色性や発色性を改善でき、かつ前記挿入糸による機能を良好に保持できる。
さらに、前記連結糸が表裏の素地の双方で二目編されている場合に、表裏それぞれの連結糸の横走り部分と地編糸との間に、経方向の挿入糸を表裏に交互に掛け渡して挿入しておくことができる。これにより、編成上において連結糸の二目編を容易にするほか、編成後に前記挿入糸を引張することにより、表裏両素地を互いに接近させることが容易に可能になる。
前記の二重編地において、少なくとも表裏の素地の一方で二目編された連結糸が、所要のコース位置において、表裏の素地間で相対するウエールから１ウエール分以上左右に移行して斜めに掛け渡されることにより、この掛け渡し部分が厚み方向に対して傾斜し、断面において略Ｘ状、略Ｖ状や逆Ｖ状、略Ｕ状や逆Ｕ状等をなすように編成されてなるものとすることができる。
これにより、表裏面に対して垂直方向に圧力がかかった場合、垂直方向の力を横方向に逃がすことができ、また素地自体の伸縮性でクッション効果を助け、耐圧、耐久性が増すとともに、連結糸の掛け渡し部分そのものの座屈を防止することができる。
また、前記の二重編地において、表裏の素地を連結する連結糸を、二枚の筬で交互に編成し、表裏の素地間において交互に素地面に対して垂直に近い掛け渡しと傾斜角度のある掛け渡しとの二種の掛け渡し形状をなすように編成することにより、経方向や厚み方向での立体構造状のさらなる安定化を図ることができ、また厚み方向の弾力性を高めることができる。
前記の二重編地において、連結糸として、材質や特性を異にする二種以上の糸を使用して編成することにより、二重編地の表面において、凹凸あるいは耐圧強度に強弱をつけることができる。また、表裏素地間の連結糸の掛け渡し部分の長さを異にして編成することにより、二重編地の表面において、凹凸あるいは耐圧強度に強弱をつけることもできる。これらの場合、前記の特徴に加えて、さらに独特な外観を持ち、且つ当触感を持つ二重編地が得られる。
特に、前記の二目編の連結糸により網目を部分的にあるいは全面に渡って存在するように編成した後、熱セット加工での拡張作用によって、連結糸の滑りや伸びを出し、網目形状や連結糸の高さに変化を与えることによって、二重編における表面に編柄による模様や凹凸模様を作ることができる。
さらに、前記の二重編地において、表裏の少なくとも一方の地編糸が編地の外表面に出るように編成されるとともに、外表面に出ている該地編糸が起毛、シャーリング加工されてなるものとすることができる。これにより、地編糸のみの起毛表面を得ることができ、付加価値のある品質の高いものが得られる。
前記の二重編地において、二目編の連結糸により、表裏の少なくとも一方の素地がマーキュゼット調に編成されてなるものとすることができ、これにより、前記の特徴に加えて、さらに独特な外観を持つ二重編地が得られる。
特に、前記の二重編地においては、表裏の少なくとも一方の素地が、編方向に延びる鎖編糸による編目列と、この編目列に対して複数コース毎に１もしくは数列横のウエールに横振り挿入される挿入糸とにより、マーキュゼット調の編組織で編成され、また表裏の素地を連結する連結糸が、二枚の筬により、前記挿入糸の横振り部分に対応するコース部分で表裏素地のそれぞれにおいて互いに反対方向に移行して二目編されてなるものが好ましい。
これにより、マーキュゼット調の素地において、横振り挿入される挿入糸が連結糸の二目編により保持されて、横方向の部分での滑りが防止されるとともに、この連結糸によるウエール間の保持作用によりマーキュゼット調の編組織の角目が安定したものになる。しかも、前記マーキュゼット調の編組織の挿入糸として、導電性素材、カーボンやアラミド等の高強力糸を用いることができ、このような高級糸を使用する場合でも、経済的に編成することができる。さらに、表裏素地の鎖編糸を二目編みすることができ、これにより一層の組織安定の効果が得られる。
前記の二重編地において、表裏素地の少なくとも一方において、素地の地編糸による基部層部分と、意匠表面や機能性表面等を構成する編糸の表層部分とを重ね編することもできる。これにより、二重編地の使用目的や用途に応じた外観、意匠、あるいは当触感や風合、あるいは所望の機能を保有した二重編地を得ることができる。前記素地の表層部分を編成する編糸としては、マルチフィラメント糸、紡績糸、天然糸等の柔軟性のある糸の少なくとも１種の糸、あるいは弾性糸、融着性糸、機能糸等の少なくとも１種の糸、またはこれらを混合した糸を使用することができる。柔軟性の糸を使用することにより、編地表面がソフトな外観を呈するものになる。
また、表裏素地および連結糸に、弾性糸の一種であるポリトリメチレンテレフタレート糸を使用すると、ソフトで伸縮性があって、クッション性にも優れた各種の二重編地、例えば表裏素地が平編組織の二重編地、あるいは表裏素地の少なくとも一方が網状組織の二重編地を得ることができる。
〔発明を実施するための最良の形態〕
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図１は本発明に係る経編編成による二重編地の１実施例を示す略示斜視図である。図２は同上の一部の略示拡大斜視図、図３は同上の一部の略示拡大断面図、図４は連結糸の二目編構造の説明図、図５は同上の編組織の１例を示す各筬のラッピング組織図である。
図において、（１）および（２）は表裏の素地、（３）はこれら両素地（１）（２）を所要の間隔を存して連結する連結糸を示す。この実施例の二重編地（Ａ）の場合は、表裏の一方、例えば表側の素地（１）が網状組織で、また他方の裏側の素地（２）が平編組織で編成されている。図中の（１１）は表側の素地（１）において網目（１２）を形成する２列一組の編目列のウエール（ｗ）による素地部分を、（１３）は前記素地部分（１１）（１１）同士の結節部を示している。
前記の連結糸（３）については、表裏の素地（１）（２）に交互に掛け渡されるとともに、表裏素地の少なくとも一方、例えば図のように双方の素地（１）（２）において、それぞれ全部あるいは一部等の任意の個所で二目編組織で編成されている。特に、この連結糸（３）の筬に対する糸通しを一本おき（１イン、１アウト）にして編成されている。（３１）は連結糸の掛け渡し部分を示す。
具体的には、略平行に配置された２列の針床を有するダブルラッシェル機により、例えば図５の編組織に示すように、基本的に鎖編糸と挿入糸とにより所要の間隔をおいて編成される表裏それぞれの素地（１）（２）と、この表裏の素地（１）（２）を連結する連結糸（３）とにより構成される。
すなわち、表側の素地（１）を編成するフロント側では、地編糸を２本ずつ交互に導糸する鎖編筬（Ｌ２）（Ｌ３）と１本おきに導糸する挿入糸筬（Ｌ１）により、鎖編による２列のウエールに対して挿入糸を横振り挿入しながら、網目（１２）を形成する２列のウエールによる紐状の素地部分（１１）を編成するとともに、網目（１２）に相当する所要コース毎に鎖編筬（Ｌ２）（Ｌ３）を左右交互に横振り移行させて、左右に隣接する紐状の素地部分（１１）と交互に結節し、その後、元の位置に戻すようにして、平面略ひし形もしくは略六角形、またはひし形と略六角形を組み合わせた形状をなす網状組織で編成する。
また、裏側の素地（２）を編成するバック側では、鎖編糸および挿入糸をそれぞれ全通し（フルセット）で導糸する鎖編筬（Ｌ５）と挿入糸筬（Ｌ６）とにより平地組織で編成する。
そして、連結糸（３）については、該連結糸を一本おきに、つまり１イン１アウトで導糸する連結糸筬（Ｌ４）により、該連結糸（３）を表裏の素地（１）（２）に交互に掛け渡すとともに、図４の説明図のように、それぞれの素地（１）（２）で隣接する２列のウエール（ｗ）で編目形成するように二目編組織で編成する。特に、表側の素地（１）では、網目（１２）を形成する紐状の素地部分（１１）となる２列のウエール（ｗ）で編目形成するように二目編により編成する。これにより、隣接する２列のウエールの編目列を連結糸（３）により結束でき、さらに安定した素地部分（１１）を形成でき、また場合によっては挿入糸を不要にもできる。前記連結糸（３）にモノフィラメント糸を用いると、前記の結束強度がさらに高くなる。
なお、平地組織の素地（２）では、基本的に前記素地（１）の紐状の素地部分（１１）のウエールに対応する２列のウエール（ｗ）で編目形成する二目編により編成する。図４中の符号（３ａ）は連結糸（３）の隣合う編目間の横走り部分を示す。
この編成後、適当に緊張して熱セットを行い、さらに必要に応じて合成樹脂加工等を行うことにより、図１〜図３に示す表面が網状、裏面が平地組織の二重編地（Ａ）を得ることができる。
この実施例の二重編地（Ａ）は、前記のように連結糸（３）を一本おきに導糸して二目編するため、従来の一目編の連結糸による場合に比して、連結糸（３）の掛け渡し部分の密度を半減でき、結果的に二重編地でありながら目付を小さく軽くできる。
すなわち、表裏の連結糸（３）の二目編による二つの編目からは基本的に両素地間の連結糸（３）の掛渡し部分１本が出入りするだけであり（図４参照）、連結糸（３）の掛け渡し部分の密度が一目編の連結糸による場合の半分になるため、編地全体として軽量化でき、空隙率も高めることができる。例えば、連結糸を二目編することで、連結糸の糸本数を、フルセットの場合に対して１／２本、１／３本、１／４本・・・と減少させて編成できるので、目付を小さくできる。逆に言えば、同じ目付であれば、理論的に大略２倍もしくはそれ以上の太さの連結糸を用いることができる。そのため曲げモーメントに対しては大幅に改善され耐圧強度も改善されるものとなる。しかも、比較的太いモノフィラメント糸を連結糸に使用した場合にも、モノフィラメント糸同士の擦れ音が発生し難くなる。また、二目編することによって、連結糸を素地にしっかりと編み込むことができ安定させることができるので、立体構造の安定性が大幅に改善され、倒れ等を防止できる。
また、前記連結糸として細いモノフィラメント糸を使用する場合、これを２〜３本を引き揃えて連結糸筬（Ｌ４）により導糸して編成することにより、太い糸の場合と同様の耐圧強度が得られ、しかも太い糸の場合に比べて該連結糸の編ループ部分が表面に突出し難くなる。
前記のように、二目編される連結糸（３）は、図４の説明図のように、表裏の素地（１）（２）中では鎖編糸等の編目を形成する糸の後側（表裏素地間の内方側）で隣接する２列のウエールで編目形成されるため、素地表面から突出し難くなり、地編糸による当触感、風合等を損なうことがない。さらにまた、素地の地編糸とのミックスが行われ難くなり、地編糸の素材感を編地表面に充分に出すことができる。このような効果は、連結糸が二目編されている部分が多くなるほど顕著である。
前記の連結糸（３）については、網状の素地（１）において網目（１２）を画成する紐状の素地部分（１１）で二目編するものには限らず、これに加えて、前記連結糸筬（Ｌ４）を所要コース毎に左右交互に横振りさせて編成し、両素地部分（１１）（１１）を相互に結節するように二目編することができる。また、隣接する素地部分（１１）（１１）同士の結節部（１３）においてのみ両素地部分（１１）（１１）を相互に結節するように、前記連結糸（３）を二目編することも可能である。いずれの場合も、前記結節部（１３）の結節強度をさらに高めることができる。
また、前記連結糸（３）を２枚の筬で編成することとして、所要コース毎に左右に隣接する素地部分（１１）と交互に結節するように編成することもできる。例えば、図５の編組織における連結糸筬を２枚にして、一つおきに導糸する連結糸を両筬に交互に配し、網目に相当する所要コース毎に左右交互に横振りさせて、隣接する素地部分（１１）（１１）同士を結節するように二目編することができる。これによって、素地部分（１１）（１１）同士の結節部（１３）を補強でき、さらに強固に結節することができる。また、これにより、網目を形成するために、鎖編筬を２枚筬にして所要コースで横振りさせて編成する必要もなくなる。
すなわち、隣接する２列のウエール同士あるいは３列以上のウエールを結束したり、所要コースで隣接する素地部分同士を結節するために、鎖編糸を二枚筬にする等、特別の筬を追加する必要がなく、筬枚数が少なくて済み、編機効率、編成効率を高めることができる。
上記の実施例において、表側の素地（１）の網状組織としては、網目（１２）を形成する素地部分（１１）を、３列以上のウエールで形成することも可能であり、また網目（１２）の大きさや形状についても任意に設定でき、種々の網状組織による編成が可能である。前記素地部分（１１）は、意匠や機能的効果を求めて、１列のウエールで編成することも可能であるが、実施上は、２列以上のウエールで編成しておくのが望ましい。
なお、上記した実施例では、表側の素地（１）が網状組織、裏側の素地（２）が平地組織で編成する場合において、連結糸（３）を表裏の素地（１）（２）の双方で二目編する場合を示したが、このほか、図６に例示するように、裏側の素地（２）を表側の素地（１）と同様の網状組織にして実施できる。
この際、連結糸（３）については、表裏の素地（１）（２）の一方または双方において、その任意の個所で、例えば網目を形成する素地部分及び／又は隣接する素地部分同士の結節部で、二目編組織で編成して実施することができる。
この場合において、表裏の素地（１）（２）の網目は、表裏同形にして対応位置に形成しておくものには限らず、表裏で網目の位置を編方向にずらせたり、網目の形状や大きさを異にすることができる。表裏の素地（１）（２）が対応する網状組織よりなる二重編地（Ａ）は漁網に好適に使用できる。この場合、前記のように紐状の素地部分同士の結節部において連結糸を二目編することにより、その結節強度を高め、耐久性を高めることができる。
上記したいずれの実施例においても、連結糸（３）の二目編については、表裏の素地（１）（２）の編組織に応じて、種々の二目編組織による編成が可能である。
例えば、図５および図６の編組織における連結糸筬（Ｌ４）については、図５あるいは図６に示すもの以外にも、図７Ａ〜図７Ｈ、図８Ａ〜図８Ｆ、図９Ａ〜図９Ｃに例示するような任意の編組織で編成することができる。
なお、図９Ａの二目編は、表裏とも１コース毎にウエール位置を異にしているので、表裏がメッシュ組織の場合の孔目が小さくなる。図９Ｂのように任意のコース毎に二目編のウエール位置を異にすれば、図９Ａの場合よりも大きい孔目を形成でき、図９Ｃの二目編によれば、表裏で孔目の位置をずらせることができる。
また、前記の連結糸筬（Ｌ４）については、表裏の素地（１）（２）の双方において連結糸（３）を二目編するものには限らず、図１０Ａ〜図１０Ｆに例示する連結糸筬（Ｌ４）の編組織のように、表裏のいずれか一方の素地のみで連結糸を二目編して実施することができる。
いずれの場合も、上記と同様に目付を小さくでき、かつ弾性や耐圧性を高めることができる。また連結糸（３）を二目編した側の素地のウエールの結合強度を高めるとともに、経済的に製造でき、さらに外観、意匠、当触感、風合等を改善できる。
前記連結糸（３）の二目編組織については、表裏の素地（１）（２）の一方または双方で二目編するいずれの場合にも、表裏の各素地において全コースで二目編する必要はなく、二目編と一目編との組合せによる編組織で編成しておくことができる。
また、図７Ａ〜図７Ｈ、図８Ａ〜図８Ｆ、図９Ａ〜図９Ｃ、図１０Ａ〜図１０Ｆのように、連結糸（３）を一枚筬使いで編成する場合のほか、図１１Ａ〜図１１Ｃに例示する編組織のように、連結糸（３）を２枚筬使いで編成し、これにより両筬の連結糸を異なった編組織で編成することができる。
例えば、図１１Ａの組織のように、一方の筬（Ｌ４）で二目編、他方の筬（Ｌ５）で一目編することにより、二目編のウエールと一目編のウエールとをコース方向に交互に形成することができる。またこの組織を利用することにより、二目編のウエールを任意の個所に設定することができる。また、図１１Ｃの組織において、連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）により二種類の糸を１イン３アウトで交互に導糸して編成すると、表裏の素地が、平地、メッシュ、ハニカム、２ウエールマーキュゼット等の編組織によるいずれの場合も、連結糸の目付を１／２以下に低減でき、二重編地を大幅に軽量化できることになる。また、前記組織の場合、二つの連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）の連結糸がクロスすることにより、表裏の立体構造の安定化を図ることもできる。
さらに、前記連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）に二種類の糸、例えば一方の連結糸筬（Ｌ４）にモノフィラメント糸、他方の連結糸筬（Ｌ５）にマルチフィラメント糸、あるいは一方の連結糸筬（Ｌ４）に弾性糸、他方の連結糸筬（Ｌ５）に非弾性糸、あるいはまた双方の連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）に機能や色を異にした素材を使用することにより、様々な機能や意匠的な特徴、効果を出すことができる。
また、連結糸として、マルチフィラメント糸、紡績糸、弾性糸、融着糸等の少なくとも一種の糸と、モノフィラメント糸とを使用し、これらの糸を所要のコース毎に交互に編成する二目編組織を採用することにより、モノフィラメント同士の擦れ音の発生をより効果的に抑制することができる。
さらにまた、上記の二目編組織を適宜採用することにより、表裏の編方向のウエールおいて１コースおきに連結糸の編成されない部分を作り、表裏の編糸の素材感を出したり、連結糸による打ち込み本数の制限を変えたりすることができ、従来の二重編地では出せなかった当触感や風合を出すことができる。さらに軽量な割には耐圧強度を上げてつぶれ難い二重編地とすることができる。
この場合、さらに耐圧強度を上げたい場合、あるいは連結糸のクロス構造による補強効果、つまり連結糸の掛け渡し部分の傾斜による倒れ防止効果を上げたい場合は、連結糸の太さを大きくすることによって可能であり、産業用資材やクッション材等の用途にも好適に使用できることになる。
また、耐圧強度よりも表裏の素材の当触感や素材による機能性を期待する場合は、連結糸として比較的細い糸を使用する。また表裏素地の連結の役目を主目的とし、立体構造の効果を従目的とする場合は、連結糸として比較的太い糸を使用した上で、表裏素地の地編糸として、綿、アセテート、スーパーファインマルチナイロン／エステル、ハイバルキーナイロン／エステル、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリウレタンその他の弾性糸等を、表裏とも同じか、異にして、あるいは数ウエール毎に混合して使用してもよい。また、必要により、連結糸にも前記の糸を使用してもよい。
図８Ｅ、図８Ｆの連結糸の二目編組織は、２ウエールの連結糸を２コース毎又は３コース毎に相隣る２ウエールに横移動して編成するもので、二重編地の表裏に素材感や凹凸感あるいは滑り止め効果を出すものである。この組織による二重編地は、衣料、スポーツ、介護、医療用、サポーターあるいはシューズ、スリッパ、インソール、車椅子のシート等の用途に好適に使用できる。このほか、フロアーの滑り止め、パーティションやカーテン等のインテリア素材としても適している。その他の各種工業用資材あるいはフィルター等にも使用できる。
図１０Ｄまたは図１０Ｆの二目編組織において、連結糸を連結糸筬（Ｌ４）に１イン１アウトまたは１イン３アウトで導糸して編成し、これを適当に拡幅し熱セットすれば、より軽量な二重編地を得ることができる。また、連結糸の密度が小さいことで、編地内に樹脂やコンクリート等が入り易いので、補強材として好適に使用することができる。
上記のほか、一枚筬あるいは二枚筬による周知の二目編組織を利用した種々の編組織での編成が可能である。
前記のように、連結糸（３）を一枚筬使い、二枚筬使いのいずれで編成する場合も、該連結糸（３）の表裏の素地（１）（２）間での掛け渡し形状を、図１２に略示するように、表裏の素地（１）（２）間で相対するウエール（ｗ）から１ウエール分以上左右に移行させて斜めに掛け渡すことにより、この掛け渡し部分（３１）が素地面に対し垂直の方向（厚み方向）に対して左右一方または双方に傾斜して、断面において略Ｘ状、略Ｖ状や逆Ｖ状または略Ｕ状や逆Ｕ状あるいは略平行四辺形状等をなすように編成することができる。
図１３Ａおよび図１３Ｂは、連結糸（３）の掛け渡しを、一部又は全部を断面略Ｘ状とする場合の連結糸筬（Ｌ４）の編組織を例示しており、それぞれ１イン１アウト、１イン２アウト又は１イン３アウトで導糸して編成する。
前記図１３Ａの編組織による場合、図１４に例示するように、表裏の素地（１）（２）間において素地面に対して略垂直もしくは垂直に近い掛け渡しと、傾斜角度を持つ斜めの掛け渡しとの二種の掛け渡し形状で編成されることになる。（３０）は素地面に対して垂直もしくは垂直に近い掛け渡し部分を示し、（３１）は斜めの掛け渡し部分を示している。これらの掛け渡し部分（３０）（３１）は、モノフィラメント糸であっても、必ずしも図に略示するような直線状をなすものではなく、実際の編地では湾曲状にカーブしている場合も多い。連結糸（３）を高いテンションで二目編すると、該連結糸（３）の前記掛け渡し部分（３０）（３１）のカーブが緩くなる。
このように、全部又は一部の任意のコース位置で連結糸（３）を斜めに掛け渡すことにより、斜めの掛け渡し部分（３１）と、垂直に近い掛け渡し部分（３０）と、素地中の二目編部分等との組合せで、断面でみた場合に、略台形状や逆台形状、略平行四辺形状、略三角形状や逆三角形状、長方形等の形状、あるいはこれらを組み合わせた形状とすることができる。これにより、連結糸量を減らして軽量化を図ることができるとともに、立体構造の安定性を高めることができる。
すなわち、前記の斜めの掛け渡し部分（３１）を有する構造とすることにより、素地面に対して垂直方向に荷重がかかった場合に、その荷重を斜めの掛け渡し部分（３１）を介して水平方向に変換して逃がすことができ、連結糸（３）が座屈してしまったり、過度に折れ曲がったりすることがなく、立体構造を良好に維持できる。
また、表裏の素地（１）（２）の一方もしくは双方の地編糸については、これを二目編組織で編成しておくこともできる。例えば、図５または図６の編組織において、一方の素地を編成する鎖編筬（Ｌ２）（Ｌ３）と挿入糸筬（Ｌ１）とに代えて、図１５に例示するように、二種類の地編糸をそれぞれ１イン３アウトで交互に導糸する鎖編筬（Ｌ２）（Ｌ３）を用いて二目編組織で編成することができる。この場合、挿入糸筬（Ｌ１）を省略することができる。また筬への鎖編糸の糸通しが少なくて済む。
この鎖編筬（Ｌ２）（Ｌ３）については、網状組織をなすように編成する場合は、所要コースごとに左右交互に互いに反対方向に２針分横振り移行させて、左右に隣接する両筬（Ｌ２）（Ｌ３）の地編糸による素地部分と交互に結節するように編成すればよい。
この場合において、前記地編糸の二目編組織を、連結糸（３）の二目編の組織と組み合わせて編成できる。これにより、当該素地の構造がさらに堅牢で安定したものとなる上、表裏の素地（１）（２）の編組織に変化を与え、さらに多様な組織、特性を持った二重編地とすることができる。
さらに本発明は、前記連結糸（３）の二目編の組織と、表裏の素地の組織とを種々組み合せることにより、さらにはこれに地編糸及び連結糸の材質や特性を組合せることにより、あるいは挿入技術を組み合わせることにより、表裏素地のバリエーション及び編地の特性を多様化できることになる。
以下、その実施例について説明する。
図１６の編組織はその１例を示している。この組織において、表裏の一方、例えば表側の素地（１）を筬（Ｌ２）と筬（Ｌ３）で細かな網目を有するメッシュ組織で編成し、他方の素地（２）を全通しの鎖編筬（Ｌ６）と挿入糸筬（Ｌ７）で平編組織で編成する。この場合、鎖編筬（Ｌ６）によるウエールのループが挿入糸により引っ張られて左右にジグザグ状に曲がり、これが編地の伸縮の原因となり、経方向又は緯方向の寸法安定性が損なわれる。しかし、同図の編組織図のように、さらに挿入糸筬（Ｌ８）を追加し、同じウエール内で編方向（経方向）に延びる経挿入糸を挿入して編成することにより、経方向の伸びを止め、横幅が縮小するのを防止することができる。特に、前記経挿入糸を８コース等の所要コースごとに１面ルーピングさせることにより（図示せず）、経方向の経挿入糸の滑りを止めることにも効果がある。
このような編組織による経緯の寸法安定性の高い二重編地は、シーツ、布団カバー、ベッドカバー、カーシート、椅子張り地として、さらにまた土木資材や工業用資材等の寸法安定性が要求される各種の用途に好適に使用できる。
図１７の編組織は、表裏の素地（１）（２）が細かな網目を有するメッシュ構造をなす二重編地において、連結糸（３）を二目編した場合の組織を例示している。この場合において、表裏の地編用の筬（Ｌ２）（Ｌ３）および（Ｌ５）（Ｌ６）には、綿糸や紡績糸、マルチフィラメント糸やマルチフィラメント加工糸等の伸びの少ない糸を、それぞれ２本おき（２イン２アウト）で交互に導糸し、各コースごとに３針間で横振りしながら編目形成するとともに、所要コース毎に左右に互いに反対方向に交互に数ウエールにわたり横振りし、両筬の糸を交互に結合するようにしてメッシュ組織で編成する。また連結糸筬（Ｌ４）には、連結糸（３）として、ゴム、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリウレタン等の伸縮性糸や弾性糸を導糸して、表裏の少なくとも一方、例えば双方の素地において二目編して、隣接する２ウエールを結合するように編成する。これにより、連結糸の伸縮性によって二重編地が経緯両方向の伸縮性を有するとともに、二重編地としてのクッション性も併せ持つものとなる。この二重編地は、サポート、アンダーウエア、スポーツウエア、クッションカバー、運送用カバー等に特に好適に使用できる。
さらに、前記地編糸に弾性糸を、連結糸に伸縮性のないモノフィラメント糸を使えば、一定の伸びは有するが、前記モノフィラメント糸よりなる連結糸による伸び規制により一定以上には伸びないという物性を有する二重編地が得られ、椅子張り地等に好適に使用できるものになる。
図１８は、表裏の素地（１）（２）の双方を平地組織にして、連結糸（３）を二目編した編組織を例示している。この編組織において、表裏素地を編成するそれぞれの筬（Ｌ３）（Ｌ６）には、鎖編糸としてマルチフィラメント糸、紡績糸、モノフィラメント糸等を全通しで導糸し、また筬（Ｌ１）と（Ｌ７）（Ｌ８）には緯挿入糸として、マルチフィラメント糸又はモノフィラメント糸を全通しあるいは１イン１アウトで導糸する。さらに表側の筬（Ｌ２）には、経挿入糸として前記同様の糸を全通しで挿入する。そして、連結糸筬（Ｌ４）には、前記同様の糸を連結糸（３）として１イン１アウトで導糸して編成する。
この編組織の場合、表側の素地においては、連結糸（３）の二目編と、筬（Ｌ１）による緯挿入糸および筬（Ｌ２）による経挿入糸により、経緯の寸法安定性が高められ、二重編地としての構造安定性が向上する。特に、二目編の緯伸び防止、及び経挿入糸による経伸び防止効果が大きく、経緯寸法安定性の高い編地製品を得ることができる。
また、前記連結糸筬（Ｌ４）による二目編を行う連結糸（３）に、ポリトリメチレンテレフタレート等の弾性糸や伸縮性糸を使うと、編成し易いばかりでなく、クッション効果の耐久性が高まり、二目編による素地へのしっかりとした編み込みにより、当触感がよく軽量で、かつ薄物でありながら、より効果的なクッション性が得られる。さらに、表裏素地（１）（２）の少なくとも一方に前記弾性糸のマルチフィラメント糸やその加工糸を使用すると、当触感の良い二重編地を編成することができる。
図１９は、表裏の素地（１）（２）の一方を平地組織の無地とし、他方をメッシュ組織で編成した二重編地の編組織を例示している。
この編組織において、表裏の一方の素地（１）を編成する筬（Ｌ１）（Ｌ２）（Ｌ３）の側が平地組織であり、他方の素地（２）を編成する筬（Ｌ６）（Ｌ７）（Ｌ８）の側がメッシュ組織である。この場合、筬（Ｌ１）（Ｌ２）（Ｌ３）は挿入糸や鎖編糸等の地編糸を全通しで導糸し、また筬（Ｌ６）（Ｌ７）は２イン２アウト、筬（Ｌ８）は１イン１アウトで地編糸を導糸し、連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）は各々１イン１アウトで導糸して編成する。
そして、前記筬（Ｌ１）（Ｌ２）（Ｌ３）にポリエステルのマルチフィラメント糸を使った場合は、伸縮性が抑えられたソリッドな編地となり、筬（Ｌ２）にゴム糸、ポリウレタン糸、ポリメチルテレフタレート糸、ウーリィ加工糸等の弾性糸や伸縮性糸を使うと、経方向に伸縮性を有する編地となる。また、筬（Ｌ１）（Ｌ２）（Ｌ３）の全部、又は筬（Ｌ１）（Ｌ２）に弾性糸を使用すれば、経緯両方向に伸縮性を有する素地となる。さらに、筬（Ｌ３），（Ｌ６）（Ｌ７）に綿等の天然繊維糸を使用すると、表裏素地表面の当触感の良好な二重編地を得ることができる。もちろん、筬（Ｌ１）（Ｌ２），（Ｌ８）等にも天然繊維糸を使用することができる。
前記の編組織によれば、前記筬（Ｌ３），（Ｌ６）（Ｌ７）で編成する糸を、二重編地の素地の表面に出すことができて、衣料などの使用において身体に効果的に近接させることができるので、前記の天然繊維に変えて、吸湿、キトサン、カテキン、遠赤外線、マイナスイオン等の機能性を有する繊維を使うことにより、吸湿、抗菌、消臭、マイナスイオン、遠赤外線等の効果を発揮し易いものになる。
いずれにしても、連結糸（３）の入れ方として、軽量化を図ることを主目的とする場合は、図１９における連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）の一方を省略して、例えば連結糸筬（Ｌ４）のみで編成する。また、平地側をソリッドにすることを主目的とする場合は、図１９のように、二種の連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）を使って編成し、隣接する二目編の連結糸同士を連結することとする。前記連結糸筬（Ｌ４）の二目編は表裏素地の対応するウエール位置でなされ、また連結糸筬（Ｌ５）の二目編は表裏素地で１ウエールずれた位置でなされるため、メッシュ組織の素地（２）の孔部において該連結糸の掛け渡しが断面略Ｘ状に交差し、トラス構造をなすことになる。
このほか、図１８の編組織において、連結糸筬（Ｌ４）を図１０Ｆに示す二目編組織で編成することにより、平地組織の側で連結糸が１コースおきに編目形成されることになり、編構造的に伸縮性を出し易くなる。また、連結糸が１コースおきとなるので、天然繊維との組合せでは連結糸のループが１／２となり、さらに目立たなくなる。
このように編成された二重編地は、スポーツ、サポート、医療や介護用、アウター衣料、寝装、椅子張り地、インテリア、カーシート、安全ベルト、クッション、緑化安定等の土木用、建設用や工業用資材、コンクリート補強材などの各種の用途に好適に使用できる。
さらに、本発明は、表裏の素地（１）（２）の少なくとも一方において、挿入技法を採用して、連結糸（３）のうちの二目編の隣り合う編目を連結している横走り部分と、素地の編目を形成する糸と挿入糸等の地編糸との間に、横振り挿入糸または経方向の挿入糸を挿入して編成しておくことができる。図２０はその１例を示している。
図２０の編組織では、表裏素地（１）（２）の一方を平地組織の無地とし、他方をメッシュ組織で編成した二重編地において、前記の挿入技法を採用して、メッシュ組織の素地の地編糸と連結糸（３）との間に横振り挿入糸を挿入し保持した例を示している。
この編組織において、筬（Ｌ１）（Ｌ２）の側が平地組織、他方の筬（Ｌ６）（Ｌ７）（Ｌ８）の側がメッシュ組織である。この場合、筬（Ｌ１）（Ｌ２）は挿入糸と鎖編糸を全通し（フルセット）で導糸し、また筬（Ｌ６）（Ｌ７）は２イン２アウトで編目を形成する糸を導糸し、筬（Ｌ８）は２ウエールに渡って横振りする挿入糸を１イン１アウトで導糸し、さらに連結糸筬（Ｌ４）は連結糸（３）を１イン１アウトで導糸して編成する。そして、前記メッシュ組織の素地（２）側の前記筬（Ｌ６）（Ｌ７）と連結糸筬（Ｌ４）との間に配した筬（Ｌ５）により、コース毎に２ウエールに渡って横振りする挿入糸（５ａ）を例えば１イン１アウトで導糸して編成する。
これにより、図２１に略示するように、前記筬（Ｌ５）の挿入糸（５ａ）は、筬（Ｌ６）（Ｌ７）の編目形成糸および筬（Ｌ８）の挿入糸等の地編糸（２ａ）の後側に、すなわち地編糸（２ａ）と連結糸（３）の横走り部分（３ａ）との間に編目のループの中に編み込まれることなく挿入されて、該連結糸（３）の横走り部分（３ａ）によって表裏素地（１）（２）間の内方に深く入り込まないように保持される。言い換えれば、該挿入糸が素地本来の地編糸より内部において安定に保持されて、挿入糸を挿入した効果を充分に発揮することができる。
例えば、該挿入糸が１イン１アウトで編成された場合は、孔部（２２）（網目部分）の開口側で挿入状態に保持され、通気性があってしかも前記孔部（２２）でも立体感を呈するものになる。また、前記のように前記孔部の開口側に挿入される挿入糸（５ａ）により、メッシュ組織の孔部（２２）の内方部にゴミや埃が入り込むのを防ぐことができる。したがって、フィルターとして使用した場合、良好なフィルター効果を発揮できる。
前記の筬（Ｌ５）の挿入糸については、前記以外の他の組織、例えば図２２Ａまたは図２２Ｂに例示する組織のように振り幅を大きくしたり、隣接ウエールに適宜移行させて挿入する等、種々の組織による挿入編成が可能である。この挿入形態はデザインや機能及び用途等に応じて自由に設定できる。特に、図２２Ａの例のように、該挿入糸について、例えば６コース等の所要のコース毎にルーピングさせて、地編糸と連結糸の横走り部分との間に挿入される挿入糸が抜け易くなるのを防止するのが好ましい。
この図２２Ａの組織によれば、メッシュ組織の孔部の中に挿入糸が入ることになるので、該挿入糸として弾性糸を使用すると、伸縮性のある二重編地となり、スポーツ、サポート、衣料、椅子張り地等、広い用途に使用できる。
また、前記のようにメッシュ組織の孔部の中に入る筬（Ｌ５）の挿入糸（５ａ）として、銀面加工を施したフラットヤーンその他の光反射糸、発光糸等を使用することにより、一定の角度方向からのみ反射光等の光を見えるようにすることが可能になる。また、二目編の連結糸（３）に、前記同様の光反射糸や発光糸を使用することにより、光るネットフェンスとすることができる。
前記の筬（Ｌ５）の挿入糸と、筬（Ｌ８）の挿入糸の組み合わせによっては、表面において千鳥柄等の色の変化のある素地を編成できるので、孔部の形の変化のみならず、色の変化も出すことができ、意匠効果をより一層広げることができる。例えば、筬（Ｌ５）の挿入糸は図２２Ｂに示す組織で、筬（Ｌ８）の挿入糸は図２３の組織で、それぞれ異なった色の糸を４ウエール毎に１本ずつ交互に導糸すれば、孔部にそれぞれ異なった色が出ることになる。
このように、前記の挿入技法を使うことにより、種々のカラー効果、デザイン、カラーバリエーションを出すことができる。例えば、地編糸と連結糸の横走り部分との間の任意の個所に挿入糸を挿入するとともに、該挿入糸を所要の個所で地編部分に編み込むことによっても、数色のカラー効果や複数の素材感を出すことができる。
さらに、図２０の編組織における平地組織の素地（１）の側においても、上記と同様に、鎖編の地編糸の筬（Ｌ２）と連結糸筬（Ｌ４）との間に筬（Ｌ３）を追加して、図２４Ａまたは図２４Ｂの組織のように編成することにより、該筬（Ｌ３）の挿入糸（５ｂ）を、地編糸（１ａ）と連結糸（３）の横走り部分（３ａ）との間に挿入することができる（図２５）。
そして、例えば図２４Ａのように、筬（Ｌ３）の挿入糸を経方向に挿入し、所要コース毎にルーピングするように編成した場合、該挿入糸に非弾性糸を用いて経伸びを止めるとか、弾性糸を用いて経方向の伸縮性を持たせることができる。また、図２４Ｂのように、筬（Ｌ３）の挿入糸を横振りして挿入した場合、素地（１）をより安定させることができる。しかも、この挿入糸（５ｂ）は、図２５のように、地編糸（１ａ）と連結糸（３）の横走り部分（３ａ）との間に保持されて外側には現れることがないので、アラミド繊維糸、カーボン糸等のように、染色性や発色性の劣る素材を使用しても、地編糸が染色性や発色性のよい素材であれば、編地表面における意匠、体裁等の点での問題は生じない。
なお、図２０では、表裏素地の一方を平地組織とし、他方をメッシュ組織の場合を示したが、このほか、表裏素地の双方を表裏で対応したメッシュ組織、あるいは双方を平地組織にする等、種々の編組織による実施が可能である。これらの場合も、上記と同様に、連結糸を二目編みするとともに、少なくとも一方の素地の地編糸と連結糸の横走り部分との間に横振り挿入糸あるいは経方向の挿入糸を挿入して実施することができる。
また、前記連結糸を表裏の素地の双方で二目編する場合に、図２６Ａの組織に示すように、３枚の筬（Ｌ４）（Ｌ５）（Ｌ６）を一組として、両側の２枚の筬（Ｌ４）（Ｌ６）により連結糸を導糸し、中間の筬（Ｌ５）で経方向の挿入糸（１７）を導糸し、両側の筬（Ｌ４）（Ｌ６）により該筬の位置とは表裏反対側でそれぞれ二目編を行い、その中間の筬（Ｌ５）で経方向の挿入糸（１７）を編成することにより、図２６Ｂのように、前記挿入糸（１７）を表裏それぞれの連結糸（３）の横走り部分（３ａ）に対して交互に掛けて挿入しておくことができる。これにより、前記編成上において連結糸（３）の二目編を容易にするほか、編成後に前記挿入糸（１７）を引張することにより、表裏両素地（１）（２）を互いに接近させることが容易に可能になる。
さらに、前記の筬（Ｌ５）の挿入糸または筬（Ｌ３）の挿入糸等のように、連結糸の横走り部分と地編糸との間に横振り挿入糸あるいは経方向の挿入糸を挿入する前記挿入技法を利用することにより、次のような実施が可能になる。
例えば、前記連結糸の横走り部分と地編糸との間の挿入糸として、消臭、抗菌、吸湿吸水、発熱、静電防止、難燃、防電磁波、マイナスイオン、通電等の各種の機能を持った機能性素材の糸を用いることにより、これらの機能を持つ二重編地を容易に経済的に編成することができる。この場合、機能性素材の糸が素地に近い所に保持されるため、その機能を良好に発揮できる。しかも、これらの機能性素材の糸を素地本来の地編糸より内側に位置させることができるので、該機能性素材が仮に耐摩耗性、耐候性等の低いものであっても、直接外気に触れたり、外圧を受けたりするのを防止できる。また、この二重編地を身体と接触する用途に使用した場合にも、前記機能性素材の糸が身体に接触することがなく、薬害や汚れ等の問題も生じない。特に、該機能性素材の挿入糸の外側を、素地における本来の地編糸、平地組織の挿入糸等によりカバーする組織で編成した場合は、前記効果がさらに顕著に発揮され、機能性素材の耐久性も良好になる。
また、前記連結糸の横走り部分と地編糸との間の挿入糸または経方向の挿入糸として、伸縮性糸、弾性糸、高収縮性糸等の耐摩耗性や当触感に劣る素材を用いた場合においても、これらの素材の外側に位置する鎖編糸や挿入糸等の本来の地編糸として、天然繊維やマルチフィラメント糸等のソフトな柔軟性のある糸等の当触感の良い素材の糸を使用することにより、編地表面の当触感を改善でき、かつ前記機能性素材の挿入糸による機能を良好に保持できる。
さらにまた、前記挿入糸として、モノフィラメント糸、導電性糸、カーボン糸、アラミド繊維糸、フェノール繊維糸等の着色性つまり染色性や発色性等の劣る素材を用いた場合においても、これらの素材の外側の地編糸として、ポリエステルやナイロン等の染色性や発色性の良い素材を使用することにより、編地表面の染色性や発色性を改善できることになる。すなわち染色性等を損なうことなく、機能性素材の糸による機能効果を発揮できるものになる。
また、前記内側の挿入糸として伸縮性糸や弾性糸を、外側の地編糸としてポリエステルマルチフィラメント糸等の非伸縮性糸を配して、あるいは前記とは反対に配して編成することにより、伸縮性と非伸縮性とが共存する二重編地とすることもできる。この二重編地は、衣料、椅子張り地、インテリア用資材、寝装用資材等として好適に利用できる。
また、前記挿入技術を利用して、二重編地の表裏素地において、二目編する連結糸の横走り部分と地編糸との間に、ポリトリメチレンテレフタレート糸等の伸縮性糸を横振り挿入糸として挿入編成することにより、編成後の拡幅による熱セット加工も容易になる。
すなわち、通常の二重編地における表裏素地の横振り挿入糸は、素地の地編部分に比較的しっかりと編み込まれているので、挿入糸ではあっても滑り難く、そのため拡幅加工による幅出しは容易ではない。しかるに、前記のように地編糸と連結糸の横走り部分との間に挿入した挿入糸は素地の裏側に入るために滑り易く、拡幅加工による幅出しも容易である。特に、表裏素地が共にメッシュ組織あるいは略ひし形や略六角形のネット状組織等よりなる場合において、その目孔部においてオーバーフィードして挿入しておき、その編成後に拡幅加工すると、その生地幅は編み幅よりも大きくなり、生地幅の大きい二重編地を経済的に製造できる。また伸縮性のよい生地となる。
また、表裏素地の目孔部の開口が大きすぎて、ミシン掛け縫製するができない等の使用上の不都合が生じる場合、前記目孔部を前記挿入糸で塞ぐようにすれば、前記の不都合も生じないことになる。
前記の内側の挿入糸は、その挿入形態によって、裏側から表側に向かって連結糸で支えられる場合と、単に連結糸に掛けるだけの場合があるので、これらを適宜組み合わせて使うことにより、前記挿入糸の挿入位置を適宜設定できる。例えば、前記挿入糸が挿入された孔部と、前記挿入糸が挿入されていない孔部とを任意に組み合わせることができる。
このほか、二目編技術を使うことにより、前記の連結糸を、表裏の素地の一方側で二目編、他方側で挿入構造による連結糸とすることができる。
例えば、図２７Ａに示すように、連結糸筬として二枚の筬（Ｌ４）（Ｌ５）を一組にして使用し、両筬（Ｌ４）（Ｌ５）それぞれの連結糸（３）を、該筬の位置とは表裏反対側のニードルに掛け、すなわち筬（Ｌ４）はバック側ニードルに、筬（Ｌ５）はフロント側ニードルに掛けてそれぞれ表裏素地（１）（２）で二目編することにより、図２７Ｂに略示するように、双方の筬（Ｌ４）（Ｌ５）の連結糸（３）を、相互に他方側の連結糸の二目編による横走り部分（３ａ）に対して挿入組織で掛けて編成することができる。これにより、二目編と挿入組織とが混在する二重編地とすることができる。
また、前記連結糸（３）の二目編の組織を利用して、表裏の少なくとも一方の素地においてマーキュゼット調に、あるいはチュール状に編成することができる。また挿入技術を利用して編成することもできる。
例えば、図５の編組織における挿入糸筬（Ｌ６）と連結糸筬（Ｌ４）の糸通しを１イン１アウトにして、連結糸筬（Ｌ４）について、所要コース毎に隣接ウエールに移行して元のウエールに戻る編成を繰り返すことにより、例えば図１〜図３における裏側の素地（２）に角目状の網目を形成して、マーキュゼット調をなすように編成することができる。これにより、２列の編目列を堅牢にかつ解け難く結合でき、また連結糸が素地表面に出難くくなり、編地表面の当触感や体裁が良好なものになる。
また、前記のマーキュゼット調の二重編地としては、図２８に示す編組織での編成も可能である。
この実施例においては、表裏の少なくとも一方の素地、例えば双方の素地（１）および（２）において、それぞれ全通しで導糸される鎖編糸（Ｌ３）または（Ｌ６）と挿入糸筬（Ｌ１）（Ｌ２）または（Ｌ７）（Ｌ８）とにより、編方向に延びる鎖編のウエールに対し、挿入糸筬（Ｌ１）（Ｌ２），（Ｌ７）（Ｌ８）を複数コース毎に１もしくは数列横のウエールに左右交互に横振り挿入することにより、角目の網目によるマーキュゼット調の編組織をなすように編成する。特にこの際、表裏素地（１）（２）の双方において、挿入糸筬（Ｌ１）または（Ｌ７）と、（Ｌ２）または（Ｌ８）とを、所要のコース毎に互いに反対方向に挿入することとして、２種の挿入糸をクロス状に挿入する。
これにより、表裏の素地（１）（２）内で隣接する挿入糸同士を確実に接触させることができる。
また、前記の編成において、表裏の素地（１）（２）を連結する連結糸（３）として、図２８のように、二枚の筬（Ｌ４）（Ｌ５）により２種の糸を導糸して編成し、前記挿入糸の横振り部分に対応するコースで、互いに反対方向に移行させて表裏素地（１）（２）間で斜めに掛け渡し、表裏素地（１）（２）のそれぞれで二目編することができる。このように編成することにより、表裏の少なくとも一方の素地のみでなく、連結糸により内部の中間層においても、マーキュゼット調をなすことになる。
これにより、マーキュゼット調の素地において、横振り挿入される挿入糸が連結糸の二目編により保持されて、横方向挿入の部分での滑りが防止され、この連結糸の保持作用によりマーキュゼット調の編組織の角目が安定する。しかも、前記のマーキュゼット調の編組織の挿入糸として、導電性素材、カーボンやアラミド等の高強力糸を用いることができ、このような糸を使用する場合でも、経済的に編成することができる。
前記の編成において、表裏素地の地編糸のうちの挿入糸についても、挿入糸筬（Ｌ１）（Ｌ２）または（Ｌ７）（Ｌ８）のように、所要のコース位置で相互にクロスするように横振り挿入する場合、例えば、挿入糸筬（Ｌ１）（Ｌ８）に、ナイロンやポリエステルなどのように染色し易い繊維の糸を使用し、また挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）に、カーボン繊維やアラミド繊維あるいは導電性繊維のように染色し難い繊維の糸を使用することにより、意匠的に着色できない等の問題はなくなる。このほか、耐光性、耐摩耗性等に問題のある糸については、これを一方の挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）に使用することにより素地内側に挿入する編成方法にも応用できる。この場合、図２０の地編糸の後側に挿入する挿入糸用の筬（Ｌ５）の挿入技法で、前記挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）の挿入糸を編成するとさらに効果的である。
さらに、導電性素材の糸を挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）に使用する場合、全ての挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）を、図２８の編組織のように、２針以上つまり２ウエール以上にわたって横振り挿入することにより、相隣り合う挿入糸を確実に結合させ接触させるようにする。この場合、他の挿入糸筬（Ｌ１）（Ｌ８）の糸を前記挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）に対してクロスするように編成することによって、前記挿入糸筬（Ｌ２）（Ｌ７）の糸の接触効果を高める。さらに二枚の連結糸筬（Ｌ４）（Ｌ５）の連結糸に、導電性素材を使うと一層効果的となる。
この二重編地の用途としては、電磁波シールド用であり、例えば、カーテン、シールド用エプロン、ビル用シールド材、電気機器用シールド用材、クッション性を有する導電性ガスケット等に使用できる。このほかに、服飾用資材や細幅テープ用の二重編地を編成できる。
なお、二重編地の構造として、上記した平地組織や網状組織、あるいはマーキュゼット調の組織をなすもののほか、縦縞模様や市松模様あるいはジグザグ模様をなす編組織で編成することも可能である。
例えば、図２９Ａの組織のように、連結糸筬（Ｌ４）と地編用の筬（Ｌ６）（Ｌ７）の間の筬（Ｌ５）で、地編糸と連結糸（３）の横走り部分（３ａ）との間に横振り挿入糸（１５）を挿入する挿入技法を利用して、少なくとも一方の素地（２）において、連結糸（３）の二目編により結合した２ウエール以上の編目列よりなる編方向の畝状の素地部分（１１ａ）を、所要の間隔を存して前記筬（Ｌ５）による横振り挿入糸（１５）によって連結することにより、縦縞模様をなすように編成することができる。
また、連結糸（３）の二目編による素地部分（１１ａ）に対して、横振り挿入糸（１５）による連結部分を、図３０のように市松模様に配して編成したり、図３１のようにジグザグ状をなすように配して編成することができる。
さらに、上記した各実施例の二重編地（Ａ）において、連結糸（３）に材質や特性を異にする二種類以上の糸を使用して編成することにより、二重編地（Ａ）の表面に凹凸をつけたり、耐圧強度に強弱をつけることができる。また、表裏素地間の連結糸の掛け渡し部分の長さを異にして編成することにより、二重編地の表面に凹凸をつけたり、耐圧強度に強弱をつけることもできる。これらの場合も、前記の特徴に加えて、さらに独特な外観および当触感を持つ二重編地が得られる。さらに、用途等によっては、表裏の一方の素地（例えば裏側の素地）を、連結糸の二目編組織だけで構成することも可能である。
また、二目編の連結糸（３）により網目（１２）を部分的にあるいは全面に渡って存在するように編成した後、熱セット加工での拡張作用によって、連結糸（３）の滑りや伸びを出し、網目形状や連結糸（３）の高さに変化を与えることによって、二重編地（Ａ）の表面に編柄による模様や凹凸模様を作ることができる。
さらに、表裏一方の素地（１）または（２）において、鎖編糸等の編目を形成する地編糸については、これを複数配して、前記連結糸（３）の編ループ部分が殆ど表面に現れないように、つまり連結糸の編ループの上に地編糸の編ループを重ねるように編成することもできる。この場合、鎖編糸のテンションを高くすると、連結糸の編ループの飛び出し防止に一層効果的なものになる。
さらに、前記の二重編地（Ａ）において、地編糸を編地表面より外側に突出するように編成し、さらにこれを起毛、シャーリング加工した場合、地編糸のみの起毛表面を得ることができ、品質の高いものが得られる。
さらにまた、前記の二重編地（Ａ）において、表裏素地（１）（２）の少なくとも一方において、図３２に示すように、素地の基部層部分（１０ａ）と、意匠表面や機能性表面を編成する編糸による表層部（１０ｂ）を重ね編することもできる。これにより、各種の機能糸あるいは柔軟性がありかつソフト感のある糸を前記の表層部（１０ｂ）の編成に使用することにより、これらの糸を表面に出すことができ、その機能を充分に発揮させることができる。
前記の場合、例えば、基部層部分（１０ａ）の地編糸として、ポリエステルマルチフィラメント糸等で、当該二重編地を編成するのに充分な強力を有する糸を用い、該糸で連結糸の二目編の２つの編み目を強く締めることにより、連結糸がしっかりと地素地に編み込まれて一体化することによって安定性が高くなり、連結糸の飛び出し防止効果を高めることができる。一方、意匠表面や機能性表面としての表層部（１０ｂ）に綿糸や機能素材の糸を用いて、これらの糸が表層部に出易いような編組織でソフトに編成することによって、編地表面のフィーリングを良くすることができる。
上記した実施例のいずれの場合も、表裏の少なくとも一方の素地において、任意のコース毎に、鎖編糸や挿入糸の給糸量、あるいは網目に相当するコース数や編組織を変えて編成することができる。これにより、伸縮性や幅出し、すなわちクッション性や編地の張りを部分的に異にしたものを編成できる。
上記した各実施例の二重編地（Ａ）において、表裏の素地（１）（２）の構成糸、すなわち鎖編糸や挿入糸等の地編糸に使用する糸条は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択されるが、通常は、毛や綿、キュプラ等の各種の天然繊維糸、あるいはナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維糸や炭素繊維糸その他の各種のマルチフィラメント糸、あるいはその加工糸や引き揃え糸、合成繊維紡績糸等の合成繊維糸が使用され、さらに混紡繊維糸を用いることもできる。
特に、表側の素地（１）において少なくとも最外側の地編糸に、合成繊維やその加工糸、天然繊維の紡績糸、マルチフィラメント糸等の柔軟性があって当触感のよい多繊維糸よりなる場合は、該素地（１）の表面の柔軟性が増し、モノフィラメント糸よりなる連結糸（３）の飛び出しを抑えられることと相俟って、きわめてソフトな風合および当触感を得ることができる。
この場合、耐圧性と適度のクッション性を保持して、ソフト感が要求される各種用途、例えば介護及び医療用品、寝具やクッション材やマット材あるいはスポーツ用や衣料用のスペーサー等として好適に使用できる。
また、前記表裏の素地（１）（２）の少なくとも一方の、例えば表側の素地（１）の地編糸に、高吸水性樹脂を塗布あるいはディッピング等の手段によりコーティングした糸等の吸水性糸、鉄等の金属、鉱物、抗菌剤、防黴剤その他の薬品、もしくは菌類を付着または練り込んで特殊機能を付与した機能性糸、その他の高吸水吸湿性、抗菌性、防黴性、消臭性、静電気防止機能等の少なくとも一種の機能を持つ機能糸を用いることができ、これにより用途に応じた機能を持たせることができる。例えば、裏に吸水吸湿性素材、表に綿などの当触性のよい素材を使用することができる。
さらに、表裏の素地（１）（２）の少なくとも一方の素地の構成糸の全部もしくは一部及び又は／又は連結糸（３）に、熱収縮性糸や熱融着性糸または弾性糸を用いて編成することもできる。これにより、編地の収縮や融着により、例えば素地（１）の編目形成糸による編目が締ったり融着して、保形性や安定性がさらに良好になる。また、表裏の素地（１）（２）の構成糸に、剛性や柔軟性等の特性、色、材質、風合、あるいは染めその他の加工効果を異にする異種の糸を用いて編成することができ、これによって表裏で外観や性質を異にしたネットが得られる。
また、表裏素地（１）（２）の構成糸および連結糸（３）に、ポリトリメチレンテレフタレート糸を使用すると、ソフトで伸縮性があって、クッション性にも優れた各種の二重編地、例えば表裏素地が平編組織の二重編地、あるいは表裏素地の少なくとも一方が網状組織の二重編地を得ることができる。この二重編地は、特に、服飾用の細幅テープや紐等においてソフトで伸縮性を有するものとして好適に使用できる。
さらにまた、前記連結糸（３）として、合成繊維のモノフィラメント糸を用いる場合、これを単糸で使用するほか、複数本の引き揃え糸にして使用することができる。さらにまた連結糸（３）として、弾性糸、マルチフィラメント、紡績糸やこれらの組み合わせを目的に応じて選択できる。
これらの糸条の太さや素材は、用途によって要求される強度や張力、弾性等を考慮して決定される。例えば、クッション材やマット材あるいは各種車両のシート用クッション材等の工業用材料としては、ダブルラッシェル機により１８〜６ゲージ（針本数／インチ）で編成する場合、表裏の素地には２０〜１００００デニール、好ましくは２０〜２０００デニールの糸が、また連結糸としては２０〜１００００デニール、好ましくは３０〜５０００デニールの糸が用いられる。もちろん、細いゲージ、例えば２８〜２２ゲージにして上記より細い糸を使用できる。また物理的強度を高めたい場合は、４．５〜３ゲージにして上記よりさらに太い糸、あるいは所望の機能を持つ異形断面糸を使用できる。また表裏の素地で太さの異なる糸を用いて編成することもでき、素地の強度をさらに高め、また立体構造の安定性やクッション性も高めることができる。
本発明の二重編地（Ａ）の厚み、あるいは少なくとも一方の網状組織の素地（１）の網目（１２）の大きさは、その用途等によって異なり、各種のクッション材やマット材としての使用上は、厚み０．１〜１００ｍｍ、網目（１２）のさし渡し１〜１００ｍｍの範囲のものが一般に用いられる。もちろん前記寸法外での実施も可能で、例えばスペーサー等の衣料用、医療や介護用などの場合、前記よりさらに小さい寸法とすることができる。
上記の二重編地（Ａ）は、上記した構造上の特性を利用して、例えば次のような各種用途に好適に使用できる。
すなわち、帯地、バンド、包帯、テープ、サポーター、プロテクター、帽子、バッグ、アタッシュケース、リュックサック、衣料用スペーサーや肩パッド、アウトウエアその他の衣料品や衣料関連用品として、あるいはスリッパ、靴、インソール、サンダル等の履き物、カーペット、玄関マット、摩擦防止マット、ヘルメット用クッション材等のクッション材や芯材として使用できる。またベッド用マット、枕、シーツ、カバー、毛布、ソファー、椅子張り等の寝具用や家具用の芯材や表装材、車両用のシート地やシートカバー、あるいはソフトクッションおよび通気性内装材として、またオートバイや自転車のサドルカバーとして、あるいは防音、通気、目隠し用のカーテンやパーテーション、遮光ネット、防眩ネット、網戸、あるいは電磁気および静電気防止ネットや通電ネット、輸送用クッション材等として使用できる。また不織布用基材、洗濯ネット、滑り止め材、各種のフィルターやスペーサー等の工業用資材として、あるいは樹脂や発泡コンクリート用補強材、軽量ボード等の各種ボード用補強材その他の工業用補強材や芯材等として使用できる。またスポーツ、工業用など各種クッション材として使用できる。さらに土木、護岸、緑化用の保護材や保水材、農業用ネット、ドレーン材、土木安定シート材、通気性安全ネット等として使用できる。
また、本発明の二重編地（Ａ）は、他の資材と組み合わせて使用できる。特に、表裏の少なくとも一方の素地が網状組織をなし、かつ連結糸の掛け渡し形状が略Ｖ状や逆Ｖ状あるいは略Ｘ状をなす二重編地の場合、その少なくとも片側の面に、織布、編布、不織布、網状物、フィルム状物、シート状物、ポリウレタンフォーム等の発泡体やそのリサイクル材、板状物等を重ね合わせて、複合材として使用できる。この場合、前記二重編地と他の資材とを面状に接触させることができ、接合強度を複合材としての耐圧性や形態安定性を高めることができる。
例えば、不織布は柔軟性はあっても、耐圧性に乏しく、「へたり」が生じ易いが、前記の二重編地と不織布を重ね合わせた場合は、二重編地による耐圧性や弾力性と、不織布そのもののクッション性や柔軟性とを併有するものになる。
〔産業上の利用可能性〕
上記したように本発明の二重編地は、上記した構造上の特性、すなわち少なくとも表裏の素地の一方での連結糸の二目編による、連結糸の飛び出し防止による地編糸の素材の持つ当触感、風合い等の保持、擦れ音の防止、厚み方向の耐圧弾性力やクッション性の保持、および軽量性や空隙保有性、表裏の編組織による網目や地素地のバリエーション等を利用して、これを単独であるいは他の資材と組み合わせて、土地の緑化、建設土木、インテリア、寝装具、衣料用、医療や介護用、工業用資材その他の各種用途に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
図１は、本発明に係る経編編成による二重編地の１実施例を示す略示斜視図である。
図２は、同上の一部の略示拡大斜視図である。
図３は、同上の一部の略示拡大断面図である。
図４は、連結糸の二目編構造の拡大説明図である。
図５は、同上の編組織の１例を示す各筬のラッピング図である。
図６は、本発明に係る経編編成による二重編地の他の実施例の編組織の１例を示す各筬のラッピング図である。
図７Ａ〜図７Ｈは、それぞれ連結糸の他の二目編組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図８Ａ〜図８Ｆは、それぞれ連結糸のさらに他の二目編組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図９Ａ〜図９Ｃは、それぞれ連結糸のさらに他の二目編組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図１０Ａ〜図１０Ｆは、それぞれ一枚筬使いでの一目編と二目編とを組み合わせ組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図１１Ａ〜図１１Ｃは、それぞれ二枚筬使いでの一目編と二目編、あるいは二目編と二目編とを組み合わせた組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図１２は、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す一部の略示拡大断面図である。
図１３Ａおよび図１３Ｂは、それぞれ連結糸の表裏素地間での掛け渡し形状を変更した組織を例示する連結糸筬のラッピング図である。
図１４は、同上の連結糸の掛け渡し形状を示す一部の略示拡大断面図である。
図１５は、素地を二目編する場合の組織を例示する素地用の筬のラッピング図である。
図１６は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図１７は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図１８は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図１９は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図２０は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図２１は、同上の二重編地の一部の略示拡大断面図である。
図２２Ａおよび図２２Ｂは、それぞれメッシュ組織側の素地の地編糸と連結糸との間に挿入する挿入糸用筬の他の組織例を示すラッピング図である。
図２３は、素地中の挿入糸の他の編組織を例示する筬のラッピング図である。
図２４Ａおよび図２４Ｂは、それぞれ平地組織の側の素地の地編糸と連結糸との間に挿入糸を挿入する場合の挿入糸用筬の組織例を示すラッピング図である。
図２５は、同上の二重編地の一部の略示拡大断面図である。
図２６Ａおよび図２６Ｂは、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す連結糸用の筬のラッピング図および一部の略示拡大説明図である。
図２７Ａおよび図２７Ｂは、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す連結糸用の筬のラッピング図および一部の略示拡大説明図である。
図２８は、本発明の二重編地のさらに他の実施例の編組織を示す各筬のラッピング図である。
図２９Ａおよび図２９Ｂは、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す一部の筬のラッピング図および一部の略示拡大説明図である。
図３０は、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す一部の略示斜視図である。
図３１は、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す一部の略示斜視図である。
図３２は、本発明の二重編地のさらに他の実施例を示す一部の略示拡大断面図である。〔Technical field〕
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a double knitted fabric by warp knitting used for land greening, interior decoration, bedding, clothing, nursing care, medical care, interior decoration, cushioning materials, industrial materials, and various other uses.
(Background technology)
Conventionally, as a double knitted fabric formed by warp knitting of a double Raschel machine, that is, a double knitted fabric consisting of a front and back base and a connecting yarn connecting these two bases, both the front and back bases are flat. There is a thing, one of the front and back is a flat ground and the other is made of a mesh structure, and both are made of a mesh structure.The land is green, interior, bedding, clothing, nursing care, medical care, cushioning materials, industrial materials and various other types. Used for applications.
The double knitted fabric is knitted by connecting yarns for connecting the front and back base materials to corresponding knitting needles and forming stitches on both base materials. Normally, the connecting yarn is knitted at a first stitch on the front and back fabrics, and has a structure in which two bridging portions of the connecting yarn between the two fabrics enter and leave a single stitch. This connecting yarn does not always play a sufficient role as a constituent yarn of the substrate, and has little role in stability, strength and the like.
In order to compensate for these, the double knitted fabric has a very high density of connecting yarns, and as a result, the basis weight (g / m2) is large and heavy. Further, in order to reduce the weight, it is necessary to use a large amount of relatively thin yarn, which is economically expensive. When a thin yarn is used as the connecting yarn, the elastic force is weak, and the yarn tends to be crushed in the thickness direction, so that sufficient pressure resistance cannot be maintained. In addition, the connecting yarn is difficult to be firmly fixed to the front and back fabrics because of the first-grain knitting, and lacks structural stability due to movement or slipping, which causes rubbing noise.
Further, since the connecting yarn is knitted at first sight as described above, the loop portion of the stitch of the connecting yarn is likely to protrude from the surface of the base material. In particular, when the connecting yarn is made of a monofilament yarn, the loop portion tends to protrude. In addition, since the protruding portion of the connecting yarn cannot be covered and covered with the ground knitting yarn, there is a problem in that the contact feeling and texture of the surface of the base material are impaired and the characteristics of the material of the ground knitting yarn are hardly exhibited.
Further, when the double knitted fabric is used as a cushioning material for a bedding or a chair, a relatively thick monofilament yarn may be used as a connecting yarn in order to secure pressure resistance. There is also a problem that a rubbing sound is generated due to the rubbing of the yarns coming and going at the part, which gives the user discomfort.
As a knitting structure, when knitting two or more rows of adjacent wale or two or more rows of wale with ground knitting yarn such as chain knitting yarn or insertion yarn, such as when knitting the front and back base with a net-like structure. In addition, two or more reeds are required as chain knitting yarns or insertion yarns, and the increase in the number of reeds not only increases the cost mechanically, but also makes it technically difficult, and further increases knitting machine efficiency and knitting. Efficiency is also reduced.
Furthermore, from the viewpoint of knitting technology, even if an insertion yarn or another knitting yarn is put on the back side of a ground knitting yarn such as a chain knitting yarn, there is no yarn holding these in the connecting yarn portion between the front and back base materials. In addition, the inserted yarn is apt to be displaced inward between the front and back substrates, failing to provide a sufficient insertion effect, and making it impossible to efficiently insert the warp insertion yarn and the like into the front and back substrates. Further, the knitting structure of the double knitted fabric using the first-strand knitting yarn has a limit in the knitting structure, and the selection range of the structure is small, and the selection range of the pattern and the functionality is also small.
In view of the above, the present invention has been made to solve the above problem by applying a second knitting structure to a connecting yarn as a double knitted fabric by warp knitting.
[Disclosure of the Invention]
The present invention for solving the above-mentioned problems is a double knitted fabric formed by warp knitting, comprising a front and back base, and a connecting yarn for connecting these two bases, wherein the connecting yarn is at least one of the front and back base. Is characterized by being knitted in a double stitch organization.
According to this double knitted fabric, the role of the connecting yarn on the stability, strength, etc. of the base material increases due to the second knitting of the connecting yarn. As a result, the connecting yarn can be knitted in, for example, one in and one out, and the density of the connecting yarn can be reduced accordingly. As a result, the weight per unit area can be reduced while being a double knitted fabric. That is, only one bridging portion of the connecting yarn between the two bases enters and exits from the stitch of the second stitch, and the density of the connecting yarn, particularly the density of the connecting yarn between the front and back bases is approximately the case of the first stitch. Halving, weight reduction and porosity increase. And although it is a double knitted fabric, it can be manufactured economically.
Further, since the weight and density of the connecting yarn can be reduced, a thicker connecting yarn can be used as the connecting yarn, for example, the connecting yarn having twice the thickness can be used as long as it is the same as the conventional one. Become. As a result, the strength against bending moment can be significantly improved, and while maintaining the weight reduction, the strength against crushing can be enhanced, and the pressure resistance and elasticity in the thickness direction can be increased. In addition, since the connecting yarn is knitted in a double stitch as described above, the connecting portion of the connecting yarn between the two substrates on the front and back bases enters and exits at separate stitches, and a monofilament yarn or the like is used as the connecting yarn. Even so, generation of rubbing noise between the yarns is suppressed. In particular, if a multifilament yarn such as polyester or nylon or a spun yarn such as cotton yarn is used as the knitting yarn of the base, prevention of rubbing noise can be more effectively achieved. In the case of a thin yarn, a plurality of yarns can be aligned and used as a connecting yarn with the same basis weight as the conventional yarn, and the same pressure resistance as described above can be maintained.
Further, since the connecting yarn to be knitted as described above is stitch-formed (looped) by two adjacent wales in the base material, it is difficult for the connecting yarn to protrude from the surface of the base material, and a touch feeling, a feeling, and the like by the base knitting yarn. , The characteristics of the material of the ground knitting yarn can be easily obtained, the appearance is good, and the quality can be maintained well. Moreover, for the second stitch, the stitch portion of the connecting yarn plays a role of constituting a part of the base material, and not only increases the strength of the base material, but also the connecting yarn is firmly formed by the second stitch. It is fixed and increases the stability of the three-dimensional structure.
Therefore, by combining the structure of the second knitting of the connecting yarn and the structure of the base knitting yarn, the variation of the knitting structure of the base is increased, and the appearance, the design, the touch feeling, the feeling, and the functionality are varied. Will be able to
Further, when knitting the front and back bases with a net structure, depending on other knitting structures, for example, when binding two adjacent rows of wale or three or more rows of wale or partially knotting, It can be tied or knotted by the second knitting of connecting yarn, and unlike the case of tying with chain knitting yarn or insertion yarn, there is no need to add a special reed, the number of reeds is small, knitting machine efficiency, knitting efficiency Can be enhanced.
The second double knitted fabric of the present invention is characterized in that the connecting yarn is knitted on at least one of the front and back fabrics in a structure combining a second stitch and a first stitch.
Since the double knitted fabric has the connecting yarns formed by the second knitting, the density of the connecting yarns can be reduced as described above, and the basis weight is small and light. Moreover, it becomes economical as a double knitted fabric having a three-dimensional structure. In addition, a thick yarn can be used for the connecting yarn to be knitted, which can improve the pressure resistance and elasticity in the thickness direction, and furthermore, the characteristics of the material of the ground knitting yarn can be easily obtained. In the above, the combination of the second stitch and the first stitch makes it possible to select a wider variety of tissues than in the case of only the first stitch, and to obtain a new knitting structure.
In the double knitted fabric, at least two parts of the ground knitting yarns of the front and back fabrics may be knitted in a double stitch. As a result, the knitted structure of the front and back fabrics is changed, and a double knitted fabric having various structures can be obtained, thereby increasing the stability of the fabric. Further, the second knitting can be selected for both the ground knitting yarn and the connecting yarn of the front and back base materials. Also, it is possible to knit with different gauges on the front and back, and various organizations and designs can be selected, and further weight reduction is possible, which is economical.
In the double knitted fabric, at least one of the front and back bases is knitted in a network structure in which a mesh is defined by a string-shaped base part formed of a stitch row of one or more wales, and any of the base parts is knitted. The connecting yarn may be knitted twice so as to connect adjacent stitch rows at each location.
In this case, in the case where at least one of the bases has a net shape, the connecting yarn can be firmly and firmly knitted and held in the base by the second stitch, so that the mesh is formed in addition to having the same characteristics as described above. The structure of the string-shaped base portion can be stabilized, and the knot strength between the string-shaped base portions can be increased. Further, the effects of stabilizing the three-dimensional structure and preventing rubbing noise can be enhanced.
For example, when the string-shaped base portion defining the mesh is formed of a stitch row of two or more wales, the connecting yarn is knitted twice so as to connect adjacent stitch rows in the string-shaped base portion. be able to. Thus, the number of reeds can be reduced, and the mechanical efficiency and the knitting efficiency can be increased, as compared with the case where binding is performed with the ground knitting yarn as in the related art. In addition, the second knitted connecting yarn does not protrude from the surface of the base portion, and a mesh-like base material having a good contact feeling and a good appearance can be formed.
Further, in the mesh-like base material, the connecting yarn may be knitted so as to knot both base parts with each other at a knot part between adjacent base parts. Thereby, the knot portion between the base portions can be reinforced, and the knot can be further firmly knotted.
In at least one of the front and back fabrics of the double knitted fabric, between the side running portion between the adjacent stitches of the second knitted connecting yarn and the ground knitting yarn, a traversing insertion yarn or a warp direction insertion is performed. The thread may be inserted.
As a result, the horizontal insertion yarn and the warp insertion yarn are held more stably inside than the original ground knitting yarn, and the effect of inserting the insertion yarn can be sufficiently exhibited. Further, depending on the insertion form, it can be used as a tightening thread or a power thread. Moreover, even if the insertion yarn is a functional material having low wear resistance, weather resistance, etc., the insertion yarn is covered with the ground knitting yarn located outside the insertion yarn. The inserted yarn can be prevented from receiving the skin or directly contacting the human skin, etc., and the function of the material of the inserted yarn can be sufficiently exhibited, and the durability can be well maintained.
Further, as a transverse insertion yarn or a warp-direction insertion yarn inserted between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn, a yarn of a material having poor abrasion resistance or contact feeling, or a dyeing property or a coloring property. Inferior material yarn is inserted and the outer surface of the knitting yarn is made of a material with good abrasion resistance and touch, or a material with good dyeing and coloring properties. Can improve the abrasion resistance and contact feeling, or the dyeability and color development, and can maintain the function of the inserted yarn satisfactorily.
Further, when the connecting yarn is knitted on both the front and back base materials, the warp-direction insertion yarn is alternately hooked on the front and back surfaces between the horizontal running portion of the connecting yarn on the front and back surfaces and the ground knitting yarn. Can be passed and inserted. This facilitates the second knitting of the connecting yarn on knitting, and also makes it possible to easily bring the front and back base materials close to each other by pulling the insertion yarn after knitting.
In the double knitted fabric, at least one of the front and back base fabrics is knitted, and at the required course position, the connecting yarn is shifted left and right by at least one wale from the opposite wale between the front and back base fabrics and diagonally. By being bridged, the bridged portion is inclined with respect to the thickness direction, and is knitted so as to form a substantially X shape, a substantially V shape, a reverse V shape, a substantially U shape, a reverse U shape, or the like in cross section. It can be.
With this, when pressure is applied vertically to the front and back surfaces, the vertical force can be released in the horizontal direction, and the elasticity of the substrate itself helps the cushion effect, and the pressure resistance, durability increases, It is possible to prevent the buckling of the connection yarn itself itself.
Further, in the double knitted fabric, connecting yarns for connecting the front and back bases are alternately knitted by two reeds, and alternately between the front and back bases, the bridging and inclination angle nearly perpendicular to the base ground. By knitting to form two types of bridging with a bridging with bristle, it is possible to further stabilize the three-dimensional structure in the warp direction and thickness direction, and to increase the elasticity in the thickness direction Can be.
In the above-mentioned double knitted fabric, by knitting using two or more kinds of yarns having different materials and characteristics as connecting yarns, the surface of the double knitted fabric has unevenness or pressure resistance strength. Can be. In addition, by knitting with different lengths of the bridging portion of the connecting yarn between the front and back fabrics, it is possible to make the surface of the double knit fabric uneven or have a high or low pressure resistance. In these cases, in addition to the above characteristics, a double knitted fabric having a more unique appearance and a touch feeling can be obtained.
In particular, after knitting the mesh so as to be present partially or over the entire surface with the connecting yarn of the second knitting, the connecting yarn slips and expands by the expanding action in the heat setting process, and the mesh shape and By giving a change to the height of the connecting yarn, a knitted pattern or an uneven pattern can be formed on the surface of the double knitting.
Further, in the double knitted fabric, at least one of the front and back ground knitting yarns is knitted so as to come out on the outer surface of the knitted fabric, and the ground knitting yarn coming out on the outer surface is raised and sheared. It can be. As a result, a raised surface of only the ground knitting yarn can be obtained, and a high-quality product having added value can be obtained.
In the double knitted fabric, at least one of the front and back surfaces can be knitted in a Mercusette-like manner by the connecting yarn of the second knitting. A double knitted fabric with a good appearance is obtained.
In particular, in the double knitted fabric, at least one of the front and back fabrics is sewn on a stitch row of chain knitting yarns extending in the knitting direction and one or several rows of wale with respect to the stitch row in every plural courses. The insertion yarn to be inserted is knitted in a knitted structure in a Mercusette style, and the connecting yarn for connecting the front and back substrates is formed by two reeds at a course portion corresponding to the traversing portion of the insertion yarn. In each of the above, it is preferable to form a second stitch by shifting in the opposite direction.
Thereby, in the Mercurette-like base material, the inserted yarn to be traversed and inserted is held by the second knitting of the connecting yarn, slippage in the horizontal portion is prevented, and holding between the wales by the connecting yarn is performed. By the action, the corners of the knitted structure in a mercuret-like state are stabilized. In addition, a conductive material, a high-strength yarn such as carbon or aramid can be used as the insertion yarn of the knitted structure in the Mercusette style, and even when such a high-quality yarn is used, it is possible to knit economically. it can. Furthermore, chain knitting yarns of the front and back substrates can be double-knitted, thereby further improving the effect of stabilizing the structure.
In the double knitted fabric, at least one of the front and back fabrics may be knitted with a base layer portion made of a ground knitted fabric and a surface layer portion of a knitting yarn constituting a design surface, a functional surface, or the like. As a result, it is possible to obtain a double knitted fabric having an appearance, a design, a feeling of touch, a feeling, or a desired function according to the purpose and use of the double knitted fabric. As the knitting yarn for knitting the surface layer portion of the base, at least one kind of a flexible yarn such as a multifilament yarn, a spun yarn, or a natural yarn, or at least one of an elastic yarn, a fusible yarn, and a functional yarn. One type of yarn or a mixture thereof can be used. By using a flexible yarn, the surface of the knitted fabric has a soft appearance.
In addition, when polytrimethylene terephthalate yarn, which is a kind of elastic yarn, is used for the front and back fabrics and the connecting yarn, various double knit fabrics that are soft and stretchable and have excellent cushioning properties, for example, the front and back fabrics are flat. A double knitted fabric having a knitting structure or a double knitted fabric having at least one of a front and back substrate having a network structure can be obtained.
[Best mode for carrying out the invention]
Next, embodiments of the present invention will be described based on examples shown in the drawings.
FIG. 1 is a schematic perspective view showing one embodiment of a double knitted fabric by warp knitting according to the present invention. 2 is a schematic enlarged perspective view of a part of the above, FIG. 3 is a schematic enlarged sectional view of a part of the same, FIG. 4 is an explanatory view of a second knitting structure of a connecting yarn, and FIG. It is a wrapping organization diagram of each reed showing an example.
In the figure, (1) and (2) denote front and back substrates, and (3) denotes a connecting yarn that connects these two substrates (1) and (2) at a required interval. In the case of the double knitted fabric (A) of this embodiment, one of the front and back sides, for example, the fabric (1) on the front side is knitted with a mesh structure, and the other back side (2) is knitted with a flat knitted structure. In the drawing, (11) indicates a base portion of a set of two stitch rows forming a mesh (12) in the front side base (1) by wale (w), and (13) indicates the base portions (11) and (11). ) Shows the nodules of each other.
The connecting yarn (3) is alternately wrapped around the front and back bases (1) and (2), and at least one of the front and back bases, for example, both bases (1) and (2) as shown in the figure. It is knitted in a double stitch organization at any part such as all or part. In particular, knitting is performed such that the threading of the connecting yarn (3) with respect to the reed is alternate (one in, one out). (31) shows a bridging portion of the connecting yarn.
More specifically, a double Raschel machine having two rows of needle beds arranged substantially in parallel, basically, as shown in the knitting structure in FIG. The fabrics (1) and (2) of the front and back to be knitted and a connecting yarn (3) for connecting the fabrics (1) and (2) of the front and back.
That is, on the front side for knitting the front base material (1), a chain stitch reed (L2) (L3) for alternately guiding two ground knitting yarns and an insertion yarn reed (L1) for guiding every other yarn. By knitting the string-like base portion (11) of the two rows of wale forming the mesh (12) while oscillatingly inserting the insertion yarn into the two rows of wale by chain stitching, the mesh (12) The chain reeds (L2) and (L3) are alternately traversed and shifted left and right for each required course corresponding to the knot, and alternately knotted with the string-shaped base portion (11) adjacent to the left and right, and then returned to the original position. In this way, the knitting is performed in a net-like structure having a substantially flat rhombus shape or a substantially hexagonal shape, or a combination of a rhombus shape and a substantially hexagonal shape.
On the back side for knitting the back body (2), a flat knitting reed (L5) and an inserted yarn reed (L6) for guiding the chain knitting yarn and the insertion yarn through the whole (full set) respectively are used. Organize with.
Then, as for the connecting yarn (3), the connecting yarn (3) is turned on every other, that is, by a connecting yarn reed (L4) that guides the connecting yarn in one-in-one-out manner. As shown in the explanatory view of FIG. 4, knitting is performed in a double stitch structure so that stitches are formed by two rows of wales (w) adjacent to each other as shown in the explanatory view of FIG. . In particular, the fabric (1) on the front side is knitted by double knitting so as to form a stitch with two rows of wales (w) that form a string-shaped base portion (11) forming a mesh (12). This makes it possible to bind the stitch rows of two adjacent wales with the connecting yarn (3), to form a more stable base portion (11), and to eliminate the need for an insertion yarn in some cases. When a monofilament yarn is used for the connecting yarn (3), the binding strength is further increased.
It should be noted that in the base material (2) having the flat ground structure, knitting is basically performed by a double stitch forming a stitch with two rows of wale (w) corresponding to the wale of the string-shaped base part (11) of the base material (1). . Reference numeral (3a) in FIG. 4 indicates a horizontal running portion between adjacent stitches of the connecting yarn (3).
After this knitting, heat setting is performed with appropriate tension, and further, if necessary, synthetic resin processing or the like is performed, so that the double knitted fabric (A) shown in FIGS. ) Can be obtained.
In the double knitted fabric (A) of this embodiment, the connecting yarns (3) are guided every other as described above and the second knitting is performed. In addition, the density of the bridging portion of the connecting yarn (3) can be reduced by half, and as a result, the weight per unit area can be reduced and lightened even though it is a double knitted fabric.
In other words, from the two stitches of the connecting yarn (3) on the front and back sides, basically only one portion of the connecting yarn (3) between the two substrates goes in and out (see FIG. 4). Since the density of the bridging portion of the yarn (3) is half that in the case of the connecting yarn of the first stitch, the weight of the knitted fabric as a whole can be reduced and the porosity can be increased. For example, by knitting the connecting yarn, the number of connecting yarns can be reduced to 1/2, 1/3, 1/4,. , The basis weight can be reduced. Conversely, if the basis weight is the same, it is theoretically possible to use a connecting yarn having a thickness of about twice or more. Therefore, the bending moment is greatly improved, and the pressure resistance is also improved. In addition, even when a relatively thick monofilament yarn is used as the connecting yarn, the rubbing noise between the monofilament yarns is less likely to occur. In addition, by performing the second knitting, the connecting yarn can be firmly knitted into the base material and can be stabilized, so that the stability of the three-dimensional structure can be significantly improved, and the fall and the like can be prevented.
When a thin monofilament yarn is used as the connecting yarn, two or three yarns are aligned and guided by a connecting yarn reed (L4), and knitting is performed. As a result, the knitted loop portion of the connecting yarn is less likely to protrude from the surface than in the case of a thick yarn.
As described above, the connecting yarn (3) to be double-knitted is located on the rear side of the yarn forming a stitch such as a chain knitting yarn in the front and back substrates (1) and (2) as shown in the explanatory view of FIG. Since the stitches are formed by two rows of adjacent wales (on the inner side between the front and back fabrics), it is difficult to protrude from the surface of the fabric, and the touch feeling and the feeling of the ground knitting yarn are not impaired. Furthermore, it becomes difficult to mix with the ground knitting yarn, and the texture of the ground knitting yarn can be sufficiently provided on the surface of the knitted fabric. Such an effect becomes more remarkable as the number of portions where the connecting yarn is knitted is increased.
The connecting yarn (3) is not limited to the one in which the knitting is performed at the cord-like base portion (11) defining the mesh (12) in the mesh-like base (1). The connecting reed (L4) can be knitted by alternately swaying left and right for each required course, and knitting the both base portions (11) and (11) so as to knot each other. In addition, the connecting yarn (3) is knitted so as to knot the two base portions (11) and (11) only at the knot portion (13) between the adjacent base portions (11) and (11). Is also possible. In any case, the knot strength of the knot portion (13) can be further increased.
Alternatively, the connecting yarn (3) may be knitted by two reeds so as to alternately knot with the base portion (11) adjacent to the left and right for each required course. For example, two connecting yarn reeds in the knitting structure shown in FIG. 5 are alternately arranged on both reeds alternately and alternately swayed left and right for each required course corresponding to the mesh. The second knitting can be performed so as to connect adjacent base portions (11) and (11). Thereby, the knot portion (13) between the base portions (11) (11) can be reinforced, and the knot can be further firmly knotted. This also eliminates the necessity of knitting by forming the chain reed into two reeds and traversing the required course in order to form a mesh.
In other words, special reeds are added, such as binding two adjacent rows of wale or three or more rows of wale, or knotting two strands of chain knitting yarn to knit adjacent base parts on a required course. The number of reeds can be reduced, and knitting machine efficiency and knitting efficiency can be improved.
In the above embodiment, as the reticulated structure of the substrate (1) on the front side, the substrate portion (11) forming the mesh (12) can be formed of three or more rows of wale. The size and shape of ()) can also be set arbitrarily, and knitting with various network structures is possible. The base portion (11) can be knitted with one row of wale for design and functional effects. However, in practice, it is desirable to knit with two or more rows of wale.
In the above-described embodiment, in the case where the base material (1) on the front side is knitted with a net structure and the base material (2) on the back side is knitted with a flat structure, the connecting yarn (3) is connected to both the base materials (1) and (2). However, as shown in FIG. 6, the back side fabric (2) can be formed in the same network structure as the front side fabric (1).
At this time, as for the connecting yarn (3), at one or both of the front and back bases (1) and (2), for example, a base part forming a mesh and / or a knot part between adjacent base parts at an arbitrary position thereof. Thus, the knitting can be performed by knitting with a double-knit organization.
In this case, the meshes of the front and back bases (1) and (2) are not limited to those having the same shape on the front and back and formed at the corresponding positions. The sizes can be different. The double knitted fabric (A) in which the front and back bases (1) and (2) have a corresponding network structure can be suitably used for a fishing net. In this case, by knitting the connecting yarn at the knot portion between the string-shaped base portions as described above, the knot strength can be increased and the durability can be increased.
In any of the above-described embodiments, the second knitting of the connecting yarn (3) can be knitted by various knitting structures according to the knitting structures of the front and back base materials (1) and (2).
For example, regarding the connecting thread reed (L4) in the knitting structure of FIGS. 5 and 6, besides the one shown in FIG. 5 or FIG. 6, FIGS. 7A to 7H, 8A to 8F, and 9A to 9C. It can be knitted with any knitting structure as exemplified.
In the knitted stitch shown in FIG. 9A, since the wale position is different for each course on both the front and back, the perforations when the front and back have a mesh structure are small. If the wale position of the second stitch is changed for each arbitrary course as shown in FIG. 9B, a larger hole can be formed than in the case of FIG. 9A. According to the second stitch of FIG. The position can be shifted.
In addition, the connection yarn reed (L4) is not limited to the knitting of the connection yarn (3) on both the front and back substrates (1) and (2), and the connection illustrated in FIGS. 10A to 10F. As in the knitting structure of the yarn reed (L4), the connecting yarn can be knitted with only one of the front and back base materials.
In either case, the weight per unit area can be reduced, and the elasticity and pressure resistance can be increased as described above. In addition to increasing the bonding strength of the base wale on the side where the connecting yarn (3) is knitted, it can be manufactured economically, and the appearance, design, touch feeling, feeling, etc. can be improved.
Regarding the second knitting structure of the connecting yarn (3), in both cases where one or both of the front and back bases (1) and (2) are knitted, the second knitting is performed in all courses on the front and back bases. There is no necessity, and knitting can be performed in a knitting structure based on a combination of the second stitch and the first stitch.
Also, as shown in FIGS. 7A to 7H, FIGS. 8A to 8F, FIGS. 9A to 9C, and FIGS. 10A to 10F, in addition to the case where the connecting yarn (3) is knitted with a single reed, FIG. Like the knitting structure illustrated in FIG. 11C, the connecting yarn (3) is knitted with two reeds, so that the connecting yarns of both reeds can be knitted with different knitting structures.
For example, as shown in the structure of FIG. 11A, by performing the second stitch with one reed (L4) and the first stitch with the other reed (L5), the wale of the second stitch and the wale of the first stitch are alternately arranged in the course direction. Can be formed. Also, by using this structure, the wale of the second stitch can be set at an arbitrary position. In the structure shown in FIG. 11C, when two kinds of yarns are alternately guided in a 1-in-3-out manner by the connecting yarn reeds (L4) and (L5) and knitted, the base material on the front and back sides is flat, mesh, honeycomb, and 2 wales. In any case using a knitted structure such as a mercuryette, the basis weight of the connecting yarn can be reduced to 以下 or less, and the weight of the double knitted fabric can be significantly reduced. In addition, in the case of the above-described structure, the connecting yarns of the two connecting yarn reeds (L4) and (L5) cross each other, so that the three-dimensional structure of the front and back surfaces can be stabilized.
Further, two kinds of yarns are used for the connecting yarn reeds (L4) and (L5), for example, a monofilament yarn is used for one connecting yarn reed (L4), a multifilament yarn is used for the other connecting yarn reed (L5), or one connecting yarn reed is used. Various materials can be used by using elastic yarn for (L4), inelastic yarn for the other connecting yarn reed (L5), or materials having different functions and colors for both connecting yarn reeds (L4) and (L5). Functions, design features, and effects can be achieved.
In addition, as the connecting yarn, at least one kind of yarn, such as a multifilament yarn, a spun yarn, an elastic yarn, or a fusion yarn, and a monofilament yarn are used, and the knitting is performed such that these yarns are alternately knitted for each required course. By employing the texture, the generation of the rubbing noise between the monofilaments can be more effectively suppressed.
Furthermore, by appropriately adopting the above-described second knitting structure, a portion where the connecting yarn is not knitted is formed every other course in the wales in the knitting directions on the front and back sides, and the material feeling of the front and back knitting yarns can be obtained. Of the number of shots can be changed, and a touch feeling and a feeling that cannot be obtained with a conventional double knitted fabric can be obtained. For a lighter weight, a double knitted fabric that is harder to collapse by increasing the pressure resistance can be obtained.
In this case, if it is desired to further increase the pressure resistance, or if it is desired to enhance the reinforcing effect of the cross structure of the connecting yarn, that is, the effect of preventing the falling of the connecting yarn over the slope, the thickness of the connecting yarn is increased. It is possible and can be suitably used for applications such as industrial materials and cushioning materials.
In addition, when the contact feeling of the material on the front and back and the functionality by the material are expected rather than the pressure resistance, a relatively thin yarn is used as the connecting yarn. If the main purpose is to connect the front and back fabric and the effect of the three-dimensional structure is to be the main purpose, use relatively thick yarn as the connecting yarn, and then use cotton, acetate, super Fine multi-nylon / ester, high bulky nylon / ester, polytrimethylene terephthalate, polyurethane and other elastic yarns may be used on the front and back, same or different, or mixed every few wools. If necessary, the above-mentioned yarn may be used for the connecting yarn.
8E and 8F, the knitting structure of the connecting yarn is such that the connecting yarn of 2 wales is laterally moved and knitted to adjacent 2 wales every two courses or every three courses. In addition, it gives a sense of texture, unevenness or anti-slip effect. The double knitted fabric with this structure can be suitably used for applications such as clothing, sports, nursing care, medical care, supporters or shoes, slippers, insoles, and wheelchair seats. In addition, it is also suitable as interior material such as floor non-slip, partitions and curtains. It can also be used for various other industrial materials or filters.
In the double stitch structure of FIG. 10D or FIG. 10F, if the connecting yarn is guided into the connecting yarn reed (L4) in a 1-in-1-out or a 1-in-3-out knitting, and this is appropriately widened and heat-set, A lighter double knitted fabric can be obtained. In addition, since the density of the connecting yarn is low, resin, concrete, or the like easily enters the knitted fabric, so that it can be suitably used as a reinforcing material.
In addition to the above, knitting with various knitting structures using a well-known double stitch structure with one reed or two reeds is possible.
As described above, regardless of whether the connecting yarn (3) is knitted with one reed or two reeds, the bridging shape between the front and back substrates (1) and (2) of the connecting yarn (3) is used. As shown in FIG. 12, as shown in FIG. 12, the left and right fabrics (1) and (2) are shifted left and right by at least one wale from the opposite wale (w), and are obliquely crossed over. 31) is inclined leftward or rightward or both with respect to a direction perpendicular to the ground (thickness direction), and is substantially X-shaped, substantially V-shaped, inverted V-shaped, substantially U-shaped, inverted U-shaped, or substantially parallel in cross section. It can be knitted to form a quadrilateral or the like.
FIG. 13A and FIG. 13B illustrate the knitting structure of the connecting yarn reed (L4) in a case where the crossing of the connecting yarn (3) is partially or wholly made to have a substantially X-shaped cross section. The yarn is knitted with 1 in 2 out or 1 in 3 out.
In the case of the knitting structure shown in FIG. 13A, as shown in FIG. 14, a bridge between the front and back substrates (1) and (2) is substantially perpendicular to or nearly perpendicular to the substrate, and an oblique hook having an inclination angle. It will be knitted in two types of bridging shapes with bridging. (30) indicates a bridging portion that is perpendicular or nearly perpendicular to the base, and (31) indicates a diagonal bridging portion. Even if these bridging portions (30) and (31) are monofilament yarns, they do not always form a straight line as schematically shown in the figure, and may be curved in an actual knitted fabric. Many. When the connecting yarn (3) is knitted with a high tension, the curves of the bridging portions (30) and (31) of the connecting yarn (3) become loose.
In this way, by connecting the connecting yarn (3) diagonally at all or a part of an arbitrary course position, the diagonal bridging part (31), the bridging part (30) which is almost vertical, and When viewed in cross section, in combination with the second knitting portion, etc., a substantially trapezoidal shape, an inverted trapezoidal shape, a substantially parallelogram shape, a substantially triangular shape, an inverted triangular shape, a shape such as a rectangle, or a shape obtained by combining these can do. Thus, the weight of the connecting yarn can be reduced to reduce the weight, and the stability of the three-dimensional structure can be improved.
That is, by adopting a structure having the above-described oblique bridging portion (31), when a load is applied to the ground in a vertical direction, the load is horizontally transferred through the diagonal bridging portion (31). The direction can be changed and released, and the connecting yarn (3) does not buckle or bend excessively, and the three-dimensional structure can be maintained well.
Further, one or both of the ground knitting yarns (1) and (2) on the front and back sides may be knitted in a double stitch structure. For example, in the knitting structure shown in FIG. 5 or FIG. 6, two types of knitting reeds (L2) and (L3) and knitting reeds (L1) for knitting one of the bases are used instead of two types as shown in FIG. It is possible to knit in a double stitch structure using chain knitting reeds (L2) and (L3) that alternately guide the ground knitting yarns with 1 in 3 out. In this case, the insertion thread reed (L1) can be omitted. Also, less threading of the chain knitting yarn through the reed is required.
When the knitting reeds (L2) and (L3) are knitted so as to form a reticulated structure, the left and right reeds are shifted left and right by two stitches in opposite directions alternately for each required course. What is necessary is just to knit so as to alternately knot with the base portion of the ground knitting yarn of (L2) and (L3).
In this case, the second knitting structure of the ground knitting yarn can be knitted in combination with the second knitting structure of the connecting yarn (3). As a result, the structure of the base becomes more robust and stable, and the knitting structure of the front and back bases (1) and (2) is changed to form a double knitted fabric having various structures and characteristics. be able to.
Furthermore, the present invention provides various combinations of the structure of the second knitting of the connecting yarn (3) and the structure of the front and back base materials, and further combines the material and characteristics of the ground knitting yarn and the connecting yarn. , Or by combining the insertion technique, it is possible to diversify the variations of the front and back fabric and the characteristics of the knitted fabric.
Hereinafter, the embodiment will be described.
The knitting structure shown in FIG. 16 shows one example. In this structure, one of the front and back sides, for example, the base (1) on the front side is knitted with a reed (L2) and a reed (L3) in a mesh structure having a fine mesh, and the other base (2) is a full-length chain stitch reed. (L6) and the insertion reed (L7) are knitted in a flat knitting structure. In this case, the loop of the wale by the chain stitch (L6) is pulled by the insertion thread and bends in a zigzag shape from side to side, which causes expansion and contraction of the knitted fabric and impairs the dimensional stability in the warp or weft direction. However, as shown in the knitting structure diagram in the same figure, an insertion yarn reed (L8) is further added, and a warp insertion yarn extending in the knitting direction (warp direction) is inserted and knitted in the same wale, thereby knitting in the warp direction. Elongation can be stopped and the width can be prevented from being reduced. In particular, by looping the warp insertion yarn on one surface every required course such as eight courses (not shown), it is effective to stop the warp insertion yarn from slipping in the warp direction.
Double knitted fabrics with high dimensional stability in the process due to such knitting structure are required to have dimensional stability of sheets, duvet covers, bedspreads, car seats, chair upholstery, and also civil engineering materials and industrial materials. It can be suitably used for various applications.
The knitting structure in FIG. 17 illustrates the structure when the connecting yarn (3) is knitted twice in a double knitted fabric in which the front and back substrates (1) and (2) form a mesh structure having a fine mesh. . In this case, the reeds (L2) (L3) and (L5) (L6) for the front and back ground knitted yarns each having a low elongation such as a cotton yarn, a spun yarn, a multifilament yarn, or a multifilament processed yarn are each 2. Stitches are formed alternately in every other (2 in 2 out), and the stitches are formed while oscillating between three stitches for each course, and oscillating across several wales alternately in the opposite direction to the left and right for each required course. Then, the yarns of both reeds are knitted in a mesh structure so as to be alternately joined. In addition, the connecting yarn reed (L4) guides an elastic yarn or an elastic yarn of rubber, polytrimethylene terephthalate, polyurethane, or the like as the connecting yarn (3), and applies the yarn to at least one of the front and back surfaces, for example, both base materials. It is knitted and knitted so as to connect two adjacent wales. Accordingly, the double knitted fabric has elasticity in both the longitudinal and vertical directions due to the elasticity of the connecting yarn, and also has cushioning properties as the double knitted fabric. This double knitted fabric can be particularly suitably used for supports, underwear, sportswear, cushion covers, transport covers, and the like.
Furthermore, if an elastic yarn is used for the ground knitting yarn and a non-stretchable monofilament yarn is used for the connecting yarn, the yarn has a certain elongation, but does not grow more than a certain amount due to the elongation regulation by the connecting yarn made of the monofilament yarn. Is obtained, and can be suitably used for a chair upholstery or the like.
FIG. 18 shows an example of a knitted structure in which both the bases (1) and (2) on the front and back sides have a flat structure and the connecting yarn (3) is knitted in a double stitch. In this knitting structure, a multifilament yarn, a spun yarn, a monofilament yarn or the like as a chain knitting yarn is guided through all the reeds (L3) and (L6) for knitting the front and back bases, and the reed (L1) In (L7) and (L8), a multifilament yarn or a monofilament yarn is guided as a weft insertion yarn through all or one in one out. Further, the same thread as described above is inserted through the reed (L2) on the front side as a warp insertion thread. Then, in the connecting yarn reed (L4), a yarn similar to the above is guided as a connecting yarn (3) in a one-in-one manner and knitted.
In the case of this knitting structure, the dimensional stability of the weft is improved by the second stitch of the connecting yarn (3) and the weft insertion yarn by the reed (L1) and the warp insertion yarn by the reed (L2) in the front side fabric. The structural stability of the double knitted fabric is improved. In particular, it is possible to obtain a knitted fabric product having a large effect of preventing the weft elongation of the second knitting and the warp elongation by the warp insertion yarn and having high dimensional stability in the weft.
When an elastic yarn or an elastic yarn such as polytrimethylene terephthalate is used for the connecting yarn (3) for performing the second knitting by the connecting yarn reed (L4), not only knitting is easy but also durability of the cushion effect is obtained. In addition, the solid knitting of the base material with the second stitch makes it possible to obtain a more effective cushioning while being lightweight and thin with a good touch feeling. Furthermore, when a multifilament yarn of the elastic yarn or a processed yarn thereof is used for at least one of the front and back base materials (1) and (2), a double knitted fabric having a good touch feeling can be knitted.
FIG. 19 illustrates a knitted structure of a double knitted fabric in which one of the base materials (1) and (2) on the front and back is made plain with a plain structure and the other is knitted with a mesh structure.
In this knitting structure, the side of the reed (L1) (L2) (L3) knitting one of the bases (1) on the front and back is a flat land structure, and the reeds (L6) (L7) (K) knitting the other base (2). The side of L8) is a mesh structure. In this case, the reeds (L1), (L2) and (L3) guide ground knitting yarns such as insertion yarns and chain knitting yarns through the entire length, and the reeds (L6) and (L7) are 2 in 2 out and reeds (L8). ) Leads the ground knitting yarn in 1 in 1 out, and the connecting yarn reeds (L4) and (L5) lead and knit in 1 in 1 out, respectively.
When a polyester multifilament yarn is used for the reeds (L1), (L2), and (L3), a solid knitted fabric with reduced elasticity is used. The use of elastic yarns such as terephthalate yarns and woolly yarns and stretchable yarns results in a knitted fabric having stretchability in the warp direction. Further, if elastic yarn is used for all of the reeds (L1), (L2), and (L3) or the reeds (L1) and (L2), the base material has elasticity in both directions. Furthermore, when natural fiber yarns such as cotton are used for the reeds (L3), (L6) and (L7), a double knitted fabric having a good contact feeling on the front and back substrate surfaces can be obtained. Of course, natural fiber yarns can also be used for the reeds (L1), (L2), (L8) and the like.
According to the knitting structure, the yarn knitted by the reeds (L3), (L6), and (L7) can be put on the surface of the double knitted fabric, which is effective for the body when using clothing or the like. In place of the above natural fibers, by using fibers having functional properties such as moisture absorption, chitosan, catechin, far infrared rays, and negative ions, moisture absorption, antibacterial, deodorant, negative ions, It is easy to exhibit effects such as infrared rays.
In any case, if the main purpose is to reduce the weight of the connecting thread (3), one of the connecting thread reeds (L4) and (L5) in FIG. Knitting is performed only with reeds (L4). When the main purpose is to solidify the flat ground side, as shown in FIG. 19, two types of connecting yarn reeds (L4) and (L5) are used to knit the connecting yarns of the adjacent second stitches. Are connected. The second stitch of the connecting yarn reed (L4) is formed at the corresponding wale position of the front and back base material, and the second stitch of the connecting yarn reed (L5) is formed at a position shifted by one wale between the front and back base material. In the hole of the substrate (2), the crossing of the connecting yarns crosses in a substantially X-shaped cross section to form a truss structure.
In addition, in the knitting structure of FIG. 18, by knitting the connecting yarn reed (L4) with the second knitting structure shown in FIG. 10F, the connecting yarn is formed every other course on the side of the flat structure. In addition, the knitting structure can easily exhibit elasticity. In addition, since the connecting yarn is provided every other course, the loop of the connecting yarn is halved in combination with the natural fiber, which makes it less noticeable.
Double knitted fabrics organized in this way are used for sports, support, medical and nursing care, outer clothing, bedding, chair upholstery, interiors, car seats, safety belts, cushions, civil engineering such as greening stability, construction It can be suitably used for various applications such as steel, industrial materials and concrete reinforcing materials.
Further, in the present invention, in at least one of the front and back bases (1) and (2), a laterally running portion connecting adjacent stitches of the second stitch of the connecting yarn (3) by using an insertion technique. And, between the yarn forming the stitch of the base material and the ground knitting yarn such as the insertion yarn, the horizontal swing insertion yarn or the warp direction insertion yarn can be inserted and knitted. FIG. 20 shows one example.
In the knitting structure shown in FIG. 20, in a double knitted fabric in which one of the front and back base materials (1) and (2) is plain-textured and the other is knitted with a mesh structure, the above-described insertion technique is employed to obtain a base material having a mesh structure. 2 shows an example in which a traversing insertion yarn is inserted and held between the ground knitting yarn and the connecting yarn (3).
In this knitting structure, the side of the reed (L1) (L2) is a flat structure, and the side of the other reed (L6) (L7) (L8) is a mesh structure. In this case, the reeds (L1) and (L2) guide the inserted yarn and the chain knitting yarn through the entire thread (full set), and the reeds (L6) and (L7) guide the yarn forming the stitch by 2 in 2 out. The reed (L8) guides the insertion yarn oscillating across two wales in 1-in-1 out, and the connecting yarn reed (L4) guides the connecting yarn (3) in 1-in-1 out. To organize. Then, the reed (L5) arranged between the reed (L6) (L7) on the base (2) side of the mesh structure and the connecting yarn reed (L4) oscillates over two wales for each course. The insertion yarn (5a) is guided and knitted in, for example, one in one out.
Thereby, as schematically shown in FIG. 21, the insertion yarn (5a) of the reed (L5) is made of a ground knitting yarn (such as a stitch forming yarn of the reed (L6) (L7) and an insertion yarn of the reed (L8)). 2a), i.e., inserted between the ground knitting yarn (2a) and the side running portion (3a) of the connecting yarn (3) without being knitted in the loop of the stitch, and the connecting yarn (3 ) Is held so as not to enter deeply between the front and back substrates (1) and (2) by the side running portion (3a). In other words, the insertion yarn is more stably held inside than the original ground knitting yarn, and the effect of inserting the insertion yarn can be sufficiently exhibited.
For example, when the insertion yarn is knitted in one-in-one-out, it is held in an inserted state on the opening side of the hole (22) (mesh portion), and is air-permeable and three-dimensional even in the hole (22). It gives a feeling. The insertion thread (5a) inserted into the opening side of the hole as described above can prevent dust and dirt from entering the inside of the hole (22) of the mesh structure. Therefore, when used as a filter, a good filter effect can be exhibited.
Regarding the insertion yarn of the reed (L5), the swing width is increased as in other structures other than those described above, for example, the structure illustrated in FIG. 22A or FIG. Insertion knitting by various tissues is possible. This insertion form can be freely set according to the design, function, application, and the like. In particular, as shown in the example of FIG. 22A, the inserted yarn is looped for each required course, for example, six courses, so that the inserted yarn inserted between the ground knitting yarn and the horizontal running portion of the connecting yarn is removed. It is preferred to prevent this from happening.
According to the structure of FIG. 22A, the insertion yarn enters into the holes of the mesh structure. Therefore, when an elastic yarn is used as the insertion yarn, a stretchy double knitted fabric is formed, and sports, support, It can be used for a wide range of purposes, such as clothing and chair upholstery.
In addition, as described above, by using a flat yarn subjected to a grain surface treatment, other light reflection yarns, light-emitting yarns, and the like, as the insertion yarn (5a) of the reed (L5) that enters the hole portion of the mesh structure, It becomes possible to make light such as reflected light visible only from a certain angle direction. Also, by using the same light reflecting yarn or luminescent yarn as the connecting yarn (3) of the second stitch, a shining net fence can be obtained.
Depending on the combination of the insertion thread of the reed (L5) and the insertion thread of the reed (L8), it is possible to knit a base having a color change such as a staggered pattern on the surface. A change in color can be obtained, and the design effect can be further expanded. For example, the inserted yarn of the reed (L5) has the structure shown in FIG. 22B, and the inserted yarn of the reed (L8) has the structure shown in FIG. 23, and yarns of different colors are alternately guided one by one every four wales. In this case, different colors appear in the holes.
As described above, various color effects, designs, and color variations can be obtained by using the above-described insertion technique. For example, by inserting the insertion yarn at an arbitrary position between the ground knitting yarn and the horizontal running portion of the connecting yarn and knitting the insertion yarn into the ground knitting portion at a required position, the color effect of several colors can be obtained. Multiple textures can be obtained.
Further, also on the side of the base (1) of the flat structure in the knitting structure of FIG. 20, similarly to the above, the reed (L3) is interposed between the reed (L2) of the ground knitting yarn of the chain stitch and the connecting yarn reed (L4). ) Is added and knitted like the structure of FIG. 24A or FIG. 24B so that the insertion yarn (5b) of the reed (L3) can be crossed with the horizontal knitting yarn (1a) and the connecting yarn (3). (3a) (FIG. 25).
For example, as shown in FIG. 24A, when knitting is performed such that the insertion yarn of the reed (L3) is inserted in the warp direction and looped for each required course, the elongation is stopped by using an inelastic yarn for the insertion yarn. In addition, the elastic yarn can be used to provide the elasticity in the warp direction. In addition, as shown in FIG. 24B, when the insertion thread of the reed (L3) is inserted by oscillating, the base (1) can be further stabilized. Moreover, since the insertion yarn (5b) is held between the ground knitting yarn (1a) and the horizontal running portion (3a) of the connecting yarn (3) as shown in FIG. 25, it does not appear outside. Even if a material having inferior dyeing or coloring properties is used, such as aramid fiber yarns, carbon yarns, etc., if the ground knitting yarn is a material with good staining properties and coloring properties, the design, appearance, etc. on the surface of the knitted fabric There is no problem in this respect.
In FIG. 20, one of the front and back substrates has a flat structure, and the other has a mesh structure. However, in addition, both the front and back substrates have a mesh structure corresponding to the front and back surfaces, or both have a flat structure. Implementation with various knitting structures is possible. In these cases, the connecting yarn is knitted in the same manner as described above, and the traversing insertion yarn or the warp-direction insertion yarn is inserted between the ground knitting yarn of at least one substrate and the horizontal running portion of the connection yarn. Can be implemented.
In addition, when the connecting yarn is knitted on both the front and back substrates, as shown in the structure of FIG. 26A, three reeds (L4), (L5), and (L6) are paired, and two The reeds (L4) and (L6) guide the connecting yarn, the intermediate reed (L5) guides the insertion yarn (17) in the warp direction, and the reeds (L4) and (L6) on both sides position the reed. By knitting the insertion yarn (17) in the warp direction with the reed (L5) in the middle, knitting the insertion yarn (17) on the front and back, respectively, as shown in FIG. 26B. Can be alternately hooked and inserted into the horizontal running portion (3a) of the connecting yarn (3). This facilitates the second knitting of the connecting yarn (3) on the knitting, and also pulls the insertion yarn (17) after the knitting to bring the front and back base materials (1) and (2) closer to each other. Is easily possible.
Further, like the insertion yarn of the reed (L5) or the insertion yarn of the reed (L3), a traversing insertion yarn or a warp insertion yarn is inserted between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn. By using the insertion technique described above, the following implementation becomes possible.
For example, various functions such as deodorant, antibacterial, moisture-absorbing and absorbing, heat generation, antistatic, flame-retardant, anti-electromagnetic wave, negative ion, and energization are used as the insertion yarn between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn. By using a yarn of a functional material having a function, a double knitted fabric having these functions can be easily and economically knitted. In this case, since the thread of the functional material is held at a position close to the base material, the function can be exhibited well. Moreover, since the threads of these functional materials can be positioned inside the original ground knitting yarn, even if the functional materials have low abrasion resistance, weather resistance, etc., they can be directly exposed to the outside air. Touching and receiving external pressure can be prevented. Also, when the double knitted fabric is used for contact with the body, the thread of the functional material does not contact the body, and there is no problem such as chemical injury or dirt. In particular, when the outer side of the inserted yarn of the functional material is knitted with a structure that is covered by the original ground knitting yarn in the base material, the inserted yarn of the flat ground structure, and the like, the above effects are more remarkably exhibited, and the functional material is knitted. The durability is also improved.
Further, as the insertion yarn or the warp-direction insertion yarn between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn, a material having poor abrasion resistance and contact feeling, such as an elastic yarn, an elastic yarn, and a high shrinkage yarn, may be used. Even when used, as the original ground knitting yarn such as a chain knitting yarn or an insertion yarn positioned outside of these materials, a good touch feeling such as a soft and flexible yarn such as a natural fiber or a multifilament yarn is used. By using the yarn of the material, the contact feeling on the surface of the knitted fabric can be improved, and the function of the inserted yarn of the functional material can be favorably maintained.
Furthermore, even when a material having inferior coloring properties such as a monofilament thread, a conductive thread, a carbon thread, an aramid fiber thread, and a phenol fiber thread, i.e., a dyeing property and a color developing property, is used as the insertion thread, even if these materials are used, By using a material having good dyeing properties and coloring properties such as polyester and nylon as the outer ground knitting yarn, the dyeing properties and coloring properties of the knitted fabric surface can be improved. That is, the functional effect of the yarn of the functional material can be exerted without impairing the dyeability and the like.
Further, by knitting a stretchable yarn or an elastic yarn as the inner insertion yarn, a non-stretchable yarn such as a polyester multifilament yarn as the outer ground knitting yarn, or an arrangement opposite to the above, and knitting. Alternatively, a double knitted fabric in which stretch and non-stretch coexist can be used. The double knitted fabric can be suitably used as clothing, chair upholstery, interior materials, bedding materials, and the like.
Further, by using the above-mentioned insertion technique, in the front and back fabric of the double knitted fabric, stretchable yarn such as polytrimethylene terephthalate yarn is horizontally wedged between the horizontal running portion of the connecting yarn to be knitted and the ground knitting yarn. By performing insertion knitting as a swing insertion yarn, heat setting processing by widening after knitting becomes easy.
In other words, since the traversing insertion yarn of the front and back substrate in a normal double knitted fabric is relatively firmly woven into the ground knit portion of the substrate, it is difficult for the insertion yarn to slip even with the insertion yarn. It's not easy. However, as described above, the insertion yarn inserted between the ground knitting yarn and the horizontal running portion of the connecting yarn is slippery because it enters the back side of the base material, and is easy to widen by widening. In particular, when the front and back substrates are both formed of a mesh structure or a substantially rhombic or substantially hexagonal net-like structure, etc., the fabric width is increased by overfeeding at the eye holes and widening after knitting. A double knitted fabric having a larger cloth width than the knitting width can be economically manufactured. In addition, the fabric has good elasticity.
In addition, in the case where an inconvenience in use occurs such as that the opening of the eye hole portion of the front and back base material is too large to perform sewing by sewing, if the eye hole portion is closed with the insertion thread, the above-described inconvenience can be solved. Will not occur.
Depending on the insertion form, the inner insertion yarn may be supported by the connection yarn from the back side to the front side, or may simply be hung on the connection yarn. The insertion position of the thread can be set as appropriate. For example, the hole in which the insertion thread is inserted and the hole in which the insertion thread is not inserted can be arbitrarily combined.
In addition, by using the second knitting technique, the connecting yarn can be formed into a second stitch on one side of the front and back substrates and a connecting yarn having an insertion structure on the other side.
For example, as shown in FIG. 27A, two reeds (L4) and (L5) are used as a pair as a connecting reed, and the connecting yarn (3) of each of both reeds (L4) and (L5) is replaced with the reed. The reed (L4) is hung on the back side needle, and the reed (L5) is hung on the front side needle and knitted with the front and back fabrics (1) and (2) respectively. 27B, the connecting yarns (3) of both reeds (L4) and (L5) are inserted into the laterally running portion (3a) of the connecting yarns on the other side with each other. And can be knitted. Thereby, a double knitted fabric in which the second stitch and the insertion structure are mixed can be obtained.
In addition, by utilizing the structure of the second knitting of the connecting yarn (3), it is possible to knit a mercurette-like or tulle-like shape on at least one of the front and back surfaces. In addition, knitting can be performed using an insertion technique.
For example, the threading of the insertion reed (L6) and the connection reed (L4) in the knitting structure of FIG. 5 is set to 1 in 1 out, and the connection reed (L4) is shifted to the adjacent wale for each required course. By repeating the knitting returning to the original wale, for example, it is possible to form a square mesh on the back side substrate (2) in FIGS. As a result, the two stitch rows can be connected firmly and hard to unravel, and the connecting yarn does not easily come out on the surface of the base material, so that the contact feeling and appearance of the surface of the knitted fabric are improved.
The knitted structure shown in FIG. 28 is also possible as the mercurdette-like double knitted fabric.
In this embodiment, the chain knitting yarn (L3) or (L6), which is guided through the whole, respectively, and the insertion yarn reed (L1) are used in at least one of the front and back bases, for example, both bases (1) and (2). ) (L2) or (L7) (L8), the inserted reeds (L1), (L2), (L7), (L8) are inserted in one or several rows every plural courses with respect to the chain knitting wale extending in the knitting direction. The left and right sides are alternately oscillated and inserted into the wale, so as to form a knitting structure in the shape of a Mercusette with square meshes. In particular, in this case, the insertion thread reed (L1) or (L7) and the insertion reed (L2) or (L8) are inserted in opposite directions in each of the required courses on both the front and back substrates (1) and (2). , Two kinds of insertion yarns are inserted in a cross shape.
Thereby, adjacent insertion yarns can be reliably brought into contact with each other in the front and back substrates (1) and (2).
In the above-described knitting, as shown in FIG. 28, two kinds of yarns are guided by two reeds (L4) and (L5) as connecting yarns (3) connecting the front and back bases (1) and (2). The knitting is performed, and in the course corresponding to the traversing portion of the insertion yarn, the yarn is shifted in the opposite direction and is obliquely bridged between the front and back bases (1) and (2). Can be used for the second stitch. By knitting in this way, a mercuret-like tone is formed not only on at least one of the front and back substrates but also on the inner intermediate layer by the connecting yarn.
As a result, the insertion yarn to be traversed and inserted is held by the second knitting of the connecting yarn in the Mercurette-like base material, and slipping in the portion inserted in the horizontal direction is prevented. The corners of the tone knitting structure are stabilized. In addition, a conductive material, a high-strength yarn such as carbon or aramid can be used as the insertion yarn of the above-mentioned mercurette-like knitting structure, and even when such a yarn is used, it can be economically knitted. it can.
In the above-mentioned knitting, the insertion yarns of the ground knitting yarns of the front and back fabrics also cross each other at required course positions like the insertion yarn reeds (L1) (L2) or (L7) (L8). In the case of transverse insertion, for example, yarns of easily dyeable fibers such as nylon or polyester are used for the insertion yarn reeds (L1) and (L8), and carbon fibers are used for the insertion yarn reeds (L2) and (L7). By using yarns of fibers that are difficult to dye, such as aramid fibers or aramid fibers or conductive fibers, problems such as inability to color in design are eliminated. In addition, a yarn having a problem in light resistance, abrasion resistance and the like can be applied to a knitting method in which the yarn is inserted inside the base material by using the yarn in one of the insertion yarn reeds (L2) and (L7). In this case, it is more effective to knit the insertion yarns of the insertion yarn reeds (L2) and (L7) using the insertion yarn reed (L5) insertion technique to be inserted behind the ground knitting yarn in FIG.
Further, when the yarn of the conductive material is used for the insertion reeds (L2) and (L7), all the insertion reeds (L2) and (L7) must have two stitches or more, that is, two wales as shown in the knitting structure of FIG. By oscillating insertion over the above, adjacent insertion yarns are securely connected and brought into contact. In this case, the yarns of the other inserted yarn reeds (L1) and (L8) are knitted so as to cross the inserted yarn reeds (L2) and (L7), whereby the inserted yarn reeds (L2) and (L7) are knitted. Enhance the thread contact effect. Further, when a conductive material is used for the connecting yarns of the two connecting yarn reeds (L4) and (L5), it is more effective.
The double knitted fabric is used for electromagnetic wave shielding, and can be used, for example, for curtains, shielding aprons, building shielding materials, electrical equipment shielding materials, conductive gaskets having cushioning properties, and the like. In addition, double knit fabrics for clothing materials and narrow tapes can be knitted.
As the structure of the double knitted fabric, it is possible to knit with a knitted structure having a vertical stripe pattern, a checkered pattern, or a zigzag pattern, in addition to the above-described flat land structure, reticulated structure, or mercuret-like structure.
For example, as shown in the structure of FIG. 29A, in the reed (L5) between the connecting yarn reed (L4) and the ground knitting reed (L6) (L7), the horizontal running portion of the ground knitting yarn and the connecting yarn (3) is used. Using at least one of the bases (2), a stitch of two or more wales joined by a second stitch of a connecting yarn (3) by using an insertion technique of inserting a traversing insertion yarn (15) between the stitches (3a). The ridge-shaped base portions (11a) in the knitting direction composed of rows are knitted so as to form a vertical striped pattern by connecting the ridge-shaped base portions (11a) of the reeds (L5) at predetermined intervals by oscillating insertion yarns (15). be able to.
In addition, the connecting portion of the connecting yarn (3) is arranged in a checkered pattern as shown in FIG. And can be knitted in a zigzag pattern.
Furthermore, in the double knitted fabric (A) of each of the above-described embodiments, the connecting yarn (3) is knitted by using two or more kinds of yarns having different materials and characteristics to thereby form the double knitted fabric (A). ) Can have irregularities on the surface, and can give strength to the pressure resistance. Also, by knitting the length of the bridging portion of the connecting yarn between the front and back fabrics differently, it is possible to make the surface of the double knitted fabric uneven, or to give strength to the pressure resistance. In these cases, in addition to the above-mentioned features, a double knitted fabric having a more unique appearance and touch feeling is obtained. Further, depending on the use or the like, one of the front and back bases (for example, the base on the back side) may be constituted only by the second knitting structure of the connecting yarn.
Further, after the mesh (12) is knitted so as to be present partially or over the entire surface with the connecting yarn (3) of the second knitting, slipping of the connecting yarn (3) is caused by expansion action in heat setting processing. By providing elongation and changing the mesh shape and the height of the connecting yarn (3), a knitted pattern or an uneven pattern can be formed on the surface of the double knitted fabric (A).
Further, in one of the front and back fabrics (1) and (2), a plurality of ground knitting yarns forming a stitch such as a chain knitting yarn are arranged, and the knitting loop portion of the connecting yarn (3) is almost entirely formed on the surface. Knitting so that the knitting loop of the ground knitting yarn is superimposed on the knitting loop of the connecting yarn. In this case, if the tension of the chain knitting yarn is increased, it is more effective to prevent the knitting loop of the connecting yarn from jumping out.
Further, in the double knitted fabric (A), when the ground knitting yarn is knitted so as to protrude outward from the surface of the knitted fabric and further raised and shirred, a raised surface of only the ground knitting yarn is obtained. And high quality products can be obtained.
Further, in the double knitted fabric (A), at least one of the front and back fabrics (1) and (2), as shown in FIG. 32, a base layer portion (10a) of the fabric and a design surface or a functional surface. It is also possible to overlap and knit the surface layer portion (10b) with a knitting yarn for knitting. Thus, by using various functional yarns or flexible and soft yarns for knitting of the surface layer (10b), these yarns can be exposed to the surface, and their functions can be sufficiently improved. Can be demonstrated.
In the above case, for example, as the ground knitting yarn of the base layer portion (10a), a yarn having sufficient strength to knit the double knitted fabric, such as a polyester multifilament yarn, is used. By strongly tightening the two stitches of the second knitting, the connecting yarn is firmly knitted into the base material and integrated, whereby the stability is improved and the effect of preventing the connecting yarn from jumping out can be enhanced. On the other hand, the surface layer portion (10b) as the design surface or the functional surface is made of cotton yarn or a thread of a functional material, and the yarn is softly knitted in a knitting structure such that the yarn easily appears on the surface layer portion. Feeling can be improved.
In any of the above-described embodiments, knitting is performed by changing the supply amount of the chain knitting yarn or the inserted yarn, or the number of courses or knitting structure corresponding to the mesh, for each of the arbitrary courses, on at least one of the front and back substrates. be able to. As a result, it is possible to knit a material having partially different stretchability and width, that is, cushioning properties and knitted fabric tension.
In the double knitted fabric (A) of each embodiment described above, the yarns used for the constituent yarns of the front and back base materials (1) and (2), that is, the ground knitting yarns such as chain knitting yarns and insertion yarns are particularly limited. It is not selected, but is appropriately selected depending on the application, but usually, various natural fiber yarns such as wool, cotton, cupra, or synthetic fiber yarns such as nylon, polyester, polypropylene, and carbon fiber yarns, and various other types of yarns Synthetic fiber yarns such as multifilament yarns, processed yarns, aligned yarns, and synthetic fiber spun yarns are used, and blended fiber yarns can also be used.
In particular, at least the outermost ground knitting yarn in the front side substrate (1) is made of a multi-fiber yarn having flexibility and good touch, such as a synthetic fiber or a processed yarn thereof, a spun yarn of a natural fiber, or a multifilament yarn. In this case, the softness of the surface and the touch of the monofilament yarn can be suppressed, and a very soft feeling and touch can be obtained. .
In this case, while maintaining pressure resistance and moderate cushioning properties, it is suitably used for various applications requiring a soft feeling, such as nursing care and medical supplies, bedding, cushioning materials, matting materials, and sports or clothing spacers. it can.
In addition, a water-absorbent yarn such as a yarn obtained by coating or dipping a highly water-absorbent resin on at least one of the front and back substrates (1) and (2), for example, a ground knitting yarn of the front substrate (1). , Metal such as iron, minerals, antibacterial agents, fungicides and other chemicals, or functional yarns to which special functions are imparted by adhering or kneading fungi; other high water-absorbing and hygroscopic properties; antibacterial properties; antifungal properties; It is possible to use a functional yarn having at least one kind of function such as an odor property and an antistatic function, so that a function according to the intended use can be provided. For example, a water-absorbing and hygroscopic material can be used on the back, and a material having good contact properties such as cotton can be used on the front.
Furthermore, a heat-shrinkable yarn, a heat-fusible yarn, or an elastic yarn is used for all or a part and / or the connecting yarn (3) of at least one of the front and back substrates (1) and (2). You can also organize. Thereby, for example, the stitches formed by the stitch-forming yarns of the base (1) are tightened or fused by shrinkage or fusion of the knitted fabric, and the shape retention and stability are further improved. In addition, knitting is performed by using different kinds of yarns having different characteristics such as rigidity and flexibility, color, material, hand, dyeing, and other processing effects for the constituent yarns of the front and back base materials (1) and (2). This results in a net with different appearance and properties on the front and back.
Also, when polytrimethylene terephthalate yarn is used for the constituent yarns of the front and back fabrics (1) and (2) and the connecting yarn (3), various double knitted fabrics that are soft, stretchable, and excellent in cushioning properties can be obtained. For example, it is possible to obtain a double knitted fabric having a flat knitted structure on the front and back sides, or a double knitted fabric having a net structure on at least one of the front and back bases. This double knitted fabric can be suitably used particularly as a soft and stretchable material for a narrow tape or a string for clothing.
Furthermore, when a monofilament yarn of a synthetic fiber is used as the connecting yarn (3), it can be used as a single yarn or a plurality of aligned yarns. Furthermore, as the connecting yarn (3), an elastic yarn, a multifilament, a spun yarn or a combination thereof can be selected according to the purpose.
The thickness and material of these yarns are determined in consideration of the strength, tension, elasticity and the like required according to the application. For example, as an industrial material such as a cushion material, a mat material, or a cushion material for a seat of various vehicles, when knitting with a double Raschel machine at 18 to 6 gauges (number of needles / inch), 20 to 10000 is applied to the front and back substrates. Denier, preferably 20 to 2000 denier yarn, and 20 to 10,000 denier, preferably 30 to 5000 denier yarn, is used as the connecting yarn. Of course, a finer gauge, e.g. When it is desired to increase the physical strength, it is possible to use a 4.5- to 3-gauge yarn having a larger thickness than that described above or a modified cross-section yarn having a desired function. In addition, knitting can be performed using yarns having different thicknesses on the front and back substrates, thereby further increasing the strength of the substrate and also improving the stability and cushioning of the three-dimensional structure.
The thickness of the double knitted fabric (A) of the present invention, or the size of the mesh (12) of the base material (1) having at least one network structure, differs depending on the use and the like, and is used as various cushioning materials and matting materials. On the upper side, those having a thickness of 0.1 to 100 mm and a span of the mesh (12) of 1 to 100 mm are generally used. Of course, it is also possible to carry out the dimensions outside of the above-mentioned dimensions. For example, in the case of clothing such as a spacer, or for medical or nursing care, the dimension can be made smaller than the above.
The double knitted fabric (A) can be suitably used for the following various applications by utilizing the above-mentioned structural characteristics.
That is, as a belt, band, bandage, tape, supporter, protector, hat, bag, attache case, rucksack, clothing spacer or shoulder pad, outwear or other clothing or clothing related articles, or slippers, shoes, insoles, sandals And the like, carpets, entrance mats, anti-friction mats, cushion materials for helmet cushions and the like, and core materials. In addition, bed mats, pillows, sheets, covers, blankets, sofas, upholstery and other bedding and furniture cores and decorative materials, vehicle seats and seat covers, or soft cushions and breathable interior materials, Further, it can be used as a saddle cover for a motorcycle or a bicycle, or as a curtain or partition for soundproofing, ventilation, blindfold, a light-shielding net, an anti-glare net, a screen door, or an electromagnetic and antistatic net or an energizing net, a cushioning material for transportation, and the like. In addition, as an industrial material such as a base material for nonwoven fabric, a washing net, a non-slip material, various filters and spacers, or a reinforcing material for various boards such as a resin or foam concrete, a lightweight board, and other industrial reinforcing materials. It can be used as a core material. In addition, it can be used as various cushioning materials for sports and industrial use. Further, it can be used as a protective material and water retaining material for civil engineering, revetment, and greening, an agricultural net, a drain material, a civil engineering stable sheet material, a breathable safety net, and the like.
Further, the double knitted fabric (A) of the present invention can be used in combination with other materials. In particular, in the case of a double knitted fabric in which at least one of the front and back bases forms a net-like structure and the connecting yarns are formed in a substantially V shape, an inverted V shape, or a substantially X shape, at least one surface thereof is woven. Fabrics such as cloths, knitted fabrics, non-woven fabrics, nets, films, sheets, foams such as polyurethane foams, recycled materials thereof, and plate-like materials can be stacked and used as a composite material. In this case, the double knitted fabric and another material can be brought into planar contact with each other, and the joining strength can improve the pressure resistance and form stability of the composite material.
For example, a nonwoven fabric has flexibility, but poor pressure resistance, and "set" is liable to occur. However, when the double knitted fabric and the nonwoven fabric are overlapped, the pressure resistance and elasticity of the double knitted fabric are increased. And the cushioning property and flexibility of the nonwoven fabric itself.
[Industrial applicability]
As described above, the double knitted fabric of the present invention has the above-mentioned structural characteristics, that is, the material of the ground knitting yarn that prevents the connecting yarn from jumping out by at least the second knitting of the connecting yarn on one of the front and back base materials. Utilization of touch feeling, holding of texture, etc., prevention of rubbing noise, retention of pressure resistance elasticity and cushioning properties in the thickness direction, lightness and void retention, variation of mesh and ground based on knitted structure on both sides, It can be used alone or in combination with other materials for various purposes such as greening of land, construction and civil engineering, interior, bedding, clothing, medical and nursing care, industrial materials, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing one embodiment of a double knitted fabric by warp knitting according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic enlarged perspective view of a part of the above.
FIG. 3 is a schematic enlarged sectional view of a part of the above.
FIG. 4 is an enlarged explanatory view of the second stitch structure of the connecting yarn.
FIG. 5 is a wrapping diagram of each reed showing an example of the knitting structure of the above.
FIG. 6 is a lapping diagram of each reed showing an example of a knitting structure of another embodiment of a double knitted fabric by warp knitting according to the present invention.
7A to 7H are wrapping diagrams of a connecting yarn reed exemplifying another knitting structure of the connecting yarn.
8A to 8F are wrapping diagrams of a connecting yarn reed illustrating still another knitting structure of the connecting yarn.
9A to 9C are wrapping diagrams of a connecting yarn reed illustrating still another second stitch structure of the connecting yarn.
FIGS. 10A to 10F are wrapping diagrams of a connected yarn reed which illustrates a combination of the first stitch and the second stitch using a single reed.
FIGS. 11A to 11C are lapping diagrams of a connecting thread reed, each of which illustrates a structure obtained by combining a first stitch and a second stitch, or a combination of a second stitch and a second stitch using a two-piece reed.
FIG. 12 is a partially enlarged schematic cross-sectional view showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 13A and FIG. 13B are wrapping diagrams of a connecting yarn reed illustrating a structure in which a connecting yarn is crossed between front and back substrates, respectively.
FIG. 14 is a partially enlarged schematic cross-sectional view showing a bridging shape of the above-described connecting yarn.
FIG. 15 is a wrapping diagram of a base reed illustrating an example of a structure when the base is knitted.
FIG. 16 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 17 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 18 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 19 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 20 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 21 is a schematic enlarged sectional view of a part of the double knitted fabric according to the third embodiment.
FIG. 22A and FIG. 22B are wrapping diagrams showing other examples of the structure of the reed for insertion yarn inserted between the ground knitting yarn and the connecting yarn of the base material on the mesh structure side.
FIG. 23 is a wrapping diagram of a reed exemplifying another knitting structure of the inserted yarn in the base material.
FIG. 24A and FIG. 24B are wrapping diagrams each showing an example of a structure of a reed for insertion yarns in a case where an insertion yarn is inserted between a ground knitting yarn and a connecting yarn of a base material on the side of a flat structure.
FIG. 25 is a schematic enlarged sectional view of a part of the double knitted fabric according to the third embodiment.
26A and 26B are a lapping diagram of a reed for a connecting yarn and a partially enlarged schematic explanatory view showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIGS. 27A and 27B are a lapping diagram of a reed for a connecting yarn and a partially enlarged enlarged explanatory view showing a further embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 28 is a lapping diagram of each reed showing a knitting structure of still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 29A and FIG. 29B are a lapping diagram of a part of a reed and a partially schematic enlarged explanatory view showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 30 is a schematic perspective view of a part showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 31 is a schematic perspective view of a part showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.
FIG. 32 is a partially schematic enlarged sectional view showing still another embodiment of the double knitted fabric of the present invention.

Claims

A double knitted fabric formed by warp knitting, comprising a front and back substrate and a connecting yarn for connecting these two substrates, wherein the connecting yarn is knitted in at least one of the front and back substrates in a double-knit structure. Double knitted fabric characterized by the following.

The double knitted fabric according to claim 1, wherein at least a part of the ground knitting yarns of the front and back base fabrics is knitted in a double stitch structure.

A double knitted fabric formed by warp knitting, comprising a front and back fabric and a connecting yarn for connecting these two fabrics, wherein the connecting yarn is a combination of a second stitch and a first stitch in at least one of the front and back fabrics. A double knitted fabric characterized by being knitted in an organization by:

The double knitted fabric according to claim 3, wherein at least a part of the ground knitting yarns of the front and back base fabrics are knitted in a double-knit structure.

At least one of the front and back bases is knitted in a network structure in which a mesh is defined by a string-shaped base part composed of one or a plurality of wale stitch rows, and the connecting yarn is formed at an arbitrary position on the base part. The double knitted fabric according to any one of claims 1 to 4, which is knitted.

A string-shaped base portion defining a mesh is formed of a stitch row of two or more wales, and the connecting yarn is knitted twice so as to join adjacent stitch rows in the string-shaped base portion. 5. The double knitted fabric according to 5.

The double knitted fabric according to claim 5, wherein the connecting yarn is knitted in the mesh-like base material so as to knot the two base materials with each other at a knot portion between adjacent cord-like base materials.

Claims: In at least one of the front and back fabrics, a traversing insertion yarn or a warp-direction insertion yarn is inserted between a horizontal running portion between two adjacent stitches of the second knitted connecting yarn and the ground knitting yarn. Item 5. The double knitted fabric according to any one of Items 1 to 4.

Claims: In at least one of the front and back fabrics, a traversing insertion yarn or a warp-direction insertion yarn is inserted between a horizontal running portion between two adjacent stitches of the second knitted connecting yarn and the ground knitting yarn. Item 6. A double knitted fabric according to item 5.

As a traversing insertion yarn or a warp insertion yarn inserted between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn, a yarn of a material having poor abrasion resistance or contact feeling, or a material having inferior dyeing properties and coloring properties. 9. The yarn according to claim 8, wherein a yarn of a material having good abrasion resistance and contact feeling, or a yarn of a material having good dyeability and coloring properties is used as the ground knitting yarn positioned outside the yarn. Double knitted fabric.

As a traversing insertion yarn or a warp insertion yarn inserted between the horizontal running portion of the connecting yarn and the ground knitting yarn, a yarn of a material having poor abrasion resistance or contact feeling, or a material having inferior dyeing properties and coloring properties. 10. The yarn according to claim 9, wherein a yarn of a material having good abrasion resistance and contact feeling, or a yarn of a material having good dyeability and coloring properties is used as the ground knitting yarn positioned outside the yarn. Double knitted fabric.

The connecting yarn is knitted on both sides of the fabric, and between the horizontal running part of each connecting yarn and the ground knitting yarn, the warp-direction insertion yarn is alternately laid on the front and back and inserted. The double knitted fabric according to claim 8, wherein

The connecting yarn is knitted on both sides of the fabric, and between the horizontal running part of each connecting yarn and the ground knitting yarn, the warp-direction insertion yarn is alternately laid on the front and back and inserted. The double knitted fabric according to claim 9, comprising:

At the required course position, the connecting yarn knitted in at least one of the front and back bases is shifted left and right by at least one wale from the opposite wale between the front and back bases, and is skewed. The knitting part is inclined so as to be inclined with respect to the thickness direction, and is knitted so as to form a substantially X shape, a substantially V shape, a reverse V shape, a substantially U shape, a reverse U shape, or the like in a cross section. Double knitted fabric according to the item.

The connecting yarn that connects the front and back bases is alternately knitted with two reeds, and the two types of crossover form, between the front and back bases, a crossing that is almost perpendicular to the base and a crossing with an inclination angle The double knitted fabric according to any one of claims 1 to 13, wherein the double knitted fabric is knitted.

The knitting is performed by using two or more kinds of yarns having different materials and characteristics as the connecting yarns, and the surface of the front and back fabrics is provided with a difference in pressure resistance strength or unevenness. Double knitted fabric according to the item.

17. The surface of the front and back fabrics is provided with a level difference or unevenness in pressure resistance strength by knitting with different lengths of the bridging portion of the connecting yarn between the front and back fabrics. Double knitted fabric according to the item.

18. The knitting yarn according to claim 1, wherein at least one of the front and back base knitting yarns is knitted so as to emerge on an outer surface of the knitted fabric, and the ground knitting yarn emerging on the outer surface is raised and sheared. A double knitted fabric according to any one of the preceding claims.

The double knitted fabric according to any one of claims 1 to 18, wherein at least one of the front and back bases is knitted by the double-meshed connecting yarn so as to have a Mercusette tone.

At least one of the fabrics on the front and back sides is formed by a stitch row of chain knitting yarn extending in the knitting direction, and an insertion thread oscillatingly inserted into one or a plurality of wale horizontal stitch rows for a plurality of courses with respect to this stitch row. Knitting in a zet-like knitting structure, and connecting yarns for connecting the front and back fabrics are opposite to each other in each of the front and back fabrics at a course position substantially corresponding to the traversing insertion portion of the insertion yarn by two reeds. 20. The double knitted fabric according to claim 19, wherein the double knitted fabric is transferred and knitted.

20. The method according to any one of claims 1 to 19, wherein, in at least one of the front and back bases, a base layer portion of the base ground knitting yarn and a surface layer portion of a knitting yarn constituting a design surface, a functional surface, or the like are overlap-knitted. Double knitted fabric.

22. The double knitted fabric according to claim 21, wherein at least one of the front and back fabrics uses at least one kind of yarn of a multifilament, an elastic yarn, a spun yarn, and a natural yarn as a knitting yarn for knitting a surface portion of the base material. .