JPS64935Y2 - - Google Patents

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JPS64935Y2
JPS64935Y2 JP12545383U JP12545383U JPS64935Y2 JP S64935 Y2 JPS64935 Y2 JP S64935Y2 JP 12545383 U JP12545383 U JP 12545383U JP 12545383 U JP12545383 U JP 12545383U JP S64935 Y2 JPS64935 Y2 JP S64935Y2
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JP12545383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は芳香剤容器に係り、さらに詳しくは液
状の芳香剤を収容し、これを室内等に拡散させる
形式の芳香剤容器に関するものである。
従来より、液状の芳香剤を収容し、この液状の
芳香剤を含浸材などを介して室内等の空間に拡散
させる形式の芳香剤容器が知られている。
この芳香剤容器は室内や車内など各種の場所に
設置されるが、容器の表面側には色彩豊かに印刷
表示が行われているため、幼児等にとつて大きな
興味をひく的になる。
したがつて幼児等はこれらの芳香剤容器が手の
届く範囲内にある場合、この容器を手にし、容器
のキヤツプ等を回して開け、容器内に収容されて
いる液状の芳香剤を飲んだりする惧れがある。
本考案は以上のような事情に鑑みてなされたも
ので、万一幼児等が手にしたとしても、幼児の力
や才覚では容器の口を開くことができないように
構成した芳香剤容器を提供することを目的として
いる。
以下図面に示す実施例に基づいて本考案の詳細
を説明する。
第1図以下は本考案の一実施例を説明するもの
で、本考案になる芳香剤容器1は容器本体2と、
その開口端に嵌着されるキヤツプ3と、内部に収
容されている芯材4とから構成されている。
容器本体は比較的短い筒状に形成されており、
その上端部には筒状の開口部5が形成されてお
り、この開口部5の周面には雄ねじ部5aが形成
されている。
この容器本体2内には液状の芳香剤6が充填さ
れるが、その開口部5に嵌着されるキヤツプ3は
第4図に分解して示すように三つの部材から構成
されている。
すなわち、キヤツプ3は基枠7と、含浸材8
と、カバー9とを有する。
基枠7はその下端部に円筒部10を有し、この
円筒部10の内周面には前記容器本体2の上端部
に形成された開口部5の周面に形成されている雄
ねじ部5aが螺合する雌ねじ部10aが形成され
ている。
この円筒部10の長さは前記開口部5の長さと
ほぼ同一である。この円筒部10a上端部には平
面的に見て、たとえば四辺形状の枠体11が連続
して形成されている。
この枠体11は上端部が開放された扁平な筐体
状に形成されており、その周壁は側壁11aによ
つて囲まれており、枠体11の中心部には透孔1
2が形成されている。
そして、この透孔12を囲むようにして枠体1
1の下面には短い円筒部13が一体的に形成され
ている。この円筒部13は円筒部10と同心状に
形成されており、枠体11の下面でかつ円筒部1
0と13との間には突条14が円周方向にかけて
突設されている。
このように形成された基枠7の枠体11内には
含浸材8が収容されている。
この含浸材8はたとえばフエルトや不織布など
のように長い繊維から構成されており、毛細管現
象を利用して多くの水分を利用できるように形成
されている。この含浸材8の大きさは枠体11の
内方寸法と同一で、その厚みは側壁11aの高さ
よりも小さい。
一方、カバー9は全体として下方が開放された
扁平な筐体状に形成されており、その上面は細か
い格子状に形成されて、多数の開口部9aが形成
されている。
この格子状に形成された開口部9aを多数有す
るカバー9の上面の中心部にはその開口部9aを
1個つぶすようにして下方に向かつて突起15が
突設されている。
このカバー9の裏面には開口部9aを形成する
ことによつて形成された格子状のリブの部分を利
用してL字状の突片16が形成されている。
これらL字状の突片16はカバー9より一まわ
り小さい四辺形の角部に位置するように配置され
ており、その突出量は突起15の突出量と同一で
ある。
また、カバー9の側壁9bの下端部の内側面の
中央部には内側に向かつて突条17がそれぞれ形
成されている。この突条17とカバー9の上板の
下面との間の距離は、前記基枠7の枠体11の側
壁11aの高さとほぼ等しい。
また、突起15及び突片16の突出量は枠体1
1の側壁11aの高さから含浸材8の肉厚を引い
た長さにほぼ等しい。
したがつて含浸材8を基枠7の枠体11中に配
置し、カバー9をかぶせると、カバー9は枠体1
1よりひと回り大きく形成されているため、枠体
11に嵌着され、突条17が枠体11の側壁11
aの下端を越えると、第3図に示すように枠体1
1の下面に向かつて嵌着され、カバー9は枠体1
1にロツクされた状態となり、外れることはな
い。
そしてこの時には第3図からも明らかなよう
に、カバー9の突起15及び突片16の下端部が
枠体11上に載置された含浸材8の上面に接し、
含浸材8を上側から押さえた状態となり、含浸材
8の移動は生じず、確実に保持された状態とな
る。
一方芯材4は多数の合成樹脂繊維を直線状に束
ねたものとして形成されており、その長さは第3
図に示すように容器本体2の内底面から嵌着され
たキヤツプ3内に収容された含浸材8の下面との
間の距離にほぼ等しい。
この芯材4は中子18によつて保持されてい
る。中子18は全体として小型のロート状に形成
されており、第4図から明らかなように、その上
端部には大口径部18aが形成されいる。
そして、この大口径部18aに連続して小口径
部18bが形成されており、両者の連結部分はテ
ーパ部18cとなつている。
そして大口径部18aの上端部の外周面にはフ
ランジ18dが形成されており、このフランジ1
8dの下面には全周にわたつて突条18eが形成
されている。
また、テーパ部18cには円周方向に等角度間
隔で、かつ中子18の軸線方向と平行な状態で複
数個の小孔18fが形成されている。この中子1
8の上端に形成されたフランジ18dは第3図の
断面図からも明らかなように、容器本体2の上端
の開口部5の開口端にその下面に形成された突条
18eを介して載置した状態で取り付けられる。
そしてこの中子18の大口径部18aの外径は容
器本体2の開口部5の内径とほぼ等しい。
ところで、容器本体2内には予め液状の芳香剤
6が所定量充填された状態で市場に出される。
この場合には、図示を省略したが、キヤツプ3
の代わりに密栓が容器本体2の開口部5に嵌着さ
れる。
このときにはキヤツプ3は密栓を嵌着された容
器本体2とともに図示していないパツケージ内に
収容され、利用者側がパツケージを開いて密栓と
キヤツプ3とを交換して芳香剤6の発散状態とす
る。
一方、キヤツプ3を構成する基枠7の下端に形
成された円筒部10の下端縁には直角三角形状の
突起10bが形成されている。
また、容器本体2の開口部5の基部近傍におい
て形成された平坦部5b上には同じく直角三角形
状の突起5cが形成されている。
これら直角三角形状の突起10b,5cの直立
した端縁どおしは後述するように突起10bが突
起5cを乗り越えた状態では、互いに対向するよ
うに配置されている。換言すれば、直角三角形状
に形成された突起10b,5cの斜辺は平行な状
態で配置されている。
なお、それぞれの突起10b,5cの頂部は、
互いに相手方を乗り越えやすいようにわずかに平
坦面となつている。
なお、突起10bが形成される位置は円筒部1
0が開口部5に螺合され、完全に螺着された状態
において第5図に示すように、突起5cを越えて
もさらに所定角度αだけの締代が存在する位置が
選ばれる。
次に、以上のように構成された本考案になる芳
香剤容器の使用方法について説明する。
まず、図示していない密栓を外し基枠7、含浸
材8及びカバー9が一体化されたキヤツプ3を容
器本体2の開口部5に螺合される。
このときキヤツプ3が完全に螺合される直前に
おいて、基枠7と一体の円筒部10の下端縁は容
器本体2の開口部5の基端部近傍に接近し、やが
て突起10bが突起5cと係合する状態となり、
なおもキヤツプ3を回わすと、突起10bは突起
5cをわずかに弾性変形しつつ乗り越え、さらに
第5図に示すように残る締代である角度α分だけ
回わされた状態で完全に螺合される。
したがつて完全にキヤツプ3を螺着した状態か
ら、これを逆に回わして外そうとする場合には角
度αに相当する分だけ戻つた時点で突起10b,
5cの互いに対向する直立壁部分が向き合い、第
1図及び第2図に示すように直立壁部分が接触し
てしまうため、これ以上キヤツプ3を回わすこと
ができない。
このとき、キヤツプ3に対して幼児が持つてい
る力よりもさらに大きな力を加えれば雄ねじ部5
a、雌ねじ部10aのバツクラツシユをも考慮に
入れると、突起10bの直立壁側の端部は突起5
cの直立壁側の端部を乗り越えてキヤツプ3を外
すことができる。
しかし、幼児には上述した動作を行うだけの力
と才覚がないため、突起10bと5cとが係合し
た状態以上にキヤツプ3を回わすことはできず、
外れることがない。
ところで、キヤツプ3が完全に螺着された状態
においては、第3図に示すように、キヤツプ3の
基枠7の下面に突設された突条14が中子18の
フランジ18dの上面に接し、これを強く押圧す
る。
この結果、フランジ18dの下面に形成された
突条18eは開口部5の開口端に強く接し、同時
に芯材4の上端部が含浸材8の下面に接触する。
このとき芯材4の上端部とカバー9の突起15と
は対向しているため、含浸材8は突起15と芯材
4の上端部との間で挟まれた状態となる。
このため含浸材8は芯材4の上端に接しても上
側に押し上げられて変形せず、突起15との間に
確実に挾持されるとともに、芯材4の上端と密着
する。
芯材4の上端と含浸材8の接触が生じると、芯
材4により毛細管現象を利用して吸い上げられた
液状の芳香剤6が含浸材8内に導かれる。
この含浸材8も長い繊維から形成されているた
め、同じく毛細管現象を生じ、芯材4を介して液
状の芳香剤6を吸収し、全面にわたつて含浸させ
る。
この状態で放置しておれば、比較的大きな面積
をもつて形成された含浸材8と空気とがカバー9
の開口部9aを介して接触し、芳香剤6が蒸発を
始め、開口部9aを通つて空気中に発散され、室
内に拡散してゆく。
本実施例では以上のように構成されているた
め、突起10b,5cの存在により、キヤツプ3
を幼児の力や才覚では取り外すことができない構
造となつており、幼児等が誤つてキヤツプを外し
液状の芳香剤を飲んでしまうなどの事故が生じる
ことがない。
なお、上述した実施例は液状の芳香剤を用い、
かつ含浸材を介して芳香を発散させる構造を採用
したが、芳香剤が固体あるいは半固体状のもので
あつても、含浸材がないものに対してもキヤツプ
の着脱が行われる構造に対してはすべて適用する
ことができるのはもちろんである。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば着脱自在なキヤツプを備えた芳香剤容器におい
て、キヤツプの下端縁と容器本体の上端部近傍と
に、キヤツプの締付時には相互に相手方を乗り越
えキヤツプ取り出し時には相手方を乗り越えにく
い突起を設けた構造を採用しているため、幼児等
が誤つて容器を手にしてキヤツプを外そうとして
も、幼児の力と才覚ではキヤツプを外すことがで
きず、内部の芳香剤に触れたり、あるいはこれを
飲んだりするような事故が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を説明するもので、第1
図は全体斜視図、第2図は正面図、第3図は第2
図のA−A線断面図、第4図は分解斜視図、第5
図は突起の配置を説明する斜視図である。 1……芳香剤容器、2……容器本体、3……キ
ヤツプ、4……芯材、5……開口部、5c,10
b……突起、6……液状芳香剤、7……基枠、8
……含浸材、9……カバー、10,13……円筒
部、11……枠体、12……透孔、14,17…
…突条、16……突片、18……中子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部に芳香剤を収容した容器本体2と、この
    容器本体2の開口部5に着脱自在に螺合される
    キヤツプ3とを備えた芳香剤容器において、前
    記キヤツプ3の螺合部の下端縁と容器本体2の
    開口部の基端部でかつキヤツプ3の螺合部の端
    縁と対向する位置にそれぞれ突起10b,5c
    を設け、これら突起10b,5cはキヤツプ3
    の螺合動作時には互いに相手方を乗り越えやす
    く、キヤツプ3の取り外し時には乗り越えにく
    い形状とされていることを特徴とする芳香剤容
    器。 (2) 前記突起10b,5cはそれぞれ直角三角形
    状に形成され、直角三角形状に形成されたそれ
    ぞれの突起10b,5cの直立壁はキヤツプ3
    を螺合させた状態においては対向し得る配置と
    なつており、かつ突起10bが突起5cを乗り
    越えて完全にキヤツプが締まるまでの間に所定
    角度の締代を設けたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の芳香剤容器。
JP12545383U 1983-08-12 1983-08-12 芳香剤容器 Granted JPS6032938U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12545383U JPS6032938U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 芳香剤容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12545383U JPS6032938U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 芳香剤容器

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Publication Number Publication Date
JPS6032938U JPS6032938U (ja) 1985-03-06
JPS64935Y2 true JPS64935Y2 (ja) 1989-01-10

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ID=30285614

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12545383U Granted JPS6032938U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 芳香剤容器

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JPS6032938U (ja) 1985-03-06

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