JPS648499B2 - - Google Patents

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JPS648499B2
JPS648499B2 JP57143549A JP14354982A JPS648499B2 JP S648499 B2 JPS648499 B2 JP S648499B2 JP 57143549 A JP57143549 A JP 57143549A JP 14354982 A JP14354982 A JP 14354982A JP S648499 B2 JPS648499 B2 JP S648499B2
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JP
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echo
wave
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equalizer
signal
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JP57143549A
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JPS5848539A (ja
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Godaaru Dominiku
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International Business Machines Corp
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Publication of JPS648499B2 publication Critical patent/JPS648499B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • H04B3/235Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers combined with adaptive equaliser

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同期デジタル・データ伝送装置に関す
るものであり、更に具体的にはそのような伝送装
置で使用するデジタル受信機のためのエコー打消
器に関するものである。
背景技術 同期デジタル伝送装置に於て、伝送されるべき
信号のデジタル・コードで作られるビツト系列は
先ずデータ・シンボル系列に変換される。これら
のシンボルは次に所謂信号時間間隔Tで伝送チヤ
ネルを介して順次伝送される。その伝送は搬送周
波数fcを変調して行なわれるが、その変調は各シ
ンボルを搬送波の1つ又は幾つかの特徴(振幅、
位相等)を離散値に変換することにより成る。
伝送チヤネルのコストが高いので2本の電線を
用いる2重伝送が行なわれるが、通常は送信用に
2本そして受信用に2本、計4本の線が必要とさ
れる。しかし2本から4本への変換及びその反対
の変換は、平衡ハイブリツド・カプラ(送信チヤ
ネルを受信チヤネルから区分する所謂差動変成
器)によつて各伝送局に於て実施される。しかし
両チヤネルの相互からの区分は、伝送チヤネルの
特性インピーダンスに適合した差動変成器によつ
てのみ達成される。実際上、伝送チヤネル(具体
的には開閉されるネツトワーク)の特性インピー
ダンスは完全に知ることが出来ず、しかも時間で
変わるので、その結果、不平衡回路網となる。従
つて望ましくない寄生反射波、即ちエコーがその
不平衡ネツトワーク内に発生される。エコーには
種々の形のものがあり、その中には所謂受話者エ
コーがある。この形のエコーは受信端末の受信機
に現われるエコーである。この受話者エコーは伝
送された信号から誘導され、伝送装置内を再循環
し従つて遅延された後に正規の受信信号に加えら
れる。このエコーは、その遅延ばかりでなく時間
で変る所の位相によつても特徴づけられる寄生波
である。従つてこの受話者エコーは受信波から除
去し且つ制御するのが取りわけ困難である。
本発明 本発明の目的は受話者エコー打消器を提供する
ことである。
更に具体的に言えば本発明はデータ受信機に於
ける受話者エコーをトラツキング(前後移動)し
且つ打消すための方法及び装置に関する。
本発明は通常のイコライザ及びシンボル・デコ
ーダを備えたデータ受信機で用いられる受話者エ
コーのトラツキング兼打消装置を提供するもので
あつて、その装置はデコードされたデータ・シン
ボルを遅らせ、かくて受話者エコーを時間基準原
点へシフトさせるためのバルク遅延手段と、遅延
されデコードされたデータ・シンボルを処理して
受話者エコー・レプリカ(複製)を作るための受
話者エコー・レプリカ発生手段と、上記レプリカ
を受信後の未デコード信号から減算するための手
段とを含む。
第1A図は2つの端末SP1及びSP2の間の有
線伝送チヤネルのブロツク図である。端末SP1
及びSP2で使う送信機及び受信機は夫々E1,
E2、及びR1,R2で示される。SP1及びSP
2間の伝送チヤネルの部分は単一の2線式線路で
構成され、他の部分は各伝送方向に1宛計2つの
2線式線路で構成される。2つから1つへの及び
その反対の変換は、差動変成器TD1,TD2,
TD3、及びTD4を用いることにより、SP1及
びSP2を接続する伝送径路に沿つて行なわれる。
TD1は夫々送信機E1及び受信機R1へ接続さ
れた2つの2線式線路を1つの2線式線路に統合
するために使用される。従つてTD1は2線から
4線への変換、及びその反対の変換を行なう。同
様な変換はTD2,TD3、及びTD4によつても
行なわれる。例えばそのような変換はTD2,
TD2に於いて増幅の目的で行なわれてもよい。
SP1からSP2への伝送はE1,TD1,TD2,
TD3,TD4,R2を通るのが正規である。し
かし、第1図の点線径路をたどる波のような寄生
波(雑音)が、上述の正規径路をたどる正規波に
加えられる。例えばSP1によつて発生された信
号は、TD1,TD2及びTD3を通つて正規に進
んだ後で、全部がTD4へ注入される代りに部分
的にTD2へフイード・バツクされ、然る後TD
3へ戻されてそこからTD4へ進み、同じデー
タ・シンボルを持つ既に正規に受信された信号に
対して遅延されて受信機R2へ到達する。
かくして寄生信号は正規の径路をたどりSP2
によつて正規に受信された信号に加えられる。こ
のような寄生信号は受話者エコーと呼ばれる。こ
のエコーがたどつた径路はエコー・チヤネルと呼
ばれる。このエコーはSP2に於ける聴取を著し
く妨げるので、受信信号から抹殺されなければな
らない。しかし正規の波に対する位相シフトが時
間で変化するこのようなエコー(即ちローリン
グ・エコー)をトラツキングし且つ打消すことは
取りわけ難しい。
受話者エコーをトラツキング(前後移動)し且
つ打消すための本発明に従う装置について説明す
る前に、更に具体的な発明概念に関する付加的情
報を先ず述べることにする。端末SP1によつて
与えられる信号は送信機E1へ給送され、それが
受話端末SP2へ送出される前にそこで数々の処
理を受ける。この送信機E1(及び端末SP2に
組合された送信機E2)は所謂、両側波帯直角位
相搬送波変調(DSB−QC)技術に従つて動作す
る。ここで、用語DSB−QCは最も広い意味で使
用され、伝送信号を2つの振幅変調された直角位
相搬送波の組合せによつて表わしうるすべての装
置を含むものとする。更に具体的に言えば、用語
DSB−QCは例えば位相シフト変調、複合振幅位
相変調、及び直角位相変調などの幾つかの技術を
包含する。
上述のように、E1によつて伝送された信号は
正規の伝送チヤネル及びエコー・チヤネルの両方
をたどり、第2図に示された受話受信機R2の入
力INに於て受信される。第2図はIBM3865モデ
ムに含まれている受信機のようなCCITTの推奨
規格V29に従う9600ビツト/秒受信機の概略ブロ
ツク図であつて、そこに本発明を実施するための
素子が付加されている。入力INに於て受信され
た情報信号のエネルギは自動利得制御回路(図示
せず)により通常は正規化され、且つ雑音を除去
するため帯域フイルタ(図示せず)によつてフイ
ルタされた上で、アナログ・デイジタル変換器
(A/D)へ供給され、そこで1/τの割合でサ
ンプルされ且つデジタル符号化される。割合1/
τは所謂信号割合1/Tのm/T倍に等しくなる
ように選ばれるので、受信された信号を定義する
のに十分な多数のサンプルがA/Dによつて与え
られる。
受信された符号化サンプルはデジタル・ヒルベ
ルト変換器Hの入力へ供給される。
ヒルベルト変換器は1つの入力及び2つの出力
を有する複合フイルタである。その出力は入力へ
供給された入力信号の直交成分(即ち同位相成分
及び直角位相成分)を与える。そのような装置の
例はIEEEプレス、1972年発行のL.R.Rabiner及
びC.M.Rader両氏の論文「デジタル信号処理に
於ける離散ヒルベルト変換の理論及び実際」に開
示されている。
ヒルベルト変換器Hによつて作られた受信信号
同位相成分及び直角位相成分はスイツチIによつ
て表わされたサンプリング装置によつて信号割合
1/Tで再びサンプルされる。デジタル位相ロツ
クド・オツシレータよりなるクロツク(図示せ
ず)が線(図示せず)を介して受信機の他の素子
ばかりか、サンプリング装置A/D及びスイツチ
Iを制御する。クロツクの詳細については本願出
願人の米国特許第4320517号(特公61−47454号)
を参照されたい。
p(t)及びr(t)は、夫々正規チヤネル及び
受話者エコー・チヤネルのインパルス応答を表わ
す複合パルスであるとする。そのとき受信信号は
下式で定義される正規信号x1(t)を含む。
x1(t) =Re 〓n aop(t−nT)exp j〔2πfct+φ(t)〕 但し Re:シンボルReを伴う式の実数成分(虚数成分
はImで示される) ao:時刻nTに於て伝送されたデータ.シンボル
を表わす。
epx:指数演算を表わす。
j:√−1 φ(t):正規チヤネルに起因する位相回転。
このx1(t)信号に対して受話者エコーx2(t)
が加わる。
x2(t) =Re 〓n ao-Kr(t−nT)exp j〔2πfct+χ(t)〕 但し χ(t):受話者エコー・チヤネルに起因する時間
で変わる位相シフト。
KT:受話者エコー遅延を表わす。
データ・シンボルの形で情報を搬送する受信信
号はかくて下記のように表わされる。
x(t)=Re〓aop(t−nT)exp j〔2πfct+φ(
t)〕+Re 〓n ao-Kr(t−nT)exp j〔2πfct+χ(t)〕 サンプリング装置Iの夫々の出力に於て入手さ
れる受信信号の同位相成分及び直角位相成分は複
合復調器DEMの入力へ供給される。復調器DEM
には更に、同位相搬送波cos2πfcnT及び直角位相
搬送波sin2πfcnTが局内供給源(図示せず)によ
つて供給される。復調器DEMは復調された受信
信号y(t)の同位相成分及び直角位相成分を与
えるが、これらは下式によつてその複合形態で表
わされる。
y(t)= 〓n aop(t−nT)exp jφ(t)+ 〓n ao-Kr(t−nT)exp jχ(t) (1) 但し: φ(t)=φ0+2πΔfst (2) χ(t)=χ0+2πΔfet (3) Δfs及びΔfeは夫々正規波及びエコー波の周波数
シフトを意味する。
復調された受信信号の同位相成分及び直角位相
成分は複合アダプテイブ・デイジタル・イコライ
ザEQ1の入力へ供給される。イコライザの例は
本願出願人の米国特許第3947768号に開示されて
いる。イコライザEQ1は誤差信号eo(第2図参
照)を用いることによりその係数を自動的に調整
するための装置(図示せず)を備えていることに
注意されたい。誤差信号eoは減算器10によつて
与えられるものであつて、イコライズ(等化)さ
れた信号の成分及びデコーダDEC(又は検出器)
によつて供給されるデータ・シンボルan^の成分
間の差を表わす。その実例は本願出願人の米国特
許第4024342号に開示されている。しかし本発明
は任意形式のイコライザでも適合するので、リカ
ーシブ(回帰的)イコライザEQ′1及び組合わさ
れた減算器12が第2図中に点線で付記されてい
る。
注:上記anに付された符号「^」は正しい理論
値と測定値との間の区別をするために、本明細
書全体を通じて使用される。
イコライズされた信号の同位相成分及び直角位
相成分は、受信されたデータ・シンボルの決定に
責任をもつデコーダDEC(即ち判断回路)に送ら
れる前に、普通の搬送波位相調整回路13の入力
へ夫々供給される。回路13はイコライズされた
信号の成分Re zo及びIm zoを作る。第2図に示
された回路の残りの部分が、以下詳細に説明され
る受話者エコー打消器を構成する。
受話者エコー打消器の理解を容易にするため、
先ず第1B図を説明する。第1B図は受信された
波が進行するチヤネルのインパルス応答p(t)
及びr(t)の両者を含む組合わせインパルス応
答のグラフである。この組合わされたインパルス
応答から判断すると、全体信号y(t)のための
EQ1に於ける単一の普通のイコライゼーシヨン
は、全体の仕事、即ち普通のイコライゼーシヨン
のほかに受話者エコー打消を果たすイコライゼー
シヨンを含む仕事、をなしうることがわかる。し
かし使用されるべき単一のイコライザは相対的に
長く、これにより大きな計算能力を必要とするの
で、それ自身が第1の欠点となろう。しかしそれ
ばかりでなく、そのような単一のイコライザは相
互に等しくないΔfs及びΔfeに起因して受話者エコ
ーの打消に取りわけ役立たない。これらの批判は
本発明に従う装置の重要性を強調するものであ
る。本発明はエコーを時間基準原点へシフト・バ
ツクするため受信機回路中にバルク遅延を入れる
ことにより、及びエコー・レプリカを発生しその
後デコードされた受信信号から減算することによ
り、最初のイコライズされた信号(後述のように
デコードされた又は検出された信号)を処理す
る。
第2図に戻つて説明すると、デコーダによつて
処理された複合信号は下式によつて示される。
ao+〓ao-K-khkexp jψo+ωo (4) 但しωoはnTに於ける雑音及び残留シンボル間
干渉を表わし、組{hk}はイコライザEQ1のイ
ンパルス応答でのr(t)の離散的たたみ込みか
ら導出された係数hkより成り、ψoは位相シフト即
ち受話者エコーが受ける位相回転の時刻nTに於
ける値を表わし、その位相シフトはイコライザ
EQ1及び位相調整回路13の出力に於て考慮さ
れる。
最初の近似化により下記のように書き表わされ
る。
ψo=ψ0+2π(Δfe−Δfs)nT (5) 受話者エコーのトラツキング及び打消動作のた
めに、判断回路DEC(デコーダ又は検出器)によ
つて供給されるデコードされた信号成分Rea^o
びIma^oはバルク遅延回路KTを介して受話者エコ
ー・イコライザEQ2へ送られて、その出力はエ
コー位相調整装置ROTψoに於けるψo位相回転動
作を受ける(第1B図及び受話者エコー遅延に関
する詳細を参照されたい)。レプリカqoを表わす
ROTψo出力は実数成分Re zo及び虚数成分Im zo
のために有する信号zoから14に於て減算される。
これらの成分Rezo及びIm zoは回路CALC(KT)
中へ給送され、その回路はバルク遅延回路
(KT)を調整するために使用されるべき、正規
波に関する寄生エコー波のバルク遅延を測定(予
測)する。このバルク遅延回路(KT)は時間基
準原点をt0からt′0へシフトするために使用される
(第1B図参照)。それに加えてDCE出力情報は
16に於てDEC入力から減算されて、検出された
データ・シンボルに関する誤差情報を導出する。
その誤差はエコー誤差εoと呼ばれる。そのような
エコー誤差は第2のイコライザ即ち所謂受話者エ
コー・イコライザEQ2の係数を調整するために
使用される係数調整回路(CALC.COEF.)へ給
送される。回路(CALC.COEF.)はエコー・イ
コライザEQ2の係数を計算し、従つて上記エコ
ー・イコライザの自動的調整を可能にする。最後
にエコー位相トラツキング回路CALCψoが使用さ
れてエコー位相シフトψoをトラツキングし且つ
その後更に精密に限定されるべきエコー・レプリ
カqoを調整する(qoについて具体的に言うと、時
刻nTに於て値が限定されるエコー・レプリカ
「q」の離散値を表わす)。エコー位相は位相シフ
ト装置ROTψoで合わされる。
回路CALCψ^oはフイードバツク・ループを備え
ていることに注意されたい更に回路CALCψ^oによ
つて作られる情報は回路CALC.COEF.へ供給さ
れる。後者にはエコー・イコライザEQ2によつ
て与えられる情報の成分も供給される。
第3図は第2図の書き直し図であつて、受信機
全体の情報の種々の成分の実数成分(同位相成
分)及び虚数成分(直角位相成分)間の区別を更
に具体的に示す。これは何故減算器14及び16
が各成分に対して1つ宛の計2つで表わされなけ
ればならないかを説明する。同じ理由で回路KT
も2つの区域に分割されている。
回路13の出力18及び20は夫々成分Re zo
及びIm zoを与える。同様にRea^o及びIma^o
夫々線22及び24を介して判断回路DECによ
つて与えられる。エコー・イコライザEQ2及び
エコー位相調整装置ROTψ^oは夫々線26及び2
8を介してエコー・レプリカ成分Re qo及びIm
qoを与える。同様に減算器16はエコー誤差虚数
成分Imεo(線30)及び実数成分Reεo(線32)
を出す。
エコー位相トラツキング回路CALCψ^oは位相成
分Reψ^o(線34上)及びImψ^o(線36上)を出
す。最後に夫々線38及び40上に送られる成分
Re hl(o+1)及びIm hl(o+1)が係数調整回路CALC.
COEF.によつて作られる。この回路CALC.
COEF.にはそればかりか、エコー・イコライザ
EQ2から導出された値Rea^o-K-l及びIma^o-K-l
供給される。その詳細は後で説明される。
第4図は第3図のエコー・イコライザEQ2及
びエコー位相調整装置ROTψ^oの部分を詳細な実
施例で示す図である。エコー・イコライザEQ2
の一般的な構成はイコライザEQ1のために使わ
れ且つ米国特許第3947768号に開示されたのと同
じ原理に従つて作られる。これらのイコライザ
は、受話者エコー・イコライザとしてh基準づけ
された係数を調整することによりダイナミツクに
調整されるようにする乗算回路を含んでいる。こ
の調整は第7図に示された装置CALC.COEF.に
よつて行なわれる。エコー・イコライザEQ2の
出力に対してcosψ^o及びsinψ^oの乗算を行うことに
よつて達成される位相調整ψ^oに関しては、位相
ψoのトラツキング動作を必要とし、そのトラツ
キング動作は第8図に示された装置によつて行な
われる。イコライザ及びエコー・トラツキング回
路を自動的に調整するための如何なる操作にも先
立つて、エコー・インパルス応答が時間基準原点
へシフトされなければならない。かくてパルク遅
延KT値(第5図及び第6図)が先ず決定されな
ければならない。その後で第2図及び第3図に記
号KTで示されたパルク遅延装置が調整されなけ
ればならない。この調整は正規の信号波に対する
エコー信号波の遅延を補償するためになされる。
換言すれば、パルク遅延回路は時間基準をt0から
to′へシフトする。そのような新しい時間基準を
使うと、エコー・イコライザEQ2は最少個数の
係数を用いて受話者エコー〔インパルス応答r
(t)〕に対して直接的に演算する。
本発明に従う装置の動作の理解を助けるため下
記の説明を加える。
時刻t=nTでのデータ・シンボル及び時刻t
=(n−m)Tでのデータ・シンボルは統計的に
独立である。従つて修正前のデータ・シンボルは
次のように表わすことが出来る。
Ea¥n ao-n=0、但しm≠0 E:数学的期待値を意味する。
¥:複数共役量を意味する。
m≠0:整数mはどれも零でないことを意味す
る。
実施例の場合、サンプリング時刻nTの前後で
受取る各データ・シンボルは、2次元平面上で原
点に対して対称的に存在するので、これら一団の
データ・シンボルは数学的に次式で表わされる。
Ea2 o=0 (6) 他方、デコーダの出力を表わす式(4)は、サンプ
リング時刻nTに於て受取つたデータ・シンボル
anと誤差信号enの複合信号を表わす。式(4)のψn
に式(5)を代入して次式を得る。
eo〓ao-K-K・hK・exp j(ψ0+2π(Δfe−Δfs
nT)+ωn イコライザの出力に含まれる雑音ωnは、ホワ
イト・ノイズであるから、 Eωn¥ωn−m=0、但しm≠0 かくて、イコライザの係数値及びバルク遅延値
は次式で誘導される。
E=〔eoe¥n-1 a¥n-K-p ao-K-p-1〕= (E|ao22|hp2exp j2π(Δfe−Δfs)T (7) 但し ||:絶対値を表わす。
hp:イコライザEQ2のp番目の係数。
何故ならば、式(7)の左辺は次のように表わさ
れ、 E[eo・e¥n-1 ・a¥n-K-p ・ao-K-p-1] =E 〓K1K2 ao-K-K1・hKl・exp j(ψ0+2π(Δfe−Δfs)nT) ・a¥ ・a¥n-1-K-K2 ・hK2exp−j(ψ0+2π(Δfe−Δfs)(n−
1)T) ・a¥n-K-p ・ao-K-p-1 = 〓K1K2 E(ao-K-K1・a¥n-1-K-K2 ・a¥n-K-p ・ao-K-p-1) ・hK1・¥h K2・exp j2π(Δfe−Δfs)T. そしてK1=K2=pのとき、E(括弧内)は
(E|ao|2)2に等しく、hp・h¥p は|hp|2
等しいので、式(7)の右辺が成立するのである。
式(7)の右辺に於て、 exp j2π(Δfe−fs)T=cos2π(Δfe−Δfs)T
+j sin2π(Δfe−Δfs)T. こゝで(Δfe−Δfs)Tは事実上可成り小さい
ので、sin部分は無視してよく、cos部分は殆んど
1に近い。
従つて式(7)の虚数成分を無視して、式(7)の実数
部分だけを考えればよいことになる。即ち、 ReE〔eoe¥n-1 a¥n-K-p ao-K-p-1〕(E|ao22|hp2 (8) イコライザEQ1′の係数の数をNとし(そのよ
うなリカーシブ・イコライザが受信機内で使用さ
れ且つ第1図に示されたように接続される場合)、
又はイコライザEQ1の長さとこのイコライザEQ
1によつて導入される遅延との間の差(係数の数
で表わされた差)をNとする〔そのようなトラン
スバーサルイコライザが使用される場合〕。後者
の場合、即ちトランスバーサル・イコライザが使
われた場合、NはEQ1の係数の数の半分に等し
いものと考えられる。かくて下式に基づいてエコ
ー・インパルスのサンプルを表わす係数であるgl
係数を決定することが出来る。
gl=ReEeoe¥n-1 a¥N-l ao-N-l-1 (9) 但し、l=0、1、2、……M0、……M ここでMはN+MがK+Lよりも僅かに大きく
なるように選ばれた予定の整数値で、2L+1が
通常のイコライゼーシヨン技術に従つてエコー・
イコライザEQ2内で使用されるために選ばれた
係数の数であるとする。
これらの値は平均値で示されるので、gl値は実
際には次式の反復計算により求められる。
gl(n+1)=(1−λ)gl(n)+λRe〔eoe¥n-1 a¥n-N-l ao-N-l-1〕 (10) λ:インパルスp(t)エネルギ値の大きさを1
に正規化したとき、この係数値は0.002位いに
選ばれる。
エコー遅延KT^の値を得ることは、上式で計算
された複数個のgl値のうちの最大のgl値を探すこ
とと同等である。従つてこれによつてエコー遅延
KT^の値を決定することも出来る。そのような決
定はすべてCALC(KT)内に含まれている所の第
5図及び第6図の回路によつて実行される。イコ
ライザEQ1及び搬送波位相調整装置13は、例
えば前述の米国特許第3947768号に開示されたよ
うな普通の方法で予め調整され、エコー・イコラ
イザEQ2の係数のすべてが零にセツトされてい
るものと仮定する。そのとき第5図の回路は、第
2図の受信機によつて受信されたデータ・シンボ
ルaoの予定系列(所謂トレーニング系列)から1
組の係数glを導出するため式(10)の動作を行なう。
それに加えて、そのようなトレーニング系列のレ
プリカが初期条件系列発生器GENE.に蓄えられ
る。デコーダDECによつて供給され、且つ受信
されたトレーニング系列から導出されたデータ・
シンボルも又GENEに蓄え且つその後使用するこ
とができる。このレプリカは各シンボルaoの2つ
の成分、即ちRe eoを与えるため25に於てRe zo
から減算される成分Re aoと、Im eoを与えるた
め27に於てIm zoから減算される成分Im aoを供
給する。成分Re eoは2つの乗算器28,30
と、参照番号322の付されたT遅延回路とへ同
時に供給される。成分Imも又2つの乗算器34,
36及び遅延回路38へ供給される。乗算器28
の出力は加算器40へ送られて乗算器34の出力
と加算され、積eo・e¥-1n の実数部を発生する。
乗算器30の出力は42に於て乗算器36の出力
から減算され、積eo・e¥n-1 の虚数部を発生する。
2つの遅延セル32,38、乗算器28,30,
34,36、加算器40、減算器42から成る組
立体は参照符号COMBI1で示される。加算器4
0の出力は下記の量を与える。
Re eo・Re eo-1+Im eo・Im eo-1 =Re〔eo・e¥n-1 〕・ 同様に量、 Re eo-1・Im eo−Re eo・Im eo-1 =Im〔eo・e¥n-1 〕. が減算器42の出力に於て得られる。
成分Re ao及びIm aoはNT遅延回路44,4
6へ供給され、そこで夫々Re ao-N及びIm ao-N
を発生する。回路44,46の出力は回路
COMBI1と同様な回路COMBI2へ供給されて
下記を発生する。
出力48に於て、 Re ao-N・Re ao-N-1+Im ao-N・Im ao-N-1=Re〔ao
-N
・a¥n-N-1 〕 そして出力50に於いて、 Re ao-N-1・Im ao-N−Re ao-N・Im ao-N-1=Im〔ao
-N
・a¥n-N-1 〕 回路40,42の出力は回路COMBI2の出力
48,50に与えられた量と52,54に於て
夫々乗算される。乗算器52,54の出力は56
に於て相互に減算される。回路56は従つて下記
の量を発生する。
Reeoe¥n-1 a¥n-N ao-N-1 (11) そのような量は55に於てλで乗算される。乗
算器55の出力は加算器60へ進み、加算器60
の出力は62に於て信号時間期間Tによつて乗算
される。62の出力は64に於て1−λで乗算さ
れる。64の出力は加算器60へ供給される。従
つて加算器60の出力に於て下記の量が得られ
る。
g0(n+1)=(1−λ)g0(n)+λRe〔eo・e
n-1 ・a¥n-N ・ao-N-1〕 (12) その回路は動作(12)を実行した後でl=0につい
て式(10)の機能を達成する。
次に上述と同じ関連回路で他のセル(COMBI
3)を用い且つ第5図に示された概略図に従つて
接続された組立体を用いて下記の式が得られる。
g1(n+1)=(1−λ)g1(n)+λRe〔eo
e¥n-1 ・e¥n-N-1 ・ao-N-2〕 (13) 同じ要領で処理するとg2,g3等が算出される。
換言すれば、l=0、1、2、……、M0、……
Mに対する項glが発生される。これらの量glは受
話者エコー・バルク遅延KTを決定するために使
用される。その目的でglの最大の位置即ちgM0
決定されなければならない。この位置は任意の分
類(ソート)処理により、又は第6図に示された
回路を使うことにより決定できる。その例では項
g0,g1,g2,g3(説明を簡潔にするため4つの項
だけを使用する)が夫々順序的アドレスADR0,
ADR1,ADR2,ADR3に於て蓄えられる。g0
及びg1の値はそれらのアドレスと供に第1の比較
段COMP1へ供給される。g1の値はS1に於てg0
から減算される(第6図)。差の正負符号は
SIGN1に於て決定される。この正負符号は論理
ゲート70,72の条件づけを制御するのに対し
て、その逆符号(インバータI1によつて供給さ
れる)はゲート74,76の条件づけを制御す
る。
g0及びg1の値は夫々ゲート70及び76の入力
へ供給され、ゲート72及び74は夫々アドレス
ADR0及びADR1を受取る。ゲート72及び7
4の出力はOR回路78へ供給されOR処理され
る。ゲート70及び76の出力はOR回路80へ
供給されOR処理される。従つてOR回路80の
出力はg0及びg1間の最大のg値を表わし、そのア
ドレス値は回路78によつて表示される。OR回
路80の出力は減算器S2の(+)入力へ供給さ
れ、その減算器S2の(−)入力にはg2が供給さ
れる。OR回路80の出力はゲート82の入力へ
も供給されるのに対してOR回路78の出力はゲ
ート84の入力へ供給される。ゲート82及び8
4はCOMP1と同様な第2の比較段COMP2に
属し、g2をg0及びg1間の最大値と比較し、そのア
ドレスの最大値がADR2と比較される。COMP
2の出力は第3の比較段COMP3へ供給され、
そこで又g3及びそのアドレスADR3が与えられ
る。従つて最大のglの値gM0はその位置(アドレ
ス)と一緒にCOMO3の出力に於て入手される。
この位置は、エコー・イコライザEQ2の中央係
数又はタツプの相対的位置(M0)を決定する。
K^の見積り値は下式から導出される。
K^=N+M0+1 (14) 一旦K^が知られれば、バルク遅延装置KTが調
整される。第4図に図解されたように多数の遅延
セルTが、検出されたシンボルa^oの経路、即ち
Rea^o及びIma^oの両径路上に与えられる。それば
かりか、上述のようにglが計算されている間にエ
コー・イコライザEQ2係数が零にセツトされる。
最大のgl(即ちgM0)が一旦探知されると、それ
は検出されたシンボルa^oの径路に配列された遅延
素子Tで形成された遅延線上に置かれる。かくて
イコライザEQ2はM0上に、即ち検出されたデー
タ・シンボルの径路に配列された遅延線のK番目
のセル上に、位置づけられたその中心係数で位置
づけされる。イコライザEQ2の時間基準原点は
かくてt0からt′0へシフトされる。
バルク遅延装置(KT)が一旦調整されると、
エコー打消器のイコライザはそのサンプルqoを計
算することによりエコー・レプリカqを作るよう
に働らかされる。
qoLl=-L ao-K^-lK^lexpjψ^o (15) エコー・レプリカ成分Re qo及びIm qoは減算
器14に於て夫々成分Re zo及びIm zoから減算
される。減算器14の出力は減算器16の(+)
入力へ供給され、減算器16の(−)入力には
夫々量Rea^o及びIma^oが与えられる(第4図)。エ
コー誤差信号εoの成分がかくて1対の減算器16
によつて与えられ、それらの成分はエコー・イコ
ライザEQ2の見積られた係数h^lを調整するのに
使用される(ここでlは今やエコー・イコライサ
内の係数ランクを表わす)。上述の誤差信号εo
又位相ψ^oを調整するために使用される。量h^l及び
ψ^oはそれ自身に関するE|εo2の勾配から導出
される。量h^l及びψ^oは下記の関係を満足する。
h^(n+1)=h^l(n)+λhεoexp−jψ^oa^o-K-l
(16) ψ^(n+1)=ψ^o+λ〓Imq¥n epx−jψ^o (17) 但しλh及びλ〓は式(16)及び(17)を比較的迅
速に収歛させるための妥協として選ばれた予定の
一定の実係数である。これらの係数が高く選ばれ
すぎると式(16)及び(17)は発散し、小さく選
ばれすぎると収歛が遅くなりすぎる。
実際には下記のように考えられる。
λh<1/N2・E|ao21/4(1/N2.E|ao2) ここでN2はエコー・イコライザEQ2の係数の
数を意味する。
λ〓<1/E|εo21/41/E|εo2 第7図の回路は、従来のデジタル・イコライゼ
ーシヨン方法に従う上記係数の初期設定後に、式
(16)の動作を果すことによりエコー・イコライ
ザEQ2の係数h^を調整するのに使用される。成分
Reεoは80に於てcosψ^oにより乗算され且つ82
に於てsinψ^oにより乗算される。成分Imεoは84
に於てsinψ^oにより乗算され且つ86に於てcosψ^o
により乗算される。乗算器80及び84の出力は
88に於て相互に加算され、乗算器82及び86
の出力は90に於て相互に減算される。回路88
及び90の出力は92及び94に於てRea^o-K-l
(これは成分Rea^o-Kを受信したイコライザEQ2
のその部分の遅延線のl番目のセルによつて与え
られる)によつて乗算される。回路88及び90
のこれらの出力は夫々96及び98に於て
Ima^o-K-lが乗じられる。92及び98の出力は1
00に於て相互に加算される。100の出力は1
02に於てλh倍される。かくて102の出力に於
て下記の量が得られる。
Re〔λhεoexp−jψ^oa^o-K-l〕 (18) 量hl(o)が104に於て、乗算器102により与
えられる所の式(18)で定義される量へ加えられ
て、104の出力に於て量Re hl(o+1)を得る。
第7図の回路の下部を用いることにより、同様
なプロセスでImh^l(o+1)の計算が出来る。
第8図に示された回路は量sinψ^o及びcosψ^oを決
定する。その目的で成分Reεo及びImεoが110
及び112に於てcosψ^o倍され且つ114及び1
16に於てsinψ^o倍される。110及び116の
出力が118で相互に加算され且つ120で相互
に減算される。118及び120の出力は122
に於てIm qo倍され且つ124に於てRe qo倍さ
れる。122及び124の出力は126に於て相
互に減算される。126の出力は128に於てλ〓
倍される。乗算器128の出力は加算器130の
第1の入力へ供給され、第2の入力は項ψ^o-1を受
取る。項ψ^oは普通の形式のsin及びcos表をアドレ
スするのに使用され、量sinψ^o及びcosψ^oを与え
る。
これらの項はエコー・イコライザEQ2の出力
成分の位相を調整するため、第4図の装置の出力
に於て使用される。
要約すると、本発明に従う受話者エコー・トラ
ツキング手順は、エコー打消器が外された状態
(具体的にはエコー・イコライザEQ2の係数を零
にセツトすることにより与えられる)の第1ステ
ツプより成る初期条件づけ期間を含む。送信機は
トレーニング・データ・シンボル順序を伝送す
る。それは受信されたとき受信機のEQ1イコラ
イザを調整するために使用される。その後同じト
レーニング系列が式(10)によつて定義される係数gl
をソート(分類)することにより、及び0<l<
M(Mは予定の数)のとき最大係数glを探知する
ことにより、エコーのバルク遅延KTを決定する
ため使用される。一旦KT値が決定されると、デ
コードされたトレーニング・シンボル系列の径路
上にバルク遅延KTを導入することにより、時間
基準原点をエコー・インパルス応答位置へシフト
するために使用される。(この遅延は送信機−受
信機の接続が不変に維持される限り一定に保たれ
る)。然る後、トレーニング系列はEQ1によつて
イコライズされた信号から減算される所の受話者
エコー・レプリカを発生するために使用される。
そのエコー・レプリカは自動エコー・イコライザ
を用いることによつて発生される。自動エコー・
イコライザはデコードされ且つバルク遅延された
データ・シンボルに対して作用するばかりか、受
話者エコー位相シフトに従つてレプリカ位相の自
動調整を行なう。受話者エコー・レプリカの自動
調整は式(16)及び(17)で示される動作に従つ
て実行されるエコー・トラツキングを必要とす
る。
本発明は種々の変形が考えられる。例えば非対
称イコライザEQ2、即ち長さが2L+1とは異な
るL1の遅延線を有するイコライザを選んだり、
式(15)及び以後の式中の「l」の限度を変えた
りしてよいことは当業者に明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1A図は正規の信号径路(実線矢印径路)と
対比して所謂受話者エコー波がたどる径路(破線
2重矢印径路)を示す有線回線の概略的ブロツク
図、第1B図は受信波が通過するチヤネルのイン
パルス応答のグラフ、第2図及び第3図は本発明
の装置を組込んだデータ受信機の概略図、第4図
は第3図の装置の詳細部分図、第5図及び第6図
は第3図に示された装置(CALC KT^)の実施
例を示す図、第7図は第3図に示された装置
(CALC.COEF.)の実施例を示す図、第8図は第
3図に示された装置(CALC ψ^o)の実施例を示
す図である。 A/D……アナログ・デジタル変換器、H……
ヒルベルト変換器、DEN……復調器、EQ1……
デジタル・イコライザ、EQ2……受話者エコ
ー・イコライザ、ROTψo……エコー位相調整装
置、CALC.COEF.……係数調整回路、CALC.ψo
……エコー位相、DEC……デコーダ、12……
減算器、13……搬送波位相調整回路、14……
減算器、16……減算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両側波帯直角位相変調波を受信し且つ一定の
    信号率1/Tでサンプリングし、復調し、イコラ
    イズして得た信号を判断回路(DEC)に送つて
    離散的なデータ・シンボルを検出するとき、正常
    受信波の位相に対して時間的に変動するエコー位
    相シフトψを示し且つ正常受信波に加わる遅延寄
    生波(即ち受信者エコー)を打消す方法であつ
    て、 イ 正常受信波のピーク時刻(例えば第1B図の
    to)から寄生エコー波のピーク時刻(例えば同
    図のto′)までの時間を測定することにより、
    上記正常受信波及び寄生波間のバルク遅延KT
    を予め入手し、 ロ 検出されたデータ・シンボルを上記バルク遅
    延KTだけ遅らせ、 ハ 上記受信波のエコー位相シフトψの、時刻
    nTに於ける離散値ψnを測定し、 ニ 上記時刻nTにおいて、受話者エコー・レプ
    リカの離散的サンプルqn即ち、 qn=Ll=-L ao-K-lh^lexp jψ^o を発生させ、 但し上記式中のLは整数値、 j=√−1 an−K^−lは受信波のエコー成分、記号^付の
    値は予測値であり、hlは下記の係数を表わす。 h^l(o+1)=h^l(o)+λhεoexp−jψ^oa^o-K-l 式中のλhは予定の係数値、 εoはサンプリング時刻nTに於けるエコー誤差
    値であつて、上記判断回路(DEC)への入力
    波及びその出力波間の差から導出される値、 expは指数演算式であることを表わし、 ψnはエコー位相シフトψによつて生じる離
    散値、 ホ 上記判断回路に対する入力波から上記エコ
    ー・レプリカを差引くこと、 の各ステツプを含む受話者エコー打消し方法。
JP57143549A 1981-09-08 1982-08-20 受話者エコ−打消し方法 Granted JPS5848539A (ja)

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