JPS64804Y2 - - Google Patents

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JPS64804Y2
JPS64804Y2 JP1984068630U JP6863084U JPS64804Y2 JP S64804 Y2 JPS64804 Y2 JP S64804Y2 JP 1984068630 U JP1984068630 U JP 1984068630U JP 6863084 U JP6863084 U JP 6863084U JP S64804 Y2 JPS64804 Y2 JP S64804Y2
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JP
Japan
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nail clipper
nail
movable
coil
blade
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JP1984068630U
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JPS60179206U (ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は電動爪切り具に関する。
従来の技術 従来、爪切り具として手動式のもの、すなわ
ち、一端に対向する刃先部を有する一対の爪切り
刃と、該爪切り刃の同端上部に設けられた作動レ
バーとよりなり、該レバーを倒伏方向に押し下げ
ることによつて前記刃先部を衝合しうるものとな
されたものが広く使用されている。
しかしながら、該作動レバーを押し下げて爪を
切る操作は、比較的大きな力を要するものであ
り、また利き腕と反対側の手では操作しづらい難
があつた。
一方において、斯る問題点を解消するものとし
て、例えば実公昭40−25074号公報に示されるよ
うにし、一端部に刃先部を有する一対の爪切り刃
が該端部側で互いに枢着されると共に、該爪切り
刃の他端間に、一端が枢着された作動杆の基端部
が略直交する態様で配設され、かつ該作動杆の遊
端側に鉄キヤツプが固着され、この鉄キヤツプが
電磁石により吸着されることにより爪切り刃が作
動されるようになされた電動式の爪切り具が提案
されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような電動式爪切り具に
あつては、爪切り刃と作動杆とが直交状に配設さ
れること、およびその作動杆は一端を支点として
遊端部が揺動されるものであること、更にはその
作動杆は電磁石の軸線方向と直交する態様で配設
されること等の構造上の制約があり、したがつて
小型化の要請を満たしうるものではなかつた。
この考案は上記のような問題点に鑑み、小型化
を図りうる電動式の爪切り具を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 即ち、この考案に係る電動爪切り具は、電磁コ
イル1と、該コイル1への通電を断続しうる手動
操作スイツチ2と、上記電磁コイル1の軸線上に
配設され、該コイル1に通電することによつてそ
の軸線方向に作動される可動体3と、常時は刃先
部4a,5aを離間状態に対向させて配置された
一対の固定及び可動爪切り刃4,5と、一端側と
他端側とで内径を異にした容器15,17内に流
動媒体18が充填され、該流動媒体18を介して
前記可動体3の作動力を前記可動爪切り刃5に増
巾して伝達する倍力伝動機構6とを具備してなる
ことを特徴とするものである。
実施例 以下、この考案の構成を図示実施例について説
明する。
該実施例に示す電動爪切り具は、第1図に示す
ように、両端を蓋7,8で閉塞された円筒状の外
筒9の内側に、電磁コイル1、可動体3、倍力伝
動機構6、一対の固定および可動爪切り刃4,5
を収容したものであり、一方の蓋7の周壁10に
形成された窓孔11から前記固定爪切り刃4の刃
先部4aだけが露呈され、外部に爪が飛び散らな
いように配慮されると共に、他方の蓋8にスイツ
チ操作部2aのみが突出するように押下式の手動
操作スイツチ2が取り付けられ、指一本で極めて
簡単に操作しうるものとなされたものである。
電磁コイル1は、両端に鍔部12aを有するプ
ラスチツク製の円筒状ボビン12に導線13を巻
回したものであり、該導線13は前記外筒9に取
り付けられた電気接続部23から外部の電源(図
示しない)に導かれると共に、前記スイツチ2に
より、そのスイツチ操作部2aを押下げした時に
だけ通電しうるようになされている。そしてこの
電磁コイル1は、前記外筒9の内側に嵌め込ま
れ、前記ボビン12の鍔部12aが前記外筒9内
に形成された段部9aに当接すると共に、前記蓋
8を前記外筒9に螺合固定することによつて前記
外筒9内に固定されている。
可動体3は、円柱状の連動軸3aの一端に略円
錐台状の被吸着片3bを有する鉄等の強磁性体か
らなるものるあり、前記連動軸3aが前記電磁コ
イル1の構成部材である前記ボビン12の軸孔1
2bに摺動自在に遊挿され、該連動軸3aの他端
には小径ピストン16が接続されている。
倍力伝動機構6は、上記小径ピストン16が嵌
入された小口径シリンダ17と大径ピストン14
が嵌入された大口径シリンダ15とが軸線方向に
連設されると共に、上記両ピストン14,16及
びシリンダ15,17によつて囲まれた領域に空
気あるいは油等の流動媒体18が封入されたもの
である。そしてこの倍力伝動機構6は前記外筒9
の内側に、小口径シリンダ17側から嵌め込ま
れ、大口径シリンダ15の端部に有する外方突出
縁15aが前記外筒9の端面9bに当接すると共
に、前記蓋7を前記外筒9に螺合固定することに
よつて、固定されている。
固定爪切り刃4は、一端に刃先部4aを有する
と共に平行状に延びた2本の案内軸4bを有する
もので、その刃先部4aが前記窓孔11から露呈
されるように前記蓋7にねじ22により固定され
ている。可動爪切り刃5は一端に刃先部5aを有
するもので、前記大径ピストン14の連結棒14
aに接続されると共に、該刃先部5aと前記刃先
部4aとが対向するように、案内孔5b,5bに
前記案内軸4b,4bが嵌入されて摺動自在とな
され、常時は前記案内軸4bに嵌められたコイル
状のばね19,19の作用によつて、前記両刃先
部4a,5aが離間状態となるように配置されて
いる。固定爪切り刃4の刃先部4aは外側面だけ
が傾斜したものであり、可動爪切り刃5の刃先部
5aは内側面だけが傾斜したものである。これら
刃先部4a,5aにはセラミツクスが好適に用い
られる。そして第4図に示すように、蓋7の窓孔
11は固定爪切り刃4の刃先部4aによつて爪先
のみを挿入しうる程度のスリツト20を残して塞
がれ、いわゆる深爪をする恐れのないように配慮
されている。
図中、21は刃先部4a,5aにより切断され
た爪片を外部に排出するために、蓋7の周壁10
に円周方向に形成された爪片排出用孔である。
この実施例において、スイツチ操作部2aを押
下げることによつて、電磁コイル1が通電され、
その作用によつて可動体3の被吸着片3bが前記
コイル1側に吸引される。そして、その可動体3
の作動は小径ピストン16に伝えられ、流動媒体
18を介して大径ピストン14が作動される。こ
のとき大径及び小径ピストン14,16の面積を
それぞれS1,S2とし、小径ピストン16に作用す
る力の大きさをF2とすると、大径ピストン14
に加わる力の大きさF1は、水圧機の原理により
F1=F2S1/S2となる。すなわち小径ピストン1
6に作用する力の大きさはS1/S2倍になつて大径
ピストン14を作動する。そしてその作動が連結
棒14aを介して可動爪切り刃5に伝えられ、該
爪切り刃5がばね19の力に抗して作動され、固
定爪切り刃4の刃先部4aに該爪切り刃5の刃先
部5aが衝合し、刃先部4a,5a間に挿入され
た爪を切るものである。
そして、スイツチ操作部2aの押下げを止める
と、電磁コイル1の通電が断たれ可動爪切り刃5
は前記ばね19の作用によつてもとの位置に復帰
する。
なお、上記実施例は外部電源を用いるものであ
るが、内部に電池を収容したものとしても良い。
考案の効果 この考案は、上述のとおり電動式であるために
手動の爪切り具のような大きな力を必要とするこ
となく、しかもスイツチ操作のみで簡単に操作す
ることができるのはもとより、爪切り刃を可動せ
しめる可動体は電磁コイルの軸線上に配設され、
かつ同コイルに通電することによつてその軸線方
向に作動されるものであるため、従来品のように
電磁コイルの軸線方向と直交状に配設され、かつ
一端部を支点として揺動される可動杆を有するも
のと較べて、嵩張らず小型化を図りうる。また、
可動体の作動力は、倍力伝動機構により可動爪切
り刃に増巾されて伝達されるため、可動体の作動
力が弱い場合でも爪切りに必要な力を確実に得る
ことができる。
また、倍力伝動機構は、内部に流動媒体が充填
されたいわゆる水圧機の原理を応用したものであ
るため、可動体の作動力の伝動方向を自由に設定
することができ、構成部材の配置関係の自由度が
増大され、設計上の制約を少なくし得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は一部を切り欠いて内部構造を見えるようにした
全体斜視図、第2図は第1図−線の断面図、
第3図は分解して示した斜視図、第4図は刃先部
付近の拡大縦断面図である。 1……電磁コイル、2……手動操作スイツチ、
3……可動体、4……固定爪切り刃、4a……固
定爪切り刃の刃先部、5……可動爪切り刃、5a
……可動爪切り刃の刃先部、6……倍力伝動機
構、18……流動媒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁コイル1と、該コイル1への通電を断続し
    うる手動操作スイツチ2と、上記電磁コイル1の
    軸線上に配設され、該コイル1に通電することに
    よつてその軸線方向に作動される可動体3と、常
    時は刃先部4a,5aを離間状態に対向させて配
    置された一対の固定及び可動爪切り刃4,5と、
    一端側と他端側とで内径を異にした容器15,1
    7内に流動媒体18が充填され、該流動媒体18
    を介して前記可動体3の作動力を前記可動爪切り
    刃5に増巾して伝達する倍力伝動機構6とを具備
    してなることを特徴とする電動爪切り具。
JP6863084U 1984-05-10 1984-05-10 電動爪切り具 Granted JPS60179206U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6863084U JPS60179206U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 電動爪切り具

Applications Claiming Priority (1)

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JP6863084U JPS60179206U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 電動爪切り具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60179206U JPS60179206U (ja) 1985-11-28
JPS64804Y2 true JPS64804Y2 (ja) 1989-01-10

Family

ID=30603550

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JP6863084U Granted JPS60179206U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 電動爪切り具

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JPS60179206U (ja) 1985-11-28

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