JPS647627B2 - - Google Patents

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JPS647627B2
JPS647627B2 JP5727682A JP5727682A JPS647627B2 JP S647627 B2 JPS647627 B2 JP S647627B2 JP 5727682 A JP5727682 A JP 5727682A JP 5727682 A JP5727682 A JP 5727682A JP S647627 B2 JPS647627 B2 JP S647627B2
Authority
JP
Japan
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parts
lake
formula
calcium
grade
Prior art date
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Expired
Application number
JP5727682A
Other languages
English (en)
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JPS58174445A (ja
Inventor
Tatsuya Numa
Yukio Ishizaka
Masanori Fukunaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP5727682A priority Critical patent/JPS58174445A/ja
Publication of JPS58174445A publication Critical patent/JPS58174445A/ja
Publication of JPS647627B2 publication Critical patent/JPS647627B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 (式中でMは当量のマグネシウム、カルシウ
ム、バリウム、アルミニウム又はマンガンを意味
する) で表わされるモノアゾレーキ化合物及びそれによ
る高分子有機材料の着色法に関するものである。
本発明の目的は、耐熱性、耐ブリード性、耐溶
剤性、耐光性など各種の堅牢度が極めて良好で、
なかでも耐熱性が特に優れ、且つ着色力もすぐれ
ており、更に、コスト的にも一般の高級有機顔料
よりかなり安価である式()で表わされるモノ
アゾレーキ化合物を提供することにある。
式()で表わされるモノアゾレーキ化合物は
合成樹脂又は合成繊維などの高分子有機材料の着
色、原液着色、印刷インキ又は塗料の着色などに
用いられる。例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルク
ロライドポリアクリロニトリル、ポリブタジエ
ン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリメタク
リレート、更に、ポリアクリロニトリル−スチレ
ン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、或はこ
れらの変性された樹脂並びにこれの混合樹脂など
の、フイルム、シート又は成形物を堅牢度、特に
耐熱性のすぐれた鮮明な橙色に着色する。
前記の目的に使用するには、多数の着色方法が
すべて適用出来る。例えば合成樹脂のペレツト、
ビーズに本発明のモノアゾレーキ化合物を均一に
混合し、必要ならば加熱〓和して適当な押出機、
射出成形機などに供給するか又は合成樹脂と可塑
剤などからなるコンパウンドにこれ添加し、加
熱、〓和して均一に混合したのち任意の成形機に
かければよい。又は繊維形成重合体の紡糸液に添
加するか、高分子化合物の単量体或は初期重合体
に溶解したのち通常の方法で重合を行い、得られ
た重合体を適当な方法で成形してもよい。この様
にして各種の合成重合物の加工前又は加工中に本
発明の顔料組成物を添加することによつて着色し
た合成樹脂或は合成繊維を得ることが出来る。
式()で表わされる本発明のモノアゾレーキ
化合物は着色成分として単独で使用してもよい
し、場合によつては二種或はそれ以上と、ビヒク
ル成分及び補助成分を任意割合で配合した状態で
使用することもできる。ビヒクル成分としては
油、溶剤、樹脂などを、補助成分として他の有機
又は無機の顔料、可塑剤、湿潤剤、界面活性剤、
帯電防止剤、難燃剤、紫外線吸収剤又はその他の
安定剤など種々の添加物を挙げることができる。
式()で表わされるモノアゾレーキ化合物は
で表わされるアゾ化合物をマグネシウム、カルシ
ウム、バリウム、アルミニウム又はマンガンの塩
と反応させて得られる。この反応は一般にレーキ
化反応と言われるが、このレーキ化は適当なPHの
下(5〜8に調整するのが好ましい)でマグネシ
ウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム又は
マンガンの塩と短時間加熱して行うのが好まし
い。これらの塩としては、これら金属のハロゲン
化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩又はリン酸塩はど
の水溶性の塩が好ましい。レーキ化の際にはロジ
ン石鹸又はステアリン酸ナトリウムなどの表面処
理剤を添加するのが好ましい。かくして得られた
式()で表わされるモノアゾレーキ化合物は乾
燥、粉砕するだけでも使用出来るが、好ましくは
ボールミル、ロールミルなどで機械的に微粉砕す
るか、ソルトミリング法で処理して微粉末状態に
して使用するのが良い。この際、必要に応じて前
記のビヒクル成分又は補助成分を添加する。
式()で表わされるアゾ化合物は式 の2−アミノ−1,4−ベンゼンスルホン酸を常
法によりジアゾ化し式 のβ−ナフトールにカツプリングすることにより
得ることができる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例中の部は重量部を表わす。
実施例 1 下記式 で示されるレーキ0.05部とステアリン酸マグネシ
ウム0.05部を擂潰機で微粉砕した顔料組成物をポ
リエチレン樹脂(ハイゼツクス−三井石油化学製
品)50部と混合して均一に表面被覆したのち射出
成形機にかけ200℃で射出成形する。
得られた鮮明な橙色の着色物は260℃、5分間
の耐熱性が5級で、110℃、10Kg/cm2、5分間の
軟質塩化ビニール白シートへの耐ブリード性が5
級で最高級であり、耐光性も6級であつた。
実施例 2 下記式 で示されるレーキ0.05部とステアリン酸マグネシ
ウム0.05部をボールミルで微粉砕した顔料組成物
をABS樹脂(スタイラツク−旭ダウ製品)100部
と混合して均一に表面被覆したのち射出成形機に
かけて200℃で成形する。
得られた鮮明な橙色の着色物は260℃、5分間
の耐熱性が5級であり、110℃、10Kg/cm2、5分
間の軟質塩化ビニール白シートへの耐ブリード性
が5級、耐光性は6級であつた。
実施例 3 実施例2で使用したレーキは次の様にして製造
できる。
2−アミノ−1,4−ベンゼンジスルホン酸1
ナトリウム塩11部を水80部、苛性ソーダ1.6部に
溶解した後、濃塩酸12.2部と氷を加えて5℃以下
に冷却する。亜硝酸ソーダ2.8部を水に20部に溶
解した液を滴下して1時間撹拌、ジアゾ化を行
う。
一方、β−ナフトール5.8部を水80部、苛性ソ
ーダ1.6部に溶解した後ソーダ灰3.5部と氷を加え
て10℃以下に保持する。この中に先に調製したジ
アゾ液を1時間で滴下した後、2時間撹拌してカ
ツプリングさせる。
90℃に加熱し、ロジン0.9部水8部の溶液を加
え、10%ソーダ灰溶液又は塩化アンモニウムの20
%溶液を適量添加してPHを6〜7に調整する。塩
化バリウム11.7部を水105部に溶解した液を徐々
に滴下し、90〜95℃で2時間反応すればレーキ化
は完了する。
過、水洗、乾燥すれば目的のレーキ22.6部が
得られる。
ここで、使用した塩化バリウムのかわりに塩化
マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸アルミニウ
ム又は塩化マンガンを相当量使用してレーキ化す
れば、それぞれに対応するマグネシウム、カルシ
ウム、アルミニウム又はマンガンのレーキを得る
ことができる。
X線回折測定(2θ)結果: バリウムレーキ:6.7゜,11.3゜に比較的強い回折強
度;7.1゜,11.8゜,16.4゜,22.8゜に中程度の回
折強度;17.0,17.6及び21.6に弱い回析強
度。
マグネシウムレーキ:10.6゜,23.4゜,27.1゜に中程
度の回折強度;15.3゜,17.3゜,21.2゜,31.7゜
に弱い回折強度。
カルシウムレーキ:6.5゜に比較的強い回折強度;
19.1゜,24.6゜,26.5゜,29.2゜に中程度の回折
強度;13.1゜,15.3゜,31.6゜に弱い回折強度。
アルミニウムレーキ:17.4゜,26.8゜,22.7゜に比較
的強い回折強度;10.3゜,20.3゜,22.7゜,
23.2゜,26.3゜に中程度の回折強度;14.9゜,
15.7゜,19.1゜,19.5゜に弱い回折強度。
マンガンレーキ:23.4゜,31.3゜に中程度の回折強
度;10.6゜,11.4゜,16.0゜に弱い回折強度。
実施例 4 下記式 で示されるレーキ0.05部とステアリン酸カルシウ
ム0.05部をミキサーで微粉砕した顔料組成物をポ
リプロピレン樹脂(チツソポリプロ−チツソ製
品)50部と混合し、射出成形機にかけ200℃で射
出成形する。得られた橙色の着色物の耐熱性と耐
ブリード性は共に5級で、耐光堅牢度も5級であ
つた。
実施例 5 下記式 で示されるレーキ0.05部とポリスチレン樹脂(ス
タイロン−旭ダウ社製品)100部と均一に混合し、
200℃で押出機にかけ、得られたロツドを切断し
て着色ペレツトを作る。このペレツトを射出成形
機中で200〜220℃に加熱、成形すれば橙色の着色
成形物が得られる。
実施例 6 実施例2で使用したレーキ0.1部とルチル型酸
化チタン2部を次の組成のコンバウンドに混合す
る。
塩化ビニル樹脂(ビニカー三菱モンサント製
品) 100部 ジオクチルフタレート 50部 ジブチル錫ラウレート 2部 ステアリン酸マグネシウム 1部 加熱ロールで170℃に均一に混合したのち、プ
レスで圧延すればすぐれた堅牢度を示す橙色の軟
質塩化ビニルのシートが得られる。
実施例 7 実施例1で使用したレーキ 20部 炭酸カルシウム 30部 アマニ油ワニス 35部 アマニ油イソフタル酸変性アルキツド樹脂ワニ
ス15部を三本ロールで充分に練肉して得られるオ
フセツトインキは耐油性、耐熱性が良好で紙面に
印刷すれば鮮明な橙色の着色が得られた。
実施例 8 実施例3で使用したレーキ 1部 ルチル型酸化チタン 20部 メラミンアルキツドクリヤー 69部 シンナー 10部 を分散機で充分混合して得た塗料を金属板上に塗
布し30分乾燥したのち、170℃で焼付を行う。得
られた橙色の塗膜はすぐれた耐光性、耐熱性、耐
溶剤性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中でMは当量のマグネシウム、カルシウ
    ム、バリウム、アルミニウム又はマンガンを意味
    する。) で表わされるモノアゾレーキ化合物。 2 式 (式中Mは当量のマグネシウム、カルシウム、
    バリウム、アルミニウム又はマンガンを意味す
    る) で表わされるモノアゾレーキ化合物を用いて高分
    子有機材料を着色する方法。
JP5727682A 1982-04-08 1982-04-08 モノアゾレ−キ化合物及びそれによる着色法 Granted JPS58174445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5727682A JPS58174445A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 モノアゾレ−キ化合物及びそれによる着色法

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JP5727682A JPS58174445A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 モノアゾレ−キ化合物及びそれによる着色法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58174445A JPS58174445A (ja) 1983-10-13
JPS647627B2 true JPS647627B2 (ja) 1989-02-09

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ID=13051008

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JP5727682A Granted JPS58174445A (ja) 1982-04-08 1982-04-08 モノアゾレ−キ化合物及びそれによる着色法

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FR2693742B1 (fr) * 1992-07-06 1994-10-14 Gaches Chimie Sa Procédé et produit de protection contre la corrosion et application à des alliages d'aluminium.
US7041421B2 (en) 2003-09-08 2006-05-09 Engelhard Corporation Laked azo red pigment and processes for preparation and use

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JPS58174445A (ja) 1983-10-13

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