JPS647285Y2 - - Google Patents

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JPS647285Y2
JPS647285Y2 JP9655383U JP9655383U JPS647285Y2 JP S647285 Y2 JPS647285 Y2 JP S647285Y2 JP 9655383 U JP9655383 U JP 9655383U JP 9655383 U JP9655383 U JP 9655383U JP S647285 Y2 JPS647285 Y2 JP S647285Y2
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temperature
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temperature sensor
resistor
temperature difference
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JP9655383U
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、第一の温度領域と第二の温度領域と
の間の温度差が設定値以上になつたか否かを検出
する温度差検出回路に関する。
第一の温度領域と第二の温度領域の温度差を検
出してその差が所定の値乃至設定値以上であるか
以下であるかによつて何等かの回路系乃至装置に
所定の機能を成さしめる装置は様々有るが、例え
ば、太陽熱利用温水装置にそうした実例を見るこ
とができる。即ち、この種の太陽熱熱利用温水装
置においては、集熱器水温と貯水槽水温とを夫々
の温度センサで検出して、両者の間に一定の温度
差が生ずると循環ポンプを動作させて集熱器内の
温水を貯水槽内に取込むように循環させ、逆に温
度差が設定値以下になると当該ポンプを停止させ
て循環動作を中止するようになつている。
第1図にこうした応用例における従来例の温度
検出回路の構成が示されている。
抵抗1,2、温度センサ3,4でブリツジ5が
構成され、両温度センサ3,4間の温度差に対応
する抵抗値の差は検出回路6で検出される。
勿論、各温度センサ3,4は夫々、検出の対象
とすべき第一、第二の温度領域に対して一つ宛、
備えられる。ともかくも、この回路で検出回路6
が有意の温度差を検出すれば、選択的にリレー7
が稼動し、そのリレー接点7aと共にエネルギ源
に直列に挿入された循環ポンプ駆動用モータ8が
選択的に稼動する。
然して、このような回路系においては、従来か
らも一般に各温度センサ3,4としてはサーミス
タが使用されるのが普通である。ところが、この
種のサーミスタはまた、第2図示のように、温度
に対する抵抗値の変化が直線的でないことも知ら
れている。一定の抵抗値差ΔRを検出の分解能と
すると、この同じ分解能ΔRでもこれに対する検
出温度差ΔTは低温側では小さく、高温側では大
きくなつてしまうのである。従つて、第1図示の
ような回路系においても、その影響は正直にその
まま現れ、温度の絶対値によらずに常に一定の温
度差の有無を検出するという本来的に望ましい検
出機構は営めないようになつている。
そこで、温度センサとしてこうしたサーミスタ
に代えて、細い銅線等をボビンに巻いて抵抗を持
たせた所謂金属抵抗体を用いた従来例もある。こ
の抵抗体は、温度対抗値特性がリニアであるた
め、確かに上記のような欠点は解消できるもの
の、温度変化に対しての抵抗値の変化が小さいた
め、ノイズで誤動作し易い欠点を持つており、ま
た、検出回路6での設定値に微かでも狂いがある
と検出値に極めて大きな影響を及ぼすという本質
的な欠点を有している。更に、この金属抵抗体は
熱時定数が大きく、従つて応答性が悪化する欠点
も拭えない。
本考案は上記のような実情に鑑みて成されたも
ので、簡単な構成で温度の絶対値によらずに常に
一定の温度差を検出することができ、然も応答性
の良好な温度差検出回路を提供せんとするもので
ある。
以下、第3図及び第4図に即して本考案の望ま
しい一実施例に就き詳記する。
第3図は本考案の回路系に用いる温度センサ部
の構成を示している。即ち、従来は第1図に示し
たように各温度センサ3,4はサーミスタ単体で
構成されていたが、本考案においては、これと異
なり、先ずもつてこの従来の温度センサ3,4に
対応する温度センサ部自体に一つの特徴的構成を
取つている。
本考案において用いる温度センサ部は全体とし
てこれを符号15で示しているが、この温度セン
サ部15は、第3図示のように、抵抗11と第一
のサーミスタ12との直列回路と、抵抗14と第
二のサーミスタ13との並列回路とを並列に接続
して成つている。この回路は、第二のサーミスタ
13と抵抗14との組合せで先ず略ゞS字型の特
性に近似し、更に第一のサーミスタ12と抵抗1
1の組合せで更なる直線化を果たすもので、各サ
ーミスタに適当な特性のものを選ぶことにより、
十分に満足すべき直線性が得られる。
本考案者の実験によれば、0℃〜90℃の温度範
囲において、±0.5℃以下の直線性を得ることに成
功している。
第4図は、こうした温度センサ部15を用いた
本考案による温度差検出回路の一実施例を示して
いる。
本回路においては、第3図示の温度センサ部1
5は一対、用いることになる。そして、この回路
を既述の太陽熱利用温水装置に用いる場合には、
予め述べて置くと、これら一対の温度センサ部1
5,15の中、一方の温度センサ部TLは貯水槽
内の貯水温を検出し、他方の温度センサ部THは
集熱器内の水温を検出するように用いられる。以
下、符号15に代えて夫々の温度センサ部を特定
するために符号TL,THを使用する。
構成に就き述べると、第一温度センサ部TLと
抵抗16の直列回路、及び第二温度センサ部TH
とその両端側に各設けられた抵抗17,18の直
列回路が電源Vccと接地との間に各接続され、通
常のように両者相俟つてブリツジ回路5を構成し
ている。本考案の回路では、集熱器と貯水槽とい
うように、二つの温度領域間の温度差の発生の有
無を検出するのにこのブリツジ回路の出力を監視
するが、そのためのブリツジ回路5からの信号の
取出し点は第一温度センサ部TLと抵抗16の接
続点、及び第二温度センサ部THと抵抗17の接
続点の二点であつて、前者は電圧比較器としての
演算増幅器21の非反転入力端子(+)に、後者
は当該増幅器の反転入力端子(−)に夫々接続さ
れる。
ここで用いている電圧比較器21はその出力が
オープン・コレクタ型のものであつて、その出力
端子と電源との間には負荷抵抗22が接続され、
且つ、この出力端子と、第二温度センサ部THと
抵抗18との接続点との間には、抵抗19とダイ
オード20との直列回路が挿入されている。ダイ
オードの方向は、カソードが比較器21の出力端
子側となる方向である。
接点7aを閉じることにより循環ポンプ用モー
タ8を駆動するリレー7のドライブ用のトランジ
スタ24はこの場合PNP型であつて、そのベー
スが上記比較器21の出力端子に抵抗23を介し
て接続されている。
こうした回路による動作を説明すると、集熱器
が熱せられ、その中の水温が上昇して対応する温
度センサ部THの抵抗が下がると、電圧比較器2
1の非反転入力電圧V+が反転入力電圧V-よりも
低くなる。すると当該電圧比較器21の出力端子
が低レベル「L」となつてトランジスタ24が導
通する。従つて循環ポンプ用モータ8が稼動し、
集熱器内の相対的に高温の温水が貯水槽内に送り
込まれて行く。このため、集熱器内の温水と貯水
槽内の温水とが循環するため、集熱器内の温水の
温度が下がり、それまで上記のように高かつた電
圧比較器非反転入力端子側の電圧V+が低下して
いき、やがて反転入力電圧V-よりも低下するよ
うになる。すると、第二温度センサ部THの抵抗
値が相対的に高くなつて非反転入力電圧V+が反
転入力電圧V-を再び上回ることになり、電圧比
較器21の出力は高レベル「H」に遷移する。電
圧比較器21の出力が高レベル「H」になれば、
トランジスタ24はターン・オフし、リレー7が
解磁されて循環ポンプ用モータ8は停止する。
以上、本回路の動作を定性的に説明した所で、
本考案の回路系が常に一定の温度差を検出するこ
とができることを定量的に説明する。
第一、第二の温度センサ部TL,THの抵抗値
を夫々RTL,RTHで示し、同様に各抵抗16,
17,18,19の抵抗値を夫々R16,R1
7,R18,R19で示すものとすると、先の動
作から顕かなように、リレー7がオフからオンに
移る時の条件は下記(1)式にて示される。
V+≦V- …(1) この時の臨界値、即ち等号条件をブリツジ回路
5の平衡原料から求めると、次式(2)のようにな
る。
R17・RTL=R16(RTH+R18)
…(2) ここで、設計的には両抵抗値R16,R17は
一般に等しく置くことになるであろうから、その
ようにすると、リレー7乃至循環ポンプ用モータ
8のオフ・オン遷移の臨界値は次式の通りとな
る。
RTL−RTH=R18 …(3) 各温度センサの特性は既述のように略ゞ完全に
リニアと考えて良いから、例えば温度to℃におけ
る温度センサTLの抵抗値RTL(to)は次式で表
すことができる。
RTL(to) =−A・to+B,(A,B:定数) …(4) 全く同様に、温度センサTHのt1℃における抵
抗値RTH(t1)は次式にて定義できる。
RTH(t1) =−A・t1+B,(A,B:定数) …(5) 従つて、(4)、(5)式を上記(3)式に代入して検出温
度差を求めると、次式のようになる。
t1−to=R18/A …(6) 即ち、リレー7乃至循環ポンプ用モータ8のオ
フ・オン遷移にあつては、温度の絶対値によらず
に上記(6)式にて示される一定の温度差でこれが成
されることが理解される。
同様にしてリレー7乃至循環ポンプ用モータ8
のオン・オフ遷移に就いて考えて見る。このリレ
ー7乃至循環ポンプ用モータ8のオン・オフ遷移
は次式の条件下で生起することは先の説明中から
顕かである。
V+≧V- …(7) 然して、その前の段階においてリレー7乃至循
環ポンプ用モータ8がオンになつていると、第4
図の回路から顕かなように、抵抗18に対して抵
抗19が並列に効いてくるようになる。即ちダイ
オード20が順方向にバイアスされる結果、抵抗
19の対応する一端が接地に落とされるからであ
る。
従つて、このリレー7乃至循環ポンプ用モータ
8のオン・オフ遷移時に就いて考える時には、先
の(2)式から(6)式までの抵抗値R18は次の抵抗値
R18′に読代えなければならない。
R18′ =R18・R19/(R18+R19)
…(8) 然し、その外の演算は同様に援用できて、温度
センサTH側の温度をt2とすれば、リレー7乃至
循環ポンプ用モータ8のオン・オフ遷移の臨界値
に関しては上記(6)式に相当する下式求めることが
できる。
t2−to=R18′/A …(9) 従つて、このリレー7乃至循環ポンプ用モータ
8のオン・オフ遷移に関しても、温度の絶痴値に
よらずに一定の温度差を検出し得ることが理解さ
れる。また、この(9)式と先の(6)式とから、回路動
作に適当なヒステリシスが与えられていることも
分る。
以上詳記のように、本考案によれば、応答特性
を悪化させることなく、直線性良く温度差を検出
することができ、然も構成が簡単であるという極
めて望ましい結果を得ることができる。尚、上記
実施例においては、各温度センサ部を接地側で用
いたが、電源側で用いても勿論良いし、トランジ
スタ24を、NPN型に変更する等、適当な回路
構成に変えることも当業者は設計的な事項であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の温度差検出回路の概略構成図、
第2図はサーミスタ単体の温度対抵抗値変化の特
性図、第3図は本考案で用いる温度センサ部の構
成図、第4図は本考案の望ましい一実施例の概略
的な構成図、である。 図中、3,4,12,13はサーミスタ、5は
ブリツジ回路、11,14,16,17,18,
19,22,23は抵抗、15は温度センサ部、
20はダイオード、21は電圧比較器、24はト
ランジスタ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第一の温度領域と第二の温度領域との間の温度
    差が特定の値以上になつたか否かを検出する温度
    差検出回路であつて、 抵抗と第一のサーミスタとの直列回路と、抵抗
    と第二のサーミスタとの並列回路とを並列に接続
    して直線性を補償して成る温度センサ部を一対用
    い、その一つ宛を上記第一、第二温度領域の温度
    の検出に用いると共に、該一対の温度センサ部を
    含むブリツジ回路を構成し、該ブリツジ回路の出
    力を監視することにより上記第一、第二温度領域
    関に温度差が生じたか否かを検出することを特徴
    とする温度差検出回路。
JP9655383U 1983-06-24 1983-06-24 温度差検出回路 Granted JPS604930U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9655383U JPS604930U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 温度差検出回路

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JP9655383U JPS604930U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 温度差検出回路

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Publication Number Publication Date
JPS604930U JPS604930U (ja) 1985-01-14
JPS647285Y2 true JPS647285Y2 (ja) 1989-02-27

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ID=30230053

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JP9655383U Granted JPS604930U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 温度差検出回路

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