JPS647162Y2 - - Google Patents

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JPS647162Y2
JPS647162Y2 JP15896483U JP15896483U JPS647162Y2 JP S647162 Y2 JPS647162 Y2 JP S647162Y2 JP 15896483 U JP15896483 U JP 15896483U JP 15896483 U JP15896483 U JP 15896483U JP S647162 Y2 JPS647162 Y2 JP S647162Y2
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JP15896483U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、鋼製組立物置における断熱装置に
関するもので、温度変化により変質の惧れがある
物品を安全に貯蔵保管ができるような断熱分室を
物置内の一部に設けることにより、物置の用途拡
大を計ることを目的とする。
「従来の技術」 従来この種の鋼製物置は、鋼板その他の鋼材の
みを用いて製作されているので、熱伝導率の高い
構成部材であるため、夏期や日照時には物置室内
が著しく高温となり、又寒冷時には室温が極端に
低下するので、食糧品や家具、美術工芸品、書類
等の重要物品は貯蔵保管中に温度変化による変質
が起り、使用上都合が悪い欠点があつた。
「考案が解決しようとする課題」 そこで本考案では、上記問題点を解消して物品
の変質を防止して安全保管ができるよう、物置の
一部に断熱装置を施した断熱分室を設けて物置の
需用を拡大することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決する手段として、物置内に間仕
切壁を設けて室内を二分割し、その一側部に構成
された分室内において前後両壁と一側壁及び間仕
切壁の内側に対応させて隅柱及び中間柱を介して
断熱性の内壁を周設し、屋根下の天井部において
も内壁上縁と連続させて断熱性の天井板を張設す
ると共に、床板上においても内壁下縁と連続させ
て断熱性の上敷床板を重設することにより、外気
温度が直接に室内に伝導し難い保温断熱効果を有
する一室を構成するものである。
「作用」 外壁の内側に周設した断熱性の内壁と、内壁上
縁に連続させて張設した断熱性の天井板及び内壁
下縁に連続させて床板上に重設した上敷床板によ
り、屋根下及び外壁内側に空気層を形成すると共
に、前記内壁、天井板及び上敷床板により気密性
を保持できるから、外気温度が室内まで伝導し難
く、従つて室内の保温断熱の効果が顕著であつ
て、分室内に貯蔵する物品の変質を防止する。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案に係る組立物置の全容外観を示
した斜視図であり、第2図以降にその各部詳細図
を示してあつて、本物置の概要を第1図によつて
述べると、床枠1を方形状に組みその四隅部に夫
夫隅柱2を立設し、各隅柱間で床枠上に複数本の
中間柱3を等間隔に立設し、各隅柱と中間柱間に
夫夫嵌めこみ式に分割形成した外壁4を嵌着し、
前面部では上方部に鴨居5を架設し、鴨居下方の
中央部を開口して出入口を設け、出入口に両引戸
6を嵌めこみ、鴨居上方部に欄間7を設けて欄間
中央部に採光用の小窓を設けてそこに両引戸8を
左右摺動自在に設け、周壁上端の上枠9上には屋
根板10を後方下り勾配に葺設し、屋根板前後左
右端には夫夫端隠し板11,12,13,13を
取付けて屋根を構成し、尚、床枠上内部には床板
14を敷設して物置を組立て構築している。
そして、この組立物置の内部において左右方向
中央部に前後方向の間仕切壁15を立設して室内
を二分割し、分割構成された右側分室内におい
て、断熱性の内壁16、天井板17、上敷床板1
8等を内張りして二重壁、二重床構造とした断熱
装置を施すものであり、その断熱装置の詳細を第
2図以降により説明すると、物置室内の中央部に
連続させて立設した各間仕切壁15…は、前後端
の両間仕切支柱19,20と中間柱21,21と
の各柱間に夫夫嵌入されて両側縁をボルト22,
22′で各柱に固着されてあり、前記各柱の上端
は間仕切上枠26により連結されて前記壁上枠9
の中間部に固定され、各柱下端は間仕切下枠兼床
縁材27により連結されている。尚、前記前後外
壁及び左右外壁4…も間仕切壁15と同様に各柱
間に嵌入されて両側縁をボルト22,22′で各
柱に固着されている。
しかして、分室A内において、前後外壁4…、
右側外壁4…と間仕切壁15…の内側に沿つて隅
柱2及び中間柱3,21を介して夫夫断熱性の内
壁16を外壁と間仕切壁とに対応させて周設し、
分室四隅部において直角二方向から直交状に配設
した両内壁の直交接合部を見切縁23を介して各
隅柱内隅部に固定するものであつて、この見切縁
23は、前記直交状に配された一方の内壁側縁の
挿入溝23aを中央部に凹設し、他方の内壁側縁
を押圧する折曲げ四角形状の支持片23bを前記
挿入溝の内側に続いて内端部に曲成し、挿入溝の
外側から延ばし外端部に設けた固定基部23cを
外壁4の側縁4aと重合させて共に隅柱内隅部の
一側面にボルト22′で螺着してあり、また、中
間柱3の内側に突合い状に隣接配置した両内壁1
6,16を押縁24で中間柱に固定するものであ
つて、該押縁24は、内端鍔部24aの両側部か
ら外側面に向つて一対を突設させた両支片24b
を前記両内壁の突合い両側縁間の間隙に挿入し、
押縁の鍔部内側中心部から外向きに挿通した締付
具25を両支片間の経て中間柱内側面に螺挿し之
を締付けて両内壁の突合い両側縁を鍔部側端で押
圧支持し中間柱内側面間に挟持して固定してい
る。
かようにして分室内に周設された内壁の上端部
において、第3図と第4図に示すよう、前後両壁
と右側壁との各上枠9及び間仕切上枠26の各内
側に沿つて固定された廻り縁28,29により断
熱性の天井板17を張設するものであり、前後両
上枠9及び右側上枠9に固定する廻り縁28は、
上端部に上枠9への固定片28aを曲成して該固
定片をねじ30にて上枠内側部に螺着固定し、そ
の下方中央部に天井板17の挿入溝28bを内向
き開口に設け、該挿入溝下片に続いて下方と外方
とへ折曲げて内壁上縁を押圧支持する断面ほぼコ
字形の支持曲片28cを延設したものである。ま
た、間仕切上枠26に固定する廻り縁29は、第
4図に示すよう間仕切上枠上へ冠着する逆U字状
の固定部29aを上端に形成し、この固定部29
aの内側に天井板挿入溝29bを内向き開口に設
け、該挿入溝下片に続いて下方と外方とへ折曲げ
て内壁上縁を押圧支持する断面ほぼコ字形の支持
曲片29cを延設したものである。しかして前記
各廻り縁の挿入溝に天井板周縁を挿着して天井板
を廻り縁で支持すると共に、支持曲片にて内壁上
縁を外壁に向つて押圧し該支持曲片と外壁とで内
壁を挟持して固定する。
また、周設された内壁下端部において、前後両
床枠1と右側床枠1の上に配設した床縁材31及
び間仕切下枠兼床縁材27により床板14上に上
敷床板18を重合敷設するものであり、前後部と
右側部との床縁材31は、上敷床板の周縁を押圧
する水平片31aを上端に内向きに設け、該水平
片の外端に続いて外側へ内壁下縁の挿入溝31b
を上向き開口に延設し、この挿入溝の底壁を床枠
1の上端面に載置配設したものであつて、挿入溝
に内壁下縁を挿入し水平片下側に上敷床板の周縁
を挿入することにより内壁と上敷床板とを直交状
に接続している。また、間仕切下枠兼床縁材27
は、第4図に示すよう、外端部に下枠27aを台
状に形成すると共に下枠内側中央部に内壁下縁の
挿入溝27bを凹設し、挿入溝から更に内側に上
敷床板の周縁を押圧する水平片27cを延設した
もので、台状の下枠27aを床板上に載置しその
上に間仕切壁15の下端縁を載置して接合し、挿
入溝に内壁下縁を挿入し、水平片下側に上敷床板
の周縁を挿入して上敷床板周縁と内壁下縁とをこ
の床縁材27により直交状に接続してあり、かく
して床板上に上敷床板を重合敷設している。
尚また、出入口部の両引戸6,6の中、右側引
戸の裏面にも断熱性の内張壁16′が重合してあ
る。
「考案の作用効果」 分室の四隅部において隅柱内側に断熱性の両内
壁を直交状に配置し、一方の内壁側縁を見切縁2
3の中央部挿入溝に挿入し、他方の内壁側縁を同
見切縁の内端支持片で押圧支持させ、該見切縁の
外端固定基部を外壁側縁と共に隅柱内隅部の一側
片に螺着することにより前記挿入溝と支持片とで
両内壁直交部を隅柱内側に固定するようにし、ま
た中間柱内側において突合い状に隣接させた断熱
性の両内壁の突合い状両側縁間に押縁24の両支
片を挿入し、同押縁の鍔部内側から挿通した締付
具25を両支片間を経て中間柱内側面に螺着する
ことにより両内壁接合部を中間柱内側面に固定す
るようにしたから、隅柱と中間柱との各内側部に
おいて夫夫各内壁の両側接合部が固着されて全内
壁が一連状に連結し、外壁と内壁との間に隅柱、
中間柱を介在して空気層が形成されるから、熱伝
導率の高い鋼板製外壁の吸収熱が内壁まで伝導し
難く、この中間空気層の断熱作用が内壁の断熱作
用と相俟つて協働し分室内の断熱効果を効率よく
昂められる。尚、隅部では見切縁で、中間部では
押縁によつて夫夫内壁接合部を各柱に固定できる
から、内周部で各内壁を一体的に連結して固定す
る手法が簡易でその結合力は確実で且つ室内の気
密性を保持し、内外両壁の間隔は隅柱と中間柱と
で保持されて一定し、内外両壁が各柱を介して一
体的に二重壁を構成するから堅固な壁部を形成で
きる。
また、周設された内壁の上端部において、廻り
縁28,29を上枠9、間仕切上枠26の内側に
沿つて固定し、之等廻り縁の内向き挿入溝に断熱
性の天井板周縁を挿入し、前記挿入溝下側に延設
した支持曲片にて内壁上縁を押圧支持して天井板
を張設するから、天井板の周縁が内壁上縁と連続
して固定される結果、両板接合部が互に密着して
天井部の気密性が保たれる。
尚また、周設された内壁の下端部において、前
後両床枠、右側枠及び間仕切下枠の上側に配設し
た各床縁材の上向き挿入溝に内壁下縁を挿入し、
挿入溝内側の水平片下側に上敷床板の周縁を挿入
して両者を直交状に接続させるから、内壁と上敷
床板との接合部が互に密着状に固定される結果、
床部をも気密状態に保持できる。しかして天井部
と床部及び周壁部において気密性が保持されるか
ら室内が外気と遮断され断熱効果を尚一層昂める
ことができる。
尚、天井部の廻り縁と床部の床縁材とにより、
天井板及び上敷床板を内壁上下縁と共に簡単な手
法で接合固定することができるから、施工上にお
いて工率がよく有利である。
かようにして、物置の一側部に断熱装置を効果
的に施工した一室を構成することにより、断熱性
分室を有して用途の広い組立物置となし、所期の
目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における組立物置の外観を示し
た斜視図、第2図は同物置の周壁部水平断面図、
第3図は同物置の分室内における前後方向の垂直
断面図、第4図は同分室内における左右方向の垂
直断面図である。 A……右側分室、1……床枠、2……隅柱、3
……中間柱、4……外壁、9……上枠、14……
床板、15……間仕切壁、16……内壁、17…
…天井板、18……上敷床板、23……見切縁、
23a……挿入溝、23b……支持片、23c…
…固定基部、24……押縁、24a……鍔部、2
4b……支片、25……締付具、26……間仕切
上枠、27……下枠兼床縁材、27a……下枠、
27b……挿入溝、27c……水平片、28……
廻り縁、28b……挿入溝、28c……支持曲
片、29……間仕切廻り縁、29b……挿入溝、
29c……支持曲片、31……床縁材、31a…
…水平片、31b……挿入溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間仕切壁15により分割した片側の分室A内に
    おいて、前後両外壁と一側外壁及び間仕切壁の各
    内側に沿つて対応させ、隅柱2と中間柱3,21
    を介して断熱性の内壁16…を周設する断熱装置
    において、隅柱2の内隅部では、直交状に配置し
    た二方の両内壁16,16の一方内壁の側縁挿入
    溝23aを中央部に、他方内壁の側縁を押圧する
    折曲げ四角形状の支持片23bを内端部に、隅柱
    への固定基部23cを挿入溝から外方へ延ばして
    外端部に夫夫形成した見切縁23により両内壁直
    交部を隅柱に固定し、中間柱3,21の内側部で
    は、突合い状に配置した両内壁16,16の突合
    い両側縁の内面を押圧する内端鍔部24aの両側
    部から外方へ一対の支片24bを突設した押縁2
    4に締付具25を挿通して両内壁の突合い両側縁
    を中間柱に固定し、天井部では、上端に突設した
    上向き固定片28a,29a下側に続く天井板挿
    入溝28b,29bの下側に内壁上縁を押圧支持
    するコ字状の支持曲片28c,29cを延設した
    廻り縁28,29により天井板17を内壁上縁に
    連続させて張設し、床面上では、断熱性の上敷床
    板18の周縁を押圧する水平片31a,27cの
    外側に内壁下縁の挿入溝31b,27bをU字状
    に延設した床縁材31,27により上敷床板18
    を内壁下縁に連続させて床板14上に重合敷設す
    るよう構成した組立物置の断熱装置。
JP15896483U 1983-10-13 1983-10-13 組立物置の断熱装置 Granted JPS6068105U (ja)

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JP15896483U JPS6068105U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 組立物置の断熱装置

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JP15896483U JPS6068105U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 組立物置の断熱装置

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JPS6068105U JPS6068105U (ja) 1985-05-15
JPS647162Y2 true JPS647162Y2 (ja) 1989-02-27

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JP15896483U Granted JPS6068105U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 組立物置の断熱装置

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JPH0421972Y2 (ja) * 1987-10-07 1992-05-19

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JPS6068105U (ja) 1985-05-15

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