JPS646914B2 - - Google Patents
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- JPS646914B2 JPS646914B2 JP13015482A JP13015482A JPS646914B2 JP S646914 B2 JPS646914 B2 JP S646914B2 JP 13015482 A JP13015482 A JP 13015482A JP 13015482 A JP13015482 A JP 13015482A JP S646914 B2 JPS646914 B2 JP S646914B2
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は搬送機械例えば工業用ロボツトのよう
なアームが広範囲な運動をするとき、その動きに
よつて作業者等が殴打される等の災害が発生しな
いようにする移動部材の安全装置に関する。
なアームが広範囲な運動をするとき、その動きに
よつて作業者等が殴打される等の災害が発生しな
いようにする移動部材の安全装置に関する。
近年発達のめざましい工業用ロボツトは自動車
等のスポツト溶接、或いは工作機械等の工作物の
搬送装置として省力化、自動化のために非常に多
く用いられている。しかしながらロボツトの運動
空間は作業者の修理、点検或いは試験のために立
入る空間と共有となるためにアームの動きは極め
て危険なものとなり、作業者に重大なる危害を与
える事態が起り安全上大きな問題を有している。
このためロボツトの行動範囲に作業者が立入る必
要がある場合予じめ電源を切るような方法が行な
われているが、特に各部の調整、試運転等で電源
を入れたまゝで作業を行なう必要がある場合に不
慮の災害の発生の危険を有している。また安全上
ロボツトの行動範囲に部外者が立入らないように
安全柵を設けているが、部外者が物珍しさまたは
他の理由により柵を乗り越えて立入ることもない
とは云えない。
等のスポツト溶接、或いは工作機械等の工作物の
搬送装置として省力化、自動化のために非常に多
く用いられている。しかしながらロボツトの運動
空間は作業者の修理、点検或いは試験のために立
入る空間と共有となるためにアームの動きは極め
て危険なものとなり、作業者に重大なる危害を与
える事態が起り安全上大きな問題を有している。
このためロボツトの行動範囲に作業者が立入る必
要がある場合予じめ電源を切るような方法が行な
われているが、特に各部の調整、試運転等で電源
を入れたまゝで作業を行なう必要がある場合に不
慮の災害の発生の危険を有している。また安全上
ロボツトの行動範囲に部外者が立入らないように
安全柵を設けているが、部外者が物珍しさまたは
他の理由により柵を乗り越えて立入ることもない
とは云えない。
従つて本発明は定常状態においてロボツトの行
動範囲近ぼうの定常物体のロボツトに対する関係
位置を記憶させておき、ロボツトの稼動中に異常
物体が検出されたときその位置を定常状態の記憶
値と比較し、ロボツトに近い危険な位置であれば
危険物として必要なる信号を出力する移動部材の
安全装置を提供しようとするもので、本発明は移
動部材の移動先端部に移動方向の一定距離以内の
物体との距離を測定する測定装置を移動方向毎に
設け、また一方移動先端部の移動量を検出する検
出器を設け定常状態における移動先端部の所定位
置での周辺物体との距離を予じめ記憶させておき
稼動中所定位置での移動先端部と検知物体との距
離と該所定位置に対応する前記記憶値とを比較さ
せて障害物の侵入を感知させることを特徴とする
ものである。
動範囲近ぼうの定常物体のロボツトに対する関係
位置を記憶させておき、ロボツトの稼動中に異常
物体が検出されたときその位置を定常状態の記憶
値と比較し、ロボツトに近い危険な位置であれば
危険物として必要なる信号を出力する移動部材の
安全装置を提供しようとするもので、本発明は移
動部材の移動先端部に移動方向の一定距離以内の
物体との距離を測定する測定装置を移動方向毎に
設け、また一方移動先端部の移動量を検出する検
出器を設け定常状態における移動先端部の所定位
置での周辺物体との距離を予じめ記憶させておき
稼動中所定位置での移動先端部と検知物体との距
離と該所定位置に対応する前記記憶値とを比較さ
せて障害物の侵入を感知させることを特徴とする
ものである。
以下本発明の実施例を図面にもとづき説明す
る。ロボツト台1上に垂直に固定された支軸2に
軸受3,3によつて旋回可能に支柱4が垂直に軸
承されており、支柱4の基部外周には外歯車5が
固設され、支柱中央軸方向にアーム18の上下用
シリンダ6が固設されている。またロボツト台1
上の取付台7に水平に支柱4の旋回用シリンダ8
が設けられており、これに嵌装するピストン9の
ピストンロツド10に刻設されたラツクが外歯車
5と噛合していて、シリンダ8に圧力流体が送ら
れることにより支柱4を旋回させる。そして旋回
角度は外歯車5と噛合する歯車11を介してパル
ス発生器12によつてパルス数として検出され
る。アーム上下用シリンダ6に嵌装されたピスト
ン13のピストンロツド14の上端にはアーム1
5が水平に固定されている。そしてアーム15か
らラツク16が垂下されており、支柱4に設けら
れたパルス発生器17の歯車18が噛合していて
パルスを発生させる。アーム15には軸方向にハ
ンド前進後退用シリンダ19が設けられていて、
これに嵌装されたピストン20の前側のピストン
ロツド21の先端に、グリツパ22,22を開閉
可能に有するハンド23が固着されている。この
ハンド23にはハンドの移動方向の各距離を検出
するために前側測定器24a,24b、上側測定
器25、下側測定器26、左側測定器27、右側
測定器28例えば超音波測定装置の発振、受信器
が取付けられている。超音波測定装置はロボツト
の行動範囲の少し外側まで測定できる程度の能力
のもので充分である。ピストン20の後側のピス
トンロツド29にはラツク30が刻設されてお
り、アーム15に設けられたパルス発生器31の
歯車32と噛合していて回転させパルスを発生さ
せる。なおパルス発生器17,31は例えば10mm
移動毎に1パルス発生し、パルス発生器12には
1゜旋回毎に1パルス発生するように構成されてい
る。
る。ロボツト台1上に垂直に固定された支軸2に
軸受3,3によつて旋回可能に支柱4が垂直に軸
承されており、支柱4の基部外周には外歯車5が
固設され、支柱中央軸方向にアーム18の上下用
シリンダ6が固設されている。またロボツト台1
上の取付台7に水平に支柱4の旋回用シリンダ8
が設けられており、これに嵌装するピストン9の
ピストンロツド10に刻設されたラツクが外歯車
5と噛合していて、シリンダ8に圧力流体が送ら
れることにより支柱4を旋回させる。そして旋回
角度は外歯車5と噛合する歯車11を介してパル
ス発生器12によつてパルス数として検出され
る。アーム上下用シリンダ6に嵌装されたピスト
ン13のピストンロツド14の上端にはアーム1
5が水平に固定されている。そしてアーム15か
らラツク16が垂下されており、支柱4に設けら
れたパルス発生器17の歯車18が噛合していて
パルスを発生させる。アーム15には軸方向にハ
ンド前進後退用シリンダ19が設けられていて、
これに嵌装されたピストン20の前側のピストン
ロツド21の先端に、グリツパ22,22を開閉
可能に有するハンド23が固着されている。この
ハンド23にはハンドの移動方向の各距離を検出
するために前側測定器24a,24b、上側測定
器25、下側測定器26、左側測定器27、右側
測定器28例えば超音波測定装置の発振、受信器
が取付けられている。超音波測定装置はロボツト
の行動範囲の少し外側まで測定できる程度の能力
のもので充分である。ピストン20の後側のピス
トンロツド29にはラツク30が刻設されてお
り、アーム15に設けられたパルス発生器31の
歯車32と噛合していて回転させパルスを発生さ
せる。なおパルス発生器17,31は例えば10mm
移動毎に1パルス発生し、パルス発生器12には
1゜旋回毎に1パルス発生するように構成されてい
る。
このように構成されたロボツトの安全装置の作
用をテイーチング時を破線、通常運転時を実線で
示した制御線図の第3図にもとづき説明する。ロ
ボツトを作動させるために測定装置の測距離能力
内の定常物体との距離を行動範囲と関連して知る
ために、先づテイーチングをしてハンド23の各
所定位置の定常状態における測定距離を記憶させ
る。ハンド23に設けられた距離測定器の測定器
24a,24b,25,26,27,28が同時
に又はタイムシエアリングで作動させられるが何
れも同じ手法でテイーチングさせるため前方測定
器24aの検出について代表して説明する。選択
器35でテイーチングであることを選択し、スタ
ート指令で距離測定器33が作動して測定器24
aから例えば超音波が発振され移動寸前の待機位
置における前方の物体例えばローデイング対象の
工作機械からの反射波を受信し、この発振から受
信迄の時間を距離演算器34で演算して距離を算
出する。その値を選択器35を経て記憶器37に
入力しパルスカウンタ36の出力値零を同時に入
力して記憶器37に記憶させる。またパルスカウ
ンタ36の出力値零を第1比較器39に入力して
設定された前進端におけるパルスカウント数npと
比較する。不一致np>0のため切換弁を開き油圧
シリンダ19の後室に圧力流体を送つてピストン
20を前進させる。後側のピストンロツド29の
ラツク30により歯車32を介してパルス発生器
31が回転されハンド23が10mm前進すると1パ
ルスが発生される。このパルスは距離測定器33
に送られ、パルス発生時点での前方物体迄の距離
を測定して距離演算器34で演算し記憶器37に
入力する。一方パルス発生器31のパルスはパル
スカウンタ36に入力されカウント数1が第1比
較器39に入り、前進端の設定カウント数npと比
較され、設定値内にあるから記憶器37に入力さ
れ前記演算値と同時に記憶されるとともに引続き
油圧シリンダ19を駆動する。同様にして次のパ
ルスが発生されこの時点で現在位置のハンド23
からの距離が測定されパルスカウント数とともに
記憶器37に順次記憶されていまハンド23の位
置が前進端位置と一致してテイーチングを終る。
このようにして上側 下側並びに旋回の各位置の
テイーチングによる測定値が記憶完了すると通常
連続運転が可能となる。通常運転では選択器35
が運転に切換えられスタートの指令で現在の状態
で運転に入つて良いかを確認するため通常運転の
指令で距離測定器33が作動し測定器からの出力
を距離演算器34で演算し選択回路35を経て第
2比較器38に入力する。一方パルスカウンタ3
6の出力Oは第1比較器にて設定値npより小なる
ことを確認した上で、さらに記憶器37に入力さ
れると、さきにテイーチング時に記憶したパルス
カウント数0に対する距離が読み出され、第2比
較器にて前記スタート指令時の距離と比較され、
一致すれば障害物はないと判断し、アラームは出
さず、第1比較器より出された油圧シリンダ駆動
信号とともに油圧シリンダ駆動信号を出し、ハン
ド23を前進させる。ハンド23が10mm前進する
とパルス発生器31からはパルスが発生され距離
測定器33の各測定器から超音波が発振され、そ
の受信迄の時間を距離演算器34で演算して距離
を算出し選択器35を経て第2比較器38に入力
する。一方パルスはパルスカウンタ36でカウン
トされその数値1が第1比較器39にてチエツク
された後記憶器37に入力され、このカウント値
におけるテイーチング時の記憶値を読み出し第2
比較器38に入力して現在の読取値と比較し一致
していれば同じ様にしてハンド23は前進され
る。若しハンド前方に人、或いは材料等の障害物
がロボツトの行動空間内に侵入していると測定器
24a,24bは障害物の反射波を受信して演算
された距離は短かくなり第2比較器38が記憶値
と比較して不一致を判定出力しアラームを出すと
ともに油圧シリンダ16への圧油の供給を遮断し
てロボツトを停止させる。
用をテイーチング時を破線、通常運転時を実線で
示した制御線図の第3図にもとづき説明する。ロ
ボツトを作動させるために測定装置の測距離能力
内の定常物体との距離を行動範囲と関連して知る
ために、先づテイーチングをしてハンド23の各
所定位置の定常状態における測定距離を記憶させ
る。ハンド23に設けられた距離測定器の測定器
24a,24b,25,26,27,28が同時
に又はタイムシエアリングで作動させられるが何
れも同じ手法でテイーチングさせるため前方測定
器24aの検出について代表して説明する。選択
器35でテイーチングであることを選択し、スタ
ート指令で距離測定器33が作動して測定器24
aから例えば超音波が発振され移動寸前の待機位
置における前方の物体例えばローデイング対象の
工作機械からの反射波を受信し、この発振から受
信迄の時間を距離演算器34で演算して距離を算
出する。その値を選択器35を経て記憶器37に
入力しパルスカウンタ36の出力値零を同時に入
力して記憶器37に記憶させる。またパルスカウ
ンタ36の出力値零を第1比較器39に入力して
設定された前進端におけるパルスカウント数npと
比較する。不一致np>0のため切換弁を開き油圧
シリンダ19の後室に圧力流体を送つてピストン
20を前進させる。後側のピストンロツド29の
ラツク30により歯車32を介してパルス発生器
31が回転されハンド23が10mm前進すると1パ
ルスが発生される。このパルスは距離測定器33
に送られ、パルス発生時点での前方物体迄の距離
を測定して距離演算器34で演算し記憶器37に
入力する。一方パルス発生器31のパルスはパル
スカウンタ36に入力されカウント数1が第1比
較器39に入り、前進端の設定カウント数npと比
較され、設定値内にあるから記憶器37に入力さ
れ前記演算値と同時に記憶されるとともに引続き
油圧シリンダ19を駆動する。同様にして次のパ
ルスが発生されこの時点で現在位置のハンド23
からの距離が測定されパルスカウント数とともに
記憶器37に順次記憶されていまハンド23の位
置が前進端位置と一致してテイーチングを終る。
このようにして上側 下側並びに旋回の各位置の
テイーチングによる測定値が記憶完了すると通常
連続運転が可能となる。通常運転では選択器35
が運転に切換えられスタートの指令で現在の状態
で運転に入つて良いかを確認するため通常運転の
指令で距離測定器33が作動し測定器からの出力
を距離演算器34で演算し選択回路35を経て第
2比較器38に入力する。一方パルスカウンタ3
6の出力Oは第1比較器にて設定値npより小なる
ことを確認した上で、さらに記憶器37に入力さ
れると、さきにテイーチング時に記憶したパルス
カウント数0に対する距離が読み出され、第2比
較器にて前記スタート指令時の距離と比較され、
一致すれば障害物はないと判断し、アラームは出
さず、第1比較器より出された油圧シリンダ駆動
信号とともに油圧シリンダ駆動信号を出し、ハン
ド23を前進させる。ハンド23が10mm前進する
とパルス発生器31からはパルスが発生され距離
測定器33の各測定器から超音波が発振され、そ
の受信迄の時間を距離演算器34で演算して距離
を算出し選択器35を経て第2比較器38に入力
する。一方パルスはパルスカウンタ36でカウン
トされその数値1が第1比較器39にてチエツク
された後記憶器37に入力され、このカウント値
におけるテイーチング時の記憶値を読み出し第2
比較器38に入力して現在の読取値と比較し一致
していれば同じ様にしてハンド23は前進され
る。若しハンド前方に人、或いは材料等の障害物
がロボツトの行動空間内に侵入していると測定器
24a,24bは障害物の反射波を受信して演算
された距離は短かくなり第2比較器38が記憶値
と比較して不一致を判定出力しアラームを出すと
ともに油圧シリンダ16への圧油の供給を遮断し
てロボツトを停止させる。
このようにハンドの各方向の検出がタイムシエ
アリングによつて行なわれ移動方向の何れか1個
所において侵入物が検知されればロボツトの動き
を停止させる。なお自動操作、手動操作の何れに
も同じ作用をなす。また第1比較器39の代りに
前進端リミツトスイツチを動作させてもよくリミ
ツトスイツチが働くまでは測定比較前進を繰返す
ことになる。
アリングによつて行なわれ移動方向の何れか1個
所において侵入物が検知されればロボツトの動き
を停止させる。なお自動操作、手動操作の何れに
も同じ作用をなす。また第1比較器39の代りに
前進端リミツトスイツチを動作させてもよくリミ
ツトスイツチが働くまでは測定比較前進を繰返す
ことになる。
またロボツトがNC制御であつても原理的には
同一であつて勿論適用できるものである。その制
御線図の一例を第4図にもとづき前進時を説明す
る。ロボツトの行動空間における距離測定器の測
定範囲内の状況を先づテイーチングによつて記憶
する。テイーチングの指令によつて現在値演算器
51の零数値を障害物を検出する複数時点例えば
0、10、20mm……に決められた設定値と比較する
第2比較器52と比較し一致出力で距離測定器5
3の測定器の測定結果を距離演算器54により算
出し選択器55を経て記憶器57に記憶する。一
方第2比較器52の一致出力でゲート60を開き
ハンド23の現在位置(前方)検出器50からの
出力にもとづき算出した現在値演算器51の現在
値を同時に記憶器57に記憶する。また運転のと
きは位置決め指令値、テイーチングのときは前進
端位置が指令値として入力される第1比較器56
において現在値と比較され前進端で一致するまで
駆動装置58が駆動されて前進端迄の状況が順次
記憶される。次に通常運転に入ると選択器55を
運転に切換え第1比較器51の指令値として位置
決め位置を指令する。運転指令で駆動装置が働く
と同時に現在値零のときの安全を距離測定器53
で確認する。即ち演算器51の出力値零と設定値
零と第2比較器52で比較し一致信号により距離
測定器53からの値を距離演算器54で距離を算
出し、選択器55を経て第3比較器59に入力す
る。一方一致出力で開かれたゲート60を経て記
憶器57に入力した零位置のテイーチング時の記
憶した距離を読み出し第3比較器59に入力して
前記入力値と比較判定し一致していれば、そのま
まハンド23が前進させられる。設定位置で確認
しながら第1比較器56で指令値と一致した時点
でハンド23の前進は停止する。この間に障害物
が侵入すれば距離演算器54の算出値は小さくな
り第3比較器59では不一致によるアラーム信号
が出力されゲート61を閉じて駆動装置58の入
力を遮断するものである。
同一であつて勿論適用できるものである。その制
御線図の一例を第4図にもとづき前進時を説明す
る。ロボツトの行動空間における距離測定器の測
定範囲内の状況を先づテイーチングによつて記憶
する。テイーチングの指令によつて現在値演算器
51の零数値を障害物を検出する複数時点例えば
0、10、20mm……に決められた設定値と比較する
第2比較器52と比較し一致出力で距離測定器5
3の測定器の測定結果を距離演算器54により算
出し選択器55を経て記憶器57に記憶する。一
方第2比較器52の一致出力でゲート60を開き
ハンド23の現在位置(前方)検出器50からの
出力にもとづき算出した現在値演算器51の現在
値を同時に記憶器57に記憶する。また運転のと
きは位置決め指令値、テイーチングのときは前進
端位置が指令値として入力される第1比較器56
において現在値と比較され前進端で一致するまで
駆動装置58が駆動されて前進端迄の状況が順次
記憶される。次に通常運転に入ると選択器55を
運転に切換え第1比較器51の指令値として位置
決め位置を指令する。運転指令で駆動装置が働く
と同時に現在値零のときの安全を距離測定器53
で確認する。即ち演算器51の出力値零と設定値
零と第2比較器52で比較し一致信号により距離
測定器53からの値を距離演算器54で距離を算
出し、選択器55を経て第3比較器59に入力す
る。一方一致出力で開かれたゲート60を経て記
憶器57に入力した零位置のテイーチング時の記
憶した距離を読み出し第3比較器59に入力して
前記入力値と比較判定し一致していれば、そのま
まハンド23が前進させられる。設定位置で確認
しながら第1比較器56で指令値と一致した時点
でハンド23の前進は停止する。この間に障害物
が侵入すれば距離演算器54の算出値は小さくな
り第3比較器59では不一致によるアラーム信号
が出力されゲート61を閉じて駆動装置58の入
力を遮断するものである。
なおロボツトの行動範囲+αの物体の有無はロ
ボツトの動きとは関係ないので距離演算器で算出
された値が上記範囲より大きなものであればすべ
て一定値として記憶器57に記憶させこの値より
小さい値が検出されたときにアラーム出力とする
ことが合理的である。また絶対値検出の場合は直
線運動部については零位置における測定値をもと
に移動範囲を演算で求めて記憶しておくこともで
きる。またロボツトの行動空間内に障害物があつ
てはならないからテイーチングをやらずに各運動
方向の行動限界点の値を記憶又は設定しておきこ
の値から現在値を差引き減算値と測定値とを比較
することも可能である。更に調整時に手動運転す
る場合はその運動方向のみ作動するようにするこ
とも自由である。
ボツトの動きとは関係ないので距離演算器で算出
された値が上記範囲より大きなものであればすべ
て一定値として記憶器57に記憶させこの値より
小さい値が検出されたときにアラーム出力とする
ことが合理的である。また絶対値検出の場合は直
線運動部については零位置における測定値をもと
に移動範囲を演算で求めて記憶しておくこともで
きる。またロボツトの行動空間内に障害物があつ
てはならないからテイーチングをやらずに各運動
方向の行動限界点の値を記憶又は設定しておきこ
の値から現在値を差引き減算値と測定値とを比較
することも可能である。更に調整時に手動運転す
る場合はその運動方向のみ作動するようにするこ
とも自由である。
以上詳述したように本発明はハンド部に距離測
定器を設けてロボツトの行動範囲近傍の通常状態
における物体とハンド位置との関係距離を記憶し
ておき稼動中のハンドの測定値とを比較して不一
致であれば運動を停止させるようになしたので不
用意の侵入によつて人身に不慮の災害が発生させ
たり、物体を持込んでロボツトが破損することを
防止できてロボツトの安全対策として極めて有効
なものである。
定器を設けてロボツトの行動範囲近傍の通常状態
における物体とハンド位置との関係距離を記憶し
ておき稼動中のハンドの測定値とを比較して不一
致であれば運動を停止させるようになしたので不
用意の侵入によつて人身に不慮の災害が発生させ
たり、物体を持込んでロボツトが破損することを
防止できてロボツトの安全対策として極めて有効
なものである。
第1図はロボツトの概略図、第2図はハンド部
の正面図、第3図は駆動装置に油圧シリンダ機構
を用いたときの制御線図、第4図は絶対値検出器
を用いたNC制御の場合の制御線図である。 1……ロボツト台、4……支柱、15……アー
ム、6,8,19……シリンダ、23……ハン
ド、24a,24b,25,26,27,28…
…測定器、12,17,31……パルス発生器。
の正面図、第3図は駆動装置に油圧シリンダ機構
を用いたときの制御線図、第4図は絶対値検出器
を用いたNC制御の場合の制御線図である。 1……ロボツト台、4……支柱、15……アー
ム、6,8,19……シリンダ、23……ハン
ド、24a,24b,25,26,27,28…
…測定器、12,17,31……パルス発生器。
Claims (1)
- 1 搬送機械、ロボツト等の移動部材において、
移動先端部に設けた各移動方向の障害物体との距
離を計測する測定装置と、前記移動先端部が各移
動方向に対して前記移動部材の基準位置からの移
動量を検出する検出装置と、定常状態における前
記移動先端部の各移動位置における前記障害物と
の距離を記憶する記憶装置と、前記移動先端部の
移動中の各所定位置における前記測定装置の値
と、その各所定位置に対応する前記記憶装置の記
憶値とを比較し不一致のとき警報又は移動停止等
の必要なる信号を出力する比較回路とを含んでな
る移動部材の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13015482A JPS5919696A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 移動部材の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13015482A JPS5919696A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 移動部材の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5919696A JPS5919696A (ja) | 1984-02-01 |
JPS646914B2 true JPS646914B2 (ja) | 1989-02-06 |
Family
ID=15027274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13015482A Granted JPS5919696A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 移動部材の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919696A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60131391U (ja) * | 1984-02-10 | 1985-09-03 | トヨタ自動車株式会社 | 自走式ロボツトの安全装置 |
JPS61206002A (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-12 | Hitachi Seiki Co Ltd | ロボツトの安全装置 |
JPH04171504A (ja) * | 1990-11-06 | 1992-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 産業ロボツト装置 |
-
1982
- 1982-07-26 JP JP13015482A patent/JPS5919696A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5919696A (ja) | 1984-02-01 |
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