JPS646476Y2 - - Google Patents
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- JPS646476Y2 JPS646476Y2 JP1980057196U JP5719680U JPS646476Y2 JP S646476 Y2 JPS646476 Y2 JP S646476Y2 JP 1980057196 U JP1980057196 U JP 1980057196U JP 5719680 U JP5719680 U JP 5719680U JP S646476 Y2 JPS646476 Y2 JP S646476Y2
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- water supply
- layer
- epoxy resin
- pipe joint
- corrosion
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Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
本考案は、給水配管の継手として使用される給
水用防食被覆管継手に関するものである。 従来、この種給水用防食被覆管継手として、継
手本体の内外面に防食のための亜鉛めつき層を施
したものがある。 このものでは、継手本体の内面にめつきした亜
鉛と地金が給水中に溶出し、白濁水や赤水を発生
させる原因となつて水質上の問題を生ずる結果、
そのまゝでは給水用として不適であり、何らかの
対策を講じる必要があつた。 本考案は上述した実情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、継手本体の内面にめつ
きした亜鉛と地金が給水中に溶出するのを効果的
に防止し得るようにした給水用防食被覆管継手を
提供しようとするものである。 以下、本考案を図面に示す一実施例にもとづい
て説明する。 本考案は、継手本体１の内外面に亜鉛めつき層
２ａ，２ｂを有する給水用防食被覆管継手におい
て、その内面亜鉛めつき層２ａの表面に、シラン
カツプリング剤による化成処理層３、フエノキシ
系熱硬化材によるプライマー層４およびエポキシ
樹脂層５を順次に形成してなつている。 すなわち、継手本体１の内外面には溶融亜鉛め
つき層２ａ，２ｂが施されており、この内面溶融
亜鉛めつき層２ａ上にはエポキシ樹脂の如き密着
性の優れたものでさえ密着が十分でなく、溶融亜
鉛めつきの防食性能が優れているにもかかわら
ず、実際の利用が阻まれていたところ、本考案者
等による多くの研究試験の結果、長期にわたつて
溶融亜鉛めつき上の塗膜の密着性を保持するに
は、亜鉛の活性を抑えることが好ましく、PH9.5
〜10.5の範囲で安定膜を形成し、さらにシラノー
ル基を含むカツプリング剤により強力なSi−Ｏ−
Zn結合を形成させることに成功したのである。 これを詳述すると、まず、15Aチーズの継手本
体１を使用し、その内外面を脱脂、酸洗処理した
後、前記内外面に周知の浸漬法により溶融亜鉛め
つきを施して溶融亜鉛めつき層２ａ，２ｂを設
け、継手本体１の開口部１ａ，１ｂ，１ｃを周知
の方法でねじ切りする。このねじ切り後、その内
面を再び脱脂し、次いで、シラノール基を含むカ
ツプリング剤、つまりジメチルクロロシラン、リ
ン酸、リン酸塩などからなるような周知のシラン
カツプリング剤を２〜５％（重量）含むPH9.5〜
10.5の化成処理液を使用して周知の浸漬法により
前記継手本体１の内面にシランカツプリング剤に
よる化成処理層３を形成する。 次に、前記化成処理層３の表面に、ビスフエノ
ール系エポキシ樹脂のような周知のフエノキシ系
熱硬化材を周知の浸漬法により被着させてプライ
マー層４を形成する。このプライマー層４は後述
するエポキシ樹脂層５の密着力を一段と強化する
ために設られたものである。 そして、前記プライマー層４の表面にはエポキ
シ樹脂をたとえば公知の金属製管継手用被膜形成
装置により継手本体１のねじ部１ａ，１ｂ，１ｃ
を除いて被着させてエポキシ樹脂層５を形成し、
本考案の給水用防食被覆管継手が構成される、 なお、最内層のエポキシ樹脂層５は、特に給水
用管継手として要求される衛生面で優れていると
ともに、塗装性および塗膜性能が良好である等の
効果を有するものである。 また、上述の処理により継手本体１のねじ部１
ａ，１ｂ，１ｃ表面には、化成処理層３′および
プライマー層４′が順次形成されることになるが、
このプライマー層４′はねじ部１ａ，１ｂ，１ｃ
の防錆作用を行うことになる。 第１表には、上記のように構成された本考案の
給水用防食被覆管継手と従来の内外面エポキシ樹
脂被膜管継手との性能比較が、１時間流水後、24
時間滞水させた場合の水質試験により、所定の水
質基準とともに示されている。
水用防食被覆管継手に関するものである。 従来、この種給水用防食被覆管継手として、継
手本体の内外面に防食のための亜鉛めつき層を施
したものがある。 このものでは、継手本体の内面にめつきした亜
鉛と地金が給水中に溶出し、白濁水や赤水を発生
させる原因となつて水質上の問題を生ずる結果、
そのまゝでは給水用として不適であり、何らかの
対策を講じる必要があつた。 本考案は上述した実情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、継手本体の内面にめつ
きした亜鉛と地金が給水中に溶出するのを効果的
に防止し得るようにした給水用防食被覆管継手を
提供しようとするものである。 以下、本考案を図面に示す一実施例にもとづい
て説明する。 本考案は、継手本体１の内外面に亜鉛めつき層
２ａ，２ｂを有する給水用防食被覆管継手におい
て、その内面亜鉛めつき層２ａの表面に、シラン
カツプリング剤による化成処理層３、フエノキシ
系熱硬化材によるプライマー層４およびエポキシ
樹脂層５を順次に形成してなつている。 すなわち、継手本体１の内外面には溶融亜鉛め
つき層２ａ，２ｂが施されており、この内面溶融
亜鉛めつき層２ａ上にはエポキシ樹脂の如き密着
性の優れたものでさえ密着が十分でなく、溶融亜
鉛めつきの防食性能が優れているにもかかわら
ず、実際の利用が阻まれていたところ、本考案者
等による多くの研究試験の結果、長期にわたつて
溶融亜鉛めつき上の塗膜の密着性を保持するに
は、亜鉛の活性を抑えることが好ましく、PH9.5
〜10.5の範囲で安定膜を形成し、さらにシラノー
ル基を含むカツプリング剤により強力なSi−Ｏ−
Zn結合を形成させることに成功したのである。 これを詳述すると、まず、15Aチーズの継手本
体１を使用し、その内外面を脱脂、酸洗処理した
後、前記内外面に周知の浸漬法により溶融亜鉛め
つきを施して溶融亜鉛めつき層２ａ，２ｂを設
け、継手本体１の開口部１ａ，１ｂ，１ｃを周知
の方法でねじ切りする。このねじ切り後、その内
面を再び脱脂し、次いで、シラノール基を含むカ
ツプリング剤、つまりジメチルクロロシラン、リ
ン酸、リン酸塩などからなるような周知のシラン
カツプリング剤を２〜５％（重量）含むPH9.5〜
10.5の化成処理液を使用して周知の浸漬法により
前記継手本体１の内面にシランカツプリング剤に
よる化成処理層３を形成する。 次に、前記化成処理層３の表面に、ビスフエノ
ール系エポキシ樹脂のような周知のフエノキシ系
熱硬化材を周知の浸漬法により被着させてプライ
マー層４を形成する。このプライマー層４は後述
するエポキシ樹脂層５の密着力を一段と強化する
ために設られたものである。 そして、前記プライマー層４の表面にはエポキ
シ樹脂をたとえば公知の金属製管継手用被膜形成
装置により継手本体１のねじ部１ａ，１ｂ，１ｃ
を除いて被着させてエポキシ樹脂層５を形成し、
本考案の給水用防食被覆管継手が構成される、 なお、最内層のエポキシ樹脂層５は、特に給水
用管継手として要求される衛生面で優れていると
ともに、塗装性および塗膜性能が良好である等の
効果を有するものである。 また、上述の処理により継手本体１のねじ部１
ａ，１ｂ，１ｃ表面には、化成処理層３′および
プライマー層４′が順次形成されることになるが、
このプライマー層４′はねじ部１ａ，１ｂ，１ｃ
の防錆作用を行うことになる。 第１表には、上記のように構成された本考案の
給水用防食被覆管継手と従来の内外面エポキシ樹
脂被膜管継手との性能比較が、１時間流水後、24
時間滞水させた場合の水質試験により、所定の水
質基準とともに示されている。
【表】
第１表から明らかなように、本考案の給水用防
食被覆管継手は、内面に溶融亜鉛めつき層２ａが
設けられていても、エポキシ樹脂被膜の存在によ
り、従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手と比較
して同様の性能を有しており、濁度が0.5度以下
で、さらに殺菌のための飲料水中の残留塩素も十
分に保持されて、所定の飲料水水質基準を十分に
満足せしめる性能を有している。 第２表には、本考案の給水用防食被覆管継手と
従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手との被膜密
着性能の比較が、ごばん目試験および衝撃試験を
行つた結果について示され、第３表には本考案の
給水用防食被覆管継手と従来の内外面エポキシ樹
脂被膜管継手との耐食性能の比較試験結果が示さ
れ、第４表には、本考案の給水用防食被覆管継手
と従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手との外面
被覆性能の比較試験結果が示されている。
食被覆管継手は、内面に溶融亜鉛めつき層２ａが
設けられていても、エポキシ樹脂被膜の存在によ
り、従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手と比較
して同様の性能を有しており、濁度が0.5度以下
で、さらに殺菌のための飲料水中の残留塩素も十
分に保持されて、所定の飲料水水質基準を十分に
満足せしめる性能を有している。 第２表には、本考案の給水用防食被覆管継手と
従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手との被膜密
着性能の比較が、ごばん目試験および衝撃試験を
行つた結果について示され、第３表には本考案の
給水用防食被覆管継手と従来の内外面エポキシ樹
脂被膜管継手との耐食性能の比較試験結果が示さ
れ、第４表には、本考案の給水用防食被覆管継手
と従来の内外面エポキシ樹脂被膜管継手との外面
被覆性能の比較試験結果が示されている。
【表】
【表】
【表】
本考案の給水用防食管継手は、上記第２表か
ら、化成処理層３の存在によつて優れた密着性を
有していることがわかり、また上記第３表からエ
ポキシ樹脂層５の下に存在する亜鉛めつき層２ａ
の陽極防食効果によつて高い耐食性を有している
ことが判明し、さらに上記第４表から外面被覆抵
抗性にも優れ、輸送時や現地配管時の取扱いが容
易である。 以上説明したように、本考案の給水用防食被覆
管継手によれば、内面亜鉛めつき層の表面に、シ
ランカツプリング剤による化成処理層、フエノキ
シ系熱硬化材によるプライマー層およびエポキシ
樹脂層を順次に形成したことにより、前記化成処
理層とプライマー層とが溶融亜鉛めつきとエポキ
シ樹脂との密着性を相乗効果的に高めるので、継
手本体の内面にめつきした亜鉛と地金が給水中に
溶出するのを効果的に防止し、最内層のエポキシ
樹脂層による優れた水質性、耐食性、被膜密着
性、施工性および経済性が向上し、しかも耐用年
数が長く、利用価値が高い等、工業上優れた効果
がある。
ら、化成処理層３の存在によつて優れた密着性を
有していることがわかり、また上記第３表からエ
ポキシ樹脂層５の下に存在する亜鉛めつき層２ａ
の陽極防食効果によつて高い耐食性を有している
ことが判明し、さらに上記第４表から外面被覆抵
抗性にも優れ、輸送時や現地配管時の取扱いが容
易である。 以上説明したように、本考案の給水用防食被覆
管継手によれば、内面亜鉛めつき層の表面に、シ
ランカツプリング剤による化成処理層、フエノキ
シ系熱硬化材によるプライマー層およびエポキシ
樹脂層を順次に形成したことにより、前記化成処
理層とプライマー層とが溶融亜鉛めつきとエポキ
シ樹脂との密着性を相乗効果的に高めるので、継
手本体の内面にめつきした亜鉛と地金が給水中に
溶出するのを効果的に防止し、最内層のエポキシ
樹脂層による優れた水質性、耐食性、被膜密着
性、施工性および経済性が向上し、しかも耐用年
数が長く、利用価値が高い等、工業上優れた効果
がある。
図面は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 １……継手本体、２ａ……内面亜鉛めつき層、
２ｂ……外面亜鉛めつき層、３……シランカツプ
リング剤による化成処理層、４……フエノキシ系
熱硬化材によるプライマー層、５……エポキシ樹
脂層。
る。 １……継手本体、２ａ……内面亜鉛めつき層、
２ｂ……外面亜鉛めつき層、３……シランカツプ
リング剤による化成処理層、４……フエノキシ系
熱硬化材によるプライマー層、５……エポキシ樹
脂層。
Claims (1)
- 継手本体の内外面に亜鉛めつき層を有する給水
用防食被覆管継手において、その内面の亜鉛めつ
き層の表面にシランカツプリング剤による化成処
理層、フエノキシ系熱硬化材によるプライマー層
およびエポキシ樹脂層を順次に形成したことを特
徴とする給水用防食被覆管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980057196U JPS646476Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980057196U JPS646476Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56157495U JPS56157495U (ja) | 1981-11-24 |
| JPS646476Y2 true JPS646476Y2 (ja) | 1989-02-20 |
Family
ID=29651702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980057196U Expired JPS646476Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS646476Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196796A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Jfe Steel Corp | ポリオレフィン粉体ライニング鋼管 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018040027A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 表面処理溶融亜鉛めっき鋼板およびそれを用いた接着継手 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036047A (ja) * | 1973-08-01 | 1975-04-04 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP1980057196U patent/JPS646476Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5036047A (ja) * | 1973-08-01 | 1975-04-04 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196796A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Jfe Steel Corp | ポリオレフィン粉体ライニング鋼管 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56157495U (ja) | 1981-11-24 |
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