JPS646275Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS646275Y2 JPS646275Y2 JP1984182098U JP18209884U JPS646275Y2 JP S646275 Y2 JPS646275 Y2 JP S646275Y2 JP 1984182098 U JP1984182098 U JP 1984182098U JP 18209884 U JP18209884 U JP 18209884U JP S646275 Y2 JPS646275 Y2 JP S646275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- cylindrical member
- recess
- diameter
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 39
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 39
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 3
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
押出成形によつて樹脂製のペン先材を成形する
際に成形機先端に設けられるダイス構造に関す
る。
際に成形機先端に設けられるダイス構造に関す
る。
インキ吐出性とか強度とか所望の特性を有する
ペン先を得るために、ペン先材を押出成形する
際、押し出される樹脂の流量を制御するようにダ
イス構造を工夫することは例えば特開昭56−
137992号公報に開示されている。ちなみに、該公
報の特許請求の範囲の記載は、「ダイス本体のペ
ン先成形口の後方にメルト流量微調整板を内設し
て成る合成樹脂ペン先の成形装置。」となつてい
る。
ペン先を得るために、ペン先材を押出成形する
際、押し出される樹脂の流量を制御するようにダ
イス構造を工夫することは例えば特開昭56−
137992号公報に開示されている。ちなみに、該公
報の特許請求の範囲の記載は、「ダイス本体のペ
ン先成形口の後方にメルト流量微調整板を内設し
て成る合成樹脂ペン先の成形装置。」となつてい
る。
半球状あるいはその他形状に先端を形作られて
使用される樹脂製のペン先にとつて、インキ吐出
制とか強度とかの特性を求められるのはペン先の
外側部分よりむしろ内側部分である。
使用される樹脂製のペン先にとつて、インキ吐出
制とか強度とかの特性を求められるのはペン先の
外側部分よりむしろ内側部分である。
これを添付図面に基づき説明する。ペン先の横
断面を示す第3図、第6図について、第3図は中
心に樹脂が存在するものの例、第6図は中心にイ
ンキ通路が存在するものの例を示している。まず
第3図において、ペン先1の中心の樹脂部2は厚
肉であるほどインキ吐出が阻害されることになる
し、また、第6図においては、ペン先3の中心の
インキ通路部4が幅広であるほど毛管力が不十分
となつてしまう。従つて、樹脂部2は薄肉に、イ
ンキ通路部4は幅狭に形成されることが望まれる
訳である。にもかかわらず、流量調整しない普通
のダイスでも、また、前述公報開示の発明によつ
ても、樹脂部2に対応する樹脂吐出孔部分を幅狭
にしても得られる樹脂部2は所望通り薄肉になら
ず、樹脂吐出孔部分をそれでも幅狭にしていくと
樹脂吐出がなされず、中心には大きなインキ通路
部が存在するペン先となつてしまい、また、イン
キ通路部4にしても、全体としてのインキ通路の
形状を所望通りとしながらインキ通路部4のみを
幅狭にできるような樹脂吐出孔の形状をダイスに
与えることは案外難しく、往々にして中心に大き
な樹脂部を有するペン先となつたりしてしまう。
断面を示す第3図、第6図について、第3図は中
心に樹脂が存在するものの例、第6図は中心にイ
ンキ通路が存在するものの例を示している。まず
第3図において、ペン先1の中心の樹脂部2は厚
肉であるほどインキ吐出が阻害されることになる
し、また、第6図においては、ペン先3の中心の
インキ通路部4が幅広であるほど毛管力が不十分
となつてしまう。従つて、樹脂部2は薄肉に、イ
ンキ通路部4は幅狭に形成されることが望まれる
訳である。にもかかわらず、流量調整しない普通
のダイスでも、また、前述公報開示の発明によつ
ても、樹脂部2に対応する樹脂吐出孔部分を幅狭
にしても得られる樹脂部2は所望通り薄肉になら
ず、樹脂吐出孔部分をそれでも幅狭にしていくと
樹脂吐出がなされず、中心には大きなインキ通路
部が存在するペン先となつてしまい、また、イン
キ通路部4にしても、全体としてのインキ通路の
形状を所望通りとしながらインキ通路部4のみを
幅狭にできるような樹脂吐出孔の形状をダイスに
与えることは案外難しく、往々にして中心に大き
な樹脂部を有するペン先となつたりしてしまう。
本考案は、押出成形によつて樹脂製のペン先材
を成形する際に成形機先端に設けられるダイス構
造において、樹脂吐出孔の内底面中央部に凹所を
有するダイス本体と、該ダイス本体の前記凹所よ
り長い貫通孔を有する筒状部材とよりなり、該筒
状部材を前記ダイス本体の前記凹所に嵌合させて
なることを特徴とするペン先材成形用のダイス構
造を要旨とする。
を成形する際に成形機先端に設けられるダイス構
造において、樹脂吐出孔の内底面中央部に凹所を
有するダイス本体と、該ダイス本体の前記凹所よ
り長い貫通孔を有する筒状部材とよりなり、該筒
状部材を前記ダイス本体の前記凹所に嵌合させて
なることを特徴とするペン先材成形用のダイス構
造を要旨とする。
筒状部材は樹脂の流れを内外に分割し、筒状部
材の貫通孔は内側に分割された樹脂の流れに壁面
抵抗を与える。この壁面抵抗を受けた内側の樹脂
が筒状部材の貫通孔からダイス本体の樹脂吐出孔
へと流れ、外側の樹脂と連結してペン先材の形状
を与える。
材の貫通孔は内側に分割された樹脂の流れに壁面
抵抗を与える。この壁面抵抗を受けた内側の樹脂
が筒状部材の貫通孔からダイス本体の樹脂吐出孔
へと流れ、外側の樹脂と連結してペン先材の形状
を与える。
第3図に示すようなペン先1を得るような場合
の例を第1図と第2図に示す。第1図の−線
横断面図が第2図であり、第2図の−線縦断
面図が第1図である。ダイス本体5は中心で3方
連結する樹脂吐出孔6を有し、内底面7の中央部
に凹所8を有している。この凹所8に嵌合してい
るのが筒状部材9である。筒状部材9は貫通孔1
0を有し、小径の前部11を凹所8内に位置せし
めている。筒状部材9は、単なるストレートな部
材とされてもよいが、大径の後部12によつて樹
脂の流れの分割を十分にし、また、嵌合とともに
係合することで固定の確実化が図られている。ま
た、後端テーパー部13は樹脂滞留を低下するた
めのものである。筒状部材9の横断面は貫通孔1
0とともに円形であるが、筒状部材の形状は所望
するペン先形状に応じて種々変えられ、場合によ
つては、多角形横断面を有するものとされること
もある。
の例を第1図と第2図に示す。第1図の−線
横断面図が第2図であり、第2図の−線縦断
面図が第1図である。ダイス本体5は中心で3方
連結する樹脂吐出孔6を有し、内底面7の中央部
に凹所8を有している。この凹所8に嵌合してい
るのが筒状部材9である。筒状部材9は貫通孔1
0を有し、小径の前部11を凹所8内に位置せし
めている。筒状部材9は、単なるストレートな部
材とされてもよいが、大径の後部12によつて樹
脂の流れの分割を十分にし、また、嵌合とともに
係合することで固定の確実化が図られている。ま
た、後端テーパー部13は樹脂滞留を低下するた
めのものである。筒状部材9の横断面は貫通孔1
0とともに円形であるが、筒状部材の形状は所望
するペン先形状に応じて種々変えられ、場合によ
つては、多角形横断面を有するものとされること
もある。
次に、第6図に示すようなペン先3を得るよう
な場合の例を第4図と第5図に示す。第4図の
−線横断面図が第5図であり、第5図の−
線縦断面図が第4図である。ダイス本体14は中
心で3方分割される樹脂吐出孔15を有し、内底
面16の中央部に凹所17を有している。凹所1
7に嵌合する筒状部材18に小径の前部19、大
径の後部20を与えたのは前例と同様である。ま
た、後端テーパー部21を貫通孔22の後端に設
けたのは貫通孔が必ずしもストレートでなくても
よいことを示すものである。壁面抵抗は段部形成
されているようなものであつても与えることがで
きる。
な場合の例を第4図と第5図に示す。第4図の
−線横断面図が第5図であり、第5図の−
線縦断面図が第4図である。ダイス本体14は中
心で3方分割される樹脂吐出孔15を有し、内底
面16の中央部に凹所17を有している。凹所1
7に嵌合する筒状部材18に小径の前部19、大
径の後部20を与えたのは前例と同様である。ま
た、後端テーパー部21を貫通孔22の後端に設
けたのは貫通孔が必ずしもストレートでなくても
よいことを示すものである。壁面抵抗は段部形成
されているようなものであつても与えることがで
きる。
第1図、第2図に示す例において、ダイス本体
5の樹脂吐出孔6の中心で3方連結する部分の径
(スリツト径)を0.3mm、樹脂吐出孔6の全体とし
ての径および長さをそれぞれ17mm、5mm、凹所8
の深さ3mm、筒状部材9の貫通孔10の内径およ
び長さをそれぞれ1.5mm、12mm、前部11の外径
を2mm、後部12の外径を5mmとし、ジユラコン
U10−01(ポリプラスチツクス(株)製のポリアセタ
ール)を使用して直径0.8mmのペン先1を作つた
ところ、中心の樹脂部2の肉厚(樹脂吐出孔6の
スリツト径に相当する部分)は0.02mm、また、こ
の中心の樹脂部2の内接円の径は0.03mmとなつ
た。一方、筒状部材9を使用せず、また、凹所8
を有さない以外はすべてダイス本体5と同様のダ
イスのみを使用して、上述同様に0.8mm径のペン
先1を作つたところ、樹脂部2の肉厚、内接円の
径はそれぞれ0.05mm、0.08mmとなつた。
5の樹脂吐出孔6の中心で3方連結する部分の径
(スリツト径)を0.3mm、樹脂吐出孔6の全体とし
ての径および長さをそれぞれ17mm、5mm、凹所8
の深さ3mm、筒状部材9の貫通孔10の内径およ
び長さをそれぞれ1.5mm、12mm、前部11の外径
を2mm、後部12の外径を5mmとし、ジユラコン
U10−01(ポリプラスチツクス(株)製のポリアセタ
ール)を使用して直径0.8mmのペン先1を作つた
ところ、中心の樹脂部2の肉厚(樹脂吐出孔6の
スリツト径に相当する部分)は0.02mm、また、こ
の中心の樹脂部2の内接円の径は0.03mmとなつ
た。一方、筒状部材9を使用せず、また、凹所8
を有さない以外はすべてダイス本体5と同様のダ
イスのみを使用して、上述同様に0.8mm径のペン
先1を作つたところ、樹脂部2の肉厚、内接円の
径はそれぞれ0.05mm、0.08mmとなつた。
次に、第4図、第5図に示す例において、ダイ
ス本体14の樹脂吐出孔15の最も中心側に形成
した円形断面部の径を0.9mm、この円径断面部の
中心を結んでできる3角形の一辺の長さを1.9mm、
樹脂吐出孔15の全体としての径および長さをそ
れぞれ17mm、5mm、凹所17の深さを3mm、筒状
部材18の貫通孔22の内径および長さ(後端テ
ーパー部21を含む)をそれぞれ3mm、12mm、前
部19の外径を4mm、後部20の外径を6mmと
し、ジユラコンU10−01(前述)を使用して直径
0.8mmのペン先3を作つたところ、中心のインキ
通路部4に描き得る内接円の径は0.05mmとなつ
た。一方、筒状部材を使用せず、また、凹所17
を有さない以外はすべてダイス本体14と同様の
ダイスのみを使用して、上述同様に0.8mm径のペ
ン先3を作つたところ、インキ通路部4の描き得
る内接円の径は0.12mmとなつた。
ス本体14の樹脂吐出孔15の最も中心側に形成
した円形断面部の径を0.9mm、この円径断面部の
中心を結んでできる3角形の一辺の長さを1.9mm、
樹脂吐出孔15の全体としての径および長さをそ
れぞれ17mm、5mm、凹所17の深さを3mm、筒状
部材18の貫通孔22の内径および長さ(後端テ
ーパー部21を含む)をそれぞれ3mm、12mm、前
部19の外径を4mm、後部20の外径を6mmと
し、ジユラコンU10−01(前述)を使用して直径
0.8mmのペン先3を作つたところ、中心のインキ
通路部4に描き得る内接円の径は0.05mmとなつ
た。一方、筒状部材を使用せず、また、凹所17
を有さない以外はすべてダイス本体14と同様の
ダイスのみを使用して、上述同様に0.8mm径のペ
ン先3を作つたところ、インキ通路部4の描き得
る内接円の径は0.12mmとなつた。
かように、本考案によれば中心に樹脂が存在す
るペン先を作るにあたつて、その中心の樹脂部を
薄肉にでき、また、中心にインキ通路が存在する
ペン先を作るにあたつて、その中心のインキ通路
部を幅狭にでき、もつて所望の特性のペン先を得
ることができる。
るペン先を作るにあたつて、その中心の樹脂部を
薄肉にでき、また、中心にインキ通路が存在する
ペン先を作るにあたつて、その中心のインキ通路
部を幅狭にでき、もつて所望の特性のペン先を得
ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は同じく横断面図、第3図はペン先の一例を
示す横断面図、第4図は他の一実施例を示す縦断
面図、第5図は同じく横断面図、第6図はペン先
の一例を示す横断面図。 1,3……ペン先、2……樹脂部、4……イン
キ通路部、5,14……ダイス本体、6,15…
…樹脂吐出孔、7,16……内底面、8,17…
…凹所、9,18……筒状部材、10,22……
貫通孔、11,19……前部、12,20……後
部、13,21……後端テーパー部。
2図は同じく横断面図、第3図はペン先の一例を
示す横断面図、第4図は他の一実施例を示す縦断
面図、第5図は同じく横断面図、第6図はペン先
の一例を示す横断面図。 1,3……ペン先、2……樹脂部、4……イン
キ通路部、5,14……ダイス本体、6,15…
…樹脂吐出孔、7,16……内底面、8,17…
…凹所、9,18……筒状部材、10,22……
貫通孔、11,19……前部、12,20……後
部、13,21……後端テーパー部。
Claims (1)
- 押出成形によつて樹脂製のペン先材を成形する
際に成形機先端に設けられるダイス構造におい
て、樹脂吐出孔の内底面中央部に凹所を有するダ
イス本体と、該ダイス本体の前記凹所より長い貫
通孔を有する筒状部材とよりなり、該筒状部材を
前記ダイス本体の前記凹所に嵌合させてなること
を特徴とするペン先材成形用のダイス構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984182098U JPS646275Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984182098U JPS646275Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6198015U JPS6198015U (ja) | 1986-06-23 |
JPS646275Y2 true JPS646275Y2 (ja) | 1989-02-17 |
Family
ID=30739634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984182098U Expired JPS646275Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS646275Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP1984182098U patent/JPS646275Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6198015U (ja) | 1986-06-23 |
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