JPS64593Y2 - - Google Patents

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JPS64593Y2
JPS64593Y2 JP16680682U JP16680682U JPS64593Y2 JP S64593 Y2 JPS64593 Y2 JP S64593Y2 JP 16680682 U JP16680682 U JP 16680682U JP 16680682 U JP16680682 U JP 16680682U JP S64593 Y2 JPS64593 Y2 JP S64593Y2
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JP
Japan
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steam
casing
piping system
temperature
detection device
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JP16680682U
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JPS5971147U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高温流体を扱う配管系の蒸気漏れ
検知装置に関するものである。
高温流体の配管系において、容器との接合部や
バルブなどは、その構造上、蒸気漏れが起り易
く、漏れが生じた場合には、その付近の作業環境
を害したり、作業員の安全性にかゝわる事故を招
くおそれがあり、また、熱損失による経済性の問
題も発生する。
従来、前記配管系の蒸気漏れを調べるには、作
業員が直接現場に行き、蒸気漏れの有無を調べる
手段がとられているが、それには多くの人手を要
し、また、作業に危険を伴なう場合もあり、ま
た、漏れが急に発生したときには検知が遅れ、そ
れが大きな事故につながるおそれがある。とくに
放射線汚染の危険性のある原子力発電所では、、
その蒸気漏れをいちはやく検出し、その対策を講
じる必要がある。
上記のような蒸気漏れを検知する検知センサと
しては、連続使用に安定性のあるセラミツク湿度
検知センサが適している。このセラミツク湿度セ
ンサは、セラミツク素体をベースとし、その表面
にLiZnVO4からなる金属酸化物のガラス質層の
薄膜で被覆して感湿層となし、さらにその両面に
多孔質電極を焼付けし、それに接続したリード線
を電気回路に接続して成るもので、前記セラミツ
ク素体の厚さ方向の電気抵抗が相対湿度に対して
指数的に変化する特性から、湿度が電気信号とし
て検知できるようにしたものである。
しかし、工業的に用いられる蒸気の温度は大体
100゜〜300℃の高温度であり、このような高温度
の蒸気に対しては、前記セラミツク湿度センサは
耐熱性に問題があり、150℃以下でしか使用でき
ず、使用可能な上限温度が低いことが難点とされ
ている。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
であつて、高温蒸気を扱う配管系の蒸気漏れを、
安全に、かつ自動的に検知することができ、しか
も前記湿度センサの使用可能な上限温度を高める
ことのできる蒸気漏れ検知装置を提供することを
主たる目的としているものである。
以下、この考案を、この実施の一例を示した図
面に基づいて詳細に説明する。
図面において、1は配管、2はそれに設けられ
たバルブであり、配管およびバルブは、断熱材料
で形成された保温壁3で囲繞されている。
前記保温壁3のうち、バルブ2を囲む保温壁に
は、その保温壁でつくられた空所内に開口する細
長い蒸気取入れ用ケーシング4が嵌着保持されて
いる。このケーシング4は金属材料の外殻4aと
内殻4bとのあいだにガラスフアイバーのような
断熱材4cを充填した構造とされ、前記空所内に
開口する蒸気取入れ口部には、ガラスフアイバー
のように透湿性はあるが吸湿性のない繊維材料か
らなる吸熱填材5が装填されている。
前記蒸気取入れ用ケーシング4の細長い空室に
は、後端側ケーシング壁に寄つた部位に、保持板
6が設けられ、保持板6には蒸気取入れ口に対向
する側にセラミツク湿度センサ7が支持され、そ
のリード線8は保持板6ならびにケーシング後端
壁を通して外部に導出されている。
前記保持板6ならびにケーシング後端壁には、
後記する目的のため、それぞれ蒸気抜き用細孔
9,10が設けられ、ケーシング室が前記細孔
9,10を経て外部に開放されている。
しかして、前記実施例において、バルブに高温
蒸気の漏れが生じた場合、漏れた高温の蒸気はケ
ーシング4の開口部から、そこに装填してある吸
熱填材5を通過してケーシング室に流入して湿度
センサ7に至る間に温度が低められる。そして湿
度センサによつて蒸気漏れが検知され、それがリ
ード線を介して電気信号として外部に取り出され
る。
前記ケーシングに流入した蒸気は、保持板6お
よびケーシング後端壁にあけられている細孔9,
10から徐々に外部に放出され、湿度センサによ
る検知信号は止まる。
第3図に示したものは、この考案の他の実施例
であつて、吸熱填材5は、所要の間隔をとつて並
行にならべられた多数の遮板5aから成り、各遮
板には、ジグザグ状位置に通気孔5bが設けら
れ、そこを蒸気が通過するとき、ラビリンス効果
によつて温度が低められるようになつている。
上記の如く構成された蒸気漏れ検知装置によれ
ば、次の効果が得られる。
(1) 配管系の保温壁を利用して湿度センサが装備
されるので、湿度センサの取付け手段を別に設
ける必要はない。
(2) 配管系で漏れた蒸気は、断熱壁による細長い
ケーシングを通り、その内部に置かれた湿度セ
ンサに到達する間に温度が低められるから、高
温蒸気での湿度センサの使用を可能にすること
ができ、工業的に必要とされる温度帯域での蒸
気漏れを、安全かつ簡単に検知することができ
る。
(3) 前記ケーシングの蒸気入口部分に、グラスウ
ールのような通気性があり、吸湿性の無い填材
を装填したものによれば、センサへの高温雰囲
気からの遮断効果をより高めることができる。
(4) 配管系から蒸気が漏れると、完全ではない
が、保温壁によつてその間の空気層の気密が保
たれ、一時的ではあるにしても、空気層の湿度
が高められるので、湿度センサの感度を実質的
に高める効果がある。
(5) 配管系の蒸気漏れの有無を作業員が現場に行
つて調べる面倒な手数を省き、自動的に蒸気漏
れを検知することができる。
(6) 配管系の各所に前記検知装置を設け、その出
力検知信号を一箇所にまとめて集中監視システ
ムをとれば、漏れ検知のために現場を見回る必
要はなくなり、危険防止と省力化に役立つ。と
くに高所や配管の入り組んでいるところなど、
検知作業の困難な箇所、ならびに原子力発電所
の放射線管理区域内での蒸気漏れ検知作業に対
し、その利点は著しい。
(7) 配管系とそれを囲繞する保温壁とのあいだ
は、前述したように気密に保たれているので、
検知装置と離れたところの蒸気漏れも検知可能
であり、全体として必要される検知器の数は少
なくてすみ、経済的である。
(8) 蒸気漏れ検知作業の自動化により、防止処置
をすみやかに講じることが可能となり、熱損失
による経済的不利益や、場合によつては、二次
的な災害を防ぐことができる。
以上に述べたように、この考案によれば、配管
系に保温壁が囲繞形成され、その保温壁の所要部
位に、配管系から漏れた高温蒸気を受け入れてそ
の蒸気温度を低下させる手段を有するケーシング
が装着され、前記ケーシング内には、その蒸気取
り入れ開口部から離隔した部位に湿度センサが組
み込まれ、前記ケーシングの所要部位に、ケーシ
ング内に流入した蒸気を外部に放出するための細
孔が設けられているので、高温蒸気漏れ検知用セ
ンサの使用可能な上限温度を高め、工業的に必要
とされる温度帯域での蒸気漏れを、安全に、かつ
簡単に検知できる配管系蒸気漏れ検知装置が安価
に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す配管系蒸気
漏れ検知装置の縦断側面図、第2図は険知装置要
部の拡大断面図、第3図は他の実施例を示す検知
装置要部の断面図である。 1……配管、2……バルブ、3……保温壁、4
……ケーシング、4a……外殻、4b……内殻、
4c……断熱材、5……吸熱填材、5a……遮
板、5b……通気孔、6……保持板、7……湿度
センサ、8……リード線、9,10……蒸気放出
用細孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 配管系に保温壁が囲繞形成され、その保温壁
    の所要部位に、配管系から漏れた高温蒸気を受
    け入れてその蒸気温度を低下させる手段を有す
    るケーシングが装着され、前記ケーシング内に
    は、温度の低下した蒸気の流路部位に湿度セン
    サが組み込まれ、前記ケーシングの所要部位
    に、温度の低下した蒸気を徐々に外部に放出す
    るための細孔が設けられていることを特徴とす
    る配管系の蒸気漏れ検知装置。 (2) 前記ケーシングは、受け入れた高温蒸気の温
    度を低下させるために細長く形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の配管系の蒸
    気漏れ検知装置。 (3) 前記ケーシングは、受け入れた高温蒸気の温
    度を低下させるために細長く形成され、かつ蒸
    気取り入れ開口部に、蒸気に対して透過性はあ
    るが、吸湿性のない材料からなる吸熱填材が装
    填されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の配管系の蒸気漏れ検知装置。 (4) 前記ケーシングは、断熱材料をなかに充填し
    た二重壁構造とされている実用新案登録請求の
    範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の配
    管系の蒸気漏れ検知装置。 (5) 前記ケーシング内の後端壁に寄つた部位に保
    持板が設けられ、この仕切板には蒸気受け入れ
    口に対向する側に湿度センサが設けられ、前記
    保持板とケーシングの後端壁とに細孔が設けら
    れている実用新案登録請求の範囲第1項ないし
    第4項記載の配管系の蒸気漏れ検知装置。 (6) 前記湿度センサにセラミツク湿度センサが用
    いられている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の配管系の蒸気漏れ検知装置。
JP16680682U 1982-11-02 1982-11-02 配管系の蒸気漏れ検知装置 Granted JPS5971147U (ja)

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JP16680682U JPS5971147U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 配管系の蒸気漏れ検知装置

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JP16680682U JPS5971147U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 配管系の蒸気漏れ検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5971147U JPS5971147U (ja) 1984-05-15
JPS64593Y2 true JPS64593Y2 (ja) 1989-01-09

Family

ID=30365100

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JP16680682U Granted JPS5971147U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 配管系の蒸気漏れ検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009008192A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Nichias Corp 保温システム

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JP5247420B2 (ja) * 2008-12-26 2013-07-24 ニチアス株式会社 保温システム
JP5284827B2 (ja) * 2009-03-04 2013-09-11 株式会社ブリヂストン 管継手保護カバー、及び管継手管理システム

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JPS5971147U (ja) 1984-05-15

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