JPS6133351Y2 - - Google Patents

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JPS6133351Y2
JPS6133351Y2 JP14725583U JP14725583U JPS6133351Y2 JP S6133351 Y2 JPS6133351 Y2 JP S6133351Y2 JP 14725583 U JP14725583 U JP 14725583U JP 14725583 U JP14725583 U JP 14725583U JP S6133351 Y2 JPS6133351 Y2 JP S6133351Y2
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JP
Japan
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liquid metal
heat insulating
annular tube
insulating material
piping
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JP14725583U
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JPS6054894U (ja
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体金属配管、その他配管からの漏洩
液体が外部へ漏出する個所を予め特定できるよう
にして液体金属等の漏洩に安全に対処できるよう
にした配管の保護装置に関するものである。
一般に、原子炉その他の高温動力機関では、冷
却材として、高温まで液体である液体金属(たと
えば、ナトリウム)が使用されている。たとえ
ば、高速増殖炉の蒸気発生装置としての熱交換器
では、蒸気発生の媒体として500℃前後の液体金
属(ナトリウム)が使用され、液体金属配管内を
通して熱交換器へ導かれるようにしてある。液体
金属は水、蒸気等と接触し反応すると燃える。そ
のため、安全対策として液体金属を配管、熱交換
器等に収納し、外気から密閉されるように保護装
置(あるいは保温装置)で保護され、液体金属の
漏洩がないように配慮されている。
従来の配管の保護装置の一例を示すと、第1図
の如く、液体金属配管aの外側にアニユラ管bを
配して配管aの外周部に密閉空間cを形成し、且
つ上記アニユラ管bの外側に保温材dを層状に配
して、該保温材dと上記空間cとで保温構造と
し、更に上記保温材dの外側に外装材eを配置し
た構成のものがある。
上記のように液体金属配管aの外側には、気密
性を保持するようにアニユラ管bが取り付けられ
密閉空間cが形成され、液体金属の漏洩に対する
安全対策がなされており、しかも、配管aが何等
かの原因で破損したときに管内液体金属が空間c
に漏出するのを検出する検出器(図示せず)が設
置されている。検出器としては、たとえば、ガス
サンプリング方式、コンタクト型ナトリウム漏洩
検出器等の液体金属漏洩検出器が用いられてお
り、液体金属配管aが破損して管内の液体金属が
漏出すると、配管aの破損個所がどこであるかに
関係なく液体金属の漏れ自体を検出できるように
してある。
しかし、液体金属配管aが破損して管内の液体
金属が空間cに漏出すると、該空間cの圧力は、
漏出する液体金属により高くなつて来る。アニユ
ラ管bは或る程度の圧力まで耐えられるように強
度をもたせてあるが、液体金属の漏出で或る値以
上に昇圧させられるとアニユラ管bが破損する可
能性がある。液体金属配管aの破損による管内液
体金属の漏れ自体は前記の如き検出器で検出でき
るが、液体金属配管aが高速増殖炉の配管の如き
場合には、管路が非常に長く、その保護装置とし
てのアニユラ管b、保温材dも長い。そのため、
アニユラ管bが破損して外部へ漏洩した場合に、
漏洩液体金属が保温材d内に浸透し、保温材dの
不特定の個所から外部へ漏洩し、実際にアニユラ
管bのどの個所が破損して漏洩しているのかを外
部から予見することができないので実情であり、
漏洩に対する対策が立てにくいという問題があ
る。
本考案は、外部への漏洩個所を容易に予見で
き、漏洩に対する対策を立て易くしようとするも
ので、配管の外側に配したアニユラ管の所定個所
に、上記配管内の液体が配管外に漏出したときの
アニユラ管内圧力上昇を最初に逃がすための開閉
装置を設け、更に上記アニユラ管の外側に設ける
保温材を、上記開閉装置の外側の部分のみ除去
し、この除去した部分に、液体を透過させ易い材
質の保温材を用いるとか液体を透過させ易いよう
に低密度に保温材を施工する等して外部への漏洩
個所を特定できるようにしたものである。
以下、図面にもとづき本考案の実施例を説明す
る。
第2図に示す如く、液体金属配管1の外側に、
適宜の間隔にてアニユラ管2を配管クランプ6を
利用して気密に配し、該アニユラ管2の下面部の
一個所に、常時は保温材の弾力により、あるいは
図示しないスプリングの作用により閉じて密閉空
間4を気密に保持し且つ空間4内の圧力上昇によ
り保温材の弾力あるいはスプリングの弾力に打勝
つて押し開かれるようにした開閉装置5を設け、
且つ上記アニユラ管2の外側に強度を充分に有す
る保温材3を層状に設けると共に、上記開閉装置
5の下方位置のみに強度の弱い保温材3aを部分
的に施し、液体金属配管1が破損して管内液体金
属が空間に漏出することにより空間4の圧力が高
くなつたとき、開閉装置5が開放してアニユラ管
2外へ出た液体金属が保温材3aを通り一定個所
より保温構造外へ漏洩できるようにする。そのた
めに、上記保温材3aは、保温綿を低密度に施工
するとか、液体が透過し易い材質のものを使用す
るようにする。7は固定用のボルトである。
上記構成としてあるので、常時は密閉空間4と
その側の保温材3,3aにより配管1は保護さ
れ、配管1内の液体と外気あるいは水等と反応す
ることがないように保護されている。
今、何等の原因で配管1の或る個所が破損する
と、配管1内の液体金属が配管1外へ漏出する。
漏出が続くと、空間4内の圧力が高くなり、アニ
ユラ管2は内圧が作用する。アニユラ管2の特定
個所には、圧力を開放してアニユラ管2の保護を
図るために開閉装置5が設けてあるので、空間4
内の圧力が或る値以上になると開閉装置5が二点
鎖線の如く開放する。これにより空間4内に漏出
した液体金属はアニユラ管2の上記開放部より外
部へ流出する。この流出部の保温材3aが他の個
所の保温材3と異なり液体金属を通し易いように
してあるため、保温材層に漏出した液体金属は、
他の個所の保温材3の方へ浸入するよりも保温材
3a中に浸入して保温材層の外側へ漏洩する。し
たがつて、外部へ液体金属が漏洩する個所を特定
することができる。
保温構造の外へ漏洩した液体金属は、水等と反
応させないようにするため、図示してないが適宜
の手段で回収する安全対策が講じられている。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば、開閉装置5によりアニユ
ラ管2を開放させ漏洩液体を外部へ漏出させるよ
うにしているが、開閉装置5に代え、アニユラ管
2の所定個所に空間4内の圧力が或る値以上に達
すると破れ易いように強度の弱い部分を設けてお
き、空間4内の圧力が高くなると最初に当該部分
が変形して破れるようにしてもよく、又、空間4
内に圧力検出器を設けておき、該圧力検出器で検
出される圧力値により自動的にあるいは手動式で
アニユラ管2の一部を開放させてもよく、更に保
温材3aとして強度の弱い保温材を用いる場合を
例示したが、保温材3aに対応する個所に保温材
を施工しないで漏洩液体が流れ易い部分を作るよ
うにしてもよく、その他本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
以上述べた如く本考案の配管の保護装置によれ
ば、内部の配管が破損して管内液体が保護装置外
へ漏洩するような場合に当該外部への漏洩個所を
特定することができ、漏洩に対する対策を立て易
くなり、二次災害の防止止に役立ち、又、アニユ
ラ管の適宜個所に内圧の上昇で逸速く破れて圧力
を開放させるようにしているので、アニユラ管の
不特定個所が破損するという事態を避け得てアニ
ユラ管の保護をも図ることができる、という優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の配管の保護装置の一例を示す断
面図、第2図は本考案の配管の保護装置の一例を
示す断面図である。 1……液体金属配管、2……アニユラ管、3,
3a……保温材、4……空間、5……開閉装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配管の外周部にアニユラ管を配して該アニユラ
    管と配管との間に密閉された空間を形成し、且つ
    上記アニユラ管の外側に保温材を配した配管の保
    護装置において、上記アニユラ管の所定個所に、
    常時は密閉していて上記空間を密閉状態に保持で
    きる開閉装置を開閉自在に設け、更に上記開閉装
    置の外側に位置する部分の保温材のみ液体を透過
    させ易いものを用いてなることを特徴とする配管
    の保護装置。
JP14725583U 1983-09-22 1983-09-22 配管の保護装置 Granted JPS6054894U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14725583U JPS6054894U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 配管の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14725583U JPS6054894U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 配管の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6054894U JPS6054894U (ja) 1985-04-17
JPS6133351Y2 true JPS6133351Y2 (ja) 1986-09-29

Family

ID=30327520

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JP14725583U Granted JPS6054894U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 配管の保護装置

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JPS6054894U (ja) 1985-04-17

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