JPS645539Y2 - - Google Patents

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JPS645539Y2
JPS645539Y2 JP7220884U JP7220884U JPS645539Y2 JP S645539 Y2 JPS645539 Y2 JP S645539Y2 JP 7220884 U JP7220884 U JP 7220884U JP 7220884 U JP7220884 U JP 7220884U JP S645539 Y2 JPS645539 Y2 JP S645539Y2
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JP
Japan
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water
puff
absorbing
sponge
polyurethane sponge
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JP7220884U
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JPS60182922U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧用パフに関するものである。
その目的は、含水させて使用する化粧用パフに
おいて、その含水時の膨潤による膨脹が厚さ方向
だけであつて横方向(巾や直径方向)にはほとん
ど膨脹しないという寸法安定性のすぐれた吸水性
スポンジ化粧用パフを提供することにある。
従来、化粧用パフは乾燥した状態のままで使用
する場合と、夏用ケーキの如くこれに含水させて
使用する場合とがあり、近年、この乾燥・含水両
用のパフ、謂ゆる2ウエイ(水あり水なし)パフ
が開発されつつある。
特にこの2ウエイパフとして吸水性ポリウレタ
ンスポンジを使用すると乾燥時も含水時も共に非
常にソフトな感触と肌当りを有し、夏用化粧用パ
フとして必要とされる水分を含ませて使用すると
きの肌に与える清涼感がきわめてすぐれており、
化粧料に対する使用性も乾・湿とも良好であるな
ど、非常にすぐれた効果を発揮するものとなるの
である。
しかし、この吸水性ポリウレタンスポンジはそ
の高分子構造中にアマイド基、カルボン酸基、水
酸基などを多く含有しその吸水性が非常に大きい
ため湿潤時にスポンジが吸水膨潤して膨脹し、化
粧パフの寸法が大きく変化するという欠点を持つ
ている。例えば円板型の化粧パフであればその直
径が約16%も増大するのである。したがつてこの
化粧パフを水で絞つて使用した後、コンパクト内
に収納できないという問題が発生するのである。
これを解決するために、例えば膨脹分を予め考
慮に入れてそのパフを作ると乾燥使用時の寸法が
小さくなり使用しにくいし、また吸水性を低下さ
せたスポンジを用いれば表面感触にザラツキが出
て来たりパフとしての性能、感触、清涼感を損な
うことになるのである。つまり、これらの特性を
低下させずに膨潤性の小さい材料とすることは非
常に困難になるのである。
本考案者は以上の点に留意して、吸水性ポリウ
レタンスポンジを使用し、その吸水性を全く低下
させずにその吸水による横方向への膨脹を押える
ことができるという化粧用パフを得るべく検討を
重ねた結果、本考案に達したのである。
すなわち、吸水性ポリウレタンスポンジの上下
2層の中間に水に対して膨潤しない疎水性層を設
けたことを特徴とする吸水性スポンジ化粧用パフ
を考案するに至つたのである。
本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案パフの1実施例の縦断面図であ
る。
この図の様に本考案は上下の2層には吸水性ポ
リウレタンスポンジ層1,1′があり、この吸水
性ポリウレタンスポンジ層1,1′の中間に疎水
性層2が設けられたものとなつている。
この疎水性層2は水に対して膨潤しない層であ
り、第1図の場合は非水膨潤性の接着剤層となつ
ている。
この接着剤としては例えばポリ酢酸ビニル、ポ
リアミド等のホツトメルト型接着剤でもよいし、
スポンジ層1,1′を構成するポリウレタンが融
着性を有するため架橋型のポリウレタン樹脂から
なる溶剤型接着剤であつてもよいものである。
なお、この接着剤として上記のものに限定され
るものではなく、ポリウレタンスポンジとすぐれ
た接着性を有し、かつ水膨潤性のない接着剤であ
れば如何なる種類のものであつてもよいことは勿
論である。
これら接着剤を疎水性層2として2枚の吸水性
ポリウレタンスポンジ層1,1′間に介在させて
ついでこれらを熔断しつつシールし接着一体化し
て所定形状の化粧用パフに仕上げてやればよいの
である。
なお、接着後に打抜き研磨してもよいことは勿
論である。
第2図は本考案パフの他の実施例の縦断面図で
ある。
この図の場合は吸水性ポリウレタンスポンジ層
1,1′の中間に疎水性層2として非吸水性スポ
ンジ層を設けたものである。
この第2図のものは第1図のものに比べてクツ
シヨン性がよりすぐれたものとなつている。
この非吸水性スポンジ層としては親水性基を含
有しないポリウレタンスポンジなどがあげられ、
しかも熱熔断できるもの(例えばブリツヂストン
社製の商品名エバーライトスコツトHF)が製造
時に前述した第1図の場合と同様熔断しつつこれ
ら3者を接着して一体化できるので非常に好適な
ものとなる。
なお、この非吸水性スポンジ層である疎水性層
2の両面に接着剤を塗布して上下の吸水性ポリウ
レタンスポンジ層1,1びを接着させてもよいこ
とは勿論である。
本考案は以上の如き構成であり、中間層に疎水
性層2が存在するためこれが含水時も水に対して
全く膨潤膨脹しないのでこれに接着接面している
吸水性ポリウレタンスポンジ層1,1′は横方向
への膨脹がほぼ完全に押えられ、吸水性ポリウレ
タンスポンジ層1,1′が吸水して膨潤しても横
方向へは膨脹することはなく厚さ方向のみに膨脹
が起るのである。
したがつて例えば円板型の化粧用パフであれば
吸水してもその直径は乾燥時とほとんど同じであ
り、コンパクトをやや深い目の容器とすることに
よつて、吸水して絞つた状態の化粧用パフを容易
に収納できる様になるのである。またコンパクト
の深さが乾燥状態のものに合せてあつても、吸水
時に収納するときに押圧しながらコンパクトに入
れてやれば圧縮されて容易に収納できるのであ
る。
以上詳細に説明した様に本考案は、吸水性ポリ
ウレタンスポンジからなる2ウエイ方式の化粧用
パフであつて、その吸水性を何ら低下させること
なく、したがつてすぐれた感触と肌当り、好適な
使用性、吸水使用時のすぐれた清涼感を保持し、
しかも疎水性層によつて横方向への吸水膨脹が押
えられているためすぐれた寸法安定性を有し吸水
時のコンパクトへの収納に際しても何ら支障を生
じないという、非常にすぐれた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案パフの1実施例の縦断面図であ
る。第2図は本考案パフの他の実施例の縦断面図
である。 1,1′……吸水性ポリウレタンスポンジ層、
2……疎水性層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸水性ポリウレタンスポンジの上下2層の中間
    に水に対して膨潤しない疎水性層を設けたことを
    特徴とする吸水性スポンジ化粧用パフ。
JP7220884U 1984-05-16 1984-05-16 吸水性スポンジ化粧用パフ Granted JPS60182922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7220884U JPS60182922U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 吸水性スポンジ化粧用パフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7220884U JPS60182922U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 吸水性スポンジ化粧用パフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60182922U JPS60182922U (ja) 1985-12-04
JPS645539Y2 true JPS645539Y2 (ja) 1989-02-10

Family

ID=30610409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7220884U Granted JPS60182922U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 吸水性スポンジ化粧用パフ

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JP (1) JPS60182922U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60182922U (ja) 1985-12-04

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