JP2566364Y2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2566364Y2
JP2566364Y2 JP10702691U JP10702691U JP2566364Y2 JP 2566364 Y2 JP2566364 Y2 JP 2566364Y2 JP 10702691 U JP10702691 U JP 10702691U JP 10702691 U JP10702691 U JP 10702691U JP 2566364 Y2 JP2566364 Y2 JP 2566364Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生理用ナプキン、使い
捨てオムツ等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生理用ナプキン、使い捨てオムツ
等の吸収性物品において、圧縮に対する吸収復元や拡散
性を利用した技術が数多く提案されている。例えば、特
開昭52−123597号公報には、綿状パルプを圧縮
比1/10−3/100で圧縮した厚さ1乃至4mmの吸
収層を吸収紙の上下にはさみ、その上層に綿を積層する
吸収体が開示されている。更に、特開昭52−1526
94号には、周端縁を全周にわたり接合した生理用ナプ
キンにおいて、中央部を圧縮した主パッドに、この主パ
ッドよりも圧縮密度の低い補助パッドを積層した構成が
開示されている。この技術には、中央のみをナプキンの
長さ方向に圧縮することで経血の吸収を円滑に行い、表
面を乾した状態に永く維持されることが示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術においては、パルプ層の上に綿を積層してなる
ものであるからパルプ層上に積層される綿が液の引き込
みを速やかに行うためには、液と繊維との濡れ特性に優
れ、液の移動のための空間を湿潤時においても保持でき
るものでなくてはならない。ところが、綿に吸収された
液は、通常のパルプ層に移動させたのでは液の移動速度
が充分でなく、湿潤時における充分な吸水ができないと
ともに、液の戻りが生じやすいという問題点がある。ま
た、後者の従来技術においては、圧縮の状態、程度が具
体的に開示されておらず、これをかかる明細書の添付の
図より推測すると、圧縮度合は1/2程度であると推定
することができるが、この程度では経血の吸収が円滑に
行われることができない。一方、中央部全体を高度に圧
縮して吸収効率を高めたものと推測すると、繊維空間を
狭くし毛細管を形成しなければならず、経血の移行速度
が相当量遅くなるばかりでなく、粘度の高い経血では繊
維間に詰まりを生じ有効なる吸収ができなくなるととも
に、過度の圧縮により吸収体が硬くなり、使用者に違和
感を与えるという問題点がある。
【0004】即ち、上述の従来技術による吸収性物品は
液の戻り量は少ないものの吸収速度は著しく遅くなり、
更に、過度の圧縮により吸収体が硬くなるという問題点
がある。従って、本考案の目的は、吸収速度が速く、液
戻りが少なく、且つ過度に硬くなることがない吸収性物
品の提供をすることである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本考案は、下記の吸収性
物品を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある。液透過性の表面材と、液不透過性の裏面材と、そ
れらの間に配置される吸収体とからなる吸収性物品にお
いて、上記吸収体は、圧縮特性の異なる少なくとも2種
類の繊維材料を有し、且つ上記裏面材側に近い第1吸収
層と上記表面材側に近い第2吸収層とを備える少なくと
も2層以上の層状構造を有するものであって、下記〜
の要件を具備することを特徴とする吸収性物品。 上記第1吸収層はパルプ材からなるパルプ層である。 上記第1吸収層は部分的に圧縮された圧縮部を備えて
おり、その圧縮部の密度が0.15〜0.50g/cm3
であり、未圧縮部の密度が0.03〜0.12g/cm3
である。 上記圧縮部における第1吸収層の厚みが7mm以下であ
る。 上記圧縮部の圧縮面積が20〜80%であり、且つ上
記未圧縮部は吸収体の幅方向中央部20〜60mmの領域
において形成されている。 上記第2吸収層は脱脂綿、レーヨン、もしくは脱脂綿
とレーヨンの混合繊維の内いずれかの繊維を50重量%
以上含有する。 上記第2吸収層の密度が0.01〜0.20g/cm3
である。
【0006】
【作用】本考案の吸収性物品によれば、吸収体におい
て、繊維密度の低い第2吸収層にて液体を素早く引き込
み、第2吸収層に引き込まれた液体は、繊維密度の高い
第1吸収層との間で吸収速度の差から拡散され、素早く
第1吸収層に移行される。第1吸収層には一定の圧縮部
が形成されているから、該空隙部が吸収した液の拡散と
吸収とを速い速度で、且つ確実におこなうことができ
る。従って、第2吸収層の湿潤時においても、第2吸収
層の液を第1吸収層へ迅速に移行し、引き続いて第2吸
収層は速い速度で液を吸収する。更に、第1吸収層には
所定の圧縮領域及び密度等が特定されていることによ
り、吸収体は適度な硬さを備え、着用中においては、着
用者に対する優れたフィット性を与えることができる。
【0007】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本考案の実施例
を詳細に説明する。第1図は本考案の第1の実施例によ
る吸収性物品の断面図であり、図2は(a)が図1に示
す吸収性物品に用いられる吸収体の断面図であり、
(b)が図1に示す吸収性物品に用いられる吸収体の平
面図あり、図3は図1に示す吸収体を拡大して示す断面
図であり、図4は図1に示す吸収体の自然状態における
側面図であり、図5は本考案の第2の実施例による吸収
体の平面図であり、図6は本考案の第3の実施例による
吸収体の平面図であり、図7は本考案の第4の実施例を
示し、(a)は吸収体の断面図、(b)は吸収体の平面
図である。以下に説明する実施例では、液透過性の表面
材と、液不透過性の裏面材と、これらの間に配置される
吸収体とからなる吸収性物品として、生理用ナプキンを
例に用いて説明する。
【0008】第1の実施例による吸収性物品1は、図2
に示すように、液透過性の表面材2と、液不透過性の裏
面材3と、それらの間に配置される吸収体4とからな
り、上記吸収体4は、圧縮特性の異なる少なくとも2種
類の繊維材料を有し、且つ上記裏面材3側に近い第1吸
収層5と上記表面材2側に近い第2吸収層6とを備える
少なくとも2層以上の層状構造を有するものである。
尚、図1において、吸収体4の周囲を覆っているのは吸
収紙4aである。
【0009】まず、上記吸収体4の第1吸収層5につい
て説明する。第1吸収層5は、パルプ材からなるパルプ
層である。第1吸収層をパルプ層としたのは、吸収体と
しての吸収性能に優れるからである。尚、この第1吸収
層5には、パルプ層間に層状の空隙部9が厚さ方向に複
数層に形成されているが、この空隙部9については後述
する。上記第1吸収層5は、部分的に圧縮された圧縮部
7を備えており、未圧縮部8の部分が裏面材3側に突出
するように形成されている。第1実施例では、図3に示
すように、未圧縮部8が複数の円形を残すように第1吸
収層5が圧縮されており、この円形の未圧縮部8が吸収
体の幅方向中央部Aにおいて、長手方向全域に亘って3
列を形成するように、形成されている。更に、本実施例
では、第1吸収層5の幅方向における両側縁部にも帯状
の未圧縮部8が形成されている。
【0010】未圧縮部8の円形の寸法は、直径5〜15
mm、隣合う未圧縮部8の間隔が3〜10mmが好ましい。
未圧縮部の帯状の寸法は、幅5〜15mmが好ましい。即
ち、未圧縮部8以外の圧縮部7は吸収性物品の長手方向
全域に亘って連続して圧縮されているが、このように圧
縮することにより、図4に示す如く、吸収体4の自然状
態において、その略中央が盛り上がった凸状形状を形成
し、装着箇所の形状と一致させることができるので、違
和感のない優れたフィット性を与えることができるので
ある。更に、第1吸収層5の両側縁部を帯状の未圧縮部
8とすることにより、液の拡散が容易となりこれによる
漏れ防止と、両側縁部がクッション性を有し優れた装着
感を与えることができる。圧縮部7の密度は0.15〜
0.50g/cm3 であり、好ましくは0.30〜0.4
0g/cm3 である。圧縮部7の密度が0.15より小さ
いと十分な液拡散の効果が得られず液戻りが多くなって
しまい、0.50より大きいと圧縮しすぎて硬くなり、
ボール紙状となって、使用時に折れて、フィット性がえ
られないからである。
【0011】未圧縮部8の密度は0.03〜0.12g
/cm3 であり、好ましくは0.06〜0.09g/cm3
である。未圧縮部8の密度が0.12g/cm3 より大き
いと硬さが増し、使用者に違和感を与えるばかりでな
く、中央部との密度差がなくなり、横への液の広がりが
促進されて、漏れにつながるからである。0.03g/
cm3 より小さいと液拡散の効果が得られず、液戻りが多
くなってしまうからである。第1吸収層5の厚みは、7
mm以下であり、好ましくは1mm〜4mmである。7mmより
大きいと未圧縮部8と圧縮部7の段差が顕著となりヨレ
易くなって使用者に違和感を与えてしまうからである。
上記第1吸収層5の圧縮部7の圧縮面積は20〜80%
であり、好ましくは30〜60%である。圧縮面積が2
0〜80%としているのは、20%より少ないと十分な
液拡散、保持の効果が得られず、80%より多いと装着
時に違和感を与えてしまうからである。
【0012】更に、該未圧縮部8が形成される上記吸収
体4の幅方向中央部Aは、20〜60mm、好ましくは3
0〜40mmである。20mmより少ないと着用者に違和感
を与えてしまい、60mmを超えると十分な液拡散、保持
効果が得られず高吸収力は望めないからである。第1吸
収層5は、吸収体の性能を最も発現させるためには、そ
の断面において、厚み方向に多数の層状の空隙部9を有
することが好ましい。圧縮パルプ層の断面における空隙
部9が1mm2 に対して45〜80%占めることが好まし
く、更に好ましくは55〜70%が望ましい。ここで言
う空隙部9とは、剥離層間が20〜400μm離れてい
るものである。空隙部9が45〜80%必要なのは45
%以下であると吸収体として堅く使用者に違和感を与え
て好ましくない。一方、80%以上であると違和感はな
いものの、上層との密度差がつきにくく液戻り量が多
い。水銀ポロシメーターにより測定される孔径分布にお
いてモード径が80〜180μm必要であり、更に好ま
しくは100〜160μmが望ましい。モード径が80
μm以下であると繊維間は狭く吸収速度が遅くなり、且
つ吸収体が硬くなり実用での使用が難しい。180μm
以上では吸収速度は速いものの、吸収体4の特徴である
液戻り量が低減できない。
【0013】このように、第1吸収層5に空隙部9を形
成することにより、該空隙部9が第2吸収層6に吸収さ
れた液を吸収し、液拡散と吸収速度とを迅速にし、液吸
収量を増大させ、更に液戻りを防止するとともに、第1
吸収層5自体を柔軟化させることができる。尚、空隙部
9を形成した第1吸収層5は、粉砕パルプシートを熱ロ
ーラー等公知の方法により一旦圧縮し、これを径の比較
的小さいローラー、例えば径15mmのローラにて一方向
に巻き付けてパルプ層の層間剥離を行い、これを再度反
対方向にて巻き付けることによって得られる。
【0014】次に、第2吸収層6について説明する。第
2吸収層6は、脱脂綿、レーヨン、もしくは脱脂綿とレ
ーヨンの混合繊維の内いずれかの繊維を50重量%以上
含有する。繊維間を一定に保つという観点からは、吸水
性のない合成繊維を用いる事も出来るが、合成繊維で
は、液のぬれ特性が吸水性繊維のレベルには及ばず吸収
速度が比較的遅くなることがある。一方、吸水性繊維で
あれば液のぬれ特性は良好に得られるものの、吸水によ
る繊維自身の強度低下のために繊維空間径が減少し、い
わゆるへたりを生じ、時間と供に吸収速度が低下し、更
に、へたりにより高粘性液体では詰まりを生じ、吸収時
間が遅くなることがある。このようなことから、脱脂
綿、レーヨンもしくは脱脂綿とレーヨンの混合繊維が吸
収性繊維として用いられる。
【0015】特に、脱脂綿は液とのぬれ特性にすぐれ、
液をすばやく引き込む。更に、継続的に液の引き込み時
間を一定にするためには繊維の空間径を初期の状態に保
つ必要があるという観点から、脱脂綿は吸水時において
繊維一本の剛性が増大し、しかも繊維断面が真円に近い
形になる(繊維学会誌vol.30,No.5,6(1
974)/vol.39,No.10(1983))。
このようなユニークな物性から繊維間は常に一定に保持
され、吸収特性が低下しない脱脂綿を用いるのが最も望
ましい。上記混合繊維を少なくとも50重量%以上、好
ましく70%以上である。50重量%より少ないと濡れ
性が低下したり、液体透過のための繊維空間を保持する
ことができないために充分に早い液の引き込み力が得ら
れず、表面材での液流れ等が起こり、濡れにつながるか
らである。
【0016】上記第2吸収層の密度が0.01〜0.2
0g/cm3 であり、好ましくは0.10〜0.15密度
である。0.01より少ないと吸収速度は早いものの低
密度であるために液の保持力が小さく圧力がかかった時
にいったん吸収した液が戻ってしまうからである。一
方、0.2g/cm3 より多いと、保持力が大きくなり過
ぎてスムーズに下層へ液を伝達できないからであり、ま
た密度が高いために液が通過するための繊維空間が少な
く液吸収速度が遅くなり、再吸収性が極めて悪いからで
ある。
【0017】次に、第1実施例による作用について説明
する。第1実施例による吸収性物品としての生理用ナプ
キン1において、液透過性の表面材から吸収された経血
等の液体は、先ず、脱脂綿層たる第2吸収層6に吸収さ
れる。脱脂綿層は、特に、濡れ特性に優れており、時間
とともに繊維空間径が減少したり吸収速度が低下すると
いうことがない。第2吸収層6に吸収された液体は、素
早くパルプ層たる第1吸収層5に移動し高速度で拡散、
移動、保持される。これにより、更に第2吸収層6内の
液が迅速に移動されるので、引き続き第2吸収層6は湿
潤時においてもその吸収能力が失われず、液戻りも防止
される。また、使用に際しては、図4に示す如く、圧縮
部7と未圧縮部8とを形成することにより、略中央が盛
り上がった凸状形状を形成し、装着箇所の形状に一致す
るので、違和感がない。
【0018】次に、本考案の第2及び第3の実施例につ
いて説明するが、上記第1の実施例とは未圧縮部8の形
状等が異なり、他の点においては上記第1実施例と同一
であることから主に未圧縮部8と未圧縮部7とについて
説明する。第2の実施例は、図5に示すように、未圧縮
部8が、長手方向に亘って帯状に3本配置されており、
該未圧縮部8と該圧縮部7とは幅方向中央部Aにおい
て、互に交互に配置されるが、第1実施例と同様に、幅
方向中央部領域A以外の部分も圧縮されている。この第
2の実施例における帯状の未圧縮部8の幅は40〜50
mm、その間隔(圧縮部8の幅)は5〜15mmの寸法で形
成されている。第3の実施例は、図6に示すように幅方
向中央部Aにおける未圧縮部8がレンガ状、即ち四角形
状に配列されている。この未圧縮部8の一つの四角形状
は、縦3〜15mm、横3〜15mmの寸法に形成されてお
り、上述した第2実施例における帯状の未圧縮部8を分
断するように圧縮部7が形成されている。かかる第2及
び第3の実施例によれば、第1の実施例と同様な効果を
得ることができる。また、第4の実施例は、図7に示す
ように、第1実施例において円形の未圧縮部8のみを形
成し、その両側縁部は圧縮部7としたものである。
【0019】
【考案の効果】本考案の吸収性物品によれば、吸収速度
が速く、液戻りが少なく、且つ過度に硬くなることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による吸収性物品の断面図
である。
【図2】(a)は図1に示す吸収体の断面図、(b)は
図1に示す吸収体の平面図である。
【図3】図1に示す吸収体を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】図1に示す吸収体の自然状態における側面図で
ある。
【図5】本考案の第2の実施例による吸収体の平面図で
ある。
【図6】本考案の第3の実施例による吸収体の平面図で
ある。
【図7】本考案の第4の実施例を示し、(a)は吸収体
の断面図、(b)は吸収体の平面図である。
【符号の説明】
4 吸収体 5 第1吸収層 6 第2吸収層 7 圧縮部 8 未圧縮部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−48359(JP,A) 特開 昭64−45801(JP,A) 特開 昭61−106151(JP,A) 特開 昭59−112012(JP,A) 実開 昭63−92626(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面材と、液不透過性の裏面
    材と、それらの間に配置される吸収体とからなる吸収性
    物品において、上記吸収体は、圧縮特性の異なる少なく
    とも2種類の繊維材料を有し、且つ上記裏面材側に近い
    第1吸収層と上記表面材側に近い第2吸収層とを備える
    少なくとも2層以上の層状構造を有するものであって、
    下記〜の要件を具備することを特徴とする吸収性物
    品。 上記第1吸収層はパルプ材からなるパルプ層である。 上記第1吸収層は部分的に圧縮された圧縮部を備えて
    おり、その圧縮部の密度が0.15〜0.50g/cm3
    であり、未圧縮部の密度が0.03〜0.12g/cm3
    である。 上記圧縮部における第1吸収層の厚みが7mm以下であ
    る。 上記圧縮部の圧縮面積が20〜80%であり、且つ上
    記未圧縮部は吸収体の幅方向中央部20〜60mmの領域
    において形成されている。 上記第2吸収層は脱脂綿、レーヨン、もしくは脱脂綿
    とレーヨンの混合繊維の内いずれかの繊維を50重量%
    以上含有する。 上記第2吸収層の密度が0.01〜0.20g/cm3
    である。
  2. 【請求項2】 上記圧縮部は、吸収性物品の長手方向全
    域に亘って連続して設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 上記第1吸収層が、断面において厚み方
    向に多数の層状の空隙部を有することを特徴とする請求
    項1または2に記載の吸収性物品。
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