JPS645425Y2 - - Google Patents

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JPS645425Y2
JPS645425Y2 JP1983045891U JP4589183U JPS645425Y2 JP S645425 Y2 JPS645425 Y2 JP S645425Y2 JP 1983045891 U JP1983045891 U JP 1983045891U JP 4589183 U JP4589183 U JP 4589183U JP S645425 Y2 JPS645425 Y2 JP S645425Y2
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JP
Japan
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chassis
frame
board
attached
bottom chassis
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JP1983045891U
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JPS59152878U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なテレビジヨン受像機等のシヤー
シ取付装置に関する。詳しくは、電気的に接続さ
れる2つの回路基板をそれぞれ水平な状態で配置
されるボトムシヤーシと垂直な状態で配置される
側面シヤーシに分離して取着し、ボトムシヤーシ
と側面シヤーシとをシヤーシブロツクとし、ボト
ムシヤーシを筐体に対して摺動可能にすると共に
ボトムシヤーシの前端側部に側面シヤーシを水平
方向に回動自在に支持し、かつ、ボトムシヤーシ
と側面シヤーシの後部間をロツクし得るようにし
て、各シヤーシに取着される回路基板に対する調
整作業やアフターサービス作業等の作業を容易か
つ合理的に行なうことができるようにした新規な
テレビジヨン受像機等のシヤーシ取付装置を提供
しようとするものである。
背景技術及びその問題点 テレビジヨン受像機等に備えられる各種の回路
基板は、通常の場合、キヤビネツト内の底部と側
部に配置される。この理由は、キヤビネツト内部
の空間の中央部はブラウン管とそれに装着される
部品によつて占められ、回路基板はキヤビネツト
内の底部と側部の空間に配置されることを余儀な
くされるからである。そして、通常、キヤビネツ
トの底部に配置される基板は偏向系回路が構成さ
れた偏向系基板であり、側部に配置される基板は
信号系回路が構成された信号系基板であるのが一
般的である。
ところで、これらの基板はそのままセツトに組
み込まれることはなく、それぞれ基板取付用のシ
ヤーシに装着され、該シヤーシがキヤビネツト内
部に取り付けられることによつてセツトに組み込
まれる。
第1図A及びBはこのような基板が装着される
シヤーシの取付装置の従来の一例をそれぞれ示す
ものである。
先ず、第1図Aに示すものについて説明する。
図において、aはキヤビネツトの前面パネルを示
し、前面パネルaの上方に寄つたところに形成さ
れた開口部bには図示しないブラウン管が取着さ
れる。c,cは前面パネルaの背面下部の両側に
設けられた脚部であり、脚部c,cにはそれぞれ
溝状のレール部d,dが形成されている。eは正
面形状でL字状とされたシヤーシブロツクであ
り、下部のボトムシヤーシfと側部の側面シヤー
シgとが一体に組み立てられて形成されている。
そして、ボトムシヤーシfの下面両側には上記レ
ール部d,dと係合される突条h,hが形成さ
れ、該突条h,hがレール部d,dに摺動自在に
係合されることによつてボトムシヤーシfが脚部
c,cに対して取り付けられる。尚、図示を省略
してあるが、シヤーシブロツクeのボトムシヤー
シfには偏向系基板がまた側面シヤーシgには信
号系基板がそれぞれ装着される。i,i,………
はボトムシヤーシfに装着される偏向系基板と側
面シヤーシgに装着される信号系基板との間に配
線された各回路を接続するためのコードを示す。
このようになされたシヤーシ取付装置は、基板
の装着や回路部品の調整を行う所謂製造段階にお
いては都合が良い。というのは、ボトムシヤーシ
fと側面シヤーシgとが一体のシヤーシブロツク
として形成されているために、製造工程のライン
に乗つて移動されるときに、偏向系基板と信号系
基板とが常に一体的に移動されることになるの
で、両基板の回路を接続するコードの配線作業や
そうして回路が接続された後の下記回路部品の調
整作業が非常にやり易いからである。ところが、
こうした製造時における利点を有する反面、セツ
トに組み込まれた後のサービス作業時には極めて
不都合な問題が生じる。というのは、ボトムシヤ
ーシfに装着された偏向系基板に手を加えようと
するときは、その多くの場合、シヤーシブロツク
eをそつくり矢印jで示す方向へ、即ち、セツト
の後方へ引き抜かなければならないからである。
また、側面シヤーシgに装着された信号系基板に
手を加えようとするときも、ブラウン管等該基板
周辺に配置された部材があるために、そのままで
は思うように手を加えることができないので、や
はりシヤーシブロツクeをそつくり引き抜かなけ
ればならない。
次に第1図Bに示すものについて説明するが、
前記した第1図Aに示すものと同じ部分を示すと
ころは同じ符号を付すことによつて説明を省略す
る。この第1図Bに示すシヤーシ取付装置は、ボ
トムシヤーシと側面シヤーシとが別体に形成され
ており、それぞれのシヤーシは独立して移動する
ことができるようにされている。即ち、kは脚部
c,cに形成されたレールd,dに沿つてセツト
の前後方向に摺動自在に取り付けられたボトムシ
ヤーシであり、このボトムシヤーシkには偏向系
基板が装着される。また、lは例えば脚部cの前
方に設けられた支持部mを介して側方に向けて回
動することができるようにして取り付けられた側
面シヤーシであり、この側面シヤーシlには信号
系基板が装着される。n,n,………はボトムシ
ヤーシkに装着され偏向系基板と側面シヤーシl
に装着された信号系基板のそれぞれの回路間を接
続するためのコードであり、これらコードn,
n,………にはある程度長いコードが用いられて
いる。
このようになされたシヤーシ取付装置は、サー
ビス作業時には都合が良い。というのは、信号系
基板に手を加えようとするときは、側面シヤーシ
lを支持部mにて矢印oで示す方向へ、即ちセツ
トの側方へ回動させてやれば、信号系基板をセツ
トから充分離れた位置にもつて来ることができ、
基板周辺に邪魔になるものがなくなると共に、画
像を見ながら作業を行うことができる等、そのサ
ービス作業は非常にやり易くなり、また、偏向系
基板に手を加えようとするときも、ちよつとした
作業であればボトムシヤーシkを矢印jで示す方
向へ引き抜かなくとも側面シヤーシlを上記した
ように回動させてやれば作業を行うための空間が
ある程度与えられるからである。
ところが、こうしたサービス時における利点を
有する反面、製作時には極めて不都合な問題が生
じる。というのは、前記したように偏向系基板と
信号系基板とはコードn,n,………の配線や回
路部品の調整を行う製作段階においては、常に一
体的にされる必要があるにも拘らず、ボトムシヤ
ーシkと側面シヤーシlとは全く分離された状態
で形成されているので、そのような配線作業や調
整作業は両シヤーシk及びlをセツトに組み込ん
だ後に行うか、あるいはセツトと同様に構成され
た治具を用いて両シヤーシを一体的に保持させた
上で行う等の手当てをする必要がある。言うまで
もなく、シヤーシk及びlをセツトに組み込んだ
後に行う配線作業や調整作業は狭い空間の中で行
うようになるので、極めて面倒であり、また高度
な技術を必要とする。また、治具を用いてシヤー
シを一体化するといつても、そうした治具が大量
に必要となるし、治具に対してシヤーシを着脱す
る工程がまた必要となる等、極めて効率の悪い製
造作業となる。
考案の目的 本考案は上記した問題点に鑑み成されたもの
で、電気的に接続される2つの回路基板が各別に
取着されたボトムシヤーシと側面シヤーシの2つ
のシヤーシを、基板組み付け時等には所望に応じ
て別体のシヤーシとして又は一体的に結合された
シヤーシブロツクとして形成することができ、組
み付けられた基板の配線や調整時には一体的に結
合されたシヤーシブロツクとして形成することが
でき、テレビセツト等に組み込まれた後のサービ
ス時にはそれぞれ別体的なシヤーシとして扱うこ
とができるようにした作業性に優れた新規なテレ
ビジヨン受像機等のシヤーシ取付装置を提供しよ
うとするものである。
考案の概要 本考案は上記した目的を達成するために、電気
的に接続される2つの回路基板をそれぞれボトム
シヤーシと側面シヤーシに分離して取着し、上記
ボトムシヤーシをレールに沿つて摺動自在に取付
け、上記ボトムシヤーシの前端側部に突設された
軸に対して上記側面シヤーシを水平方向に回動自
在に支持すると共に、上記側面シヤーシの上記回
動をロツクするロツク機構を上記ボトムシヤーシ
後部と上記側面シヤーシ後部との間に設けたこと
を特徴とする。
このようにすることによつて、製造、調整及び
サービスのいずれの段階における作業も容易かつ
能率的に行うことができる新規なテレビジヨン受
像機等のシヤーシ取付装置を提供することができ
る。
実施例 以下に、本考案テレビジヨン受像機等のシヤー
シ取付装置の詳細を添付図面に示した実施例に従
つて説明する。
第2図乃至第13図は本考案テレビジヨン受像
機等のシヤーシ取付装置をモニターのキヤビネツ
トに適用した実施の一例を示す。
1は略額縁状に形成された枠体であり、中央部
に大きな開口部2が形成され、周縁の枠部3はあ
る程度の奥行幅を有しており、上方の両角部には
ボス4,4が突設されている。5は所謂オカマと
称されるCRTシールドであり、前方が開口6さ
れた略筐体状とされており、背面中央部に挿通口
7が形成されている。CRTシールド5の前方の
開口部6周縁には図示しない取付片が突設されて
おり、CRTシールド5は該取付片が枠体1の背
面にねじ止めされることによつて枠体1に取着さ
れるようになつている。8はブラウン管であり、
ブラウン管8はその狭窄部9がCRTシールド5
の背面挿通口7に挿通され発光面10が枠体1の
開口部2に当接され、この状態でCRTシールド
5と枠体1との間で保持される。
11は側面形状で略L字状とされた基台であ
り、枠体1の周縁枠3の奥行幅と略等しい奥行幅
とされた前面部12と該前面部12の下部から後
方に向けて、即ち枠体1にブラウン管8が取着さ
れる側と対応する側に向けて突設された底面部1
3とが一体に形成されて成る。前面部12は中央
部に凹部14が形成されており、この凹部14内
にはスイツチや表示器等のコントロール部材が配
置される。15は該凹部14に着脱自在に被着さ
れる蓋である。16はスピーカ部であり、スピー
カ部16の背面側には図示しないスピーカが取着
されるようになつている。また、17はコントロ
ール回路が設けられたコントロール基板で、凹部
14の背面側にビス18により取付けられる。そ
して前面部12の上面には薄板状に形成された嵌
合凸部19が突設されており、該嵌合凸部19は
枠体1とCRTシールド5とが接合されたときに
枠体1とCRTシールド5との間に形成される図
示しない隙間状の空間に嵌合されるようになつて
いる。底面部13は両側縁部に前面部12と連設
された補強用の突条20,20が形成されてお
り、底面部13の上面はフラツトな面とされてい
る。そして底面部13の下面中央部には底面部1
3の突出方向に沿つて延びるレール部21,21
が互いに平行になるように形成されている。即
ち、底面部13の中央部には底面部13の突出方
向に沿つて延び底面部13の後端縁から前面部1
2に寄つたところまで切込まれたような切欠き溝
22,22が形成されており、底面部13の下面
の該切欠き溝22,22が形成された部分と対応
する部分には断面形状で略凹型とされたレール枠
23,23が突設されており、レール枠23,2
3の内部空間と切欠き部22とによつて断面形状
において略逆T字状とされたレール溝24,24
が形成されている。
25及び26は枠体1と基台11とを互いに固
定する固定金具である。一方の固定金具25は略
L字型に形成され、その上部と下部に孔27,2
7が形成されており、また他方の固定金具26は
略コ字型に形成され、その上部と下部に孔28,
28が形成されている。そして枠体1の背面の下
部両側からボス29及び29′が突設され、また、
基台11の前面部12の背面両側からボス30及
び30′が突設されている。そこで固定金具25
は孔27,27を挿通されたビス31,31が枠
体1側のボス29と基台11の前面部12側のボ
ス30に螺着されることによつてボス29と30
との間に架け渡されるようにして固定され、また
固定金具26は孔28,28を挿通されたビス3
2,32が枠体1側のボス29′と基台11の前
面部側のボス30′とに螺着されることによつて
ボス29′と30′との間に架け渡されるようにし
て固定される。
しかして基台11の上部が枠体1の下部に連結
されて、枠体1と基台11とは一体的に結合さ
れ、この一体的に結合された枠体1と基台11と
によつてキヤビネツトの前面パネルが構成され
る。即ち、基台11の嵌合凸部19が枠体1と
CRTシールド5との間の空間に嵌合されて枠体
1と基台11とが正しい位置関係をもつて連結さ
れ、このように連結された状態が固定金具25及
び26が枠体1と基台11の各ボス29,30及
び29′,30′にそれぞれ固定されることによつ
て固定化される。
33及び34はCRTシールド5を支持するス
テイであり、ステイ33及び34は、それぞれの
上部がCRTシールド5の両側面下部にビス35,
35によつて取付けられ、それぞれの下部をL字
型に曲折して形成された足部36,36が基台1
1の平面部12の両側に載置される。このステイ
33及び34はCRTシールド5によつて保持さ
れるブラウン管8とブラウン管8に装備される周
辺の部材との重量を支持するものであり、必ずし
も設けなければならないといつた部材ではない
が、このようなステイ33及び34を設ければ、
CRTシールド5の枠体1に対する取付状態は一
層安定する。
37は前方が開口され略箱型に形成されたバツ
クカバーであり、該バツクカバー37の底面部3
8の前端縁は前方開口部からバツクカバー37の
後方へある程度入り込んだ位置にあるように形成
されている。従つて、バツクカバー37の側面部
の底部側前方の部分は切り欠かれた状態とされて
おり、この切欠部39に基台11の平面部12を
収納することができるようにされている。そし
て、底面部38の前端縁には下方へ向けて屈曲さ
れた押え部40が形成されている。また、このバ
ツクカバー37の前方開口部の周縁には、凸部と
凹部とが交互に連続して多数形成された係合フラ
ンジ41が形成されており、バツクカバー37は
この係合フランジ41が枠体1の周縁枠部3と基
台11の前面部12の枠部の内側に係合されるこ
とによつて前面パネルに取付けられる。尚、バツ
クカバー37はその両側面部の上方部に形成され
た把持部42,42の前端面が枠体1の背面に、
また底部の押え部40が基台11の平面部12後
端面にそれぞれねじ止めされることによつて前面
パネルに固定される。
尚、43は透明な前面フイルタであり、その上
方の両角部が枠体1に突設されたボス4,4にね
じ止めされることによつて枠体1の前面に取着さ
れる。
そこで、枠体1と基台11とが連結されて形成
された前面パネルにバツクカバー37が取着され
ると、基台11の平面部12の後端とバツクカバ
ー37の底面部38の押え部40とが互いに当接
され、該平面部12の上面と該底面部38の上面
とが連続的な平面として連設されてキヤビネツト
の底面部が形成される。
しかして、枠体1と基台11とそしてバツクカ
バー37とによつて箱形のキヤビネツト44が形
成される。このようにして形成されたキヤビネツ
ト44の内部には、突出部材が全く無く、特にキ
ヤビネツト44の内部の底面部は完全にフラツト
な面として形成される。
次にシヤーシブロツク45について説明する。
シヤーシブロツク45は前記したキヤビネツト4
4の底部に水平な状態で設けられるボトムシヤー
シとキヤビネツト44の側部に垂直な状態で設け
られる側面シヤーシとに大別され、各シヤーシに
それぞれに回路基板が取着される。
先ずボトムシヤーシとこれに取着される回路基
板について説明する(第3図参照。) 46は長方形状の枠型に形成され水平な状態で
配置されたボトムシヤーシであり、外周枠47の
前方枠片47aと後方枠片47bとの間には2つ
の補強桟48,48が架け渡されており、また側
方枠片47c,47d間にも補強桟49が架け渡
されている。補強桟48,48の前端部は前方枠
片47aを突き抜けるような形で外周枠47から
突出されており、該前方部は船首状に形成されて
いる。また、補強桟48,48の前方枠片47a
に寄つた部分の下縁には横断面形状で略逆T字型
とされた、脚部50,50が形成されており、こ
の脚部50,50の形状は前記した基台底面部1
3に形成されたレール部21,21のレール溝2
4,24と略等しくされ、かつ、該脚部50,5
0の長さは該レール溝24,24が形成された長
さと略等しくされている。
外周枠47の前方枠片47aの中央部上端面に
は先端が後方枠片47bに向けて屈曲されてL字
状とされた押え片51,51が突設されている。
また、外周枠47の各角部には突起52,52,
………が突設されている。53,53,53は後
方枠片47bと両側方枠片47c及び47dの各
中央部外側に設けられた押え爪である。押え爪5
3,53,53は各枠片47b,47c,47d
の外側面下方から稍外方へ向けてそれぞれ突出さ
れその突出されたところから上方へ向けて直角に
屈曲され、各枠片47b,47c,47dの上端
面の稍上方に対応するところから枠47の中央部
に向けて直角に屈曲されている。そして各押え爪
53,53,53の上部の屈曲された各先端部5
4,54,54は各枠片47b,47c,47d
の上端面と対向するように臨まされており、各先
端部54,54,54の上面は枠47の外側上方
から内側下方に向けて斜めに延びる斜面55,5
5,55とされている。56,56,56は各押
え爪53,53,53の周囲を囲うように各枠片
47b,47c,47dから突設された保護体で
ある。
57は外周枠47の一方の側方枠片47cの外
周面前方に寄つた部分から水平方向に突設された
側面シヤーシ取付部であり、該取付部57の前方
は、補強リブ58,58によつて補強されてお
り、該補強された部分から軸59が突設されてい
る。また取付部57の後方には上記軸59を回転
中心として側縁から円弧状に切欠かれたガイド溝
60が形成されている(第6図参照)。
61はボトムシヤーシ46の外周枠47と略等
しい大きさに形成された偏向系回路基板であり、
この基板61には偏向系回路を構成する図示しな
い回路部品が取着されている。そして、基板61
の各角部には孔62,62,………が形成されて
おり、前方縁中央部の上記ボトムシヤーシ46の
外周枠47に突設された押え片51,51と対応
する位置には切欠き部63,63が形成されてい
る。しかして、基板61は切欠き部63,63が
形成された前方縁をボトムシヤーシ46の外周枠
47の前方枠片47aと対応させた状態で外周枠
47上に取着される。即ち、基板61の前方縁を
押え片51,51の下に差し込み、かつ前方枠片
47a両側の角部に突設された突起52,52を
基板61前方縁両側の角部に形成された孔62,
62に嵌合し、この状態から基板61全体を外周
枠47上縁に向けて押えつけるようにすれば、基
板61の前方縁を除く三つの周縁部は各押え爪5
3,53,53の上部斜面55,55,55を押
圧することになり、そして、斜面55,55,5
5が押圧された各押え爪53,53,53はそれ
ぞれ枠47の外側へ向けて撓まされ、従つて、基
板61はこれら押え爪53,53,53を外側へ
押し寄せながら外周枠47の上端に載置せしめら
れる。そして、基板61が外周枠47の上端に載
置されると同時に後縁部に形成された孔62,6
2に外周枠47の後部両角に形成された突起5
2,52が嵌合されると共に、押え爪53,5
3,53の各先端部54,54,54が基板61
の周縁に上方から係合される。このようにして、
基板61は、その4つの角部の孔62,62,…
……にボトムシヤーシ46の突起52,52,…
……が嵌合されて枠47に対する取り付けの位置
決めがなされると共に、その4つの周縁部が押え
片51,51及び押え爪53,53,53によつ
て押えられて枠47に対して保持される。
しかして、基板61が取着されたボトムシヤー
シ46は前記した基台11の底面部13に形成さ
れたレール部21,21に摺動自在に装着され
る。即ち、ボトムシヤーシ46に形成された脚部
50,50がレール部21,21のレール溝2
4,24内に摺動自在に係合されることによつ
て、ボトムシヤーシ46はその脚部50,50が
レール部21,21によつて保持され、外周枠4
7が底面部13の上面に載置されたような状態で
基台11に装着される。尚、脚部50,50がレ
ール部21,21のレール溝24,24の前端ま
で挿入されると、脚部50,50はレール部2
1,21内に完全に収納される。そこで、前記し
たように前面パネルにバツクカバー37が取り付
けられると、レール部21,21の後部開口端に
バツクカバー37の底面部38の前端に形成され
た押え部40が当接され、ボトムシヤーシ46の
脚部50,50はレール部21,21からの後方
への抜けをバツクカバー37の押え部40によつ
て完全に押えられ、これによつてボトムシヤーシ
46は基台11の底面部13に対して固定され
る。そして、このようにして、基台11の底面部
13に固定されたボトムシヤーシ46は、これを
バツクカバー37を取り外せばレール部21,2
1に沿つて底面部13の後方へ摺動させることが
できるし、勿論該レール部21,21から引き抜
くこともできる。
次に側面シヤーシとこれに取着される回路基板
について説明する(第6図乃至第13図参照)。
64は略長方形状の枠型に形成され上記ボトム
シヤーシ46の取付部57が形成された側方枠片
47cに沿つて垂直な状態で配置される側面シヤ
ーシであり、シヤーシの外周を形成する外周枠6
5の前方枠片65aは先端に向かうに従つてボト
ムシヤーシ46から次第に遠ざかるように斜めに
傾斜され、かつ、その先端縁は外周枠65よりも
反ボトムシヤーシ46側へ突出されており、上記
したボトムシヤーシ46の取付部に形成された軸
59に近接された位置まで延びている。そして該
前方枠片65aの先端下方には円筒部66がその
軸心の方向が垂直方向に沿うようにして一体に設
けられている。そして、円筒部66にボトムシヤ
ーシ46の軸59が遊挿状に嵌合され、これによ
つて側面シヤーシ64はボトムシヤーシ46と連
結され、かつ、軸59を回動支点として水平方向
に回動することができるようにされている。
外周枠65の前方枠片65aと後方枠片65b
のそれぞれの中央部間には補強用のリブ67が架
け渡されており、また上方枠片65cと下方枠片
65dのそれぞれの中央部間及び前方枠片65a
に寄つた部分間にはそれぞれ補強用のリブ68,
69が架け渡されている。そして、前方枠片65
aと補強用リブ68と上方枠片65cと下方枠片
65dとによつて囲まれる部分には壁70が形成
されており、壁70の上方と下方にはヒンジ部材
取付用の孔71,72及び71′,72′が形成さ
れている。補強リブ69の上方及び下方の後方枠
片65bに対向した側にもそれぞれ補助枠73及
び74を設けることによつて壁75,76が形成
されており、これら壁75及び76にはそれぞれ
ヒンジ部材取付用の孔77,77′が形成されて
いる。尚、上記した各ヒンジ部材取付用の孔は、
71と71′とが、72と72′とが、また、77
と77′とが、それぞれ上下に対応した位置に形
成されている。
78,78及び79,79、そして80,80
はそれぞれ押え爪であり、押え爪78,78はそ
れぞれ上方枠片65cと下方枠片65dの補強リ
ブ69が架け渡された位置から稍前方に寄つたと
ころに設けられ、押え爪79,79及び80,8
0は押え爪78,78が形成された位置から稍後
方へ寄つた位置にそれぞれ設けられており、そし
て、押え爪78,78及び79,79それぞれの
先端部は外周枠65の反ボトムシヤーシ46側に
向けて突出されており、押え片80,80の先端
部は外周枠65のボトムシヤーシ46側に向けて
突出されている。尚、これらの各押え爪78,7
8及び79,79、そして80,80の構造は前
記したボトムシヤーシ46に設けられた押え爪5
3,53,53と全く同様であるので、詳細な説
明は省略する。
81は下方枠片65dから下方へ向けて突設さ
れた突起であり、この突起81はボトムシヤーシ
46の取付部57に形成された弧状のガイド溝6
0と摺動自在に係合され、側面シヤーシ64のボ
トムシヤーシ46に対する回動動作を案内するも
のである。
82は後方枠片65bと下方枠片65dとが交
わる角部からボトムシヤーシ46の側方枠片47
cに向けて突設された受筒であり、この受筒82
とボトムシヤーシ46の側方枠片47cから突設
された突起83とによつて側面シヤーシ64の回
動をロツクするロツク機構が構成される。即ち、
突起83は先端部が受筒82の内面に密着して嵌
合されるような厚さとされており、側面シヤーシ
64がボトムシヤーシ46の側方枠片47cと平
行となる状態におかれたときに、突起83はその
先端部が受筒82内に嵌合され、これによつて側
面シヤーシ64が容易に回動することができない
ようにその動きがロツクされる。しかして、側面
シヤーシ64は前方下部の円筒部66にボトムシ
ヤーシ46前方の軸59が回動自在に嵌合される
ことによつてボトムシヤーシ46と回動自在に連
結され、従つて、該軸59を回動中心として水平
方向に回動することができると共にボトムシヤー
シ46後部と側面シヤーシ64後部との間のロツ
ク機構82,83によつてその回動をロツクされ
るようにしてボトムシヤーシ46に対して支持さ
れる。
84,85及び86はそれぞれ信号系の回路基
板であり、信号系回路はこの3つの基板に分割さ
れて構成されており、そして、各基板84,85
及び86は側面シヤーシ64に回動自在に取着さ
れる。
信号系の第1の基板84は外周枠65のボトム
シヤーシ64側の側面略全域を覆う大きさとさ
れ、かつ、基板84の前端部が側面シヤーシ64
に対してヒンジ部材87を介して回動自在に取着
される。88,88′は基板84の前端部の上方
と下方にそれぞれ形成されたヒンジ部材取付用の
孔であり、孔88は側面シヤーシ64に形成され
た孔72と、また孔88′は孔72′とそれぞれ位
置的に対応されている。そして、これら孔88と
孔72との間及び孔87′と72′との間にはそれ
ぞれヒンジ部材87,87が取り付けられる。
ここでヒンジ部材87について説明する(第1
1図及び第12図参照)。ヒンジ部材87はある
程度可撓性を有する合成樹脂材料から成る。89
は平面形状でL字状とされた基部であり、該基部
89の内側には十字型に形成されたリブ90が設
けられている。91は基部89の一方の壁89a
の中央部から突設された固定側係合頭部であり、
該係合頭部91は平面形状で略矢先状に形成され
ている。92は基部89の他方の壁89bの先端
から薄肉とされたヒンジ部93を介して延接され
た回動壁であり、回動壁92の中央から外方へ向
けて上記係合頭部91と同様に形成された回動側
係合頭部94が突設されている。しかして固定側
係合頭部91を側面シヤーシの壁70に形成され
た孔72又は72′に挿入すれば、係合頭部91
はその両側係合片91′,91′が畳み込まれるよ
うにされながら該孔72又は72′を通り抜け、
該孔72又は72′を通り抜けたところでその両
側係合片91′,91′が元の状態に復元されて壁
70の壁面に係合され、従つて、ヒンジ部材87
は該係合頭部91と基部89の一方の壁89aと
によつてシヤーシ64の壁70の一部を挟むよう
にしてシヤーシ64に取り付けられる。また、こ
れと同様にして回動側係合頭部94は基板84の
孔88又は88′に挿通されてその両係合片が9
4′,94′が基板84面に係合されるので、ヒン
ジ部87は係合頭部94と回動壁92とによつて
基板84の一部を挟むようにして基板84にも取
り付けられる(第12図に示す状態)。
しかして、基板84はその前方部の上方と下方
がヒンジ部材87,87を介してシヤーシ64に
支持されるので、基板84はシヤーシ64に対し
て水平方向に回動されることができる。即ち、第
12図に実線で示す状態から基板84を同図の矢
印で示す方向へ回動すれば回動壁92は薄肉とさ
れたヒンジ部93を介して基板84と一体的に回
動され、基板84はシヤーシ64と平行になるま
で畳み込まれ、また基部89と回動壁92とがコ
字型を成す状態になる(第12図に二点鎖線で示
す状態)。そして、勿論このように畳み込まれた
状態から基板84を反矢印方向へ回動してやれば
基板84はシヤーシ64に対して直角を成す状態
にまで開くことができる。
95は基板84の底部後方の角部を切欠いて形
成された切欠き部であり、前記した側面シヤーシ
64に設けられたロツク機構の受筒82はこの切
欠き部95を通つてボトムシヤーシ46側へ突出
される。尚、基板84がシヤーシ64の側面と平
行になる状態にされると、基板84の上方縁と下
方縁の一部が押え爪80,80によつて保持さ
れ、これによつて基板84がかつてに回動される
ことがないようにロツクされる。尚、基板84の
上方縁と下方縁の一部が押え爪80,80によつ
て保持されるときの動作は、前記したボトムシヤ
ーシ46に偏向系基板61の周縁部が押え爪5
3,53,53によつて保持されるときの動作と
同様にして行なわれるのでここでの説明は省略す
る。
信号系の第2の基板85は外周枠65の反ボト
ムシヤーシ側側面の前方の部分、即ち前方枠片6
5aとリブ69及び上下の枠片65c,65dと
によつて囲まれる部分に対応する大きさとされ、
かつ基板85の前端部が側面シヤーシ64に対し
て上記したヒンジ部材87を介して回動自在に取
着される。96,96′は基板85の前端部の上
方と下方に形成されたヒンジ部材取付用の孔であ
り、上方の孔96は側面シヤーシ64に形成され
た孔71とまた下方の孔96′は孔71′とそれぞ
れ位置的に対応されている。そして、孔96と孔
71との間及び孔96′と孔71′との間にそれぞ
れヒンジ部材87が取付られる。基板85の孔9
6,96′とシヤーシ64の孔71,71′との間
に取付けられるヒンジ部材87の取付け態様とヒ
ンジ部材87によつて可能とされる基板85の回
動作用は前述した基板84とヒンジ部材87との
間の取付け態様及び回動作用と全く同様である。
しかして、基板85はその前方部の上方と下方
がヒンジ部材87,87を介してシヤーシ64に
支持されるので、基板85はシヤーシ64の反ボ
トムシヤーシ46側の側面の前方部分に対応して
シヤーシ64と平行な状態におかれることができ
るし、また、必要に応じてヒンジ部材87,87
を介して水平方向に回動してやればシヤーシ64
の側面に対して開いた状態におくこともできる。
尚、基板85がシヤーシ64の側面と平行な状態
におかれると、基板85の上方縁と下方縁の一部
が押え爪78,78によつて保持され、これによ
つて基板85が勝手に回動されることがないよう
にロツクされる。
信号系の第3の基板86は外周枠65の反ボト
ムシヤーシ46側の側面の後方の部分、即ちリブ
69と後方枠片65b及び上下の枠片65c,6
5dによつて囲まれる部分に対応した大きさとさ
れ、かつ基板86の前端部が側面シヤーシ64に
対して上記したヒンジ部材87を介して回動自在
に取着される。97,97′は基板86の前方部
の上方と下方に形成されたヒンジ部材取付用の孔
であり、孔97は側面シヤーシ64に形成された
孔77と、また、孔97′は孔77′と、それぞれ
位置的に対応されており、孔97と孔77との間
及び孔97′と孔77′との間にそれぞれヒンジ部
材87が取付けられる。基板86の孔97,9
7′とシヤーシ64の孔77,77′との間に取付
けられるヒンジ部材87の取付け態様及びヒンジ
部材87によつて可能とされる基板86の回動作
用は、これも前記した基板84とヒンジ部材87
とシヤーシ64との間の取付け態様及び回動作用
と全く同様である。
しかして、基板86はその前端部の上方及び下
方がヒンジ部材87,87を介してシヤーシ64
に支持されるので、基板86はシヤーシ64の反
ボトムシヤーシ46側側面の後方部分に対応して
シヤーシ64と平行な状態におかれることができ
るし、また必要に応じてヒンジ部材87,87を
介して水平方向に回動してやればシヤーシ64の
側面に対して開いたような状態にすることもでき
る。尚、基板86がシヤーシ64の側面と平行な
状態にされると、基板86の上方縁と下方縁の一
部が押え爪79,79によつて保持され、これに
よつて基板86が勝手に回動されることがないよ
うにロツクされる。
以上のように、シヤーシブロツク45は、電気
的に接続される回路基板が取着されたボトムシヤ
ーシ46と側面シヤーシ64とが、側面シヤーシ
64がボトムシヤーシ46の前端側部に突設され
た軸59を支点として水平方向に回動することが
できるような状態で互いに連結されているので、
これらシヤーシ46及び64に取着された各回路
基板の調整時と配線時及びセツトに組み込まれた
後のサービス時における取り扱いの作業を極めて
容易かつ合理的に行なうことができる。
即ち、偏向系の基板61が取着されたボトムシ
ヤーシ46と各信号系の基板84,85,86が
取着された側面シヤーシ64とは互いの連結部5
9,66を水平方向に回動自在に嵌合することに
よつて連結されるので、各基板61,84,85
及び86は全てを一つの基板ブロツクとしてまと
めることができる。従つて、基板61と基板84
との間等にコードを配線する作業を簡単に行なう
ことができる。また、各基板61,84,85及
び86の全ての基板に構成された各回路の回路部
分の調整作業は、全ての回路部分を互いに関連さ
せながら行なう必要が多いから、各基板が一つの
ブロツクにまとめられていることはその調整作業
を行なう上で極めて都合が良い。そして、シヤー
シブロツク45及び各種基板61,84,85,
86がセツト内に組み込まれた後において行なわ
れる保守等のサービス時には、セツトさらシヤー
シブロツク45を全て取り出すことをしなくて
も、必要な基板に対してのみ手を加えることがで
きる。例えば、偏向系の基板61にのみ手を加え
る時はボトムシヤーシ64を基台11から後方へ
引き抜いて、必要に応じて側面シヤーシ64をボ
トムシヤーシ46に対して水平方向に回動して側
方へ開いてやれば、容易に基板61に対して手を
加えることができる。また、信号系の第1の基板
84のみに手を加える時も、同様にして側面シヤ
ーシ64を水平方向に回動して側方へ開いてやれ
ば、該基板84がセツトの側方外部に取り出され
たような状態にすることができるので、これも作
業が容易に行なわれる。更に、側面シヤーシ64
に取着される信号系の各基板84,85及び86
のそれぞれのシヤーシ64側面と対向した側の基
板裏面に手を加えるときは、それぞれの基板8
4,85及び86の押え片78,79,80によ
る保持を解いてヒンジ部材87,87,………を
介して側面シヤーシ64に対して回動してやれ
ば、該各基板の裏面を簡単に表に出すことができ
るので、これも作業が容易である。
尚、98,98,………は信号系の第1の基板
84の後方に寄つたところに上下方向に沿つて多
数並設されたコネクタであり、また、これらコネ
クタ98,98,………とそれぞれ対応された出
力側端子99,99………が基板84の後方縁に
沿つて多数並設されている。そして、各コネクタ
98,98と各端子99,99,………とはプリ
ント配線100,100,………を介して互いに
接続されている。また101,101,………は
信号系の第3の基板の前方に寄つたところに上下
方向に沿つて多数並設されたコネクタであり、該
コネクタ101,101,………とそれぞれ対応
された入力側端子102,102,………が基板
86の後方縁に沿つて多数並設されている。そし
て、各コネクタ101,101,………と各端子
102,102,………とはプリント配線10
3,103,………を介して互いに接続されてい
る。
ところで、この両基板84,86に装着された
コネクタ98,98,………と101,101,
………とは互いに電気的に接続されることが必要
であるが、その接続のためのコードを各基板8
4,86の後方縁側を迂回して配線するとコード
群がセツトの後部に露出されてしまうといつた問
題があり、かといつて側面シヤーシ64の前方縁
を迂回して配線するようにした場合は相当に長い
コードを必要とし、また、第2の基板85を開こ
うとするときに該配線コードをいちいち外さなけ
ればならないといつた問題が生ずる。そこで、こ
の実施例においては、両基板84及び86にそれ
ぞれコードを通すための挿通部を形成してコネク
タ98,98,………とコネクタ101,10
1,………とを互いに接続するようにした。即
ち、第3の基板86にはその前方縁に沿つてコー
ド挿通用の切欠き部104,104,………が形
成され、また、第1の基板84には該切欠き部1
04,104,………とそれぞれ対応する位置に
開口105,105,………が形成されている。
106,106,………は両端にプラグコネクタ
107,107,………及び108,108,…
……が接続された接続コードであり、該接続コー
ド106,106,………の一方のコネクタ10
7,107,………をそれぞれ基板84側の各コ
ネクタ98,98,………に挿し込み、他方のコ
ネクタ108,108,………をそれぞれ基板8
6側の各コネクタ101,101,………に挿し
込み、これによつてコネクタ98,98,………
とコネクタ101,101,………とが電気的に
接続される。従つて、コネクタ98,98,……
…とコネクタ101,101,………とが接続さ
れる為のコード106,106,………は必要最
少限度の長さで足りることとなり、第3の基板8
6は、各コード106,106,………をその都
度外さなくとも回動することができる。尚、第1
の基板84を回動しようとするときはコード10
6,106,………の一方のプラグコネクタ10
7,107,………をそれぞれ基板側コネクタ9
8,98,………から外す必要がある。
109は側面シヤーシ64の後方枠片65bに
沿つて取付けられる端子板であり、上記した端子
99,99,………の位置に対応して配列された
端子口110,110,………と端子102,1
02,………の位置に対応して配列された端子口
111,111,………とが形成されている。そ
して、端子板109の上下両端には先端に係合爪
112,112′が形成された取付片113,1
13′が突設されており、そして、該端子板10
9は取付片113,113′の各係合爪112,
112′が側面シヤーシ64の上方枠片65cと
下方枠片65dの各後方に寄つたところに突設さ
れた門型の係着部114,114′にそれぞれ係
着されることによつて側面シヤーシ64の後端に
取着される。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
考案テレビジヨン受像機等のシヤーシ取付装置
は、電気的に接続される2つの回路基板をそれぞ
れボトムシヤーシと側面シヤーシに分離して取着
し、上記ボトムシヤーシをレールに沿つて摺動自
在に取付け、上記ボトムシヤーシの前端側部に突
設された軸に対して上記側面シヤーシを水平方向
に回動自在に支持すると共に、上記側面シヤーシ
の上記回動をロツクするロツク機構を上記ボトム
シヤーシ後部と上記側面シヤーシ後部との間に設
けたことを特徴とする。
従つて、本考案によれば、ボトムシヤーシと側
面シヤーシにそれぞれ回路基板を装着するときは
両シヤーシをそれぞれ独立して扱い、次に各回路
基板相互の間に配線を行うときは、2つのシヤー
シを連結して一体的なシヤーシブロツクとして扱
うことができ、その配線作業は極めてやり易いも
のとなり、また、この配線作業と同様に、それぞ
れのシヤーシに装着された回路基板の各回路部品
を調整するときも、シヤーシが一体的なブロツク
としてまとめられているので両シヤーシを別々に
装着された回路基板を一体的な基板ブロツクとし
て扱うことができ、その調整作業を能率的に行う
ことができ、調整のために要する時間も短縮され
る。
そして、テレビセツト等に組み込まれた後の点
検、調整あるいは修理等のサービス時には、ボト
ムシヤーシをレールに沿つてキヤビネツトの後方
へ摺動させることができ、かつ、側面シヤーシを
ボトムシヤーシに対してボトムシヤーシの前端側
部に突設された軸を支点として水平方向に回動し
て側方へ開くことができるので、ボトムシヤーシ
及び側面シヤーシに装着された各回路のサービス
時における修理、調整等の作業も容易かつ能率的
に行うことができる。更に、側面シヤーシの回動
をロツクする場合には、ボトムシヤーシ後部と側
面シヤーシ後部との間に設けられたロツク機構に
よつて、容易にロツクすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBはそれぞれ従来のテレビジヨン
受像機等のシヤーシ取付装置の各別の例を示す概
略斜視図、第2図乃至第13図は本考案テレビジ
ヨン受像機等のシヤーシ取付装置が適用されたモ
ニターの一例を示し、第2図は全体の分解斜視
図、第3図は前面パネル部とシヤーシ部との一部
を拡大して示す要部分解斜視図、第4図は前面パ
ネル部に陰極線管ブロツクが取着された状態を示
す要部斜視図、第5図は組み立てられたキヤビネ
ツトを一部切欠いて示す側面図、第6図はシヤー
シ部の分解斜視図、第7図はシヤーシ部の右側面
図、第8図は側面シヤーシの左側面図、第9図は
シヤーシ部の平面図、第10図は第7図における
A−A線に沿う断面図、第11図はシヤーシの一
部とヒンジ部材を示す斜視図、第12図はシヤー
シの一部とヒンジ部材を示す断面図、第13図は
シヤーシ部が回動される状態を一部切欠いて示す
平面図である。 符号の説明、21……レール、46……ボトム
シヤーシ、61……(ボトムシヤーシに取着され
る)回路基板、64……側面シヤーシ、82,8
3……ロツク機構、84,85,86……(側面
シヤーシに取着される)回路基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気的に接続される2つの回路基板をそれぞれ
    ボトムシヤーシと側面シヤーシに分離して取着
    し、上記ボトムシヤーシをレールに沿つて摺動自
    在に取付け、上記ボトムシヤーシの前端側部に突
    設された軸に対して上記側面シヤーシを水平方向
    に回動自在に支持すると共に、上記側面シヤーシ
    の上記回動をロツクするロツク機構を上記ボトム
    シヤーシ後部と上記側面シヤーシ後部との間に設
    けたことを特徴とするテレビジヨン受像機等のシ
    ヤーシ取付装置。
JP4589183U 1983-03-31 1983-03-31 テレビジヨン受像機等のシヤ−シ取付装置 Granted JPS59152878U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51161036U (ja) * 1975-06-14 1976-12-22

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