JPS644182Y2 - - Google Patents

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JPS644182Y2
JPS644182Y2 JP1987033876U JP3387687U JPS644182Y2 JP S644182 Y2 JPS644182 Y2 JP S644182Y2 JP 1987033876 U JP1987033876 U JP 1987033876U JP 3387687 U JP3387687 U JP 3387687U JP S644182 Y2 JPS644182 Y2 JP S644182Y2
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JP
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tape
electric wire
insulating material
corrugated
tape electric
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JP1987033876U
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JPS62147214U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は伸縮自在な波形テープ電線に関する
ものである。
従来、テープ電線としては、銅線からなる複数
の導体をテープ状の絶縁体に埋設したものが知ら
れている。テープ電線を、常時移動して使用され
る機器間、たとえばコンピユータとこれに用いら
れるマイクロプロセツサ間、コンピユータおよび
デイスプレイとキーボード等の端末機器間に用い
る場合は、テープ電線の占有スペースを小さくす
るために、テープ電線に多数の波形屈曲部を形成
して波形テープ電線とすることが考えらる。
しかし、従来のテープ電線においては、銅線か
らなる導体が用いられているので、従来のテープ
電線に多数の波形屈曲部を形成して波形テープ電
線を構成した場合、その波形テープ電線を伸長す
ると前記導体が塑性変形し、またその導体は波形
テープ電線を短縮させるとき比較的大きな抵抗力
を発揮する。したがつて、前記従来のテープ電線
に波形屈曲部を形成した波形テープ電線の場合
は、伸長後の短縮復元性が殆んど得られない。
従来、伸長後の短縮復元性を有する波形テープ
電線としては、実開昭52−30977号公報により公
表されているように、波形テープ状の絶縁材料
に、複数の導体および複数の波形ばね線材を、間
隔をおいて平行に埋設し、かつ波形テープ状の絶
縁材料における折り返し幅をその絶縁材料の幅よ
りも大きくした波形テープ電線が知られている。
しかるに、前記従来の波形テープ電線の場合
は、複数本のばね線材を必要とすると共に、ばね
線材を埋設するために絶縁材料の幅を広くする必
要があるので製造コスト高になり、かつ軟質材料
からなる波形テープ状の絶縁材料に硬質の波形ば
ね線材が埋設されているので、テープ電線を伸縮
したとき、波形テープ状の絶縁材料におけるばね
線材埋設部に応力が集中し、そのためテープ電線
の伸縮が反復して行なわれると、前記絶縁材料に
おけるばね線材埋設部が破損する恐れがある。
また波形テープ状の絶縁材料における波形屈曲
部の折り返し幅が前記絶縁材料の幅よりも大きく
なつているので、中間部が床または台上に置かれ
ている波形テープ電線により端末機器コンピユー
タ等に接続した状態で、端末機器を移動すると、
波形テープ電線が傾斜あるいは傾倒し易く不安定
であり、かつコネクタ接続部付近が捻れて損傷し
易くなる。
この考案は、前述の問題を有利に解決できる伸
縮自在なテープ電線を提供することを目的とする
ものであつて、この考案の要旨とするところは、
テープ状の熱可塑性絶縁材料に複数の導体を互い
に平行に埋設配置して成るテープ電線において、
前記テープ状の熱可塑性絶縁材料はその軟化温度
まで加熱および冷却されて、常温において長手方
向に沿つて多数の波形に屈曲成形され、かつその
波形屈曲部1Aの折り返し幅bはテープ状の絶縁
材料1Cの幅Lよりも小さく構成され、さらに両
端末部にはコネクタ2を取付けるための板状部1
Bが設けられ、前記導体は、細い合成樹脂繊維を
心線とし、この外側に複数本の細い軟銅線が整列
横巻きされたものであることを特徴とする伸縮自
在な波形テープ電線にある。
次に、この考案を図示の例にもとずいて詳細に
説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すものであつて、テープ状の熱可塑性絶縁材料1
Cに複数の導体Wが互いに平行状態で埋設配置さ
れて、テープ電線が構成され、このテープ電線
に、その電手方向に直交する方向に延長する多数
の波形屈曲部1Aが形成されて、伸縮自在な波形
テープ電線1が構成されている。前記導体Wとし
ては、細い合成樹脂繊維を心線とし、その心線の
外側に複数本の軟銅線を整列横巻きして成るもの
が用いられる。
前記波形屈曲部1Aは、例えばテープ電線をジ
グザグ状に多数のピンで仮り固定しておき、これ
をその軟化温度まで加熱して熱変形を与え、次い
で冷却することによつて成形される。この波形屈
曲部1Aの折り返し幅bは、テープ状の絶縁材料
1Cの幅Lよりも小く設定されている。また波形
テープ電線の両端末部には、コネクタ2を取付け
る必要上、波形屈曲部1Aの形成されていない板
状部1Bが設けられている。
前記テープ電線を製作する場合、例えばポリエ
ステルフイルムとポリ塩化ビニルとをラミネート
した複合フイルムからなるテープ状の熱可塑性絶
縁材料を2枚用意し、その絶縁材料におけるポリ
塩化ビニルが外側になるように配置し、かつそれ
らのテープ状の絶縁材料の間に複数の導体Wを介
在させて一体に結合する。
次に第3図〜第5図についてこの考案の伸縮自
在な波形テープ電線を製造するための装置を説明
する。
水平な枠材8Aに、枠材長手方向に延長する溝
8Bが設けられ、固定ピン81の基端部に設けら
れたフランジ85と多数の移動ピン82の基端部
に設けられたフランジ85とは、前記枠材8Aの
溝8Bに嵌合され、かつ一定間隔で配置された固
定ピン81および多数の移動ピン82の基端部は
チエーン12を介して連結され、前記枠材8Aと
これに装着されたフランジ付きの固定ピン81お
よび移動ピン82と前記チエーン12とにより、
ピン配列基枠8が構成され、そのピン配列基枠8
は水平状態で受台6に固定されている。
枠材7Aに、枠材長手方向に延長する溝7Bが
設けられ、固定ピン71の基端部に設けられたフ
ランジ75と多数の移動ピン72の基端部に設け
られたフランジ75とは、前記枠材7Aの溝7B
に嵌合され、かつ一定間隔で配置された固定ピン
71および多数の移動ピン72の基端部はチエー
ン12を介して連結され、前記枠材7Aとこれに
装着されたフランジ付きの固定ピン71および移
動ピン72と前記チエーン12とにより、ピン配
列回動枠7が構成されている。
ピン配列回動枠7における枠材7の基端部は、
前記受台6に基端部に横軸73により回動自在に
取付けられ、かつ前記枠材7Aの基端部に第1ク
ランプ10が設けられると共に、前記枠材7Aの
先端部に回動操作用把手74が取付けられ、さら
に前記枠材8Aの先端部に第2クランプ9が設け
られ、また前記受台6の先端部に、回動枠ロツク
レバー11が回動自在に取付けられている。
次に前記波形テープ電線製造装置を使用して波
形テープ電線を製造する場合について説明する。
まず送り出しボビン3からピンチロール4を経
て送り出されるテープ電線5を、ピン配列基枠8
における固定ピン81および各移動ピン82にわ
たつて載置したのち、第1クランプ10によりテ
ープ電線5を把持する。
次にピン配列回動枠7を倒伏回動して、固定ピ
ン71および移動ピン72を配列基枠8における
固定ピン81および移動ピン82よりも下方に配
置したのち、チエーン12により移動ピン72,
82を固定ピン71,81に向かつて引寄せ、か
つ第2クランプ9によりテープ電線5を把持し
て、第4図に示すように、テープ電線5をジグザ
グ状態に仮り固定する。
次いで前述のように仮り固定されたテープ電線
の両側から加熱手段(図示を省略した)によつて
熱可塑性絶縁材料1Cの材質に応じて所要の軟化
温度まで加熱し、熱可塑性絶縁材料1Cに熱変形
を与えた後、これを冷却せしめ、常温において長
手方向に沿つて多数の波形屈曲部を成形する。
なお前述の例においては、熱可塑性絶縁材料と
してポリエステルフイルムとポリ塩化ビニルとの
複合テープを使用しているが、これに代えてポリ
塩化ビニルテープあるいはポリエチレンテープを
使用してもよい。
この考案によれば、テープ状の熱可塑性絶縁材
料に複数の導体を互いに平行に埋設配置して成る
テープ電線において、前記テープ状の熱可塑性絶
縁材料はその軟化温度まで加熱および冷却され
て、常温において長手方向に沿つて多数の波形に
屈曲成形され、かつ前記導体は、細い合成樹脂繊
維を心線とし、この外側に複数本の細い軟銅線が
整列横巻きされている曲げ剛性の著しく小さい導
体であるので、前記従来の波形テープ電線のよう
に複数の波形ばね線材を用いることなく伸縮自在
な波形テープ電線を得ることができ、さらに波形
ばね線材が不要であると共に、テープ状の絶縁材
料の巾を小さくできるので波形テープ電線を低コ
ストで製作することができ、しかも、波形ばね線
材を埋設する場合の欠点であるテープ状絶縁材料
におけるばね線材埋設部の破損の恐れを排除する
ことができ、また波形テープ電線における波形屈
曲部1Aの折り返し幅bはテープ状の絶縁材料の
幅Lよりも小さく構成されているので、波形テー
プ電線は床や台上に置かれたとき安定性に富み、
そのため波形テープ電線に接続された端末機器等
を移動しても、波形テープ電線が傾斜したり傾倒
したりするのを防止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のテープ電線を示す斜視図、
第2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図
はこの考案の伸縮自在なテープ電線を製造するた
めの装置を示す側面図、第4図はピン配列回動枠
を倒伏してロツクした状態を示す縦断側面図、第
5図はピン配列基枠およびピン配列回動枠の一部
を示す斜視図である。 図において、1は伸縮自在なテープ電線、1A
は波形屈曲部、1Bは板状部、1Cは絶縁材料、
7はピン配列回動枠、71は固定ピン、72は移
動ピン、8はピン配列基枠、81は固定ピン、8
2は移動ピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープ状の熱可塑性絶縁材料に複数の導体を互
    いに平行に埋設配置して成るテープ電線におい
    て、前記テープ状の熱可塑性絶縁材料はその軟化
    温度まで加熱および冷却されて、常温において長
    手方向に沿つて多数の波形に屈曲成形され、かつ
    その波形屈曲部1Aの折り返し幅bはテープ状の
    絶縁材料1Cの幅Lよりも小さく構成され、さら
    に両端末部にはコネクタ2を取付けるための板状
    部1Bが設けられ、前記導体は、細い合成樹脂繊
    維を心線とし、この外側に複数本の細い軟銅線が
    整列横巻きされたものであることを特徴とする伸
    縮自在な波形テープ電線。
JP1987033876U 1987-03-10 1987-03-10 Expired JPS644182Y2 (ja)

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JP1987033876U JPS644182Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230977B2 (ja) * 1971-12-29 1977-08-11

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