JPH064499Y2 - 平形ケ−ブル - Google Patents

平形ケ−ブル

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JPH064499Y2
JPH064499Y2 JP3611987U JP3611987U JPH064499Y2 JP H064499 Y2 JPH064499 Y2 JP H064499Y2 JP 3611987 U JP3611987 U JP 3611987U JP 3611987 U JP3611987 U JP 3611987U JP H064499 Y2 JPH064499 Y2 JP H064499Y2
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JP
Japan
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conductors
flat cable
conductor
insulator
central
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JP3611987U
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JPS63143820U (ja
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義仁 宗政
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は平形ケーブルに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
近年、ビルや住宅・工場等では、建物の大型化・高層
化、あるいは冷暖房設備の充実・各種OA機器の普及等
に伴って、電力需要が著しく増大している。
しかして、丸形ケーブルを使用すれば、電圧降下が問題
となり、大型サイズのケーブルを使用せねばならなかっ
た。そこで、電圧降下の少ない平形ケーブルを使用する
場合が多くなった。
そして、従来の平形ケーブルは、第5図に示す様に、並
列状に隣設される複数本の導体a…と、該導体a…を被
覆する架橋ポリエチレン等からなる絶縁体bと、該絶縁
体bを被覆するゴム・塩化ビニル等からなるシースc
と、からなり、全体を偏平長円形状とされている。
しかし、上記各導体aは、単一線又は撚線からなる円形
断面となっており、絶縁体bの内部に於て、導体a…
が、自由状態で相互に、長手方向に対し線接触(単一線
の場合)又は点接触(撚線の場合)しているため、複数
本の正方形断面の導体を相互に面接触させて構成したよ
うなものと比べて、ずれ易い。
そのため、平形ケーブルの製造に於て、押出成形等にて
形成された絶縁体bとシースcが、冷却する際に収縮
し、第6図に示すように、平形ケーブルの両短辺部d,
dに矢印f,f方向の力が作用すると、並列状の導体a
…の内、中央部の導体aが、何れか一方の長辺部e側へ
ずれて、絶縁体b及びシースcの浮き上がりが生じ、平
形ケーブルが変形する問題があった。
そこで、本考案は、従来の上記問題点を解決して、絶縁
体及びシースの浮き上がりによる変形を防止でき、製作
が容易となる平形ケーブルを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の平形ケーブルは、並列状に隣設される4本以上
の導体と、該導体を被覆する絶縁体と、該絶縁体を被覆
するシースと、からなると共に、上記各導体が、単一線
又は撚線からなる円形断面である平形ケーブルにおい
て、上記並列状の4本以上の導体の中央の2本又は3本
を、該導体が相互に接触して形成された谷部に於て、長
手方向に沿って連続的又は間欠的に熔接し、かつ、上記
中央の2本又は3本よりも外側の導体は非熔接自由状態
である。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、平形ケーブルの構造上、ケーブ
ル製造に於て特にずれが生じやすい中央の2本又は3本
が、相互に連結されるので、絶縁体及びシースの収縮に
伴って、並列状の導体の両外側から中央へ向かって作用
する力にも抗することができ、ずれが生じない。
従って、絶縁体及びシースの浮き上がりがなくなり、平
形ケーブルの変形が防止されて、製作が容易となる。
しかも、4本以上の導体の内、中央の2本又は3本の導
体のみを熔接するだけでよく、かつ、従来の製造工程を
変更することなく、熔接工程を追加するだけで済む。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
第1図は本考案に係る平形ケーブルを示し、この平形ケ
ーブルは、並列状に隣設される4本以上の導体1…と、
該導体1…を被覆する絶縁体2と、該絶縁体2を被覆す
るシース3と、からなり、全体が横断面偏平長円形状と
されている。なお、図例では、導体1…は5本とされて
いる。
そして、上記導体1は良導電性金属からなり、単一線又
は複数の細線を撚り合わせてなる撚線にて構成された円
形断面とされ、また、絶縁体2は架橋ポリエチレン等の
合成樹脂からなり、さらには、シース3はゴム又は塩化
ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂からなる。なお、こ
の導体1…に絶縁体2及びシース3を被覆するには押出
成形等にて行なわれる。
しかして、第2図に示すように、中央の3本の導体1…
を、該導体1…が相互に接触して形成された谷部F,F
に於て、長手方向に沿って連続的に熔接して連結し、か
つ、中央の3本よりも外側の導体1,1は非熔接自由状
態にする。ここで、非熔接自由状態とは、導体1が、隣
り合う他の導体1に対して、熔接されずに自由に移動可
能であって、長手方向に線接触(単一線の場合)又は点
接触(撚線の場合)している状態をいう。このようにし
て、谷部Fに熔接部4を形成する。なお、この場合、こ
の熔接部4は、図例では、この平形ケーブルの一方の長
辺部5a側のみに形成されているが、他方の長辺部5b側に
のみ形成するも、両側に形成するも自由である。
従って、上述の如く構成された平形ケーブルの幅寸法A
が、同一径の導体を使用した場合の従来の平形ケーブル
の幅寸法と同一とされた状態にて、中央部位の導体1,
1,1が連結されることになり、本考案に係るこのケー
ブルを布設する場合に従来の標準の保持金具、端子金具
等を使用することができ、コスト高とならないと共に、
絶縁体2及びシース3の冷却時の収縮により、短辺部6
a,6bからの内方向への押圧力が作用しても、導体1,
1,1はずれることがなく、長辺部5a,5bに浮き上りが
生じない。
次に、第3図は他の実施例を示し、この場合、導体1は
4本とされ、中央の2本の導体1,1を、該導体1,1
が相互に接触して形成された谷部Fに於て、長手方向に
沿って間欠的に熔接して連結し、かつ、中央の2本より
も外側の導体1,1は非熔接自由状態にする。このよう
にして、谷部Fに熔接部4…を所定ピッチで形成する。
勿論、この場合も、熔接部4は図例では、一方の長辺部
5a側に形成されているが、他方の長辺部5b側に形成する
も、両側に形成するも自由である。
従って、この場合も、上述の実施例と同様、中間部位の
導体1,1が連結されているので長辺部5a,5bに浮き上
りが生じない。
なお、本考案は、実施例に限定されず、本考案の要旨を
逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、第3図
と第4図に示すように熔接部4を間欠的に設ける場合の
配設ピッチは勿論自由である。さらに、この熔接は、導
体1の撚線の後、直ちに行なっても、絶縁体2をこの導
体1…に被覆する絶縁工程においてその被覆直前に行な
ってもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する
ような著大な効果を奏する。
(並列状の導体1…の内で、特に、ずれが生じやす
い)中央の2本又は3本の導体1…が、熔接にて相互に
連結されるので、ケーブル製造時の絶縁体2及びシース
3の収縮に伴って、非熔接自由状態の導体1,1から中
央へ向かって(収縮)力が作用しても、「ずれ」が発生
せず、そのため、絶縁体2及びシース3の浮き上がりに
よる平形ケーブルの変形を防止でき、製作が容易とな
る。
平形ケーブルの製造工程に於ては、従来工程を変更す
ることなく、熔接工程を追加するだけでよく、かつ、そ
の熔接工程では、中央の2本又は3本の導体1…のみを
熔接するだけでよいので、本考案の適用は極めて容易
で、実用性に優れる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はその
平形ケーブルに使用する導体の斜視図、第3図は他の実
施例の断面図、第4図はその平形ケーブルに使用する導
体の斜視図である。第5図は従来例の断面図、第6図は
その変形した状態の断面図である。 1…導体、2…絶縁体、3…シース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列状に隣設される4本以上の導体と、該
    導体を被覆する絶縁体と、該絶縁体を被覆するシース
    と、からなると共に、上記各導体が、単一線又は撚線か
    らなる円形断面である平形ケーブルにおいて、 上記並列状の4本以上の導体の中央の2本又は3本を、
    該導体が相互に接触して形成された谷部に於て、長手方
    向に沿って連続的又は間欠的に熔接し、かつ、上記中央
    の2本又は3本よりも外側の導体は非熔接自由状態であ
    ることを特徴とする平形ケーブル。
JP3611987U 1987-03-12 1987-03-12 平形ケ−ブル Expired - Lifetime JPH064499Y2 (ja)

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JP3611987U JPH064499Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12 平形ケ−ブル

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JPS63143820U JPS63143820U (ja) 1988-09-21
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JP3992132B2 (ja) * 2001-08-23 2007-10-17 矢崎総業株式会社 分岐配線用のユニットケーブル

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JPS63143820U (ja) 1988-09-21

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