JPS642497B2 - - Google Patents
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- JPS642497B2 JPS642497B2 JP17341479A JP17341479A JPS642497B2 JP S642497 B2 JPS642497 B2 JP S642497B2 JP 17341479 A JP17341479 A JP 17341479A JP 17341479 A JP17341479 A JP 17341479A JP S642497 B2 JPS642497 B2 JP S642497B2
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- Japan
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- cylinder
- oil
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- space
- valve
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 96
- RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N [(2s,3r,6r)-6-[5-[5-hydroxy-3-(4-hydroxyphenyl)-4-oxochromen-7-yl]oxypentoxy]-2-methyl-3,6-dihydro-2h-pyran-3-yl] acetate Chemical compound C1=C[C@@H](OC(C)=O)[C@H](C)O[C@H]1OCCCCCOC1=CC(O)=C2C(=O)C(C=3C=CC(O)=CC=3)=COC2=C1 RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N 0.000 claims description 11
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 10
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は上端を開口したシリンダーと該シリ
ンダー内に摺動自在に嵌挿され、型板の下部に取
付けられたラムとから成る射出成形機の型締装置
に関するものであり、特に、前記ラムの内部に形
成した油タンク空間、該油タンク空間を大気に連
通する空気連通管、前記ラムの底板に貫通装着さ
れた弁制御シリンダー、該弁制御シリンダー内に
内装されたピストン、該ピストンと弁杆を介して
連結され前記弁制御シリンダーの下端開口と係合
するプリフイル弁、前記弁制御シリンダーに穿設
され上記油タンク空間と連通する開口、前記弁制
御シリンダーの上端に連結された弁制御油管とを
備えて成る射出成形機の型締装置に係るものであ
る。
ンダー内に摺動自在に嵌挿され、型板の下部に取
付けられたラムとから成る射出成形機の型締装置
に関するものであり、特に、前記ラムの内部に形
成した油タンク空間、該油タンク空間を大気に連
通する空気連通管、前記ラムの底板に貫通装着さ
れた弁制御シリンダー、該弁制御シリンダー内に
内装されたピストン、該ピストンと弁杆を介して
連結され前記弁制御シリンダーの下端開口と係合
するプリフイル弁、前記弁制御シリンダーに穿設
され上記油タンク空間と連通する開口、前記弁制
御シリンダーの上端に連結された弁制御油管とを
備えて成る射出成形機の型締装置に係るものであ
る。
従来、射出成形機の型締においては、型締動作
の初期においてはラムを高速で移動させて金型相
互を接近させ、金型が閉じ合う寸前ではラムを低
速高圧で移動させることが一般的に行われてい
る。この場合、ラムの初期高速移動時には該ラム
の移動に伴つて生ずるシリンダー内の空間に油を
吸入充填させて該シリンダー内が真空になること
を防ぐ必要がある。このため、シリンダーにプリ
フイル弁を有する給油管を取付け、別に設備した
油タンクより油をシリンダー内に吸入充填させて
いた。
の初期においてはラムを高速で移動させて金型相
互を接近させ、金型が閉じ合う寸前ではラムを低
速高圧で移動させることが一般的に行われてい
る。この場合、ラムの初期高速移動時には該ラム
の移動に伴つて生ずるシリンダー内の空間に油を
吸入充填させて該シリンダー内が真空になること
を防ぐ必要がある。このため、シリンダーにプリ
フイル弁を有する給油管を取付け、別に設備した
油タンクより油をシリンダー内に吸入充填させて
いた。
そして、シリンダーとラムから成る型締装置が
フレームの下方に設置される縦形の射出成形機に
おいて、上記装置を取付ける場合、前記給油管は
シリンダーの上部、即ち、ラムの上端部近傍に位
置する個所に取付けられているのが一般的であ
る。
フレームの下方に設置される縦形の射出成形機に
おいて、上記装置を取付ける場合、前記給油管は
シリンダーの上部、即ち、ラムの上端部近傍に位
置する個所に取付けられているのが一般的であ
る。
この場合、油タンクを別途設備するための場所
が必要であり、又、シリンダー上部に給油管を取
付けるための空間も必要となり、結果的にシリン
ダーの全長が長くなり、射出成形機全体が大型化
するという欠点があつた。
が必要であり、又、シリンダー上部に給油管を取
付けるための空間も必要となり、結果的にシリン
ダーの全長が長くなり、射出成形機全体が大型化
するという欠点があつた。
加えて、油タンクと給油口とのヘツドが小さく
シリンダー内への油の流入がスムーズでなく、後
続する高圧型締への移行が迅速に行われにくくな
るという難点があつた。
シリンダー内への油の流入がスムーズでなく、後
続する高圧型締への移行が迅速に行われにくくな
るという難点があつた。
しかも、油の良好な流通のためにはシリンダー
とラムとの間の環状空隙を大きく、即ち、シリン
ダーの直径を大きくすることが必要であり、シリ
ンダーのより一層の大型化を招くという欠点があ
り、更には、シリンダー内容量の増大による速応
性の低下と、充填すべき油の量の増大による経済
性の低下という不利益があつた。
とラムとの間の環状空隙を大きく、即ち、シリン
ダーの直径を大きくすることが必要であり、シリ
ンダーのより一層の大型化を招くという欠点があ
り、更には、シリンダー内容量の増大による速応
性の低下と、充填すべき油の量の増大による経済
性の低下という不利益があつた。
この発明の目的は、上記従来技術に基づく型締
装置の構造上の制約による問題点に鑑み、型締装
置のラムの内部に油クンタ空間を形成し、該ラム
の底板にプリフイル弁を装着する構成とすること
によつて前記欠点を除去し、難点を解消するのみ
ならず、上記不利益を無くし極めて作業効率のよ
い優れた型締装置を提供せんとするものである。
装置の構造上の制約による問題点に鑑み、型締装
置のラムの内部に油クンタ空間を形成し、該ラム
の底板にプリフイル弁を装着する構成とすること
によつて前記欠点を除去し、難点を解消するのみ
ならず、上記不利益を無くし極めて作業効率のよ
い優れた型締装置を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、ラムの内部
空間を油タンクとして利用し、金型の高速移動時
におけるラムの上昇の際、該ラムの底部に設けた
プリフイル弁を開いて前記油タンク内の油をシリ
ンダー内に移行充填するようにすることによつて
高速充填ができ、別途油タンクからの油の補給を
不要とし、配管路に発生する応答遅れをなくして
速応性に富んだシリンダー内への油の供給ができ
るようにしたことを要旨とするものである。
空間を油タンクとして利用し、金型の高速移動時
におけるラムの上昇の際、該ラムの底部に設けた
プリフイル弁を開いて前記油タンク内の油をシリ
ンダー内に移行充填するようにすることによつて
高速充填ができ、別途油タンクからの油の補給を
不要とし、配管路に発生する応答遅れをなくして
速応性に富んだシリンダー内への油の供給ができ
るようにしたことを要旨とするものである。
次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
すれば以下の通りである。
図において、1はシリンダーで基台2上に適宜
の脚3を介して据付けられており、該シリンダー
1の外壁上方部には図外の高圧作動油源に連通す
る高圧給油管4が取付けられている。5はラムで
あつて前記シリンダー1の上端の開口から該シリ
ンダー1内に上下摺動自在に嵌挿されている。該
ラム5の上端は連結部材6を介して型板7の下部
に固着されている。8は前記ラム5の内部に形成
されたラム内油タンク空間で油9が充填されてお
り、空気連通管10によつて大気と連通してい
る。前記ラム5の底板11には開口12が穿設さ
れていて、該開口12には、油路筒13aが係合
して、ラム内油タンク空間8内に垂設され、該油
路筒13aの側面には、側路開口22が、そし
て、その下端には、油路開口14がそれぞれ穿設
されている。従つて、ラム内油タンク空間8は、
側路開口22、油路筒13a、油路開口14を経
て、シリンダー内空間15に連通可能である。
の脚3を介して据付けられており、該シリンダー
1の外壁上方部には図外の高圧作動油源に連通す
る高圧給油管4が取付けられている。5はラムで
あつて前記シリンダー1の上端の開口から該シリ
ンダー1内に上下摺動自在に嵌挿されている。該
ラム5の上端は連結部材6を介して型板7の下部
に固着されている。8は前記ラム5の内部に形成
されたラム内油タンク空間で油9が充填されてお
り、空気連通管10によつて大気と連通してい
る。前記ラム5の底板11には開口12が穿設さ
れていて、該開口12には、油路筒13aが係合
して、ラム内油タンク空間8内に垂設され、該油
路筒13aの側面には、側路開口22が、そし
て、その下端には、油路開口14がそれぞれ穿設
されている。従つて、ラム内油タンク空間8は、
側路開口22、油路筒13a、油路開口14を経
て、シリンダー内空間15に連通可能である。
さらに、油路筒13aの上方には、弁制御シリ
ンダー13が連成されており、該シリンダー内に
は、ピストン16が上下動自在に嵌挿され、該ピ
ストン16には、油路筒13aを貫通して油路開
口14からシリンダー内空間15に突出する弁杆
17が連結されていて、その先端には、プリフイ
ル弁体18が、油路開口14に対して当接離脱可
能に固着されている。19は戻しバネで常時はピ
ストン16を上方に付勢し、プリフイル弁体18
が開口14に対して閉じる方向に作用する。尚、
23はパツキング、24はパツキングアダプター
であり、25は高速シリンダーで型板7に連結し
ている。
ンダー13が連成されており、該シリンダー内に
は、ピストン16が上下動自在に嵌挿され、該ピ
ストン16には、油路筒13aを貫通して油路開
口14からシリンダー内空間15に突出する弁杆
17が連結されていて、その先端には、プリフイ
ル弁体18が、油路開口14に対して当接離脱可
能に固着されている。19は戻しバネで常時はピ
ストン16を上方に付勢し、プリフイル弁体18
が開口14に対して閉じる方向に作用する。尚、
23はパツキング、24はパツキングアダプター
であり、25は高速シリンダーで型板7に連結し
ている。
上記構成において、型締に際して第1図に示す
ように制御油圧管21を介して弁制御作動油弁制
御シリンダー13内に供給すると、ピストン16
は弁制御作動油圧に応動し、戻しバネ19に抗し
て下方に押し下げられる。この結果、プリフイル
弁体18も下方に押し下げられ、これが油路筒1
3a下端の油路開口14から離れ、ラム内油タン
ク空間8は前記油路筒13a側面の側路開口2
2、下端の油路開口14を介してシリンダー内空
間15と連通する。
ように制御油圧管21を介して弁制御作動油弁制
御シリンダー13内に供給すると、ピストン16
は弁制御作動油圧に応動し、戻しバネ19に抗し
て下方に押し下げられる。この結果、プリフイル
弁体18も下方に押し下げられ、これが油路筒1
3a下端の油路開口14から離れ、ラム内油タン
ク空間8は前記油路筒13a側面の側路開口2
2、下端の油路開口14を介してシリンダー内空
間15と連通する。
しかる後、高速シリンダー25を作動させ型板
7を高速上昇させる。該型板7の上昇に伴つてラ
ム5が上昇するが、ラム内油タンク空間8中の油
9は油路筒13aの側路開口22、下端の油路開
口14を経てシリンダー内空間15に吸引流入さ
れ、前記ラム5の上昇に伴つて増大する該空間1
5には逐次に油9が充填されていく。なお、この
際前記ラム5のラム内油タンク空間8には前記油
9の減少に伴つて空気連通管10より大気が吸入
されるので、該油9の前記シリンダー内空間15
への移行が妨げられることはない。
7を高速上昇させる。該型板7の上昇に伴つてラ
ム5が上昇するが、ラム内油タンク空間8中の油
9は油路筒13aの側路開口22、下端の油路開
口14を経てシリンダー内空間15に吸引流入さ
れ、前記ラム5の上昇に伴つて増大する該空間1
5には逐次に油9が充填されていく。なお、この
際前記ラム5のラム内油タンク空間8には前記油
9の減少に伴つて空気連通管10より大気が吸入
されるので、該油9の前記シリンダー内空間15
への移行が妨げられることはない。
かくして、型板7が一定量だけ高速上昇した所
定の時点で、第2図に示すように、弁制御シリン
ダー13内の弁制御作動油を弁制御油管21を介
して抜き取る。すると、弁制御作動油圧が消失し
てピストン16は戻しバネ19によつて上方に押
し上げられ、プリフイル弁体18が前記油路筒1
3aの油路開口14の方に引き寄せられてここに
係合し、弁が閉じられるので、ラム内油タンク空
間8とシリンダー内空間15との間が遮断され
る。次いで、高圧給油油管4経由で高圧作動源か
ら型締用高圧作動油をシリンダー内空間15に供
給すると、前記ラム5は高圧で上方に押し上げら
れ、型板7上の金型が低速高圧で型締されること
になる。
定の時点で、第2図に示すように、弁制御シリン
ダー13内の弁制御作動油を弁制御油管21を介
して抜き取る。すると、弁制御作動油圧が消失し
てピストン16は戻しバネ19によつて上方に押
し上げられ、プリフイル弁体18が前記油路筒1
3aの油路開口14の方に引き寄せられてここに
係合し、弁が閉じられるので、ラム内油タンク空
間8とシリンダー内空間15との間が遮断され
る。次いで、高圧給油油管4経由で高圧作動源か
ら型締用高圧作動油をシリンダー内空間15に供
給すると、前記ラム5は高圧で上方に押し上げら
れ、型板7上の金型が低速高圧で型締されること
になる。
成形後の型開きに際しては、弁制御作動油を弁
制御シリンダー13内に導入してピストン16に
作用させプリフイル弁体18を押し下げてこれを
開き、しかる後高速シリンダー25によつて型板
7を降下させる。該型板7の降下に伴いラム5も
シリンダー内空間15中を降下するが、この時、
該シリンダー内空間中の油9は前記プリフイル弁
体18と油路開口14との間の隙間から油路筒1
3aを経て上記ラム内油タンク空間8に押し戻さ
れていく。この場合、該油タンク空間8内の空気
は油9の増大に伴つて空気連通管10から大気中
へ放出されるので、該油9の上記油タンク空間8
への流入の妨げにはならない。
制御シリンダー13内に導入してピストン16に
作用させプリフイル弁体18を押し下げてこれを
開き、しかる後高速シリンダー25によつて型板
7を降下させる。該型板7の降下に伴いラム5も
シリンダー内空間15中を降下するが、この時、
該シリンダー内空間中の油9は前記プリフイル弁
体18と油路開口14との間の隙間から油路筒1
3aを経て上記ラム内油タンク空間8に押し戻さ
れていく。この場合、該油タンク空間8内の空気
は油9の増大に伴つて空気連通管10から大気中
へ放出されるので、該油9の上記油タンク空間8
への流入の妨げにはならない。
上記のように、この発明によれば、上端開口の
シリンダーと該シリンダー内に嵌挿され型板の下
部に固着されたラムとから成る型締装置におい
て、前記ラムの内部を油タンク空間とし、該ラム
の底板にプリフイル弁を装着して前記油タンク空
間と上記シリンダーの内部空間とを連通させる構
成としたことにより、型締初期におけるラムの高
速上昇に伴つて生ずるシリンダーの内部空間への
油の充填に際して、補給用の油タンクを別途設備
する必要がなく、従つてこのための設備空間も不
必要であり、更に、前記シリンダーに対してプリ
フイル弁を有する給油管を取付けることがないた
めに、該シリンダーの構造が極めて簡略化される
と共に給油管取付けのためのスペースが不要とな
り、装置全体のスペース効率が著しく向上すると
いう優れた効果がある。
シリンダーと該シリンダー内に嵌挿され型板の下
部に固着されたラムとから成る型締装置におい
て、前記ラムの内部を油タンク空間とし、該ラム
の底板にプリフイル弁を装着して前記油タンク空
間と上記シリンダーの内部空間とを連通させる構
成としたことにより、型締初期におけるラムの高
速上昇に伴つて生ずるシリンダーの内部空間への
油の充填に際して、補給用の油タンクを別途設備
する必要がなく、従つてこのための設備空間も不
必要であり、更に、前記シリンダーに対してプリ
フイル弁を有する給油管を取付けることがないた
めに、該シリンダーの構造が極めて簡略化される
と共に給油管取付けのためのスペースが不要とな
り、装置全体のスペース効率が著しく向上すると
いう優れた効果がある。
また、ラム内部からシリンダー内部に直接給油
されるため充填流路が無く、配管通路で発生する
応答遅れや流通抵抗等が解消され、この結果油の
高速充填が可能となり速応性が極めて増大すると
いう効果を奏する。
されるため充填流路が無く、配管通路で発生する
応答遅れや流通抵抗等が解消され、この結果油の
高速充填が可能となり速応性が極めて増大すると
いう効果を奏する。
しかも、上記給油配管の省略によつて使用され
る油の量も最小限ですむという経済上の利点もあ
る。
る油の量も最小限ですむという経済上の利点もあ
る。
加うるに、この発明によれば、シリンダー内空
間に上下動自在に嵌挿されたラム中にラム内油タ
ンク空間を内設する構成としたことにより、型板
降下時には、ラム内油タンク空間自体がラムと一
体にシリンダー内空間に埋没するので、ラムの上
下動全体工程をカバーする寸法だけ、型締シリン
ダーを縦方向(ラムの移動方向)に延在させる必
要がなく、総じてその分だけ、型締シリンダーの
短尺化が図れるという優れた効果もある。
間に上下動自在に嵌挿されたラム中にラム内油タ
ンク空間を内設する構成としたことにより、型板
降下時には、ラム内油タンク空間自体がラムと一
体にシリンダー内空間に埋没するので、ラムの上
下動全体工程をカバーする寸法だけ、型締シリン
ダーを縦方向(ラムの移動方向)に延在させる必
要がなく、総じてその分だけ、型締シリンダーの
短尺化が図れるという優れた効果もある。
さらに、ラムの上昇降下に関係する作動油圧の
変化には係わりなく、弁制御油管からの弁制御作
動油を弁制御シリンダーに導いて、その作動油圧
依存で、開閉動作するプリフイル弁をラム内油タ
ンク空間とシリンダー内空間との間に介装する構
成としたことにより、プリフイル弁自体を所望の
時期に、所望の緩い開閉速度で、開閉すること
で、シリンダー内空間とラム内油タンク空間相互
の油の移動状態を型開閉工程の任意の位置にて、
緩やかな速度変化で、高速移動状態から低速移動
状態へ、あるいは、その逆に、切換えて、緩衝作
用を持たせることができるので、型開閉の速度切
換時の衝撃を緩和することができるという優れた
効果もある。
変化には係わりなく、弁制御油管からの弁制御作
動油を弁制御シリンダーに導いて、その作動油圧
依存で、開閉動作するプリフイル弁をラム内油タ
ンク空間とシリンダー内空間との間に介装する構
成としたことにより、プリフイル弁自体を所望の
時期に、所望の緩い開閉速度で、開閉すること
で、シリンダー内空間とラム内油タンク空間相互
の油の移動状態を型開閉工程の任意の位置にて、
緩やかな速度変化で、高速移動状態から低速移動
状態へ、あるいは、その逆に、切換えて、緩衝作
用を持たせることができるので、型開閉の速度切
換時の衝撃を緩和することができるという優れた
効果もある。
その上、高速シリンダーを型板に連結して型閉
時に、型板、ひいては、ラムを高速で上昇させる
ように構成したことにより、型閉時のラムの急上
昇に際してシリンダー内空間が負圧となつて、上
昇中のラム内油タンク空間中に溜られている油が
開状態のプリフイル弁を介してシリンダー内空間
に吸引されて急速に流入するので、シリンダー内
空間への型閉時の油の充填が迅速であり、その結
果、型閉工程から型締工程への移行が即座に行え
るという優れた効果もある。
時に、型板、ひいては、ラムを高速で上昇させる
ように構成したことにより、型閉時のラムの急上
昇に際してシリンダー内空間が負圧となつて、上
昇中のラム内油タンク空間中に溜られている油が
開状態のプリフイル弁を介してシリンダー内空間
に吸引されて急速に流入するので、シリンダー内
空間への型閉時の油の充填が迅速であり、その結
果、型閉工程から型締工程への移行が即座に行え
るという優れた効果もある。
図はこの発明の実施例を示すものであり、第1
図は型開き時の型締装置の断面図、第2図は型締
時の型締装置の断面図である。 1……シリンダー、4……高圧給油管、5……
ラム、7……型板、8……油タンク空間、9……
油、10……空気連通管、13……弁制御シリン
ダー、14……下端開口、15……シリンダー内
部空間、16……ピストン、18……プリフイル
弁、21……弁制御油管、22……開口。
図は型開き時の型締装置の断面図、第2図は型締
時の型締装置の断面図である。 1……シリンダー、4……高圧給油管、5……
ラム、7……型板、8……油タンク空間、9……
油、10……空気連通管、13……弁制御シリン
ダー、14……下端開口、15……シリンダー内
部空間、16……ピストン、18……プリフイル
弁、21……弁制御油管、22……開口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダー内空間15が高圧給油管4経由で
高圧作動油源に連通され、上端が開口されたシリ
ンダー1と、 型板7の下部に垂設され、上方部が空気連通管
10経由で大気に連通され、シリンダー内空間1
5内に上下動自在に嵌挿され、内部にラム内油タ
ンク空間8を有するラム5と、 ラム内油タンク空間8の下端とシリンダー内空
間15との間に介装され、弁制御作動油圧に応動
して、開弁し、該ラム内油タンク空間8とシリン
ダー内空間15とを連通し、該弁制御作動油圧の
消失に応動して、閉弁し、該ラム内油タンク空間
8と該シリンダー内空間15との間を遮断するプ
リフイル弁13,13a,14,16,17,1
8,19,20,21,22と、 プリフイル弁13,13a,14,16,1
7,18,19,20,21,22からラム内油
タンク空間8を通過して該空間8外部の弁制御作
動油源に連通し、該作動油源からの弁制御作動油
圧を該プリフイル弁に伝達する制御油圧管21
と、 ピストンロツドが型板7に連結され、該型板7
を高速度で上下動させる高速シリンダー25とを
含むことを特徴とする射出成形機の型締装置。 2 上記プリフイル弁13,13a,14,1
6,17,18,19,20,21,22が、 前記ラム5の底板11に穿設された開口12に
係合してラム内油タンク空間8内に垂設され、側
面に該空間8に連通する側路開口22を有し、下
端にシリンダー内空間15に連通する油路開口1
4を有する油路筒13aと、 油路筒13a上方に連成され、上端20が弁制
御作動油管21に連結された弁制御シリンダー1
3と、 弁制御シリンダー13内に上下動自在に嵌挿さ
れ、油路筒13aを貫通して、油路開口14から
シリンダー内空間15に突出する弁杆17が連結
されたピストン16と、 弁制御シリンダー13内に装着され、ピストン
16を上方に付勢する戻しバネ19と、 弁杆17の先端に固着され、油路筒13aの油
路開口14に対して当接離脱可能なプリフイル弁
体18とから成る特許請求の範囲第1項記載の射
出成形機の型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17341479A JPS5693529A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Die-matching device of injection molding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17341479A JPS5693529A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Die-matching device of injection molding machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5693529A JPS5693529A (en) | 1981-07-29 |
JPS642497B2 true JPS642497B2 (ja) | 1989-01-17 |
Family
ID=15959986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17341479A Granted JPS5693529A (en) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | Die-matching device of injection molding machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5693529A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5342248A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-17 | Katashi Aoki | Mold cramping device for injection molder |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP17341479A patent/JPS5693529A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5693529A (en) | 1981-07-29 |
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