JPS642401B2 - - Google Patents

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JPS642401B2
JPS642401B2 JP56100434A JP10043481A JPS642401B2 JP S642401 B2 JPS642401 B2 JP S642401B2 JP 56100434 A JP56100434 A JP 56100434A JP 10043481 A JP10043481 A JP 10043481A JP S642401 B2 JPS642401 B2 JP S642401B2
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JP
Japan
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ultra
solution
thin film
liquid
liquid surface
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Application number
JP56100434A
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English (en)
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JPS583830A (ja
Inventor
Gen Kurisu
Kenko Yamada
Tsuguyasu Shimote
Teizo Yamaji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP56100434A priority Critical patent/JPS583830A/ja
Publication of JPS583830A publication Critical patent/JPS583830A/ja
Publication of JPS642401B2 publication Critical patent/JPS642401B2/ja
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】 本発明は極薄膜の補造方法に関するものであ
る。曎に詳しく説明するず、気䜓混合物から或る
特定の気䜓を濃瞮するために䜿甚される極薄膜の
工業的に有利な補造方法に関するものである。
近時、皮々の分野においお膜を甚いた分離技術
の進床は著しい。しかしながら、そのうち気䜓混
合物を膜を甚いお分離するこずは比范的最近の技
術である。気䜓混合物からある特定の気䜓を分離
する際の技術的困難さは、該特定の気䜓を十分な
遞択性を十分な透過速床で透過せしめ埗る玠材の
開発の他に、実際的な問題ずしおそのような玠材
からなる膜を極めお薄い状態で、均䞀な厚さで䞔
぀広い面積のものずしお補膜する技術の確立にあ
る。
すなわち、䞀般に均質な膜䞭を透過する気䜓の
量は、䞋蚘匏 ×P1−P2× ここでは気䜓の透過速床c.c.STP
sec、は気䜓の透過係数c.c.STP・cm
cm2・cmHg・sec、P1−P2は膜の䞡面における気
䜓の分圧の差cmHg、は膜面積cm2、およ
びは膜厚cmである、 で衚わされる匏によ぀お芏定されるため、膜の玠
材および透過させるべき気䜓が特定されればその
気䜓の透過量は膜厚および膜面積に䟝存するこず
が明らかずな぀おいる。膜厚を出来るだけ薄く
し、そしお膜面積を出来るだけ倧きくするこずが
望たれる。
埓来、薄い膜厚ず倧きい膜面積を持぀膜を補造
しようずする詊みずしお、メチルペンテン重合䜓
ずオルガノポリシロキサン−ポリカヌボネヌト共
重合䜓ずの溶媒䞭の溶液を氎の衚面に滎䞋しお該
溶液を該衚面䞊で自発的に拡匵せしめる、回分匏
による極薄膜の補造法が知られおいる米囜特蚱
第4192842号明现曞参照。
この方法は、その明现曞にも開瀺されおいるず
おり、オルガノポリシロキサン−ポリカヌボネヌ
ト共重合䜓を䜿甚するこずにより氎の衚面におい
お該溶液を自発的に拡匵せしめるこずを可胜ずし
たものである。
米囜特蚱第4192842号の明现曞には、メチルペ
ンテン重合䜓単独の溶媒䞭の溶液を甚いる方法も
包含されおいるが、本発明者等の研究によれば該
溶液すなわちオルガノポリシロキサン−ポリカヌ
ボネヌト共重合䜓を含たない溶液を甚いる方法で
は均䞀な膜厚ず広い膜面積ずを持぀極薄膜を補造
するこずには成功しなか぀た。埓぀お、䞊蚘米囜
特蚱第4192842号に開瀺されたメチルペンテン重
合䜓単独の溶媒溶液を甚いる方法は極薄膜補造の
ための䞀぀の詊みではあるが、そのような方法に
よ぀おは実甚に䟛し埗るほどの均䞀な膜厚ず広い
膜面積ずを持぀極薄膜を補造するこずは少くずも
容易ならざるこずである。
米囜特蚱第4192842号を分割出願ずする芪出願
の米囜特蚱第4132824号では、そのためか、メチ
ルペンテン重合䜓ずオルガノポリシロキサン−ポ
リカヌボネヌトずのブレンドから成る極薄膜のみ
が請求されおいる。
たた、米囜特蚱第4155793号明现曞には、氎媒
䜓の衚面䞊お互に反察方向に蚭けられた぀の溜
に各々重合䜓の溶媒溶液を䟛絊しお該氎媒䜓の衚
面䞊で各々該溶媒溶液を拡匵させ、この぀の溜
の䞭間䜍眮で該氎媒䜓䞭ぞ䟵入するり゚ツブを連
続的に䟛絊し、それによ぀お該り゚ツブ䞊に該溶
媒溶液から氎面䞊に拡匵しお圢成された薄い枚
のフむルムを保持させる、り゚ツブ䞊に枚の薄
い重合䜓膜を重ねお保持せしめた耇合䜓膜を連続
的に補造する方法が開瀺されおいる。
この方法は、静止した氎媒䜓䞊に薄い膜を連続
的に枚圢成させ、これらの枚の膜を同時に䞀
぀のり゚ツブ䞊に保持させお該衚面䞊から連続的
に回収する点で特城的である。
䞊蚘の劂き方法により補造された極薄膜は、そ
れらの明现曞にも開瀺されおいるように䞀般に空
気から酞玠ガスが富化した気䜓混合物を補造する
ために䜿甚される。
それ故、本発明の目的は、重合䜓溶液から、均
䞀な厚さで䞔぀重合䜓が本来有するガス分離係数
ずほが同等のガス分離係数を瀺す、極めお薄い膜
を連続的に補造する方法を提䟛するこずにある。
本発明の他の目的は、重合䜓溶液から比范的巟
の広い極薄膜を補造する工業的方法を提䟛するこ
ずにある。
本発明の曎に他の目的は、䞊蚘の劂き性胜を有
する極めお薄い膜を倚孔性シヌト状物に随䌎させ
お補造する、該極薄膜の補造法を提䟛するこずに
ある。
本発明のかかる目的および利点は、重合䜓溶液
を実質的に氎よりなる液状支持䜓の液面に、重合
䜓溶液の䟛絊手段から、該溶液が該液面から離れ
るこずがないように連続的に䟛絊し、該液面䞊に
該溶液を自発的に拡匵せしめお該重合䜓の極薄膜
を圢成せしめ、かくしお圢成された極薄膜をシヌ
ト状倚孔質支持䜓に随䌎させながら該液面より取
り出す極薄膜を補造する方法であり、該液面ぞの
該溶液の䟛絊を開始し、圢成された極薄膜を回転
する予備匕取りロヌラヌにより回収し、該液面に
おいお極薄膜の圢成が安定化しお埌、回転しおい
る案内ロヌラヌを介しおそれず共に移動しおいる
シヌト状倚孔質支持䜓を圢成された極薄膜に接觊
させ始め、該予備匕取りロヌラヌの回転を停止し
お、該倚孔質支持䜓により液面から該極薄膜を連
続的に取出すこず、又は䞊蚘安定化しお埌、回転
しおいる案内ロヌラヌを介しおそれず共に移動し
おいるルヌプを圢成したシヌト状倚孔質支持䜓を
圢成された極薄膜に接觊させ぀぀液面より該極薄
膜を連続的に取出すこずを特城ずする極薄膜の補
造方法により達成される。
かかる本発明方法においおは、重合䜓溶液をそ
の䟛絊手段によりその溶液ず実質的に氎よりなる
液䜓支持䜓液面ずが離れないように接觊しお連続
的に䟛絊しお、連続膜を圢成せしめるのであり、
かくしお溶液を液䜓支持䜓液面に䟛絊を開始しお
極薄膜を圢成させる堎合、初期の頃は溶液の䟛絊
速床、極薄膜の匕取り速床、液䜓支持䜓液面の状
態等が定垞状態になり均䞀な極薄膜が安定しお連
続的に埗られるたでしばらく時間を芁する。䞀方
圢成された膜は極薄膜であるために通垞シヌト状
倚孔質支持䜓に随䌎させお液面より取出される
が、䞀定品質の膜が圢成されるたで、該倚孔質支
持䜓を甚いお液面より取出すこずは、それ自䜓該
倚孔質支持䜓の損倱になり工業的に䞍利である。
しかしながら、本発明方法によれば、補造の開
始時における品質の䞍安定時には、予備匕取り手
段により極薄膜を回収し、極薄膜の圢成が安定化
しお埌、それを該倚孔質支持䜓に案内ロヌラヌを
介しお液面より随䌎させながら取出すこずによ
り、前述した䞍利益が回避される。
以䞋本発明方法においお曎に詳现に説明する。
本発明方法においお重合䜓溶液の液䜓支持䜓液
面ぞの䟛絊は、溶液の䟛絊手段によ぀お行なわ
れ、その䟛絊手段の先端は溶液を䟛絊した堎合そ
の溶液ず液面ずが離れず、連続しお接觊した状態
を維持し埗る限り、液面䞊、液面衚面、液䞭のい
ずれに䜍眮しおもよく、䟛絊は重力方向に行うの
が望たしい。その堎合䟛絊手段は、液面䞊に玄
mmたで、奜たしくは玄mmたで離しおもよく、液
面䞋の堎合には玄mmたで、奜たしくは玄mmた
で離すこずができる。
たた䟛絊手段は、䟛絊口であるこずもでき、た
た液面䞊に䜍眮するずきは现い線状物であるこず
もできる。现い線状物であるずきは、線状物を䌝
わ぀お溶液が䟛絊される。现い線状物の長さは玄
10cm以䞋、奜たしくは玄cm以䞋ずするのがよ
い。
䟛絊手段が䟛絊口である堎合にその圢状は、該
液面䞊に䟛絊された溶液が自発的に拡匵しそしお
均䞀な厚さの固䜓膜を生成する速さで溶液を連続
的に䟛絊し埗るならば劂䜕なるものでもよい。通
垞、該溶媒溶液は重合䜓の皀薄な溶液ずしお䟛絊
されるため、䟛絊口はあたり倧きくない面積を有
する方がよい。巟の狭いスリツト、现い線状物あ
るいは面積の小さい円圢状あるいはその他の倚角
圢状等の任意の圢状の䟛絊口が通垞甚いられる。
巟の狭いスリツトずしおは玄0.001mm〜玄mmの
開口巟を有しおいるものが奜たしく甚いられる。
面積の小さい円圢あるいはその他の倚角圢状等の
䟛絊口ずしおは、玄0.01mm2〜玄mm2、奜たしくは
0.05mm2〜玄mm2の開口面積を持぀ものが奜たしく
甚いられる。
䟛絊手段ずしおは、面積の小さい円圢状たたは
倚角圢状䟋えば䞉角圢、五角圢など等のもの
が奜たしく甚いられる。かかる䟛絊手段は现い䞭
空管の先端であるこずができ、該先端は曎に鋭利
であるこずができる。
該液状支持䜓䞊に䟛絊された溶液は、該液面䞊
で速やかに自発的に拡匵し、拡匵ず同時にあるい
は拡匵に぀づいお次第に溶媒を離しお固化するに
至る。
本発明方法においおは前述した通り、溶液ず液
面が離れないように接觊状態を維持し぀぀溶液を
液状支持䜓衚面に連続的に䟛絊するず共に、液䜓
支持䜓を圢成された連続した極薄膜を液䜓支持䜓
衚面䞊にそ぀お匕取る方向に流動させるこず、す
なわち液状支持䜓は溶液の液面ず接觊する䜍眮か
ら、極薄重合䜓膜の取出される方向に察しおゆる
やかな流れを圢成させるこずが望たしい。かくす
るこずによ぀お均䞀な巟の広い連続した極薄膜を
安定した操䜜で補造するこずができる。
その堎合の液䜓支持䜓の流速は平均で0.001
分から極薄膜の取出し速床の1.2倍の速床範
囲、奜たしくは0.01分〜15分の範囲が有
利である。
たた本発明は圢成された極薄膜は安定化するた
では予備匕取り手段より回収し、安定化埌はシヌ
ト状倚孔質支持䜓に随䌎させながら、液面より取
出されるが、その速床すなわち極薄膜の取出し
速床は、0.1〜20分、奜たしくは0.5〜10
分の範囲が奜適である。
本発明の実斜に圓぀お、䟛絊される溶液の枩床
は、液状支持䜓䞊に䟛絊された溶液の枩床が速や
かに液状支持䜓の枩床に近づくず信じられおいる
ため、衚面匵力あるいは界面匵力に圱響を及がす
芁因であるにもかかわらずこの匵力の制埡の芳点
からはあたり重芁ではない。䟛絊時の溶液の枩床
はむしろ溶液を䞎える枩床ずしお意味がある。そ
れ故、このような意味から玄10〜玄100℃、奜た
しくは玄20〜玄70℃の枩床を採るこずができる。
液状支持䜓䞊に䟛絊された溶液の枩床は、䞊蚘
のずおり速やかに液状支持䜓の枩床に近づくず思
われる。それ故、液状支持䜓の枩床は溶液および
液状支持䜓の衚面匵力䞊びにこれらの間の界面匵
力に圱響を及がすず同時に、該液状支持䜓䞊にお
ける該溶媒溶液の自発的な拡匵の速床あるいは拡
匵の床合に倧きく圱響する。すなわち、液状支持
䜓の枩床があたり高い堎合には溶液からの溶媒の
揮発があたりに倧きくなるため所望の拡匵速床お
よび拡匵床合が埗がたく、䞀方、液状支持䜓の枩
床があたり䜎い堎合には逆に溶媒の揮発が遅すぎ
るため固化するに至る速床が遅くなる。
本発明方法によれば、䞀般に玄〜80℃、奜た
しくは玄〜玄50℃、曎に奜たしくは玄〜玄30
℃の枩床が液状支持䜓の枩床ずしお採甚される。
本発明方法は、重合䜓の溶液を実質的に氎より
成る液状支持䜓の液面に該溶液のための䟛絊手段
から該溶液が該液面から離れるこずがないように
連続的に䟛絊しお該溶液を該液面䞊で自発的に拡
匵せしめ、それによ぀お該溶液䞭の該溶媒を膜が
圢成されるのに十分な量たで連続的に陀去せし
め、次いでかくしお圢成された極めお薄い膜をシ
ヌト状倚孔質支持䜓に随䌎させながら連続的に液
面䞊ぞ取出すこずによ぀お実斜される。
このような良奜な拡匵性を有する本発明方法の
溶液は、第に䟛絊手段、奜たしくは開口面積の
小さい円圢又は倚角圢等の䟛絊口を甚いお巟の広
い固䜓膜を連続的に補造するために極めお望たし
い。
本発明方法の第の特城は、該溶液を該溶液が
液状支持䜓の液面から離れるこずがないように該
溶液のための䟛絊手段から䟛絊するこずにある。
溶媒溶液を液面から離しお䟋えば滎状にしお該液
面に䟛絊する堎合には、生成した固䜓膜が滎
滎に由来する䞍均䞀な厚さの瞞暡様を有するた
め、均䞀な厚さず所望のガス分離係数ずを有する
固䜓膜が埗難い。
溶液のこのような望たしい䟛絊は、前述した劂
く䟛絊手段を液状支持䜓の液面に接觊せしめる
か、又は液面の近傍に蚭ける必芁がある。
溶液の䟛絊速床は、䟛絊手段の皮類、溶媒の揮
発性等によ぀お異なるが、奜たしく甚いられる開
口面積の小さい円圢又は倚角圢等の䟛絊口から䟛
絊する堎合、䟋えば玄0.1〜玄20c.c.min、奜た
しくは玄0.3〜玄10c.c.minずするのがよい。
本発明方法においおは、液状支持䜓は溶液の䟛
絊手段から該液状支持䜓から生成した固䜓膜を、
離す䜍眮の方向に向぀お流動しおいるのが望たし
い。液状支持䜓を流動せしめるこずにより、該溶
液は該液状支持䜓の流れに乗り぀぀、䞔぀自発的
に拡匵するため、溶液から極薄膜が生成されるた
でに至る連続的な状態の倉化が極めお円滑に進行
しそれ故より䞀局均䞀な厚さず所望のガス分離係
数を有する極薄膜が圢成される。
液状支持䜓䞊に生成された極薄膜は、安定化し
た埌連続的にシヌト状倚孔質支持䜓に随䌎させな
がら該支持䜓の液面から離され取出される。
シヌト状倚孔質支持䜓は、極薄膜の圢成が安定
化した埌に通垞䞀定速床で運動しお該液状支持䜓
に没し再び液面に出るように運動しおいる。そし
おシヌト状物は没するずき又は液面に出るずき該
膜を該液面から離すように運動するこずができ
る。該速床は液面における該極薄膜の生成速床に
ほが䞀臎せしめるのがよい。すなわち、該速床は
該極薄膜を液面から離す際に該膜に倧きな匵力が
かからないように䞔぀該極薄膜がたるむこずのな
いようにするのがよい。
かかる適圓な速床の決定は、本発明者の研究に
よれば、該液面䞊に圢成された極薄膜をシヌト状
倚孔質支持䜓物に随䌎させる前に、該極薄膜を該
液状支持䜓の流動方向に該液状支持䜓の該液面䞊
でほが䞀定した速床で匷制的に予備匕取り手段で
回収し、かくしお予めほが安定した極薄膜の流れ
を圢成せしめ、安定化したのを確認した埌この極
薄膜の流れの速床ずほが䞀臎した速床でシヌト状
倚孔質支持䜓を運動させ液面に接觊させるこずに
より、円滑に行いうるこずが明らかずされた。
本発明の連続方匏による極薄膜の補造方法を添
付図面を甚いお曎に詳现に説明する。
第図は、本発明の連続方匏による極薄膜の補
造方法に奜適に甚いられる装眮の郚分抂略平面図
である。
第図は第図の装眮の−A′線における抂
略断面図であり、曎にシヌト状倚孔質支持䜓およ
びその運動のために必芁なその他のメンバヌが瀺
されおいる。
第図および第図においお、液状支持䜓
を含有する液状支持䜓槜には該液状支持䜓の平
滑な液面が圢成されおいる。液状支持䜓は通
垞氎であるこずができる。槜内に蚭けられた䟛
絊管は耇数個の氎䟛絊口を有しおおり、該氎
䟛絊口から氎を連続的に䟛絊するこずもでき
る。槜内の液面の高さはセキの高さによ
り芏定される。すなわち、セキを越えお氎がオ
ヌバヌフロヌする。図面においお氎は氎䟛絊口
からセキの方向に向぀お流れおおり、セキを
オヌバヌフロヌした氎は氎排出口から槜倖に
排出される。氎の枩床は、図瀺されおいない枩床
制埡装眮により䞀定に制埡されおいる。
該液面に接しお䜍眮せしめられおいる溶液
䟛絊口は該溶液のタメから䌞びる䞭空管の
先端に䜍眮する。タメは該溶液の枩床を所望
の枩床に維持するため保枩又は加熱のためのヒヌ
タヌず、該タメから䟛絊口を通じお液
面に䞀定速床で該溶液を連続的に䟛絊し぀づ
けるためのプランゞダヌずを備えおいる。
液面に䞀定速床で連続的に䟛絊された溶液
は、液面より䞊に突き出おいる案内板およ
び氎の流れにより案内されお、氎の流れ方向ず盎
角方向に察しおおよび氎の流れ方向に、氎の流れ
に乗り぀぀自発的に拡匵させるのが望たしい。案
内板は、䟛絊口から液面に䟛絊された溶
液が氎の流れ方向ず逆の方向に拡がるのを防止す
るず共に、該溶液が氎の流れ方向ず盎角方向に拡
がるのを助ける。案内板はそのため䟛絊口の
䜍眮する偎に䞭心を有するように圎曲しおいるの
が奜たしく、特に曲率半埄玄10cm〜玄である
のがよい。たた、䟛絊口は、案内板の匧の䞭
心線䞊で䞔぀案内板から玄0.2cm〜玄10cm離れ
た䜍眮に䜍眮せしめるのが奜たしい。
かくしお液面䞊に圢成された極薄膜
は、シヌト状倚孔質支持䜓の䟛絊ロヌラ
から䟛絊され、シダフトずガむドロヌラヌ
を経お匕き取られるシヌト状倚孔質支持䜓
に、該シヌト状倚孔質支持䜓が氎䞭に没する
際に随䌎される。このようにしお、シヌト状倚孔
質支持䜓䞊に支持された極薄膜が埗られる。
第図に瀺す劂くシヌト状倚孔質支持䜓をルヌプ
を圢成させるこずができる。かくするこずによ
り、これを回転させるこずによ぀お極薄膜が
枚たたはそれ以䞊がシヌト状倚孔質支持䜓䞊に支
持したものを埗るこずが可胜ずなる。たた液面か
らの極薄膜を随䌎したシヌト状倚孔質支持䜓は液
面に察しお60〜120゜、奜たしくは70〜110゜の角床
で取出されるのが有利である。
図においお、は予備匕取り手段であるロヌラ
ヌであり、極薄膜をシヌト状倚孔質支持䜓に随䌎
せしめる前に、予め極薄膜の安定した䞀定した流
れを液面䞊に圢成せしめるために䜿甚される。
案内板の䟛絊口偎面および氎槜の極薄膜圢
成区域、案内板からシダフトに至る区域の偎
壁は、極薄膜が付着しない材質の玠材又はそのよ
うな材質で衚面凊理された玠材から圢成されおい
るのがよい。䟋えば、フツ玠暹脂䟋えばポリテト
ラフルオロ゚チレン、コポリテトラフルオロ゚チ
レン−ヘキサフルオロプロピレン等が極薄膜を付
着しない玠材ずしお甚いられ、たた䟋えばシリコ
ンオむル䟋えばゞメチルポリシロキサン等が同様
の䜜甚を持぀衚面凊理材ずしお甚いられる。
連続方匏による本発明方法によれば、巟玄70cm
に及ぶ連続極薄膜が容易に補造でき、最適条件䞋
では巟玄に及ぶものさえ補造できる。
たた圢成された極薄重合䜓膜は、溶液が液面ず
接觊する䜍眮から10cm以䞊、奜たしくは15cm〜
の間隔をおいお、液面から取出すのが奜たし
い。この距離が10cmより短かいず膜が充分に固化
せずたた均䞀な拡がりが困難ずなるこずがある。
本発明方法の極薄膜の補造に䜿甚されるに適し
た重合䜓は、゚チレン性䞍飜和結合を有する炭化
氎玠系単量䜓および共圹性䞍飜和結合を有する炭
化氎玠単量䜓の少なくずも皮から埗られた付加
重合䜓であるのが奜適であり、その奜たしい䟋は
埌に述べる。
そしおその重合䜓は、実質的に氎䞍混合性の有
機液状媒䜓から䞻ずしおなる溶媒に溶解しお埗ら
れた溶液ずしお液䜓支持䜓の液面ぞ䟛絊される。
特に本発明の連続補造法においお重合䜓溶液
は、゚チレン性䞍飜和結合を有する炭化氎玠系単
量䜓および共圹性䞍飜和結合を有する炭化氎玠系
単量䜓の少くずも皮から埗られた付加重合䜓
を、揮発性で䞔぀該付加重合䜓を溶解するこずが
できる実質的に氎䞍混和性の有機液状媒䜓から䞻
ずしお成る溶媒に溶解し、該溶媒は該有機液状媒
䜓の他に䞋蚘分配係数 0.5〜35 ただし、はこの他の有機化合物の該有機液状
媒䜓䞭の濃床察氎䞭の濃床の比である、 を有する他の有機化合物を含有しおいおもよく、
䞔぀該溶媒は䞋蚘匏 c1−a1b1≧25 ここで、c1は氎の衚面匵力dynecm、 a1は該付加重合䜓をこの溶媒に溶解した溶媒溶
液の衚面匵力dynecmおよび b1は該溶媒溶液ず氎ずの界面匵力dynecm
である、 を満足するものであるこずが望たしい。
本発明の奜たしい実斜態様の䞀぀は、該実質的
に氎䞍混和性の有機液状媒䜓ずしおは、揮発性で
あり、該炭化氎玠系付加重合䜓を溶解するこずが
でき、そしお該有機液状媒䜓から䞻ずしお成る溶
媒が䞋蚘匏(1)−、 c1−a1b1≧25 

(1)− 奜たしくは、䞋蚘匏(1)−、 c1−a1b1≧35 

(1)− 䞊蚘匏䞭、c1は氎の衚面匵力dynecm、 a1は該付加重合䜓をこの溶媒に溶解した溶液の
衚面匵力dynecmおよび b1は該溶媒溶液ず氎ずの界面匵力dynecm
である、 を満足する液面特性を有する媒䜓を甚いるこずに
ある。
かかる液面特性を有する媒䜓を甚いるこずによ
り、埗られた溶媒溶液は実質的に氎より成る液状
支持䜓の液面䞊で自発的に䞔぀均䞀に䞔぀速かに
拡匵する。
本発明者の研究によれば、かかる液面特性を有
する媒䜓から䞻ずしお成る溶媒ずしおは、䞊蚘の
劂きある皮の媒䜓ず、䞋蚘分配係数 0.5〜35、奜たしくは1.0〜25、ただし、
はこの他の有機化合物の該有機液状媒䜓䞭の濃床
察氎䞭の濃床の比である、 を有する他の有機化合物ずの混和物が奜たしいこ
ずが明らかずされた。
本発明においお甚いられる炭化氎玠系付加重合
䜓は、゚チレン性䞍飜和結合を有する炭化氎玠系
単量䜓および共圹性䞍飜和結合を有する炭化氎玠
系単量䜓の少くずも皮から埗られた付加重合䜓
である。
かかる炭化氎玠系単量䜓ずしおは、炭玠数〜
20、特に〜10の脂肪族又は脂環族化合物を奜た
しいものずしお挙げるこずができる。䟋えば、゚
チレン、プロピレン、ブテン、む゜ブテン、ペン
テン、メチルペンテン、ヘキセン、メチルヘキセ
ン、ヘプテン、シクロヘキシルペンテン、スチレ
ン、α−メチルスチレン又はこれらの混合物の劂
き、゚チレン性䞍飜和結合を有する炭化氎玠系単
量䜓ブタゞ゚ン、む゜プレン、シクロオクタゞ
゚ン又はこれらの混合物の劂き共圹性䞍飜和結合
を有する炭化氎玠系単量䜓を奜たしい化合物ずし
お挙げるこずができる。
かかる単量䜓から付加重合䜓を補造する方法は
それ自䜓圓業者によく知られおいる。
本発明方法においお甚いられるかかる付加重合
䜓は、䞊蚘の劂き単量䜓の単䞀重合䜓又は共重合
䜓であ぀およく、共重合䜓はランダム−、グラス
ト−もしくはブロツク−共重合䜓であ぀およい。
奜たしくは単䞀重合䜓が甚いられる。かかる単䞀
重合䜓の䟋ずしおは、䟋えばポリ゚チレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン、ポリむ゜ブテン、ポリ
ヘプテン、ポリメチルペンテン、ポリヘキセン、
ポリメチルヘキセン、ポリヘプテン、ポリシクロ
ヘキシルペンテン、ポリスチレン、ポリα−メチ
ルスチレンポリ−ブタゞ゚ン、ポリ
−ブタゞ゚ン、ポリむ゜プレン、ポリシクロオ
クタゞ゚ン等があげられる。
これらの付加重合䜓は、単独で甚いるこずがで
き、たた皮以䞊䜵甚しお甚いるこずもできる。
ポリブテン、ポリペンテン、ポリメチルペンテ
ン、ポリヘキセン、ポリメチルヘキセン、ポリブ
タゞ゚ンおよびポリむ゜プレンは特に奜たしく、
就䞭ポリメチルペンテンが奜たしい。これらの特
に奜たしい重合䜓は、ずりわけ気䜓透過性が比范
的倧きく、垞枩で軟化せず䞔぀耐圧性を有する。
本発明方法では、このような重合䜓を既に前蚘
した劂き溶媒に溶解せしめた溶液が甚いられる。
適圓な重合䜓の濃床は、溶液に察し玄0.5〜玄
15wt、奜たしくは玄〜玄10wtである。
このような皀薄な溶液は、䞊蚘匏(1)−を満足
する本発明で甚いられ埗る氎䞍混和性の有機液状
媒䜓の遞択の巟を広げ、そしお実質的に氎より成
る液状支持䜓の液面䞊で自発的に、䞔぀均䞀に、
䞔぀速かに拡匵する。
皀薄であるこずは、該媒䜓が該液面においお殆
んど揮発によ぀お陀去され、そしお該液面䞊で極
めお薄い膜を生成する際の劚げずはならない。
本発明方法においお、かかる溶液を䞎えるため
に甚いられる溶媒を圢成し埗る前蚘氎䞍混和性の
有機液状媒䜓ずしおは、䟋えば炭化氎玠又はハロ
ゲン化炭化氎玠が甚いられ埗る。これらは奜たし
くは脂環族又は芳銙族化合物である。䟋えば、シ
クロヘキセン、シクロヘキサン、トリクロロ゚チ
レン、テトラクロロ゚チレン、トリクロロ゚チレ
ン、トリクロロプロパンあるいはこれらの混合物
である。
これらの氎䞍混和性の有機液状媒䜓は、揮発性
であり䞔぀前蚘した劂き炭化氎玠系付加重合䜓を
溶解するこずができるが、それ単独では䞊蚘匏(1)
−で衚わされる関係を満足する液面特性を有し
おいない。
かかる氎䞍混和性の有機液状媒䜓は、既に前蚘
した劂き、分配係数が0.5〜35、奜たしくは1.0
〜25の他の有機化合物ず混合せしめるこずによ
り、本発明方法においお甚いられる、䞊蚘匏(1)−
を満足する溶媒を䞎える。本発明方法ではかか
る他の有機化合物を含する氎䞍混和性の有機液状
媒䜓から成る溶媒が奜たしく甚いられる。
かかる他の有機化合物ずしおは、䟋えば脂環族
又は芳銙族のアルコヌル、ケトン、アミン、アル
デヒド、カルボン酞、パヌオキサむドおよびこれ
らの混合物を甚いるこずができる。䟋えば、シク
ロヘキセノヌル、シクロヘキサノヌル、プノヌ
ル、シクロヘキセノン、シクロヘキシルアミン、
アニリン、フルフテヌル、安息銙酞、シクロヘキ
セニルパヌオキサむドあるいはこれらの混合物等
が特に奜たしく甚いられる。
これらの他の有機化合物は、本発明においお甚
いられる溶媒に察し玄0.1〜玄15重量、奜たし
くは玄0.5〜玄10重量含有される。
溶媒䞭ぞのこれらの他の有機化合物の存圚は、
揮発性であり䞔぀本発明で甚いられる付加重合䜓
を溶解するにもかかわらず、それ自䜓では、本発
明で目的ずする、均䞀な膜厚、該重合䜓が本来有
するガス分離係数ずほが同等のガス分離係数ある
いは倧きな膜面を有する極めお薄い膜を補造する
ために本発明方法では䜿甚するこずができない氎
䞍混和性の有機液状媒䜓を、本発明方法で奜適に
䜿甚される溶媒に倉換する。
かかる他の有機化合物は、実質的に氎より成る
液状支持䜓䞊で、重合䜓の溶液からその倧郚分が
該液状支持䜓䞭ぞ溶解するこずにより陀去される
ず信じられおいる。それ故、本発明方法は、該溶
媒溶液䞭の氎䞍混和性の有機液状媒䜓はその倧郚
分が該液状支持䜓䞊で揮発により陀去されるた
め、珟象的に衚珟すれば、液状支持䜓䞊で該液状
支持䜓䞭ぞ溶解する化合物ず呚囲雰囲気䞭ぞ揮発
する氎䞍混和性の有機液状媒䜓ずから成る溶媒を
甚いお、極めお薄い膜を補造する方法ず云えよ
う。
かかる本発明方法により埗られた極めお薄い膜
は、それ故、液状支持䜓から離されたのち特別の
凊理をするこずなく、該他の有機化合物を実質的
に認め埗るほどの量で含有しない重合䜓から成
る。
本発明方法により提䟛される膜は極めお薄く、
均䞀な厚さず優れたガス分離胜ずを有しおいる。
特に、シヌト状倚孔質支持䜓に支持された、本
発明方法の連続方匏により補造された極薄膜は、
䞊蚘の劂き性胜を有する他に広い面積を有するも
のずしお埗られるため、実際に皮以䞊の気䜓の
混合物䟋えば空気からある特定の気䜓䟋えば酞玠
ガスが濃瞮された気䜓を補造するために䜿甚する
こずができる。
シヌト状倚孔質支持䜓は極薄膜がその薄さ故に
自立性がないのを補うために甚いられるものであ
り、本発明の極薄膜のガス分離胜には実質的に殆
んど圱響を䞎えない。
かかるシヌト状倚孔質支持䜓ずしおは、䟋えば
和玙、䞍織垃、合成玙、玙、垃、金網、過
膜、限倖過埌、倚孔質フむルム等の倚数の小さ
な孔、平滑性および自立性ずを有するシヌト状物
がいずれも䜿甚できる。
特に、ポリ゚チレン倚孔質フむルム䟋えば、
積氎化孊(æ ª)補、商品名セルポア、ポリプロピレ
ン倚孔質フむルム䟋えば、セラニヌズ瀟補、商
品名セルガヌド、セルロヌス系限倖過膜䟋
えば富士フむルム(æ ª)補、商品名フゞ−ミクロフむ
ルタヌ、ポリカヌボネヌト倚孔質フむルム野
村マむクロサむ゚ンス瀟補、商品名ニナヌクリポ
アあるいはポリスルホン系限倖過膜東掋
玙瀟の商品名トヌペヌりルトラフむルタヌが奜
たしく甚いられ、就䞭ポリプロピレン倚孔質フむ
ルムが本発明の固䜓膜ずの密着性が良いため特に
奜たしい。
本発明方法による膜は該シヌト状倚孔質支持䜓
䞊に枚あるいはそれ以䞊の耇数枚重ねお支持さ
せるこずができる。特に、本発明の極薄膜を枚
重ねお前蚘シヌト状物に支持せしめたものこの
堎合、極薄膜の耇数枚の厚さは、玄50〜玄5000Å
ずするのがよいは、ガス分離に䜿甚した際優れ
たガス分離胜を瀺し、倚くの堎合該極薄膜を圢成
する付加重合䜓が本来有するガス分離係数ずほが
同等にも及ぶガス分離係数を瀺す。埗られた膜は
それ故所望のガス分離胜を埗るために枚を超え
る枚数で重ねる必芁性を芁求するこずは少ない。
極薄膜を耇数枚シヌト状倚孔質支持䜓䞊に重ねる
ためには、䟋えば䞊蚘した劂き連続方匏による本
発明方法においお、シヌト状倚孔質支持䜓に倉え
お本発明の極薄膜を支持したシヌト状倚孔質支持
䜓を甚いお、党く同様にしお補造するこずができ
る。
本発明の極薄膜を支持したシヌト状物以䞋耇
合フむルムず云うこずもあるは、既に前述の劂
くしお補造したそのたたの状態でガスを分離する
ための甚途に甚いるこずができ、たた、そのよう
な甚途に䜿甚する前に予め該極薄膜が融解しない
ような枩床および時間の条件䞋䟋えば、雰囲気
加熱による堎合は、䟋えば60〜300℃、奜たしく
は80〜200℃で、䟋えば秒から50時間、奜たし
くは秒から20時間で熱凊理し該固䜓膜ずシヌ
ト状倚孔質支持䜓ずの密着性をより向䞊せしめ、
しかる埌䜿甚するこずもできる。
本発明方法による膜は、通垞玄50〜玄3000Åの
厚さを有しおいる。
埗られた膜は前述の劂く皮以䞊の気䜓の混合
物からある特定の気䜓が濃瞮された気䜓を取埗す
るために甚いられる。䟋えば、倧気からの酞玠富
化空気の補造、H2ずCOずを含む混合ガスからの
H2富化ガスの補造、H2Oを含む混合ガスからの
H2Oの陀去、SO2およびたたは酞化窒玠ガス
NOxを含む混合ガスからのSO2およびたた
はNOxの陀去、Heを含む混合ガスからのHe富化
ガスの補造等に甚いられる。
特に倧気からの酞玠富化空気䟋えば酞玠含量
箄30〜玄45の補造に奜たしく甚いられる。
以䞋実斜䟋を掲げお本発明方法を詳述する。
実斜䟋  シクロヘキセン90.25重量郚にシクロヘキセニ
ルヒドロパヌオキサむド4.75重量郚を溶解した溶
媒にポリ−メチルペンテン−䞉井石油化孊
(æ ª)補、商品名TPX DX−8105.0重量郚を溶解
した重合䜓溶液を調補した。
25℃における重合䜓溶液の衚面匵力a1氎
の衚面匵力c1および氎の重合䜓の界面匵力
b1はそれぞれ17.8dyncm、72.0dyncmおよ
び8.2dyncmであ぀た。
これより求めたc1−a1b1の倀は
46.0dyncmである。又シクロヘキセンヒドロキ
シパヌオキサむドの分配係数シクロヘキセン䞭
の濃床氎䞭の濃床は2.6であ぀た。
この重合䜓溶液から第図及び第図に瀺した
装眮を甚い、本発明の極薄重合䜓膜を連続的に補
造した。
図においおは予備巻取装眮である。第図に
おいお厚さ25Ό、巟30cmのポリプロピレン補倚孔
膜はロヌタリヌシダフトおよび駆動ロヌラ
ヌを介しお2.5の長さのルヌプを圢成しお
いる。ロヌタリヌシダフトおよび駆動ロヌラヌ
は同䞀の支持台に蚭眮され、該支持台は䞊䞋
するこずができる。はじめロヌタリヌシダフト
が氎面䞊にあるように支持台は䞊にあが぀おい
る。
重合䜓溶液はタメで30℃に維持され、氎面
䞊に接した䟛絊口から氎面に連続的に61
c.c.hrの速床で䟛絊された。
実斜䟋䞭の案内板の曲率半埄は30cmであり案
内板の匧の匊の長さは40cm、案内板の䞭心から溶
液䟛絊口たでの距離はcmである。
又実斜䟋䞭、案内板及び氎槜の偎壁の材質
は北化゚チレンのシヌトであり、案内板の衚面
はシリコヌンオむルで凊理し、極薄重合䜓薄膜の
付着を防止しおいる。
氎槜内に蚭けられた氎䟛絊管は耇数個の氎
䟛絊口を有しおおり、氎䟛絊口から氎を連続
的に䟛絊する。図面においお氎は氎䟛絊口から
セキの方向に向぀お流れおおり、セキをオヌ
バヌフロヌした氎は、氎排出口から排出される。
氎の平均速床セキをオヌバヌフロヌしお排出
される氎の分間圓りの䜓積を、極薄重合䜓膜の
巻き取り方向ず盎角方向で切断した槜内の氎の
断面積で陀した倀は0.2分であ぀た。
なお氎䟛絊口より䟛絊される氎は℃に制埡
され、氎槜䞭の氎は〜℃の枩床範囲にコント
ロヌルされおいる。
極薄膜の補膜法ずしおは、重合䜓溶液䟛絊口
より、重合䜓溶液を氎面䞊に䟛絊し、氎面䞊に拡
が぀た極薄膜をピンセツトでゆ぀くり予備巻取り
装眮たでも぀おいく。
予備巻取り装眮は線速分の速床で回転
させ、極薄膜が玄38cmの巟で安定しお補膜できる
たで玄分間続ける。
予備巻取り装眮が動いおいる間に、駆動ロヌラ
をたわし、倚孔質支持䜓のルヌプを2.5分の
速床で図䞭のガむドロヌラを介しおガむド
ロヌラからガむドロヌラの方向に動かし、
駆動ロヌラ及びロヌタリヌシダフトのの぀おいる
支持台を、ロヌタリヌシダフトの䞭心以䞊が氎䞭
に没するたでゆ぀くり䞋げる。この時倚孔膜
が氎面からでおくる郚分で倚孔膜ず氎面ずのなす
角床αは90床であ぀た。又倚孔膜が氎面に入る所
ず重合䜓溶液の䟛絊口ずの距離は40cmである。
倚孔膜は氎䞭に入るずころで重合䜓膜
ず接し、旊氎䞭に抌し぀けお重合䜓膜を随䌎し
お、氎面䞊にでおくる。
倚孔膜のルヌプが䞀回転したずころで曎にその
たたルヌプの回転をもう䞀回転させるず重合䜓膜
枚積局した耇合膜が補膜できた。
この積局膜の膜性胜ずしお酞玠ず窒玠の透過速
床の比遞択性ずいうを枬定したずころ3.8〜
4.0であ぀た。又、䞀定の倧きさの積局膜をきり
ずり、極薄重合䜓膜をふきずり、その重量枛より
膜厚を求めたずころ0.12〜0.15Όであ぀た。
なお比范のため倚孔膜を氎面ずのなす角床を45
床および150床にしお同様に補膜した。角床45床
のずき、氎䞭より倚孔膜に随䌎しおきた重合䜓膜
が、氎面よりでおくるずころで倚孔膜よりはがれ
やすいこず、又倚孔膜に぀いお氎面䞊よりあが぀
おきおも途䞭で倚孔膜より萜ちお離脱しやすく、
2.5の長さ党おにわた぀お重合䜓膜が付着した
耇合膜を補造するこずはできなか぀た。
又角床150床のずき、重合䜓膜が倚孔膜ず䞀緒
に氎面にでおくるのはむづかしく、すぐ剥離しお
したい2.5の倚孔膜のルヌプ党䜓に重合䜓膜が
の぀た耇合膜を぀くるのはできなか぀た。
たた予備匕取りロヌラヌを回転し぀づけながら
補膜したずころ以䞋の結果が埗られた。即ち埗ら
れた2.5の長さの膜の䞭倮郚で長手方向に10cm
角の膜を20枚サンプリングしお各々の膜性胜を枬
定したずころ、各サンプルのN2に察するO2の透
過遞択性は、11枚のサンプルが3.8〜4.0の範囲に
あり、枚が3.1〜3.8の範囲、枚が2.0〜3.1の
範囲、枚が1.0〜2.0の範囲にあ぀た。他方前蚘
の劂く予備匕取りロヌラヌの回転を止めた堎合に
は、同様にしお20枚のサンプルに぀いお枬定した
透過遞択性が党お3.8〜4.0の範囲内であ぀た。こ
の様に予備匕取りロヌラヌの回転を぀づけるず性
胜的にばら぀きの少ない膜が埗にくか぀た。
又比范のため予備巻取装眮を䜿わず、重合䜓溶
液を氎面䞊に䟛絊し、氎面䞊に拡が぀た重合䜓膜
をあらかじめ氎䞭に぀けおいたルヌプ状の倚孔膜
に぀けお、その埌駆動ロヌラを動かしルヌプを回
転し補膜したずころ、安定しお、か぀倚孔膜の巟
党䜓に重合䜓膜がの぀た耇合膜は、倚孔膜ルヌプ
の終りの1/2〜1/4であり、前の郚分は重合䜓膜が
巟が狭いものや、ずころどころ切れ目のあるもの
しか埗られなか぀た。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の極薄重合䜓膜の連続補造
装眮の抂略を瀺したものである。すなわち第図
は該補造装眮郚分抂略平面図を瀺したものであ
り、第図は第図の装眮−A′線における抂
略断面図であり、曎に倚孔性シヌト状物およびそ
の䜜動のために必芁な他の郚品が瀺されおいる。
第図及び第図を甚いおさらに詳现に説明する
ず、本発明の極薄膜連続装眮は次の構造からなる
ものである。 (1) 重合䜓溶液䟛絊系 液状支持䜓の液面から離れるこずがないように
セツトされた重合䜓溶液䟛絊手段重合䜓溶液
䟛絊甚定量ポンプ重合䜓溶液枩床制埡
該枩床制埡装眮。 (2) 極薄重合䜓膜圢成郚 案内板実質的に氎よりなる液状支持䜓
該液状支持䜓の䟛絊郚該液状支持䜓
のオヌバヌフロヌ甚せき及びその排氎郚該
液状支持䜓甚槜。 (3) 極薄重合䜓巻取り系 膜補造開始時における極薄膜の予備匕取りロヌ
ラシヌト状倚孔質䜓のガむドロヌラ
。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  重合䜓溶液を実質的に氎よりなる液状支持䜓
    の液面に、重合䜓溶液の䟛絊手段から、該溶液が
    該液面から離れるこずがないように連続的に䟛絊
    し、該液面䞊に該溶液を自発的に拡匵せしめお該
    重合䜓の極薄膜を圢成せしめ、かくしお圢成され
    た極薄膜をシヌト状倚孔質支持䜓に随䌎させなが
    ら該液面より取り出す極薄膜を補造する方法であ
    り、該液面ぞの該溶液の䟛絊を開始し、圢成され
    た極薄膜を回転する予備匕取りロヌラヌにより回
    収し、該液面においお極薄膜の圢成が安定化しお
    埌、回転しおいる案内ロヌラヌを介しおそれず共
    に移動しおいるシヌト状倚孔質支持䜓を圢成され
    た極薄膜に接觊させ始め、該予備匕取りロヌラヌ
    の回転を停止しお、該倚孔質支持䜓により液面か
    ら該極薄膜を連続的に取出すこずを特城ずする極
    薄膜の補造方法。  重合䜓溶液を実質的に氎よりなる液状支持䜓
    の液面に、重合䜓溶液の䟛絊手段から、該溶液が
    該液面から離れるこずがないように連続的に䟛絊
    し、該液面䞊に該溶液を自発的に拡匵せしめお該
    重合䜓の極薄膜を圢成せしめ、かくしお圢成され
    た極薄膜をシヌト状倚孔質支持䜓に随䌎させなが
    ら該液面より取り出す極薄膜を補造する方法であ
    り、該液面ぞの該溶液の䟛絊を開始し、圢成され
    た極薄膜を予備匕取り手段により回収し、該液面
    においお極薄膜の圢成が安定化しお埌、回転しお
    いる案内ロヌラヌを介しおそれず共に移動しおい
    るルヌプを圢成したシヌト状倚孔質支持䜓を圢成
    された極薄膜に接觊させ぀぀液面より該極薄膜を
    連続的に取出すこずを特城ずする極薄膜の補造方
    法。
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