JPS642279Y2 - - Google Patents

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JPS642279Y2
JPS642279Y2 JP7647782U JP7647782U JPS642279Y2 JP S642279 Y2 JPS642279 Y2 JP S642279Y2 JP 7647782 U JP7647782 U JP 7647782U JP 7647782 U JP7647782 U JP 7647782U JP S642279 Y2 JPS642279 Y2 JP S642279Y2
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reel
reel stand
coil
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fixed
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JP7647782U
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JPS58179642U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として磁気記録再生装置に用いら
れるリール台装置に関するものである。
磁気記録再生装置、例えばテープレコーダにお
いては、録音再生中はテープが磁気ヘツドに常に
適確に密着するように、また、テープ早送り又は
早巻戻し中においてはテープが弛まないように、
それぞれの動作モードに応じたバツクテンシヨン
をテープに付与する必要があり、さらに、ストツ
プ時にはリール台に制動を掛けてテープの輸送を
適確に停止させる必要がある。そこで、リール台
の回転検出素子を設け、この検出素子の検出信号
に応じて電磁力によりリール台に適度の制動をか
けて適度のバツクテンシヨンを付与し、また、テ
ープ終端の検出によりリール台に大きな制動力を
付与するようにしたリール台装置が提案されてい
る。上記リール台の回転検出素子としては一般に
ホール素子やフオトリフレクタなどが用いられ、
ホール素子を用いる場合はリール台下面に磁極を
形成し、フオトリフレクタの場合はリール台下面
に反射板を設け、フオトリフレクタの一部をなす
発光素子からの光を上記反射板で反射させ、この
反射光をフオトリフレクタの一部をなす受光素子
で受光するように構成される。何れにせよ、リー
ル台の下面と対向させて回転検出素子を配設する
ことには変りがない。
しかるに、従来のこの種のリール台装置は、回
転検出素子を配設するための回路基板を特別に用
意し、この基板をシヤーシに固定するようになつ
ており、従つて、構成が複雑化すると共に、リー
ル台に制動を加えるための電磁装置のコイルの端
部の処理などを含む配線処理も面倒であつた。
本考案の目的は、回転検出素子を配設するため
に回路基板を別個に設ける必要性をなくして構成
を簡略化すると共に、電磁装置のコイルの端部の
処理を含む配線処理を簡略化できるリール台装置
を提供することにある。
本考案の特徴は、リール台に制動力を付与する
ための電磁装置のコイルボビンの一端がわの鍔を
回路基板によつて構成すると共に、この回路基板
にコイルの引き出し線を接続固定すると共にリー
ル台の回転検出素子を配設したことにある。
かかる特徴を有する本考案によれば、回転検出
素子を配設するための回路基板を別個に設ける必
要がないから構成が簡略化されるし、電磁装置の
コイルの引き出し線や回転検出素子は、コイルボ
ビンの鍔を兼ねる回路基板に直接配線すれば済む
ので、配線処理の簡略化も図られる。さらに、上
記コイルボビン自体は、一端部に鍔のない形にな
つているから、樹脂等による一体成形の際に、2
方向からの離型が可能で、従来のように4方向か
らの離型は不要となるから、金型が単純化され、
この点から安価なリール台装置を提供することが
できる。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図において、符号3はリール軸を示してお
り、このリール軸3は、コイル4を有してなる電
磁装置の固定鉄心5を貫いて鉄心5と一体に設け
られている。コイル4は固定鉄心5が嵌装固着さ
れたコイルボビン6に巻き回されている。上記電
磁装置はケース7によつて一体に包囲されると共
に、ケース7の上端折曲部がテープレコーダの基
板1にねじ止めされることにより、上記電磁装置
が基板1の下がわに固定されている。上記電磁装
置は固定鉄心5の上方においてリール軸3に沿つ
て上下動可能な可動鉄心8を有している。固定鉄
心5の上端は円錐形の凸状に形成されると共にこ
れに対向する可動鉄心8の下端は円錐形の凹状に
形成されていて、固定鉄心5の凸状端部が可動鉄
心8の凹状端部に対して適宜の間隙を存して侵入
している。可動鉄心8には上下方向の溝8aが形
成されており、この溝8aにコイルボビン6の突
起6aが係合することにより可動鉄心8の回り止
めがなされている。ケース7の開放上端には蓋9
が被せられている。可動鉄心8の上端部には円板
状の可動板10が遊嵌され、可動鉄心8の上端部
に螺合されたナツト11によつて抜け止めがなさ
れている。ナツト11は可動板10の中心凹部内
に位置するように構成されることによつて全体の
高さ寸法が長くなることを防止するようになつて
いる。また、ナツト11の下端面は面取りをして
球形状に形成されると共に、可動板10が可動鉄
心8に対してがたを有するように遊嵌されること
により、可動板10がナツト11に対し相対的に
傾くことができるようになつている。可動板10
とコイルボビン6との間には反発ばね12が介装
されていて、ばね12の弾力により可動板10が
ナツト11に押し当てられるようになつている。
可動板10にはコイルボビン6から立ち上がつた
適宜数の突起6bが係合することによつて回り止
めがなされると共に、下面にフエルト等の摩擦部
材14が固着されている。摩擦部材14の下方に
は摩擦板15がリール軸3を回転中心として回転
可能かつ上下動可能に設けられている。摩擦板1
5の下であつて前記電磁装置の蓋9の上にはフエ
ルト等の摩擦部材16が固着されている。リール
軸3の上下方向の中央部にはリング17が嵌めら
れていて、ばね12の弾力に基づく可動板10、
ナツト11及び可動鉄心8の抜け止めがなされて
いる。リール軸3の上半部は基板1の上方に突出
しており、このリール軸3の上半部にはリール台
18が回転自在に嵌められている。また、リール
軸3の上端部にはリール台頭部19が回転可能に
嵌められている。リール台頭部19の下端外周部
はリール台18の上端内周部に一体になるように
嵌合されている。リール台18の上端外周部に
は、テープリールの内向き突起と係合すべきリー
ル爪20が嵌合され、リール台頭部19によつて
抜け止めがなされている。リール台18の下端部
は大径の円筒状に形成されていて、可動板10、
摩擦板15等よりなる機構部を被い、リール台1
8の下端部内周面によつて摩擦板15の中心位置
を決めると共に、摩擦板15の外周から突出した
適宜数の突起15aがリール台18に係合するこ
とにより、リール台18とともに摩擦板15が回
転するようになつている。
前記コイルボビン6は、第2図にも示されてい
るように、下端部に鍔6cが一体に成形されてい
るが、ボビン6の上端部には鍔の一体成形はなさ
れておらず、コイル4を巻き回すべき胴部の径よ
りも小径の段部6dが形成されている。この段部
6dには回路基板22の孔22aが嵌合されるこ
とにより、ボビン6に基板22が一体に固定され
ている。回路基板22は、ボビン6に層状に巻き
回してなるコイル4の層の面よりも充分に大きく
作られることによりボビン6の鍔の役目をなすよ
うになつている。ボビン6に対する基板22の固
定手段は、双方をきつく嵌合させるだけでもよい
し、図示の例のように、ボビンの段部6dに基板
22の抜け止め用の突部を設けてもよいし、嵌合
したあと接着するようにしてもよい。回路基板2
2の一部は電磁装置のカバー7よりも外側に突出
してリール台18の下面と対向しており、この突
出部分22aには、リール台18の回転を検出す
べく回転検出素子23がリール台18と対向させ
て配設されている。回転検出素子23は、ホール
素子、あるいは発光素子と受光素子でなるフオト
リフレクタなどを用いることができるが、ホール
素子を用いるときは、検出素子23と対向すリー
ル台18の面18aに磁極を形成し、フオトリフ
レクタを用いる場合は上記リール台18の面18
aに反射板を設ける。回路基板22には上記のよ
うに回転検出素子を配設するほか、コイル4の端
部も接続固定されて所定の回路が形成されてい
る。第3図は基板22に形成される回路の一例を
示しており、基板22の突出部22bには適宜の
プリントパターン24が形成され、このプリント
パターン24にはコイル4の端部が接続固定され
ると共に、フオトリフレクタでなる回転検出素子
23の発光素子及び受光素子が接続固定され、さ
らに、コイル4をその駆動回路に導くリード線2
5及び回転検出素子23をその給電回路及びスイ
ツチング回路等に導くリード線26が接続固定さ
れている。
いま、第1図に示されているリール台装置がテ
ープ供給がわのリール台装置であるとすると、録
音再生モードでは回転検出素子23によるリール
台18の回転検出信号に基づき、リール台18の
下に設けられたコイル4に所定の比較的低い電圧
を印加して固定鉄心5を磁化し、固定鉄心5によ
つて可動鉄心8を吸引させる。可動鉄心8が吸引
されるとこれと一体的にナツト11が下降し、ナ
ツト11によつて可動板10がばね12の弾力に
抗して引き下げられ、摩擦材14が、リール台1
8とともに回転している摩擦板15に圧接させら
れ、さらに、摩擦板15が摩擦材16に圧接させ
られることになつてリール台18に所定の制動力
が加えられることになる。その結果、輸送中のテ
ープに対して所定のバツクテンシヨンが加わるこ
とになり、磁気ヘツドに対してテープが常に良好
に密着し、ドロツプアウト等の不都合が防止され
る。
次に、録音再生モード又は早送りもしくは早巻
戻しモードからストツプ釦を操作した場合には、
駆動モータへの給電を絶つと同時に図示の構成と
同じ構成でなる左右双方のリール台の下がわのコ
イル4に高電圧を印加する。その結果、固定鉄心
5が強力に磁化されて可動鉄心8が固定鉄心5に
強力に吸引され、可動板10の摩擦材14が摩擦
板15に強力に押しつけられて強力な摩擦力が生
じ、リール台18に強力な制動力が生ずる。しか
もこの場合は左右双方のリール台に制動力が生ず
るから双方のリール台は確実に停止し、テープが
弛むようなことはない。なお、録音再生モードか
らストツプする場合に比べて、早送りモード又は
早巻き戻しモードからストツプする場合の方がリ
ール台の慣性力が大きいから、録音再生モードか
らストツプする場合に比べて早送り又は早巻戻し
モードからストツプする場合の方がより大きな制
動力を生ずるように、回転検出素子23の検出信
号に応じてコイル4に対する印加電圧を制御す
る。
早送り又は早巻戻しモードにおいては、録音再
生モードの場合と同様にコイル4に比較的低い電
圧を印加して適宜の制動力をリール台に付与す
る。
録音再生モードにせよ、早送り又は早巻戻しモ
ードにせよ、テープの巻太り又は巻細りに基づき
リール台の回転数が変化し、適当なバツクテンシ
ヨンを付与するための電磁力も変るから、リール
台の回転数の変化を回転検出素子23によつて検
出し、この検出信号を制御回路に導入し、これに
基づきコイル4への印加電圧を変え、常に好まし
いバツクテンシヨンが得られるように制御する。
コイル4に対する印加電圧と摩擦力との関係
は、コイル4に電圧を印加した状態における固定
鉄心5と可動鉄心8の対向面の間隙寸法に影響さ
れるから、ナツト11の調整によつて双方の鉄心
5,8の間隙寸法を適宜調整する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は同上実施例中のコイルボビンと回路基板との
関係を示す分解側面図、第3図は上記回路基板の
一部分を示す平面図である。 3……リール軸、4……コイル、5……固定鉄
心、6……コイルボビン、6c……鍔、8……可
動鉄心、14……摩擦材、15……摩擦板、16
……摩擦材、18……リール台、22……回路基
板、22b……突出部、23……回転検出素子、
24……プリントパターン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール台の下部に該リール台の回転に制動力を
    与えるための電磁装置を設けてなるリール台装置
    において、上記電磁装置内に配設されたコイルボ
    ビンの一端がわの鍔を回路基板で構成して上記コ
    イルボビンに巻き回されるコイルを上記回路基板
    に接続固定すると共に、上記回路基板を電磁装置
    より突出させ、この突出させた回路基板上であつ
    てリール台の下面と対向する部分にリール台回転
    検出素子を設けたことを特徴とするリール台装
    置。
JP7647782U 1982-05-25 1982-05-25 リ−ル台装置 Granted JPS58179642U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7647782U JPS58179642U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 リ−ル台装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7647782U JPS58179642U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 リ−ル台装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58179642U JPS58179642U (ja) 1983-12-01
JPS642279Y2 true JPS642279Y2 (ja) 1989-01-19

Family

ID=30085791

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7647782U Granted JPS58179642U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 リ−ル台装置

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JPS58179642U (ja) 1983-12-01

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