JPS642119B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS642119B2
JPS642119B2 JP56030544A JP3054481A JPS642119B2 JP S642119 B2 JPS642119 B2 JP S642119B2 JP 56030544 A JP56030544 A JP 56030544A JP 3054481 A JP3054481 A JP 3054481A JP S642119 B2 JPS642119 B2 JP S642119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cbz
mmol
multiplet
ppm
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56030544A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57145891A (en
Inventor
Iwao Oshima
Tetsuo Kogure
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP56030544A priority Critical patent/JPS57145891A/ja
Publication of JPS57145891A publication Critical patent/JPS57145891A/ja
Publication of JPS642119B2 publication Critical patent/JPS642119B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、R1及びR2は置換若しくは無置換のア
リール基、R3は水素原子、アルキル基又は芳香
族基、R4は水素原子、アミノ酸残基又はペプチ
ド残基であり、Xは水素原子又はアミノ基の保護
基である。又、R3とR4は一体となり置換又は無
置換のポリメチレン基を形成し得る。*は光学活
性点を示す。)。で表わされる光学活性ジホスフイ
ン配位子(以下AAPPと称す。)に関するもので
ある。 本発明の前記一般式()で表わされる光学活
性ジホスフイン配位子はロジウム錯体、例えば
〔Rh(ジエン)2+ClO4 -と反応させることにより容
易に〔(AAPP)Rh(ジエン)〕+ClO4 -なる錯体を
形成し、又〔Rh(ジエン)Cl〕2と反応させること
により容易に〔(AAPP)Rh(ジエン)Cl〕なる
錯体を形成する。このものは例えば光学活性なα
−アミノ酸あるいはペプチド類を製造する際に不
斉触媒として有用である。従来、不斉水素化触媒
を用いてα−アミノ酸誘導体を製造するプロセス
は例えばモンサント社のL−ドーパ合成にもみら
れる様に酵素法と並んで工業技術としての重要性
を増しつつある。この不斉水素化触媒として最も
効果の高いものは光学活性ホスフイン配位子とす
るロジウム錯体であることが示されているが、こ
こで高い光学収率を達成する鍵は効果的な配位子
を開発することである。従来、この考えのもとに
すでに多くの効果的なホスフイン配位子が開発さ
れてきた〔例えばB.D.Vineyard,W.S.
Knowles,M.J.Sabacky,G.L.Bachman and
D.J.Weinkauff,J.Am.Chem.Soc.,99,5946
(1976);M.D.Fryzuk and B.Bosnich,J.Am.
Chem.Soc.,99,6262(1976);T.Hayashi,T.
Mise,S.Mitachi,K.Yamamoto and M.
Kumada,Tetrahydren Lett.,1133(1976)〕。
しかし、これらは不斉ホスフイン配位子の合成に
光学分割を含み、更に配位子そのものが空気に不
安定なものが多く、入手が困難な上に取扱いが不
便であつた。そこで天然物中の不斉炭素を利用
し、官能基変換を用いて光学分割を含まずに不斉
配位子を合成する方法が開発された〔例(1)T.−
P.Dang and H.B.Kagan,J.Am.Chem.Soc.,
94,6429(1972)。例(2)K.Achiwa,J.Am.Chem.
Soc.,98,8265(1976).〕。しかしながら、例(1)の
配位子は実用化に必要な光学収率を実現出来る程
効果的でなく、又例(2)の配位子及びそのN−アシ
ル誘導体〔特開昭54−66672号参照〕も95%以上
の光学収率は達成出来ず、又結晶性も余り良くな
い為、取扱いに不便である等の欠点がある。 その後、これらの問題点を解決した方法が見い
出され、取扱い容易で結晶性が非常に高く、極め
て高い光学収率をもたらす不斉配位子が合成され
た(尾島巌、依田のり子、日本化学会第41回春季
年会予稿集、3010,1980;I.Ojima and N.
Yoda,Tetrahedron Letters,21,1051
(1980)〕。しかしながらこれら配位子を含むロジ
ウム錯体の触媒活性がもう一段と高いことが望ま
れる。 本発明者等は斯様な従来の問題点を克服すべく
検討した結果、取扱い容易で結晶性が良く、その
上触媒活性が一層高いという利点を有し、しかも
ペプチド結合を持つという構造上の特徴からデヒ
ドロペプチド等の反応基質との相溶性の高い本発
明の化合物が、極めて高い光学収率をもたらす不
斉触媒の配位子として有用であることを見出し、
本発明を完成するに至つた。 本発明の前記一般式()で表わされる光学活
性なジホスフイン配位子は、一般式 (式中、*は光学活性点を示す。R1およびR2
は置換若しくは無置換のアリール基である。)で
表わされる光学活性なピロリジノジホスフインと
一般式 (式中、R3は水素原子、アルキル基又は芳香
族基、R4は水素原子、アミノ酸残基又はペプチ
ド残基であり、R3とR4は一体となり置換又は無
置換のポリメチレン基を形成し得る。Xは水素原
子又はアミノ基の保護基である。)で表わされる
アミノ酸あるいはペプチドを縮合剤の存在下で反
応させることにより製造できる。前記一般式
()の化合物のうちR1及びR2がフエニル基の化
合物は特開昭53−65872号及び特開昭54−66672号
に記載の方法により容易に得られる化合物であ
り、その他の化合物についても同様に製造するこ
とができる。前者の文献に示される化合物は、
2S,4S一体であり、後者の文献に示される化合
物は2S,4S一体及び2R,4R一体である。 2S,4S一体は天然型すなわち(2S,4R)−ヒ
ドロキシプロリンを出発原料として数段階で合成
され、一方、2R,4R一体は光学的掌体である
(2R,4S)−ヒドロキシプロリンを出発原料とし
て同様に合成される。 一方の原料である前記一般式()の化合物は
工業的に入手可能な化合物である。前記一般式
()のアミノ酸及びペプチドとしては、アミノ
基をベンジルオキシカルボニル(CBZと略す)、
t−ブトキシカルボニル基(BOCと略す)、アセ
チル基、ベンゾイル基、クロロアセチル基、トリ
フルオロアセチル基等の通常ペプチド合成におい
て用いられる保護基で保護したアミノ酸及びペプ
チド、例えば、CBZ−グリシン、CBZ−アラニ
ン、BOC−フエニルアラニン、N−アセチルフ
エニルアラニン、N−ベンゾイルバリン、N−ク
ロロアセチルロイシン、N−トリフルオロアセチ
ルトリプトフアン、CBZ−グリシルグリン、
BOC−フエニルアラニルアラニン、N−アセチ
ルプロリルグリシン、N−クロロアセチルフエニ
ルアラニルメチオニン、N′−トリフルオロアセ
チル−N−メチルアルギニン、CBZ−フエニル
アラニルグリシルグリシルプロリン等を広範に例
示することができる。 縮合剤としては、通常ペプチド合成に用いられ
る縮合剤、例えばジシクロヘキシルカルボジイミ
ドを好適に用いることができる。ラセミ化を防ぐ
意味で、1−ヒドロキシベンズトリアゾール、N
−ヒドロキシサクシンイミド、N−ヒドロキシフ
タルイミドを併用することが望ましい。 以下本発明を実施例及び参考例により更に詳細
に説明する。 実施例 1 (2S,4S)−4−ジフエニルホスフイノ−2−
ジフエニルホスフイノメチルピロリジン(以下
PPMと略す)0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−
L−フエニルアラニン(CBZ=PhCH2OCO)
0.329g(1.10mmol)、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(以下DCCと略す)0.268g
(1.30mmol)及び1−ヒドロキシベンズトリアゾ
ール(以下HOBTと略す)0.176g(1.30mmol)
を2mlのジメチルホルムアミド(以下DMFと略
す)中、アルゴン雰囲気下、0℃で2時間さらに
室温で1晩撹拌混合した後、薄層クロマトグラフ
イーで反応の完了を確認した。反応混合物に脱気
した酢酸エチルを加え白色の沈殿物を別した
後、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(酢酸エチル)によつて
精製し、融点73〜77℃、〔α〕20 D−6.2゜(C0.504,
CHCl3)を有する無色の(2S,4S)−N−(N′−
CBZ−L−フエニルアラニル)−4−ジフエニル
ホスフイノ−2−ジフエニルホスフイノメチルピ
ロリジン(以下、CBZ−L−Phe−PPMと略
す。)0.665g(0.91mmol)を得た(収率91%)。 NMR(CDCl3):δ1.30−4.75(多重線、11H)、
5.04(一重線、2H)、5.45−5.95(多重線、
1H)、6.80−7.80(多重線、30H)。 IR(KBr):3440;3270(νN−H)、1715;1630
(νc=0)、1530(アミド)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 2 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−L−バ
リン0.276g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて実施例1と同様の後処理をして、融点63〜68
℃、〔α〕20 D−18.0゜(C1.007,CHCl3)を有する
(2S,4S)−N−(N′−CBZ−L−バリル)−4−
ジフエニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフイ
ノメチルピロリジン(以下、CBZ−L−Val−
PPMと略す。)0.630g(0.917mmol)を得た
(収率92%)。 NMR(CDCl3):δ0.75−1.05(多重線、6H)、1.40
−4.40(多重線、10H)、5.50(一重線、2H)、
5.30−5.77(多重線、1H)、6.82−7.82(多重
線、25H)。 IR(KBr):3430;3270(νN−H)、1715;1625
(νc=0)、1530(アミド)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 3 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−L−ア
ラニン0.246g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて実施例1と同様の後処理して、融点66〜72
℃、〔α〕20 D−20.6゜(C1.030、CH3OH)を有する
(2S,4S)−N−(N′−CBZ−L−アラニル)−4
−ジフエニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフ
イノメチルピロリジン(以下、CBZ−L−Ala−
PPMと略す。)0.540g(0.82mmol)を得た(収
率82%)。 NMR(CDCl3):δ0.60(二重線、J=6Hz、3H)、
1.50−4.55(多重線)、9H)、5.04(一重線、
2H)、5.85(二重線、J=7.5Hz、1H)、6.85
−8.10(多重線、25H)。 IR(KBr):3420;3270(νN−H)、1715;1635
(νc=0)、1535(アミド)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 4 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−D−ア
ラニン0.246g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて実施例1と同様の後処理をして、融点65〜69
℃、〔α〕20 D−10.5゜(C1.004,CH3OH)を有する
(2S,4S)−N−(N′−CBZ−D−アラニル)−4
−ジフエニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフ
イノメチルピロリジン(以下、CBZ−D−Ala−
PPMと略す)0.590g(0.896mmol)を得た(収
率90%)。 NMR(CDCl3):δ0.54(二重線、J=6Hz、3H)、
1.35−4.40(多重線、9H)、2.48(一重線、
2H)、5.55(二重線、J=7.5Hz、1H)、6.75
−7.80(多重線、25H)。 IR(KBr):3420;3280(νN−H)、1715;1640
(νc=0)、1530(アミド)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 5 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−グリシ
ン0.230g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて実施例1と同様の後処理をして、融点60〜65
℃、〔α〕20 D−15.3゜(C1.003、CHCl3)を有する
(2S,4S)−N−(N′−CBZ−グリシル)−4−ジ
フエニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフイノ
メチルピロリジン(以下、CBZ−Gly−PPMと
略す。)0.542g(0.84mmol)を得た(収率84
%)。 NMR(CDCl3):δ2.60−4.45(多重線、10H)、
5.07(一重線、2H)、5.56(巾広一重線、1H)、
6.85−7.70(多重線、25H)。 IR(KBr):3420;3300(νN−H)、1725;1650
(νc=0)、1515(アミド)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 6 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−L−プ
ロリン0.274g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて実施例1と同様の後処理をして、融点63〜70
℃、〔α〕20 D−19.7゜(C1.012、CHCl3を有する(2S,
4S)−N−(N′−CBZ−L−プロリル)−4−ジフ
エニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフイノメ
チルピロリジン(以下、CBZ−L−Pro−PPM
と略す。)0.645g(0.94mmol)を得た(収率94
%)。 NMR(CDCl3):δ1.25−5.30(多重線、17H)、
6.65−8.15(多重線、25H)。 IR(KBr):1705;1650(νc=0)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 7 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−D−プ
ロリン0.274g(1.10mmol)、DCC0.268g
(1.30mmol)とHOBT0.176g(1.30mmol)を2
mlのDMF中で実施例1と同様に反応させた。続
いて、実施例1と同様の後処理をして、融点66〜
71℃、〔α〕20 D−19.9゜(C1.006、CHCl3)を有する
(2S,4S)−N−(N′−CBZ−D−プロリル)−4
−ジフエニルホスフイノ−2−ジフエニルホスフ
イノメチルピロリジン(以下、CBZ−D−Pro−
PPMと略す。)0.624g(0.91mmol)を得た(収
率91%)。 NMR(CDCl3):δ1.00−5.20(多重線、17H)、
6.65−8.10(多重線、25H)。 IR(KBr):1700;1645(νc=0)、1430(P−Ph)
cm-1。 実施例 8 PPM0.452g(1.00mmol)、N−CBZ−L−フ
エニルアラニル−L−バリン0.439g
(1.10mmol)、DCC0.268g(1.30mmol)と
HOBT0.176g(1.30mmol)を2mlのDMF中で
実施例1と同様に反応させた。続いて実施例1と
同様の後処理をして、融点76〜80℃、〔α〕20 D
22.7゜(C1.007、CHCl3)を有する(2S,4S)−N
−(N′−CBZ−L−フエニルアラニル−L−バリ
ル)−4−ジフエニルホスフイノ−2−ジフエニ
ルホスフイノメチルピロリジン(以下、CBZ−
L−Phe−L−Val−PPMと略す。)0.758g
(0.91mmol)を得た(収率91%)。 NMR(CDCl3):δ0.39(二重線、J=6Hz);0.43
(二重線、J=6Hz)(6H)、1.40−4.70(多重
線、14H)、5.03(一重線、2H)、5.56(巾広一
重線、1H)、6.95−7.90(多重線、30H)。 IR(KBr):3440;3210(νN−H)、1722;1675;
1630(νc=0)、1540(アミド)、1435(P−
Ph)cm-1。 参考例 1 CBZ−L−Phe−PPM7.9mg(0.0110mmol)と
〔Rh(ノルボルナジエン)2+ClO4−3.9mg
(0.0101mmol)をエタノール2ml中、アルゴン雰
囲気下で30分間撹拌して触媒を調製した。この触
媒溶液5.05×10-3mmol(1.0mol%)をN−ベンゾ
イルデヒドロフエニルアラニルフエニルアラニン
メチルエステル214mg(0.50mmol)、エタノール
14mlと共に1気圧の水素圧下40℃で1時間撹拌し
た。反応の終了はガスビエレツトによる水素吸収
量を目安とし、高速液体クロマトグラフイーによ
り確認した。反応混合物にイオン交換樹脂(ダウ
コーニング社、50W−X2、H+型)0.05gと0.05
g程度の活性炭を加えて10分間撹拌した後、別
した。液から溶媒をロータリーエバポレータ
ー、真空ポンプで十分に留去して(R,S)/
(S,S)=98.0/2.0の組成のN−ベンゾイル−
D−フエニルアラニル−L−フエニルアラニンメ
チルエステル210mg(0.488mmol)を得た。(収率
98%)。 参考例 2 参考例1と同様にして、CBZ−L−Phe−L−
Val−PPM9.0mg(0.0108mmol)と〔Rh(ノルボ
ルナジエン)2+ClO4 -3.9mg(0.0101mmol)、エタ
ノール2mlからカチオン性ロジウム錯体触媒溶液
を調製し、N−ベンゾイルデヒドロフエニルアラ
ニル−L−バリンメチルエステル380mg
(1.00mmol)、エタノール28mlに加え、1気圧の
水素圧下40℃で4時間撹拌した。参考例1と同様
に後処理を行い、(R,S)/(S,S)=94.6/
5.4の組成のN−ベンゾイル−D−フエニルアラ
ニル−L−バリンメチルエステル378mg
(0.988mmol)を得た(収率99%)。 参考例 3 参考例1と同様にしてCBZ−L−Ala−
PPM7.1mg(0.0108mmol)、と〔Rh(ノルボルナ
ジエン)2+ClO4 -3.9mg(0.0101mmol)、エタノー
ル2mlからカチオン性ロジウム錯体触媒溶液を調
製した。この触媒溶液(1mol%)をZ−α−ア
セトアミドケイヒ酸205mg(1.00mmol)、エタノ
ール8mlに加え、1気圧の水素圧下室温で1時間
撹拌した。参考例1と同様に後処理を行い、〔α〕
26 D−41.69゜(C1.017、EtOH)(90.6%ee)を有する
(R)−N−アセチルフエニルアラニン204mg
(0.983mmol)を得た(収率98%)。 参考例 4 参考例1と同様にしてCBZ−L−Ala−
PPM36.9mg(0.0574mmol)と〔Rh(1,5−シ
クロオクタジエン)Cl〕212.3mg(0.0249mmol)、
ベンゼン4mlから中性ロジウム錯体触媒溶液を調
製した。この触媒溶液(1mol%)とケトパント
イルラクトン639mg(4.99mmol)を100mlのオー
トクレーブに入れ、50気圧の水素圧下30℃で48時
間撹拌した。反応が完結していることをガスクロ
マトグラフイーにより確認した(収率100%)。反
応混合物から溶媒を留去した後、減圧蒸留して
〔α〕25 D−38.32゜(C2.025、H2O)(75.6%ee)を有
する(R)−パントイルラクトン514mg
(3.95mmol)を得た(収率79%)。 参考例 5〜12 表1に示す様な条件下で参考例1と同様な反応
を行つた。 【表】 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 で表わされる光学活性ジホスフイン配位子(式
    中、R1及びR2は置換若しくは無置換のアリール
    基、R3は水素原子、アルキル基又は芳香族基、
    R4は水素原子、アミノ酸残基又はペプチド残基
    であり、Xは水素原子又はアミノ基の保護基であ
    る。又、R3とR4は一体となり置換又は無置換の
    ポリメチレン基を形成し得る。*は光学活性点を
    示す。)。 2 R1、R2がフエニル基である特許請求の範囲
    第1項に記載の化合物。
JP56030544A 1981-03-05 1981-03-05 Optically active diphosphine ligand Granted JPS57145891A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56030544A JPS57145891A (en) 1981-03-05 1981-03-05 Optically active diphosphine ligand

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56030544A JPS57145891A (en) 1981-03-05 1981-03-05 Optically active diphosphine ligand

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57145891A JPS57145891A (en) 1982-09-09
JPS642119B2 true JPS642119B2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=12306727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56030544A Granted JPS57145891A (en) 1981-03-05 1981-03-05 Optically active diphosphine ligand

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57145891A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4539411A (en) * 1982-02-05 1985-09-03 Hoffmann-La Roche Inc. Rhodium complexes of chiral phosphines
RU2309144C2 (ru) * 2005-03-25 2007-10-27 Общество С Ограниченной Ответственностью "Фарминтерпрайсез" Фенилсодержащие n-ацильные производные аминов, способ их получения, фармацевтическая композиция и их применение в качестве противовоспалительных и анальгетических средств

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57145891A (en) 1982-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0036741B1 (en) Phosphine compounds, transition metal complexes thereof and use thereof as chiral hydrogenation catalysts
Ojima et al. New and effective routes to fluoro analogs of aliphatic and aromatic amino acids
Ojima et al. Synthesis of chiral dipeptides by means of asymmetric hydrogenation of dehydro dipeptides
HU190486B (en) Process for producing spiro /4./3+n// -2-azaalkane-3-carboxylic acid-derivatives and pharmaceutical compositions containing the same
RU2297406C2 (ru) Способ получения (2r)-2-пропилоктановой кислоты
JPH0692981A (ja) キラル燐含有リガンドとその製造方法
KR100607556B1 (ko) (2S, 3aS,7aS)-1-[(S)-알라닐]-옥타히드로-1H-인돌-2-카르복실산유도체의 신규한 합성 방법 및 페린도프릴 합성에서의이의 용도
JPH0699373B2 (ja) N−アルキル化α−アミノ酸の合成方法
Shue et al. Novel methodology for the synthesis of trans-alkene dipeptide isosteres
US5541289A (en) Phosphine containing amino acids and peptides and methods of preparing and using same
Williams et al. Asymmetric Synthesis of. gamma.-D-and-L-Glutamyl-L-meso-diaminopimelic Acid Dipeptide
Onuma et al. The asymmetric homogeneous hydrogenation of olefins with the rhodium complexes of (1S, 2S)-1, 2bis (diphenylphosphinamino) cyclohexane and (2S, 3S)-2, 3-bis (diphenylphosphinamino) butane.
JPS642119B2 (ja)
JPH07224091A (ja) 新規ホスホン酸、それらを調製する方法及びそれらを 含有する薬剤組成物
JP5068960B2 (ja) 光学活性配位子
JP3032110B2 (ja) 光学活性なジアミノヘキサノン誘導体の製造方法
RU2250212C2 (ru) Способ получения ацетиламидиниофенилаланилциклогексилглицилпиридиниоаланинамидов
Matt et al. C‐Alkylation of Peptides Containing Aminomalonate and (Amino)(cyano) acetate Residues
US6541654B2 (en) Process for making optically active α-amino ketones and selected novel optically active α-amino ketones
JPH1045692A (ja) シクロヘキシルアミノ酸類の製造方法
JPH01172365A (ja) 光学活性な3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法
JPS6111960B2 (ja)
US4216331A (en) Use of chiral rhodium-diphosphine catalyst capable of catalytic reduction of a tetramisole precursor to give a significant excess of the desired S-(-) isomer levamisole
US5473092A (en) Synthesis of optically-active phosphono analogs of succinates
JPH0667856B2 (ja) カルボニル化合物の不斉水素化方法