JPS642024Y2 - - Google Patents

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JPS642024Y2
JPS642024Y2 JP16149983U JP16149983U JPS642024Y2 JP S642024 Y2 JPS642024 Y2 JP S642024Y2 JP 16149983 U JP16149983 U JP 16149983U JP 16149983 U JP16149983 U JP 16149983U JP S642024 Y2 JPS642024 Y2 JP S642024Y2
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JP
Japan
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boom
work
tank
spherical tank
frame
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JP16149983U
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JPS6068237U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石油、液化ガス等を収容する大容量球
形タンクの内壁面を検査、修理、清掃、塗装等す
る場合に、当該球形タンク内に構築される作業用
回転足場の作業アーム装置に関する。
従来、上記の作業用足場としては、球形タンク
内の全域にわたつて構築する総足場と、球形タン
ク内の直径方向にのみ構築し、作業の進行につれ
て、これを回転することで全面作業を可能とした
回転式の足場とが知らされている。
しかし、前者は、大量の丸太や鋼材等を、マン
ホールからタンク内に搬入しなければならず、又
タンク内の全域に構築するので、構築期間が長期
化し、構築に多大の労力必要となる欠点がある。
これに対し後者は、タンク内の直径方向のみに
衝立状となるよう構築し、作業の進行につれて回
転させる構成であるから、工期の短縮と省力化を
図り得る等の利点がある。
しかしながら、作業者が上述足場を利用し、シ
ヨツトブラストやサンドブラスト等の研掃機を用
いてタンク内壁面の研掃作業を行つたり、塗装作
業を行う場合には、騒音や粉塵等が発生し、これ
が上記足場上で作業する作業者の作業環境を著し
く悪くするのみならず、作業者の健康を阻害する
と共に、上述の作業も極めて非能率的となつてい
る。
そこで本考案は上述従来の事情に鑑みて検討の
結果、球形タンク内に構築される作業用回転足場
において、その枠体に作業用のブームが、上下微
調整機構を介して、上下方向へ円弧状にて回転可
能なるよう取り付けられると共に、該ブームを遠
隔操作によりタンク外側から回動操作できる構成
とすることによつて、球形タンク内壁面の作業
中、点検等の騒音、粉塵等を発生しない作業は作
業床上で行い、研掃、塗装等の騒音、粉塵等を発
生する作業は、上記ブームの先端に作業器具を取
り付け、これを遠隔操作により行うことにし、作
業環境の改善と、能率向上とを図り得るようにす
るのが、その目的である。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すれ
ば、第1図は足場1の全体構造を示したものであ
り、同図に示す如く、足場1は、球形タンク2内
の底部中心に水平に設置した環状レール3と、該
環状レール3上に施回自在に載置した台車4と、
該台車4上にあつて直径方向へ衝立状に組立てら
れた枠体5と、該枠体5の左右両側部から横向き
に、かつ上下方向へ適宜な間隔をもたせてフレー
ム6……を延設し、該フレーム6……の先端に足
場板を敷設して多段階状に設けた複数個の作業床
7……とから構成されている。
この足場1は、ユニツト化された足場部材を球
形タンク2の上部マンホール8、下部マンホール
9から搬入してタンク内部で組立てることにより
構築される。
又、上記の上部マンホール8はタンク2の頂部
中心に設けてあり、下部マンホール9はタンク底
部の中心から一側へ偏した位置に設けられてい
る。
ここで、上記台車4等に設置したモータ10の
駆動により、上記枠体5は環状レール3に沿つ
て、タンク内部の球心を回転中心として回転し、
これによつて各作業床7……はタンク2の内壁面
に沿つて円周方向に移動され、作業者は各高さに
ある作業床7……上においてタンク内壁面の各種
作業を実施することができる。
又上記枠体5は、作業の進行につれて、回転と
停止を繰り返すことによりタンク内壁全面の作業
を行うことができる。
そして更に本案は、上記枠体5の表裏一側にあ
つて、その略中心部に上下微調整機構11を介し
てブーム12の基端部を第2図、第3図に示した
如く枢着し、当該ブーム12が上下方向にあつ
て、球形タンク2の半径より小さい半円状にて回
転可能なるよう設けられており、更にその自由端
側を、ワイヤー14と、電動ウインチ15とから
なる上下回動機構13により第2図に示す如く吊
持し、該上下回動機構13は、球形タンク2の外
部から遠隔操作が可能となるように、上記電動ウ
インチ15は自動制御装置16と電気的に接続す
るが、その両者を接続したコード17は下部マン
ホール9から外部に出し上記自動制御装置16を
タンク外に配置する。
又、上記ブーム12には、その自動端に研掃作
業や塗装作業等を行う場合の作業機器18が脱着
自在に装着してあり、これを稼動させることでタ
ンク内壁面の研掃作業や塗装作業等ができるよう
になつている。
ここで、上記ブーム12の上下微調整機構11
としては第2図、第3図に示した如きものが用い
られる。
図示の同機構11は、第3図に明示の如く上記
枠体5の横向部材19,19に機枠20が縦設さ
れ、その縦杆21,21には、これに沿つて上下
方向へスライド可能なるようブーム枢支枠22の
スライド筒22′,22′が被嵌され、該枢支枠2
2に上記ブーム12が上下方向へ回動が可能とな
るよう支軸23により枢支してあり、更に上記機
枠20に回動自在に縦設した送りネジ杆24を、
上記ブーム枢支枠22のボス部25に螺合貫通さ
せ、上記送りネジ杆24の一端に固設したギヤ2
6と、機枠20に回転自在に軸支した駆動ギヤ2
7とを噛合させ、駆動軸28′に付設したハンド
ル28の回転操作によつて、送りネジ杆24が回
転されるから、これと螺合したボス部25を介し
てブーム枢支枠22が機枠20に案内されて上方
又は下方へスライドし、これによりブーム12は
上下方向への移動調整を受け得るようになつてい
る。
更に、上記ブーム12が、その長さを半径とし
て上下方向に回転されるが、この為図示の上下回
動機構13では、第2図に示す通り、前記枠体5
の上部にはシーブブロツク29を、下部には電動
ウインチ15を夫々固定し、該電動ウインチ15
のドラム15aにワイヤー14の一端を巻き付
け、該ワイヤ14の他端は、中間シーブ30、上
記シーブブロツク29に軸支したシーブ31、上
記ブーム12の可動端側に軸支したシーブ32に
順次巻回した後、上記シーブブロツク29に固定
してブーム12を吊持し、上記電動ウインチ15
を駆動し、ドラム15aにワイヤ14を巻き取る
ことにより、ブーム12を上記支軸23の支点に
て上方へ回転し、又ワイヤ14がドラム15aか
ら巻き戻しされることで、ブーム12は下方へ回
転するよう構成されている。
つまり、上記ブーム12は、その先端に設けた
作業機器18が、球形タンク2の内壁面に沿つて
上下方向に半円状に回転し得ることとなる。。
更に、図示のブーム12は、ユニツト化された
ブーム構成部材12a,12b……を長さ調整機
構33により連結し、その全長を調整自在となし
当該ブーム12の回転半径を調整可能としてあ
る。
ここで、上記長さ調整機構33には、ユニツト
化されたブーム構成部材12a,12bを、ボル
ト33a、ナツト33bにて連結する図示のネジ
構造を用いたり、上記ブーム構成部材12a,1
2bを油圧又は空圧等によるシリンダと、これに
嵌合されるピストンにより連結したシリンダ構造
を用いたりできるが、何れの構造にあつても、ブ
ーム構成部材12a,12b相互を適当なスライ
ド機構の介在により連結し、その長手方向に伸縮
させたとき、ブームの軸心が屈曲してしまうこと
のないようにするのがよい。
而して上記構成において、これを用いて球形タ
ンク2内壁面の作業を行う場合は、作業員が各作
業床7……上に乗つて行つたり、ブーム12の先
端に作業機器18を取り付け、上下回動機構13
を自動制御装置16により球形タンク2の外部で
遠隔操作し、これによりブーム12をタンク内壁
面に沿つて上下に移動して行うものであり、各作
業床7……と、ブーム12の周方向への移動は、
環状レール3に沿つて枠体5をモータ10等によ
り回転して行うが、該モータ10そして上記作業
機器18等も上記自動制御装置16と電気的に接
続して遠隔操作可能とする。
従つて、通常の作業、つまりタンク内壁面の検
査や修理等であつて、比較的静かに、かつ粉塵等
の発生がない作業は、作業者が各作業床7……上
において行ない、シヨツトブラスト、サンドブラ
スト等の研掃機を使用したり、塗装など、騒音や
粉塵が発生したり、シンナーが球形タンク2内に
充満するような作業に際しては、上記ブームの自
由端に機器18を取り付け、タンク外部より自動
制御により実施する。
又、上記ブーム12の支点は、上下微調整機構
11の操作によつて上下方向に調整され、更にブ
ーム12の長さは、長さ調整機構33の操作によ
つて調整できる。
以上説明したように本考案に係る球形タンク内
作業用回転足場の作業アーム装置によれば、球形
タンク2内底部に設置される環状レール3と、該
環状レール3に搭載される台車4と、該台車4上
に組立てられる枠体5と、該枠体5の側部に多段
階状に設けられる作業床7……とからなる球形タ
ンク内作業用回転足場において、上記枠体5の略
中央部一側に、先端にタンク内壁面の作業機器1
8を脱着自在に取り付け可能としたブーム12
を、上下微調整機構11を介して、上下方向に向
け球形タンクより小さな半径にて回転可能なるよ
う枢支すると共に、該ブーム12には、上記回転
を行わせる上下回動機構13を連結し、該ブーム
12及び作業機器18を遠隔操作自在としたもの
であるから、例えば、タンク内壁面の点検や修理
等の作業は、作業者が各作業床7……上にて行
い、又タンク内壁面の研掃や塗装等のように、騒
音や粉塵が発生したり、シンナーがタンク内に充
満するような作業は、ブーム12の先端に作業機
器18を取り付け、これらをタンクの外部で遠隔
操作して半自動で、これを行うことができるの
で、特に上記研掃作業や塗装作業における作業環
境を改善できて、作業者の健康管理上有効であ
る。
又、上記ブーム12は、環状レール3上で枠体
5と共にタンク2の周方向へ全回転し、更に、上
下回動機構13によつて、上下方向へ半円だけ回
転されるので、その先端に取り付けた作業機器1
8によりタンク内壁の全面にわたつて作業がで
き、かつ、ブーム12の支点は、枠体5に対して
上下微調整機構11により昇降可能であるから、
上記作業機器18を、タンク内壁面に対して作業
上最適位置とすることができて、作業性が良く、
従つて半自動化と相俟つて、タンク内壁面の作業
能率向上を図り得る。
尚作業機器18としてX線撮影装置を採択する
ようにすれば、球形タンクを形成する鋼板の継目
における溶接部の良、不良をも自動検査すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る球形タンク内作業用回転
足場の作業アーム装置を示した全体の斜視図、第
2図は同作業アーム装置の正面図、第3図は同作
業アーム装置における上下微調整機構を示した拡
大斜視図である。 2……球形タンク、3……環状レール、4……
台車、5……枠体、7……作業床、11……上下
微調整機構、12……ブーム、13……上下回動
機構、20……機枠、22……ブーム枢支枠、2
4……送りネジ杆、25……ボス部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 球形タンク内の底部に設置される環状レール
    と、該環状レールに搭載され、縦軸を中心に回
    動自在とした台車と、該台車上に組立てられる
    枠体と、該枠体の側部に多段階状に設けられる
    複数個の作業床とからなる球形タンク内作業用
    回転足場において、上記枠体の略中央部一側
    に、先端部にタンク内壁面の作業機器を脱着自
    在に取り付け可能としたブームを、上下微調整
    機構を介して上下方向に向け球形タンクより小
    さな半径にて回転可能なるよう枢支すると共
    に、該ブームには、上記の回転を行わせる上下
    回動機構を連結し、該ブーム及び作業機器を遠
    隔操作自在としてなる球形タンク内作業用回転
    足場の作業アーム装置。 (2) 上下微調整機構が、枠体に固設した機枠に、
    上下方向へ案内されるよう嵌装したブーム枢支
    枠と、該ブーム枢支枠のボス部に螺合され、上
    記機枠に回転自在に支持された送りネジ杆とか
    ら形成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の球形タンク内作業用回転足場の作業ア
    ーム装置。
JP16149983U 1983-10-19 1983-10-19 球形タンク内作業用回転足場の作業ア−ム装置 Granted JPS6068237U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149983U JPS6068237U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 球形タンク内作業用回転足場の作業ア−ム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149983U JPS6068237U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 球形タンク内作業用回転足場の作業ア−ム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6068237U JPS6068237U (ja) 1985-05-15
JPS642024Y2 true JPS642024Y2 (ja) 1989-01-18

Family

ID=30354906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16149983U Granted JPS6068237U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 球形タンク内作業用回転足場の作業ア−ム装置

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JP (1) JPS6068237U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6299557A (ja) * 1985-10-23 1987-05-09 鹿島建設株式会社 建造物の内面工事用足場装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6068237U (ja) 1985-05-15

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