JPS641965Y2 - - Google Patents
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- JPS641965Y2 JPS641965Y2 JP12613683U JP12613683U JPS641965Y2 JP S641965 Y2 JPS641965 Y2 JP S641965Y2 JP 12613683 U JP12613683 U JP 12613683U JP 12613683 U JP12613683 U JP 12613683U JP S641965 Y2 JPS641965 Y2 JP S641965Y2
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- JP
- Japan
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- cover
- cylinder
- piston rod
- straight line
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- 239000004753 textile Substances 0.000 claims description 7
- 241000347389 Serranus cabrilla Species 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
この考案はコーマ、カード、練条機、粗紡機等
の繊維機械のカバー開閉装置に関するものであ
る。
の繊維機械のカバー開閉装置に関するものであ
る。
従来技術
一般に繊維機械のカバーは、コーマ、カードの
コイラ装置のカバーあるいは練条機、粗紡機のド
ラフトパートのカバーのように重量が大きく、開
閉操作に大きな力を必要とするため、特に女子作
業員にとつて不便であつた。カバーの開閉操作に
要する力を小さくする装置として、第1,2図に
示す装置が通常考えられる。この装置ではフレー
ム1に回動軸2を介してカバー3が回動可能に支
持され、ピストンロツド4をシリンダ5内に押し
込むことによりシリンダ5に内蔵されたスプリン
グ又はガスによりピストンロツド4を突出させる
付勢力を発生する構成のシリンダ5が、その基端
がフレーム1の下部に回動可能に支持されるとと
もにピストンロツド4の先端がカバー3に回動可
能に連結されている。従つて、この装置ではカバ
ー3を開放する際にピストンロツド4がカバー3
を押し上げる作用をなし、カバー3を開放する際
に要する力が少なくてすむ。
コイラ装置のカバーあるいは練条機、粗紡機のド
ラフトパートのカバーのように重量が大きく、開
閉操作に大きな力を必要とするため、特に女子作
業員にとつて不便であつた。カバーの開閉操作に
要する力を小さくする装置として、第1,2図に
示す装置が通常考えられる。この装置ではフレー
ム1に回動軸2を介してカバー3が回動可能に支
持され、ピストンロツド4をシリンダ5内に押し
込むことによりシリンダ5に内蔵されたスプリン
グ又はガスによりピストンロツド4を突出させる
付勢力を発生する構成のシリンダ5が、その基端
がフレーム1の下部に回動可能に支持されるとと
もにピストンロツド4の先端がカバー3に回動可
能に連結されている。従つて、この装置ではカバ
ー3を開放する際にピストンロツド4がカバー3
を押し上げる作用をなし、カバー3を開放する際
に要する力が少なくてすむ。
ところがこの装置ではカバー3を閉じた位置と
開いた位置とにおけるピストンロツド4によるカ
バー3に作用するモーメントの腕の長さl1,l2の
差が小さいので、ピストンロツド4の最大長さま
でカバー3が押し上げられる程シリンダ5の付勢
力を大きくすると、カバー3を閉じるときに大き
な力とロツク装置が必要となり、閉じたときにカ
バー3の自重モーメントでカバー3が静止するよ
うにシリンダ5の付勢力を小さくすると、カバー
3を開放するときにピストンロツド4の最大長さ
までカバー3を押し上げることができないという
不都合がある。又、カバー3はシリンダ4のピス
トンの最大ストロークで開度が制限されるという
不都合もある。
開いた位置とにおけるピストンロツド4によるカ
バー3に作用するモーメントの腕の長さl1,l2の
差が小さいので、ピストンロツド4の最大長さま
でカバー3が押し上げられる程シリンダ5の付勢
力を大きくすると、カバー3を閉じるときに大き
な力とロツク装置が必要となり、閉じたときにカ
バー3の自重モーメントでカバー3が静止するよ
うにシリンダ5の付勢力を小さくすると、カバー
3を開放するときにピストンロツド4の最大長さ
までカバー3を押し上げることができないという
不都合がある。又、カバー3はシリンダ4のピス
トンの最大ストロークで開度が制限されるという
不都合もある。
目 的
この考案は前記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、その目的は重量の大きなカバーを
わずかな力で開閉することができ、しかも、カバ
ーをシリンダの作用により開放された位置からさ
らに大きく開放することができるとともに最大開
度まで開放されたカバーを一動作で閉じることが
できる繊維機械のカバー開閉装置を提供すること
にある。
ものであつて、その目的は重量の大きなカバーを
わずかな力で開閉することができ、しかも、カバ
ーをシリンダの作用により開放された位置からさ
らに大きく開放することができるとともに最大開
度まで開放されたカバーを一動作で閉じることが
できる繊維機械のカバー開閉装置を提供すること
にある。
考案の構成
前記目的を達成するためこの考案においては、
上下方向に回動可能に支持されたカバーの下方
に、ピストンロツドをシリンダ内に押し込むこと
により突出力が発生するシリンダを、前記カバー
が閉じピストンロツドがシリンダ内に最も押し込
まれた状態においてピストンロツドのカバー内面
への着力点と前記カバーの回動中心とを結ぶ直線
のほぼ中央で該直線より下方位置にシリンダ基端
において回動可能に支持し、前記ピストンロツド
の先端を一端が前記直線のほぼ中央で該直線より
やや上方位置において前記カバーの下面に設けら
れた支軸に回動可能に支持されたリンクの他端に
回動可能に連結するとともに、前記リンクはその
長手方向へ移動可能とするため少なくとも一端が
長孔を介して前記支軸又はピストンロツドに連結
し、かつカバーが閉じた状態においてシリンダに
よりカバーに作用するモーメントをカバーの自重
によるモーメントより小さく、前記ピストンロツ
ドの最大突出状態においてシリンダによりカバー
に作用するモーメントをカバーの自重によるモー
メントより大きく設定した。
上下方向に回動可能に支持されたカバーの下方
に、ピストンロツドをシリンダ内に押し込むこと
により突出力が発生するシリンダを、前記カバー
が閉じピストンロツドがシリンダ内に最も押し込
まれた状態においてピストンロツドのカバー内面
への着力点と前記カバーの回動中心とを結ぶ直線
のほぼ中央で該直線より下方位置にシリンダ基端
において回動可能に支持し、前記ピストンロツド
の先端を一端が前記直線のほぼ中央で該直線より
やや上方位置において前記カバーの下面に設けら
れた支軸に回動可能に支持されたリンクの他端に
回動可能に連結するとともに、前記リンクはその
長手方向へ移動可能とするため少なくとも一端が
長孔を介して前記支軸又はピストンロツドに連結
し、かつカバーが閉じた状態においてシリンダに
よりカバーに作用するモーメントをカバーの自重
によるモーメントより小さく、前記ピストンロツ
ドの最大突出状態においてシリンダによりカバー
に作用するモーメントをカバーの自重によるモー
メントより大きく設定した。
実施例
以下この考案をコーマのコイラ装置のカバーに
具体化した一実施例を第3〜8図に従つて説明す
る。フレーム10の両側に突設された1対の支軸
11には、カレンダローラ12を覆うカバー13
がその基端下面両側に固着されたブラケツト14
を介して回動可能に支持され、閉じた状態におい
てその前壁13a下端がフレーム10の底壁上面
に当接するようになつている。閉じた状態におけ
るカバー13の前壁13aの上端と前記支軸11
を結ぶ直線のほぼ中央で該直線よりやや下方位置
において前記フレーム10の両側に突設された支
軸15には、シリンダ16の基端部が回動可能に
支持されている。前記シリンダ16のピストンロ
ツド17の先端には、一端が前記直線のほぼ中央
で該直線よりやや上方位置においてカバー13の
下面に突設されたブラケツト18に固定された支
軸19に長孔20aを介して回動可能かつ長手方
向への摺動可能に支持されたリンク20の他端
が、ピン21を介して回動可能に連結されるとと
もに、該ピン21にはコロ22が回転自在に支持
されている。そしてカバー13が閉じた状態にお
いてはコロ22が前壁13aに当接し、リンク2
0は第4図に示すように長孔20aのほぼ中央部
に支軸19が位置するようになつている。又、こ
の状態においてコロ22が前壁13aの内面をす
べつて移動し、カバー13が開いてしまうのを防
止するため、シリンダ16が若干上向きとなるよ
うに配置されている。
具体化した一実施例を第3〜8図に従つて説明す
る。フレーム10の両側に突設された1対の支軸
11には、カレンダローラ12を覆うカバー13
がその基端下面両側に固着されたブラケツト14
を介して回動可能に支持され、閉じた状態におい
てその前壁13a下端がフレーム10の底壁上面
に当接するようになつている。閉じた状態におけ
るカバー13の前壁13aの上端と前記支軸11
を結ぶ直線のほぼ中央で該直線よりやや下方位置
において前記フレーム10の両側に突設された支
軸15には、シリンダ16の基端部が回動可能に
支持されている。前記シリンダ16のピストンロ
ツド17の先端には、一端が前記直線のほぼ中央
で該直線よりやや上方位置においてカバー13の
下面に突設されたブラケツト18に固定された支
軸19に長孔20aを介して回動可能かつ長手方
向への摺動可能に支持されたリンク20の他端
が、ピン21を介して回動可能に連結されるとと
もに、該ピン21にはコロ22が回転自在に支持
されている。そしてカバー13が閉じた状態にお
いてはコロ22が前壁13aに当接し、リンク2
0は第4図に示すように長孔20aのほぼ中央部
に支軸19が位置するようになつている。又、こ
の状態においてコロ22が前壁13aの内面をす
べつて移動し、カバー13が開いてしまうのを防
止するため、シリンダ16が若干上向きとなるよ
うに配置されている。
シリンダ16は内部に圧縮ガスが封入されてお
り、第5図a,bに示すようにピストン23には
透孔23aが形成されている。従つて、第5図a
に示すピストンロツド17が最大に突出した状態
から、ピストンロツド17がシリンダ16内に押
し込まれるとシリンダ16内に押し込まれたピス
トンロツド17の体積に比例して圧力が発生しバ
ネと同様な作用を発揮するようになつている。
り、第5図a,bに示すようにピストン23には
透孔23aが形成されている。従つて、第5図a
に示すピストンロツド17が最大に突出した状態
から、ピストンロツド17がシリンダ16内に押
し込まれるとシリンダ16内に押し込まれたピス
トンロツド17の体積に比例して圧力が発生しバ
ネと同様な作用を発揮するようになつている。
なお、前記ブラケツト14の前方にはブラケツ
ト14の回動を規制しカバー13の最大開度を決
定するストツパ24がフレーム10の両側に突設
されている。又、カバー13の前壁13aには把
手25が固設されている。
ト14の回動を規制しカバー13の最大開度を決
定するストツパ24がフレーム10の両側に突設
されている。又、カバー13の前壁13aには把
手25が固設されている。
次に、前記のように構成された装置の作用を説
明する。さて、第3図に示すようにカバー13が
閉じた状態においてはピストンロツド17は最小
ストローク長さL1までシリンダ16内に押し込
まれシリンダ16の圧力は最大のP1となつてお
り、カバー13にはコロ22を介してシリンダ1
6の軸心方向にP1の圧力が作用するので、カバ
ー13には2本のシリンダ16により支軸11を
中心として時計方向へ2×(P1×l1)の大きさの
モーメントが作用する。このモーメントの大きさ
はカバー13の自重によるモーメントMcよりも
わずかに小さくなるように支軸15の位置が設定
されているので、カバー13は自重により閉じた
状態に保持される。
明する。さて、第3図に示すようにカバー13が
閉じた状態においてはピストンロツド17は最小
ストローク長さL1までシリンダ16内に押し込
まれシリンダ16の圧力は最大のP1となつてお
り、カバー13にはコロ22を介してシリンダ1
6の軸心方向にP1の圧力が作用するので、カバ
ー13には2本のシリンダ16により支軸11を
中心として時計方向へ2×(P1×l1)の大きさの
モーメントが作用する。このモーメントの大きさ
はカバー13の自重によるモーメントMcよりも
わずかに小さくなるように支軸15の位置が設定
されているので、カバー13は自重により閉じた
状態に保持される。
把手25を持つてカバー13を第3図の時計方
向へ回動させるとピストンロツド17が押し出さ
れ、シリンダ16の圧力によるモーメントの腕の
長さlがl1より大きくなる。このときシリンダ1
6の圧力PはP1よりも若干低下するが、カバー
13の作用するモーメントは2×(P×l)とな
り、カバー13を閉じた位置でのモーメント2×
(P1×l1)より大きくかつカバー13の自重によ
るモーメントMcよりも大きくなり、シリンダ1
6の作用により第6図に示すようにピストンロツ
ド17の最大ストローク長L2になるまでカバー
13が開く。この状態でシリンダ16の圧力は最
低のP2となり、カバー13に作用するモーメン
トは2×(P2×l2)となる。この値がカバー13
の自重によるモーメントMcより大きくかつ、そ
の差すなわちカバー13を閉じるのに必要な力が
大きくならないようにl2が選定されており、カバ
ー13はこの状態で安定に保持される。
向へ回動させるとピストンロツド17が押し出さ
れ、シリンダ16の圧力によるモーメントの腕の
長さlがl1より大きくなる。このときシリンダ1
6の圧力PはP1よりも若干低下するが、カバー
13の作用するモーメントは2×(P×l)とな
り、カバー13を閉じた位置でのモーメント2×
(P1×l1)より大きくかつカバー13の自重によ
るモーメントMcよりも大きくなり、シリンダ1
6の作用により第6図に示すようにピストンロツ
ド17の最大ストローク長L2になるまでカバー
13が開く。この状態でシリンダ16の圧力は最
低のP2となり、カバー13に作用するモーメン
トは2×(P2×l2)となる。この値がカバー13
の自重によるモーメントMcより大きくかつ、そ
の差すなわちカバー13を閉じるのに必要な力が
大きくならないようにl2が選定されており、カバ
ー13はこの状態で安定に保持される。
第6図に示す状態において、シリンダ16及び
ピストンロツド17と、リンク20と、カバー1
3とは支軸11,15間のフレーム10を固定節
とし、支軸15、ピン21、支軸19,14の点
で回り対偶をなす4節リンク機構を形成するの
で、カバー13は人手により第6図に示す状態か
らさらに時計方向へ回動することができ、第8図
に示すようにブラケツト14がストツパ24に当
接してその回動が規制される位置までカバー13
が大きく開放される。
ピストンロツド17と、リンク20と、カバー1
3とは支軸11,15間のフレーム10を固定節
とし、支軸15、ピン21、支軸19,14の点
で回り対偶をなす4節リンク機構を形成するの
で、カバー13は人手により第6図に示す状態か
らさらに時計方向へ回動することができ、第8図
に示すようにブラケツト14がストツパ24に当
接してその回動が規制される位置までカバー13
が大きく開放される。
カバー13を閉じるときは把手25を手で持つ
て引き降ろせば、支軸11を中心としてカバー1
3は第6,8図の反時計方向へ回動され、一動作
で第3図に示す閉じた状態にすることができる。
カバー13の開閉に必要な力はカバー13の自
重、シリンダ16の圧力、モーメントの腕の長さ
l1,l2等により変化するが、実施例ではカバー1
3の自重が約1Kgの場合に、把手25を1Kg強の
力で持ち上げるとカバー13が開き、把手25を
2Kg強の力で引き下げることによりカバー13が
閉じるようになつた。
て引き降ろせば、支軸11を中心としてカバー1
3は第6,8図の反時計方向へ回動され、一動作
で第3図に示す閉じた状態にすることができる。
カバー13の開閉に必要な力はカバー13の自
重、シリンダ16の圧力、モーメントの腕の長さ
l1,l2等により変化するが、実施例ではカバー1
3の自重が約1Kgの場合に、把手25を1Kg強の
力で持ち上げるとカバー13が開き、把手25を
2Kg強の力で引き下げることによりカバー13が
閉じるようになつた。
なお、前記実施例はコーマのコイラ装置のカバ
ーに具体化されたものであるが、カードのコイラ
装置のカバーあるいは練条機、粗紡機のドラフト
パートのカバー等他の繊維機械のカバーについて
も具体化できるのはもちろんである。又、この考
案は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ばシリンダ16内に圧縮ガスを封入する代わりに
スプリングが内蔵されたものや、圧縮ガスとスプ
リングの両者が内蔵されたものを使用したり、シ
リンダ16の圧力によりカバー13を開く際にピ
ストンロツド17の力がリンク20に作用しない
ようにリンク20に形成された長孔20aをピス
トンロツド17とリンク20との連結部側に形成
してもよい。又、閉じた状態においてピストンロ
ツド17の先端が前壁13a内面を滑べつて移動
するのを防ぐためシリンダ16を若干上向きに配
設する代わりに、前面13aの内面に水平位置に
配設されたシリンダ16の下方への回動を阻止す
る係止部材を突設するなどこの考案の趣旨を逸脱
しない範囲において各部の形状、構成等を任意に
変更することも可能である。
ーに具体化されたものであるが、カードのコイラ
装置のカバーあるいは練条機、粗紡機のドラフト
パートのカバー等他の繊維機械のカバーについて
も具体化できるのはもちろんである。又、この考
案は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ばシリンダ16内に圧縮ガスを封入する代わりに
スプリングが内蔵されたものや、圧縮ガスとスプ
リングの両者が内蔵されたものを使用したり、シ
リンダ16の圧力によりカバー13を開く際にピ
ストンロツド17の力がリンク20に作用しない
ようにリンク20に形成された長孔20aをピス
トンロツド17とリンク20との連結部側に形成
してもよい。又、閉じた状態においてピストンロ
ツド17の先端が前壁13a内面を滑べつて移動
するのを防ぐためシリンダ16を若干上向きに配
設する代わりに、前面13aの内面に水平位置に
配設されたシリンダ16の下方への回動を阻止す
る係止部材を突設するなどこの考案の趣旨を逸脱
しない範囲において各部の形状、構成等を任意に
変更することも可能である。
効 果
以上詳述したようにこの考案によれば、カバー
開放のためのシリンダの圧力及びモーメントの腕
の長さを適当に設定することにより、ロツク装置
がなくともカバーを閉じた位置及びピストンロツ
ドが最大ストロークまで突出した位置において安
定した状態で静止保持することができ、シリンダ
の作用により開放されたカバーを容易にさらに大
きく開放することができるので、内部の清掃、保
守、点検作業がやり易くなる。又、最大開度まで
開放したカバーを一動作で閉じることができ、し
かもカバーの開閉に大きな腕力を必要としないと
いう優れた効果を奏する。
開放のためのシリンダの圧力及びモーメントの腕
の長さを適当に設定することにより、ロツク装置
がなくともカバーを閉じた位置及びピストンロツ
ドが最大ストロークまで突出した位置において安
定した状態で静止保持することができ、シリンダ
の作用により開放されたカバーを容易にさらに大
きく開放することができるので、内部の清掃、保
守、点検作業がやり易くなる。又、最大開度まで
開放したカバーを一動作で閉じることができ、し
かもカバーの開閉に大きな腕力を必要としないと
いう優れた効果を奏する。
第1,2図は通常考えられる装置を示す縦断面
図、第3図はこの考案を具体化した一実施例を示
す断面図、第4図はリンクとカバーの連結状態を
示す要部断面図、第5図a,bはシリンダの断面
図、第6図はカバーがシリンダの作用により開い
た状態を示す側断面図、第7図は同じくカバーが
シリンダの作用により開いた状態の一部破断正面
図、第8図はカバーが最大開度まで開放された状
態を示す側断面図。 フレーム……10、支軸……11,15,1
9、カバー……13、前壁……13a、ブラケツ
ト……14、シリンダ……16、ピストンロツド
……17、リンク……20、長孔……20a、ス
トツパ……24、把手……25、モーメントの腕
の長さ……l1,l2。
図、第3図はこの考案を具体化した一実施例を示
す断面図、第4図はリンクとカバーの連結状態を
示す要部断面図、第5図a,bはシリンダの断面
図、第6図はカバーがシリンダの作用により開い
た状態を示す側断面図、第7図は同じくカバーが
シリンダの作用により開いた状態の一部破断正面
図、第8図はカバーが最大開度まで開放された状
態を示す側断面図。 フレーム……10、支軸……11,15,1
9、カバー……13、前壁……13a、ブラケツ
ト……14、シリンダ……16、ピストンロツド
……17、リンク……20、長孔……20a、ス
トツパ……24、把手……25、モーメントの腕
の長さ……l1,l2。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 上下方向に回動可能に支持されたカバーの下
方に、ピストンロツドをシリンダ内に押し込む
ことにより突出力が発生するシリンダを、前記
カバーが閉じピストンロツドがシリンダ内に最
も押し込まれた状態においてピストンロツドの
カバー内面への着力点と前記カバーの回動中心
とを結ぶ直線のほぼ中央で該直線より下方位置
にシリンダ基端において回動可能に支持し、前
記ピストンロツドの先端を一端が前記直線のほ
ぼ中央で該直線よりやや上方位置において前記
カバーの下面に設けられた支軸に回動可能に支
持されたリンクの他端に回動可能に連結すると
ともに、前記リンクはその長手方向へ移動可能
とするため少なくとも一端が長孔を介して前記
支軸又はピストンロツドに連結し、かつカバー
が閉じた状態においてシリンダによりカバーに
作用するモーメントをカバーの自重によるモー
メントより小さく、前記ピストンロツドの最大
突出状態においてシリンダによりカバーに作用
するモーメントをカバーの自重によるモーメン
トより大きく設定したことを特徴とする繊維機
械のカバー開閉装置。 2 前記シリンダは内部に圧縮ガスが封入され、
ピストンロツドの押し込み量に比例して突出力
が発生するように構成されていることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の繊
維機械のカバー開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12613683U JPS6037075U (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 繊維機械のカバ−開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12613683U JPS6037075U (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 繊維機械のカバ−開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6037075U JPS6037075U (ja) | 1985-03-14 |
JPS641965Y2 true JPS641965Y2 (ja) | 1989-01-18 |
Family
ID=30286926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12613683U Granted JPS6037075U (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 繊維機械のカバ−開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037075U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020074233A1 (de) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG | Textilmaschine |
-
1983
- 1983-08-12 JP JP12613683U patent/JPS6037075U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6037075U (ja) | 1985-03-14 |
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