JPS641215Y2 - - Google Patents

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JPS641215Y2
JPS641215Y2 JP18020980U JP18020980U JPS641215Y2 JP S641215 Y2 JPS641215 Y2 JP S641215Y2 JP 18020980 U JP18020980 U JP 18020980U JP 18020980 U JP18020980 U JP 18020980U JP S641215 Y2 JPS641215 Y2 JP S641215Y2
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JP
Japan
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container
synthetic resin
aluminum foil
tape
sealing
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JP18020980U
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【考案の詳細な説明】 本考案は複合材料製容器の改良に関する。
近年、紙と合成樹脂、紙とアルミ箔と合成樹
脂、アルミ箔と合成樹脂等、種々の組み合わせか
ら成る多層の複合材料製容器が各種物品、食品等
の包装ならびに運搬用容器として用いられてい
る。
第1図、第2図の概略図に示すように、この複
合材料製容器1にはその本体胴部に突き合わせ部
Aあるいは重ね合わせ部Bがあり、密封性の必要
な容器ではこの部分をテープ等でシールを行なつ
ている。
この従来のシール方法は第3図の複合材料製容
器のシール部の拡大断面図に示すように、容器内
側2から容器外側3に向つて順に紙を裏打ちした
アルミ箔6にポリエチレン等の合成樹脂製フイル
ム7を積層した内貼紙8の端縁部の内側にアルミ
箔6にポリエチレン等の合成樹脂フイルム7を積
層したシールテープ9を1/2ほど重ね合わせ、連
続貼着する。前記内貼紙8は突き合わせ部Aにシ
ールテープ9を接着または融着してシールする。
次に2層のクラフト紙5を、最後に印刷、防水処
理等、目的に応じて加工した上貼紙4を端縁を重
ね合わせ貼着して容器の胴体を成形している。
しかしながら、この従来のシール方法は第3図
に示すようにテープの切断面Cが露出しているた
めに、この容器にスナツク食品等の酸、塩性のも
のを入れた場合、テープの箔層の切断端面から酸
化変質してしまい、その結果密封性が欠け、水、
湿分等が容器胴に浸透し、容器の強度不足とな
り、また充填物が変質してしまう。したがつて、
このシール方法は空気、ガス、液体、食品等の漏
洩を防ぎ、長期保存可能な高密封性の複合材料製
容器を製造するのには適さないという欠点があ
る。
前記第3図の先行技術として、例えば、特公昭
39−21897号公報の発明は、前記第3図のアルミ
箔6と合成樹脂フイルム7との接着を良好とする
ために、シールテープ9のアルミ箔6が前記内貼
紙8の合成樹脂フイルム7と接する面も合成樹脂
で被覆したものである。しかしながら、アルミ箔
は耐腐食性が劣るために、腐食が始まるとその侵
食が進みテープ9の層間剥離が容易となるので気
密性、ガスバリヤ性等が低下する。これに対し、
この先行技術も第3図に示すアルミ箔6の端面C
が露出しているのと同様に露出しているので長期
保存ができず、しかもその対策が行われていな
い。
この欠点に対し、シール用テープの断面が露出
しないような複合材料製容器のシール方法があ
り、この従来例を第4図に示す。
このシール方法はやはり容器内側2から容器外
側3に向かつて順々に紙を裏貼りしたアルミ箔6
に、ポリエチレン等の合成樹脂のフイルム7を積
層した内貼紙8,2層のクラフト紙5をそれぞれ
端部が突き合わせ状に貼着し、さらに端部の一部
が重ね合わせ状に上貼紙4を貼着した複合材料製
容器において、その最内層である内貼紙8の突き
合わせ部には両端が突き合うように折り曲げたア
ルミ箔6、フイルム7を積層したシールテープ
9′に接着または融着してシールを行なうもので
ある。
この場合は確かにシールテープ9および内貼紙
8の端部断面は容器内部に露出しないが、シール
テープ9の両端の折り曲げによつて折り曲げたア
ルミ箔6に必らず割れ、あるいはピンホール発生
があり、シールテープが袋状貼りになつているた
めガス等は前記割れやピンホール、突き合わせ部
A,Dを通つて容器外部に漏れてしまい、気密封
性において完全ではないという欠点が判明した。
又、前記のシールテープを使用せず、容器の内
側となる面を樹脂コーテイングした金属箔を容器
の最内層とし両端部を重ね合せてシールする際
に、容器の内側となる端部を容器のボデイー側に
折り曲げて端部が露出しないようにした実開昭50
−34821号公報の記載がある。しかしながら、こ
の先行技術は、前記折り曲げ部の応力を緩和する
ために前記金属箔の容器ボデイー層側にクラフト
紙を積層しているが、これでは、前記第4図の場
合と同様に一旦金属箔にピンホールが生ずると容
易に貫通孔となり気密性の保持能力が急速に低下
する。しかも、前記の先行技術は、最内層部の金
属箔層とシールとを同時に形成するために金型で
加締る際に位置がずれたり傷が付いたりする場合
が多いという欠点がある。
したがつて、お茶の葉、のり等の包装にこのシ
ールを施した複合材料製容器を用いると、このよ
うな包装には容器内に空気とチツソ等のガスを置
換充填するために、アルミ箔製造工程中に発生す
るピンホール、または折り、曲げによるフイルム
の伸びによる厚みが薄くなつたり、破れ、さらに
アルミ箔の割れやピンホールを通つて前記ガスが
外部に漏れ出てしまい、このシール方法はガスバ
リヤ性に欠けるという欠点がある。
そこで本考案は前記従来のシール方法による複
合材料製容器の欠点を改良し、ガスバリヤ性等の
密封性が良くて容器強度もあり、また、容器充填
物の容器による変質が皆無の高品質の複合材料製
容器を、従来の容器製造工程と別段変わらず生産
性も良く、しかも安価で提供することを目的とす
るものである。
前記目的を達成するための本考案の複合材料製
容器の構成は、紙、アルミ箔、合成樹脂等を組み
合せて成る螺旋巻又は平巻して多層複合材料製筒
体の容器において、最内層は、内面に合成樹脂を
積層したアルミ箔から成る内貼紙の端部を突き合
せた接合部を有する層から成り、前記接合部をア
ルミ箔の両面に合成樹脂層を被覆したシール用テ
ープの両端部を突き合せ状に、且つ相対する前記
合成樹脂積層面が互いに接するように折り曲げ、
前記内貼紙の突き合せ部を前記折り曲げたテープ
の前記樹脂面で塞ぐように覆い、前記合成樹脂の
接合面の総てを接着又は融着により一体としたこ
とを特徴とするものである。
以下図面を用いて本考案の実施例を説明する
が、実施例の図面は全て複合材料を第2図に示す
ような螺旋状に突き合わせて成形した容器、また
は平巻き状に重ね合わせて成形した容器の最内層
の継ぎ目部分を示す断面図である。
第5図は本考案の実施例1を示している。容器
内側2から容器外側3に向かつて順々に、アルミ
箔6にポリエチレン等の合成樹脂製のフイルム7
を積層した内貼紙8,2層のクラフト紙5、上貼
紙4から構成される複合材料製容器において、そ
の最内層である内貼紙8の突き合わせ部にはアル
ミ箔6の両側にフイルム7を積層したシールテー
プ9が貼られている。これは第6図イに示すよう
なシールテープ9の両端を第6図ロのように両端
が突き合うように折り曲げ、重なる部分を接着あ
るいは融着して第6図ハのようにし、この突き合
わせ部Dと内貼り紙8の突き合わせ部Aが同じ位
置に、あるいは少し位置を変えて貼つたものであ
る。
したがつてこの実施例1においては、突き合わ
せ部は露出せず、またアルミ箔6もフイルム7に
包まれているので、容器内部の充填物に触れるこ
とはない。
以上の実施例に示したシールは、何れも最内層
のアルミ箔の端部が突き合せによる接合部に対す
るものであるが、前記端部を重ね合せた接合部を
シールする際にも適用できることは容易に理解さ
れよう。
このようにすれば容器外側には容器胴およびシ
ールテープの端面は露出するが、容器内側には端
面もアルミ箔も露出せず、内側は全て合成樹脂層
となる。
以上説明した実施例1から実施例4の複合材料
製容器は、全てシールテープの切断面が容器内面
に露出しないようにしており、このために該テー
プ切断面からの通気を防いで気密性を向上させ、
水分、湿気の浸透を防止している。
またシールテープのアルミ箔のピンホール折り
曲げ等の微孔を接着個所、テープ幅を増加させて
覆えば、ガスバリヤ性、密封性および強度が一層
向上する。
以上説明したように、本考案は従来密封性、気
密性(ガスバリヤ性)、防湿性が十分でなく、充
填物の変質がある複合材料製容器において、その
原因となる容器本体の胴部の最内層紙の突き合せ
た接合部を覆うシール用テープが、アルミ箔の両
面に合成樹脂層を被覆したものから成り、前記テ
ープの両端部を突き合せ状に、且つ相対する前記
合成樹脂積層面が互いに接するように折り曲げ、
前記内貼紙の突き合せ部を前記折り曲げたテープ
の前記樹脂面で塞ぐように覆い、前記合成樹脂の
接合面の総てを接着又は融着により一体としたた
めに、内貼紙の突き合せ端面及び前記テープ端面
が容器内面に露出せず、容器内側が総て合成樹脂
層となり密封性が一層良くなり、しかも、折り曲
げたシール用テープの重なり合う面が総て接着又
は融着され一体となつているので、万一シール用
テープの折り曲げ部にピンホール等の傷ができて
も、シール性能を低下させる貫通孔とならないた
めに従来の容器より格段に気密性、防湿性が向上
し、容器強度も向上し、また充填物の容器品質度
から起こる変質が皆無の高品質の複合材料製容器
を容易に量産でき、安価で提供できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は螺旋巻き突き合わせ成形による従来の
複合材料製容器、第2図は重ね合わせ成形による
従来の複合材料製容器、第3図および第4図は従
来の容器の突き合わせ部のシール方法を示す部分
断面図、第5図は本考案の実施例1の複合材料製
容器の突き合わせ部のシール方法を示す部分断面
図、第6図は第5図のシールテープの折り曲げ方
を示すシールテープの断面図である。 1……複合材料製容器、4……上貼紙、5……
クラフト紙、6……アルミ箔、7……フイルム、
8……内貼紙、9……シールテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙、アルミ箔、合成樹脂等を組み合せて成る螺
    旋巻又は平巻した多層複合材料製筒体の容器にお
    いて、最内層は、内面に合成樹脂を積層したアル
    ミ箔から成る内貼紙の端部を突き合せた接合部を
    有する層から成り、前記接合部をアルミ箔の両面
    に合成樹脂層を被覆したシール用テープの両端部
    を突き合せ状に、且つ相対する前記合成樹脂積層
    面が互いに接するように折り曲げ、前記内貼紙の
    突き合せ部を前記折り曲げたテープの前記樹脂面
    で塞ぐように覆い、前記合成樹脂の接合面の総て
    を接着又は融着により一体としたことを特徴とす
    る複合材料製容器。
JP18020980U 1980-12-16 1980-12-16 Expired JPS641215Y2 (ja)

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JP18020980U JPS641215Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16

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JP18020980U JPS641215Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16

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JPS57101716U JPS57101716U (ja) 1982-06-23
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JPS5852110U (ja) * 1981-09-21 1983-04-08 東洋製罐株式会社 紙容器
JPS5852111U (ja) * 1981-09-21 1983-04-08 東洋製罐株式会社 継目を被覆した容器
JPS60148447A (ja) * 1983-12-29 1985-08-05 味の素株式会社 缶容器
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