JPS6411763B2 - - Google Patents

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JPS6411763B2
JPS6411763B2 JP11878780A JP11878780A JPS6411763B2 JP S6411763 B2 JPS6411763 B2 JP S6411763B2 JP 11878780 A JP11878780 A JP 11878780A JP 11878780 A JP11878780 A JP 11878780A JP S6411763 B2 JPS6411763 B2 JP S6411763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
slab
bolt
floor slab
riveting
Prior art date
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JP11878780A
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English (en)
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JPS5744005A (en
Inventor
Koichi Nishina
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHO TENNEN GASU KK
Original Assignee
TOHO TENNEN GASU KK
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Publication date
Application filed by TOHO TENNEN GASU KK filed Critical TOHO TENNEN GASU KK
Priority to JP11878780A priority Critical patent/JPS5744005A/ja
Publication of JPS5744005A publication Critical patent/JPS5744005A/ja
Publication of JPS6411763B2 publication Critical patent/JPS6411763B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート床版の下面に鋼板を接
着剤で貼付けて床版の耐荷重力を増加させるコン
クリート床版の鋼板補強工法に係るものである。
〔従来の技術〕
既設のコンクリート橋やコンクリート建物の床
に耐荷重力を増加させる方法の一つに床版の下面
に鋼板を接着剤で貼付ける鋼板補強工法がある。
この工法の概要を第6図、第7図に基づいて説
明する。
1 コンクリート床版下面の補修 クラツクへはエポキシ樹脂を注入して硬化さ
せ一体化しておく。
中性化部分、コンクリートレイタンス部分、
汚れ部分を除去する。
2 コンクリート床版下面の墨出しとアンカーボ
ルトの打込み。
鋼板2を全面で平均に止着できるよう第6図
に示すように例えば横に4列、縦に7列計28個
のように多数個のボルト孔3を穿設する。
次に床版1下面に、鋼板2を貼付けるべき位
置と、28本のアンカーボルト4を打込むべき位
置を床版1に墨入する。
アンカーボルト5の墨入れ位置へ電気ドリル
を押当てて28回も穿孔作業を繰り返し、続いて
28本のアンカーボルト5を打込む。
3 鋼板の準備 鋼板2は工場で所定寸法に切断し、アンカー
ボルト5の位置へボルト孔3を穿孔し、床版1
へ接着する面にサンドプラストを実施したもの
を現場へ持込む。
4 鋼板の接着 サンドプラスト実施面を上にして鋼板2を床
版1へ押当て、アンカーボルト5をボルト孔3
に貫通し、ナツト7を螺着して締付ける。
その際、接着剤11を充填すべき厚さのスペ
ーサー6を床版1と鋼板2の間へ挾んでおく。
厚さは5mmが標準。
5 接着剤の漏洩防止 鋼板2の端部と床版下面との隙間にパテ状エ
ポキシ樹脂12を充填して硬化させシールとす
る。
アンカーボルト5、ナツト7部も同じくパテ
状エポキシ樹脂12で隙間を充填するか、パテ
状エポキシ樹脂12を充填したキヤツプ13を
被せて漏れ止めとする。
6 接着剤の注入 あらかじめ鋼板2に穿孔しておいたボルト孔
3の1つに注入パイプ14を取付け、手動、足
動、電動等のポンプで低粘度液状エポキシ樹脂
接着剤11を注入する。
あらかじめ端部のシール部に埋込んでおいた
空気抜きパイプ15から内部の空気を排出し、
エポキシ樹脂が流出してきたら空気抜きパイプ
15を潰し、エポキシ樹脂接着剤11の注入を
終了とする。
7 後処理 接着剤11の硬化するのを待つて注入パイプ
14、空気抜きパイプ15を除去し、鋼板下面
を錆止め塗装して全工程を完了とする。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来法の作業において、もつとも
厄介な作業は床版下面へボルトの打込み位置を墨
入れしその墨入れ位置に電気ドリルを当て、下方
から作業者が電気ドリルを押し上げて穿孔する作
業である。
相当な力を要する上、穿孔屑が作業者にかかる
から大変厄介な作業となり、且つ鋼板2を全面的
に平均に止着しなければならないから20〜30個所
と多数個所を順次穿孔しなければならず、而かも
必ず垂直に穿設しなければならないから一層重労
働となる。
また同様に多数本のアンカーボルトを打込むこ
とも大変厄介である。
その上30本のアンカーボルトを必ず鋼板のボル
ト孔に嵌合しなければならないからアンカーボル
トは常に墨入れ位置に正しく且つ垂直に打込みし
なければならない。
本発明はこのように厄介な作業をアンカーボル
トは鋼板の中心線のところのみに採用するか若し
くは中心部にも鋲打ボルトによる仮止を採用する
ことと、鋲打ボルトは鋲打銃を使用することによ
り解決したものである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して詳述すると次の通りであ
る。
コンクリート床版1の下面に鋼板2を接着剤1
1で貼付けて床版1の耐荷重力を増加させる鋼板
補強工法に於いて、鋼板2の中心線上の適当な位
置に1個又は数個のボルト孔3を、鋼板2の周辺
部に多数個の鋲孔4を、あらかじめ鋼板2に穿設
し、ボルト孔3に該当する床版1の位置にアンカ
ーボルト5を植設し、鋼板2をスペーサー6を介
して床版1に押し当てアンカーボルト5をボルト
孔3に貫挿せしめ、アンカーボルト5にナツト7
を螺着締付して鋼板2を床版1に仮止し、続いて
周辺部の鋲孔4を介して鋲打銃により鋲打ボルト
8を床版1に打込み、この鋲打ボルト8にナツト
7を螺着締付して鋼板2を床版1に止着し、床版
1と鋼板2との空隙に接着剤11を充填してコン
クリート床版1に鋼板2を貼付けることを特徴と
するコンクリート床版の鋼板補強工法に係るもの
である。
コンクリート床版1の下面に鋼板2を接着剤1
1で貼付けて床版1の耐荷重力を増加させる鋼板
補強工法に於いて、鋼板2の中心線上に一列に、
又は中心線を略等間隔を挾む左右二列に数個の鋲
孔4を、鋼板2の周辺部に多数個の鋲孔4を、あ
らかじめ鋼板2に穿設し、鋼板2をスペーサー6
を介して床版1に押し当てて中央部の鋲孔4を通
して鋲打銃により鋲打ボルト8を床版1に打込
み、この鋲打ボルト8にナツト7を螺着締付して
鋼板2を床版1に仮止し、続いて周辺部の鋲孔4
を介して同様に鋲打銃により鋲打ボルト8を床版
1に打ち込み、この鋲打ボルト8にナツト7を螺
着締付して鋼板2を床版1に止着し、床版1と鋼
板2との空隙に接着剤11を充填してコンクリー
ト床版1に鋼板2を付設することを特徴とするコ
ンクリート床版の鋼板補強工法に係るものであ
る。
〔作用〕
請求項1の発明について説明する。
作業性の関係で鋼板2は4.5mm厚の通称3×6
タイプが多用されるが、かかる鋼板2にあらかじ
め第1図に示すようにボルト孔3と鋲孔4を穿孔
する。
この場合ボルト孔3は鋼板2の中心線上に例え
ば4〜5個位穿設する。
鋲孔4は周辺部に穿孔するが、長辺で7‐8個
位、短辺で4個位穿孔する。
床版1の所定位置に常法により鋼板2を貼付け
る位置と、アンカーボルト5を打入する位置に墨
入れし、電気ドリルでアンカーボルト5の打込す
る位置に穿孔し、一列に4〜5本のアンカーボル
ト5を打込みする。
前記鋼板2をスペーサー6を介して床版1に押
し当て、アンカーボルト5をボルト孔3に嵌挿
し、ナツト7を螺着して鋼板2をその中心線上で
仮止する。
この仮止された鋼板2の鋲孔4に鋲打銃を当て
鋲打ボルト8を床版1に打ち込む。
これらの鋲打ボルト8にナツト7を螺着して鋼
板2の止着を終了する。
最後に常法により床版1と鋼板2間に接着剤1
1を充填して鋼板2を床版1に一体的に固着し、
補強施工を完了する。尚、あらかじめコンクリー
ト床版1下面を補修することや接着剤の漏洩防止
手段を講ずることや接着剤の注入手段や後処理な
どは常法通りに行う。
請求項2の発明を説明する。
鋼板2の中心線上にボルト孔3を穿孔せず、代
わりに鋲孔4を一列若しくは中心線を略等間隔に
挾んで2列に穿孔する。
仮止はその中心部の鋲孔4に鋲打銃を当て、鋲
打ボルト8を打込み、この中心部の鋲打ボルト8
により鋼板2を仮止する。
それ以外の手順どは請求項1と同様である。
〔実施例〕 鋲打銃の使用に際しては鋲孔4の中心に打込さ
れるようなガイドを用いることが望ましい。
床版1の下面の広範囲に鋼板2を固着する程補
強効果が得られる為鋼板2は多数枚並列的に固着
することになるが、この際鋼板2同志は一体的に
継合しなければならない。
この継合手段は鋼板2同志の端縁を段付状態に
重合し適宜な手段で結合して良いが、その場合床
版1と鋼板2の空隙が一定するよう第4図のよう
に重合部の一方を〓〓〓状に折曲する。
また第5図のように隣同志の鋼板2の端縁間に
継合板10を当て適宜方法で止着しても良い。
〔発明の効果〕
請求項1の発明においては、鋼板を仮止するボ
ルト孔は中心線上のみに数個設けるだけで良く、
同じくこれに合わせてアンカーボルトの床版への
打込みも一列だけの数個で良いから、従来のよう
に電気ドリルを使用して20個所も30個所も穿孔作
業を行い、そこにアンカーボルトを20本も30本の
縦、横多数列に打込む必要がなく、単に一列で而
かも数本で足りるから非常に厄介であつたアンカ
ーボルトの打込作業を極めて作業を簡易に行い得
ることになる。
また、一列数本のアンカーボルトによる止着で
もその位置が鋼板の中心線部において行なわれる
から充分鋼板を仮止し得ることになる。
そして仮止された鋼板を固着するに当たつては
鋲打銃を使用して鋲孔に銃口を当てて鋲打ボルト
を鋲打するものであるからその方は墨入れもあら
かじめ鋲打ボルトを床版に打入することも不要
で、どんなに多数本の鋲打ちも極めて容易に行な
われることになる。
請求項2の発明においては、鋼板にボルト孔を
穿孔せず、代わりに中心線又は中心線を挾んで二
列に鋲孔を穿設し、アンカーボルトを使用せず、
この鋲孔に鋲打銃を使用して鋲打ボルトを直接床
版に鋲打して仮止するから従来のように電気ドリ
ルを使用して穿孔し、そこへアンカーボルトを打
入する厄介な作業が全く不要となり、且つボルト
孔にアンカーボルトを合わないなどの心配は全然
なくなり、すべて鋲打銃により鋲打ボルトを直接
床版に鋲打して鋼板を床版に固着するから極めて
作業能率を向上し得ることになり、且つ鋲打ボル
トの鋲打は従来の電気ドリルの穿孔のように床版
へ墨入れすることが不要で鋼板にあらかじめ穿孔
した鋲孔を目安にして鋲打できるから孔に合わな
いと言う問題が生ずることもないなど請求項1の
発明も請求項2の発明も秀れた特長を発揮するコ
ンクリート床版の鋼板補強工法となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明を実施する際採用する
鋼板の一例を示す平面図、第2図は請求項2の発
明を実施する際採用する鋼板を示す平面図、第3
図は鋲打銃を使用して打入した鋲打ボルトの打入
状態を示す断面図、第4図は本発明の鋼板の隣同
志の端縁を重合して鋼板を継合した状態を示す断
面図、第5図は継合板により鋼板を継合した場合
の断面図、第6図は従来例における床版に打入し
た28本のアンカーボルトに合わせて鋼板に28個の
ボルト孔を全面に穿孔した鋼板の平面図、第7図
は従来例の施工法による接着剤を床版と鋼板の間
に充填する方法を示す要部の断面図である。1…
…床版、2……鋼板、3……ボルト孔、4……鋲
孔、5……アンカーボルト、6……スペーサー、
7……ナツト、8……鋲打ボルト、11……接着
剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート床版の下面に鋼板を接着剤で貼
    付けて床版の耐荷重力を増加させる鋼板補強工法
    に於いて、鋼板の中心線上の適当な位置に1個又
    は数個のボルト孔を、鋼板の周辺部に多数個の鋲
    孔を、あらかじめ鋼板に穿設し、ボルト孔に該当
    する床版の位置にアンカーボルトを植設し、鋼板
    をスペーサーを介して床版に押し当てアンカーボ
    ルトをボルト孔に貫挿せしめ、アンカーボルトに
    ナツトを螺着締付して鋼板を床版に仮止し、続い
    て周辺部の鋲孔を介して鋲打銃により鋲打ボルト
    を床版に打込み、この鋲打ボルトにナツトを螺着
    締付して鋼板を床版に止着し、床版と鋼板との空
    隙に接着剤を充填してコンクリート床版に鋼板を
    貼付けることを特徴とするコンクリート床版の鋼
    板補強工法。 2 コンクリート床版の下面に鋼板を接着剤で貼
    付けて床版の耐荷重力を増加させる鋼板補強工法
    に於いて、鋼板の中心線上に一列に、又は中心線
    を略等間隔で挾む左右二列に数個の鋲孔を、鋼板
    の周辺部に多数個の鋲孔を、あらかじめ鋼板に穿
    設し、鋼板をスペーサーを介して床版に押し当て
    て中央部の鋲孔を通して鋲打銃により鋲打ボルト
    を床版に打込み、この鋲打ボルトにナツトを螺着
    締付して鋼板を床版に仮止し、続いて周辺部の鋲
    孔を介して同様に鋲打銃により鋲打ボルトを床版
    に打ち込み、この鋲打ボルトにナツトを螺着締付
    して鋼板を床版に止着し、床版と鋼板との空隙に
    接着剤を充填してコンクリート床版に鋼板を付設
    することを特徴とするコンクリート床版の鋼板補
    強工法。
JP11878780A 1980-08-27 1980-08-27 Reinforcing of concrete floor panel by steel plate Granted JPS5744005A (en)

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Families Citing this family (3)

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KR20030094672A (ko) * 2002-06-07 2003-12-18 한국항공우주산업 주식회사 씰링 캡
JP2011220060A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Asanuma Corp 鉄筋コンクリート組積造壁およびその工法
JP6071667B2 (ja) * 2013-03-14 2017-02-01 東海旅客鉄道株式会社 コンクリート構造物の補強パネル及びそれを用いた補強工法

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